JPH076111U - プラスチックボトル - Google Patents

プラスチックボトル

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JPH076111U
JPH076111U JP3607093U JP3607093U JPH076111U JP H076111 U JPH076111 U JP H076111U JP 3607093 U JP3607093 U JP 3607093U JP 3607093 U JP3607093 U JP 3607093U JP H076111 U JPH076111 U JP H076111U
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bottle
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corner
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伸治 嶋田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】減圧や外圧に対してボトルの隅角部の座屈強度
を高めることのできるプラスチックボトルを提供する。 【構成】角筒形に形成されたボトル胴部2の各々の側面
部3に横溝部4を形成し、各々の横溝部4は、同一横断
面上に位置するとともに各々の隅角部5近傍領域を除く
部位に形成され、前記各々の隅角部5は、筒軸方向に沿
って縦溝部7又は前記同一横断面上とは異なる同一横断
面上に横溝部8を有するよう構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、角形プラスチックボトルに関し、特にプラスチックボトル胴部の構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、清涼飲料水等の容器として用いられている正多角形をなすプラスチック ボトルは高温充填によるボトル内の減圧の状態で移送保管されることが多い。ま た、プラスチックボトルに外圧がかかることがある。このため、ボトル胴部の中 央において、外圧又は減圧による変形が大きくなる。
【0003】 さらに、最近では、エコロジー対策の一環として製品の合成樹脂の使用量を減 らすためにボトル胴部が薄肉になってきている。このため、外圧又は減圧による ボトル胴部の変形が著しくなってきた。 そこで、ボトル胴部の変形の解決策として、図6に示すような断面が四角形状 をなすボトル胴部2の中間部付近のB−B´に図5に示すような1つの凹状の周 溝部4を形成し、ボトル胴部2の外圧等による変形を軽減するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この周溝部4を形成したプラスチックボトルにあっては、次の ような問題があった。図7に示すように正四角形のボトル胴部2の一方の対角方 向の隅角部C1−C1´に外圧又は減圧が加わると、C1−C1´はC2−C2´に変 わる。
【0005】 このとき、図8に示すように外圧均等によりC2−C2´はC1−C1´に対して 、−F°回転するように変形する。すなわち、その隅角部に対応する周溝部が狭 くなるよう変形する。 また、外圧等に伴って他方の対角方向の隅角部D1−D1´はD2−D2´に変わ る。このとき、図9に示すようにD2−D2´はD1−D1´に対して+F°回転す るように変形する。すなわち、その隅角部に対応する周溝部が広くなるよう変形 する。
【0006】 このようなボトルの折れ曲がり変形のために、ボトルのキャップを開封したと きに充填物が飛び出したりする。また、ボトルを持ち上げたときにはボトルの変 形により内容積が減るため、充填物が飛び出してしまうことがしばしばあった。 この場合、ボトルの肉厚を厚くすれば、この問題は解決されるが、前述したよう にボトルのエコロジー対策に反する。
【0007】 本考案の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、減圧 や外圧に対してボトルの隅角部の座屈強度を高めることのできるプラスチックボ トルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題を解決するために、以下のような構成とした。本考案のプ ラスチックボトルは角筒形に形成されたボトル胴部2の各々の側面部3に横溝部 4を形成している。各々の横溝部4は、同一横断面上に位置するとともに各々の 隅角部5近傍領域を除く部位に形成されている。前記各々の隅角部5は、筒軸方 向に沿って縦溝部7又は前記同一横断面上とは異なる同一横断面上に横溝部8を 有するよう構成した。
【0009】 さらに、横溝部4の筒軸方向の幅を側面部3の中央付近にいくに従って大きく 形成するようにしてもよい。 前記横溝部4,8及び縦溝部7の断面形状としては、例えば、逆円曲面形状、 波形、あるいは台形等の半円筒状にすることができる。
【0010】
【作用】
横溝部4に対応した隅角部5には溝部が設けられていないので、この隅角部5 は外圧又は減圧に対して補強効果を呈するため、ボトルが座屈しにくくなる。ま た、各々の隅角部5には筒軸方向に沿って縦溝部7が形成されているので、この 縦溝部7は外圧又は減圧に対して補強効果を呈するため、ボトルが座屈しにくく なる。さらに、前記横溝部4の横断面上とは異なる横断面上において隅角部5の みに横溝部8が形成されているので、この隅角部5に外圧又は減圧が加わっても 座屈しにくくなる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案のプラスチックボトルの具体的な実施例を詳細に説明する。 <実施例1> 図1に本考案のプラスチックボトルの実施例1の側面図を示す。まず、プラス チックボトルは、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート:ヤング率E= 350Kg/mm,ポアソン比ν=0.4,肉厚0.35mm均一)で形成されている。ボトル胴部 2が正四角柱状に形成されており、ボトル胴部2の各々の側面部3には2つの同 一横断面上に位置する横溝部4,4´が形成されている。各々の横溝部4,4´ は、各々の隅角部5近傍領域を除く部位に形成されている。
【0012】 図2に実施例1の斜視図を示す。図2からもわかるように、各々の隅角部5は 、筒軸方向に沿って前記横溝部4,4´との間の同一横断面上に横溝部8を有し ている。また、各々の隅角部5は、横溝部8から一定距離離れた部位に横溝部8 ´を有している。
【0013】 ここでは、横溝部4,4´,8,8´の幅を一定とし、深さを例えば1.5mmと し、横溝部の底部から胴部側面に至る傾斜角度を45°とし、横溝部の底部の幅を 4mmとしている。 なお、実施例1では、横溝部を筒軸方向に沿って2つ設けたが、例えば、横溝 部を筒軸方向に沿って3つ以上設けるようにしてもよい。
【0014】 このようなプラスチックボトルにおいては、横溝部4に対応した隅角部5には 溝部が設けられていないので、この隅角部5は外圧又は減圧に対して補強効果を 呈するため、ボトルが座屈しにくくなる。 また、前記横溝部4の横断面上とは異なる横断面上において隅角部5のみに横 溝部8が形成されているので、この隅角部5に外圧又は減圧が加わっても座屈し にくくなる。
【0015】 従って、薄い肉厚のボトルであっても、ボトルが折れ曲がり変形しないため、 ボトルのキャップを開封したときに充填物が飛び出したりするなどの問題がなく なる。 <実施例2> 次に、本考案の実施例2について説明する。図3に実施例2のプラスチックボ トルの斜視図を示す。なお、図3においては、溝部の周辺の構成を示しており、 図に示す以外の部分の構成は実施例1の構成と同一である。図3に示すようにボ トル胴部2の各々の側面部3には2つの同一横断面上に位置する横溝部4a,4 a´が形成されている。
【0016】 そして、各々の横溝部4a,4a´は、各々の隅角部5近傍領域を除く部位に 形成されている。各々の隅角部5は、筒軸方向に沿って前記横溝部4a,4a´ との間の同一横断面上に横溝部8aを有している。また、各々の隅角部5は、横 溝部8aから一定距離離れた部位に横溝部8a´を有している。 この横溝部4a,4a´は、溝部の筒軸方向の幅a,bが側面部3の中間に向 かって徐々に大きくなった後に一定値になっている。ここで、幅aは側面部3の 面位置における幅であり、幅bは底部の幅である。
【0017】 このようなプラスチックボトルにおいては、横溝部4a,4a´の筒軸方向の 幅a,bが側面部3の中間に向かうに従って大きく形成されているので、ボトル 胴部2の全周において外圧又は減圧に対する強度が均一化する。このため、減圧 や外圧に対して隅角部5の強度を高めることができる。また、実施例1と同様に 隅角部5に溝部が設けられず、しかも横溝部8a,8a´を設けている。従って 、実施例1の効果にさらに横溝部4a,4a´による効果が加わり、効果が大と なる。 <実施例3> 次に、本考案の実施例3について説明する。図4に実施例3のプラスチックボ トルの斜視図を示す。なお、図4においては、溝部の周辺の構成を示しており、 図に示す以外の部分の構成は実施例1の構成と同一である。図4に示すようにボ トル胴部2の各々の側面部3には2つの同一横断面上に位置する横溝部4a,4 a´が形成されている。
【0018】 各々の隅角部5は、筒軸方向に沿って縦溝部7を有している。この縦溝部7の 深さ,傾斜角度,底部の幅は前記実施例1と同一とする。 このようなプラスチックボトルにおいては、各々の隅角部5には筒軸方向に沿 って縦溝部7が形成されているので、この縦溝部7は外圧又は減圧に対して補強 効果を呈するため、ボトルが座屈しにくくなる。
【0019】 なお、実施例1から実施例3では、ボトル胴部2の形状として四角形状として 説明したが、例えば6角形状あるいはその他の角形状であっても、本考案は適用 可能である。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、横溝部4に対応した隅角部5には溝部が設けられていないの で、この隅角部5は外圧又は減圧に対して補強効果を呈するため、ボトルが座屈 しにくくなる。また、各々の隅角部5には筒軸方向に沿って縦溝部7が形成され ているので、この縦溝部7は外圧又は減圧に対して補強効果を呈するため、ボト ルが座屈しにくくなる。さらに、前記横溝部4の横断面上とは異なる横断面上に おいて隅角部5のみに横溝部8が形成されているので、この隅角部5に外圧又は 減圧が加わっても座屈しにくくなる。
【0021】 従って、薄い肉厚のボトルであっても、ボトルが折れ曲がり変形しないため、 ボトルのキャップを開封したときに充填物が飛び出したりするなどの問題がなく なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1を示すボトルの側面図
【図2】実施例1の斜視図
【図3】本考案の実施例2のボトルの斜視図
【図4】実施例3の斜視図
【図5】従来のボトルの側面図
【図6】図5に示すボトルの断面図
【図7】従来のボトルの外圧等による隅角部の変形を説
明する図
【図8】一方の対角方向の変形角度を説明する図
【図9】他方の対角方向の変形角度を説明する図
【符号の説明】
1・・ボトル本体 2・・ボトル胴部 3・・側面部 4,4a・・周溝部 5・・隅角部 6・・リブ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角筒形に形成されたボトル胴部2の各々
    の側面部3に横溝部4を形成し、各々の横溝部4は、同
    一横断面上に位置するとともに各々の隅角部5近傍領域
    を除く部位に形成され、前記各々の隅角部5は、筒軸方
    向に沿って縦溝部7又は前記同一横断面上とは異なる同
    一横断面上に横溝部8を有することを特徴とするプラス
    チックボトル。
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