JP3807203B2 - ハンドルボトル - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、把持部付きのハンドルボトルに関するもので、より詳しくは、把持部の下のボトル本体周面に複数設けてある環状溝部深さを、把持部の中心部と反把持部の中心部とに向かうのに従い徐々に浅くして、周方向の変形方向を分散させるようにしたハンドルボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】
ハンドルボトルは、文字通り、ボトル本体に把持部が一体的に形成されているプラスチック容器であり、例えば、容量の多い液体を持ち運ぶ際にも、把持部を持ってしっかりと安全に持ち運びができることから、最近では、消費者が家庭で使う醤油などの調味料をボトルで購入することも、当たり前になってきている。このハンドルボトルは、コストダウン、省資源、環境保全の要請から、軽量化が図られ、その結果として薄肉となり強度低下を避けるための種々の対策が施されている。従来の一般的なハンドルボトルは、図12および13に示すように、底部f、胴部gおよび口部hからなるボトル本体aに把持部bを含み、この把持部bの下方にあるボトル本体aの胴部gの周面に、強度を上げるため複数の環状溝部cを設けてなり、この環状溝部cの深さが一定に形成されている。すなわち、胴部gの径d1 と環状溝部cの径d2 とは同心円をなし、その差(d1 −d2 )は一定である。
【0003】
このハンドルボトルは、把持部bが凹部iを有しているため、その凹部iおよびその周辺部の強度が増す結果となり、その反面、把持部b直下の胴部g1および反把持部b直下の胴部g2に応力が集中して凹変形し、逆に上記凹部iおよびその周辺部直下の両胴部g3およびg4は凸変形することになる。したがって、このハンドルボトルでは、図14に示すように、空瓶の時軸荷重がかかると、胴部g1およびg2に応力が集中して凹変形し、逆に両胴部g3およびg4は凸変形して、胴部gの周方向変形に方向性が生じ(図15のように楕円状になる)、最悪時座屈するに至ることがある。そこで、これを避けるため、この胴部g1ないしg2の肉厚を厚くして強度を増したハンドルボトルが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記図12、13によるハンドルボトルは、軽量であり、コストダウン、省資源、環境保全の要請を全うするが、バルク積みの際、十字状のトップフレーム下のハンドルボトルに荷重が集中し、その部分にあるハンドルボトルに上記の座屈現象が多く発生している。また、肉厚を厚くしたハンドルボトルは、座屈現象を回避しえてもその分重量が増し、コストダウン、省資源、環境保全の要請に逆行することにもなる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、軽量であることを確保しつつも、強度、特に空瓶時に軸荷重がかかっても、凹変形および凸変形のバランスがとれて、座屈することがないハンドルボトルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。すなわち、本発明によれば、底部、胴部および口部からなるボトル本体に凹部のある把持部を含み、該把持部の下のボトル本体周面に複数の環状溝部を設けてなるハンドルボトルにおいて、前記環状溝部の深さを、前記把持部の中心部と反把持部の中心部とに向かうのに従い、徐々に浅くすることを特徴とするハンドルボトルが提供される。
請求項1は、本発明の基本をなすものであり、空瓶時に軸荷重がかかると、環状溝部の深さが把持部の中心部と反把持部の中心部とに向かうのに従い徐々に浅くなっていることにより、その部分の周方向の変形方向性が外方に凸となって座屈の起点にならず、把持部の凹部およびその周辺部はその形状ゆえ強度が元々強く、結果的に軸荷重の強度が向上するという特徴がある。
【0007】
また、本発明によれば、底部、胴部および口部からなるボトル本体に凹部のある把持部を含み、該把持部の下のボトル本体周面に複数の環状溝部を設けてなるハンドルボトルにおいて、前記環状溝部の深さを、前記把持部の中心部から両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度に向かうのに従い徐々に浅く、且つ反把持部の中心部から両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度に向かうのに従い徐々に浅くすることを特徴とするハンドルボトルが提供される。
請求項2は、空瓶時に軸荷重がかかると、環状溝部の深さが把持部の中心部と反把持部の中心部とから両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度に向かうのに従い徐々に浅くなっていることにより、その角度部分の周方向の変形方向性が外方に凸となって座屈の起点にならず、把持部の凹部およびその周辺部はその形状ゆえ強度が元々強く、結果的に軸荷重の強度が向上するという特徴がある。
【0008】
また、本発明によれば、底部、胴部および口部からなるボトル本体に凹部のある把持部を含み、該把持部の下のボトル本体周面に複数の環状溝部を設けてなるハンドルボトルにおいて、前記複数の環状溝部を上部環状溝部と下部環状溝部とに分け、これらの一方の環状溝部の深さを、前記把持部の中心部に向かうのに従い徐々に浅くすると共に反把持部の中心部から両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度に向かうのに従い徐々に浅くし、これらの他方の環状溝部の深さを、前記把持部の中心部から両側に15度ないし45度の範囲で設定した角度に向かうのに従い徐々に浅くすると共に反把持部の中心部から両側に15度ないし45度の範囲に向かうのに従い徐々に浅くしたことを特徴とするハンドルボトルが提供される。
請求項3は、上記請求項1と請求項2の特徴を併せ持つものであり、空瓶時に軸荷重がかかると、把持部の中心部と反把持部の中心部との部分、並びに把持部の中心部と反把持部の中心部とから両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度の部分における周方向の変形方向性が外方に凸となって、座屈の起点にならず、把持部の凹部およびその周辺部はその形状ゆえ強度が元々強く、結果的に軸荷重の強度が向上するという特徴がある。
【0009】
また、上記いずれのボトルにおいても、前記環状溝部が、前記把持部の中心部に向かうのに従って徐々に浅くされるとともに、反把持部の中心部から両側に15度ないし45度の範囲で設定した角度に向かうのに従って徐々に浅くされることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態を示すハンドルボトルの側面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図である。両図において、ハンドルボトル1は、口部2、胴部3および底部4からなるボトル本体5に凹部6のある把持部7を含み、この把持部7の下方にあるボトル本体5の胴部3の周面に複数の環状溝部8を設けてなり、この環状溝部8の深さMを、把持部7の中心部Aと把持部7の反対側の中心部Bとに向かうのに従い、徐々に浅くしたものである。
【0011】
前記ボトル本体5は、円筒体をなし、口部2には注ぎ口10とキャップを止めるための凹凸部11がある。胴部3は強度上から、通常、断面形状が円形をなしているが、多角形でも良い。底部4は上方に凸となり強度を高めている。
前記把持部7は、ボトル本体5の胴部3の上部に一体的に設けられている。その形状は凹部6を有した貫通タイプであり、すなわち、手指を通して握ることの出来る長孔12がある。なお、把持部7は、長孔12がなく手指で挟むだけのくぼみタイプであっても良い。この把持部7は、これを形成するために、ボトル本体5の胴部3に凹部6を有し、これが為に把持部7およびその周辺部の強度を増している。したがって、把持部7が一体的にボトル本体5の胴部3に設けられていなくても、ボトル本体の凹部6およびその周辺部の強度が増加し、また、その別体の把持部7が凹部6に相当する強度増加を把持部7の周辺部に与えることになるから、別体の把持部7であっても差し障りがない。
【0012】
前記環状溝部8は、ボトル本体5の胴部3の下部周面に5本設けられているが、複数であれば良い。環状溝部8の形状は、通常、逆台形状をなしているが、所定の強度を胴部3に付与するものであれば、特に限定がない。そして、この環状溝部8の深さMに特徴があり、図2に示すように、把持部7の中心部Aと把持部7の反対側の中心部Bとに向かうのに従い、徐々に浅くなるように(M1 <M2 )、形成されている。例えば、最大径φ106mm×全長290mmのハンドルボトルの場合で、中心部AおよびBにおける環状溝部8の深さM1 は1.3mmであり最も浅く、中心部AおよびBから最も離れた、すなわち、90度離れた部分CおよびDにおける環状溝部8の深さM2 は2.25mmであり最も深い。
【0013】
なお、前記ハンドルボトル1を構成するプラスチックの素材は特に限定がないが、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等が採用される。また、このハンドルボトル1の容積も、特に限定がないが、実用上0.5ないし2リットルの範囲のものになる場合が多い。
【0014】
上記構成のハンドルボトル1に対して、図3に示すように、空瓶の状態で口部2に矢線方向の荷重をかけると、環状溝部8の深さMが把持部7の中心部Aと把持部7の反対側の中心部Bとに向かうのに従い徐々に浅くなっているために、環状溝部8の深さMが最も浅い中心部AおよびBの強度が最も弱く、最も深い中心部AおよびBから90度離れた部分CおよびDの強度が最も強くなって、中心部AおよびBの周方向の変形方向性が、図4に示すように、外方に凸となって(全体として楕円状になって)座屈の起点にならないという特徴がある。更に、把持部7の凹部6およびその周辺部はその形状ゆえ強度が元々強く、結果的に軸荷重の強度が向上することになる。
【0015】
図5ないし8は本発明の他の実施形態のハンドルボトルを示す図面であり、このハンドルボトル1aと図1ないし4の実施形態との相違点は、環状溝部8aの深さMを、把持部7の中心部Aから両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度、この実施形態では、30度に向かうのに従い徐々に浅く、且つ把持部7の反対側の中心部Bから両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度、この実施形態では、30度に向かうのに従い徐々に浅くなるように(M3 <M4 <M5 )、形成している点にある。例えば、最大径φ106mm×全長290mmのハンドルボトルの場合で、中心部AおよびBから30度離れた部分EおよびFにおける環状溝部8aの深さM3 は1.0mmであり、中心部AおよびBの環状溝部8aの深さM4 は1.7mmであり、中心部AおよびBから90度離れた部分CおよびDにおける環状溝部8aの深さM5 は2.25mmである。
【0016】
そして、上記構成のハンドルボトル1aに対して、図7に示すように、空瓶の状態で口部2に矢線方向の荷重をかけると、環状溝部8aの深さMは、一番浅い部分EおよびFを4か所に分散し、更に中心部AおよびB並びに部分CおよびDと変えたため、図1ないし4の実施形態と同様に、中心部AおよびBの周方向の変形方向性が、図8に示すように、外方に凸となって(全体として図4より真円に近い楕円状になって)座屈の起点にならない。更に、把持部7の凹部6およびその周辺部はその形状ゆえ強度が元々強く、結果的に軸荷重の強度が向上することになる。その他の構成、作用は図1ないし4の実施形態と同様なので図面に符号を付してその説明を省略する。
【0017】
図9、10は本発明の他の実施形態のハンドルボトルを示す図面であり、このハンドルボトル1bは、図1ないし4ならびに図5ないし8の実施形態における環状溝部8、8aを組み合わせたものである。
【0018】
すなわち、5本ある環状溝部20を上部環状溝部(上部2本)21と下部環状溝部(下部3本)22とに分け、上部環状溝部21の深さMを、把持部7の中心部Aに向かうのに従い徐々に浅くすると共に、把持部7の反対側の中心部Bから両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度(この実施形態では30度)に向かうのに従い徐々に浅くなるように(M6 <M7 <M8 )形成し、一方、下部環状溝部22の深さMを、図5ないし8の環状溝部8aと同様に、把持部7の中心部Aから両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度に向かうのに従い徐々に浅く、且つ把持部7の反対側の中心部Bから両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度に向かうのに従い徐々に浅くなるように(M3 <M4 <M5 )、形成している点にある。
【0019】
例えば、最大径φ106mm×全長290mmのハンドルボトルの場合で、上部環状溝部21の場合、中心部Aの深さM6 は1.0mmであり、部分Fの深さM6 は同じく1.0mmであり、中心部Bの深さM7 は1.7mmであり、部分CおよびDの深さM8 は2.25mmである。また、下部環状溝部22の場合、部分EおよびFの深さM3 は1.0mmであり、中心部AおよびBの深さM4 は1.7mmであり、部分CおよびDの深さM5 は2.25mmである。
【0020】
そして、上記構成のハンドルボトル1bに対して、空瓶の状態で口部2に垂直方向の荷重をかけると、上部および下部環状溝部21および22の深さMは、一番浅い上部環状溝部21の中心部A、部分Fを3か所に分散し、加えて下部環状溝部22の部分EおよびFを4か所に分散して、更に上部環状溝部21の中心部Bならびに部分CおよびDと変え、加えて下部環状溝部22の中心部AおよびBならびに部分CおよびDと変えたため、図1ないし4の実施形態と同様に、中心部AおよびBの周方向の変形方向性が、外方に凸となって(全体として図8より真円に近い楕円状になって)座屈の起点にならない。更に、把持部7の凹部6およびその周辺部はその形状ゆえ強度が元々強く、結果的に軸荷重の強度が向上することになる。なお、上部および下部環状溝部21および22の深さMが逆になっても、上部環状溝部21の深さMが中心部AとBとが入れ代わっても良い。その他の構成、作用は図1ないし4の実施形態と同様なので図面に符号を付してその説明を省略する。
【0021】
【実施例】
以下に、本発明のハンドルボトルの有用性を実施例にて説明する。
<供試試料>
本発明の試料として4種の形状のボトルを用いた。なお、比較例として、従来形状(横断面形状が真円のもの)のボトルを用いた。
A形状:図5の形状
B形状:図1の形状
C形状:図9の形状
D形状:請求項4の形状
すべてのボトルを樹脂量56gで成形したが、C形状と従来形状については、そのほかに53g,59gのボトルについても試料とした。従来形状の53gについては試料数は4個であるが、その他の試料についてはすべての形状で5個の試料を用いた。
【0022】
<測定物性>
空瓶圧縮強度(kgf) および座屈時の変位量(mm)を測定した。
<測定方法>
各試料ボトルに軸荷重をかけて座屈させ、その時の上下方向(縦方向)の縮小寸法(変位量)、座屈位置の肉厚および軸荷重強度を測定した。
測定結果を表1に示した。
なお、各試料の座屈位置の肉厚が微妙に異なることから、肉厚を同一とした場合の比較をするために、単位肉厚当たりの「変位」および「強度」を下記のようにして求めた。
「変位」:変位/(強度÷肉厚)
「強度」:強度/(変位×肉厚)
表1のデータにおいて、「変位/強度」は、数値が小さいほど荷重時の座屈が少ないことを表し、「強度/変位」は、数値が大きいほど強度が大きいことを表している。
実施例によって得られた試料の「肉厚と座屈時の変位量」ならびに「肉厚と空瓶圧縮強度」の関係をグラフにして、図16および図17に示した。
【0023】
【表1】
Figure 0003807203
【0024】
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は適宜なし得ることが理解されよう。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、空瓶時に軸荷重がかかっても、環状溝部の深さが把持部の中心部と反把持部の中心部とに向かうのに従い徐々に浅くなっているために、その部分の周方向の変形方向性が外方に凸となって座屈の起点にならず、把持部の凹部およびその周辺部はその形状ゆえ強度が元々強く、結果的に軸荷重の強度が向上するという効果がある。したがって、ボトル本体の軽量であることを確保しつつも、強度、特に空瓶時に軸荷重がかかっても、凹変形および凸変形のバランスがとれて軸荷重の強度が増すとともに、座屈することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すハンドルボトルの側面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のハンドルボトルに垂直荷重をかけた場合の側面図である。
【図4】図1のハンドルボトルに垂直荷重をかけた場合の断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示すハンドルボトルの側面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図5のハンドルボトルに垂直荷重をかけた場合の側面図である。
【図8】図5のハンドルボトルに垂直荷重をかけた場合の断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態を示すハンドルボトルの側面図である。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図である。
【図11】図9のXI−XI線に沿う断面図である。
【図12】従来例の側面図である。
【図13】従来例の断面図である。
【図14】従来例の側面図である。
【図15】従来例の断面図である。
【図16】実施例で得られた試料の肉厚と座屈時の変位量の関係を示すグラフである。
【図17】実施例で得られた試料の肉厚と空瓶圧縮強度の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1,1a,1b ハンドルボトル
2,h 口部
3,g,g1,g2,g3,g4
胴部
4,f 底部
5,a ボトル本体
6,i 凹部
7,b 把持部
8,8a,20,c 環状溝部
10 注ぎ口
11 凹凸部
12 長孔
21 上部環状溝部
22 下部環状溝部
A,B 中心部
C,D,E,F 部分
d1 ,d2 径
M,M1 ,M2 ,M3 ,M4
M5 ,M6 ,M7 ,M8 深さ

Claims (4)

  1. 底部、胴部および口部からなるボトル本体に凹部のある把持部を含み、該把持部の下のボトル本体周面に複数の環状溝部を設けてなるハンドルボトルにおいて、前記環状溝部の深さを、前記把持部の中心部と反把持部の中心部とに向かうのに従い、徐々に浅くすることを特徴とするハンドルボトル。
  2. 底部、胴部および口部からなるボトル本体に凹部のある把持部を含み、該把持部の下のボトル本体周面に複数の環状溝部を設けてなるハンドルボトルにおいて、前記環状溝部の深さを、前記把持部の中心部から両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度に向かうのに従い徐々に浅く、且つ反把持部の中心部から両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度に向かうのに従い徐々に浅くすることを特徴とするハンドルボトル。
  3. 底部、胴部および口部からなるボトル本体に凹部のある把持部を含み、該把持部の下のボトル本体周面に複数の環状溝部を設けてなるハンドルボトルにおいて、前記複数の環状溝部を上部環状溝部と下部環状溝部とに分け、これらの一方の環状溝部の深さを、前記把持部の中心部に向かうのに従い徐々に浅くすると共に反把持部の中心部から両側に15度ないし45度の範囲内で設定した角度に向かうのに従い徐々に浅くし、これらの他方の環状溝部の深さを、前記把持部の中心部から両側に15度ないし45度の範囲で設定した角度に向かうのに従い徐々に浅くすると共に反把持部の中心部から両側に15度ないし45度の範囲に向かうのに従い徐々に浅くしたことを特徴とするハンドルボトル。
  4. 前記環状溝部が、前記把持部の中心部に向かうのに従って徐々に浅くされるとともに、反把持部の中心部から両側に15度ないし45度の範囲で設定した角度に向かうのに従って徐々に浅くされる請求項1ないし3のいずれか1項記載のハンドルボトル。
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