JPH038407Y2 - - Google Patents

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JPH038407Y2
JPH038407Y2 JP4746686U JP4746686U JPH038407Y2 JP H038407 Y2 JPH038407 Y2 JP H038407Y2 JP 4746686 U JP4746686 U JP 4746686U JP 4746686 U JP4746686 U JP 4746686U JP H038407 Y2 JPH038407 Y2 JP H038407Y2
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groove
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は2色成形やインサート成形に用いられ
る立型ロータリ成形機に係り、特にそれらの成形
に用いる二組の金型を迅速に交換することが可能
な立型ロータリ成形機に関するものである。
(従来技術とその問題点) ロータリ成形機は、多色成形品やインサート成
形品などの成形に用いられる成形機であつて、一
般に、固定盤に対して接近、離間可能に設けられ
た可動盤に、回動定盤が相対回動可能に且つ固定
盤に対して対向するように設けられた構成とさ
れ、可動盤を固定盤に対して接近させることによ
り、回動定盤の複数の回動位置において、それら
回動定盤と固定盤との間で複数組の金型を同時に
型締めし得るようにされている。
ところで、このようなロータリ成形機では、上
述のように、回動定盤の複数の回動位置において
複数組の金型を同時に型締めし得るようにする必
要があることから、それら金型の上型と下型と
は、回動定盤および固定盤の金型取付位置に対
し、それぞれ予め定められた位相関係をもつて精
度良く取り付ける必要がある。そしてそのため
に、かかるロータリ成形機では、それら金型を回
動定盤および固定盤に対して取り付けるための作
業が面倒で、金型の交換時においてその交換作業
に要する時間が長くなるといつた問題があつた。
そして、このような問題は、下方に位置する固
定盤に対して接近、離間可能に設けられた可動盤
に、回動定盤を相対回動可能に且つ前記固定盤に
対向するように設ける一方、該回動定盤の下面お
よび該固定盤の上面の該回動定盤の回動中心線を
挟んで対称な位置に、二組の金型の上型および下
型をそれぞれ取り付け、前記可動盤を下降させる
ことにより、該回動定盤を180゜回動せしめた該回
動定盤の2回動位置において、それら回動定盤と
固定盤とに取り付けた前記二組の金型を同時に型
締めするようにした立型ロータリ成形機において
も、同様に内在していた。
(解決手段) 本考案は、このような事情を背景として為され
たものであつて、その要旨とするところは、上述
の如き立型ロータリ成形機において、(a)前記固定
盤の前記二つの金型取付位置においてそれぞれ昇
降可能に設けられ、下降位置において上面が該固
定盤の上面と一致するように該固定盤に形成され
た収容穴内に収容せしめられる、上面に前記金型
を位置決めするための適数個の位置決め突起を備
えた一対の金型昇降手段と、(b)該一対の金型昇降
手段の配列方向に直交する方向で、前記固定盤の
上面にその一側面に開口する状態において設けら
れた、少なくとも1条の溝レールから成る第一の
溝レール手段と、(c)該第一の溝レール手段の溝レ
ールが開口する前記固定盤の一側面に沿つて配置
された案内レールに案内されて、該固定盤の一側
面に沿つて往復動せしめられる移動台車と、(d)該
移動台車の上面で該移動台車の移動方向に隔たつ
て位置し、該移動台車の往動端および復動端にお
いて前記固定盤に形成された第一の溝レール手段
にそれぞれ接続するように設けられた、該第一の
溝レール手段の溝レールに対応した溝レールから
成る二組の第二の溝レール手段と、(e)該二組の第
二の溝レール手段の溝レール上にそれぞれ載置さ
れて、前記移動台車の往復動に従つて該移動台車
の移動方向に一体的に往復動せしめられる一方、
対応する該第二の溝レール手段の一組が前記固定
盤の第一の溝レール手段と接続された状態におい
て、それら接続された溝レール手段の溝レールに
案内されて、それぞれ二組の金型を搭載して前記
固定盤上の金型取付位置に移動し得るようにされ
た、略U字状の平面形態を呈する2個の金型搭載
部が一体的に連結されて成る一対の金型搭載車
と、(f)該一対の金型搭載車にそれぞれ対応して前
記移動台車に配設され、該一対の金型搭載車を該
移動台車と前記固定盤との間で往復動せしめる一
対の搭載車往復動手段とを、含むように構成した
ことにある。
(実施例) 以下、本考案をより一層具体的に明らかにする
ために、その一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図において、10は可動盤であつて、図示
しない上盤と固定盤としての下盤12との間に配
設されており、タイロツド14に案内されて昇降
し得るようにされている。また、16は回動定盤
であつて、可動盤10の下側において下盤12に
対向するように配設され、可動盤10の上面に設
けられた割出機18によつてその中心線回りに回
動可能に支持されている。そして、この回動定盤
16の下面およびこれと対向する下盤12の上面
の回動定盤16の回転中心線を挟んで対称な位置
に、後述の二組の金型20,20の二つの上型2
2,22および二つの下型24,24がそれぞれ
取り付けられ、その状態で可動盤10が下降操作
せしめられることにより、回動定盤16を180゜回
動させた回動定盤16の2回動位置において、そ
れら二組の金型20,20を同時に型締めし得る
ようになつている。
なお、可動盤10の昇降作動は上盤との間に配
設された図示しない型締シリンダによつて行なわ
れ、また金型の圧締操作は同じく上盤との間に配
設された図示しない型締ラムによつて行なわれ
る。また、金型20の上型22および下型24の
回動定盤16および下盤12への取付けは、それ
ぞれ自動金型クランパ等の公知の取付手段によつ
て行なわれる。
ところで、上記固定盤としての下盤12には、
第2図および第3図に示されているように、回動
定盤16の回動中心に対称な金型(下型)取付部
位に位置して、下型24の底面よりも一回り小さ
い平面形態を有する一対の有底穴26,26が形
成されており、これら有底穴26,26内に位置
して一対の金型昇降装置28,28が設けられて
いる。
ここにおいて、金型昇降装置28,28は、第
3図に示されているように、それぞれ有底穴26
の開口部に上方へ突出可能に嵌合されたブロツク
状のリフト部材30と、該リフト部材30の下面
と有底穴26の底面との間に設けられたリフト昇
降シリンダ32とから成つており、該昇降シリン
ダ32のピストン引込状態におけるリフト部材3
0の下降位置において、リフト部材30の上面が
下盤12の上面と面一となるようにされていると
共に、該昇降シリンダ32のピストン突出状態に
おけるリフト部材30の昇降位置において、リフ
ト部材30の上面が下盤12の上面から一定高さ
上昇させられるようになつている。そして、この
昇降シリンダ32によるリフト部材30の上昇駆
動により、後述するように、そのリフト部材30
の上面に載置される金型20を、後述の金型搭載
車34と干渉しない位置まで上昇させるようにな
つている。また、各リフト部材30の上面には、
先端部がテーパ状の案内部とされた位置決め突起
36が適数個(ここでは2個)突出形成されてお
り、その上面に載置される金型20を予め定めら
れた設定位置に精度良く保持し得るようになつて
いる。
なお、第3図に示されているように、各リフト
部材30は、その下降端位置において、収容穴と
しての有底穴26の内面に形成された段付面38
上に載置されるようになつている。また、各リフ
ト部材30の下面には、有底穴26の側面部に設
けられたガイド孔40に嵌合する状態で、適数本
のガイドロツド42が垂下して設けられており、
これによつてリフト部材30が下盤12に対して
一定の姿勢に安定して保持されるようになつてい
る。
一方、下盤12の上面には、第2図および第3
図に示されているように、各金型昇降装置28を
挟んで対向する状態で、金型昇降装置28,28
の配設方向に直角に、且つ金型20(下型24)
の底面幅に対応した幅をもつて、各一対、計4条
の溝レール44が互いに平行に、且つそれぞれの
両端が下盤12の両側面に開口する状態で形成さ
れている。本実施例では、これら4条の溝レール
44によつて第一の溝レール手段が構成されてい
るのである。そして、これら溝レール44が開口
する下盤12の一方の側面に沿つて、フレーム材
が組み付けられて成る長手状の基台46が配置さ
れている。
基台46は、第1図および第2図に示されてい
るように、後述の金型搭載車34を3台搭載し得
る長さを有しており、その上面の幅方向に隔たつ
た部位に位置して、その長手方向の全長にわたつ
て延びる一対の案内レール48を備えている。そ
して、この一対の案内レール48上に載置されて
長手状の移動台車50が設けられている。
移動台車50は、基台46と同様、フレーム材
が矩形状に組み付けられた構造を有しており、後
述の金型搭載車34を2台搭載し得る長さを備え
ている。そして、基台46との間に配設された移
動台車駆動シリンダ52により、案内レール50
上を基台46の長手方向、すなわち下盤12に形
成された前記溝レール44と直角な方向に、予め
設定された金型搭載車34の略一台分強のストロ
ークをもつて往復動せしめられるようになつてい
る。そして、かかる移動台車50の上面に位置し
て、前記溝レール44と同様の溝レール54を有
する溝レール部材56が、前記4条の溝レール4
4に対応した間隔をもつて、二組、計8本、移動
台車50の移動方向(長手方向)に隔たつてその
幅方向に平行に配設され、移動台車50がそれぞ
れ図示の往動端乃至はそれとは反対側の復動端に
移動せしめられたとき、それら各組の溝レール部
材56に形成された4条の溝レール54が、それ
ぞれ下盤12に形成された4条の溝レール44と
接続するようにされている。本実施例では、それ
ら移動台車50の移動方向に隔たつて形成された
各4条の溝レール54により、それぞれ第二の溝
レール手段が構成されているのである。
また、かかる移動台車50上には、上記二組、
各4条の溝レール54上にそれぞれ載置されて、
二組の金型20,20を同時に搭載して搬送する
2台の金型搭載車34,34が搭載されており、
前記移動台車50の往復動に従つてその移動方向
に一体的に往復動せしめられるようになつている
と共に、対応する4条の溝レール54が下盤12
の上面に形成された4条の溝レール44とそれぞ
れ接続せしめられた状態において、移動台車50
との間にそれぞれ対応して配設された搭載車駆動
シリンダ58により、それら接続された溝レール
56および44に案内されて、移動台車50と下
盤12との間で往復動せしめられるようになつて
いる。そして、その対応する搭載車駆動シリンダ
58によつて下盤12側の往動端に移動せしめら
れた状態において、その上面に搭載した二組の金
型20,20を前記金型昇降装置28,28の上
方にそれぞれ位置決め精度良く搬送するようにな
つている。
第1図および第2図に示されているように、各
金型搭載車34は、それぞれ下盤12側に開いた
U字状の平面形態を有する一対の金型搭載部6
0,60が、それぞれそのU字部の連結部62,
62で一体的に連結された構造を有している。こ
こにおいて、各金型搭載部60の相対向する一対
のアーム部64,64は、前記金型昇降装置28
を挟んで対向する一対の溝レール44,44間の
幅に対応する幅をもつて対向させられており、各
金型搭載車34は、それら金型搭載部60の各ア
ーム部64の下面に取り付けられたコロにおいて
各対応する溝レール54上に載置されている。そ
して、これら金型搭載部60の各アーム部64に
取り付けられたコロの転動により、前述のよう
に、対応する溝レール54およびこれに接続され
る溝レール44上をそれらの配設方向に移動せし
められるようになつている。また、金型20は、
それら相対向するアーム部64,64に跨がつ
て、且つそれらアーム部64,64の上面に突出
形成された適数個(ここではアーム部64当たり
2個)の位置決め突起66によつて位置決めされ
て、各金型搭載部60に搭載されるようになつて
いる。
また、第1図および第2図に示されているよう
に、前記搭載車駆動シリンダ58,58は、それ
ぞれ移動台車50に固定された取付ブラケツト6
8と各金型搭載車34の金型搭載部60,60間
に固定された取付ブラケツト70との間に配設さ
れており、移動台車50の移動方向に対して各金
型搭載車34と一体的に移動させられるようにな
つている。そして、そのピストン突出状態におい
て各対応する金型搭載車34を下盤12の金型取
付位置まで前進(往動)させ、またそのピストン
引込状態において移動台車50上まで後退(復
動)させるようになつている。なお、本実施例で
は、これら搭載車駆動シリンダ58,58が一対
の搭載車往復動手段を成している。
次に、このような立型ロータリ成形機におい
て、下盤12および回動定盤16に取り付けられ
る二組の金型20,20を交換する操作について
説明する。
なお、ここでは、成形機の成形時において、移
動台車50が、第1図および第2図に示されてい
るように、その往動端位置に移動せしめられてお
り、図中右側(以下、単に右側という)の金型搭
載車34が下盤12と移動台車50との間で移動
可能な状態にあるものとして説明することとす
る。
このような状態から、金型20,20を交換す
るには、先ず、可動盤10を下降させ、第3図の
左半部に示されているように、回動定盤16に取
り付けられている二つの上型22,22をそれぞ
れ下盤12上に取り付けられている下型24,2
4上に載せて、この状態でそれら各上型22およ
び下型24を回動定盤16および下盤12から外
す。そして、可動盤10を上昇させた後、第3図
の右半部に示されているように、リフト昇降シリ
ンダ32,32によつてリフト部材30,30を
その上昇端位置まで上昇させる。そしてその後、
第2図に示されているように、図中右側の搭載車
駆動シリンダ58を駆動して、右側の金型搭載車
34を下盤12側の往動端位置、つまり金型取付
位置まで移動させる。なお、この際、前述のよう
に、金型20,20は金型搭載車34と干渉しな
い位置まで上昇させられるため、金型搭載車34
が金型20,20と干渉することはなく、従つて
それらの干渉によつて金型搭載車34の移動が阻
害されることはない。また、各金型搭載部60の
アーム部64,64は、前述のように、それぞれ
溝レール44,44上を移動させられるため、金
型搭載車34の移動がリフト部材30,30によ
つて阻害されることもない。
次いで、このような状態からリフト部材30,
30を再び第3図左半部に示されている下降端位
置まで下降させ、これによつてそれらリフト部材
30,30上に載置されていた金型20,20を
金型搭載車34の各金型搭載部60,60に移載
させる。そして、その金型20,20の金型搭載
部60,60への移載後、前述の場合とは逆に、
搭載車駆動シリンダ58によつてその右側の金型
搭載車34を移動台車50上まで退避させる。ま
た、この右側の金型搭載車34を移動台車50上
まで退避させた後、移動台車駆動シリンダ52を
駆動し、移動台車50を反対側(図中右側)の復
動端位置まで移動させて、図中左側の金型搭載車
34を移動台車50と下盤12との間で移動し得
るようにする。なお、かかる左側の金型搭載車3
4には、次に取り付けるべき金型20,20を予
め搭載させておく。
そして、このように、移動台車50の移動によ
つて左側の金型搭載車34を下盤12との間で移
動可能な位置に移動させた後は、前記右側の金型
搭載車34に対して行なつた操作と逆の操作を行
なつて、それら左側の金型搭載車34に搭載した
二組の金型20,20を回動定盤16および下盤
12に対して取り付ける。
すなわち、図中左側の搭載車駆動シリンダ58
を駆動して、その左側の金型搭載車34を下盤1
2側の往動端位置まで移動させ、その後、金型昇
降装置28,28のリフト部材30,30を上昇
させる。このようにすれば、第3図の右半部に示
されているように、金型搭載車34の各金型搭載
部60,60に搭載されていた二組の金型20,
20がそれらリフト部材30,30に移載され、
金型搭載車34から離脱せしめられるのである。
そして、このように金型20,20をリフト部
材30,30に移載させた後、その空車とされた
左側の金型搭載車34を移動台車50上に退避さ
せる。また、その退避後、第3図の左半部に示さ
れているように、金型昇降装置28,28のリフ
ト部材30,30を下降させて、各対応する有底
穴26,26内に収容させる。そしてその後、可
動盤10を下降させて、回動定盤16と下盤12
との間でそれら金型20,20を軽く圧締し、そ
の圧締状態で各上型22,22および下型24,
24をそれら回動定盤16および下盤12に対し
て取り付ける。これにより、金型20,20の交
換操作が完了するのである。
このように、本実施例に従う立型ロータリ成形
機によれば、移動台車50を移動させるための移
動台車駆動シリンダ52、一対の金型搭載車3
4,34を移動させるための搭載車駆動シリンダ
58,58、および各金型昇降装置28,28の
リフト部材30,30を昇降させるためのリフト
昇降シリンダ32,32を適宜往復動させること
により、回動定盤16と下盤12とから取り外し
た二組の金型20,20を各金型取付位置から同
時に搬出すると共に、それら回動定盤16と下盤
12とに対して新たに取り付けるための二組の金
型20,20を各金型取付位置まで同時に搬送す
ることができるのであり、従つて金型20,20
の交換を極めて迅速に行なうことができるのであ
る。
そして、本実施例では、そのような金型20,
20の交換に際して、それら金型20,20を搬
送する金型搭載車34が各4条の溝レール54お
よび44によつて予め設定された軌道上を正確に
移動せしめられる一方、それら金型20,20
が、各金型搭載車34の金型搭載部60,60に
対して、アーム部64の上面に突出形成された位
置決め突起66によつて設定位置に精度良く搭載
されるようになつていると共に、各金型昇降装置
28,28のリフト部材30,30に対して、そ
れらの上面に突出形成された位置決め突起36に
よつて設定位置に精度良く位置決めされて移載さ
れるようになつているため、それら金型20,2
0の上型22,22および下型24,24を、回
動定盤16および下盤12の各金型取付位置に対
して、それぞれ極めて良好な精度をもつて取り付
けることができるのである。
なお、本実施例では、下盤12上に形成された
4条の溝レール44が下盤12の両側面に開口す
る状態で形成されているが、かかる溝レール44
は基台46が配置された側とは反対側の下盤12
の側面には必ずしも開口している必要はない。ま
た、それら溝レール44および移動台車50上の
二組の溝レール54の形成数は、本実施例のよう
に必ずしも4条である必要はなく、金型搭載車3
4を良好な位置決め精度をもつて案内できれば、
たとえ1条であつても差し支えない。なお、この
ような場合には、金型搭載車34を支持するコロ
の一部は移動台車50および下盤12の上面を転
動させられることとなる。
また、本実施例では、金型搭載車34の金型搭
載部60,60に対する金型20,20の位置決
めが各金型搭載部60の上面に突出形成された適
数個の位置決め突起66によつて行なわれるよう
になつているが、金型20の金型搭載部60に対
する位置決めはそれら位置決め突起66以外の位
置決め手段で行なうようにすることもできる。
その他、一々列挙はしないが、本考案が、かか
る具体例に限定されるものではなく、その趣旨を
逸脱しない範囲内において、当業者が有する知識
に基づいて種々なる変更、修正、改良等を施した
態様で実施できることは、言うまでもないところ
である。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案に従う
立型ロータリ成形機によれば、移動台車、一対の
金型搭載車および一対の金型昇降手段を適宜移動
させることによつて、二組の金型を迅速且つ充分
な精度をもつて、同時に、しかも簡単に交換する
ことができるのであり、金型交換による成形機の
休止期間を著しく短縮することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従う立型ロータリ成形機の一
例を示す正面要部説明図であり、第2図は第1図
における−断面図である。また、第3図は第
2図における−断面拡大図であつて、その左
半部および右半部においてそれぞれ異なる作動形
態を示すものである。 10:可動盤、12:下盤(固定盤)、16:
回動定盤、20:金型、22:上型、24:下
型、26:有底穴(収容穴)、28:金型昇降装
置、30:リフト部材、32:リフト昇降シリン
ダ、34:金型搭載車、36:位置決め突起、4
4,54:溝レール、46:基台、48:案内レ
ール、50:移動台車、52:移動台車駆動シリ
ンダ、58:搭載車駆動シリンダ(搭載車往復動
手段)、60:金型搭載部、64:アーム部、6
6:位置決め突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下方に位置する固定盤に対して接近、離間可能
    に設けられた可動盤に、回動定盤を相対回動可能
    に且つ前記固定盤に対向するように設ける一方、
    該回動定盤の下面および該固定盤の上面の該回動
    定盤の回動中心線を挟んで対称な位置に、二組の
    金型の上型および下型をそれぞれ取り付け、前記
    可動盤を下降させることにより、該回動定盤を
    180゜回動せしめた該回動定盤の2回動位置におい
    て、それら回動定盤と固定盤とに取り付けた前記
    二組の金型を同時に型締めするようにした立型ロ
    ータリ成形機であつて、 前記固定盤の前記二つの金型取付位置において
    それぞれ昇降可能に設けられ、下降位置において
    上面が該固定盤の上面と一致するように該固定盤
    に形成された収容穴内に収容せしめられる、上面
    に前記金型を位置決めするための適数個の位置決
    め突起を備えた一対の金型昇降手段と、 該一対の金型昇降手段の配列方向に直交する方
    向で、前記固定盤の上面にその一側面に開口する
    状態において設けられた、少なくとも1条の溝レ
    ールから成る第一の溝レール手段と、 該第一の溝レール手段の溝レールが開口する前
    記固定盤の一側面に沿つて配置された案内レール
    に案内されて、該固定盤の一側面に沿つて往復動
    せしめられる移動台車と、 該移動台車の上面で該移動台車の移動方向に隔
    たつて位置し、該移動台車の往動端および復動端
    において前記固定盤に形成された第一の溝レール
    手段にそれぞれ接続するように設けられた、該第
    一の溝レール手段の溝レールに対応した溝レール
    から成る二組の第二の溝レール手段と、 該二組の第二の溝レール手段の溝レール上にそ
    れぞれ載置されて、前記移動台車の往復動に従つ
    て該移動台車の移動方向に一体的に往復動せしめ
    られる一方、対応する該第二の溝レール手段の一
    組が前記固定盤の第一の溝レール手段と接続され
    た状態において、それら接続された溝レール手段
    の溝レールに案内されて、それぞれ二組の金型を
    搭載して前記固定盤上の金型取付位置に移動し得
    るようにされた、略U字状の平面形態を呈する2
    個の金型搭載部が一体的に連結されて成る一対の
    金型搭載車と、 該一対の金型搭載車にそれぞれ対応して前記移
    動台車に配設され、該一対の金型搭載車を該移動
    台車と前記固定盤との間で往復動せしめる一対の
    搭載車往復動手段とを、 含むことを特徴とする立型ロータリ成形機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6854307B2 (en) 2002-05-19 2005-02-15 Newing Corporation Lock-picking prevention apparatus
JP2009023268A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Mitsubishi Heavy Industries Plastic Technology Co Ltd 二型搭載射出成形機の金型交換装置

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JP2009023268A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Mitsubishi Heavy Industries Plastic Technology Co Ltd 二型搭載射出成形機の金型交換装置

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