JPH0380947B2 - - Google Patents

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JPH0380947B2
JPH0380947B2 JP23267384A JP23267384A JPH0380947B2 JP H0380947 B2 JPH0380947 B2 JP H0380947B2 JP 23267384 A JP23267384 A JP 23267384A JP 23267384 A JP23267384 A JP 23267384A JP H0380947 B2 JPH0380947 B2 JP H0380947B2
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JP
Japan
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corner
floor
pillar
roof
panel
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JP23267384A
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JPS61109845A (ja
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Isamu Yamanishi
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Fujisash Co Ltd
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Fujisash Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61109845A publication Critical patent/JPS61109845A/ja
Publication of JPH0380947B2 publication Critical patent/JPH0380947B2/ja
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  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 「産業上の利用分野」 本発明はブロツクビルド可能なノツクダウン式
移動建物に関する。
「従来の技術」 ブロツクビルド建築構造としては特願昭52−
137467号、特願昭52−143416号に示される発明が
ある。この第1の従来例は 側面に開口部を設けた居住空間を構成する剛な
六立方体のブロツク構造体にして、開口部端面
は、ジヨイント型コーナ柱と、ジヨイント梁と、
ジヨイント谷樋部と、床面カバー部とからなり、
ジヨイント型コーナ柱は内部側にブロツクの接合
端面となるボルト孔が整列したるフランジを張り
出し、その下端にはブロツクの外方に水平にフラ
ンジを延出したる据付座を一体に有し、その上部
にはジヨイント梁の端面と締結した上、上端には
ジヨイント梁の上面と同一面に下端のフランジと
位置が一致するフランジを端面に一体に有して、
開口部の左右に垂直に構造体に沿わせて締結され
てなり、ジヨイント梁は開口部左右のジヨイント
型コーナ柱の接合面のフランジの背面に接近して
締結せられ、梁を横断して水平に対設してボルト
孔が穿設せられ、ジヨイント谷樋部はジヨイント
型コーナ柱の上端フランジとジヨイント梁上に外
周フレームを介して谷樋をジヨイント梁に沿つて
設け、谷樋の縁辺を屋根の表面材の縁辺で蔽つて
いて、対設せる谷樋の接合部に谷樋カバーを着脱
自在に設けてなり、床面カバー部は対設する床の
外周枠間を大きく〓間を設けてダクトを構成して
床面カバーで蔽つてなり、ブロツクとブロツクの
開口部を突合せてボルトナツトにより接合するこ
とを特長とするジヨイント構造を開口部に有する
ブロツクビルド建築構造 であり、各ブロツクは可搬性があり、広狭多様の
ワンフロアの建築物を得ることができるものであ
り、第2の従来例は 側面に開口部を設けた居住空間を構成する剛な
六立方体のブロツク構造体にして、開口部端面は
ジヨイント型コーナ柱と、ジヨイント梁と、ジヨ
イント谷樋部と、床面カバー部とからなり、ジヨ
イント型コーナ柱は開口部両側に配置され、ジヨ
イント型コーナ柱は中間のブロツクにおいては方
形床面の四隅に配置され、端部のブロツクにおい
ては、四隅にジヨイント型コーナ柱及び端部のコ
ーナ柱が配置され、これらの四隅の位置は同一に
して、ジヨイント型コーナ柱及びコーナ柱の下端
はボルト孔を穿設せるフランジを一体に有し、ジ
ヨイント型コーナ柱上端はジヨイント谷樋及び屋
根の外周枠を介して屋根の上面より上に上面水平
にしてボルト孔を有するジヨイント支持金具を設
け、コーナ柱上端には該ジヨイント支持金具の上
面と同一水平面上にボルト孔を有するフランジを
一体に設けて階下を構成せる端部のブロツクの上
のコーナ柱フランジとジヨイント支持金具及び中
間のブロツクの四隅のジヨイント支持金具に階上
を構成せんとする端部ブロツクのコーナ柱下のフ
ランジとジヨイント型コーナ柱下のフランジ及び
中間のブロツクの四隅のジヨイント型コーナ柱の
下端のフランジを夫々当接して、それぞれ有する
ボルト孔により上下のブロツクを締結してなるブ
ロツクビルド建築構造 であり、各ブロツクは夫々可搬性があり、各ブロ
ツクを併せて二階建以上の建築物を構築可能とし
たものである。
「発明が解決しようとする問題点」 上述した従来例では不使用時はブロツク単位に
分解して保管するがブロツクを容積が小さくなる
ようには分解出来ないため、保管をする空間が大
きく、場所も広い所が必要であり、保管に必要な
土地等の資本材の額が大きく、荷役機械もかなり
の能力のものが必要で運送に経費がかさむ。従つ
て、事務所、宿舎等をきわめて急速に所望の所に
設置できる点ではすぐれているが一方で可搬性に
すぐれ不使用時の格納空間の小さいものの提供が
要請されている。
本発明は上記従来例の欠点をなくし、ブロツク
ビルド建築構造に用いることができると共に保管
場所を小さくなし得る可能性、及び可搬性に融通
性のあるノツクダウン式移動建物を提供すること
を目的とするものである。
〔発明の構成〕
「問題点を解決するための手段」 本発明は平面形状方形であつてその角部にコー
ナ柱を当接し得るL字形の柱取付座を立設した床
と、床の該柱取付座に取付取外し可能に挿入され
断面がL字形中空で該中空部を構成する内部側の
直角方向にパネル取付フランジを備えたコーナ柱
と、コーナ柱上部に嵌入してコーナ柱に取付取外
し可能な添柱を備え外周上面に雨樋を設けた屋根
と屋根と床に両端が取付取外し可能で内部側に壁
パネル取付フランジを備えた中間柱と、柱間にお
いて外部側より建込み屋根、床及び柱の取付フラ
ンジに取付け取外し自在なパネルとからなるノツ
クダウン式移動建物である。
「作用」 床の柱取付座にコーナ柱を当接して締結し、コ
ーナ柱に屋根の添柱を挿入して締結し、必要な中
間柱を床と屋根間にわたして固定し、パネルを柱
間に外部側から建込んでパネルを床、屋根、及び
柱の取付フランジに締結する。分解はこの順序と
逆である。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面に従つて説明す
る。第1図乃至第4図は組立状態を示し、第1図
は正面図、第2図は側面図、第3図は平面図、第
4図は床伏図である。図示のように組立状態では
一つの六立方体のブロツクとなつており、これら
のブロツクは第5図乃至第12図に示すようなユ
ニツトからなつている。1は床、2は屋根、3は
コーナ柱、4は窓パネル、5は扉パネル、6は設
備パネル、7は盲パネル、8は中間柱である。こ
れらは分解されてそれ以上には通常分解されない
一つのユニツトをなすものである。
第13図は床1とコーナ柱3の取合を示す平面
図、第14図は第13図の正面図である。第15
図に断面を示すように片側のみリツプのある溝形
鋼の桁11及び妻側枠部材12が夫々溝を外向に
して方形にして配され、それらの四隅を座板13
乃座板13に溶接された柱取付座14を介して溶
接にて結合し、桁11間に妻手に根太15を並列
して結合してある。座板13の柱取付座14は角
を大きく面取りしたL形板材を座板13に立設し
てあり、該柱取付座14の直角な部分が桁11と
妻側枠部材12に溶接されている。桁11、妻側
枠部材12の上面の内部側の縁及び根太15に当
接して床板16が固定されている。桁11及び妻
側枠部材12にはブロツク全体を吊上げ得るよう
にフツク10が設けてある。
コーナ柱3は柱内側部材17と柱外側部材18
が溶接により一体となつたもので中空のアングル
形状をしている。柱内側部材17、柱外側部材1
8は中空部より外部へ延出してパネル取付フラン
ジ19としてある。柱外側部材18の端部を折曲
げた取付フランジ19に固定する部分にはパツキ
ン20が保持されている(第13図、第19図)。
柱外側部材18は外部側に面する部分及びその両
側の内外部方向の部材18Aの一部の下端は座板
13に当接し得るようになつており、柱外側部材
の内外部方向の部材18Aの残りの一部及び柱内
側部材17の下端は床板16よりわずかに高い位
置にある。
柱外側部材18の外部側に面する部材に設けた
凹座21の裏と角部の内側には柱取付座14に当
接する補強材9が溶接してある。コーナ柱3は床
の柱取付座14に補強材9を当接し、凹座21及
び補強材9のボルト孔を挿通してボルト22を床
の柱取付座14に固着したナツト23にねじ込ん
で組立てるようになつている。
第16図は第3図のA−A拡大断面図、第17
図は第3図のB−B拡大断面図、第18図は屋根
の隅部の拡大平面図、第19図は第1図のC−C
拡大断面図である。第16図に示すように桁側の
屋根枠24はリツプ付でZ型鋼形材24Aと、該
材24Aのウエブと外側のフランジに当接させ溶
着したリツプ溝形鋼24Bとからなつている。第
17図に示すように妻側の屋根枠25はリツプ付
Z型鋼形材25Aとリツプ付L字形状断面の鋼材
25Bが溶着されており、屋根枠24,25は方
形に配され、、隅部は屋根枠24,25を仕口状
として突合せて溶接すると共に屋根枠24の構成
材のリツプ溝形鋼24Bと屋根枠25の構成材の
リツプ付L字形状断面の鋼材25Bの端部ででき
た隅の内部側に当接するL字形断面の添柱26と
溶着することにより結合されている。
屋根2の隅にはL形材30cを屋根枠24,2
5のウエブ及び雨樋27に溶接し雨水を導くあん
こう30を設けてあるが、屋根枠の前記鋼材24
B,25B端を仕切る仕切り材30bにより屋根
枠24,25内への雨水の浸入を防止してある。
雨樋27はあんこう30の縁にその端部が来る。
27は屋根枠24,25上に固定したリツプ溝
形鋼でできた雨樋であつて屋根枠24,25の隅
部では連続していないで離れている。屋根枠2
4,25の上側リツプにかぶせるようにしてルー
フ材28が固定され、屋根枠24,25の内部側
には桁手方向は断面リツプ付のL字形状の天井縁
29、妻手方向はL字形断面の天井板支持材31
を夫々介在させて天井板32が屋根枠24,25
に固定されている。
第19図に示すようにコーナ柱3の上部の内部
にはリツプ付のL字形断面の柱上部取付部材33
が固定されている。柱上部取付部材33と柱内側
部材17との間は屋根の添柱26が挿入される間
〓をおいてあり、この間〓部分に添柱26が入る
ように屋根2を吊下げて下し、柱内側部材17の
開口34から、添柱26のボルト孔を挿通してボ
ルト35を柱上部取付部材33に固着したナツト
36にねじ込むことにより、屋根2とコーナ柱3
を固定できるようになつている。
中間柱8はハツト溝形鋼37にフランジ部材3
8を溶着してある。中間柱8のウエブ内側には下
部においては取付板39が中間柱8に固定され、
中間柱8から下方に突出している。中間柱8のハ
ツト溝形鋼のリツプ内にはパツキン40が保持さ
れている。
第20図に示すように中間柱8の下端は取付板
39のボルト孔を挿通してボルト41を床枠に固
定したブラインドナツト42にねじ込むことによ
り固定し、第21図に示すように中間柱8の上端
は屋根枠24,25の下端の取付フランジのボル
ト孔を挿通してボルト43を中間柱8のウエブ内
に固定したブラインドナツト44にねじ込み外方
へ引寄せてある。
窓パネル4、扉パネル5、設備パネル6、盲パ
ネル7は夫々高さは同一で同一の幅のモジユール
で作られており、これらの外枠は同一構成である
から、窓パネル4により代表してのべる。
第22図は窓パネルの水平断面図、第23図は
窓パネルの内外部方向の縦断面図である。同一角
パイプの竪枠45、上枠46、下枠47を方形に
組み、竪枠45の外周側に固定したコ字形断面の
外周材48によりパネル枠内外に固定した室内の
化粧板49、外壁材51を覆うと共に保持してい
る。
竪枠45の室内側で上下方向の中央部には中間
柱8、コーナ柱3へのパネル取付用のブラインド
ナツト52が固定されている。上枠46の外部側
には屋根枠24又は25へパネルを取付けるため
のブラインドナツト53が固定されている。上枠
46の上面には屋根枠に接し得るパツキン50が
固定されている。下枠47にはZ形鋼の取付フラ
ンジ54がフランジを垂直方向を向くようにし、
ウエブを下枠47に接近し上側のフランジで化粧
板49を介在させて図示されないねじ部材により
下枠47に固定されている。
55はまぐさ、56は窓台、57はまぐさ5
5、窓台56に端部の固定された窓取付竪枠であ
り、まぐさ55、窓台56の端部は両側に延長さ
れて竪枠45に固定されている。このようなまぐ
さ55、窓取付竪枠57はサツシ取付枠58を構
成し、サツシ枠59が外部側から嵌め込まれサツ
シ取付枠58に固定される。サツシ枠59内には
引違い障子61が1組嵌め込まれている(第1
図、第8図参照)。サツシ枠59の上枠の外部側
には樋62が当接し樋62を内側にして外壁材5
1がかぶせられ、サツシ枠59の竪枠に沿つて固
定された断面コ字形の縁取り材63をシール材6
4を介して外壁材51の縁に嵌め込んである。
サツシ取付枠58の内部側面には化粧板49を
介して飾りの額縁65が固定され、額縁65はサ
ツシ枠59にも固定されている。
このような窓に関する構成部分は扉パネル5で
は扉66(第1図、第9図)が構成され、設備パ
ネル6(第10図)では例えば室内側に折たたみ
式机、換気扇等が設けられ、盲パネル7(第11
図)では何も設けないものである。
このようなパネル4〜7等の取付は床1、屋根
2、コーナ柱3、中間柱8が組立てられてから組
立てるように出来ている。第19図はコーナ柱3
と中間柱8間にパネル10(窓パネル4、扉パネ
ル5、設備パネル6、盲パネル7等を代表して符
号10とする)がある場合でパネル10は第23
図において取付フランジ54下端を桁11の外側
になるようにブロツクの外部側より、内倒し状態
でけんどん式に建込み、桁11又は妻側枠部材1
2上にのせる。そしてパネル10を垂直に立てる
とパネル10の上部は屋根枠24又は25の下端
の取付フランジ部68端に当り、パツキン50屋
根の屋根枠24又は25に圧接する。同時にコー
ナ柱3,中間柱8が保持するパツキン20,40
はパネル10の内部側垂直方向の角に当接する。
そこで屋根枠24又は25の下端の取付フランジ
68のボルト孔を挿通してボルト69をブライン
ドナツト53にねじ込み、取付フランジ54のボ
ルト孔を挿通してボルト71を桁11又は妻側枠
部材12に固定してあるブラインドナツト52に
ねじ込み締付ける。次にコーナ柱3の取付フラン
ジ19及び中間柱8の取付フランジ38のボルト
孔を挿通してボルト70,72を夫々パネル10
に固定されているブラインドナツト52にねじ込
み固定するようになつている。このパネル10の
固定によりパネル10にそりがあつたとしても矯
正される。中間柱8,8間にパネル10を組付け
る場合も上記のようにコーナ柱3と中間柱8間に
パネル10を組付ける場合と同様に組付ける。
以上、各個の構成と部分組立についてのべた
が、全体の組立順序は床1にコーナ柱3を立て、
コーナ柱3上にクレン等の荷役機械で屋根2を下
して固定し、中間柱8を床1と屋根2間にわたし
て固定し、コーナ柱3と中間柱8間及び中間柱
8,8間に夫々パネル10を建込み固定して出来
上りである。このような完成ブロツクを符号73
とする。
第24図乃至第26図はブロツク73を複数
個、単層に配した例である。第24図ではブロツ
クは73−1,73−2,73−3の三棟が用い
られ、夫々桁手側を接合しており、桁手側は中間
柱8,パネル10を取付けないのでワンフロアと
なつているものである。
第25図はブロツク73−1,73−2,73
−3,73−4を夫々桁手、妻手を接合面として
おり、内部は中間柱8,パネル10を設けないで
置くことができるし、妻手側を仕切つて扉パネル
5を附して行き来のできる二部屋とすることもで
きる。
第26図はブロツク73−1,73−2の妻手
を接合面としたもので接合面は中間柱8、パネル
10はなくてもよく、又仕切つて扉パネル5を設
けてもよい。
以上のように本発明のブロツクでは広狭ワンフ
ロア或は適宜切つて間取りができる。
一つのブロツク73は組立つたときと全く逆の
順序で分解される。分解されると床1、屋根2は
夫々重ねられるし、各パネル10は混合して重ね
ることもできる。尚総て同一のモジユールで作成
してあるからパネル10を混合して重ねても、大
きさの種類が少ないので一つのブロツクでは第3
3図に示すように床1の上に屋根2を重ねる。そ
の時に添柱26で出来る空間にコーナ柱3、中間
柱8、パネル10等全てを格納する事が出来る。
格納すると面積としては1つのブロツク73の床
面積分であり、格納されたブロツクの上に順次他
の格納されたブロツクを積上げられ、一つの組立
てられたブロツク73よりも高さがはるかに低
い。従つて数個のブロツク73の各構成ユニツト
を一つのブロツク73の床面積大の場所に保管で
きるから従来例のブロツク建築の単位ブロツクの
保管に比較して極めて小さい場所空間ですむ。尚
コーナ柱3はL形であり組合せて小さくなり、中
間柱8は束ねて小さくすることができる。
第33図は桁側の側面から見た図面である。上
述したブロツク構成ユニツトの格納は先ず床1が
地上に置かれている。各ユニツトはどれから格納
してもよく、第33図の左側から中間柱8を妻手
方向にして積上げ、コーナ柱3はL字形であるか
ら抱合せてほゞ方形断面にして納め、盲パネル7
を積上げ、その次に窓パネル4を積上げ、扉パネ
ル5の上に設備パネル6を積み、その右に中間柱
8を左端に積み上げた中間柱8と同様に積み上
げ、最も右に残りのコーナ柱3を抱合せて納め
る。かくして積み上げると適当なシートで蔽い床
のフツク10を利用してロープをシート上から掛
けて各パネル、柱を床1にしばりつける。最後に
床1の上に屋根2を合せて置くと添柱26が床1
の各角の上面に当接する。添柱26の長さは床1
上に各パネル、柱を格納した場合に屋根2の天井
32と若干の間隔を置き、天井32に取付けてあ
る照明具はブロツク分解の都度外さなくてもよい
ようにしてある。
次にブロツク73を併せて広狭ワンフロアーの
建物を得る場合の接合部の構成についてのべる。
第27図は平面断面図で示す第24図乃至第26
図のD部の拡大図である。
ブロツク73同志は座板13の端面を当接する
ように置く。座板13同志が接すると第28図の
ブロツクの接合面に直交する縦断面図で示すよう
に床の桁11又は妻側枠部材12同志の間は間が
あく。そしてコーナ柱3間にジヨイント気密材7
4を差込み、コーナ柱3の上下間の気密を保つ。
従つて、接合面はジヨイント気密材74とパツキ
ン20により密封され、外部からの吹き込みを遮
断する。第25図E部のような場合はパツキン2
0のみでよくジヨイント気密材74は必要がな
い。コーナ柱3,3のフランジ19,19間に断
面コ字でコーナ柱3の全長にわたるジヨイント7
5を挿入し、該フランジ19のボルト孔を挿通し
て、ジヨイント75に溶着してあるナツト77に
ボルト76をねじ込むことにより締結する。桁1
1間又妻側枠部材12間には床板16端間に嵌入
する下板81上に表面材82を固定し、表面材8
2端をフランジ状とした床ジヨイント材83が嵌
め込まれる。
ブロツク73の上部では第29図に示すように
下部で座板13が接すると屋根の屋根枠24又は
25の下部のフランジ面が当接する。そこで該フ
ランジの取付フランジ68の部分のボルト孔を挿
通して通しボルトナツト78により締結する。9
1は接合面を下部から蔽う屋根枠24又は25に
固定したカバーである。
第30図は第29図の側面図、第31図は第3
0図の平面図である。ブロツク73,73間には
谷樋ができる。そこで雨樋27,27間の間隔を
蔽うように接合面長手方向に長い角形の容器状の
谷樋カバー79をシール材81を介して雨樋2
7,27の対向するフランジのリツプ上からかぶ
せる。
第25図のE部の場合はG部中心を対称点とし
て第27図のような締結を四方向にて行なう。
二階建以上にブロツク73を積上げるため、第
32図に示すように雨樋27の底に中間支持具8
8が固定されてある。支持具88は各ブロツク7
3共同一個所にあるように設けてある。屋根2の
角では屋根枠24,25の上には雨樋27はな
く、この部分の屋根枠24,25のウエブには第
29図、第30図に示すように中間支持具88と
同一高さ角支持具89が固定してある。
角支持具89上部の材には座板13に設けたボ
ルト孔84と同一投影平面上同一位置にボルト孔
を設けて該ボルト孔下部にナツト85が溶接して
ある。
ブロツク73を上下に積重ねて一致させると、
上階のブロツク73の座板13は下階のブロツク
の角支持具89と接し、上階のブロツク73の図
示されない桁11の下面に固定してある座板が中
間支持具88に当接する。そこで上階の座板13
のボルト孔84を挿通して図示されないボルトを
下階のブロツク73の角支持具のナツト85にね
じ込み上下に締結する。上階においても、二以上
のブロツク73を平面上に配列して下階と同じく
レイアウトすることができるようになつている。
ブロツク73の桁11には階段受金具86が
夫々設けてあり、階段を設けることができる(階
段は不図示)。
〔発明の効果〕
本発明は(1)床、柱、屋根、パネルは夫々ボルト
締結されているので組立分解が自在にできる。(2)
分解するとトラツク1台で4棟分迄搬送可能であ
り分解出来ない従来例に比べて運送費が極めて安
価である。(3)各ユニツトはブロツク棟分程度重ね
積みで保管できるので保管場所が狭くてよい。(4)
パネルはモジユール化されており随意の位置に必
要な機能のものを取付け得る。(5)柱の内部側に
夫々取付フランジを設けてあるので、二つのブロ
ツクを接合する場合ジヨイントで該取付フランジ
間を結合すると結合された柱は1つの柱となり、
連棟とか単棟とかの区分けがなく組立つたものは
何れも1つの建物と観念される。(6)コーナ柱はブ
ロツクの角をとおる二等分線についても対称とな
つているから妻側の接合も可能であつて妻側及び
桁側を合せた四個以上のブロツク構成の建物が可
能である。(7)床の角に柱取付座を設け、該フラン
ジにコーナ柱を当接して固定できるようにしたか
ら組立順序として先ず、床にコーナ柱を立設で
き、屋根にコーナ柱上部に挿入できる添柱を設け
たから、床にコーナ柱を立て添柱をコーナ柱に差
込むように屋根を置きコーナ柱と添柱を締結する
と構造体として強固となるがその間の組立は到つ
て簡単である。(8)添柱は分解時屋根を地上等に置
いた際天井を傷つけたり、天井に配した照明具を
損傷することがない。又その間に柱、パネルを格
納出来る。(9)コーナ柱及び中間柱の内部側にパネ
ル取付用のフランジを設けたから、各パネルは外
部側から建込むことができ、パネルと柱の取付フ
ランジ間にパッキンを介在させるとコーナ柱或は
中間柱の間〓の一番奥で外部より降雨の届き難い
部分で水密を計ることになるので水密性を保ち易
い。又このようにするとパネルと柱間の狂いが分
らないから外観が良い。又、パネルの柱への取付
ボルトは内部側よりねじ込むので雨仕舞がよい。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも実施例を示し、第1図乃至第3図
は組立状態を示す三面図で第1図は正面図、第2
図は側面図、第3図は平面図、第4図は第1図の
床伏図、第5図乃至第12図は各ユニツトを示
し、第5図は床の斜視図、第6図は屋根の斜視
図、第7図はコーナ柱の斜視図、第8図は窓パネ
ルの正面図、第9図は扉パネルの正面図、第10
図は設備パネルの正面図、第11図は盲パネルの
正面図、第12図は中間柱の斜視図、第13図は
床とコーナ柱の取合を示す平面図、第14図は第
13図の一部断面で示す正面図、第15図は床の
枠部材の断面図、第16図は第2図のA−A拡大
断面図、第17図は第2図のB−B拡大断面図、
第18図は屋根の角部を示す平面図、第19図は
第1図のC−C拡大断面図、第20図は中間柱の
床への取付を示す内外部方向の縦断面図、第21
図は中間柱の屋根への取付を示す内外部方向の縦
断面図、第22図は窓パネルの水平断面図、第2
3図は窓パネルの内外部方向の縦断面図、第24
図乃至第26図は夫々がブロツクビルド建築を示
す平面図、第27図は第24図乃至第26図のD
部の詳細平面図、第28図はブロツクの接合部の
床の断面図、第29図はブロツクの接合部の屋根
の端部の断面図、第30図は第29図の側面図、
第31図は第30図の平面図、第32図はブロツ
クの接合部の屋根の中間部の断面図、第33図は
格納されたブロツクの側面図である。 1……床、2……屋根、3……コーナ柱、4…
…窓パネル、5……扉パネル、6……設備パネ
ル、7……盲パネル、8……中間柱、10……パ
ネル、26……添柱。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 平面形状方形であつてその角部にコーナ柱を
    差込み得るL字形の柱取付座を立設した床と、床
    の該柱取付座に取付取外し可能に当接され断面が
    L字形中空で該中空部を構成する内部側の直角方
    向にパネル取付フランジを備えたコーナ柱と、コ
    ーナ柱上部に嵌入してコーナ柱に取付取外し可能
    な添柱を備え外周上面に雨樋を設けた屋根と、屋
    根と床に両端が取付取外し可能で内部側にパネル
    取付フランジを備えた中間柱と、柱間において外
    部側より建込み屋根、床及び柱の取付フランジに
    取付け取外し自在なパネルとからなるノツクダウ
    ン式移動建物。
JP23267384A 1984-11-05 1984-11-05 ノツクダウン式移動建物 Granted JPS61109845A (ja)

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