JP2799956B2 - ノックダウン式移動建物 - Google Patents

ノックダウン式移動建物

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JP2799956B2
JP2799956B2 JP6188776A JP18877694A JP2799956B2 JP 2799956 B2 JP2799956 B2 JP 2799956B2 JP 6188776 A JP6188776 A JP 6188776A JP 18877694 A JP18877694 A JP 18877694A JP 2799956 B2 JP2799956 B2 JP 2799956B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブロックビルド可能なノ
ックダウン式移動建物に関する。詳しくは単体で居住性
のある移動建物を結合して広い一フロアを得ることので
きる移動建物であって、夫々屋根、床、柱、パネルが容
易に分解組立可能な移動建物の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ブロックビルド可能な移動建物として
は、一つのブロックの中間柱、パネルは分離組立可能で
あるがコーナ柱と屋根、床部の固定は外すことができな
い形式のものと、屋根、床部、柱、パネルの単位で分解
組立可能なノックダウン式移動建物がある。
【0003】ノックダウン式移動建物としては特公平3
−80947号公報に示されるものがある。
【0004】この公報に示される発明は平面形状方形で
あってその角部にコーナ柱を差込み得るL字形の柱取付
座を立設した床と、床の該柱取付座に取付取外し可能に
当接され断面がL字形中空で該中空部を構成する内部側
の直角方向にパネル取付フランジを備えたコーナ柱と、
コーナ柱上部に嵌入してコーナ柱に取付取外し可能な添
柱を備え外周上面に雨樋を設けた屋根と、屋根と床に両
端が取付取外し可能で内部側にパネル取付フランジを備
えた中間柱と、柱間において外部側より建込み屋根、床
及び柱の取付フランジに取付取外し自在なパネルとから
なるノックダウン式移動建物であって、これによって分
解組立が自在であり、分解すると減容されてトラック1
台で4棟分まで搬送可能で運送費が安価で、保管場所が
狭くてよく、単体を複数結合してより広い一つの建物に
構成でき、組立容易であり、屋根に添柱が備えてあるの
で分解時添柱で支持され、天井、天井の照明器具をいた
めることがないという効果を奏する。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】大規模開発をする
現場では同じ単位移動建物を平面でみて縦横に少くとも
四つ組合せていわゆる田字状に結合する場合、室内の柱
が寄り添って異常に太くなり、目ざわりとなり、見通し
が悪い。又室内空間を小さくしてしまう。
【0006】図9は妻、桁夫々2連に単位移動建物1
A,1B,1C,1Dを四棟いわゆる田字形に結合した
床伏図である。単位移動建物の各接合面1(AB),1
(BC),1(CD),1(AD)は中間柱、パネルは
外せるが、場所Xのようにこれらの四棟の単位移動建物
のコーナ柱が4本集まって(集合コーナ柱として)出来
上がる室内柱は構造強度上外すことができない。
【0007】図40は上記室内柱の部分の水平断面図で
ある。
【0008】図示されない方形の屋根枠には断面L形の
添柱4が溶接されている。この添柱4には断面L形で外
角部が大きく面取り5aされた中空のコーナ柱5の内部
に設けた柱上部取付部材6が当接し、この柱上部取付部
材6に溶接されたナット7に添柱4を挿通してボルト8
をねじ込んで添柱4にコーナ柱5を固定してある。床部
材には形状は異なるが柱取付座を設けて柱取付座にコー
ナ柱をボルト固定してある。
【0009】このような室内空間に室内柱が生ずるのは
単位移動建物を4棟以上組合せる場合で且つその組合せ
の態様によるが、この集合コーナ柱があるため、室内の
使い勝手が制限され、見通しもよくない。
【0010】本発明はコーナ柱が4本集まってできる集
合コーナ柱を取外し可能なノックダウン式移動建物を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は単
体の六立方体の分解組立可能な移動建物を複数接合して
用いられるノックダウン式移動建物であって、平面形状
方形であってその角部にコーナ柱を取付け得る柱取付座
を立設した床と、床の該柱取付座に取付取外し可能に当
接されたコーナ柱と、コーナ柱上部に取付取外し可能な
屋根と、屋根と床に両端が取付取外し可能な中間柱と、
柱間において外部側より建込み、屋根、床及び柱に取付
取外し自在なパネルとを有し、屋根側上面の各角に屋根
枠に固定され上方へ突出した角支持具を備えたノックダ
ウン式移動建物において、単位移動建物の妻側又は桁側
長さの整数倍に見合う梁を前記床、コーナ柱、屋根、中
間柱、パネルに加えて備え、移動建物の室内に4本のコ
ーナ柱が集合した室内柱が立設される状態に単位移動建
物を4棟以上組合せて一フロアーの建物を建てる場合
に、室内柱を立設することなく前記梁が前記室内柱をを
取り除かれる位置をとおり妻又は桁方向の中央及び端部
且つ梁に沿う両側の単位移動建物の前記角支持具に建
物外部側で組立分解可能であり、前記梁でもって屋根を
支持し、且つ梁に沿う両側の単位移動建物を結合し室内
柱を取り除くことを可能としたことを特徴とするノック
ダウン式移動建物である。
【0012】本発明の第2の発明は単位移動建物の接合
部の妻側屋根枠のほぼ2倍の長さの下カバーと、この下
カバーに直交して桁手方向の屋根枠とほぼ等しい長さの
上カバーと、無柱場所Xにおける雨受けを有することを
特徴とする第1の発明に記載のノックダウン式移動建物
である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。以下の説明で板材にナットを溶接してある場合はナ
ット中心と一致させて板材にはナットへねじ込まれるボ
ルトの挿通するボルト穴が設けてあるが、必ずしも説明
を加えず省略する場合がある。先ず単位移動建物、即ち
1ブロックの建物の構成についてのべる。図16から図
19は組立状態を示し、図16は正面図即ち桁側を示
し、図17は側面図即ち妻側を示す。図18は平面図、
図19は床伏図である。単位移動建物は図示のように組
立状態では一つの六立方体のブロックとなっており、こ
れらのブロックは図20乃至図28に示すようなユニッ
トからなっている。図20は床11、図21は屋根1
2、図22は外部側に面して用いられるコーナ柱5、図
23は残すべき必要のある室内柱となった場合に用いら
れる第2のコーナ柱14、図24は窓パネル15、図2
5は扉パネル16、図26は設備パネル17、図27は
壁パネル18、図28は中間柱19である。これらは図
21に示す屋根12に設ける添柱4が組立分解可能であ
るのを除いて夫々が分解されてそれ以上には通常分解さ
れない一つのユニットをなすものである。
【0014】図29は床11とコーナ柱5の取合を示す
平面図、図30は図29の正面図である。図30に断面
を示すように片側のみリップのある溝形鋼の桁21及び
妻側枠部材22が夫々溝を外向にして方形にして配さ
れ、それらの四隅を図29に平面形状を示す座板23及
び座板23に溶接された柱取付座24を介して溶接にて
結合し、図19のように桁21間に妻手に根太25を並
列して結合してある。座板23に固定した柱取付座24
は角を大きく面取りしたL形板材を座板23に立設して
あり、該柱取付座24の直角な部分が桁21と妻側枠部
材22に溶接されている。桁21、妻側枠部材22の上
面の内部側の縁及び根太25に当接して床板26が固定
されている。図20に示すように桁21及び妻側枠部材
22には単位移動建物1(図16参照)全体を吊上げ得
るようにフック20が設けてある。
【0015】図29に示すようにコーナ柱5は柱内側部
材27と柱外側部材28が溶接により一体となったもの
で中空のアングル形状をしている。柱内側部材27、柱
外側部材28は中空部より外部へ延出してパネル取付フ
ランジ9としてある。柱外側部材28の端部を折曲げた
取付フランジ9に固定する部分にはパッキン30が保持
されている。柱外側部材28は外部側に面する部分及び
その両側の内外部方向の部材28aの一部の下端は座板
23に当接し得るようになっており、柱外側部材28の
内外部方向の部材28aの残りの一部及び柱内側部材2
7の下端は床板26よりわずかに高い位置にある。
【0016】柱外側部材28の外部側に面する部材に設
けた凹座31の裏と角部の内側には柱取付座24に当接
する補強材39が溶接してある。コーナ柱5は床の柱取
付座24に補強材39を当接し、凹座31及び補強材3
9のボルト孔を挿通してボルト32を床の柱取付座24
に固着したナット33にねじ込んで組立てるようになっ
ている。コーナ柱5、柱取付座24等図29に示す部材
の形状、ボルト及びナット等の締結手段の配置は移動建
物1の平面でみて角Pをとおり、この角を2等分する2
等分線CLについて対称である。
【0017】図6は図18のHーH拡大断面図又は図1
のC部の紙面に平行な拡大図、図7は図18のI−I拡
大断面図又は図3のD部の紙面に平行な拡大図、図31
は屋根の隅部の一部断面で示す拡大平面図、図15は図
16のG−G拡大断面図である。
【0018】図6に示すように桁側の屋根枠34はリッ
プ付Z型鋼形材34aと、該材34aのウエブと外側の
フランジに当接させ溶着したりリップ溝形鋼34bとか
らなっている。同様に図7に示すように妻側の屋根枠3
5はリップ付Z型鋼形材35aとリップ溝形鋼35bが
溶着されており、屋根枠34,35は方形に配され、隅
部は屋根枠34,35を仕口状として突合せて溶接する
と共に屋根枠34の構成材のリップ溝形鋼34bと屋根
枠35の構成材のリップ溝形鋼35bの端部でできた隅
の内部側に当接するL字形断面の添柱4とが取り付け取
り外し可能に結合されている。このため、両屋根枠3
4,35のリップ溝形鋼34b,35bのウエブ内側に
はナット34c,35cが夫々溶接され、添柱4のフラ
ンジ及びリップ溝形鋼34b,35bのウエブを挿通し
てボルト34d,35dが該ナット34c,35cにね
じ込まれている。この添柱4は単位移動建物1を1棟の
み用い、或は連棟であっても室内柱を残しておく場合は
屋根枠34,35にボルト34d,35dで固定されて
いる。屋根枠34,35のZ型鋼形材34a,35aに
は夫々リップ溝形鋼の雨樋37が溶接されている。
【0019】図31に示すように屋根12の隅にはL形
材40cを屋根枠34,35のリップ付Z型鋼形材34
a,35aのウエブ及び雨樋37に溶接し雨水を導くあ
んこう40を設けてあるが、屋根枠の前記リップ溝形鋼
34b,35b端を仕切る仕切り材40bにより屋根枠
34,35内への雨水の浸入を防止してある。屋根枠3
4,35のリップ付Z型鋼形材34a,35a上に固定
した雨樋37はあんこう40の縁にその端部が来る。あ
んこう40を作るL形材40cは図6、図7に示すよう
に屋根12より上方へ突出し、その頂部に座板40dを
溶接し、座板40dにボルト穴40fを設け、このボル
ト穴40f直下において座板40dの下面にナット40
eを溶接し、L形材40c、座板40d、ナット40e
でもって角支持具100を構成している。
【0020】この角支持具100の頂面は屋根12の最
頂部よりわずかに高い位置に位置する。この角支持具1
00の座板40dに溶接したナット40eの中心は垂下
すると、床11の座板23に設けたボルト穴94(図1
5、図29参照)と一致するようになっている場合には
下階の単位移動建物1上の屋根12上の角支持具100
上に上階の単位移動建物1の床11の座板23をのせ、
上階の床11の座板23に設けたボルト穴94を挿通し
てボルトを下階の屋根の角支持具100のナット40e
にねじ込むことによって上下2階建の建物となる。ただ
し、本発明では角支持具100は必須不可欠ではある
が、この角支持具100に設けたナット40eの垂下す
る中心が床11の座板23に設けたボルト穴94の中心
を通らない場合でも成り立つ、即ち、平家専用の連棟式
建物に構成可能な単位移動建物についても成り立つもの
である。
【0021】あんこう40は樋受けを介して竪樋を取付
けて雨仕舞可能となっている。図6、図7に示すように
屋根枠34,35のリップ付Z型鋼形材34a,35a
の上側リップにかぶせるようにしてルーフ材38が固定
され、屋根枠34,35の内部側には桁手方向及び妻手
方向に断面リップ付のL字形状の天井縁36が配され、
天井縁36の屋根枠34,35のリップ溝形鋼34b,
35bのウエブに当接する一方のリップ部分を挿通して
タッピングねじ41が該ウエブにねじ込まれ、上部の他
方のリップを挿通してタッピングねじ43が該リップ上
に当接する天井板42にねじ込まれている。
【0022】図15に示すようにコーナ柱5の上部の内
部にはリップ付のL字形断面の柱上部取付部材6が固定
されている。柱上部取付部材6と柱内側部材27との間
は屋根の添柱4が挿入される間隙をおいてあって、この
間隙部分に添柱4が入るように屋根12を吊下げて下
し、柱内側部材27の開口44から、添柱4のボルト孔
を挿通してボルト8を柱上部取付部材6に固着したナッ
ト7にねじ込むことにより、屋根12とコーナ柱5を添
柱4を介して固定できるようになっている。
【0023】図15に示すように中間柱19は中空でハ
ット溝形鋼47のフランジの内部側にフランジ48を溶
着してある。中間柱19のフランジ根本にはパッキン5
0が保持されている。図32に示すように中間柱19の
内側には下部においては取付板49が中間柱19に固定
され、中間柱19から下方に突出している。
【0024】中間柱19の下端は取付板49のボルト孔
を挿通してボルト51を床枠21,22に固定したブラ
インドナット52にねじ込むことにより固定し、図33
に示すように中間柱19の上端は屋根枠34,35の下
端の取付フランジ78のボルト孔を挿通してボルト53
を中間柱19のウエブ内に固定したブラインドナット5
4にねじ込み外方へ引き寄せてある。
【0025】図24から図27に示した窓パネル15、
扉パネル16、設備パネル17、壁パネル18は夫々高
さは同一で同一の幅のモジュールで作られており、これ
らの外枠は同一構成であるから、窓パネル15により代
表してのべる。
【0026】図34は窓パネル15の水平断面図、図3
5は窓パネルの内外部方向の縦断面図である。同一角パ
イプを方形のパネル枠55に組み、パネル枠55に外壁
材、室内化粧板を固定し、中央部にサッシ枠69を取付
けてある。
【0027】パネル枠55の室内側で上下方向の中央部
には中間柱19、コーナ柱5へのパネル取付用のブライ
ンドナット62が固定されている。パネル枠55の上枠
の外部側には屋根枠34又は35へパネルを取付けるた
めのブラインドナット63が固定されている。パネル枠
55の上枠の上面には屋根枠34,35に接し得るパッ
キン60が固定されている。パネル枠55の下枠にはZ
形鋼の取付フランジ64がフランジを垂直方向を向くよ
うにし、ウエブをパネル枠55の下枠の下側に接近し上
側のフランジで化粧板を介在させて図示されないねじ部
材によりパネル枠55に固定されている。
【0028】アルミサッシ枠69内には引違い障子71
が1組嵌め込まれている(図16、図24参照)。
【0029】このような窓に関する構成部分は扉パネル
16では扉76(図16、図25)が構成され、設備パ
ネル17(図26)では例えば室内側に不図示の折りた
たみ式机、換気扇等が設けられ、壁パネル18(図2
7)では何も設けないものである。
【0030】このようなパネル15〜18等の取付は床
11、屋根12、コーナ柱5、中間柱19が組立てられ
てから組立てるように出来ている。図15はコーナ柱5
と中間柱19間にパネル10(窓パネル15、扉パネル
16、設備パネル17、壁パネル18等を代表して符号
10とする)がある場合でパネル10は図35において
取付フランジ64下端を桁21又は22の外側になるよ
うに移動建物の外部側より、内倒し状態でけんどん式に
建込み、桁21又は妻側枠部材22上にのせる。そして
パネル10を垂直に立てるとパネル10の上部は屋根枠
34又は35の下端の取付フランジ部78端に当り、パ
ッキン60は屋根の屋根枠34又は35に圧接する。同
時に図15に示すようにコーナ柱5、中間柱19が保持
するパッキン30,50はパネル10の内部側垂直方向
の角に当接する。そこで屋根枠34又は35の下端の取
付フランジ78のボルト孔を挿通してボルト79をパネ
ル枠55の上枠内のブラインドナット63にねじ込み、
パネル10の下部に設けた取付フランジ64のボルト孔
を挿通してボルト81を桁21又は妻側枠部材22に固
定してあるブラインドナット52にねじ込み締付ける。
次に図15に示すようにコーナ柱5の取付フランジ9及
び中間柱19の取付フランジ48のボルト孔を挿通して
ボルト80,82を夫々パネル10に固定されているブ
ラインドナット62にねじ込み固定するようになってい
る。このパネル10の固定によりパネル10にそりがあ
ったとしても矯正される。中間柱19,19間にパネル
10を組付ける場合も上記のようにコーナ柱5と中間柱
19間にパネル10を組付ける場合と同様に組付ける。
【0031】以上、単位移動建物1が外部側に面する構
成と部分組立についてのべたが、ブロック1個即ち単位
移動建物のみを使用するための全体の組立順序は床11
の四コーナにコーナ柱5を4本立て、コーナ柱5上にク
レン等の荷役機械で屋根12を下して固定し、中間柱1
9を床11と屋根12間にわたして固定し、コーナ柱5
と中間柱19間及び中間柱19,19間に夫々パネル1
0を建込み固定して出来上りである。このような完成ブ
ロックを単位移動建物1とする。
【0032】一つの単位移動建物1は組立てたときと全
く逆の順序で分解される。分解されると床11、屋根1
2は夫々重ねられるし、各パネル10は混合して重ねる
こともできる。尚総て同一のモジュールで作成してある
からパネル10を混合して重ねても、大きさの種類が少
ないので一つのブロックでは図36に示すように床11
の上に屋根12を重ねる。その時に添柱4で出来る空間
にコーナ柱5、中間柱19、パネル10等全てを格納す
る事が出来る。格納すると面積としては1つの単位移動
建物1の床面積分であり、格納された単位移動建物1の
上に順次他の格納された単位移動建物1を積上げられ、
一つの組立てられた単位移動建物1よりも高さがはるか
に低い。従って数個の単位移動建物1の各構成ユニット
を一つの単位移動建物1の床面積大の場所に保管できる
から従来例のブロック建築の単位移動建物の保管に比較
して極めて小さい場所空間ですむ。尚コーナ柱5はL字
形であり組合せて小さくなり、中間柱19は束ねて小さ
くすることができる。
【0033】図36は桁側の側面から見た図面である。
上述したブロック構成ユニットの格納は先ず床11が地
上に置かれている。各ユニットはどれから格納してもよ
く、図36の左側から中間柱19を妻手方向にして積上
げ、コーナ柱5はL字形であるから抱合せてほぼ方形断
面にして納め、壁パネル18を積上げ、その次に窓パネ
ル15を積上げ、扉パネル16の上に設備パネル17を
積み、その右に中間柱19を左端に積み上げた中間柱1
9と同様に積み上げ、最も右に残りのコーナ柱5を抱合
せその上に室内柱としてのみ使用できるコーナ柱14を
のせて納める。かくして積み上げると適当なシートで蔽
い床のフック20を利用してロープをシート上から掛け
て各パネル、柱を床11にしばりつける。最後に床11
の上に屋根12を合せて置くと添柱4が床11の各角の
上面に当接する。添柱4の長さは床11上に各パネル、
柱を格納した場合に屋根12の天井板42と若干の間隔
を置き、天井板42に取付けてある照明具はブロック分
解の都度外さなくてもよいようにしてある。
【0034】図9、図10は単位移動建物(1ブロッ
ク)を複数組合せて広い一フロアとした場合で図9では
4棟の単位移動建物1A,1B,1C,1Dを組合せ、
図10では12棟の単位移動建物1A,1B,1C,1
D,1E,1F,1G,1H,1I,1J,1K,1L
を組合せ、単位移動建物1の接合面1(AB),1(B
C)・・・は中間柱19、パネル10を備えず夫々一フ
ロアーの一つの建物としている。単位移動建物1を全て
四隅にコーナ柱を有するものとすると図9、図10に符
号X,Yで示す場所にはコーナ柱が四本集まった集合コ
ーナ柱(室内柱)ができるが、本発明では室内の場所X
には柱がなく、場所Yでは集合コーナ柱は細いものとす
ることもできる(後述)。
【0035】次に単位移動建物1を併せて上記広狭ワン
フロアーの建物を得る場合の接合部の構成についてのべ
る。図37は平面断面図で示す図9、図10のF部の拡
大図である。
【0036】単位移動建物1同志は座板23の端面を当
接するように置く。座板23同志が接すると図38の単
位移動建物の接合面に直交する縦断面図で示すように床
の桁21又は妻側枠部材22同志の間は間があく。そし
てコーナ柱5間にジョイント気密材84を差込み、コー
ナ柱5間の上下にわたり気密を保つ。従って、接合面は
ジョイント気密材84により密封され、外部からの吹き
込みを遮断する。コーナ柱5,5のパネル取付フランジ
9,9間に断面コ字でコーナ柱5の全長にわたるジョイ
ント85を挿入し、該フランジ9のボルト孔を挿通し
て、ジョイント85に溶着してあるナット87にボルト
86をねじ込むことにより締結する。室内床部では桁2
1間又は妻側枠部材22間には床板26端間に表面材9
2端をフランジ状とした床ジョイント材93が嵌め込ま
れる。
【0037】単位移動建物1,1の上部では図4、図5
に示すように下部で座板23端が接すると屋根の屋根枠
34又は35のリップ付Z型鋼形材34a,35aの下
部のフランジ34a−1面が当接する。そこで該フラン
ジ34a−1の室内へ垂下する取付フランジ78の部分
のボルト孔を挿通して通しボルトナット88により締結
する。
【0038】単位移動建物1,1間には谷樋ができる。
そこで接合面における雨樋37,37間の間隔を蔽うよ
うに接合面長手方向に長い角形の容器状の谷樋カバー8
9を雨樋37,37の対向するフランジのリップ上から
かぶせる。尚、雨樋37,37間にはシール材91を充
填する。
【0039】図10のY部の場合はY部中心Oを対称点
として図37のような締結を四方向にて行ない、図40
のような集合コーナ柱5を室内柱を行うこともできるが
本実施例ではコーナ柱5を用いると太くなるので別材の
コーナ柱14を用いる(後述)。
【0040】連棟となった移動建物の集合柱のできる無
柱場所Xの構成を次に説明する。
【0041】図1は図9のE−E又は図10のF−Y
(接合部1(AD),1(EI)又は接合部1(B
C),1(HL))、Y−Y(接合部1(FJ),1
(GK))の略断面図である。四つの角にコーナ柱5を
立てると、図9及び図10の符号Xの場所にはコーナ柱
が4本集まり、室内柱ができる。本発明はこの室内柱を
なくするものである。両側の柱が外部側に面する部分で
はコーナ柱5が配され、室内の図10の位置Yに立設さ
れる場合は室内柱が配設される。図9,図10の場所X
にはコーナ柱5、添柱4は共に取り付けられていない。
従って、室内の図9の符号Xで示す室内中央及び図10
の符号Xで示す夫々の四つの単位移動建物1の角が集ま
る場所(無柱場所X)には柱は存在しない。谷樋が出来
る図9の接合部1(AD)と1(BC)或は図10の1
(AD)と1(EI)、1(FJ)と1(GK)、1
(HL)と1(BC)に夫々妻側屋根枠35に添って妻
側屋根枠35の2倍に見合う長さの梁3がわたされ、梁
3の両端及び中央は角支持具100に固定されている。
この梁3はI型鋼でそのフランジ幅は単位移動建物1を
接合した状態において、接合部における隣接する二つの
角支持具100の座部40dの桁側の幅と等しい。この
梁3が固定される角支持具100は図9において接合部
1(AD),1(BC)に沿ってその両側にあるものが
含まれている。図10においても妻側の接合部1(A
D)と1(EI)、1(FJ)と1(GK)、1(H
L)と1(BC)の夫々の両側の角支持具100が含ま
れている(図2参照)。
【0042】図4、図5に示すように梁3はそのフラン
ジを挿通して角支持具100に溶着したナット40eに
ボルト3aをねじ込み固定されている。これによって、
無柱場所Xの屋根12の角は、角支持具100のL型鋼
40cが屋根枠34,35のリップ付Z型鋼材34b,
35bに溶接されることにより、屋根枠34,35が梁
3によって吊り下げられるように支持され、梁3の両端
は角支持具100、屋根枠34,35、添枠4、コーナ
柱5を介して床枠の座板23に支持される。
【0043】接合部の天井カバーについてのべる。この
天井カバーは接合部から漏水が生じた場合に対応可能と
なっている。図4、図5、図8に天井カバーが示されて
いる。天井カバーは一つの単位移動建物の接合部の妻側
屋根枠35のほぼ2倍の長さの下カバー101と、この
下カバー101に直交して桁手方向の屋根枠34とほぼ
等しい長さの上カバー102と、無柱場所Xにおける雨
受け103を有する。下カバー101は外部側のコーナ
柱5まであり、断面は図5に示すようにリップ付溝形で
あり、接合部における接合状態の屋根枠35を下側から
覆っている。下カバー101はウエブから高さhを残し
てフランジに角形の切り込み101aを設けてある。こ
の切り込み101aに無柱場所Xでは上カバー102の
端部が係合し、上カバー102の他端は外部側のコーナ
柱5の位置まで延在する。上カバー102の断面は図4
に示すように溝形であり、接合部における接合状態の屋
根枠34を下側から覆うようになっている。そして上カ
バー102のフランジ間内矩は屋根枠34のリップ溝形
鋼34bのウエブの外側に接する寸法であり、下カバー
101の切り欠き101aに端部がわずかにかかってい
る。この上カバー102、下カバー101と交叉する位
置において、無柱場所雨受け103が設けてある。この
雨受け103は図8に示すように下カバー101と平行
な下雨受け103aと、下雨受け103aに交叉する上
雨受け103bが一体に設けられている。下雨受け10
3aは断面溝形で中央に段形の切り欠き103cを有し
長さは短い、上雨受け103bは該切り欠き103cの
下側に嵌合する断面溝形であり、上下雨受け103a,
103bは溶接で一体的となっている。図4に示すよう
に下雨受け103aのウエブは上カバー102のウエブ
と同一高さにあり、図5に示すように下雨受け103a
のフランジ間内矩は接合部の屋根枠35のリップ溝形鋼
35bのウエブ間の幅と等しい。この下雨受け103a
の断面は上カバー102の断面と同寸法となっている。
下雨受け103aの切り欠き103cの上段の幅は桁方
向の屋根枠34のリップ溝形鋼34bを二つ併せた幅を
有し、図4に示すように上雨受け103bが屋根枠34
に接した状態では下雨受け103aのフランジは図5に
示すように屋根枠34のリップ溝形鋼34bのウエブを
挟持している。
【0044】天井カバーの取り付けは先ず雨受け103
の下雨受け103aを屋根枠35のリップ溝形鋼35b
に嵌合し、添柱取付用のボルト35dを下雨受け103
aのフランジのボルト穴を挿通して、無柱場所Xにおい
て添柱を外した後に残っているリップ溝形鋼35b内の
ナット35cにねじ込み取り付けるが、ボルト35dは
締め込まないで首下を開けておく。次に上カバー102
を桁方向の屋根枠34のリップ溝形鋼34bに嵌め込
み、無柱場所では添柱を取り付けたボルト34dを上カ
バー102を挿通してリップ溝形鋼34b内の添柱取り
付け用のナット34cにねじ込み固定する。尚、該上カ
バー102は図示されないがリップ溝形鋼34bの他の
個所へも同様に取り付ける(図示されない。)最後に下
カバー101を妻側屋根枠35のリップ溝形鋼35bに
嵌め込む。その際、下カバー101の切り込み101a
を上カバー102に嵌め込むと共に下カバー101のフ
ランジに設けた溝101b(図8参照)を雨受け103
を屋根枠35に取り付けるボルト35dの首下に差し込
み、該ボルト35dを締め込む。尚下カバー101はこ
の外に図6に示すように下カバー101を挿通してボル
ト101eを屋根枠35のリップ溝形鋼35b内に予め
溶接してある数個所のナット(図示されい)にねじ込み
固定する。上記において下カバー101、上カバー10
2は無柱場所Xより周辺に向って下るようにゆるい勾配
で配されている。
【0045】集合室内柱が設けられる図10に示す場所
Yにはコーナ柱5を用いることが出来るが、コーナ柱5
が4本集まって太くなってしまうのを回避するにはコー
ナ柱5に代えて室内用コーナ柱14が用いられる。図3
9に示すように室内用コーナ柱14は室内柱の中心Oに
近ずけたパイプ状の柱体14aを有し、柱体14aの上
端部の側面にはL型鋼形状の板状取付部14bを備え
る。この板状取付部14bには、コーナ柱5の柱上取付
部材6に固定したナット7の添柱4に対する関係位置と
同じ関係位置にナット7Aを溶接されているものであ
る。室内柱用の室内用コーナ柱14の下端は柱取付座2
4(図29参照)に沿って当接する板状の取付部が設け
てある(図示されない)。従って、この室内用コーナ柱
14の下端の床11への取付部はコーナ柱5を用いる場
合と同様であるが、柱取付部材6、柱取付座24に対し
ては夫々上下方向から挿入するのでないから着脱は簡単
である。
【0046】図11、図29に示すように床の床枠の隅
において桁21内側にはブラケット21aが溶接され、
ブラケット21aの下面にはナット47が固定されてい
る。
【0047】この梁3を取付ける建方を説明する。
【0048】梁3を取付ける位置に角が集まる4つの単
位移動建物1には夫々仮柱48を設ける。仮柱48は図
12に示すようにアングル48cの両端に蓋板48aを
溶接してある。各蓋板48aにはボルト穴48bがあい
ている。
【0049】集合室内柱となる部を無柱場所Xとするに
は個々の単位移動建物1を組立てる際に無柱となる部分
はコーナ柱5に代えて仮柱48を設ける。仮柱48を設
けるには先ず図30に示すように床板26を挿通して桁
21に固定してあるブラケット21aに固定されたナッ
ト47にねじ込み床板26を床フレームに座金56を介
して固定してあるボルト57を取外す。そして、図11
に示すように仮柱48を床板26上に立て、外したボル
ト57を座金56を介して仮柱48のボルト穴48b、
床板26を挿通してナット47にねじ込み固定し、仮柱
47の上部を添柱4の内角面に当接し、仮柱47と添柱
4のボルト穴を挿通してボルトナット58により、仮柱
48の上部を固定する。これによって、無柱場所Xには
4棟の単位移動建物1の角に設けた4本の仮柱48が集
まり、図1,図3に二点鎖線で示したようになる。
【0050】次に図1に示すように無柱場所Xをとおる
ようにして妻手方向の接合部上の各角支持具100上に
梁3を載置し、梁3の下フランジを挿通してボルト3a
を角支持具100に設けてあるナット40eにねじ込み
梁3を角支持具100に固定する。これによって、無柱
場所X上をとおる梁3の両端がコーナ柱5,5で支持さ
れる。無柱場所Xは仮柱48で支持されている。
【0051】次に仮柱48を床11に固定してあるボル
ト57、添柱4に固定してある通しボルトナット58を
外し、仮柱48を除去し、無柱場所Xに残る4本の添柱
4を屋根枠34,35に固定してあるボルト34d,3
5dを外してこれらの添柱4を取り除く。
【0052】上記を図9の無柱場所Xに関し行うと、単
位移動建物4棟分が一フロアーの柱のない室となり、図
10のXの場所に関し行うと、室内柱は5本から2本に
減少する。
【0053】「実施例2」実施例1は単位移動建物の4
棟分の夫々の妻方向を一本の梁としたが、桁方向につい
ても同様にできる。又、妻方向、桁方向にかかわらず室
内柱が生じる場所を無柱とするため間をまびく数は図1
0の実施例のように一本毎に限られるわけではなく、二
本毎以上まびいてもよい。又、例えば接合部上で妻方
向、桁方向に梁を配設し、これらのに梁を交叉方向に配
設することにより、より広い面積の一フロアーを得るよ
うにより多くの室内柱をまびくことも可能である。
【0054】図13は実施例2の斜視図を示す。図に示
すように8棟の単位移動建物1A,1B,1C,1D,
1E,1F,1G,1Hを2棟宛妻側を接合して、この
接合したものを夫々桁側を接合し、これらの室内を全く
無柱とする場合には、連棟状態における単位移動建物1
A,1Dの妻側接合部上の外部側の一対の角支持具10
0(AD)と、単位移動建物1B,1Cの妻側接合部上
の一対の角支持具100(BC)に一本のI型鋼の梁3
Aの端部をボルト止めし、集合柱となる場所を無柱とす
る各無柱場所Xの位置における角支持具100と梁3A
をボルト止めする。そして、単位移動建物1Eと1F、
1Gと1Hの桁側接合部上に添って梁3Aに直角に交叉
する梁3Bを梁3A上に接して配する。この梁3Bは、
単位移動建物1E,1Fの桁側接合部上の外部側の一対
の角支持具100(EF)と、単位移動建物1G,1H
の桁側接合部上の一対の角支持具100(GH)にライ
ナブロック109を介して着脱可能にボルト止めされ、
梁3Aとこれに交叉する梁3Bの交叉点では両梁3A,
3Bをボルトナット99で締結する。
【0055】「実施例3」図14は実施例3の斜視図で
ある。実施例3は図に示すように8棟の単位移動建物1
A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1Hを2棟
宛妻側を接合して、この接合したものを夫々桁側を接合
し、これらの室内を全く無柱とする他の実施例である。
【0056】図に示すように各桁側接合部1(AE)と
1(DG)、1(EF)と1(GH)、1(BF)と1
(CH)の夫々に沿った線上にある角支持具100を通
じて一本の単位移動建物1の桁側長さの2倍の梁3をわ
たして角支持具100に締結したものである。
【0057】
【発明の効果】本発明の第1の発明によれば、単体の六
立方体の分解組立可能な移動建物を複数接合して用いら
れるノックダウン式移動建物であって、平面形状方形で
あってその角部にコーナ柱を取付け得る柱取付座を立設
した床と、床の該柱取付座に取付取外し可能に当接され
たコーナ柱と、コーナ柱上部に取付取外し可能な屋根
と、屋根と床に両端が取付取外し可能な中間柱と、柱間
において外部側より建込み屋根、床及び柱に取付取外し
自在なパネルとを有するノックダウン式移動建物におい
て、単位移動建物の妻側又は桁側長さの整数倍に見合う
梁を前記床、コーナ柱、屋根、中間柱、パネルに加えて
備え、移動建物の室内に4本のコーナ柱が集合した室内
柱が立設される状態に単位移動建物を4棟以上組合せて
一フロアーの建物を建てる場合に、案内柱を立設するこ
となく前記梁が前記室内柱を取り除かれる位置をとおり
妻又は桁方向の屋根上に設けた角支持具に組立分解可能
であり、前記梁でもって屋根を支持し、室内柱を取除く
ことを可能としたため、単位移動建物を四棟以上複数棟
組合せ且つ室内柱が生ずる場合に室内柱の全部又は一部
を外すことが出来、室内を広く使用することができる
のにおいて、特に必要なのは複数の単位移動建物間にわ
たる梁と締結具例えばボルト類だけであり、部材追加が
少なく、梁の組付けも連棟を組立てるときに仮柱を立て
ておいて梁を屋根上の角支持具上にのせて締結しその後
仮柱を外すだけであるので組立が容易で組立工数も少な
い。そして梁が屋根上に配されたので室内高は単位移動
建物の室内高がそのまま室内高となる効果がある。
た、梁に沿う両側の単位移動建物の屋根側の結合にも寄
与する。
【0058】本発明の第2の発明は単位移動建物の接合
部の妻側屋根枠のほぼ2倍の長さの下カバーと、この下
カバーに直交して桁手方向の屋根枠とほぼ等しい長さの
上カバーと、無柱場所Xにおける雨受けを有するので、
無柱場所での水仕舞が12分に行われ、且つ、取付取外
が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、図9のE−E、図10
のY−Y,F−Y縦断面図である。
【図2】図1平面図である。
【図3】図1中央をとおる図1の紙面に直角な方向の縦
断面図である。
【図4】図1のA部拡大断面図である。
【図5】図3のB部拡大断面図である。
【図6】図1のC部拡大断面図又は図18のH−H拡大
断面図である。
【図7】図3のD部拡大断面図又は図18のI−I拡大
断面図である。
【図8】接合部の天井カバーを示す斜視図である。
【図9】連棟式の例を示す床伏図である。
【図10】連棟式の例を示す床伏図である。
【図11】仮柱の取付を示す側面図である。
【図12】仮柱の側面図である。
【図13】本発明の実施例2の斜視図である。
【図14】本発明の実施例3の斜視図である。
【図15】図16のG−G拡大断面図である。
【図16】移動建物の実施例の正面図である。
【図17】図16の側面図である。
【図18】図16の屋根の平面図である。
【図19】図16の床伏図である。
【図20】床の斜視図である。
【図21】屋根の斜視図である。
【図22】コーナ柱の斜視図である。
【図23】室内柱に用いるコーナ柱の斜視図である。
【図24】窓パネルの正面図である。
【図25】扉パネルの正面図である。
【図26】設備パネルの正面図である。
【図27】壁パネルの正面図である。
【図28】中間柱の斜視図である。
【図29】床とコーナ柱の取合を示す平面図である。
【図30】図29の一部断面で示す正面図である。
【図31】屋根の角部を示す拡大平面図である。
【図32】中間柱の床への取付を示す内外部方向の縦断
面図である。
【図33】中間柱の屋根への取付を示す内外部方向の縦
断面図である。
【図34】窓パネルの水平断面図である。
【図35】窓パネルの内外部方向の縦断面図である。
【図36】格納された移動建物の側面図である。
【図37】図9、図10のF部の詳細平面図である。
【図38】移動建物同志の接合部の床の縦断面図であ
る。
【図39】室内柱として専用される集合コーナ柱の従断
面図である。
【図40】従来例の室内柱の水平断面図である。
【符号の説明】
1 単位移動建物 3 梁 5 コーナ柱

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単体の六立方体の分解組立可能な移動建
    物を複数接合して用いられるノックダウン式移動建物で
    あって、平面形状方形であってその角部にコーナ柱を取
    付け得る柱取付座を立設した床と、床の該柱取付座に取
    付取外し可能に当接されたコーナ柱と、コーナ柱上部に
    取付取外し可能な屋根と、屋根と床に両端が取付取外し
    可能な中間柱と、柱間において外部側より建込み、屋
    根、床及び柱に取付取外し自在なパネルとを有し、屋根
    側上面の各角に屋根枠に固定され上方へ突出した角支持
    具を備えたノックダウン式移動建物において、単位移動
    建物の妻側又は桁側長さの整数倍に見合う梁を前記床、
    コーナ柱、屋根、中間柱、パネルに加えて備え、移動建
    物の室内に4本のコーナ柱が集合した室内柱が立設され
    る状態に単位移動建物を4棟以上組合せて一フロアーの
    建物を建てる場合に、室内柱を立設することなく前記梁
    が前記室内柱をを取り除かれる位置をとおり妻又は桁方
    向の中央及び端部で且つ梁に沿う両側の単位移動建物の
    前記角支持具に建物外部側で組立分解可能であり、前記
    梁でもって屋根を支持し、且つ梁に沿う両側の単位移動
    建物を結合し室内柱を取り除くことを可能としたことを
    特徴とするノックダウン式移動建物。
  2. 【請求項2】 単位移動建物の接合部の妻側屋根枠のほ
    ぼ2倍の長さの下カバーと、この下カバーに直交して桁
    手方向の屋根枠とほぼ等しい長さの上カバーと、無柱場
    所Xにおける雨受けを有することを特徴とする請求項1
    に記載のノックダウン式移動建物。
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