JPH0379631A - ポリオキシメチレン補強用繊維 - Google Patents

ポリオキシメチレン補強用繊維

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JPH0379631A
JPH0379631A JP21416189A JP21416189A JPH0379631A JP H0379631 A JPH0379631 A JP H0379631A JP 21416189 A JP21416189 A JP 21416189A JP 21416189 A JP21416189 A JP 21416189A JP H0379631 A JPH0379631 A JP H0379631A
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isocyanate
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fiber
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狐塚 章
Koki Sato
弘毅 佐藤
Tomiya Sugiura
富弥 杉浦
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Asahi Fiber Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱可塑性樹脂補強繊維に関する。
(従来の技術〉 ポリオキジメチレン(POM)は引張り強度。
耐疲労性、吸湿性、耐候性に優れ機械部品、自動車部品
等に広く用いられる。
POM製品の強度を高めるためPOM中にイソシアネー
トか混入され、又更にガラス繊維等の補強繊維か混入さ
れる。
又PCのような熱可塑性樹脂の強度を増大させるためガ
ラスma等の補強繊維を混入し、FTPとする。
(発明が解決しようとする課題) 従来技術は次のような問題点を有する。
強度の極めて大きいPOM製品なうるためにはPOMに
対し0.1〜5wt%程度のイソシアネート並びに5〜
60wt%の補強用繊維を加え、加熱下に三者を均一に
混合する必要がある。
その都度三者を混合することは、工程か煩雑となるだけ
でなく、POMに対するイソシアネートの量が比較的少
ないため、混合か均一に行なわれ難く、品質にバラツキ
を生じ易い。
又POMに対し0.1〜5wt%程度のイソシアネート
を使用する必要か生ずる。
本発明者は、ガラス繊維に各種処理を施すことにより、
イソシアネートを使用することなく、POM製品の強度
を向上させ、上記難点を解決することを試みた。
アクリル系樹脂で処理したガラス繊維を用いることによ
り、ROM製品の強度を向上させることはできたが、得
られたROM製品は熱安定性が悪く、又熱水に接して使
用した場合強度か大幅に低下する難点かあり、この方法
ては良好な結果をつることはできなかった。
本発明者は更に、イソシアネートを補強繊維に附着させ
ることにより上記難点を解決することを試みたか、イソ
シアネートは水分と反応し易いため、POMと混合する
前に速やかに分解してしまい、目的を遠戚することはで
きなかった。
又、FTPの強度を更に向上させる工業的な方法は知ら
れていなかった。
本発明は、前述の問題点を解決し、POMの成型に際し
、その都度イソシアネートを混入する必要かなく、しか
も充分な強度を有し、且つ耐熱性、耐熱水性の良好、且
つ均質なPOMか得られるようなPOM補強様繊維を提
供することを目的とする。
又本発明は、FTPの強度を更に向上させることを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を遠戚するために、本発明においてはPOM補
強補強用m−てブロックされたポリイソシアネートを附
着させたガラス繊維を使用する。
次に、本発明を更に具体的に説明する。
POMとしては、特に重合度10,000〜100,0
00のPOMを用いるのが適当である。
ブロックされたポリイソシアネートとしては、RNCO
で表わされるイソシアネートをBでブロックした一数式
R−NH−C−Bを有する化合物を使用する。
RNCOとしては、TDK、MDI、HDIなどのよう
なポリイソシアネートや、イソシアネートプレポリマー
などを用いることができる。
Bとしてはフェノール類、アルコール類、オキシム類、
重亜硫酸ソーダ等が例示されるが、使用時における解離
温度が200 ’C以下のものが適当である。
本発明においては、上述したブロックされたイソシアネ
ートを附着させたガラス繊維(本ガラスuAn>を使用
し、POMと加熱下に混合する。ブロックされたイソシ
アネートの附着量は、ガラス繊維量の0.1〜10 w
t%、望ましくは0.5〜3wt%とするのか適当であ
る。
フロックされたイソシアネートの附着是かあまり少ない
とROM製品の物性向上の効果か充分でなく、又附着量
をあまり大としても上記効果はさ程向上せず、却って色
相悪化、コストアップ等の欠点を生し易い。
ガラス繊維としては直径3〜23川、望ましくは直径5
〜16.のものが適当である。
又ガラス繊維は、集束剤を附与集束したストランドを、
長さ1.5〜50 mm、望ましくは3〜6Il1m程
度に切断したチョツプドストランド(CS)の形態で用
いるのか好ましく、特にカップリンク剤、好ましくはシ
ランカップリング剤を0.001〜0.2 wt%、望
ましくは0.01〜0.1 wt%、ウレタンのような
被膜形成剤を0.1〜1.0 wt%、望ましくは0.
3〜0−8 wt%含むものが適当である。
ブロックされたイソシアネートの附与方法に特に限定は
なく、ブロックされたイソシアネートを含む集束剤を用
いてガラス繊維を集束してもよく、ヌブロックされたイ
ソシアネートを集束したガラス繊維に附与することもで
きる。
本ガラス繊維とROM樹脂との混合方法に特に限定はな
く、常法を好適に用いることかできる。
例えば、本ガラス繊維とPOMとを加熱下に混合し、射
出成型法によりROM製品としてもよく、或は上記混合
物を一旦ベレット化した後、このベレットを用いてRO
M製品或は中間体とすることもできる。
に記説明はPOMについて行なったか、本ガラス繊維を
ポリカードネート(pc)或はPBTの補強用として用
いることにより、得られたFTPの強度を向上せしめつ
ることか見出された。
(作 用) フロックされたイソシアネートを附着させたガラス繊維
量 総称)補強用に用いることにより、この際の加熱により
ブロックされたイソシアネートを解離しイソシアネート
をガラス繊維表面に生成させる。
生成したイソシアネートはガラス繊維とROM等の界面
においてPOM等と反応し、POM等の製品の物性を向
上させる。
又、ブロックされたイソシアネートをガラス繊維に附着
させ、この解離によりイソシアネートを生成させること
によりイソシアネートをPOM等に混合する除土ずる品
質のバラツキ、手間の増加を防止する。
更にブロックされたイソシアネートをガラス繊維表面で
解離してイソシアネートをガラス繊維表面に形成させる
ことにより、イソシアネートの量をガラス繊維と、PO
M等の界面付近で特に大とし、少量のイソシアネートで
POM等の製品の物性を改善する。
(実施例1) MEKオキシムでブロックされたイソシアネートを1.
Owt%、アミノシラン(カップリング剤)を0.02
wt%、ウレタン(被膜形成剤)を0.3 wt%附若
させた直径10.のガラス繊維束2,000本集束して
なるガラス繊維束を3■の長さに切断してC8とした。
このCS25重量部とPOM75重量部とを200℃に
おいて混合し、射出成型法により、A S T M 1
1号の試験片を製造した。
この試験片を用いて、ASTM D638 、 D79
0、D256の方法で夫々測定した物性、耐熱性、10
0’Cの熱水に75hr浸漬した後の引張り強度を別表
1に示す。
なお、別表の熟定性欄の◎は極めて良好、○は良好、×
は不良を示す。
(実施例2〉 実施例1のイソシアネートに代え、重亜硫酸ソーダでブ
ロックされたイソシアネートを用いた他は、実施例1と
同様な実験を行なった結果を別表に示す。
(比較例1,2.3) 実施例1のガラス繊維に代え、アミノシランをQ、2 
wt%、並びに夫々ウレタンを1.Owt%、エポキシ
1.Owt%1アクリル樹脂0.5 wt%被着させた
ガラス繊維を用いて実施例と同様な実験を行なった結果
を別表に示す。
(比較例4) 実施例1のCSに代え、比較例1のCSを用い、更にイ
ソシアネート(MDI)を5重量部使用し実施例1と同
様な実験を行なった結果を別表に示す。
このイソシアネートの使用量は実施例1の約20倍であ
った。
(比較例5) 比較例5におけるイソシアネートの使用量を実施例1と
同一にした他は比較例4と同様な実験を行なった結果を
別表に示す。
(実施例3) MEKオキシムでブロックされたイソシアネートを0.
3 wt%、アミノシラン(カップリング剤)を0.0
1wt%、ウレタン(被膜形成剤)をOJ wt%附着
附着た直径13JLのガラス繊維を2,000木集束し
てなるガラス繊維束を3開の長さに切断してC8とした
このC515重量部とPC85重量部とを300’Cに
おいて混合し、射出成型法により実施例と同様な実験を
行ない工ZOD強度を測定した。
この強度は14 kg−cm/cmであり、ブロックさ
れたイソシアネートを使用しないものに比し約30%大
てあった。
(発明の効果) 品質のバラツキの小さく、物性の優れたROM等の製品
か得られる。
混合の手数を省き、イソシアネートの使用量を減少させ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブロックされたイソシアネートを附着させた熱可
    塑性樹脂補強繊維。
  2. (2)熱可塑性樹脂はポリオキジメチレンである請求項
    1記載の熱可塑性樹脂補強繊維。(3)ブロックされた
    イソシアネートの附着量は繊維の重量の0.1〜10w
    t%である請求項1又は2記載の熱可塑性樹脂補強繊維
JP1214161A 1989-08-22 1989-08-22 ポリオキシメチレン補強用繊維 Expired - Fee Related JPH0627204B2 (ja)

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