JPH0378747A - マスク及びマスク製造方法 - Google Patents

マスク及びマスク製造方法

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JPH0378747A
JPH0378747A JP1214797A JP21479789A JPH0378747A JP H0378747 A JPH0378747 A JP H0378747A JP 1214797 A JP1214797 A JP 1214797A JP 21479789 A JP21479789 A JP 21479789A JP H0378747 A JPH0378747 A JP H0378747A
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mask
film
phase shifter
etching
pattern
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JP1214797A
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Hiroshi Fukuda
宏 福田
Akira Imai
彰 今井
Norio Hasegawa
昇雄 長谷川
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は半導体素子、磁性体素子、超伝導体素子、0E
IC等の各種固体素子における微細バタン形成の際に用
いられる縮小投影露光法用マスク及びマスク製造方法に
関する。
【従来の技術】
現在、半導体集積回路等の微細バタン形成には、経済性
と量産性に優れた縮小投影露光法が広く用いられている
。上記露光法における解像度の向上は、露光光の短波長
化と縮小光学系の開口数(NA)の増大により進められ
ている。しかし、この方法によれば、水銀ランプのg線
またはi線によりおよそ0.5μmレベル、また、Kr
Fエキシマレーザにより0.3〜0.35μmレベルの
加工がほぼ限界となるものと考えられる。 この限界を超える一つの方法として、位相シフト法が提
案されている。この方法は、マスク上で近接して隣り合
う一対の開口部を通過する光に対して、互いに180°
の位相差を導入することにより、例えば、ラインアンド
スペースバタンの解像限界を約40%向上できるという
ものである。 この方法では、180°の位相差を導入するために、特
定のマスク開口部に、露光光に対して透明かつ空気と異
なる屈折率を有する材料からなる膜(以下、位相シフタ
と呼ぶ)を選択的に設ける。 なお、導入する位相差を1800とするためには、上記
位相シフタの膜厚dと屈折率nは、nd−d=λ/2を
満たすことが好ましい。ただし、λは露光波長である。 一 位相シフト法に関しては、例えば、公開特許公報昭58
−173744、または、アイ・イー・イー・イー、ト
ランザクションズ オン エレクトロン デバイスイズ
、イー デイ−29、ナンバー12 (1982年)第
1828頁から第1836頁(IEEE、Trans、
Electron  Devices、ED29.No
、12(1982)pp1828−1836)に論じら
れている。位相シフト法をKrFエキシマレーザを光源
とする縮小投影露光法に適用した場合、原理的には0.
2μmレベルのバタン形成が可能となる。 欣に、マスク製造方法について説明する。 まず、現在縮小投影露光法で広く使用されている透過型
レチクルマスク(以下、位相シックを用いない従来型の
マスクを透過型マスクと呼ぶ)の製造方法について述べ
る。透過型マスクにおいては、一般に合成石英基板上に
Cr等の遮光膜を積層したいわゆるマスクブランクス上
にレジスト膜を塗布し、電子線描画法等によるバタン描
画及び4 現像により所定のレジストバタンを形成した後、上記レ
ジストパタンをマスクに遮光膜をエツチングして所定の
遮光バタンを形成する。 一方、位相シフト法用マスクにおいては、透過型マスク
における遮光パタンに加え、透明材料からなる位相シフ
タパタンを形成する必要がある。 第7図(a)、(、b)に従来法による位相シフト法用
マスクの2種類の製造プロセスを示す。 (a)に示す方法では、位相シフタパタンとなる位相シ
ック膜を遮光膜と合成石英基板の間にあらかじめ作り込
んでおく。従来透過型マスクと同様の方法により遮光バ
タン形成後、マスク全面に再度レジストを塗布し、電子
線描画法等によるバタン描画及び現像により所定のレジ
ストパタンを形成した後、上記レジストパタンをマスク
に遮光膜開口部に露出した位相シフタ膜をエツチングし
て所定の位相シフタパタンを形成する。 一方、(b)に示した方法では、いったん従来透過型マ
スクと同様の構造を持つマスクを形成した後、マスク全
面に位相シフタ用透明膜を遮光バタン上に積層する。し
かる後に、マスク全面に再度レジストを塗布し、(、)
と同様の方法により所定の位相シフタパタンを形成する
。 なお、位相シフタパタンを精度良く形成するためには、
位相シック膜のエツチングはドライエツチングを用いる
ことが好ましい。
【発明が解決しようとする課題] 位相シフタ材料としては、通常5in2、SiN等の堆
積膜、もしくは有機レジスト、Si含有塗布膜等の塗布
膜が用いられている。 有機レジストを除き、これらのシフタ材料のエツチング
においては、一般に合成石英基板に対するシフタ材料の
エツチング選択比を十分に取ることが困難である。この
ため、位相シフタパタンのエツチングにおいて合成石英
基板自体が削られてしまい、位相シフタ膜厚が実質的に
増大してしまうという問題点があった。一方、有機レジ
ストを位相シフタとして用いた場合には、機械的強度及
び耐久性に問題があった。 この問題点を避けるためには、合成石英基板上に基板の
エツチングを防止するためのエツチングストッパ膜をあ
らかじめ積層することが考えられる。水銀ランプのg線
またはi線等を光源とする従来光りソグラフィに位相シ
フト法を適用する場合、上記エツチングストッパ膜の材
料として、透明導電膜、窒化シリコンが検討されている
。しかし、これらの材料は波長250nm以下の光に対
して大きな光吸収を有するためマスクの光透過率が低下
する、また、前記シフタ材料とのエツチング選択比が十
分でない等の問題点があった。後者は、位相シフタ膜の
エツチングにドライエツチングを用いる場合には特に顕
著である。また、屈折率が大きいため位相シフタ膜内で
干渉が生じる恐れがある等の問題点もあった。 本発明の目的は、波長200〜250nmのDUV光に
対しても十分な光透過率を有し、かつ位相シフタパタン
形成時に良好なエツチング特性を有する材質を利用する
ことにより、KrFエキシマレーザ等を光源とするDU
V露光法に最適な位相シフトマスク及びマスク製造方法
を提供するこ7− とにある。 【課題を解決するための手段】 本発明は、上記目的を達成するために、前記位相シフタ
パタンのエツチングに対するエツチングストッパ膜とし
て、前記マスクの全面に、MgF2、CaF、等のアル
カリ金属またはアルカリ土属金属のフッ化物または塩化
物、または有機物、からなる層を設けたものである。 また、本発明は、上記目的を達成するために、前記位相
シックパタン自体の材質を、MgF2、CaF2□等の
アルカリ金属またはアルカリ土属金属のフッ化物または
塩化物としたものである。
【作用】
MgF、、CaF、等のアルカリ金属またはアルカリ土
属金属のフッ化物及び塩化物は、一般に波長200nm
−300nmのDUV領域の光に対しても大きな光透過
性を有する。また、PMMA等のアクリル系レジストも
同様である。 一方、これらの物質のうちのいくつかにおいては、位相
シフタパタンをウェットエツチングする8− 際に用いられるフッ酸水溶液、もしくはフッ酸水溶液と
フッ化アンモニウム水溶液の混合液等のエツチング液に
対する溶解性が極めて小さい。また、位相シフタパタン
をドライエツチングする際に用いられるフッ素系、もし
くは塩素系のガスに対するエツチング速度が極めて小さ
い。 従って、これらの物質から成る層を、前記位相シフタパ
タンのエツチングに対するエツチングストッパ膜として
マスクの全面に設けるか、もしくは、位相シフタ自体を
これらの物質で構成すれば、マスクの光透過率を低下さ
せることなく、前記シック材料のエツチングにおける下
地石英基板の溶解を阻止することができる。
【実施例】
以下本発明の詳細な説明する。 第1実施例 第1図は、本発明の一実施例による位相シフトマスクの
製造プロセスの模式図である。 まず、合成石英基板1上に、MgF2膜2を約10=O
n m蒸着し、次に5in2膜3を約250nmcVD
法により堆積させた後、さらにCr膜4を約1100n
蒸着し、合成石英基板上に第1図aに示す3層構造を形
成した。 次に、上記3層構造を有するマスク基板上にポジ型電子
線レジスト0EBR2000(東京応化社製品名)を0
.5μm塗布し、電子線描画装置を用いて所定のマスク
開口部パタンを描画した後、所定の現像処理を行ないレ
ジストパタン5を形成した(第1図b)。 次に、上記レジストパタン5をマスクとして、所定のク
ロムエツチング液を用いてCr膜4のエツチングを行な
った後、上記レジストパタン5を除去して、Cr遮光部
中に所望の開口バタン6を形成した(第1図C)。ここ
で、Si○2膜3はCr膜4のエツチングにおいてエツ
チングのストッパとして作用する。 次に、上記開口バタン6を形成した基板上に、ネガ型電
子線レジスト5AL601 (シソプレイ社製品名)を
0.5μm塗布し、電子線描画装置所定の現像処理を行
ないレジストパタン7を形成した(第1図d)。 次に、上記レジストパタン7及びCr膜4をマスクとし
て、Cr遮光部中の開口バタン6表面に霧出した部分の
S i O,膜3を所定のフッ酸水溶液を用いてエツチ
ングした後、上記レジストパタン7を除去して所望の位
相シフタ8を形成した(第1図e)。ここで、MgF2
膜2は5in2膜3のエツチングにおけるエツチングの
ストッパとして作用する。本実施例ではSi○2膜3の
エツチングにウェットエツチングを用いたが、例えばフ
ッ素系ガス等によるドライエツチングを用いてもよい。 なお、MgF2膜2、Si○2膜3及びCr膜4の膜厚
は、本実施例に示したものに限らない。ただし、5in
2膜3の膜厚dは、 1/3・λ<d ・(n−1) <2/3−λの範囲に
設定することが望ましい。ここに、λは露光波長、nは
露光波長におけるS i O2膜の屈11− エキシマレーザ(波長248.4nm)を用いるため、
λ=248.4nmn=1.48よりd=260nmと
した。 また、パタン形成に用いるレジスト及びその膜厚は本実
施例に示したものに限らない。ただし、ネガ、ポジが逆
の型のレジストを用いる場合には、電子線照射部を本実
施例と逆にすることはいうまでもない。 次に、この様にして作製した位相シフトマスクを用いて
パタン転写を行なった。マスクパタンとしては、様々な
寸法のラインアンドスペースパタンにおいてマスク開口
部の一つおきに上記位相シフタを設けたものを用意した
。また、比較のために、位相シフタを設けない同一寸法
の透過型マスクを用意した。 上記マスクバタンを開口数0.4の投影光学系を有する
KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置を用いて、ネガ
型電子線レジスト5AL601(シップレイ社製品名)
を0.5μm塗布したSi基板上に転写した。所定の露
光量の露光、熱処12− 理、現像処理により形成されたレジストパタンを走査型
電子顕微鏡を用いて観察した。その結果、上記位相シフ
トマスクを用いた場合、0.2μmラインアンドスペー
スバタンか良好な形状で解像したのに対して、透過型マ
スクでは0.3μmラインアンドスペースバタンか解像
限界であった。 また、位相シフトマスクを用いた場合、約±1μmの焦
点深度を得ることができたのに対して、透過型マスクで
は約±0.5μmしか得られなかった。ただし、光学系
のコヒーレンスファクタは0゜3とした。 なお、マスクバタンの種類、露光装置、レジストプロセ
ス、光学系のコヒーレンスファクタ等に関して、必ずし
も本実施例に示したものを用いなくても本発明の有効性
が現れることはいうまでもない。 第2実施例 第2図は、本発明の第2実施例による位相シフトマスク
の製造プロセスの模式図である。 第1実施例においては、MgF2膜2とCr膜4の間に
位相シフタ材料として5in2膜3を設けた。 本実施例においては、まず第2図aに示した様なMgF
2膜2上にCr膜4を直接積層した2N構造を用意した
。はじめに、第1実施例と同様な方法によりCr模膜バ
タン開口6を形成する(第2図b)。ただし、ここでM
gF2膜2はCr膜4のエツチングにおけるエツチング
のストッパとして作用する。 次にマスクの全面にSi含有有機塗布膜5OG(東京応
化社製品名)を塗布した後、約300℃で熱処理を行な
い、膜厚的0.25μmのSOG膜1膜製0成した(第
2図C)。しかる後に、S○G膜10を形成した上記基
板上に、ネガ型電子線レジスト5AL601 (シップ
レイ社製品名)を0.5μm塗布し、第1実施例と同様
な方法によりレジストパタン7を形成した(第2図d)
。 続いて、上記レジストパタン7をマスクとして前記SO
G膜10のエツチングを行なった後、上所望の位相シフ
タパタン11を形成した(第2図d)。ここで、MgF
2膜2はSOG膜1膜製0ツチングにおけるエツチング
のストッパとして作用する。上記SOG膜10のエツチ
ングは、フッ酸水溶液等によるウェットエツチング、フ
ッ素系ガス等によるドライエツチングどちらでもかまわ
ない。 本実施例によるマスクを用いて第1実施例と同様の効果
を確認した。 第3実施例 第3図は、本発明の第3の実施例による位相シフトマス
クの製造プロセスの模式図である。 第2実施例においては、合成石英基板1とCr膜4の間
にエツチングストッパ膜としてMgF。 膜2を設けたが、本実施例においては、第3図aに示す
様な合成石英基板1上に直接Cr[4を積層した構造を
用意した。まず、第1実施例と同様な方法によりCr模
膜バタン開口6を形成する(第3図b)。次に、上記C
rパタン開口部を形成したマスクの全面にMgF、膜2
0を蒸着し、15− さらにその上に第2実施例と同様の方法により、膜厚的
0.25μmのSOG膜2膜製1成した(第3図C)。 しかる後に、第2実施例と同様の方法によりSOGより
成る所望の位相シフタパタン22を形成した(第3図d
)。第2実施例と同様、MgF2膜20はSOG膜2膜
製1ツチングにおけるエツチングのストッパとして作用
する。 MgF2膜20は、Cr模膜バタン開口6に露出した合
成石英基板1上に、できるだけ均一な膜厚で形成される
ことが好ましい。このために、MgF2膜20の蒸着条
件に対する最適化を行なった。 また、MgF2膜厚を厚くして、その表面をCr膜バタ
ン端の段差の影響を受けないように平坦化してもよい。 これは、Cr膜バタン端の段差により、SoG位相位相
シフタ材料膜厚が変化してしまい、実効的な位相差が理
想値からずれてしまうのを防ぐためである。上記MgF
2膜の形成には蒸着に限らず、他の様々な方法を用いる
ことが16− できる。 本実施例によるマスクを用いて第1実施例と同様の効果
を確認した。 第4実施例 第4図は、本発明の第4の実施例による位相シフトマス
クの製造プロセスの模式図である。 本実施例においても第3実施例と同様2合成石英基板1
上にCar膜4を直接積層した構造を用いて、まずCr
模膜バタン開口6を形成する(第4図a)。次に、上記
Crパタン開口部を形成したマスクの全面に、PMMA
 (ポリメチルメタクリレート)を塗布して膜厚的20
0nmのPMMA膜30膜形0した後、約200℃の熱
処理を行ないその表面を平坦化した(第4図b)。 しかる後、上記PMMA膜30上に第2実施例と同様の
方法により膜厚的0.25μmのSOG膜を塗布し、さ
らにSOGよりなる所望の位相シフタパタン31を形成
した(第4図C)。PMMA膜30膜形0SOG膜のエ
ツチングにおけるエツチングのストッパとして作用する
。 PMMA膜30膜面0表面r膜バタン端の段差の影響を
受けず、できるだけその表面が平坦化されていることが
好ましい。このため、PMMA塗布後の熱処理条件の調
整を行なった。上記熱処理温度は必ずしも本実施例に示
したものに限らない。 また、PMMAの代りに他の有機膜を用いてもよい。た
だし、上記有機膜は露光光に対して十分な光透過性を有
していなければならない。また、上記有機膜は、その表
面が殆ど平坦とるなせる程度に厚く塗布されていること
・が望ましい。 また、PMMA膜30の代りに、LB#を用いてもよい
。この場合、膜の表面はCr膜バタン端の段差部におい
て段差に忠実で、Cr模膜バタン開口6に露出した合成
石英基板1上に、できるだけ均一な膜厚で形成されるこ
とが好ましい。 本実施例によるマスクを用いて第1実施例と同様の効果
を確認した。 第5実施例 第5図は、本発明の第5実施例による位相シフトマスク
の製造プロセスの模式図である。 本実施例においては、まず第1実施例と同様の第5図a
に示した様なMgF2膜40上にCr膜4を直接積層し
た2層構造を用意した。ただし、本実施例ではMgF2
膜自体を位相シフタとして用いるため、その膜厚を約3
00nmとした。はじめに、第1実施例と同様な方法に
よりCr模膜バタン開口6を形成する(第5図b)。た
だし、ここでMgF2膜40はCr膜4のエツチングに
おけるエツチングのストッパとして作用する。 次に上記基板上に、ネガ型電子線レジスト5AL601
 (シップレイ社製品名)を0.5μm塗布し、第1実
施例と同様な方法によりレジストパタン7を形成した(
第5図C)。続いて、上記レジストパタン7をマスクと
して前記MgF、1lI40のエツチングを行なった後
、上記レジストパタン7を除去して、MgF、膜40よ
りなる所望の位相シフタパタン41を形成した(第5図
d)。 ここで、合成石英基板1はMgF2膜40のエツチング
におけるエツチングのストッパとして作用する。 19− なお、第7図(a)に対する第7図(b)のごとく、M
gF、よりなる位相シフタパタンは、Cr遮光膜の上に
形成してもかまわない。 本実施例によるマスクを用いて第1実施例と同様の効果
を確認した。 第6実施例 第6図は、本発明の第6の実施例による位相シフトマス
クの製造プロセスの模式図である。 本実施例においても第3実施例と同様に9合成石英基板
1上にCr膜4を直接積層した構造を用いて、まずCr
模膜バタン開口6を形成する(第6図a)。次に、所定
の位相シフタ形成部を描画した後、所定の現像処理を行
ないレジストパタン50を形成した(第6図b)。 しかる後、上記マスクの全面にMgF、膜51を蒸着し
た(第6図C)。次に、いわゆるリフトオフ法を用いて
レジストパタンおよびレジストバタン上に形成されたM
gF2膜を除去して、MgF2よりなる所望の位相シフ
タパタン52を形成した(第6図d)。 20 リフトオフ法に適したレジストバタン形状を得るために
、電子線描画法においてレジスト断面がオーバーハング
型となるポジ型レジストを用いることが好ましい。 本実施例においては第5実施例と同様MgF2膜自体を
位相シックとして用いるため、その膜厚を約300nm
とした。また、上記膜厚は、Cr模膜バタン開口6に露
出した合成石英基板1上に、できるだけ均一な膜厚で形
成されることが好ましい。このため、MgF2膜51の
蒸着条件に対する最適化を行なった。上記MgF、膜の
形成には蒸着に限らず、他の様々な方法を用いることが
できる。 本実施例によるマスクを用いて第1実施例と同様の効果
を確認した。
【発明の効果】
以上、本発明によるマスク及びマスク製造方法によれば
、波長200〜250 n mのDUV光に対しても十
分な光透過率を有し、かつ位相シフタパタン形成時に良
好なエツチング特性を有する材質を利用することにより
、KrFエキシマレーザ等を光源とするDUVI光法に
最適な位相シフトマスク及びマスク製造方法を得て、経
済性、量産性に優れた光りソグラフイの解像限界を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図及び第6図は
、本発明による位相シフトマスクの製造プロセスの模式
的断面図である。 第7図は、従来法による位相シフトマスクの製造プロセ
スの模式的断面図である。 符号の説明 1・・・合成石英基板 2.20.40.51・・・MgF2膜3・・・SiO
2膜        4・・・Cr膜5.7.50・・
・レジストバタン 6・・・開口バタン 8.11.22.31.41.52・・・位相シフタ1
0.21・・・SOG膜    30・・・PMMA膜
23− ペ ( 第 3 図 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、投影光学系を介してマスクパタンを基板上に投影露
    光する際に用いられるマスクにおいて、マスク上で隣接
    する一対の開口部を通過する光に対して、互いにほぼ1
    80゜の位相差を導入する位相シフタと、前記位相シフ
    タパタンとマスク基板の間のマスク全面に、アルカリ金
    属またはアルカリ土属金属のフッ化物または塩化物、ま
    たは有機物からなる層とを有することを特徴とするマス
    ク。 2、投影光学系を介してマスクパタンを基板上に投影露
    光する際に用いられるマスクにおいて、マスク上で隣接
    する一対の開口部を通過する光に対して、互いにほぼ1
    80゜の位相差を導入する位相シフタを有し、かつ、上
    記位相シフタの材質は、アルカリ金属またはアルカリ土
    属金属のフッ化物または塩化物であることを特徴とする
    マスク。 3、請求項1または2記載のマスクにおいて、前記アル
    カリ土属金属のフッ化物はMgF_2であることを特徴
    とするマスク。 4、請求項1記載のマスクにおいて、前記有機物は、P
    MMAであることを特徴とするマスク。 5、投影光学系を介してマスクパタンを基板上に投影露
    光する際に用いられるマスクの、上記マスク上で隣接す
    る一対の開口部の一方に対して、上記隣接する一対の開
    口部を通過する光に対して互いにほぼ180゜の位相差
    を導入する位相シフタを設けた、位相シフトマスクの製
    造方法において、前記位相シフタパタンとマスク基板の
    間のマスク全面に、アルカリ金属またはアルカリ土属金
    属のフッ化物または塩化物、または有機レジストからな
    る薄膜層を設ける工程と、上記薄膜層を前記位相シフタ
    を形成するに際して行なうエッチングに対するエッチン
    グストッパとして用いる工程を含むことを特徴とするマ
    スク製造方法。 6、請求項5記載のマスク製造方法において、上記エッ
    チングが、フッソ系または塩素系のガスを用いたドライ
    エッチングであることを特徴とするマスク製造方法。 7、請求項5記載のマスク製造方法において、前記アル
    カリ土属金属のフッ化物は、MgF_2であることを特
    徴とするマスク製造方法。 8、請求項5記載のマスク製造方法において、前記有機
    物は、PMMAであることを特徴とするマスク製造方法
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