JPH0378301B2 - - Google Patents
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- JPH0378301B2 JPH0378301B2 JP61005974A JP597486A JPH0378301B2 JP H0378301 B2 JPH0378301 B2 JP H0378301B2 JP 61005974 A JP61005974 A JP 61005974A JP 597486 A JP597486 A JP 597486A JP H0378301 B2 JPH0378301 B2 JP H0378301B2
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Landscapes
- Steering Controls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、自動車等において、ステアリングホ
イールをステアリングシヤフトにセレーシヨン嵌
合及びテーパ嵌合によつて結合するためのステア
リングホイールのボスの製造方法に関するもので
ある。
イールをステアリングシヤフトにセレーシヨン嵌
合及びテーパ嵌合によつて結合するためのステア
リングホイールのボスの製造方法に関するもので
ある。
(従来の技術)
自動車等のステアリングホイールは、セレーシ
ヨン嵌合及びテーパ嵌合によつてステアリングシ
ヤフトに結合するため、そのボスにセレーシヨン
孔及びテーパ孔を設けるが、セレーシヨン孔及び
テーパ孔の両方を1つの部材に精度よく加工する
のが面倒である。
ヨン嵌合及びテーパ嵌合によつてステアリングシ
ヤフトに結合するため、そのボスにセレーシヨン
孔及びテーパ孔を設けるが、セレーシヨン孔及び
テーパ孔の両方を1つの部材に精度よく加工する
のが面倒である。
この問題を解消する方法の一つとして、実開昭
57−144763号公報に示されているように、ボスを
セレーシヨン孔を備えた部材(環状アタツチメン
ト)とテーパ孔を備えた部材(ハブ)に分割する
ことがある。
57−144763号公報に示されているように、ボスを
セレーシヨン孔を備えた部材(環状アタツチメン
ト)とテーパ孔を備えた部材(ハブ)に分割する
ことがある。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記公報に示されたものは、テ
ーパ孔を備えた部材(ハブ)の端部に多角形状の
凹部を形成し、この凹部にセレーシヨン孔を備え
た部材(環状アタツチメント)を嵌合する構造の
ため、テーパ孔及び多角形状の凹部を備えた部材
(ハブ)の加工がやはり面倒であり、しかも、両
部材が一体化していないため、がたつきが発生し
易く、その上、ステアリングシヤフトに固定する
前の状態では、両部材が分離し易いので、たとえ
ば、ステアリングホイールの製造メーカから車体
組立メーカに運ぶ際や在庫保管中に、両部材が分
離した状態で多角形状の部分が変形し易く、両部
材の嵌合ができなくなることがある。
ーパ孔を備えた部材(ハブ)の端部に多角形状の
凹部を形成し、この凹部にセレーシヨン孔を備え
た部材(環状アタツチメント)を嵌合する構造の
ため、テーパ孔及び多角形状の凹部を備えた部材
(ハブ)の加工がやはり面倒であり、しかも、両
部材が一体化していないため、がたつきが発生し
易く、その上、ステアリングシヤフトに固定する
前の状態では、両部材が分離し易いので、たとえ
ば、ステアリングホイールの製造メーカから車体
組立メーカに運ぶ際や在庫保管中に、両部材が分
離した状態で多角形状の部分が変形し易く、両部
材の嵌合ができなくなることがある。
なお、上記公報に示された構造で、両部材(ハ
ブ及び環状アタツチメント)を溶接することも考
えられるが、このようにすると、セレーシヨン孔
を備えた部材(環状アタツチメント)の肉厚が薄
い構造のため、セレーシヨン孔に溶接時の熱歪み
が発生し易くなる。
ブ及び環状アタツチメント)を溶接することも考
えられるが、このようにすると、セレーシヨン孔
を備えた部材(環状アタツチメント)の肉厚が薄
い構造のため、セレーシヨン孔に溶接時の熱歪み
が発生し易くなる。
本発明は、このような点に鑑みなされたもの
で、ステアリングホイールのボスをそれぞれの加
工が容易なセレーシヨン孔を備えた上側部材及び
テーパ孔を備えた下側部材に分割して形成し、こ
の両部材を精度よくかつ容易に一体化することを
目的とするものである。
で、ステアリングホイールのボスをそれぞれの加
工が容易なセレーシヨン孔を備えた上側部材及び
テーパ孔を備えた下側部材に分割して形成し、こ
の両部材を精度よくかつ容易に一体化することを
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、ステアリングホイールをステアリン
グシヤフト4にセレーシヨン嵌合及びテーパ嵌合
によつて結合するステアリングホイールのボス5
の製造方法に関するものであつて、セレーシヨン
孔11を備えた金属製の上側部材12及びテーパ
孔13を備えた金属製の下側部材14の対向する
端部に互いに嵌合して両部材12,14を同軸に
位置決めする位置決め凸部15a,15b及び位
置決め凹部16a,16bを形成するとともに、
上側部材12及び下側部材14の対向する端部に
上記位置決め凸部15a,15bの頂部と上記位
置決め凹部16a,16bの底部が当接する前に
当接する溶接部17,17a,17bを形成し、
上側部材12及び下側部材14の対向する端部を
上記溶接部17,17a,17bにおいて加圧し
た状態で電気抵抗溶接し、上記位置決め凸部15
a,15bの頂部と上記位置決め凹部16a,1
6bの底部との当接による電気抵抗の減少によつ
て溶接を終了させるものである。
グシヤフト4にセレーシヨン嵌合及びテーパ嵌合
によつて結合するステアリングホイールのボス5
の製造方法に関するものであつて、セレーシヨン
孔11を備えた金属製の上側部材12及びテーパ
孔13を備えた金属製の下側部材14の対向する
端部に互いに嵌合して両部材12,14を同軸に
位置決めする位置決め凸部15a,15b及び位
置決め凹部16a,16bを形成するとともに、
上側部材12及び下側部材14の対向する端部に
上記位置決め凸部15a,15bの頂部と上記位
置決め凹部16a,16bの底部が当接する前に
当接する溶接部17,17a,17bを形成し、
上側部材12及び下側部材14の対向する端部を
上記溶接部17,17a,17bにおいて加圧し
た状態で電気抵抗溶接し、上記位置決め凸部15
a,15bの頂部と上記位置決め凹部16a,1
6bの底部との当接による電気抵抗の減少によつ
て溶接を終了させるものである。
(作用)
本発明のステアリングホイールのボスの製造方
法は、セレーシヨン孔11を備えた上側部材12
及びテーパ孔13を備えた下側部材14を、互い
に対向する端部において、両部材12,14の位
置決め凸部15a,15b及び位置決め凹部16
a,16bの嵌合による位置決めと両部材12,
14の溶接部17,17a,17bにおける電気
抵抗溶接とによつて一体化し、両部材12,14
の加工を容易にするとともに、両部材12,14
の一体化の精度を良くするものである。
法は、セレーシヨン孔11を備えた上側部材12
及びテーパ孔13を備えた下側部材14を、互い
に対向する端部において、両部材12,14の位
置決め凸部15a,15b及び位置決め凹部16
a,16bの嵌合による位置決めと両部材12,
14の溶接部17,17a,17bにおける電気
抵抗溶接とによつて一体化し、両部材12,14
の加工を容易にするとともに、両部材12,14
の一体化の精度を良くするものである。
(実施例)
本発明のステアリングホイールのボスの製造方
法の実施例を図面を参照して説明する。
法の実施例を図面を参照して説明する。
第2図及び第3図はステアリングホイールを示
し、このステアリングホイールは、ボス部1とそ
の周囲の円環状のリム部2をスポーク部3で連結
した形状で、ボス部1は自動車等のステアリング
シヤフト4のセレーシヨン部4a及びテーパ部4
bに結合して螺着される金属製のボス5を備え、
このボス5の外側部に上記スポーク部3の金属製
のスポーク芯金6が溶接により固定され、このス
ポーク芯金6の端部に上記リム部2のリム芯金7
が溶接により固定されている。
し、このステアリングホイールは、ボス部1とそ
の周囲の円環状のリム部2をスポーク部3で連結
した形状で、ボス部1は自動車等のステアリング
シヤフト4のセレーシヨン部4a及びテーパ部4
bに結合して螺着される金属製のボス5を備え、
このボス5の外側部に上記スポーク部3の金属製
のスポーク芯金6が溶接により固定され、このス
ポーク芯金6の端部に上記リム部2のリム芯金7
が溶接により固定されている。
なお、8はリム芯金7を被覆したリム部2の軟
質合成樹脂製の外被、9,10はボス部1及びス
ポーク部3の合成樹脂製のカバーである。
質合成樹脂製の外被、9,10はボス部1及びス
ポーク部3の合成樹脂製のカバーである。
そして、上記ボス5は、第1図に示すように、
上記ステアリングシヤフト4のセレーシヨン部4
aにセレーシヨン嵌合するセレーシヨン孔11を
備えた上側部材12と、ステアリングシヤフト4
のテーパ部4bにテーパ嵌合するテーパ孔13を
備えた下側部材14とを、一体化したものであ
る。
上記ステアリングシヤフト4のセレーシヨン部4
aにセレーシヨン嵌合するセレーシヨン孔11を
備えた上側部材12と、ステアリングシヤフト4
のテーパ部4bにテーパ嵌合するテーパ孔13を
備えた下側部材14とを、一体化したものであ
る。
そうして、上記上側部材12と下側部材14の
一体化に際しては、第4図及び第5図に示すよう
に、上側部材12の下側部材14に対向する端面
に、セレーシヨン孔11の周囲に位置して、環状
の位置決め凸部15aを形成するとともに、下側
部材14の上側部材12に対向する端面に、テー
パ孔13の周囲に位置して、上記位置決め凸部1
5aの高さよりも浅い深さの環状の位置決め凹部
16aを形成し、さらに、下側部材14の上側部
材12に対向する端面に、上記位置決め凹部16
aの周囲に位置して、上記位置決め凸部15aの
高さと位置決め凹部16aの深さの差よりも高い
高さの溶接部としての環状の溶接凸部17を形成
しておき、上側部材12の位置決め凸部15aを
下側部材14の位置決め凹部16aの開口部に係
合して両部材12,14を同軸に位置決めすると
ともに、下側部材14の溶接凸部17を上側部材
12の端面に当接し、電気抵抗溶接機の電極によ
り、両部材12,14を互いに接近する方向に所
定の圧力で加圧しながら電気抵抗溶接を行なう。
一体化に際しては、第4図及び第5図に示すよう
に、上側部材12の下側部材14に対向する端面
に、セレーシヨン孔11の周囲に位置して、環状
の位置決め凸部15aを形成するとともに、下側
部材14の上側部材12に対向する端面に、テー
パ孔13の周囲に位置して、上記位置決め凸部1
5aの高さよりも浅い深さの環状の位置決め凹部
16aを形成し、さらに、下側部材14の上側部
材12に対向する端面に、上記位置決め凹部16
aの周囲に位置して、上記位置決め凸部15aの
高さと位置決め凹部16aの深さの差よりも高い
高さの溶接部としての環状の溶接凸部17を形成
しておき、上側部材12の位置決め凸部15aを
下側部材14の位置決め凹部16aの開口部に係
合して両部材12,14を同軸に位置決めすると
ともに、下側部材14の溶接凸部17を上側部材
12の端面に当接し、電気抵抗溶接機の電極によ
り、両部材12,14を互いに接近する方向に所
定の圧力で加圧しながら電気抵抗溶接を行なう。
すると、両部材12,14の圧接部分すなわち
溶接凸部17の先端部とこれに対向する部分とに
溶接電流が流れて互いに熔融し、加圧力により両
部材12,14が接近しながら溶接凸部17部分
において両部材12,14が溶接されるととも
に、位置決め凸部15aの頂部が位置決め凹部1
6aの底部に向かつて移動し、最後に、位置決め
凸部15aの頂部が位置決め凹部16aの底部に
対して当接し、両部材12,14の端面間に空間
を残した状態で、溶接が完了する。
溶接凸部17の先端部とこれに対向する部分とに
溶接電流が流れて互いに熔融し、加圧力により両
部材12,14が接近しながら溶接凸部17部分
において両部材12,14が溶接されるととも
に、位置決め凸部15aの頂部が位置決め凹部1
6aの底部に向かつて移動し、最後に、位置決め
凸部15aの頂部が位置決め凹部16aの底部に
対して当接し、両部材12,14の端面間に空間
を残した状態で、溶接が完了する。
この場合、電極の加圧ストロークは一定とせず
にフリーとし、電極の加圧力及び溶接電流を調整
して溶接を行なうが、位置決め凸部15aの頂部
が位置決め凹部16aの底部に対して当接するま
では、第5図Aに示すように、両部材12,14
の圧接部分の面積すなわち溶接凸部17の断面積
が比較的に小さいので、溶接電流に対する電気抵
抗が比較的に大きく、溶接電流により溶接凸部1
7部分が発熱して熔融し、溶接凸部17部分にお
ける両部材12,14の溶接及び両部材12,1
4の接近が継続し、そして、位置決め凸部15a
の頂部が位置決め凹部16aの底部に対して当接
した状態では、第5図Bに示すように、両部材1
2,14の圧接部分の面積が増大するので、溶接
電流に対する電気抵抗が減少し、溶接電流による
圧接部分の発熱が少なくなるとともに、位置決め
凸部15aの頂部と位置決め凹部16aの底部の
当接が両部材12,14の接近に対する機械的な
抵抗すなわちストツパとなり、両部材12,14
の溶接及び接近が行なわれなくなる。
にフリーとし、電極の加圧力及び溶接電流を調整
して溶接を行なうが、位置決め凸部15aの頂部
が位置決め凹部16aの底部に対して当接するま
では、第5図Aに示すように、両部材12,14
の圧接部分の面積すなわち溶接凸部17の断面積
が比較的に小さいので、溶接電流に対する電気抵
抗が比較的に大きく、溶接電流により溶接凸部1
7部分が発熱して熔融し、溶接凸部17部分にお
ける両部材12,14の溶接及び両部材12,1
4の接近が継続し、そして、位置決め凸部15a
の頂部が位置決め凹部16aの底部に対して当接
した状態では、第5図Bに示すように、両部材1
2,14の圧接部分の面積が増大するので、溶接
電流に対する電気抵抗が減少し、溶接電流による
圧接部分の発熱が少なくなるとともに、位置決め
凸部15aの頂部と位置決め凹部16aの底部の
当接が両部材12,14の接近に対する機械的な
抵抗すなわちストツパとなり、両部材12,14
の溶接及び接近が行なわれなくなる。
なお、両部材12,14の端面間の空間が溶接
により熔融した金属の逃げ空間となり、熔融した
金属が、位置決め凸部15aと位置決め凹部16
aの嵌合を阻害したり、両部材12,14の外側
部にはみ出したりすることがない。
により熔融した金属の逃げ空間となり、熔融した
金属が、位置決め凸部15aと位置決め凹部16
aの嵌合を阻害したり、両部材12,14の外側
部にはみ出したりすることがない。
したがつて、上側部材12と下側部材14が、
位置決め凸部15aと位置決め凹部16aの嵌合
により同軸に位置決めされる他、両部材12,1
4間の軸方向の寸法精度すなわちボス5の軸方向
の長さ精度が安定し、しかも、電極が多少消耗し
た場合でもこのボス5の長さ精度が常に一定とな
るので、電極を本来の寿命まで使用することが可
能となる。
位置決め凸部15aと位置決め凹部16aの嵌合
により同軸に位置決めされる他、両部材12,1
4間の軸方向の寸法精度すなわちボス5の軸方向
の長さ精度が安定し、しかも、電極が多少消耗し
た場合でもこのボス5の長さ精度が常に一定とな
るので、電極を本来の寿命まで使用することが可
能となる。
そして、上側部材12及び下側部材14には、
セレーシヨン孔11及びテーパ孔13の他に、位
置決め凸部15a、位置決め凹部16a、溶接部
としての溶接凸部17を形成するが、これらはい
ずれも部材12,14の一端面に形成すればよい
ので、両部材12,14の加工が容易にできる。
セレーシヨン孔11及びテーパ孔13の他に、位
置決め凸部15a、位置決め凹部16a、溶接部
としての溶接凸部17を形成するが、これらはい
ずれも部材12,14の一端面に形成すればよい
ので、両部材12,14の加工が容易にできる。
また、両部材12,14の肉厚を薄くする必要
がない構造で、しかも、両部材12,14の溶接
は溶接部としての溶接凸部17の先端部分で行な
われるので、セレーシヨン孔11やテーパ孔13
に溶接時の熱歪みが発生する心配がない。
がない構造で、しかも、両部材12,14の溶接
は溶接部としての溶接凸部17の先端部分で行な
われるので、セレーシヨン孔11やテーパ孔13
に溶接時の熱歪みが発生する心配がない。
さらに、当然のことながら、両部材12,14
が一体化しているため、がたつきが発生したり、
両部材12,14が分離したりする心配がない。
が一体化しているため、がたつきが発生したり、
両部材12,14が分離したりする心配がない。
なお、この実施例では、上側部材12に位置決
め凸部15aを形成するとともに、下側部材14
に位置決め凹部16aを形成し、下側部材14に
溶接部としての溶接凸部17を形成したが、逆
に、上側部材12に位置決め凹部を形成するとと
もに、下側部材14に位置決め凸部を形成した
り、上側部材12に溶接部としての溶接凸部を形
成したりしてもよい。
め凸部15aを形成するとともに、下側部材14
に位置決め凹部16aを形成し、下側部材14に
溶接部としての溶接凸部17を形成したが、逆
に、上側部材12に位置決め凹部を形成するとと
もに、下側部材14に位置決め凸部を形成した
り、上側部材12に溶接部としての溶接凸部を形
成したりしてもよい。
そして、第6図は環状の位置決め凸部15aの
代わりに複数の円柱状の位置決め凸部15bを形
成するとともに、これに対応して、環状の位置決
め凹部16aの代わりに複数の円孔状の位置決め
凹部16bを形成した変形例を示すものである。
この変形例の場合、図では、位置決め凸部15b
と位置決め凹部16bが2組しか示されていない
ので、各位置決め凸部15bと各位置決め凹部1
6bによる電気抵抗溶接時のストツパ作用に不安
を感じるが、位置決め凸部15bと位置決め凹部
16bの数を多くしたり、溶接部を環状の溶接凸
部17から複数の円柱状の溶接凸部に代えたりす
ることにより、電気抵抗溶接時のストツパ作用は
確実となる。
代わりに複数の円柱状の位置決め凸部15bを形
成するとともに、これに対応して、環状の位置決
め凹部16aの代わりに複数の円孔状の位置決め
凹部16bを形成した変形例を示すものである。
この変形例の場合、図では、位置決め凸部15b
と位置決め凹部16bが2組しか示されていない
ので、各位置決め凸部15bと各位置決め凹部1
6bによる電気抵抗溶接時のストツパ作用に不安
を感じるが、位置決め凸部15bと位置決め凹部
16bの数を多くしたり、溶接部を環状の溶接凸
部17から複数の円柱状の溶接凸部に代えたりす
ることにより、電気抵抗溶接時のストツパ作用は
確実となる。
また、第7図は上側部材12及び下側部材14
に溶接部としての溶接凸部17a,17bを設け
た変形例を示すものである。この変形例の場合、
溶接時のセレーシヨン孔11の熱歪み防止がより
一層確実となる。
に溶接部としての溶接凸部17a,17bを設け
た変形例を示すものである。この変形例の場合、
溶接時のセレーシヨン孔11の熱歪み防止がより
一層確実となる。
また、第8図ないし第10図は位置決め凸部1
5a及び位置決め凹部16aを、溶接部としての
溶接凸部17の外周に位置して、両部材12,1
4の端面の外周部に設けた変形例である。この変
形例の場合、両部材12,14の端面間の空間が
外側に露出しない。
5a及び位置決め凹部16aを、溶接部としての
溶接凸部17の外周に位置して、両部材12,1
4の端面の外周部に設けた変形例である。この変
形例の場合、両部材12,14の端面間の空間が
外側に露出しない。
さらに、第11図は第8図ないし第10図の変
形例において、溶接部としての溶接凸部17の内
周に位置して、下側部材14の端面の内周部に環
状の流れ止め凸部18を設けた変形例である。こ
の変形例の場合、溶接により熔融した金属が両部
材12,14の内側部にはみ出すことがない。
形例において、溶接部としての溶接凸部17の内
周に位置して、下側部材14の端面の内周部に環
状の流れ止め凸部18を設けた変形例である。こ
の変形例の場合、溶接により熔融した金属が両部
材12,14の内側部にはみ出すことがない。
なお、両部材12,14はともに金属製である
が、両部材12,14を別々に形成するので、両
部材12,14を異なる素材とすることもでき、
たとえば、上側部材12に軟鋼材や錆びないステ
ンレス鋼を用い、下側部材14にステアリングシ
ヤフト4のテーパ部4bからの取外しが容易な硬
鋼材を用いることができる。
が、両部材12,14を別々に形成するので、両
部材12,14を異なる素材とすることもでき、
たとえば、上側部材12に軟鋼材や錆びないステ
ンレス鋼を用い、下側部材14にステアリングシ
ヤフト4のテーパ部4bからの取外しが容易な硬
鋼材を用いることができる。
上述したように、本発明によれば、位置決め凸
部と位置決め凹部の嵌合によりボスを構成する上
側部材と下側部材が同軸に位置決めされる他、位
置決め凸部の頂部と位置決め凹部の底部の当接に
より両部材の軸方向が位置決めされるので、ボス
の寸法精度が安定し、そして、上側部材及び下側
部材には、セレーシヨン孔及びテーパ孔の他に、
位置決め凸部、位置決め凹部等を形成するが、こ
れらはいずれも部材の一端面に形成すればよいの
で、両部材の加工が容易にでき、また、両部材に
それぞれ最適の加工方法及び最適の素材を選定す
ることができ、しかも、両部材の肉厚を薄くする
必要がない構造なので、セレーシヨン孔やテーパ
孔に溶接時の熱歪みが発生する心配がなく、さら
に、両部材が一体化しているため、がたつきが発
生したり、両部材が分離したりする心配がない。
部と位置決め凹部の嵌合によりボスを構成する上
側部材と下側部材が同軸に位置決めされる他、位
置決め凸部の頂部と位置決め凹部の底部の当接に
より両部材の軸方向が位置決めされるので、ボス
の寸法精度が安定し、そして、上側部材及び下側
部材には、セレーシヨン孔及びテーパ孔の他に、
位置決め凸部、位置決め凹部等を形成するが、こ
れらはいずれも部材の一端面に形成すればよいの
で、両部材の加工が容易にでき、また、両部材に
それぞれ最適の加工方法及び最適の素材を選定す
ることができ、しかも、両部材の肉厚を薄くする
必要がない構造なので、セレーシヨン孔やテーパ
孔に溶接時の熱歪みが発生する心配がなく、さら
に、両部材が一体化しているため、がたつきが発
生したり、両部材が分離したりする心配がない。
また、電気抵抗溶接により両部材を溶接する際
に、位置決め凸部と位置決め凹部を嵌合すること
で、位置決め凸部の頂部と位置決め凹部の底部の
当接による電気抵抗の減少によつて、溶接を終了
させることができるので、ボスの寸法精度が安定
し、しかも、電極の加圧力及び溶接電流を調整す
るだけで、電極の加圧ストロークは一定とせずに
フリーとして、両部材の電気抵抗溶接を行なうこ
とができるので、電極が多少消耗した場合でもホ
スの寸法精度が常に一定となり、電極を本来の寿
命まで使用することが可能となり、その上、溶接
強度も安定し、溶接作業の自動化もできる。
に、位置決め凸部と位置決め凹部を嵌合すること
で、位置決め凸部の頂部と位置決め凹部の底部の
当接による電気抵抗の減少によつて、溶接を終了
させることができるので、ボスの寸法精度が安定
し、しかも、電極の加圧力及び溶接電流を調整す
るだけで、電極の加圧ストロークは一定とせずに
フリーとして、両部材の電気抵抗溶接を行なうこ
とができるので、電極が多少消耗した場合でもホ
スの寸法精度が常に一定となり、電極を本来の寿
命まで使用することが可能となり、その上、溶接
強度も安定し、溶接作業の自動化もできる。
第1図ないし第5図は本発明のステアリングホ
イールのボスの製造方法の実施例を示し、第1図
はボスの縦断面図、第2図は第3図の−視に
対応するステアリングホイールの縦断面図、第3
図はステアリングホイールの平面図、第4図はボ
スの組立溶接前の分解斜視図、第5図はボスの組
立溶接状態の説明図であり、第6図は変形例を示
す第4図に対応する図、第7図は他の変形例を示
す第5図Aに対応する図、第8図ないし第10図
はさらに他の変形例を示す第1図、第4図及び第
5図に対応する図、第11図は第8図ないし第1
0図の変形例に基づいた変形例を示す第10図B
に対応する図である。 4……ステアリングシヤフト、5……ボス、1
1……セレーシヨン孔、12……上側部材、13
……テーパ孔、14……下側部材、15a,15
b……位置決め凸部、16a,16b……位置決
め凹部、17,17a,17b……溶接部として
の溶接凸部。
イールのボスの製造方法の実施例を示し、第1図
はボスの縦断面図、第2図は第3図の−視に
対応するステアリングホイールの縦断面図、第3
図はステアリングホイールの平面図、第4図はボ
スの組立溶接前の分解斜視図、第5図はボスの組
立溶接状態の説明図であり、第6図は変形例を示
す第4図に対応する図、第7図は他の変形例を示
す第5図Aに対応する図、第8図ないし第10図
はさらに他の変形例を示す第1図、第4図及び第
5図に対応する図、第11図は第8図ないし第1
0図の変形例に基づいた変形例を示す第10図B
に対応する図である。 4……ステアリングシヤフト、5……ボス、1
1……セレーシヨン孔、12……上側部材、13
……テーパ孔、14……下側部材、15a,15
b……位置決め凸部、16a,16b……位置決
め凹部、17,17a,17b……溶接部として
の溶接凸部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ステアリングホイールに設けられステアリン
グホイールをステアリングシヤフトにセレーシヨ
ン嵌合及びテーパ嵌合によつて結合するボスの製
造方法であつて、 セレーシヨン孔を備えた金属製の上側部材及び
テーパ孔を備えた金属製の下側部材の対向する端
部に互いに嵌合して両部材を同軸に位置決めする
位置決め凸部及び位置決め凹部を形成するととも
に、上側部材及び下側部材の対向する端部に上記
位置決め凸部の頂部と上記位置決め凹部の底部が
当接する前に当接する溶接部を形成し、上側部材
及び下側部材の対向する端部を上記溶接部におい
て加圧した状態で電気抵抗溶接し、上記位置決め
凸部の頂部と上記位置決め凹部の底部との当接に
よる電気抵抗の減少によつて溶接を終了させるこ
とを特徴とするステアリングホイールのボスの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP597486A JPS62163860A (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | ステアリングホイールのボスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP597486A JPS62163860A (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | ステアリングホイールのボスの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62163860A JPS62163860A (ja) | 1987-07-20 |
JPH0378301B2 true JPH0378301B2 (ja) | 1991-12-13 |
Family
ID=11625820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP597486A Granted JPS62163860A (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | ステアリングホイールのボスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62163860A (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5966668U (ja) * | 1982-10-27 | 1984-05-04 | 日本プラスト株式会社 | ステアリングホイ−ルのボス |
-
1986
- 1986-01-14 JP JP597486A patent/JPS62163860A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62163860A (ja) | 1987-07-20 |
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