JPH0375715B2 - - Google Patents

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JPH0375715B2
JPH0375715B2 JP16023789A JP16023789A JPH0375715B2 JP H0375715 B2 JPH0375715 B2 JP H0375715B2 JP 16023789 A JP16023789 A JP 16023789A JP 16023789 A JP16023789 A JP 16023789A JP H0375715 B2 JPH0375715 B2 JP H0375715B2
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JP
Japan
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lock
lever
lock lever
protrusion
drive motor
Prior art date
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JP16023789A
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JPH0249882A (ja
Inventor
Shinjiro Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to JP1160237A priority Critical patent/JPH0249882A/ja
Publication of JPH0249882A publication Critical patent/JPH0249882A/ja
Publication of JPH0375715B2 publication Critical patent/JPH0375715B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/02Power-actuated vehicle locks characterised by the type of actuators used
    • E05B81/04Electrical
    • E05B81/06Electrical using rotary motors
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/12Power-actuated vehicle locks characterised by the function or purpose of the powered actuators
    • E05B81/16Power-actuated vehicle locks characterised by the function or purpose of the powered actuators operating on locking elements for locking or unlocking action
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/24Power-actuated vehicle locks characterised by constructional features of the actuator or the power transmission
    • E05B81/32Details of the actuator transmission
    • E05B81/34Details of the actuator transmission of geared transmissions
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/24Power-actuated vehicle locks characterised by constructional features of the actuator or the power transmission
    • E05B81/32Details of the actuator transmission
    • E05B81/42Cams
    • E05B81/44Cams in the form of grooves

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  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ロツク装置に係り、特に自動車のド
アに適したロツク装置に関する。
(従来技術) 本願に対する先願の実願昭56−77781号(実開
昭57−190069号公報)には、手動切替操作により
ロツク位置とアンロツク位置の間変位するロツク
機構と、該ロツク機構をロツク位置とアンロツク
位置の間変位させうる駆動モータと、前記ロツク
機構と前記駆動モータの間に設けられ該駆動モー
タにより回動する回転部材とからなり、該回転部
材と前記ロツク機構とは前記回転部材が回動する
と前記ロツク機構をロツク位置とアンロツク位置
の間変位するよう係合させ、前記回転部材と前記
ロツク機構との前記係合部分はバネにより弾力的
に付勢されている可動自在のロツクピンにより係
合とし、かつ前記回転部材と前記ロツク機構との
間の動力伝達機構は前記ロツク機構の手動切替操
作時は非係合構成としたドアロツク装置について
記載されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記先願のものは、回転部材とロツク機構との
係合用のロツクピン19(本項の符号は先願明細
書記載の符号)は、バネ20により、常に中心方
向(軸14の方向)に弾力的に付勢されていて、
切替のときだけ、可動子21の係合ピン21bと
係合して半径方向に飛出し、中間ギヤ16を回転
させるロツクピン19を用いている。
この半径方向に移動自在なロツクピン19を用
いた点に問題がある。なぜ、ロツクピン19が、
切替のときだけ半径方向に飛出して中間ギヤ16
を回転させ、切替終了後はバネ20の弾力で中心
に戻る構成にしたのかというと、ロツクピン19
を戻すことによつて、回転部材15の段部15b
との係合を外し、手動切替操作を可能にするため
である。
しかし、切替開始直後から切替終了までのロツ
クピン19は、前記可動子21の係合ピン21b
との係合は外れて、回転部材15の段部15bに
当接した「摩擦力」だけで、戻らないように構成
されているが、摩擦力のみの戻り防止は、 a.上記摩擦力は、バラ付きが多く、常に均一の値
いにすることは極めて難かしい。
b.バネ20の弾力よりも大きい摩擦力としなけれ
ばならないが、バネ20の弾力より大きい摩擦
力は簡単には得られない。
c.切替中途でも、可動子21の係合ピン21bよ
り外れているロツクピン19は、バネ弾力で戻
ることがあるから、そのときは不完全切替にな
る。
ということが挙げられる。
(課題を解決するための手段) よつて本発明は、手動切替操作によりロツク位
置とアンロツク位置の間変位するロツクレバー3
1と、該ロツクレバー31をロツク位置とアンロ
ツク位置の間変位させうる駆動モータMと、前記
ロツクレバー31と前記駆動モータMの間に設け
られ該駆動モータMにより回動する回転部材とか
らなり、該回転部材と前記ロツクレバー31とは
前記回転部材が回動すると前記ロツクレバー31
をロツク位置とアンロツク位置の間変位するよう
に係合させ、前記回転部材と前記ロツクレバー3
1との係合は前記ロツクレバー31側に不動状態
に固定されている突起76を介した係合とし、か
つ前記回転部材と前記ロツクレバー31との間の
動力伝達機構は前記ロツクレバー31の手動切替
操作時は非係合構成としたドアロツク装置とした
ものである。
(実施例) 本発明の実施例には、関連機構全体が記載され
ているので、順次説明する。
第1図に全体を示すロツク装置は、例えば合成
樹脂からなるボデイ2(第4図)と、このボデイ
2の表面側に取付けられる金属のカバープレート
3(第3図)とからなる本体を備えている。
ボデイ2の内部は中空に形成され、その内部に
後述の公知のラツチ機構を収容する。また、ボデ
イ2はラツチ機構を制御する機構を支持してい
る。ボデイ2はその背面側にカバープレート3を
リベツトなどにより一体的に固定し、自動車のサ
イドドアロツク装置の場合には、公知のようにド
ア側に取付けられる。
カバープレート3は、第3図に示すように、車
体側に固定化したストライカSが進入する案内ス
リツト4を有し、この案内スリツト4を跨いでラ
ツチLが軸5によつて回転自在に支持されてい
る。ラツチLはストライカSの係合する凹入部6
を有している。また、ラツチLには軸5を中心と
する円弧状長孔7が形成され、この円弧状長孔7
内にカバープレート3と一体をなす切起し片8が
嵌め込まれ、この切起し片8と円弧状長孔7の一
方の端面との間に圧縮バネ9が挿入されており、
これによつてラツチLには常に時計方向の回動力
が与えられている。
ラツチLはその周面に、ハーフ係合段部10a
およびフル係合段部10bを有しており、これら
のハーフ係合段部10a、フル係合段部10bに
係合するラチエツト11を、軸13によつて支持
させている。ラチエツト11には、その係合爪1
2をラツチ周面に押付ける方向の弾力を与えるバ
ネ14を設ける。ラチエツト11は、その一端近
くに長孔15を備えている。
ストライカSが、第3図において案内スリツト
4内へ向う方向に相対移動すると、凹入部6内に
係合したストライカSにより押されてラツチLは
反時計方向に回動し、係合爪12は、ハーフ係合
段部10aとの係合状態を経た後、フル係合段部
10bに係合しフルロツクされる。この状態を解
除するには、ラチエツト11を第3図矢印A方向
に回動して係合爪12をフル係合段部10bから
離せばよい。
第3図に示すようにラツチLとラチエツト11
を支持するカバープレート3を覆うボデイ2は、
第4図に示すように、ストライカ案内スリツト4
を覆う中空隆起部17を有している。ラツチLの
軸5はボデイ2の裏面にまで突出している。
ボデイ2の裏面(第4図でみて上面)にはバツ
クプレート19が第1図に示すように取付けられ
る。バツクプレート19はその一端にフランジ2
1が形成されている。バツクプレート19は一側
に立上り壁26を備えている。バツクプレート1
9には図示しない孔があり、この孔を通つて前記
軸5が突出せしめられかしめられる。また、バツ
クプレート19の図示しない孔には軸30(第4
図)が取付けられ、この軸30には第4図にも示
すようにロツクレバー31が枢着されている。
このロツクレバー31の一端には立上り部32
があり、この立上り部32から係合突起33が側
方に突出しており、また、その他端には二又部3
4が形成されている。
前述のラチエツト11の長孔15には、第4図
に示す連係リンク36の一端37部が係合してい
る。連係リンク36の一端37の下端には図示し
ないピンが下方へ向つて長孔15内に突出してお
り、またこの一端37の上側には当接片38が突
出している。一方、連係リンク36の他端はボデ
イ2と一体に成形された案内樋39内に摺動自在
に嵌合されており、この他端にはピン40が上方
(裏側)へ向つて突出し、このピン40は連係リ
ンク36の前記二又部34に係合している。した
がつて、ロツクレバー31の係合突起33に力を
加えて、ロツクレバー31を軸30のまわりで回
動させると、ピン40と二又部34の係合部分を
介して連係リンク36がその略長手方向に変位
し、連係リンク36の一端37は長孔15に案内
されつつ長孔15の範囲内で変位する。
第2図および第5図に示すように、ボデイ2と
バツクプレート19の間に、軸13によりオープ
ンレバー42が、回動自在に支持されている。オ
ープンレバー42は、ラチエツト11とバツクプ
レート19との間にあり、軸13の周りに巻回し
た図示しないバネの作用によつて第1図において
時計方向に回動するように弾圧されている。
オープンレバー42は、第5図に示すようにそ
の一端に、前記連係リンク36の当接片38に当
接する当接突起44と凹入部45とを有する窓4
6を備えている。オープンレバー42はその他端
に自動車のドアのアウターハンドルに連なる操作
リンク47がピン48により連結されている。な
お、オープンレバーの窓46のある端には突起4
9が形成されており、この突起49には、インナ
ーハンドルによつて操作される公知の回動レバー
(図示しない)が係合するようになつている。こ
の回動レバーは、公知のようにバツクプレート1
9の立上り壁26に適当に枢着されるものであ
る。
ロツク装置の通常位置では、連係リンク36は
第5図に示す位置にあり、当接片38は当接突起
44に対向している。この状態で、車内外のハン
ドル操作によつてオープンレバー42を第5図に
おいて反時計方向に回動させると、オープンレバ
ー42の当接突起44は当接片38を矢印Bで示
す方向に押圧する。これによつて当接片38と一
体をなす下側のピンが、ラチエツト11の長孔1
5に作用してラチエツト11を同じ方向のA方向
に回動させるので、ラツチLは自由になりストラ
イカSはロツク装置本体内から相対的に脱出可能
となる。
ロツク装置をロツク状態に保持するために、第
6図において、ロツクレバー31を矢印C方向に
回動させる。この回動は、ロツク用操作装置に連
なるフオーク部材51をロツクレバー31の係合
突起33に作用させることによつて行なうことが
できる。これによつて、連係リンク36は矢印D
方向に引かれ(第6図)、その一端の当接片38
は長孔15に沿つて変位して第6図の位置をと
る。この状態でオープンレバー42を反時計方向
に回動させてその当接突起44を矢印B方向に変
位させてもそれは当接片38を押すことができ
ず、しかも凹入部45があるためにオープンレバ
ー42が当接片38に作用することがないため、
ラチエツト11は不動でロツク装置は開放される
ことがない。なお、ロツク状態を解く場合には、
ロツクレバー31を逆方向に回動させて連係リン
ク36を再び第5図の状態に戻せばよい。
このようにロツク装置をロツク状態およびアン
ロツク状態をとらせるためには、ロツクレバーが
用いられるが、このロツクレバーの操作は高級車
では運転者によつて付勢されるソレノイド、モー
タなどによつて行なわれる。いずれにしても、第
5図および第6図に示すように、連係リンク36
の端部の当接片38は長孔15内でその両端のロ
ツク位置およびアンロツク位置をとらせる必要が
あり、当接片38が両位置の中間位置をとり得な
いようにしなければならない。したがつて、従来
のロツク装置では、連係リンク36に変位を与え
るロツクレバー31がその揺動両終端位置にクリ
ツクモーシヨンを伴つて変位し中間位置をとり得
ないようになつている。このためには、ロツクレ
バー31に比較的強力なオーバーセンターバネ
(思案バネ)が装着されていて、ロツクレバーが
その揺動の中間点すなわち死点が過ぎると、オー
バーセンターバネの力で急速にいずれかの終端位
置へ向つてスナツプ動作で回動しその終端位置を
保持するようになつている。
第1図および第2図において、Mはロツクレバ
ー31をロツク位置とアンロツク位置との間で回
動させる駆動モータであつて、ケース60の内部
に収容されている。駆動モータMは正逆転自在と
され、その出力軸にはピニオン61が設けられ、
このピニオン61は回転盤62の外周の第2図の
歯62aに噛合つている。回転盤62は有底の短
円筒形ケース63内に収容されていて、その回転
軸線まわりで回転自在とされている。短円筒形ケ
ース63は、第1図のように前述のバツクプレー
ト19に腕64を介して固定された支持板65の
上面にねじ67により取付けられている。ケース
60と短円筒形ケース63は合成樹脂等により一
体的に形成するのが好ましい。
回転盤62は、第7図および第8図に示すよう
に表面にカム溝70を有している。このカム溝
は、回転盤62の回転中心の周りに「渦巻」の形
状に設けられている。この渦巻は、回転中心から
最も遠い位置にあるアンロツク突当位置70a
と、回転中心から最も近い位置にあるロツク突当
位置70bとの間に形成されている。したがつ
て、アンロツク突当位置70aとロツク突当位置
70bは回転盤62の半径方向に変位しているこ
とになる。そして、アンロツク突当位置70aお
よびロツク突当位置70bは連通溝71によつ
て、回転盤62の半径方向に連通している。これ
によつて、カム溝70および連通溝71は無端状
の溝を形成する。
短円筒形ケース63は、その内部の回転盤62
を覆う覆板63b(第1図、第2図)を有し、こ
の覆板63bには前記連通溝71に対応する位置
に開口72(第1図)が形成されている。覆板6
3bに設けた枢軸74により、覆板63bの外面
に従動レバー75の中程が枢着されている。そし
て、この従動レバー75の一端に不動状態に固定
した突起76が、開口72を通つて、カム溝70
に係合している。
従動レバー75の一端には長孔77が形成され
ている。そして、前記ロツクレバー31の軸30
に形成した角軸79に中間レバー80の他端が連
結される。これにより、中間レバー80とロツク
レバー31は一体回動する。中間レバー80の一
端にはピン81が突設され、このピン81は前記
長孔77に係合している。
以上の構成において、駆動モータMによりピニ
オン61を介して回転盤62を正逆いずれかの方
向に回転させると、そのカム溝70に係合してい
る突起76は、カム溝の形に従つて回転盤62の
半径方向に変位し、これによつて従動レバー75
は枢軸74の周りで回動することになる。例え
ば、カム溝70のロツク突当位置70bに突起7
6がある第9図の状態において回転盤62を反時
計方向に回転させると、突起76は最後に第10
図に示すようにカム溝70のアンロツク突当位置
70aに達し、この間、従動レバー75は枢軸7
4の周りで時計方向に回動する。従動レバー75
のこのような回動によつて、中間レバー80は反
時計方向に回動し、これに伴つてロツクレバー3
1も反時計方向に回動する。
第6図と第9図を対比すると、ロツクレバー3
1の位置はロツク位置であり、第10図における
ロツクレバー31に位置はアンロツク位置であ
る。したがつて、突起76がカム溝70のロツク
突当位置70bにあると、ロツク状態が得られ、
また突起76カム溝70のアンロツク突当位置7
0aにあるとアンロツク状態が得られることにな
る。
ところで、このようなロツク位置とアンロツク
位置の間でロツクレバー31を回動させるにあた
つては、回転盤62をいずれかの方向に駆動モー
タMにより回転させるわけであるが、駆動モータ
Mの回転は、突起76がカム溝70のいずれかア
ンロツク突当位置70aまたはロツク突当位置7
0bに達してカム溝70の端に突当るまでは続け
てなされる。
したがつて、回転盤62のいずれかの方向への
回転により、ロツクレバー31は自動的にロツク
位置またはアンロツク位置に移動され、その位置
を保つことになり、ロツクレバー31をいずれか
の位置に保持するためのオーバーセンターバネは
動力操作に関しては不要となる。
以上のように駆動モータMの操作によりロツク
レバー31を回動させて、ロツク、アンロツク状
態を得ることができるが、手動による操作を行な
うには、従来と同様、ロツクレバー31の係合突
起33に操作力を加える。この時中間レバー80
を介して従動レバー75が回動するが、その端部
の突起76は連通溝71に沿つてアンロツク突当
位置70aとロツク突当位置70bの間を直線移
動し、回転盤62は回転しない。
したがつて、手動切替操作によりロツク位置お
よびアンロツク位置の間ロツクレバー31変位さ
せるときは、駆動モータMからの動力伝達機構
は、非係合となり、従来のように、動力駆動装置
にも手動操作の影響が及ぶことがない。
ロツクレバー31には、手動操作時における節
動を与えるために、適当な公知のオーバーセンタ
ーバネを付設することができるが、動力操作機構
に含まれる回転盤62のカム溝70を介して突起
76への後述の「くさび効果」(渦巻又は螺旋の
溝で移動させること)を伴う力の伝達により出力
が飛躍的に増大するので、オーバーセンターバネ
の力に抗するためにも駆動モータMの出力は従来
例よりも小さくてよい。
次に、カム溝70の突起76に対する一種のく
さび効果を第11図において説明する。同図にお
いてO1は回転盤62の回転中心、Pは突起76
とカム溝70の側壁との当接点であり、当接点P
と回転中心O1とを結ぶ直線とカム溝70の側壁
とは直交しない。また、突起76を形成した従動
レバー75の枢軸74の回転中心はO2で示され
る。さて、回転盤62にM0で示すトルクが作用
すると、突起76には、点Pにおける力F0が作
用する。この力F0は、中心O1と点Pの距離をl0
とすると、 F0=M0/l0 で示される。また、この力F0は、点Pと突起7
6の中心を通る力の成分F1と他の力の成分F2と
の合成ベクトルとなる。そこで、点Pの圧力角を
θとすると、 F1=F0/sinθ となりsinθは1より小であるから、 F1>F0 となり、特に圧力角θが小さい場合には力F1は
力F0に対してはるかに大となる。
また、この力F1の力線に枢軸74の回転中心
O2から降した垂線の長さをl1とすると、従動レ
バー75に作用する回転トルクM1は M1=F1×l1 となり、力F1をさらに増幅させた回転トルクM1
が従動レバー75に作用することになる。したが
つて、小型モータでも充分に従動レバー75を回
転することができる。
手動操作時にロツクレバー31に節動を与える
には、ロツクレバー31にオーバーセンターバネ
を付設することなく、第8図および第12図に示
すように、連通溝71の底部に、その長手方向に
関しての途中が隆起する節動付与部85を設ける
ことができる。
第12図の構成は、従動レバー75に突起76
を固定し、節動付与部85自体を回転盤62の内
部へ向つて沈下可能に支持し、背後にバネ86a
を設けて節動付与部(中間位置停止防止部)85
が突起76の通過時に逃げるようにしてある。
第13図に示す例では、従動レバー89が連通
溝71の方向に設けられており、回転盤62の回
転によつて従動レバー89はその長手方向に摺動
し、ロツクレバー31を回転させる。従動レバー
89は、ロツクレバー31のピン90が係合する
長孔を有し、従動レバー89の摺動によつてロツ
クレバー31が回動する。
第14図には、突起76をロツクレバー31に
直接設けた例を示す。ロツクレバー31には延長
腕31aが突設され、その先端に突起76が不動
状態に固定されている。
第16図に示す回転盤62の例では、連通溝7
1の両端部に面取り部71a,71bが形成され
ている。第15図に示すように面取り部がない
と、連通溝71の途中で突起76が停止した場
合、回転板62の再始動時に突起76がアンロツ
ク突当部70aまたはロツク突当部70bに入り
込むことができないが、面取り部71a,71b
の存在によつて、突起76は滑らかに進入するこ
とができる。面取り部は、カム溝の端部の突起の
当接壁部が無くなる程大きくしてはならない。
以上に述べた例では、ロツク、アンロツクの切
換えはロツクレバー31の回動によつてなされる
が、ロツクレバーの機能は他形式の変位を行なう
部材によつても果たすことができる。
また、回転盤に代つて盤状でない回転柱を用い
ることも可能であり、さらにカム溝に代つてカム
機能を有する溝以外の手段を用いることもでき
る。
第17図には回転盤の代りに回転柱を用いた例
を示す。この例は原理的には回転盤と類似してお
り、符号Xを付加して対応部分を示す。回転柱6
2Xの周面には螺旋のカム溝70Xが形成され、
その端部70ax,70bxの間に連通溝71Xが
形成されている。駆動モータMの回転はピニオン
61を介して歯車62axに伝達され、回転柱6
2Xが回転する。これによつて、突起76を不動
状態に固定してある従動レバー89Xには矢印方
向の変位、すなわち回転柱の回転軸線方向の変位
が生起する。
なお、設計の必要によつては、既述のような突
起の半径方向変位に回転軸線方向の変位を重畳し
たような変位を得ることも可能である。
(効果) 本発明は、手動切替操作によりロツク位置とア
ンロツク位置の間変位するロツクレバー31と、
該ロツクレバー31をロツク位置とアンロツク位
置の間変位させうる駆動モータMと、前記ロツク
レバー31と前記駆動モータMの間に設けられ該
駆動モータMにより回動する回転部材とからな
り、該回転部材と前記ロツクレバー31とは前記
回転部材が回動すると前記ロツクレバー31をロ
ツク位置とアンロツク位置の間変位するよう係合
させ、前記回転部材と前記ロツクレバー31との
係合は前記ロツクレバー31側に不動状態に固定
されている突起76を介した係合とし、かつ前記
回転部材と前記ロツクレバー31との間の動力伝
達機構は前記ロツクレバー31の手動切替操作時
は非係合構成としたドアロツク装置としたもので
あり、特に、回転部材(回転盤62または回転柱
62X)と前記ロツクレバー31との係合を、前
記ロツクレバー31(または従動レバー75)に
不動状態に固定されている突起76を介した係合
としたので、先願考案のように、製作困難な点は
存在せず、ロツクとアンロツク位置の中間で停止
するという不完全切替もない効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のロツク装置の背面斜視図、第
2図は同背面図、第3図は同装置のカバープレー
トとラツチ・ラチエツトを示す背面斜視図、第4
図は同装置のベース部材上の部材を示す背面斜視
図、第5図はオープンレバー、連係リンクおよび
ラチエツトを示す背面図、第6図はオープンレバ
ー、連係リンクおよびロツクレバーの関係を示す
背面図、第7図はモータ、回転盤、カム溝、従動
レバー、中間レバーおよびロツクレバーの関係を
示す背面斜視図、第8図は回転盤の詳細を示す背
面斜視図、第9図および第10図はロツクおよび
アンロツク状態の切換説明図、第11図は増力効
果の力学的効果の説明図、第12図は回転板の連
通溝と突起の関係を示す断面図、第13図は回転
盤とロツクレバーの間の機構の変形例を示す平面
図、第14図はロツクレバーに突起を直接設けた
例を示す背面図、第15図は回転盤の背面斜視
図、第16図は回転盤の異なる変形例を示す背面
斜視図、第17図は回転盤の代りに回転柱を用い
た実施例の要部斜視図である。 符号の説明 2…ボデイ、3…カバープレー
ト、4…案内スリツト、5…軸、6…凹入部、7
…円弧状長孔、8…切起し片、9…圧縮バネ、1
0a…ハーフ係合段部、10b…フル係合段部、
11…ラチエツト、12…係合爪、13…軸、1
4…バネ、15…長孔、17…中空隆起部、19
…バツクプレート、21…フランジ、26…立上
り壁、30…軸、31…ロツクレバー、31a…
延長腕、32…立上り部、33…係合突起、34
…二又部、36…連係リンク、37…一端、38
…当接片、39…案内樋、40…ピン、42…オ
ープンレバー、44…当接突起、45…凹入部、
46…窓、47…操作リンク、48…ピン、49
…突起、51…フオーク部材、60…ケース、6
1…ピニオン、62…回転盤(回転部材)、62
X…回転柱(回転部材)、62a…歯、62ax…
歯車、63…短円筒形ケース、63b…覆板、6
4…腕、65…支持板、67…ねじ、70,70
X…カム溝、70a…アンロツク突当位置、70
b…ロツク突当位置、70ax…アンロツク突当
位置、70bx…ロツク突当位置、71,71X
…連通溝、71a,71b…面取り部、72…開
口、74…枢軸、75…従動レバー、76…突
起、77…長孔、79…角軸、80…中間レバ
ー、81…ピン、85…節動付与部、86a…バ
ネ、89,89X…従動レバー、90,90X…
ピン、S…ストライカ、L…ラツチ、M…駆動モ
ータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 手動切替操作によりロツク位置とアンロツク
    位置の間変位するロツクレバー31と、該ロツク
    レバー31をロツク位置とアンロツク位置の間変
    位させうる駆動モータMと、前記ロツクレバー3
    1と前記駆動モータMの間に設けられ該駆動モー
    タMにより回動する回転部材とからなり、該回転
    部材と前記ロツクレバー31とは前記回転部材が
    回動すると前記ロツクレバー31をロツク位置と
    アンロツク位置の間変位するよう係合させ、前記
    回転部材と前記ロツクレバー31との係合は前記
    ロツクレバー31側に不動状態に固定されている
    突起76を介した係合とし、かつ前記回転部材と
    前記ロツクレバー31との間の動力伝達機構は前
    記ロツクレバー31の手動切替操作時は非係合構
    成としたドアロツク装置。
JP1160237A 1989-06-22 1989-06-22 ドアロック装置 Granted JPH0249882A (ja)

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