JPH072914Y2 - ドアロック装置 - Google Patents

ドアロック装置

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JPH072914Y2
JPH072914Y2 JP10265887U JP10265887U JPH072914Y2 JP H072914 Y2 JPH072914 Y2 JP H072914Y2 JP 10265887 U JP10265887 U JP 10265887U JP 10265887 U JP10265887 U JP 10265887U JP H072914 Y2 JPH072914 Y2 JP H072914Y2
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JP
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lever
guide groove
moving
moving body
guide
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正二 花見
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Johnan Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車のフロントあるいはリヤのドアを手動
あるいは自動的にロックするドアロック装置に関するも
のである。
従来の技術 基板に回動自在に設けた施錠レバーを電気的に施解錠操
作するためのアクチュエーターを備えたドアロック装置
は特公昭58−47180号公報として知られている。
しかし、このものはモーターの回転の正逆回転により作
動レバーを正逆回転するようにし、作動レバーの一端を
施錠レバーの一端に、かつ作動レバーの他端を施錠レバ
ーの他端にそれぞれ対峙するように取付けたもので、モ
ータの回転方向に対して作動レバーの回転方向を変える
ための機構を要し、作動レバーの回動により施錠レバー
を回転するので、施錠あるいは解錠の切換え動作が複雑
となり、施錠レバーを手動操作により回動する際に、作
動レバーの回動がモータに直接伝わらないように、アク
チュエーターにクラッチを設けなければならず、部品数
も多くなった。
また、クラッチのないロック装置として、ロック状態お
よびアンロック状態をそれぞれ与えるロック位置および
アンロック位置との間で変位自在のロック部材と、この
ロック部材を両位置の間で変位させる動力操作機構とを
有し、この動力操作機構は、動力により往復回転駆動自
在に設けられかつカムを有する回転部材と、カムに摺動
自在に係合しかつロック部材に連動するカム従動子とに
より構成され、カムは、回転部材の回転中心軸のまわり
に設けられるとともに、回転中心軸に関しての半径方向
および回転中心軸方向の少なくとも一つの方向に関して
互いに変位した一端および他端を有していて、回転部材
が回転柱からなり、回転柱の周囲に軸方向の直線状のガ
イド溝及び前記直線状のガイド溝の両端に連続する螺旋
状のガイド溝とを設けると共に、これらのガイド溝に従
動レバーの一端にカム従動子を設けて係合させ、該従動
レバーの他端をロックレバーに連結させ、回転柱の回転
軸に歯車を設けると共に、該歯車を回転するモータの駆
動軸にピニオンを設け、モータの回転をピニオンを介し
て歯車に伝達して回転柱を回転させることにより、従動
レバーのカム従動子が回転柱の螺旋状のガイド溝に案内
されて従動レバーが軸線方向に変位することにより、ロ
ックレバーを移動するようにし、従動レバーが手動操作
された場合には、従動レバーのカム従動子が回転柱の直
線状のガイド溝に案内されて従動レバーが軸線方向に変
位することにより、モータに手動操作の影響を及ぼさな
いようにしたものが特開昭58−207468号公報に記載され
ている。
考案が解決しようとする課題 本考案の目的は、モータで回転する回転体に対して移動
体を前進あるいは後退させるだけで施錠レバーの回動を
確実に行って自動的に施錠あるいは解錠状態とすると共
に、施錠レバーを手動で回動すると、回転体を回転する
ことなく移動体が前進あるいは後退することができ、作
動杆に曲げ応力が生ぜず、装置の組立てが容易に行える
と共に、装置全体の取付けが容易であり、装置全体を小
型とし、部品数も少なく、安価となるドアロック装置を
提供することにある。
課題を解決するための手段 本考案のドアロック装置は、施錠レバーを備えたドアロ
ック装置において、筒状の移動体の先端に作動杆の基端
側が一体に設けられると共に該作動杆の先端側が前記施
錠レバーに対して係合され、前記移動体の筒状内部には
嵌合部が設けられ、該嵌合部に対して前記移動体の筒状
内方に突出する係合突部が設けられると共に、前記移動
体の嵌合部に嵌装される円柱状の回転体が設けられ、そ
の周面には、前記移動体の係合突部が案内されて前記移
動体が往復移動される該回転体の軸方向の直線状のガイ
ド溝及び前記直線状のガイド溝の両端に連続する螺旋状
のガイド溝とが設けられると共に、該回転体の先端より
その軸方向に前記移動体の係合突部が案内される直線状
の取付溝と、該取付溝の終縁に直交して連続し、前記直
線状のガイド溝に連通する係合溝とが設けられ、前記回
転体の基端側に、前記回転体の同軸線上にモータが連結
され、前記移動体の移動方向に沿って案内すると共に前
記モータが収納される外装部材が設けられたことを特徴
とする構成を有するものである。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、1はドアロック装置をフロントあるい
はリヤのドアの開閉側端部の内部に装着するための基板
であり、基板1の上端寄りには伝達レバーとなるオペレ
ーティングレバー2が軸3により回動自在に設けられ、
オペレーティングレバー2には中継レバーとなるセルフ
アンロックレバー4の一端が軸5により回動自在に連結
され、セルフアンロックレバー4の他端寄りには長孔よ
りなる摺動係合孔6が設けられている。
基板1の下端寄りには施錠レバーとなるキーロックレバ
ー7が軸8により回動自在に設けられ、キーロックレバ
ー7の側縁には外方に突出して外部突出片9が一体に形
成され、キーロックレバー7の外部突出片9の先端には
誘導ピン10が一体に固着され、セルフアンロックレバー
4の他端よりに設けた摺動係合孔6にキーロックレバー
7の誘導ピン10が移動自在に係合されている。
基板1の裏側にはディテントレバー11が軸12により回動
自在に設けられ、ディテントレバー11とセルフアンロッ
クレバー4とが互いに係脱自在とされ、基板1の裏側の
ディテントレバー11の下部にはストライカ(図示せず)
と噛合ってドアを支持するフォーク(図示せず)を有す
るフォークレバー13(一部のみを図示)が支持棒38によ
り回動自在に設けられ、フォークレバー13の上部に設け
た爪がディテントレバー11の下部に設けた爪により係止
される。
キーロックレバー7の端部には往復移動可能な移動体と
なる円筒状の移動カバー14の端部に一体に設けた作動杆
15の先端が係合され、作動カバー14内には回転体となる
円柱状の回転誘導体16が嵌合され、回転誘導体16の端部
には、回転誘導体16の軸線上にモータMの回転軸17が連
結され、回転誘導体16の外周面には螺旋状のガイド溝18
と螺旋状のガイド溝18の両端に連続するモータMの回転
軸方向に沿った直線状のガイド溝19とが形成され、移動
カバー14の内部には回転誘導体16のガイド溝18,19に係
合する係合ピン20からなる係合突部が設けられている。
21は内部に移動カバー14及びモータMをそれぞれ収納す
るケーシングであり、移動カバー14がケーシング21に対
して回転することなく移動されるようになっており、ケ
ーシング21の側壁には外方に突出して取付孔22を有する
複数の側部取付片23が一体に設けられている。
オペレーティングレバー2は基板1に一体に固着された
軸3に回動自在に軸支され、オペレーティングレバー2
の側縁には外方に突出して膨出部24が一体に形成され、
オペレーティングレバー2の一端にはインサイドレバー
(図示せず)が連結され、インサイドレバーには自動車
の室内側の図示しないインサイドハンドルが連結され、
基板1の側縁にはオペレーティングレバー2の一端の回
転を係止する係止片25が一体に形成され、係止片25には
合成ゴム等の弾性体よりなる嵌合体26が嵌合装着されて
いる。
オペレーティングレバー2の他端にはアウトサイドレバ
ー27が係合され、アウトサイドレバー27には自動車の室
外側の図示しないアウトサイドハンドルが連結され、ア
ウトサイドレバー27が基板1の側縁に形成した上部側壁
28に軸29により回動自在に設けられている。
オペレーティングレバー2の膨出部24にはコイルスプリ
ング30の一端が引掛けられて係止され、コイルスプリン
グ30の他端が上部側壁28に引掛けられて係止され、オペ
レーティングレバー2が引張りスプリング30により第1
図矢印a方向に常時引張られており、上部側壁28にはオ
ペレーティングレバー2の他端の回転を係止する係止片
31とアウトサイドレバー27の回転を係止する係止片32が
一体に形成されている。
オペレーティングレバー2の他端寄りには軸5が一体に
固着され、セルフアンロックレバー4の一端が軸5に回
動自在に軸支され、セルフアンロックレバー4には側方
に開口して凹部33が形成され、凹部33の摺動係合孔6寄
りの側縁33aによりディテントレバー11が回動され、セ
ルフアンロックレバー4の摺動係合孔6に相当する側縁
には外方に突出して係止突部4aが一体に形成され、セル
フアンロックレバー4の係止突部4aがフォークレバー13
の回転を係止するようになっている。
ディテントレバー11は基板1に一体に固着された軸12に
回動自在に軸支され、基板1の上端寄りには透孔34が設
けられ、ディテントレバー11の一端にはセルフアンロッ
クレバー4の側縁33aと係脱自在の係合突部11aが基板1
の透孔34より突出して一体に形成され、ディテントレバ
ー11の他端11bが基板1の側縁より突出され、軸12には
ねじりコイルバネ35が嵌装され、ねじりコイルバネ35の
一端がディテントレバー11の係合突部11aに係止され、
ねじりコイルバネ35の他端が基板1の側縁に形成した係
止片25に係止され、ディテントレバー11がねじりコイル
バネ35により図面矢印b方向に常時付勢され、ディテン
トレバー11の回転が係止片25の下縁により係止される。
基板1の中央付近には誘導孔36が設けられ、フォークレ
バー13に一体に固着して設けた支持ピン37が基板1の誘
導孔36より突出され、基板1の前面には支持棒38が一体
に固着して設けられ、突出棒38にはねじりコイルバネ39
が嵌合装着され、ねじりコイルバネ39の一端が支持棒38
の端部に係止され、ねじりコイルバネ39の他端が支持ピ
ン37に係止され、フォークレバー13がねじりコイルバネ
39により図面矢印c方向に常時付勢され、基板1の誘導
孔36の端部には係止片40(第8図参照)が一体に形成さ
れ、係止片40には合成ゴム等の弾性体よりなる嵌合体41
が嵌合装着され、誘導孔36の端部あるいは係止片40によ
りフォークレバー13の回転が係止される。
キーロックレバー7は基板1に一体に固着された軸8に
回動自在に軸支され、キーロックレバー7の一端には連
結ロッド42が連結され、連結ロッド42には室内側の図示
しないインサイドロッキングボタンが連結され、キーロ
ックレバー7の他端寄りには係合孔43が設けられ、係合
孔43の下部には長孔44が設けられ、キーロックレバー7
の係合孔43には基板1の側縁に一体に形成した下部側壁
45に軸46により回動自在に設けた作動レバー47が係合さ
れている。
作動レバー47には室外の図示しないキーシリンダーが連
結され、キーロックレバー7の長孔44には移動体となる
移動カバー14の作動杆15の先端に一体に形成した折曲部
15aが係合され、基板1の下端寄り側縁にはキーロック
レバー7の回転を係止する係止片48,49が基板1と一体
に形成され、下部側壁45と作動レバー47との間には図示
しないねじりコイルバネが設けられている。
キーロックレバー7を回動する移動カバー14には、第2
図及び第3図に示すように、筒状の内部に嵌合部50が形
成され、移動レバー14の一端に端壁51が一体に設けられ
て閉止され、移動カバー14の開口する他端寄り側部には
挿通孔52が嵌合部50に連通して設けられ、移動カバー14
の挿通孔52には突出体である係合ピン20が挿入され、係
合ピン20の先端が移動カバー14の内周面に突出され、移
動カバー14の外周面には平面部53が形成され、端壁51に
は作動杆15が一体に取付けられる。
移動カバー14内に嵌入される回転誘導体16には、第4図
及び第5図に示すように、円柱状の外周面に一端より他
端に向かって螺旋状のガイド溝18が形成されると共に、
螺旋状のガイド溝18の一端と他端とを結ぶ直線状のガイ
ド溝19が回転誘導体16の軸方向に沿って形成され、螺旋
状のガイド溝18と直線状のガイド溝19とが連続して形成
されており、直線状のガイド溝19の中央付近には側方に
向かって係合溝54が形成され、直線状のガイド溝19と係
合溝54とが連続して形成され、係合溝54の端部には回転
誘導体16の一端に開口する取付溝55が屈折して形成さ
れ、係合溝54と取付溝55とが連続して形成され、回転誘
導体16の他端に軸挿通穴56が設けられている。
回転誘導体16の一端の角部には傾斜した面取り部57が形
成されている。
移動カバー14への回転誘導体16の取付けは、移動カバー
14に設けた係合ピン20と回転誘導体16の外周面に形成し
た取付溝55との位置を合せた後、移動カバー14の係合ピ
ン20と回転誘導体16の取付溝55とを係合しながら、移動
カバー14の開口する他端に回転誘導体16の一端を挿通す
る。
次いで、移動カバー14の係合ピン20が回転誘導体16の取
付溝55の終端で係止されると、回転誘導体16の係合溝54
に沿って移動カバー14の係合ピン20を移動するようにし
て、回転誘導体16を移動カバー14に対して回動する。
次いで、移動カバー14の係合ピン20が回転誘導体16の直
線状のガイド溝19に至ると、回転誘導体16を移動カバー
16に対して押込むことにより、第6図に示すように、回
転誘導体16の直線状のガイド溝19が移動カバー14の係合
ピン20と係合しながら、回転誘導体16が移動カバー14内
に挿通され、回転誘導体16が移動カバー14の嵌合部50に
嵌合されると共に、移動カバー14の係合ピン20が回転誘
導体16の直線状のガイド溝19の他端寄りに位置され、移
動カバー14が回転誘導体16に対して移動自在に取付けら
れ、回転誘導体16の軸挿通穴56にモータMの回転軸17が
挿通される。
移動カバー14の係合ピン20が回転誘導体16の直線状のガ
イド溝19に係合されていると、移動カバー14の係合ピン
20が回転誘導体16の直線状のガイド溝19に沿って前進あ
るいは後退移動可能状態とされ、移動カバー14が回転誘
導体16に対して手動により移動され、移動カバー14の係
合ピン20が回転誘導体16の螺旋状のガイド溝18に係合さ
れていると、移動カバー14の係合ピン20が回転誘導体16
の螺旋状のガイド溝18に沿って前進あるいは後退移動可
能状態とされ、移動カバー14が回転誘導体16に対して回
転誘導体16の回転により移動される。
移動カバー14はケーシング21により回転誘導体16と共に
回転することなく移動されるようになっている。
ドアのロックが解錠状態では、第6図に示すように、移
動カバー14の係合ピン20が回転誘導体16の直線状のガイ
ド溝19の他端寄りに位置され、移動カバー14が回転誘導
体16に対して後退され、回転誘導体16が移動カバー14の
嵌合部50内に完全に嵌合されている。
ドアのロックが施錠状態では、第7図に示すように、移
動カバー14の係合ピン20が回転誘導体16の直線状のガイ
ド溝19の一端寄りに位置され、移動カバー14が回転誘導
体16に対して前進され、回転誘導体6の一端寄りのみが
移動カバー14の嵌合部50に嵌合されている。
移動カバー14及び回転誘導体16はプラスチック等の合成
樹脂材料よりなる。
次に、この実施例の作用を説明する。
始めに、第8図に示すように、図示しないドアハンドル
の作動により基板1に回動自在に設けたオペレーティン
グレバー2を軸3を中心に引張りスプリング30に抗して
回動し、オペレーティングレバー2に回動自在に連結し
たセルフアンロックレバー4を移動し、セルフアンロッ
クレバー4の凹部33の側縁33aによりディテントレバー1
1を軸12を中心にねじりコイルバネ35に抗して回動する
ことにより、ディテントレバー11によるフォークレバー
13の係止を開放する。このため、フォークレバー13はね
じりコイルバネ39によりその支持ピン37が押圧され、支
持ピン37が嵌合体41に当接する位置まで支持棒38を中心
に回動される。
次いで、ドアを締めることにより、フォークレバー13の
フォーク部がストライカで押され、第9図に示すよう
に、フォークレバー13の支持ピン37が基板1に設けた誘
導孔36に沿ってねじりコイルバネ39に抗して移動し、フ
ォークレバー13が支持棒38を中心に支持ピン37が基板1
の誘導孔36の端部付近位置まで回転した後、フォークレ
バー13の爪がディテントレバー11の爪に当接してディテ
ントレバー11を移動し、さらにディテントレバー11の爪
を越えて互の爪が係合してその位置に置かれ、ストライ
カとフォークレバーの爪とによりドアは閉止位置に保持
される。ディテントレバー11はねじりコイルバネ35によ
り軸12を中心に回動し、爪によりフォークレバー13を係
止する。
モータMを作動せずに、キーロックレバー7を手動操作
により第1図の時計方向に回転すると、基板1に回動自
在に設けたキーロックレバー7が軸8を中心に回動し、
キーロックレバー7の外部突出片9の誘導ピン10がセル
フアンロックレバー4を軸5と中心に反時計方向に回動
し、オペレーティングレバー2を引張りスプリング30に
抗して軸3を中心に回動しても、セルフアンロックレバ
ー4の凹部33の側縁33aがディテントレバー11の係合突
部11aと係合せず、セルフアンロックレバー4の係止突
部4aがフォークレバー13の支持ピン37と当接し、ディテ
ントレバー11の爪をフォークレバー13の爪から外すこと
ができず、ドアはロック状態となる。
キーロックレバー7が回動すると、その移動が長孔44,
折曲部15a,作動杆15を介して移動カバー14に伝達され、
移動カバー14の係合ピン20が回転誘導体16の直線状のガ
イド溝19に沿って移動し、移動カバー14は回転誘導体16
に対して直線移動し、移動カバー14の係合ピン20が回転
誘導体16の直線状のガイド溝19の先端寄りに位置する。
キーロックレバー7を第9図に示したように、軸8を中
心に反時計方向に回動すると、キーロックレバー7の外
部突出片9の誘導ピン10がセルフアンロックレバー4を
軸5を中心に時計方向に回動し、セルフアンロックレバ
ー4の係止突部4aによるフォークレバー13の支持ピン37
の係止を釈放すると共に、移動カバー14の係合ピン20が
キーロックレバー7の長孔44に係合した作動杆15を介し
て回転誘導体16の直線状のガイド溝19に沿って移動し、
回転誘導体16の直線状のガイド溝19の後端寄りに位置し
て解錠状態となる。
この状態でドアノブの作動によってオペレーティングレ
バー2を第9図の時計方向に軸3を中心として回動する
と、軸5を介してセルフアンロックレバー4が上方に移
動し、その凹部33の側縁33aがディテントレバー11の係
合突部11aに係合してディテントレバー11を軸12のまわ
りに時計方向に回転し、ディテントレバー11の爪がフォ
ークレバー13の爪から外れ、フォークレバー13はねじり
コイルばね39が支持ピン37を押圧することにより支持棒
38を中心として時計方向に回転し、その下部に設けたフ
ォークがストライカを釈放してドアが開放できるように
なる。
移動カバー14の係合ピン20が回転誘導体16の直線状のガ
イド溝19の後端寄りに位置した第9図に示す解錠状態
で、モータMを作動すると、モータMの回転軸17に固着
した回転誘導体16が回転し、回転誘導体16の螺旋状のガ
イド溝18が沿って移動カバー14の係合ピン20が移動し、
移動カバー14は回転誘導体16に対してケーシング21によ
り回転することなく前進し、第1図に示したように、移
動カバー14の係合ピン20が回転誘導体16の直線状のガイ
ド溝19の先端寄りに位置する。
そして、移動カバー14に一体に設けた作動杆15がキーロ
ックレバー7を軸8を中心に時計方向に回動し、キーロ
ックレバー7の外部突出片9の誘導ピン10がセルフアン
ロックレバー4を軸5を中心に反時計方向に回動し、セ
ルフアンロックレバー4の係止突部4aがフォークレバー
13の支持ピン37を係止すると共にオペレーティングレバ
ー2の回動によるセルフアンロックレバー4の移動に対
して凹部33の側縁33aがディテントレバー11の係合突部1
1aに係合しないようにして施錠状態となる。
移動カバー14の係合ピン20が回転誘導体16の直線状のガ
イド溝19の先端寄りに位置した第1図に示す施錠状態
で、モータMを逆方向に作動すると、モータMの回転軸
17に固着した回転誘導体16が逆方向に回転し、回転誘導
体16の螺旋状のガイド溝18に沿って移動カバー14の係合
ピン20が移動し、移動カバー14は回転誘導体16に対して
ケーシング21により回転することなく後退し、第9図に
示したように、移動カバー14の係合ピン20が回転誘導体
16の直線状のガイド溝19の後端寄りに位置する。
そして、移動カバー14に一体に設けた作動杆15がキーロ
ックレバー7を軸8を中心に反時計方向に回動し、キー
ロックレバー7の外部突出片9の誘導ピン10がセルフア
ンロックレバー4を軸5を中心に時計方向に回動し、セ
ルフアンロックレバー4の係止突部4aによるフォークレ
バー13の支持ピン37の係止を開放すると共にオペレーテ
ィングレバー2の時計方向への回動によるセルフアンロ
ックレバー4の移動に際し、その凹部33の側縁33aにデ
ィテントレバー11の係合突部11aが係合できるようにし
て解錠状態となる。
なお、モータへの通電は運転席に設けた電気操作スイッ
チあるいは自動車が走行して一定速度に達すると行なわ
れるようにすれば良い。
また、回転体として筒状の嵌合カバーをモータに連結
し、嵌合カバー内に移動体として円柱体を嵌合し、円柱
体に作動杆を一体に設け、嵌合カバーの内周面に螺旋状
のガイド溝及び直線状のガイド溝を形成し、円柱体の外
周に嵌合カバーのガイド溝に係合する突出体を設けるこ
とも可能である。
考案の効果 以上に述べたように、本考案によれば、モータを作動し
て、螺旋状の溝と係合突部との係合で移動体を回転体に
対して螺旋状の溝に沿って前進あるいは後退させ、移動
体に設けた作動杆の先端を施錠レバーに係合することに
より、施錠レバーの回動を確実に行なうことができ、自
動的に施錠あるいは解錠状態とすることができ、また、
施錠レバーを手動で回動すると、直線状の溝と係合突部
との係合で、移動体を回転体に対して直線状の溝に沿っ
て前進あるいは後退することにより、施錠レバーの回転
が回転体を回転することなく、従ってモータに伝らずに
手動により施錠あるいは解錠状態とすることができ、移
動体に設けた係合突部と回転体の外周面に形成した取付
溝との位置を合せた後、移動体の係合突部と回転体の取
付溝とを係合しながら、移動体の開口する他端に回転体
の一端を挿通し、移動体の係合突部が回転体の取付溝の
終端で係止された後、回転体の係合溝に沿って移動体の
係合突部を移動するようにして、回転体を移動体に対し
て回動し、移動体の係合突部が回転体の直線状のガイド
溝に至ると、回転体を移動体に対して押込むことによ
り、移動体を回転体に嵌合させるので、装置の組立てが
容易に行えると共に、作動杆は曲げ応力を生じることが
なく、回転体の同軸線上にモータが連結され、移動体の
移動方向に沿って案内すると共にモータを収納する外装
部材を設けたことにより、移動体が回転体と共に回転す
ることなく移動され、軸線方向に単一の嵌合部を有する
外装部材により、装置の一体化が容易となり、装置全体
の取付けが容易であり、装置全体を小型となり、部品数
も少なく、安価となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は、ドアロ
ック装置の正面図、第2図は、移動カバーの平面図、第
3図は、移動カバーの側面図、第4図は、回転誘導体の
平面図、第5図は、回転誘導体の背面図、第6図は、移
動カバーへの回転誘導体取付け時の平面図、第7図は、
回転誘導体に対する移動カバー前進時の平面図、第8図
は、ドアの施錠状態前を示す正面図、第9図は、ドアの
解錠状態を示す正面図である。 1…基板、2…オペレーティングレバー、3…軸、4…
セルフアンロックレバー、4a…係止突部、5…軸、6…
摺動係合孔、7…キーロックレバー、8…軸、9…外部
突出片、10…誘導ピン、11…ディテントレバー、11a…
係合突部、11b…他端、12…軸、13…フォークレバー、1
4…移動カバー、15…作動杆、15a…折曲部、16…回転誘
導体、17…回転軸、18…螺旋上のガイド溝、19…直線状
のガイド溝、20…係合ピン、21…ケーシング、22…取付
孔、23…側部取付片、24…膨出部、25…係止片、26…嵌
合体、27…アウトサイドレバー、28…上部側壁、29…
軸、30…引張りスプリング、31…係止片、32…係止片、
33…凹部、33a…側縁、34…透孔、35…ねじりコイルバ
ネ、36…誘導孔、37…支持ピン、38…支持棒、39…ねじ
りコイルバネ、40…係止片、41…嵌合体、42…連結ロッ
ド、43…係合孔、44…長孔、45…下部側壁、46…軸、47
…作動レバー、48,49…係止片、50…嵌合部、51…端
壁、52…挿通孔、53…平面部、54…係合溝、55…取付
溝、56…軸挿通穴、57…面取り部、M…モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】施錠レバーを備えたドアロック装置におい
    て、筒状の移動体の先端に作動杆の基端側が一体に設け
    られると共に該作動杆の先端側が前記施錠レバーに対し
    て係合され、前記移動体の筒状内部には嵌合部が設けら
    れると共に、該嵌合部に対して前記移動体の筒状内方に
    突出する係合突部が設けられ、前記移動体の嵌合部に嵌
    装される円柱状の回転体が設けられ、その周面には、前
    記移動体の係合突部が案内されて前記移動体が往復移動
    される該回転体の軸方向の直線状のガイド溝及び前記直
    線状のガイド溝の両端に連続する螺旋状のガイド溝とが
    設けられると共に、該回転体の先端よりその軸方向に前
    記移動体の係合突部が案内される直線状の取付溝と、該
    取付溝の終縁に直交して連続し、前記直線状のガイド溝
    に連通する係合溝とが設けられ、前記回転体の基端側
    に、前記回転体の同軸線上にモータが連結され、前記移
    動体の移動方向に沿って案内すると共に前記モータが収
    納される外装部材が設けられたことを特徴とするドアロ
    ック装置。
JP10265887U 1987-07-06 1987-07-06 ドアロック装置 Expired - Lifetime JPH072914Y2 (ja)

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JPS58207468A (ja) * 1982-05-28 1983-12-02 三井金属鉱業株式会社 ロック装置

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