JPH06212848A - 車両用オートドアロック装置 - Google Patents

車両用オートドアロック装置

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JPH06212848A
JPH06212848A JP5042119A JP4211993A JPH06212848A JP H06212848 A JPH06212848 A JP H06212848A JP 5042119 A JP5042119 A JP 5042119A JP 4211993 A JP4211993 A JP 4211993A JP H06212848 A JPH06212848 A JP H06212848A
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lever
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shaft
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Tetsuo Mizuki
哲郎 水木
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治朗 三井
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B85/00Details of vehicle locks not provided for in groups E05B77/00 - E05B83/00
    • E05B85/20Bolts or detents
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    • E05B85/243Bolts rotating about an axis with a bifurcated bolt

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素で円滑に作動するオートドアロック装置
を得る。 【構成】 本車両用オートドアロック装置は、ストライ
カ2と係合してオープン位置からフルラッチ位置まで回
転するラッチ6と、該ラッチ6の逆転を防止するラチェ
ット11と、前記ラッチ6がハーフラッチ位置まで回転
すると通電されて作動するアクチュエータ25と、該ア
クチュエータ25により回転する連動レバー28と、該
連動レバー28に軸着され該連動レバー28が回転する
とスライドして前記ラッチ6をフルラッチ位置に回転さ
せるスライド部材30とを有する。前記スライド部材3
0の前記ラッチ6と係合する先端部にはコロ35を回転
自在に軸止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用オートドアロッ
ク装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、閉扉操作が不完全で、ドアがハーフ
ラッチ状態(所謂、半ドア)になってしまったとき、ラ
ッチをモータ等の動力により強制的にフルラッチ位置ま
で回転させて、完全に閉扉させるオートドアロック装置
は、特開平2−200982号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のオートドアロ
ック装置では、モータ動力をラッチに伝達する機構の簡
素化および円滑化が重要となる。
【0004】
【発明の目的】よって本発明は、動力伝達機構の一部
を、ロックボディの内部に収納できる構成とすることに
より、円滑な動力伝達が行え、簡素な装置を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、正面
側に凹部5を有し扉A側に固定されるロックボディ3
と、車体B側に固定されるストライカ2と、該ストライ
カ2と係合してオープン位置からハーフラッチ位置を経
てフルラッチ位置まで回転するラッチ6と、該ラッチ6
に係合して該ラッチ6の逆転を防止するラチェット11
と、前記ラッチ6がハーフラッチ位置まで回転すると通
電されて作動するアクチュエータ25と、該アクチュエ
ータ25により基部側を中心にして回転する連動レバー
28と、該連動レバー28の回転部に軸33により軸着
され前記連動レバー28が回転するとスライドして前記
ラッチ6をフルラッチ位置に回転させるスライド部材3
0とからなるものにおいて、前記スライド部材30の前
記ラッチ6と係合する先端部にはコロ35を回転自在に
軸止し、該コロ35を介して前記ラッチ6を押圧回転さ
せる構成とした車両用オートドアロック装置の構成とし
たものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
本発明のドアロック装置は、扉A側に取付けられるロッ
ク本体1と、車体B側に取付けられるストライカ2とか
ら構成される。3はロック本体1の合成樹脂製のロック
ボディであり、前記ロックボディ3の正面側(表側)に
は、金属製のカバープレート4(第12図参照)により
閉塞される凹部5を形成する。前記凹部5の上下の略中
間位置には前記ストライカ2と係合して回転するラッチ
6をラッチ軸7により回転自在に軸止する。なお、ラッ
チ6は、第2図の位置がオープン位置、第3図の位置が
ハーフラッチ位置、第4図の位置がフルラッチ位置とな
る。前記ラッチ6の背面側には小さな突起8を設け、該
突起8を前記ロックボディ3に形成した、前記ラッチ軸
7を中心とする略円弧状の溝9内に臨ませる。前記円弧
状溝9内には前記突起8を押圧して前記ラッチ6を第2
図において時計回転方向に付勢するバネ10を収納す
る。
【0007】前記ラッチ6より下方位置で前記凹部5内
には、ラチェット11を前記ラッチ軸7と平行のラチェ
ット軸12により回転自在に取付ける。ラチェット11
はバネ(図示なし)によりラッチ6に弾着するように付
勢されており、ラチェット11の爪13は、ラッチ6が
第3図のハーフラッチ位置まで回転するとラッチ6のハ
ーフ係合段部14に係合し、また、第4図のフルラッチ
位置まで回転するとラッチ6のフル係合段部15に係合
して、ラッチ6の逆転を防止する。前記ラチェット11
の先端部には、前記ロックボディ3に設けた長孔16を
介して背面側に突出する突起17を設ける。該突起17
は、後述するオープンレバー51の開扉回動により下方
に移動し、これにより前記ラチェット11は前記ラッチ
6との係合から離脱する。なお、18はストライカ2が
係合する係合溝である。
【0008】前記ラッチ6には、第3図のようにハーフ
ラッチ位置まで回転すると略真上に向って突き出す係合
脚部19を一体的に形成する。前記ラッチ6の側方に
は、オープン位置にあったラッチ6がハーフラッチ位置
まで回転したときオンになるハーフラッチスイッチ20
と、フルラッチ位置まで回転したときオンになるフルラ
ッチスイッチ21とを設ける。フルラッチスイッチ21
の作動片22は、ラッチ6により直接押圧される構成で
あるが、ハーフラッチスイッチ20の作動片24は、ラ
ッチ6と当接して回転する回転子23により間接的に押
圧される構成にしてある。これらのスイッチ20、21
は、第6図の下方の取出ブロック図で説明したように、
アクチュエータ25の制御回路26に連結され、制御回
路26は、ハーフラッチスイッチ20がオンになるとア
クチュエータ25を作動させ、フルラッチスイッチ21
がオンになるとアクチュエータ25を停止させる。
【0009】前記ラッチ6の上方位置で前記凹部5内に
は、前記ラッチ軸7と平行の回動軸27の異径部27a
に嵌合させた連動レバー28を配設する。連動レバー2
8の回動軸27は、前記アクチュエータ25が通電され
ると第2図において時計回転する。前記連動レバー28
と前記ラッチ6との間には、僅かばかりの隙間を設け、
その隙間内にスライド部材30を位置させる。該スライ
ド部材30の一例は、第5図および第12図のように、
表裏2枚のプレート板31を、間隙32を置いて配置
し、スライド部材30の基部側を、前記連動レバー28
の先端の表裏に当接し軸33により軸止する。プレート
板31の先端側の間隙32内にはコロ35をガイドピン
34により回転自在に軸止する。前記ガイドピン34
は、その一端を第12図のように、スライド部材30か
ら背面側に長く突き出させ、その突出部を前記ロックボ
ディ3に形成したガイド溝36内に弛く臨ませる。ガイ
ド溝36の形状を第2図で説明すると、その左部分は、
前記ラッチ軸7を中心とする略円弧状の溝36aとな
り、その右部分は、前記回転軸27を中心とする略円弧
状の退避溝36bになるが、退避溝36bの方は、円弧
溝でなくともよく、要は、前記ラッチ軸7から離れるよ
うに前記円弧溝36aの右端から右側上方に伸びる形状
であればよい。
【0010】前記ラッチ6がハーフラッチ位置(第3
図)に回転すると、ハーフラッチスイッチ20により通
電されたアクチュエータ25により連動レバー28が回
転し、スライド部材30のコロ35は、ガイド溝36に
沿って右側から左側に移動し、円弧溝36aの右端に差
掛ると、コロ35はラッチ6の係合脚部19に当接し、
その後、ラッチ6を押圧してフルラッチ位置(第4図)
に強制的に移動させる。しかし、第2図のように、コロ
35が退避溝36b側に位置している退避状態では、コ
ロ35はラッチ6の係合脚部19の回転軌跡上から離間
しており、ラッチ6とコロ35とは係合しない。
【0011】前記ロックボディ3の背面側にはバックプ
レート37を固定し(第12図)、前記回動軸27の正
円軸部27bと異径軸部27cは、バックプレート37
を貫通させて後方に突出させる。正円軸部27bには扇
型レバー38の基部を遊嵌させ、扇型レバー38が回転
しても回動軸27は回転しないようにする。本実施例で
は、扇型レバー38は、第12図のように、2枚の金属
プレートを張り合わせたものを使用している。扇型レバ
ー38の外周縁39には全周に亘りU字状の誘導溝40
を形成し、誘導溝40の一端側41(図11)の係合部
42にワイヤー43のヘッド44を係止させる。ワイヤ
ー43は、誘導溝40を巻回したのち他端側45から下
方に伸ばし、前記アクチュエータ25に連結する。前記
扇型レバー38は、バネ(図示なし)により第6図にお
いて時計回転方向に付勢させる。前記扇型レバー38に
は、前記回動軸27を中心とする円弧孔46と(図
9)、該円弧孔46の他端側45から前記回動軸27に
向って伸びる放射孔47(図10)とからなる略L型の
孔48を形成する。
【0012】前記回動軸27の異径軸部27cには、回
動レバー49(図9)を固定する。回動レバー49には
前記放射孔47と重合する長孔50を形成する。
【0013】前記ロックボディ3の回動軸27より下方
位置には、オープンレバー51をオープンレバー軸52
により軸止する(図9)。オープンレバー51はオープ
ンレバー軸52から左右に伸びた左側アーム53および
右側アーム54と、前記回動軸27と重なる位置まで伸
びた中間アーム55を有する。左側アーム53には扉A
のアウターオープンハンドル56に至るロッド57(図
6)をロストモーションを介して連結し、右側アーム5
4にはインナーレバーの一端58(図6)を臨ませる。
インナーレバーは前記バックプレート37を直角に折曲
げた立上壁59に回転自在に軸止され、扉Aのインナー
オープンハンドル60の操作により回転する。61はオ
ープンレバー51を時計回転方向に付勢するバネであ
る。
【0014】前記中間アーム55には軸62により移動
杆63の基部を回転自在に取付ける。移動杆63には表
側に突き出すピン64を形成し、該ピン64を前記扇型
レバー38のL型孔48および回動レバー49の長孔5
0に挿通させる(図12)。軸62の軸心は、オープン
レバー51を開扉操作していないときは、図6のように
前記回動軸27の軸心と一致し、このとき、前記ピン6
4はL型孔48の放射孔47内に位置する。オープンレ
バー51を開扉操作していないときにアクチュエータ2
5を作動させると、ワイヤー43が巻取られて扇型レバ
ー38が反時計回転し、このとき、ピン64は扇型レバ
ー38の放射孔47と回動レバー49の長孔50に係合
しているため、回動レバー49も扇型レバー38と連動
して回転し、回動レバー49に固定された回動軸27を
介して前記連動レバー28を回転させる(図7)。
【0015】前記軸62は、扉Aの内外のオープンハン
ドル56、60を開扉操作してオープンレバー51を回
動させると、前記回動軸27の軸心から外れる。第7図
は、第3図のハーフラッチ位置に、第8図は第4図のフ
ルラッチ位置にそれぞれ対応するもので、扇型レバー3
8を第7図〜第8図の位置に回転させた状態で、オープ
ンレバー51を反時計回転させると、軸62の軸心は回
動軸27の軸心から遠ざかり、ピン64は扇型レバー3
8の放射孔47から円弧孔46に臨む位置に移動する
(第9図)。この結果、ピン64と扇型レバー38の係
合は解除され、扇型レバー38の回転力は回動レバー4
9には伝達されず、以後は、扇型レバー38のみが回転
し、回動レバー49および連動レバー28は回転しない
(第10図)。
【0016】前記オープンレバー51の左側アーム53
の先端部には、軸65により縦リンク66の上端を軸止
し、縦リンク66の下端には上下方向の長孔67を形成
し、該長孔67にロックレバー68の突起69を係合さ
せる。ロックレバー68はロックレバー軸70によりロ
ックボディ3の下方位置に軸止される。ロックレバー6
8の一端側71はキーシリンダ側(図示なし)にロスト
モーションを介して接続し、他端側72にはシルノブ側
(図示なし)に接続する。前記ロックレバー68はキー
シリンダ操作またはシルノブ操作によりロック位置とア
ンロック位置とに変位する。第6図はアンロック位置を
示しており、前記縦リンク66の当接片73は前記ラチ
ェット11の突起17と対峙し、オープンレバー51を
反時計回転させると、縦リンク66が下動して当接片7
3がラチェット11の突起17を押圧し、ラチェット1
1をラッチ6から離脱させ、開扉できる。しかし、キー
シリンダ操作またはシルノブ操作によりロックレバー6
8を第6図の位置からロックレバー軸70を中心に時計
回転させてロック位置に切替えると、縦リンク66はロ
ックレバー68の突起69との係合により軸65を中心
に反時計回転し、縦リンク66の当接片73はラチェッ
ト11の突起17から右にずれて、オープンレバー51
を開扉操作しても当接片73は突起17に係合せず、開
扉できない。
【0017】
【作用】次に作用を述べる。第2図および第6図のオー
プン状態で、扉Aをあまり力は入れずに静かに閉じる
と、車体B側に設けたストライカ2は、ゆっくりと扉A
側のラッチ6の係合溝18と係合し、ラッチ6をハーフ
ラッチ位置まで回動させる。すると、ラッチ6との当接
により回転子23が回転して作動片24を押圧し、ハー
フラッチスイッチ20をONにし、これによりアクチュ
エータ25が作動してワイヤー43を巻取り、扇型レバ
ー38を第6図において反時計回転させる。
【0018】扇型レバー38が回転すると、扇型レバー
38の放射孔47と回動レバー49の長孔50にピン6
4が係合しているため、回動レバー49も連動して回転
し、回動レバー49に固定の回動軸27を介して連動レ
バー28も、第2図において時計回転する。これによ
り、スライド部材30のコロ35は、ガイド溝36に沿
って右側から左側に移動し、ガイド溝36の円弧溝36
aの右端に差掛ると、ハーフラッチ位置にあるラッチ6
の係合脚部19に当接する(第3図および第7図)。
【0019】アクチュエータ25は更に回転し、扇型レ
バー38が第8図の作動終了位置まで移動すると、スラ
イド部材30のコロ35は円弧溝36aに案内されて係
合脚部19の回動軌跡と重合するように移動し、係合脚
部19から外れることなくラッチ6を第4図のフルラッ
チ位置まで回転させ、ラチェット11の爪13はラッチ
6のフル係合段部15に係合して、閉扉が完了する。
【0020】ラッチ6がフルラッチ位置になると、フル
ラッチスイッチ21の作動片22がラッチ6により押圧
されてONとなり、これによりアクチュエータ25への
通電は停止し、作動終了位置の扇型レバー38はバネ
(図示なし)の弾力で再び第6図の待機位置に戻され
る。
【0021】前記一連の動作中において、閉扉中の扉A
に手を挟むなどの不測の事態が生じたときには、直ちに
アクチュエータ25による強制閉扉を停止させる必要が
ある。本発明では、この対策として、扉の内外のオープ
ンハンドル56、60を操作すると、アクチュエータ2
5から連動レバー28に至る動力伝達機構29を断つこ
とができるとともに、扉Aの開扉がおこなえるように構
成してある。以下詳述する。
【0022】前記のように、ラッチ6がハーフラッチ位
置になり、アクチュエータ25が作動した状態で、扉の
アウターオープンハンドル56またはインナーオープン
ハンドル60を操作して、オープンレバー51を回転さ
せると、第7図のように、回動軸27と同一軸心線上に
位置していた軸62は、第9図のようにずれて、移動杆
63のピン64は、扇型レバー38の放射孔47から円
弧孔46に臨む位置に移動する。この結果、ピン64と
扇型レバー38の係合は解除され、扇型レバー38が回
転しても、ピン64は円弧孔46内を移動するのみで、
扇型レバー38の回転力はピン64には伝わらず、した
がって、以後は、扇型レバー38のみが回転し、回動レ
バー49および連動レバー28は回転しない(第10
図)。また、同時に、オープンレバー51が回転するこ
とにより、軸65により連結された縦リンク66は下動
し、当接片73がラチェット11の突起17を下方に押
し下げるので、ラチェット11の爪13はラッチ6のハ
ーフ係合段部14から離間し、ラッチ6は自由となっ
て、開扉される。
【0023】しかして、前記スライド部材30はコロ3
5により、ラッチ6の係合脚部19を押圧して移動させ
る構成であるから、ラッチ6に無理な力は作用せず、円
滑に作動し、また、スライド部材30のプレート板31
を薄い金属板で形成しても強大な負荷によく耐える。
【0024】なお、閉扉状態では、ラッチ6は第4図の
フルラッチ位置、スライド部材30は第2図の待機位置
となり、スライド部材30のコロ35は、ラッチ6の係
合脚部19の回転軌跡から離れているため、開扉操作に
よりラッチ6をフリーにしても、係合脚部19とコロ3
5は互いに干渉せず、ラッチ6はバネ10の弾力により
円滑にオープン位置に向けて回転できる。
【0025】また、本発明では、第2図の状態で、扉A
を勢いよく閉じると、ストライカ2がラッチ6の係合溝
18に係合して、従来と同様にその勢いで、ラッチ6を
第4図のフルラッチ位置まで回転させ、アクチュエータ
25の力を使用せずに閉扉することもできる。これによ
り、万一アクチュエータ25が故障しても、支障なく車
両を運転することができる。
【0026】なお、以上の実施例および作用の説明にお
いて、回動軸27には回動レバー49を固定している
が、回動レバー49は連動レバー28と実質的に一体物
であり、長孔50を連動レバー28に形成し、この長孔
50と扇型レバー38の孔48とに移動杆63のピン6
4を挿通させることにより、回動レバー49を省略する
ことも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明は、正面側に凹部
5を有し扉A側に固定されるロックボディ3と、車体B
側に固定されるストライカ2と、該ストライカ2と係合
してオープン位置からハーフラッチ位置を経てフルラッ
チ位置まで回転するラッチ6と、該ラッチ6に係合して
該ラッチ6の逆転を防止するラチェット11と、前記ラ
ッチ6がハーフラッチ位置まで回転すると通電されて作
動するアクチュエータ25と、該アクチュエータ25に
より基部側を中心にして回転する連動レバー28と、該
連動レバー28の回転部に軸33により軸着され前記連
動レバー28が回転するとスライドして前記ラッチ6を
フルラッチ位置に回転させるスライド部材30とからな
るものにおいて、前記スライド部材30の前記ラッチ6
と係合する先端部にはコロ35を回転自在に軸止し、該
コロ35を介して前記ラッチ6を押圧回転させる構成と
した車両用オートドアロック装置としたため、簡単な構
成で、円滑にラッチ6を回転させることができる。
【0028】また、前記スライド部材30は間隙32を
置いて設けた2枚のプレート板31により形成し、前記
コロ35は前記プレート板31の間に軸着された構成と
した車両用オートドアロック装置としたため、ラッチ6
に無理な力は作用せず、円滑に作動し、また、スライド
部材30のプレート板31を薄い金属板で形成しても強
大な負荷によく耐える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体の概略構成図。
【図2】 オープン状態のロック本体の正面図。
【図3】 ハーフラッチ状態のロック本体の正面図。
【図4】 フルラッチ状態のロック本体の正面図。
【図5】 スライド部材の分解斜視図。
【図6】 オープン状態のロック本体の背面図。
【図7】 ハーフラッチ状態のロック本体の背面図。
【図8】 フルラッチ状態のロック本体の背面図。
【図9】 オープンレバーを開扉操作させて動力伝達機
構のクラッチを切断した状態図。
【図10】 オープンレバーを開扉操作させて動力伝達
機構のクラッチを切断した状態図。
【図11】 動力伝達機構部の分解斜視図。
【図12】 ロック本体の縦断側面図。
【符号の説明】
A…扉、B…車体、1…ロック本体、2…ストライカ、
3…ロックボディ、4…カバープレート、5…凹部、6
…ラッチ、7…ラッチ軸、8…突起、9…円弧状溝、1
0…バネ、11…ラチェット、12…ラチェット軸、1
3…爪、14…ハーフ係合段部、15…フル係合段部、
16…長孔、17…突起、18…係合溝、19…係合脚
部、20…ハーフラッチスイッチ、21…フルラッチス
イッチ、22…作動片、23…回転子、24…作動片、
25…アクチュエータ、26…制御回路、27…回動
軸、27a…異径軸、27b…正円軸部、27c…異径
軸部、28…連動レバー、30…スライド部材、31…
プレート板、32…間隙、33…軸、34…ガイドピ
ン、35…コロ、36…ガイド溝、36a…円弧状溝、
36b…退避溝、37…バックプレート、38…扇型レ
バー、39…外周縁、40…誘導溝、41…一端側、4
2…係合部、43…ワイヤー、44…ヘッド、45…他
端側、46…円弧孔、47…放射孔、48…L型孔、4
9…回動レバー、50…長孔、51…オープンレバー、
52…オープンレバー軸、53…左側アーム、54…右
側アーム、55…中間アーム、56…アウターオープン
ハンドル、57…ロッド、58…インナーレバーの一
端、59…立上壁、60…インナーオープンハンドル、
61…バネ、62…移動軸、63…移動杆、64…ピ
ン、65…軸、66…縦リンク、67…長孔、68…ロ
ックレバー、69…突起、70…ロックレバー軸、71
…一端側、72…他端側、73…当接片。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面側に凹部5を有し扉A側に固定され
    るロックボディ3と、車体B側に固定されるストライカ
    2と、該ストライカ2と係合してオープン位置からハー
    フラッチ位置を経てフルラッチ位置まで回転するラッチ
    6と、該ラッチ6に係合して該ラッチ6の逆転を防止す
    るラチェット11と、前記ラッチ6がハーフラッチ位置
    まで回転すると通電されて作動するアクチュエータ25
    と、該アクチュエータ25により基部側を中心にして回
    転する連動レバー28と、該連動レバー28の回転部に
    軸33により軸着され前記連動レバー28が回転すると
    スライドして前記ラッチ6をフルラッチ位置に回転させ
    るスライド部材30とからなるものにおいて、前記スラ
    イド部材30の前記ラッチ6と係合する先端部にはコロ
    35を回転自在に軸止し、該コロ35を介して前記ラッ
    チ6を押圧回転させる構成とした車両用オートドアロッ
    ク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スライド部材3
    0は間隙32を置いて設けた2枚のプレート板31によ
    り形成し、前記コロ35は前記プレート板31の間に軸
    着された構成とした車両用オートドアロック装置。
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