JP2759733B2 - 車両用オートドアロック装置 - Google Patents

車両用オートドアロック装置

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JP2759733B2
JP2759733B2 JP2069393A JP2069393A JP2759733B2 JP 2759733 B2 JP2759733 B2 JP 2759733B2 JP 2069393 A JP2069393 A JP 2069393A JP 2069393 A JP2069393 A JP 2069393A JP 2759733 B2 JP2759733 B2 JP 2759733B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用オートドアロッ
ク装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、閉扉操作が不完全で、ドアがハーフ
ラッチ状態(所謂、半ドア)になってしまったとき、ラ
ッチをモータ等の動力により強制的にフルラッチ位置ま
で回転させて、完全に閉扉させるオートドアロック装置
は、特開平2−200982号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、モータ
の動力をラッチに伝える動力伝達機構が、ロックボディ
の背面側に固定されたバックプレートの、直角後方に折
曲げた立上壁に集中的に取付けられているため、この部
分が、後方に大きく突き出ることになり、小型化の障壁
となっている。また、前記動力伝達機構の回転軸心(車
両の左右方向に相当)は、ラッチの回転軸心(車両の前
後方向に相当)に対して直交する構成であるため、動力
の伝達にこじれが生じ、大きな力を伝えるオートドアロ
ック装置の動力伝達機構としては、不都合である。
【0004】
【発明の目的】前記各課題は、動力伝達機構をロックボ
ディの背面側に設けることにより、克服することが可能
であり、これにより、小型で円滑な動力伝達が行なえる
オートドアロック装置を得ることができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、正面
側に凹部5を有し扉A側に固定されるロックボディ3
と、車体B側に固定されるストライカ2と、該ストライ
カ2と係合してオープン位置からハーフラッチ位置を経
てフルラッチ位置まで回転するラッチ6と、該ラッチ6
に係合して該ラッチ6の逆転を防止するラチェット11
と、前記ラッチ6がハーフラッチ位置まで回転すると通
電されて作動するアクチュエータ25と、該アクチュエ
ータ25の作動により回転する扇型レバー38と、該扇
型レバー38の回転により回転してハーフラッチ位置に
ある前記ラッチ6をフルラッチ位置に回転させ得る連動
レバー28とを有し、前記連動レバー28と前記ラッチ
6と前記ラチェット11とは前記凹部5内に回転自在に
軸止し、前記扇型レバー38は前記ロックボディ3の背
面外側に回転自在に取付けた車両用オートドアロック装
置、および、前記連動レバー28と前記ラッチ6と前記
ラチェット11と前記扇型レバー38とは、互いに平行
の軸により軸止した車両用オートドアロック装置とした
ものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
本発明のドアロック装置は、扉A側に取付けられるロッ
ク本体1と、車体B側に取付けられるストライカ2とか
ら構成される。3はロック本体1の合成樹脂製のロック
ボディであり、前記ロックボディ3の正面側(表側)に
は、金属製のカバープレート4(第12図参照)により
閉塞される凹部5を形成する。
【0007】前記凹部5の上下の略中間位置には前記ス
トライカ2と係合して回転するラッチ6をラッチ軸7に
より回転自在に軸止する。なお、ラッチ6は、第2図の
位置がオープン位置、第3図の位置がハーフラッチ位
置、第4図の位置がフルラッチ位置となる。
【0008】前記ラッチ6の背面側には小さな突起8を
設け、該突起8を前記ロックボディ3に形成した、前記
ラッチ軸7を中心とする略円弧状の溝9内に臨ませる。
前記円弧状溝9内には前記突起8を押圧して前記ラッチ
6を第2図において時計回転方向に付勢するバネ10を
収納する。
【0009】前記ラッチ6より下方位置で前記凹部5内
には、ラチェット11を前記ラッチ軸7と平行のラチェ
ット軸12により回転自在に取付ける。ラチェット11
はバネ(図示なし)によりラッチ6に弾着するように付
勢されており、ラチェット11の爪13は、ラッチ6が
第3図のハーフラッチ位置まで回転するとラッチ6のハ
ーフ係合段部14に係合し、また、第4図のフルラッチ
位置まで回転するとラッチ6のフル係合段部15に係合
して、ラッチ6の逆転を防止する。前記ラチェット11
の先端部には、前記ロックボディ3に設けた長孔16を
介して背面側に突出する突起17を設ける。該突起17
は、後述するオープンレバー51の開扉回動により下方
に移動し、これにより前記ラチェット11は前記ラッチ
6との係合から離脱する。なお、18はストライカ2が
係合する係合溝である。
【0010】前記ラッチ6には、第3図のようにハーフ
ラッチ位置まで回転すると略真上に向って突き出す係合
脚部19を一体的に形成する。前記ラッチ6の側方に
は、オープン位置にあったラッチ6がハーフラッチ位置
まで回転したときオンになるハーフラッチスイッチ20
と、フルラッチ位置まで回転したときオンになるフルラ
ッチスイッチ21とを設ける。フルラッチスイッチ21
の作動片22は、ラッチ6により直接押圧される構成で
あるが、ハーフラッチスイッチ20の作動片24は、ラ
ッチ6と当接して回転する回転子23により間接的に押
圧される構成にしてある。これらのスイッチ20、21
は、第6図の下方の取出ブロック図で説明したように、
アクチュエータ25の制御回路26に連結され、制御回
路26は、ハーフラッチスイッチ20がオンになるとア
クチュエータ25を作動させ、フルラッチスイッチ21
がオンになるとアクチュエータ25を停止させる。
【0011】前記ラッチ6の上方位置で前記凹部5内に
は、前記ラッチ軸7と平行の回動軸27に固定した連動
レバー28を配設する。連動レバー28の回動軸27
は、前記アクチュエータ25に後述する動力伝達機構2
9を介して連結され、アクチュエータ25が通電される
と、連動レバー28は第2図において時計回転する。
【0012】前記連動レバー28と前記ラッチ6との間
には、僅かばかりの隙間を設け、その隙間内にスライド
部材30を位置させる。該スライド部材30は、第5図
および第12図のように、表裏2枚のプレート31を、
間隙32を置いて配置したもので、スライド部材30の
基部側を、前記連動レバー28の先端の表裏に当接し軸
33により軸止する。スライド部材30の先端側の間隙
32内にはコロ35をガイドピン34により回転自在に
軸止する。
【0013】前記ガイドピン34は、その一端を第12
図のように、スライド部材30から背面側に長く突き出
させ、その突出部を前記ロックボディ3に形成したガイ
ド溝36内に弛く臨ませる。ガイド溝36の形状を第2
図で説明すると、その左部分は、前記ラッチ軸7を中心
とする略円弧状の溝36aとなり、その右部分は、前記
回転軸27を中心とする略円弧状の退避溝36bになる
が、退避溝36bの方は、円弧溝でなくともよく、要
は、前記ラッチ軸7から離れるように前記円弧溝36a
の右端から右側上方に伸びる形状であればよい。
【0014】前記ラッチ6がハーフラッチ位置(第3
図)に回転すると、ハーフラッチスイッチ20により通
電されたアクチュエータ25により連動レバー28が回
転し、スライド部材30のコロ35は、ガイド溝36に
沿って右側から左側に移動し、円弧溝36aの右端に差
掛ると、コロ35はラッチ6の係合脚部19に当接し、
その後、ラッチ6を押圧してフルラッチ位置(第4図)
に強制的に移動させる。しかし、第2図のように、コロ
35が退避溝36b側に位置している退避状態では、コ
ロ35はラッチ6の係合脚部19の回転軌跡上から離間
しており、ラッチ6とコロ35とは係合しない。
【0015】前記ロックボディ3の背面側にはバックプ
レート37を固定し(第12図)、前記回動軸27の後
端はバックプレート37を貫通させて後方に突出させ
る。回動軸27の突出部には扇型レバー38の基部を遊
嵌させ、扇型レバー38が回転しても回動軸27は回転
しないようにする。本実施例では、扇型レバー38は、
第12図のように、2枚の金属プレートを張り合わせた
ものを使用している。扇型レバー38の外周縁39には
全周に亘りU字状の誘導溝40を形成し、誘導溝40の
一端側41(図11)の係合部42にワイヤー43のヘ
ッド44を係止させる。ワイヤー43は、誘導溝40を
巻回したのち他端側45から下方に伸ばし、前記アクチ
ュエータ25に連結する。前記扇型レバー38は、バネ
(図示なし)により第6図において時計回転方向に付勢
させる。前記扇型レバー38には、前記回動軸27を中
心とする円弧孔46と(図9)、該円弧孔46の他端側
45から前記回動軸27に向って伸びる放射孔47(図
10)とからなる略L型の孔48を形成する。
【0016】前記回動軸27の後方突出部には、回動レ
バー49(図9)を固定する。回動レバー49には前記
放射孔47と重合する長孔50を形成する。
【0017】前記ロックボディ3の回動軸27より下方
位置には、オープンレバー51をオープンレバー軸52
により軸止する(図9)。オープンレバー51はオープ
ンレバー軸52から左右に伸びた左側アーム53および
右側アーム54と、前記回動軸27と重なる位置まで伸
びた中間アーム55を有する。左側アーム53には扉A
のアウターオープンハンドル56に至るロッド57(図
6)をロストモーションを介して連結し、右側アーム5
4にはインナーレバーの一端58(図6)を臨ませる。
インナーレバーは前記バックプレート37を直角に折曲
げた立上壁59に回転自在に軸止され、扉Aのインナー
オープンハンドル60の操作により回転する。61はオ
ープンレバー51を時計回転方向に付勢するバネであ
る。
【0018】前記中間アーム55には軸62により移動
杆63の基部を回転自在に取付ける。移動杆63には表
側に突き出すピン64を形成し、該ピン64を前記扇型
レバー38のL型孔48および回動レバー49の長孔5
0に挿通させる(図12)。
【0019】軸62の軸心は、オープンレバー51を開
扉操作していないときは、図6のように前記回動軸27
の軸心と一致し、このとき、前記ピン64はL型孔48
の放射孔47内に位置する。オープンレバー51を開扉
操作していないときにアクチュエータ25を作動させる
と、ワイヤー43が巻取られて扇型レバー38が反時計
回転し、このとき、ピン64は扇型レバー38の放射孔
47と回動レバー49の長孔50に係合しているため、
回動レバー49も扇型レバー38と連動して回転し、回
動レバー49に固定された回動軸27を介して前記連動
レバー28を回転させる(図7)。
【0020】前記軸62は、扉Aの内外のオープンハン
ドル56、60を開扉操作してオープンレバー51を回
動させると、前記回動軸27の軸心から外れる。第7図
は、第3図のハーフラッチ位置に、第8図は第4図のフ
ルラッチ位置にそれぞれ対応するもので、扇型レバー3
8を第7図〜第8図の位置に回転させた状態で、オープ
ンレバー51を反時計回転させると、軸62の軸心は回
動軸27の軸心から遠ざかり、ピン64は扇型レバー3
8の放射孔47から円弧孔46に臨む位置に移動する
(第9図)。この結果、ピン64と扇型レバー38の係
合は解除され、扇型レバー38の回転力は回動レバー4
9には伝達されず、以後は、扇型レバー38のみが回転
し、回動レバー49および連動レバー28は回転しない
(第10図)。
【0021】前記オープンレバー51の左側アーム53
の先端部には、軸65により縦リンク66の上端を軸止
し、縦リンク66の下端には上下方向の長孔67を形成
し、該長孔67にロックレバー68の突起69を係合さ
せる。ロックレバー68はロックレバー軸70によりロ
ックボディ3の下方位置に軸止される。ロックレバー6
8の一端側71はキーシリンダ側(図示なし)にロスト
モーションを介して接続し、他端側72にはシルノブ側
(図示なし)に接続する。
【0022】前記ロックレバー68はキーシリンダ操作
またはシルノブ操作によりロック位置とアンロック位置
とに変位する。第6図はアンロック位置を示しており、
前記縦リンク66の当接片73は前記ラチェット11の
突起17と対峙し、オープンレバー51を反時計回転さ
せると、縦リンク66が下動して当接片73がラチェッ
ト11の突起17を押圧し、ラチェット11をラッチ6
から離脱させ、開扉できる。しかし、キーシリンダ操作
またはシルノブ操作によりロックレバー68を第6図の
位置からロックレバー軸70を中心に時計回転させてロ
ック位置に切替えると、縦リンク66はロックレバー6
8の突起69との係合により軸65を中心に反時計回転
し、縦リンク66の当接片73はラチェット11の突起
17から右にずれて、オープンレバー51を開扉操作し
ても当接片73は突起17に係合せず、開扉できない。
【0023】
【作用】第2図および第6図のオープン状態で、扉Aを
あまり力は入れずに静かに閉じると、車体B側に設けた
ストライカ2は、ゆっくりと扉A側のラッチ6の係合溝
18と係合し、ラッチ6をハーフラッチ位置まで回動さ
せる。すると、ラッチ6との当接により回転子23が回
転して作動片24を押圧し、ハーフラッチスイッチ20
をONにし、これによりアクチュエータ25が作動して
ワイヤー43を巻取り、扇型レバー38を第6図におい
て反時計回転させる。
【0024】扇型レバー38が回転すると、扇型レバー
38の放射孔47と回動レバー49の長孔50にピン6
4が係合しているため、回動レバー49も連動して回転
し、回動レバー49に固定の回動軸27を介して連動レ
バー28も、第2図において時計回転する。これによ
り、スライド部材30のコロ35は、ガイド溝36に沿
って右側から左側に移動し、ガイド溝36の円弧溝36
aの右端に差掛ると、ハーフラッチ位置にあるラッチ6
の係合脚部19に当接する(第3図および第7図)。
【0025】アクチュエータ25は更に回転し、扇型レ
バー38が第8図の作動終了位置まで移動すると、スラ
イド部材30のコロ35は円弧溝36aに案内されて、
係合脚部19から外れることなくラッチ6を第4図のフ
ルラッチ位置まで回転させ、ラチェット11の爪13は
ラッチ6のフル係合段部15に係合して、閉扉が完了す
る。
【0026】ラッチ6がフルラッチ位置になると、フル
ラッチスイッチ21の作動片22がラッチ6により押圧
されてONとなり、これによりアクチュエータ25への
通電は停止し、作動終了位置の扇型レバー38はバネ
(図示なし)の弾力で再び第6図の待機位置に戻され
る。
【0027】前記一連の動作中において、閉扉中の扉A
に手を挟むなどの不測の事態が生じたときには、直ちに
アクチュエータ25による強制閉扉を停止させる必要が
ある。本発明では、この対策として、扉の内外のオープ
ンハンドル56、60を操作すると、アクチュエータ2
5から連動レバー28に至る動力伝達機構29を断つこ
とができるとともに、扉Aの開扉がおこなえるように構
成してある。以下詳述する。
【0028】前記のように、ラッチ6がハーフラッチ位
置になり、アクチュエータ25が作動した状態で、扉の
アウターオープンハンドル56またはインナーオープン
ハンドル60を操作して、オープンレバー51を回転さ
せると、第7図のように、回動軸27と同一軸心線上に
位置していた軸62は、第9図のようにずれて、移動杆
63のピン64は、扇型レバー38の放射孔47から円
弧孔46に臨む位置に移動する。この結果、ピン64と
扇型レバー38の係合は解除され、扇型レバー38が回
転しても、ピン64は円弧孔46内を移動するのみで、
扇型レバー38の回転力はピン64には伝わらず、した
がって、以後は、扇型レバー38のみが回転し、回動レ
バー49および連動レバー28は回転しない(第10
図)。また、同時に、オープンレバー51が回転するこ
とにより、軸65により連結された縦リンク66は下動
し、当接片73がラチェット11の突起17を下方に押
し下げるので、ラチェット11の爪13はラッチ6のハ
ーフ係合段部14から離間し、ラッチ6は自由となっ
て、開扉される。
【0029】しかして、前記スライド部材30はコロ3
5により、ラッチ6の係合脚部19を押圧して移動させ
る構成であるから、ラッチ6に無理な力は作用せず、円
滑に作動し、また、スライド部材30のプレート31を
薄い金属板で形成しても強大な負荷によく耐える。
【0030】なお、閉扉状態では、ラッチ6は第4図の
フルラッチ位置、スライド部材30は第2図の待機位置
となり、スライド部材30のコロ35は、ラッチ6の係
合脚部19の回転軌跡から離れているため、開扉操作に
よりラッチ6をフリーにしても、係合脚部19とコロ3
5は互いに干渉せず、ラッチ6はバネ10の弾力により
円滑にオープン位置に向けて回転できる。
【0031】また、本発明では、第2図の状態で、扉A
を勢いよく閉じると、ストライカ2がラッチ6の係合溝
18に係合して、従来と同様にその勢いで、ラッチ6を
第4図のフルラッチ位置まで回転させ、アクチュエータ
25の力を使用せずに閉扉することもできる。これによ
り、万一アクチュエータ25が故障しても、支障なく車
両を運転することができる。
【0032】なお、以上の実施例および作用の説明にお
いて、動力伝達機構29には、回動レバー49、移動杆
63等による動力切断機構を設けているが、これを不要
として、扇型レバー38を回動軸27に直接固定し、扇
型レバー38と連動レバー28とを一体的に回転するよ
うに構成することもある。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明は、正面側に凹部
5を有し扉A側に固定されるロックボディ3と、車体B
側に固定されるストライカ2と、該ストライカ2と係合
してオープン位置からハーフラッチ位置を経てフルラッ
チ位置まで回転するラッチ6と、該ラッチ6に係合して
該ラッチ6の逆転を防止するラチェット11と、前記ラ
ッチ6がハーフラッチ位置まで回転すると通電されて作
動するアクチュエータ25と、該アクチュエータ25の
作動により回転する扇型レバー38と、該扇型レバー3
8の回転により回転してハーフラッチ位置にある前記ラ
ッチ6をフルラッチ位置に回転させ得る連動レバー28
とを有し、前記連動レバー28と前記ラッチ6と前記ラ
チェット11とは前記凹部5内に回転自在に軸止し、前
記扇型レバー38は前記ロックボディ3の背面外側に回
転自在に取付けた車両用オートドアロック装置とし、ロ
ックボディ3の背面側を有効に利用することにより、ロ
ックボディ3を大型化することなく、動力伝達機構を収
納できる。
【0034】また、前記連動レバー28と前記ラッチ6
と前記ラチェット11と前記扇型レバー38とは、互い
に平行の軸により軸止した車両用オートドアロック装置
としたため、動力の伝達にこじれが生じることがなく、
円滑な動力伝達が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体の概略構成図。
【図2】 オープン状態のロック本体の正面図。
【図3】 ハーフラッチ状態のロック本体の正面図。
【図4】 フルラッチ状態のロック本体の正面図。
【図5】 スライド部材の分解斜視図。
【図6】 オープン状態のロック本体の背面図。
【図7】 ハーフラッチ状態のロック本体の背面図。
【図8】 フルラッチ状態のロック本体の背面図。
【図9】 オープンレバーを開扉操作させて動力伝達機
構のクラッチを切断した状態図。
【図10】 オープンレバーを開扉操作させて動力伝達
機構のクラッチを切断した状態図。
【図11】 動力伝達機構部の分解斜視図。
【図12】 ロック本体の縦断側面図。
【符号の説明】
A…扉、B…車体、1…ロック本体、2…ストライカ、
3…ロックボディ、4…カバープレート、5…凹部、6
…ラッチ、7…ラッチ軸、8…突起、9…円弧状溝、1
0…バネ、11…ラチェット、12…ラチェット軸、1
3…爪、14…ハーフ係合段部、15…フル係合段部、
16…長孔、17…突起、18…係合溝、19…係合脚
部、20…ハーフラッチスイッチ、21…フルラッチス
イッチ、22…作動片、23…回転子、24…作動片、
25…アクチュエータ、26…制御回路、27…回動
軸、28…連動レバー、29…動力伝達機構、30…ス
ライド部材、31…プレート、32…間隙、33…軸、
34…ガイドピン、35…コロ、36…ガイド溝、36
a…円弧状溝、36b…退避溝、37…バックプレー
ト、38…扇型レバー、39…外周縁、40…誘導溝、
41…一端側、42…係合部、43…ワイヤー、44…
ヘッド、45…他端側、46…円弧孔、47…放射孔、
48…L型孔、49…回動レバー、50…長孔、51…
オープンレバー、52…オープンレバー軸、53…左側
アーム、54…右側アーム、55…中間アーム、56…
アウターオープンハンドル、57…ロッド、58…イン
ナーレバーの一端、59…立上壁、60…インナーオー
プンハンドル、61…バネ、62…移動軸、63…移動
杆、64…ピン、65…軸、66…縦リンク、67…長
孔、68…ロックレバー、69…突起、70…ロックレ
バー軸、71…一端側、72…他端側。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05B 65/32 E05B 47/00 E05B 65/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面側に凹部5を有し扉A側に固定され
    るロックボディ3と、車体B側に固定されるストライカ
    2と、該ストライカ2と係合してオープン位置からハー
    フラッチ位置を経てフルラッチ位置まで回転するラッチ
    6と、該ラッチ6に係合して該ラッチ6の逆転を防止す
    るラチェット11と、前記ラッチ6がハーフラッチ位置
    まで回転すると通電されて作動するアクチュエータ25
    と、該アクチュエータ25の作動により回転する扇型レ
    バー38と、該扇型レバー38の回転により回転してハ
    ーフラッチ位置にある前記ラッチ6をフルラッチ位置に
    回転させ得る連動レバー28とを有し、前記連動レバー
    28と前記ラッチ6と前記ラチェット11とは前記凹部
    5内に回転自在に軸止し、前記扇型レバー38は前記ロ
    ックボディ3の背面外側に回転自在に取付けた車両用オ
    ートドアロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記連動レバー28
    と前記ラッチ6と前記ラチェット11と前記扇型レバー
    38とは、互いに平行の軸により軸止した車両用オート
    ドアロック装置。
JP2069393A 1993-01-13 1993-01-13 車両用オートドアロック装置 Expired - Fee Related JP2759733B2 (ja)

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