JPH0374766B2 - - Google Patents

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JPH0374766B2
JPH0374766B2 JP58201673A JP20167383A JPH0374766B2 JP H0374766 B2 JPH0374766 B2 JP H0374766B2 JP 58201673 A JP58201673 A JP 58201673A JP 20167383 A JP20167383 A JP 20167383A JP H0374766 B2 JPH0374766 B2 JP H0374766B2
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electrode
square wave
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signal
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/12Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
    • G01D5/14Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage
    • G01D5/24Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying capacitance
    • G01D5/241Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying capacitance by relative movement of capacitor electrodes
    • G01D5/2412Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying capacitance by relative movement of capacitor electrodes by varying overlap
    • G01D5/2415Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying capacitance by relative movement of capacitor electrodes by varying overlap adapted for encoders

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は、容量式変位測定機に係り、特に、相
対移動する2つの部材にそれぞれ配設された対向
電極間の静電的な容量変化を、電極から検出した
信号の位相変化に基づいて検出し、該位相変化か
ら前記両部材間の相対変位を測定するようにした
容量式変位測定機の改良に関する。
【従来の技術】
一般に物体の長さ等を測定する測定機におい
て、その本体に対する測定子の移動量、コラムに
対するスライダの移動量等のように、相対移動す
る物体の移動量を測定する場合、一方にメインス
ケールを保持した枠体、他方にインデツクススケ
ールを含む検出器を固定し、枠体と検出器の相対
変位量を、例えば静電的な方法によつて読取るよ
うにした容量式変位測定機が知られている。 この容量式変位測定機のうち、相対移動する2
つの部材間の相対変位による対向電極間の静電的
な容量変化を、電極から検出した信号の位相変化
に基づいて検出し、該位相変化から前記両部材間
の相対変化を測定するようにしたものとしては、
例えば、米国特許3068457で開示されている如く、
本発明と同様の、先端部が相補的な正弦波状とさ
れた、2つの正弦波状電極を用いるものが提案さ
れている。 この装置は、第6図に示すような、例えばロツ
ド123を介してサポート126によ固定支持さ
れたステータ121と、該ステータ121に対し
て微小間隔で対向配置される、例えば回転軸12
9を介してベアリングブロツク130により回転
可能に支持されたロータ122との相対回転変位
を測定するためのレゾルバ120において、前記
ロータ122の内側面(ステータとの対向面)1
32及び前記ステータ121の内側面(ロータと
の対向面)134の外周近傍に、それぞれ第7図
及び第8図に示すような格子状パターン131の
電極と正弦波状及びリング状パターン133の電
極を配設し、ロータ122とステータ121の相
対回転変位による電極間の対向面積の変化、即ち
静電容量変化を、2組の正弦波状電極(例えば、
155,156,158,159)に印加した4
相交流信号(高周波入力)によつてリング状電極
(例えば148,149,150)に発生する検
出信号(出力)の、入力交流信号に対する位相
変化により検出し、これからロータ122とステ
ータ121の相対回転変位を測定するものであ
る。 前記ロータ122上のパターン131は、第7
図に示す如く、ロータの中心と同心状の金属リン
グ部135−139と、各リング部間毎に同じサ
イズで均等配置された多数の放射状バー部14
0,141,144,146と、それぞれ対応す
るバー部と同じサイズの多数の開口142,14
3,145,147とから構成されている。 バーニヤ作用を得るために、外側のバー部14
0,141の数は、内側のバー部144,146
の数とは所定数だけ異なり、例えば200本のバー
部140,141と198本のバー部144,14
6とされる。 一方、前記ステータ121上のパターン133
は、第8図及び第9図に示す如く、ステータの中
心と同心状のリング状電極148−152と、各
リング状電極を他のパターンから絶縁するための
円形スペース153,154(第8図では線で表
現)と、各リング状電極間毎に配設された、相補
的な正弦波状電極155,156;158,15
9;161,162;164,165と、同一リ
ング状電極間の正弦波状電極を互いに絶縁するた
めの、パターン133を一周する正弦波状スペー
ス157,160,163,166(第8図では
線で表現)とから構成されている。ここで、スペ
ース57と160、及び、スペース163と16
6は、それぞれ同じ形状で、同じ数の正弦を含ん
でいるが、一つの正弦を電気角で360°として、
90°だけ正弦の位相が互いにずれている。 第9図に示す如く、2つのパターンが互いに近
接して配置された時、バー部140,141,1
44,146は、それぞれ正弦波状スペース15
7,160,163,166と直接対向する。ロ
ータパターンの各バー部及び各隣接開口の周方向
幅は、対向する正弦波のπラジアンと対応するよ
うにされ、その結果、一つの正弦波に一つのバー
部と一つの開口が対向する。従つて、正弦波状ス
ペース157と160、200個の完全な正弦を含
み、正弦波状スペース163と166は、198個
の完全な正弦を含む。 ここで、第8図に示す如く、同じ数の正弦を含
む、機械的な位相が互いに電気角で90°ずれるよ
うにされた2組の正弦波状電極(例えば第9図に
示す外側の正弦波状電極155,156,15
8,159)に、同一振幅、同一周波数で、位相
がそれぞれ電気角で0°(基準値)、90°、180°、270
°
だけずれた4組の(第1)高周波入力信号(電
圧)を印加すると、正弦波状電極とバー部14
0,141の間、及び、該バー部と導通するリン
グ部135,136,137とリング状電極14
8,149,150の間の静電結合により、該リ
ング状電極に(第1)出力信号が発生する。 例えば第9図に示した状態では、スペース15
7の正弦は、スペース160の正弦より電気角で
90°進んでおり、ロータパターンのバー部140
と141は、両スペースの電気角で180°に対応し
ている。バー部140は、スペース157の両側
にある正弦波状電極155と156に対向する領
域と静電的に結合されており、第9図の位置で
は、これらの領域は等しい面積となつている。
又、バー部141は、スペース160の両側にあ
る正弦波状電極158と159に対向する領域と
静電的に結合されており、第9図の位置では、正
弦波状電極159との対向面積の方が、正弦波状
電極158との対向面積より大きくなつている。 従つて、4つの領域を組合せた効果は、位相ベ
クトルを、対応する正弦波状電極の引用符号で示
した第10図にベクトル線図で示す如くである。
即ち、正弦波状電極155と156への入力は、
位相が電気角で180°ずれており、バー部140に
対向するこれらの電極の面積は等しいので、バー
部140に静電結合された信号は、互いに打ち消
し合う。一方、正弦波状電極158と159への
入力は、位相が電気角で180°ずれており、バー部
141に対向するこれらの電極の面積は等しくな
いので、バー部141の出力信号(ベクトル18
4で図示)も等しくなくなる。バー部141の出
力信号の位相は、位相基準とした正弦波状電極1
59への入力の位相と一致している。 ロータ122が回転すると、バー部140,1
41にそれぞれ対向する正弦波状電極155,1
56と158,159の面積の割合が変化し、こ
れによつて端子における出力ベクトル(第10
図の184)の方向も変化する。電気角で360°
(正弦の一波長に対応)分ロータ122が回転す
ると、再び第10図の状態に戻る。出力信号のベ
クトルは、ロータの回転と共に連続的に方向が変
化し、ロータ122とステータ121が電気角で
360°相対回転すると、出力信号の位相も360°変化
する。 同様にして、ロータ122のバー部144と正
弦波状電極161,162の対向領域の静電結
合、及び、ロータ122のバー部146と正弦波
状電極164,165の対向領域の静電結合の結
果、正弦波状電極161,162,164,16
5に印加された、第1高周波入力信号とは周波数
が異なる4相の第2高周波入力信号によつてリン
グ状電極150,151,152に発生する第2
出力信号の位相も変化する。この第2出力信号の
位相も、基準信号の位相に対して、ロータ122
の正弦波状スペース163と166の電気角で
360°(正弦の一波長に対応)の移動の間に、電気
角で360°変化する。しかしながら、スペース15
7と160が200波長を含むのに対して、スペー
ス163と166は198波長を含むので、ロータ
122の機械的な360°の回転(即ち1回転)に対
して、リング状電極148,149,150から
の出力信号は360°の位相変化が200回であるのに、
リング状電極150,151,152からの出力
信号は360°の位相変化が198回となる。従つて、
この差を利用してバーニヤによる測定を行うよう
にされている。 又、特開昭54−94354には、相対移動する2つ
の部材の幅方向に1組だけ電極を配設すればよい
ものが提案されている。 この装置は、第11図に示す如く、相対的に可
動なスライダ222のスケール220に対する位
置を容量によつて測定する装置において、前記ス
ライダ222に複数(図では3)のグループをな
す供給電極226,227,228を測定方向に
配設し、該供給電極をグループごとにn相(図で
は3相)発振器(OSC)229の各相の出力に
接続して、全供給電極に第12図に示すような周
期的パターンR、S、Tで電圧を供給するように
なすと共に、前記スライダ222に信号処理回路
224のアンプ232,233に接続された少な
くとも1つ(図では2つ)の受信電極230,2
31を更に配置し、前記スケール220には、互
いに絶縁された複数の電極221からなる電極パ
ターンを配置し、これらの電極221のそれぞれ
を互いに接続された2つの電極部分240,24
1によつて構成し、一方の電極部分は検出電極2
40をなし、この検出電極240は前記スライダ
222上の供給電極226,227,228がそ
の上を通過移動する前記スケール220の区域の
近傍に配置され、前記他方の電極部分は伝達電極
241をなし、この伝達電極241は前記スライ
ダ222の受信電極230,231がその上を通
過移動する前記スケール220の区域の近傍に配
置され、前記スライダ222とスケール220を
相対変位させることにより、前記供給電極22
6,227,228の少なくとも2つの隣り合う
電極の信号に基づいて前記受信電極230,23
1が第12図に示すような信号Yを発生し、前記
信号処理回路224の論理回路234において供
給信号の1つ(第12図ではT)と発生信号Yの
位相差ψに基づいて、前記スライダ222とスケ
ール220の相対位置を測定して表示器235で
表示するものである。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、前者においては、相対移動する
2つの部材の幅方向に少くとも2組、実施例では
4組の正弦波状電極を配設する必要があり、特に
小型の変位測定機に用いるのには適していないと
いう問題点を有していた。 又、後者は、三相以上の多相発振器を必要と
し、更に、デジタル処理を行う際には、回路構成
がかなり複雑となるという問題点を有していた。 本発明は、前記従来の問題点を解消するべくな
されたもので、相対移動する2つの部材の幅方向
に1組の連続波状電極を配設すれば良く、しか
も、多相発振器を必要とせず、簡単な回路構成に
よりデジタル処理を行うことができ、従つて、小
型化が容易な容量式変位測定機を提供することを
目的とする。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、容量式変位測定機を、第1図乃至第
3図に例示する如く、高周波の方形波信号を発生
する方形波信号発生手段(第3図の符号60)
と、相対移動する一方の部材(第2図の紙面下側
のスライダ100)に、相対移動方向(第2図の
矢印Aの方向)と平行に互いに間隔を空けて配設
された、前記方形波信号発生手段60出力の方形
波信号が互いに互いに逆位相で印加される2つの
送信電極(第2図の符号20,21)と、相対移
動する他方の部材(第1図の紙面下側のスケール
200)に、相対移動方向(第1図の左右方向)
に沿つて配設された、基部(例えば第1図の符号
2B,9B)が前記2つの送信電極(20,2
1)と夫々重なるように対向配置され、該送信電
極間の間隙に対応する位置に配設される先端部
(例えば第1図の符号2A,9A)が所定波長P
の相補的な連続波状(第1図では正弦波17状)と
された2列の連続波状電極(第1図の符号1−
7,8−14)と、前記一方の部材100の送信
電極20,21の間に、相対移動方向に沿つて前
記連続波の波長Pより小さい所定ピツチで並列に
配設された、前記2列の連続波状電極1−7,8
−14の連続波状部17と重なるように対向配置
される複数の受信電極(第2図の符号22−5
3)と、該受信電極の出力を順次取込むための走
査手段(第3図のマルチプレクサ66)と、該走
査手段66出力の、連続波に対応する形状に振幅
変調された方形波信号の低周波成分を抽出するこ
とによつて、振幅変調に対応する復調信号を得る
ための復調手段と、前記走査手段66の走査基準
信号と該復調手段出力の復調信号との位相差を検
出するための位相差検出手段(第3図の符号8
2)とを用いて構成し、該位相差検出手段により
検出した位相変化に基づいて、両部材間の相対変
位を測定するようにして、前記目的を達成したも
のである。 本発明は、又、容量式変位測定機を、第1図乃
至第3図に例示したような、前記方形波信号発生
手段60と、前記2つの送信電極20,21と、
前記2列の連続波状電極1−7,8−14)と、
第5図に例示するような、前記一方の部材100
の送信電極20,21の間に、相対移動方向に沿
つて前記連続波の波長Pより小さい所定ピツチで
並列に配設された、前記2列の連続波状電極1−
7,8−14の連続波状部(第1図の符号17)
と重なるように対向配置される、相対移動方向中
央部に前記連続波と同じ波長Pで繰り返し配設さ
れた複数組(第5図では4組)の活性受信電極3
0−45,30′−45′,30″−45″,30
−45、及び、その相対移動方向両端部にそれ
ぞれ配設された不活性受信電極22−29,46
−53からなる受信電極と、前記各組の活性受信
電極30−45,30′−45′,30″−45″,
30−40中の、対応する電極(例えば30,
30′,30″,30)の出力を互いに同期して
順次取込むための走査手段(マルチプレクサ6
6)と、第3図に例示したような、前記復調手段
と、前記位相差検出手段82を用いて構成し、該
位相差検出手段により検出した位相変化に基づい
て、両部材間の相対変位を測定するようにして、
高分解能の測定が高精度で行えるようにしたもの
である。
【作用】
本発明においては、第2図に例示する如く、相
対移動する一方の部材100に、相対移動方向
(矢印Aの方向)と平行に2つの送信電極20,
21を互い間隔を空けて配置すると共に、該送信
電極20,21の間に、複数の受信電極22−5
3を、相対移動方向に沿つて前記連続波状電極
(第1図の1−7,8−14)の連続波の波長P
より小さい所定ピツチで、該連続波状電極の連続
波状部(破線17参照)と対向して重なるよう
に、並列に配設する。 一方、第1図に例示する如く、相対移動する他
方の部材200には、相対移動方向(図の左右方
向)に沿つて2列の連続波状電極1−7,8−1
4を、その基部(例えば2B,9B)が前記2つ
の送信電極20,21と夫々重なるように対向配
置し、所定波長Pの相補的な連続波17状とされ
た先端部(例えば2A,9A)が、前記送信電極
間の間隙に対応するように対向配置する。 このような電極配置で、第3図に例示する如
く、方形波信号発生手段60により発生された高
周波の方形波信号を、前記2つの送信電極20,
21に互いに逆位相で印加すると、各送信電極2
0,21と各連続波状電極1−7,8−14の基
部2B,9B間の静電容量結合、及び、該基部と
導通している各連続波状電極の連続波17状部と
各受信電極22−53間の静電容量結合により、
各受信電極22−53に信号が伝達される。ここ
で、各受信電極22−53に伝達される信号は、
各電極間の静電容量結合の状態、即ち、相対移動
部材100,200間の相対変位に応じた各電極
間の重なりの状態による振幅変調を受けており、
これを、走査手段(マルチプレクサ66)により
順次取込むと、第3図の信号線72の近傍に示す
ような信号が得られる。従つて、復調手段によ
り、該信号の低周波成分を抽出して信号線78の
近傍に示すような復調信号を得て、走査手段の走
査基準信号との位相差を検出することにより、相
対移動部材間の相対変位を測定することができ
る。 又、前記連続波状電極を、相対移動方向に関し
て分離・絶縁されたものとした場合には、外部ノ
イズの影響を受け難くなる。 又、前記連続波を、正弦波とした場合には、復
調が容易な振幅変調信号が得られる。 又、前記受信電極を、第2図に例示する如く、
相対移動方向中央部に配設され、前記走査手段6
6と接続された活性受信電極30−45と、その
相対移動方向両端部にそれぞれ配設された、前記
走査手段66と接続されない不活性受信電極22
−29,46−53とから構成した場合には、活
性電極両端部の境界条件を整えて高精度の測定を
行うことができる。 又、前記活性受信電極30−45の1組の長さ
を、連続波17の波長Pと等しく、又は、その整
数倍とした場合には、最高の性能が得られる。 又、前記走査手段66の切換周波数信号を、第
3図に例示する如く、前記方形波信号発生手段6
0で発生される方形波信号を(例えば分周器71
で)分周することによつて形成するようにした場
合には、構成を更に簡略化できる。 又、前記復調手段を、第3図に例示する如く、
前記走査手段66出力の振幅変調された方形波信
号を検波するための検波器75+76+77と、該検波
出力から、その直流オフセツト分を除去するため
の高域通過フイルタ79とを用いて構成した場合
には、比較的簡単な構成で復調信号が得られる。 又、前記復調手段を、前記走査手段出力の振幅
変調された方形波信号から振幅変調成分を抽出す
るための同期復調器で構成した場合には、集積回
路化が容易に行える。 又、前記位相差検出手段82が、第3図に例示
する如く、360°毎のリセツト84を備え、該リセ
ツトの回数を記憶しておくことにより、360°以上
の位相変化を検出できるようにした場合には、1
周期以上の位相差も、正確に測定できる。 又、第3図に例示したような基本構成の容量式
変位測定機において、第5図に例示するように、
前記受信電極を、前記一方の部材100の送信電
極20,21の間に、相対移動方向に沿つて前記
連続波の波長Pより小さい所定ピツチで並列に配
設された、前記2列の連続波状電極1−7,8−
14の連続波状部17と重なるように対向配置さ
れる、相対移動方向中央部に前記連続波と同じ波
長Pで繰り返し配設された複数組(第5図では4
組)の活性受信電極30−45,30′−45′,
30″−45″,30−45と、その相対移動
方向両端部にそれぞれ配設された不活性受信電極
22−29,46−53とを用いて構成し、前記
走査手段66により、前記各組の活性受信電極3
0−45,30′−45′,30″−45″,30
−40中の対応する電極(例えば30,30′,
30″,30)の出力を互いに同期して順次取
込むようにした場合には、連続波の波長Pを小さ
くして分解能を高めた場合であつても、十分な容
量を確保して、測定精度を高めることができる。
【実施例】
以下図面を参照して、本発明が採用された容量
式直線型変位測定機の実施例を詳細に説明する。 本発明の第1実施例における、スケール又はス
テータ(相対移動する他方の部材)200上の電
極の形状を第1図に、又、該スケールに対して一
定の間隔を保つた上で、その長手方向に相対移動
するスライダ(相対移動する一方の部材)100
上の電極の形状を第2図に示す。 第1図にその一部が示されるスケール200上
の電極は、スライダ100の移動方向に沿つて配
設された、先端部(例えば2A,9A)が絶縁部
分17によつて、波長Pの相補的な正弦波状とさ
れると共に、スライダの移動方向に沿つて分離・
絶縁された2列の正弦波状電極(連続波状電極)
1〜7,8〜14を有している。第1図におい
て、上方の列が正弦波状電極1〜7によつて構成
され、下方の列が正弦波状電極8〜14によつて
構成されている。第1図は、スケール200の短
い一部分のみを示したものであり、正弦波状電極
1〜7,8〜14は、夫々、スケールの全長に亘
つて多数繰返し配置されている。 一方、スライダ100上には、第2図に示す如
く、前記2列の正弦波状電極1〜7,8〜14の
基部(例えば2B,9B)と夫々対向配置され
る、比較的大きな2つの送信電極20,21と、
スライダの移動方向に沿つて複数個、実施例では
32個設けられた、前記2列の正弦波状電極1〜
7,8〜14の先端部(例えば2A,9A)と対
向配置される、比較的小さな受信電極22〜53
とが設けられている。 測定に際して通常配置されるように、スライダ
100がスケール200上に配置されると、スラ
イダの電極20−53は、スケールの電極1−1
4に対して、ごく僅かな距離、例えば約0.1mm離
れた状態で対向配置される。スライダの電極とス
ケールの電極の相対関係を示すため、絶縁部分1
7の位置を第2図中に破線で示している。測定に
際して、スライダは、スケールに対して、矢印A
で示す方向に移動できる。 前記受信電極22−53は、第2図に示した如
く、スケール200に対するスライダ100の相
対位置の決定に用いられる電子回路と接続され
る、中心部の活性受信電極30−45と、そのス
ライダ移動方向両端部に配設された、外部回路と
は全く接続されてはいないが、境界条件を整える
上で役に立つ不活性受信電極22−29,46−
53とから構成されている。これらの不活性受信
電極22−29,46−53は、省略することも
可能であるが、この場合には、測定精度が若干損
われる恐れがある。 前記活性受信電極30−45として、本実施例
では、16個の電極が用いられているが、この活性
受信電極の数Nは、2以上であればいくつであつ
ても構わない。なぜならば活性受信電極の数Nが
1の場合は、活性受信電極が正弦波状電極に対し
移動したとしても、実質的に同じ正弦波状電極を
見ていることになるため、検出信号に位相変化を
生じないからである。一方、数Nが多いほど検出
信号の位相変化が精度良く得ることができるが実
際的には、恐らく100程度が上限となる。 第2図において、(1組の)活性受信電極30
−45によつて覆われるスケール200の長さ
が、前記正弦波状電極の波長P(第1図参照)と
一致していることに注意する必要がある。この長
さは、波長Pと一致しなくとも、波長Pに対応す
る同期の特性が存在し検出信号に位相変化が生じ
るので、波長Pと一致させる必要はないが、(1
組の)活性受信電極の長さが波長P又はその整数
倍と等しい場合に、装置は最高の性能を発揮する
ことができる。 スライダ100の位置を決定するための電子回
路と、スライダ上の各電極21−53との接続状
態を第3図に示す。 前記送信電極20,21は、方形波発生器60
の2つの出力端子に夫々接続されている。簡単の
ため、ここでは送信電極20を回路のアースとし
ている。 図面が必要以上に複雑になるのを避けるため、
第3図は、実際の回路に対して、次の2つの方法
によつて、簡略化されている。即ち、活性受信電
極30−45に関しては、初めの8個の活性受信
電極30−37だけが明示されている。他の8個
の活性受信電極38−45も、初めの8個と同様
に、夫々第3図の8本の信号線63によつて接続
されている。 又、スケール200上の各正弦波状電極1−1
4を夫々示す代りに、第3図においては、上方の
列の全ての正弦波状電極1−7を、符号64によ
つて表わされる単一の電極として取扱つている。
又、スケール200上の下方の列の正弦波状電極
8−14も同様に、符号65で表わされる単一の
電極として取扱つている。 回路を解析すれば明らかな通り、スライダの下
方に位置する、各列の全てのスケール電極は、正
弦波状電極1−14の作る面と平行に置かれてい
るので、本質的に同じ電位を持つている。従つ
て、第3図に示したように、各列の電極を互いに
接続した状態で表わすことは、本質的に同じ電位
を持つているのであるから、各列毎に互いに分
離・絶縁された多数の電極を有する実際の装置と
電気的に等価である。 このような簡略化が行われていることを考慮す
ると、第3図に示す如く、16個の活性受信電極
30−45は、16チヤンネルのマルチプレクサ6
6の入力端子に夫々接続されている。 このマルチプレクサ66の動作は、第3図中に
破線で原理的に示されている。信号線67からな
るマルチプレクサ66のアドレス入力は、4ビツ
ト2進カウンタ68のカウントレジスタに接続さ
れている。 第2図に示される電極間の対向面積を考慮する
と、送信電極21と上方列の正弦波状電極1〜7
によつて形成されるキヤパシタが、単一の各受信
電極とスケール電極の一方の列の間の容量に比べ
て大きな容量を有していることが明らかである。
この送信電極21と上方列の正弦波状電極1〜7
で形成されるキヤパシタが、第3図においては、
符号69で表わされている。同様に、送信電極2
0と下方列の正弦波状電極8〜14によつて形成
されるキヤパシタは、第3図において、符号70
で表わされている。このキヤパシタも、比較的大
きな容量を有している。 前記活性受信電極30−45とスケール電極1
−7,8−14によつて形成されるキヤパシタ
は、第3図において、可変キヤパシタとして示さ
れている。実際、スライダ100がスケール20
0に対して移動すると、これらのキヤパシタの
夫々の容量も変化する。 キヤパシタ69及び70の容量が比較的大きい
ことを考慮し、キヤパシタ69及びキヤパシタ7
0と各活性受信電極30−45との結合が直列的
であることを合せて考えると、第3図の回路か
ら、各活性受信電極が容量性電圧分圧器の出力電
極となつており、これらの電極の各々の上に発生
する電圧は、前記方形波発生器60によつて発生
された電圧波形をした電圧の或る部分となつてい
ることが分る。即ち、キヤパシタ69,70の容
量の影響を受けず、各活性受信電極に方形波発生
器60の電圧波形がほぼそのまま印加される。 スライダ100がスケール200に対して第2
図に示すような位置にある場合、この分圧比は、
電極36,37及び38については比較的小さ
く、電極30,31,44及び45については比
較的大きく(即ちほとんど1.0に近い)、電極33
及び41については、約0.5となる。 前記方形波発生器60で発生される方形波信号
の周波数は、容量性リアクタンスを最小にするた
めに、むしろ高い(例えば1−50MHz)方が好ま
しい。 第3図において、分周器71は、カウンタ68
に対する適切なクロツク周波数を発生するのに用
いられている。このカウンタ周波数は、一測定当
りの周期を決めるものであり、高精度の測定を行
うためには、むしろ低い方が望ましいが、予想さ
れるスライダ100の最大速度に対して的確に回
路が応答できるよう、十分に高いことが必要であ
る。従つて、適切なクロツク周波数は、恐らく10
−100KHzの間となる。従つて、前記分周器71
における分周比Cは、カウンタ68に対して必要
なクロツク周波数を与えることができるような値
が選ばれている。 又、第3図に示される如く、信号線72上のマ
ルチプレクサ66の出力は、振幅変調された方形
波信号となつている。この振幅変調信号における
搬送周波数は、前記方形波発生器60の周波数と
一致する。又、変調の周期は、信号線73上のカ
ウンタクロツク周波数を16で除した値と一致す
る。 第3図に加えて第2図を参照すると、スケール
200に対してスライダ100が相対移動する
と、正弦波状電極1−14と活性受信電極30−
45とにおいて、重なる電極の面積が変化して各
活性受信電極30−45が受け持つ容量値が変化
するので、マルチプレクサ66の走査基準信号と
なるカウンタ68の最上位ビツト(以下MSBビ
ツトと称する)出力の位相に対する、検出信号の
変調の位相が、スケール200に対するスライダ
100の位置に依存していることが明らかであ
る。第3図の回路は、この位相差φ、即ち、スケ
ールに対するスライダの相対的な位置を測定する
ように設計されたものである。 信号線72上の振幅変調信号は、増幅器74に
よつて増幅され、該増幅器74の出力信号は、ダ
イオード75、抵抗器76、キヤパシタ77から
なる検波器によつて検波される。従つて、信号線
78上には、検波された変調信号が現われること
になるが、この信号は直流オフセツト分を含んで
いる。 キヤパシタ79及び抵抗器80によつて構成さ
れる高域通過フイルタが、前記直流オフセツト分
を除き、中心値が零である復調信号が信号線81
上に現われる。 復調のための回路としては様々の回路が知られ
ており、用いることができる。例えば、第3図で
使用されているダイオード75、抵抗器76,8
0、キヤパシタ77,79の代りに、一台の同期
復調器を用いることができる。この同期復調器を
用いた場合の1つの利点は、最小数のキヤパシタ
を用いることによつて、集積回路の形に容易に作
ることができることにある。第3図で用いられて
いるキヤパシタ77及び79は、比較的大きな容
量を有する必要があり、従つて、このままで集積
回路の形に作ることは困難である。 再び第3図を参照すると、信号線81上の復調
信号は、位相差検出器82の一方の入力端子IN
1に入力される。位相差検出器82の他方の入力
端子IN2に対する入力信号は、前記カウンタ6
8のMSBビツト出力から取られる。従つて、信
号線83上に現われる位相差検出器82の出力
は、カウンタ68のMSB信号(走査基準信号)
に対する復調信号の位相φに比例する電圧とな
り、従つて、スケール200に対するスライダ1
00の位置を表わすものとなつている。 第3図に示されたアナログ出力の位相差検出器
82の代りに、デジタル出力の位相差検出器を用
いることも可能である。 この位相差検出器82は、360°の数倍以上の範
囲に渡る位相差測定が可能である必要がある。こ
れによつて、正弦波の波長Pの数倍に渡る距離
の、正確且つ一義的な測定が可能となる。360°以
上の測定が可能な位相差検出器は、通常、リセツ
トが備わつている。従つて、リセツトの回数を記
憶しておくことにより、360°以上の測定が可能と
なる。第3図において、位相差検出器82のリセ
ツトは、信号線84によつて表されている。 この第1実施例における、各部信号波形の例を
第4図に示す。 受信信号のS/N比を最大にするためには、活
性受信電極30−45とスケール電極間の容量
を、実際上可能な限り大きくすることが望まし
い。一方、分解能を高めるためには、正弦波状電
極の波長Pを、例えば写真印刷の限界まで小さく
することが望ましい。しかしながら、正弦波状電
極の波長Pを小さくすると、本来は大きくしたい
活性受信電極の容量も小さくなつてしまう。 この矛盾は、第5図に示される第2実施例の原
理を用いることによつて避けることができる。 即ち、第5図には、受信電極の改良された配置
が示されている。各活性受信電極30−45は、
互に距離Pだけ離れて配置された、同様な受信電
極の多数(第2実施例では3個)と接続されてい
る。例えば、活性受信電極30に接続された追加
の活性受信電極は、第5図において、符号30′,
30″及び30で表されている。又、活性受信
電極31等に接続された追加の活性受信電極は、
第5図において、符号31′,31″及び31等
で表されている。図面が複雑になるのを避けるた
め、第5図においては、活性受信電極又は導体の
繰返しパターンの連続を表すために、3個の点●
●●が用いられている。 第5図の技術が、同様にして、活性受信電極の
各組当りの任意の数に対して拡張・適用できるこ
とは明らかである。例えば、1組当り6個の活性
受信電極を用いた場合には、活性受信電極30に
接続される活性受信電極は、30′,30″,30
,30′′′′及び30′′′′′となる。 この第2実施例の他の利点は、数周期分の容量
が加算されることによつて、活性受信電極等の寸
法誤差が吸収され、測定精度が高められることに
ある。 この第2実施例の更に他の利点は、不活性受信
電極22−29,46−53(第2図参照)に関
するものである。即ち、第2図から明らかなよう
に、これらの不活性受信電極22−29,46−
53は、スライダ電極の全表面積のうち、かなり
大きな部分(約25%)を占めている。これに対し
て、第5図の配置においては、この不活性受信電
極の部分が、非常に小さな値(第5図において約
8%)となる。不活性受信電極の面積を減らすこ
とは、スライダ100のサイズを小さくすること
ができるので望ましい。スライダ面積を最小にす
ることは、この装置を手持ノギスに用いる場合に
特に重要である。なお、第5図の図面の大きさの
関係で、第5図においては、不活性受信電極47
−53が省略されている。 なお、前記実施例においては、いずれも、連続
波状電極として正弦波状電極が用いられていた
が、連続波の形状は正弦波に限定されず、三角波
等、他の形状とすることも可能である。 前記実施例においては、いずれも、本発明が直
線型変位測定機に用いられていたが、本発明の適
用範囲はこれに限定されず、ロータリエンコーダ
等の回転型変位測定機にも同様に適用できること
は明らかである。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、相対移動
する2つの部材の幅方向に1組の連続波状電極を
配設すれば良く、しかも、多相発振器を必要とせ
ず、簡単な回路構成によりデジタル処理を行うこ
とができる。従つて、小型化が容易であるという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明が採用された容量式直線型変
位測定機の第1実施例における、スケール上の電
極配置を示す平面図、第2図は、同じく、スライ
ダ上の電極配置を示す平面図、第3図は、同じ
く、電子回路の構成を示すブロツク線図、第4図
は、同じく、電子回路の各部信号波形の例を示す
線図、第5図は、本発明が採用された容量式直線
型変位測定機の第2実施例における、スライダ上
の電極配置の容部を示す平面図、第6図乃至第1
0図は、米国特許第3068457号特許明細書に開示
された従来技術の構成及び作用を説明するための
線図、第11図及び第12図は、特開昭54−
94354号公報に開示された従来の技術の構成及び
作用を説明するための線図である。 100……スライダ(相対移動部材)、200
……スケール(相対移動部材)、1−7,64,
8−14,65……正弦波状電極、20,21…
…送信電極、22−53……受信電極、30−4
5,30′−45′,30″,45″,30−45
……活性受信電極、22−29,46−53……
不活性受信電極、60……方形波発生器、66…
…マルチプレクサ、68……カウンタ、71……
分周器、75……ダイオード、76,80……抵
抗器、77,79……キヤパシタ、82……位相
差検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高周波の方形波信号を発生する方形波信号発
    生手段と、 相対移動する一方の部材に、相対移動方向と平
    行に互いに間隔を空けて配設された、前記方形波
    信号発生手段出力の方形波信号が互いに逆位相で
    印加される2つの送信電極と、 相対移動する他方の部材に、相対移動方向に沿
    つて配設された、基部が前記2つの送信電極と
    夫々重なるように対向配置され、該送信電極間の
    間隙に対応する位置に配設される先端部が所定波
    長の相補的な連続波状とされた2列の連続波状電
    極と、 前記一方の部材の送信電極の間に、相対移動方
    向に沿つて前記連続波の波長より小さい所定ピツ
    チで並列に配設された、前記2列の連続波状電極
    の連続波状部と重なるように対向配置される複数
    の受信電極と、 該受信電極の出力を順次取込むための走査手段
    と、 該走査手段出力の、連続波に対応する形状に振
    幅変調された方形波信号の低周波成分を抽出する
    ことによつて、振幅変調に対応する復調信号を得
    るための復調手段と、 前記走査手段の走査基準信号と該復調手段出力
    の復調信号との位相差を検出するための位相差検
    出手段とを備え、 該位相差検出手段により検出した位相変化に基
    づいて、両部材間の相対変位を測定することを特
    徴とする容量式変位測定機。 2 前記連続波状電極が、相対移動方向に関して
    分離・絶縁されている特許請求の範囲第1項に記
    載の容量式変位測定機。 3 前記連続波が、正弦波とされている特許請求
    の範囲第1項に記載の容量式変位測定機。 4 前記受信電極が、相対移動方向中央部に配設
    され、前記走査手段と接続された活性受信電極
    と、その相対移動方向両端部にそれぞれ配設され
    た、前記走査手段と接続されない不活性受信電極
    とから構成されている特許請求の範囲第1項に記
    載の容量式変位測定機。 5 前記活性受信電極の1組の長さが、連続波の
    波長と等しく、又は、その整数倍とされている特
    許請求の範囲第4項に記載の容量式変位測定機。 6 前記走査手段の切換周波数信号が、前記方形
    波信号発生手段で発生される方形波信号を分周す
    ることによつて形成されている特許請求の範囲第
    1項に記載の容量式変位測定機。 7 前記復調手段が、前記走査手段出力の振幅変
    調された方形波信号を検波するための検波器と、
    該検波器出力から、その直流オフセツト分を除去
    するための高域通過フイルタとから構成されてい
    る特許請求の範囲第1項に記載の容量式変位測定
    機。 8 前記復調手段が、前記走査手段出力の振幅変
    調された方形波信号から振幅変調成分を抽出する
    ための同期復調器から構成されている特許請求の
    範囲第1項に記載の容量式変位測定機。 9 前記位相差検出手段が、360°毎のリセツトを
    備え、該リセツトの回数を記憶しておくことによ
    り、360°以上の位相差を検出できるようにされて
    いる特許請求の範囲第1項に記載の容量式変位測
    定機。 10 高周波の方形波信号を発生する方形波信号
    発生手段と、 相対移動する一方の部材に、相対移動方向と平
    行に互いに間隔を空けて配設された、前記方形波
    信号発生手段出力の方形波信号が互いに逆位相で
    印加される2つの送信電極と、 相対移動する他方の部材に、相対移動方向に沿
    つて配設された、基部が前記2つの送信電極と
    夫々重なるように対向配置され、該送信電極間の
    間隙に対応する位置に配設される先端部が所定波
    長の相補的な連続波状とされた2列の連続波状電
    極と、 前記一方の部材の送信電極の間に、相対移動方
    向に沿つて前記連続波の波長より小さい所定ピツ
    チで並列に配設された、前記2列の連続波状電極
    の連続波状部と重なるように対向配置される、相
    対移動方向中央部に前記連続波と同じ波長で繰り
    返し配設された複数組の活性受信電極、及び、そ
    の相対移動方向両端部にそれぞれ配設された不活
    性受信電極からなる受信電極と、 前記各組の活性受信電極中の対応する電極の出
    力を互いに同期して順次取込むための走査手段
    と、 該走査手段出力の、連続波に対応する形状に振
    幅変調された方形波信号の低周波成分を抽出する
    ことによつて、振幅変調に対応する復調信号を得
    るための復調手段と、 前記走査手段の走査基準信号と該復調手段出力
    の復調信号との位相差を検出するための位相差検
    出手段とを備え、 該位相差検出手段により検出した位相変化に基
    づいて、両部材間の相対変位を測定することを特
    徴とする容量式変位測定機。
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