JPH037464B2 - - Google Patents

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JPH037464B2
JPH037464B2 JP55035808A JP3580880A JPH037464B2 JP H037464 B2 JPH037464 B2 JP H037464B2 JP 55035808 A JP55035808 A JP 55035808A JP 3580880 A JP3580880 A JP 3580880A JP H037464 B2 JPH037464 B2 JP H037464B2
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JP
Japan
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filling
pulses
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cumulative
pulse signal
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JP55035808A
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Noryuki Motomura
Hiroyuki Tsuboi
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ダイカスト機の溶融金属(以下溶湯
と称す)の充填時間を計測するダイカストの充填
時間の測定方法及びその装置に関する。
一般に、ダイカスト機の鋳造においては、鋳造
製品の形状、大きさ、肉厚等に応じて各鋳造操作
毎に溶湯の充填時間を管理することが重要とされ
ている。
ここで、充填時間とは、例えば第1図に示すダ
イカスト機において、溶湯17が、固定金型10
と移動金型12内に形成されている湯口を通過し
た時点から、移動金型12と固定金型10とで形
成されたキヤビテイ14内に完全に溶湯17が充
填されるまでの時間である。
しかして、従来の充填時間の計測は、キヤビテ
イ14内の溶湯17を圧入する射出シリンダ21
の射出力或は射出圧力を充填開始から充填終了時
まで測定し、射出力或は射出圧力が急激に上昇す
るところまでの時間を充填時間と判定していた。
ところが、この方法は、具体的には電磁オシロ
グラフに記録された前記射出圧力等に基いて充填
時間を判定する方法であるため、充填時間測定に
多くの手間を要することから、鋳造作業の初期に
だけ測定されているのが実状であつた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、
鋳造製品毎に溶湯の充填時間を正確に測定して、
充填時間により鋳造条件管理を十分にできるダイ
カスト充填時間の測定方法及びその装置を提供す
ることを目的とする。
以下、本発明に係るダイカスト充填時間測定方
法及びその装置の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は、その一実施例をダイカスト機の断面
図である。図中10は、固定ダイプレート11に
装着された固定金型であり、12は移動ダイプレ
ート13に装着された移動金型である。固定金型
10と移動金型12は、図示しない型締機により
型締され、その衝合面に鋳造製品の形状をなすキ
ヤビテイ14を形成するようになつている。
キヤビテイ14は、固定金型10及び固定ダイ
プレート11に貫挿して設けられたスリーブ15
に連通している。スリーブ15には、溶湯17を
注入する注湯口16が設けられており、スリーブ
15内に注入された溶湯17は、スリーブ15内
の前進限および後退限(戻り限)の範囲を前後進
する射出プランジヤチツプ18によつてキヤビテ
イ14内に圧入されるようになつている。
射出プランジヤチツプ18は、プランジヤロツ
ド19の先端部に取付けられている。このプラン
ジヤロツド19の継手20を介して射出シリンダ
21内に摺動自在に挿着された射出ピストン22
のピストンロツド23に接続されている。
ピストンロツド23の外周面には、所定ピツチ
Pで縞目模様24が形成されている。射出シリン
ダ21と継手20の間にはピストンロツド23の
縞目模様24に光線を照射せしめて、その反射光
の光量を検知する検出器25が設けられている。
検出器25は、後述する充填時間計測回路27
電気的に接続されている。
射出ピストン22は、油圧配管26を介して接
続された油圧制御装置(図示せず)によつて所定
の油圧により第1図で左右に移動するようになつ
ている。
第2図は、充填時間計測回路27のブロツク図
であり、これには検出器25で検出されたパルス
信号Yが供給される周期検出回路28が設けられ
ている。
周期検出回路28には、基準クロツク発信回路
29から基準クロツク信号Xが供給されるように
なつている。そして、周期検出回路28は、第3
図に示す如く検出器25から供給されたパルス信
号Y内に供給される基準クロツク信号Xの数を計
測することによりパルス信号Yの周期値Tを検出
するようになつている。周期検出回路28は、前
述のようにして検出したパルス信号Yの周期値T
を周期判別回路30及び変位対時間記憶回路31
にそれぞれ出力するようになつている。
なお、前記射出プランジヤチツプ18の変位量
Sと、パルス信号Yのパルス数Nおよびパルス信
号YのピツチPとの間には、S=N×Pという関
係がある。
周期判別回路30は、周期検出回路28から供
給される特定周期値(充填中と充填終了のしきい
値)Tp(後述する)を検出する機能を有してお
り、その特定周期値Tpを検出した後に、周期検
出回路28及び演算回路32に出力するようにな
つている。
変位対時間記憶回路31は、第4図に示す如く
第1回目の累積パルス数N1及びこの累積パルス
数N1のときのパルス信号Y1までの累積周期値T1
〜第n回目の累積パルス数(全パルス数)No
びこの累積パルス数Noのときのパルス信号Yo
での累積周期値(射出開始から充填終了までに要
する時間)Toが記憶されている。つまり、変位
対時間記憶回路31には、全パルス数Noに対す
る累積周期値Toの関係が記憶されている。
演算回路32には、射出プランジヤチツプ18
の先端部がスリーブ15内の溶湯17を湯口部分
まで押しあげた接触時点からキヤビテイ14内に
充填し終る時点(射出プランジヤチツプ18の前
進限と呼ぶ)までに移動した距離、即ち充填スト
ロークSfの値が予めプリセツト信号として供給さ
れている。ここで、溶湯17を湯口部分まで押し
あげた接触時点は、溶湯17を充填終了後、射出
プランジヤチツプ18の停止位置よりビスケツト
厚み+充填ストロークSfだけさかのぼつた位置が
相当する。
この充填ストロークSfは次の()式によつて
算出することができる。
Sf=(1/4×πds 2)×Wp () 但し、Sf:充填ストローク、 Wp:充填容積、 ds:射出プランジヤチツプ18の直径。
演算回路32に入力する充填ストロークSfの値
は、前記()式に従つて算出してから演算回路
32に入力するか、又は前記()式を演算回路
33に記憶させておき、充填容積Wp、射出プラ
ンジヤチツプ18の直径dsの値を入力して算出す
るようにしてもよい。
演算回路32は、周期判別回路30の出力(後
述する特定周期値Tp)が供給された際に変位対
時間記憶回路31の内容を読み出し、充填ストロ
ークSfに相当する移動距離、すなわち充填時間Tf
を演算するようになつている。
演算回路32で演算された充填時間Tfは、表
示器33によつて第5図に示す如くデジタル表示
されるようになつている。また、表示器33には
充填ストロークSfの値もデジタルでプリセツトさ
れるようになつている。
しかして、このように構成されたダイカスト充
填時間測定装置によれば、予め演算回路32に前
述の()式により求めた充填ストロークSfの値
を入力しておき、射出ピストン22に作動させ
て、射出プランジヤチツプ18によりスリーブ1
5内の溶湯17をキヤビテイ14内の湯口から圧
入すると、キヤビテイ14内に入つた溶湯17の
量の増加に対応してピストンロツド23が右方に
移動し、これにともなつてピストンロツド23に
形成された縞目模様24によりピストンロツド2
3の移動量に応じて検出器25からパルス信号Y
が入力される。
検出器25により検出されたパルス信号Yは、
周期検出回路28に供給される。周期検出回路2
8は、検出器25から供給されたパルス信号Yの
周期値Tを計測し、その周期値Tを周期判別回路
30及び変位対時間記憶回路31に供給する。
この変位対時間記憶回路31には、前述した全
パルス数Noに対する累積周期値Toが記憶されて
いる。
そして、射出プランジヤチツプ18がキヤビテ
イ14内に溶湯17を充填し終えると、ピストン
ロツド23の前進動作が停止する。
このピストンロツド23の停止直前には、周期
判別回路30により、充填中に存在する充填パル
スNf(パルス幅が狭くなつている)が終つて最初
に生ずるパルス(パルス幅が広い)の特定周期値
T(しきい値)Tpすなわち充填終了時点が検出さ
れる。周期判別回路30は、特定周期値Tpを検
出すると、所定の信号を周期検出回路28及び演
算回路32に対してそれぞれ所望の信号を供給す
る。該信号によつて、演算回路32は、変位対時
間記憶回路31で記憶されている内容、すなわち
全パルス数Noに対する累積周期値Toを読み出し、
この累積周期値Toと予め入力された充填ストロ
ークSfから充填時間Tfを次の()式により演算
する。
Tf=To−T(o-f) () 但し、To:射出開始から充填終了までに要す
る時間、 T(o-f):射出開始から射出プランジヤチツプ1
8が溶湯17を湯口部分まで押し出すまでに要し
た時間。
ここで、充填ストロークSfとこの充填ストロー
クSfに対応する充填パルス数Nfと、パルス信号
YのピツチPの間には、Sf=Nf×Pという関係
がある。
前記T(o-f)は、演算回路32で以下のように演
算される。すなわち、充填終了までに計測された
パルス信号Yの全パルス数Noから充填ストロー
クSfの値を、パルス信号Yの数ピツチPで除算す
ることにより充填パルス数Nfを求める。次に、
この充填パルス数Nfをパルス信号Yの全パルス
数Noから差し引いて充填開始位置(n−f)ま
での累積パルス数N(o-f)を求める。その後、変位
対時間記憶回路31で記憶されている内容から、
前記累積パルス数N(o-f)に対する累積周期値T(o-f)
を求める。この求めた累積周期値T(o-f)を前記全
パルス数Noに対する累積周期値Toから差し引く
ことにより求められる充填時間Tf{To−T(o-f)
は表示器33によりデジタル表示され、周期判別
回路30から周期検出回路28に供給された信号
によつて充填時間計測回路27は動作を停止す
る。
ここで、射出プランジヤチツプ18の直径ds
充填容積Wpに基づいて充填ストロークSfを求め、
この充填ストロークSfの値を、充填開始から充填
終了までに計測されたパルス信号YのピツチPで
除算して充填パルス数Nfを求めているのは、次
の理由による。すなわち、 溶湯17は温度によつて比重が変わることか
ら、溶湯17の充填容積Wp=比重×重量を正
確に算出できず、充填ストロークSfも正確に算
出できないからである。
成形中において溶湯17には、キヤビテイ1
4内の空気が巻き込まれるので、充填ストロー
クSfを正確に求められないからである。
なお、前述の溶湯17の供給量が変化すると、
ビスケツト厚みが変わる。この理由は、充填容積
が一定で、かつ充填ストロークSfは一定となつて
いるからである。従つて、鋳造製品毎に溶湯量が
多少ばらついても射出プランジヤチツプ18の前
進限が変化するだけであるから、実用上何等問題
がない。
以上述べたように、ダイカスト充填時間測定装
置によれば、ピストンロツド23に形成された縞
目模様24から得られるパルス信号Yの周期値T
を計測し、この周期値Tと予め設定された充填ス
トロークSfの値とを電気的に演算処理することに
よつて極めて正確な充填時間Tfを鋳造製品の鋳
造操作毎に測定して表示することができる。
その結果、充填時間Tfによる鋳造製品毎の鋳
造管理を十分に行なうことができる。
尚、実施例では、ピストンロツド23が形成さ
れた縞目模様24に光線を反射せしめて光パルス
信号により充填時間Tfを計測するものについて
説明したが、この他にも例えばピストンロツド2
3に磁力の強弱で縞目模様を付け、磁気パルス信
号より充填時間を測定するようにしてもよい。
又、ピストンロツド23に形成した縞目模様2
4は、第6図に示す如くピストンロツド23と同
期して同速度で移動するようにピストンロツド2
3の側部に並設された軸23′に形成するように
してもよい。
以上述べた本発明によれば、射出プランジヤチ
ツプの移動に応じて同期して発生するパルス信号
を検出し、このパルス信号を電気的に処理して充
填時間を測定するようにしたので、充填時間によ
る鋳造製品毎の鋳造条件の管理を十分に行なうこ
とができる等顕著な効果が得られるダイカスト充
填時間の測定方法及びその装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のダイカスト機の概
略構成を示す図、第2図は第1図の充填時間計測
回路のブロツク図、第3図は第2図の周期検出回
路の周期検出方法を説明するための図、第4図は
第1図の充填時間計測回路の充填時間演算方法を
説明するための図、第5図は第2図における表示
器の正面図、第6図はピストンロツドと同期して
動くように設けられた軸に縞目模様を形成した本
発明の他の実施例のダイカスト機の要部を示す概
略構成図である。 14……キヤビテイ、17……溶湯、18……
射出プランジヤチツプ、23……ピストンロツ
ド、24……縞目模様、25……検出器、27…
…充填時間計測回路、28……周期検出回路、2
9……基準クロツク発信回路、30……周期判別
回路、31……変位対時間記憶回路、32……演
算回路、33……表示器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶湯を金型に圧入充填する射出プランジヤチ
    ツプの速度を、該射出プランジヤチツプの移動に
    同期して発生するパルス信号の周期の長短によつ
    て測定し、 前記射出プランジヤチツプが移動し終つた際の
    停止信号を前記速度の変化から測定し、 前記射出プランジヤチツプの直径dsと充填容積
    Wpに基づいて充填ストロークSfを求め、 この充填ストロークSfの値を、前記溶湯の充填
    開始から充填終了までに計測されたパルス信号Y
    のピツチPで除算して充填パルス数Nfを求め、 この充填パルス数Nfを前記パルス信号Yの全
    パルス数Noから差し引いて充填開始位置(n−
    f)までの累積パルス数N(o-f)を求め、 次にこの累積パルス数N(o-f)に対する累積周期
    値T(o-f)を求め、 この累積周期値T(o-f)を前記全パルス数Noに対
    する累積周期値Toから差し引くことによりダイ
    カスト充填時間Tfを求めるダイカスト充填時間
    の測定方法。 2 溶湯を金型に圧入充填する射出プランジヤチ
    ツプの移動に応じて同期して発生するパルス信号
    を検出する検出器と、 前記パルス信号間に供給される基準クロツク信
    号の数を計測して該パルス信号の周期を検出する
    周期検出回路と、 この周期検出回路の出力に対して前記周期の長
    短を判別する周期判別回路と、 前記パルス信号の累積パルス信号に対する累積
    周期値を記憶する変位対時間記憶回路と、 前記射出プランジヤチツプの直径dsと充填容積
    Wpに基づいて充填ストロークSfを求め、 この充填ストロークSfの値を、充填開始から充
    填終了までに計測されたパルス信号YのピツチP
    で除算して充填パルス数Nfを求め、 この充填パルス数Nfに対する累積周期値To
    から、パルス信号Yの全パルス数Noに対する充
    填開始位置(n−f)までの累積周期値T(o-f)
    差し引いてダイカスト充填時間Tfを求める演算
    回路と、 この演算回路の出力を表示する表示器とを具備
    してなるダイカスト充填時間測定装置。
JP3580880A 1980-03-21 1980-03-21 Method and apparatus for measuring packing time in die casting Granted JPS56134058A (en)

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