JPH0374397B2 - - Google Patents

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JPH0374397B2
JPH0374397B2 JP57221695A JP22169582A JPH0374397B2 JP H0374397 B2 JPH0374397 B2 JP H0374397B2 JP 57221695 A JP57221695 A JP 57221695A JP 22169582 A JP22169582 A JP 22169582A JP H0374397 B2 JPH0374397 B2 JP H0374397B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は直線や円などの図形コマンドを用いて
会話的にグラフや絵など簡易な図形を作成する装
置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 近年キヤプテンや文字放送を始めとする画像情
報提供システムが実用化されつつあるが、これに
伴い大量の画像データを用意する必要がある。こ
れら画像データは各情報提供者が個々に作成し、
情報センタに登録する形態が考えられており、こ
のため低価格で操作性の良い作成装置が要求され
ている。また最近ではオフイスコンピユータやパ
ーソナルコンピユータのグラフイクス機能が高度
化されてきており、これらの普及に伴つて、一般
ユーザが実務や趣味で絵やグラフなどを簡易に作
れる作画機能の需要も高まつている。
このように比較的簡易な図形を表示画面上に電
子的に作成していく低価格で操作性の良い作成装
置の実現が、情報化社会の中で種々の分野で求め
られてきている。
図形コマンドを用いて会話的に図形を作成して
いくシステムでは、ドツトパターンンで入力して
いくシステムに比して、例えば既入力図形の一部
削除時などに必要な入力済みの図形群から特定の
図形を指示し検出する方法が問題になる。これは
通常次の様にして行つている。第1図は従来の図
形作成装置の構成を示したものであり、座標入力
部1のタブレツトとスタイラスペンあるいはライ
トペンなどで構成し、操作者が指定した座標点の
アドレスを処理部2に出力する。前記処理部2は
入力されたアドレスに基づいて図形データの作成
や削除などの各処理を行い、順次入力した図形デ
ータはここに記憶する。表示モニタ3は図形デー
タを映出表示するものであり、操作者は表示画面
を見ながら前記座標入力部1より入力していく。
第2図および第3図は前記表示モニタ3に映出
された図形である。第2図で今4個の四角形4a
〜4dが表示されており、各四角形は各々1つの
図形コマンドで構成している。この状態で操作者
が四角形4aを指定する場合には前記座標入力部
1から四角形4a上の位置あるいは近接した位置
の座標点P1を入力する。この後前記処理部2は
記憶した図形データを順次再生していき、今入力
した座標点P1と最も近い点に位置する図形コマ
ンドを検索し、その結果四角形4aが検出され
る。また2個の四角形4b,4cを同時に指定す
るには同様にして座標点P2,P3を入力する。こ
の場合は2点を対角点とする長方形内に存在する
図形を指定したことにより、前記処理部2はこの
条件を満たす図形コマンドの検索を行い、四角形
4b,4cが検出される。
第3図はもう少し複雑な図形の場合を示してお
り、直線,円,円弧の図形コマンドで構成されて
いる。口の形状を表わす図形5は8個の円弧と2
個の直線から成り、鼻の形状を表わす図形6は3
個の円弧と2個の直線で構成している。今操作者
が図形5を指定する場合には各構成要素である10
個の図形をそれぞれ別々に指定すれば可能である
が、表示画面上では各構成要素のつながりが不明
であり、また繁雑でもあり、適当な方法ではな
い。また座標点P1,P2を与えた場合には長方形
内に図形6の一部が含まれてしまい、図形5だけ
を一つの長方形で指定することはできない。
このように図形作成装置により通常よく描く絵
は、多数の図形コマンドを集合して一つの形状を
表現する場合がほとんどであり、また各図形同士
が複雑に入り組んだ配置をしている。この場合上
述したような特定図形の指示方法では十分に機能
し得ない。また必ずしも一般の操作者に馴じめる
ような直感的な指示方法ではなく、更に従来この
ような機能を有する装置はCADに見られるよう
に非常に高価であり、一般的なものではない。
発明の目的 本発明は、直線や円などの図形コマンドを用い
て会話形式で絵やグラフなどを作成する図形作成
装置に関して、操作者が既入力図形データの中か
ら特定の図形を指示する場合に、複数個の図形コ
マンドからなる図形に対しても直感的かつ容易に
指定でき、更に指定された図形を既入力図形デー
タの中から容易に検出できて、操作性の向上と装
置の低価格化を実現することを目的とするもので
ある。
発明の構成 本発明の図形作成装置は、入力座標アドレスを
発生する座標入力部と、座標アドレスに基づいて
書込まれた多点座標からなる無数のマークパター
ンを記憶しかつ描画メモリ部と同期して、表示ア
ドレス発生部によりメモリ内容を表示するビツト
マツプ構造をもつマークメモリ部と、図形コマン
ド作成部により作成した既入力図形コマンドデー
タを記憶するコマンドバツフア部と、図形コマン
ドをドツトパターンに展開しドツトアドレスを発
生するドツトパターン展開部と、ドツトアドレス
に対応した位置の前記マークメモリ部のデータの
有無を判定するマーク有無判定部と、この判定結
果に基づいて前記コマンドバツフア部の対応する
図形コマンドデータに変換操作を施す変換操作部
と、指示操作を行うに必要なカーソルを作り出す
カーソルパターン発生部とを具備し、操作者が前
記描画メモリ部に書込まれた図形群の中から、任
意の1つ以上の図形を指示する場合に、前記マー
クメモリ部に被指示図形と画面上で重なるよう
な、多点座標からなる1つ以上の任意の形状のマ
ークパターンを一括して書込み、その後上記コマ
ンドバツフア部の内容を順次再生しながら前記マ
ーク有無判定部により、前記マークメモリ部に記
憶したマークパターンをチエツクすることによ
り、任意に組合わされた図形を一括して指示でき
るように構成したものであり、操作者は前記座標
入力部を介して前記マークメモリ部に任意のマー
クパターンを所望の映出された既入力図形の一部
に重なるように入力し、次に前記コマンドバツフ
ア部より既入力図形データを順次取出して前記ド
ツトパターン展開部に入力し、その出力アドレス
に対応する前記マークメモリ部のデータを読出し
前記マーク有無判定部でデータの判定を行うこと
により、前記コマンドバツフア部の既入力図形デ
ータの中から繰作者が指定した図形コマンドデー
タを検出し、前記変換操作部により上記検出した
図形コマンドデータに対して削除,移動,拡大,
縮小などの各処理を施すようにして、操作性の向
上をなし得たものである。
実施例の説明 以下本発明の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。第4図は本発明の一実施例におけ
る要部回路図を示す。座標入力部1は第1図に示
したものと同じ機能を有し、タブレツトとスタイ
ラスペンやライトペンなどで構成する。8はカー
ソルパターン発生部であり、前記座標入力部1か
ら出力する座標アドレスの位置にカーソルパター
ンを発生し、パターンアドレスおよびパターンデ
ータはそれぞれアドレスセレクタ14およびデー
タバツフア17を介してマークメモリ部15に
EXOR論理で書込まれる。カーソルの移動によ
るパターン位置の更新は前パターンの消去と新し
いパターンの書込みをEXOR論理により行えば
よい。なおこのカーソルは操作者にスタイラスペ
ンの位置を知らしめるものである。7は図形コマ
ンド作成部であり、コマンドの種類は特に限定し
ないが、例えば点,直線,四角形,多角形,円
弧,円,色塗などのコマンドがある。いま操作者
が直線コマンドと描画色を指定して前記座標入力
部1より直線の始点と終点の2点を入力すると、
前記図形コマンド作成部7は第5図で示すように
コマンドの種類を示すコマンドコード,描画色,
始点アドレス(絶対アドレス),終点アドレス
(相対アドレス)から成る直線の図形コマンドを
メモリ上に作成する。このデータはドツトパター
ン展開部9に入力され、通常用いられるDDA(デ
イジタル微分解析機)などの演算機構により、ド
ツトパターンに展開する。展開時に発生するドツ
トアドレスとドツトパターンは前記アドレスセレ
クタ14とデータバツフア17を介して描画メモ
リ部16に書込まれる。また前記図形コマンド作
成部7で作成した図形コマンドはコマンドバツフ
ア部10にも記憶される。第6図は前記コマンド
バツフア部10の内容の一例を示したものであ
り、コマンドバツフアポインタ23が示す位置に
入力された図形コマンドが書込まれ記憶される。
この例では直線,円弧,四角形,多角形(FILL)
の順に操作者が図形を入力した場合を示す。なお
多角形(FILL)は内部を塗りつぶすモードを示
す。コマンドコード,描画色に続くアドレスデー
タPにより各図形の形状,位置などが決まり、こ
れは前記座標入力部1を介して操作者が入力した
座標点に対応する。
前記描画メモリ部16は上述したように、操作
者が入力した図形は前記ドツトパターン展開部9
を介してドツトパターンの形で書込まれるが、こ
れは(M2)(M3)(M4)の3枚のメモリで構成
しており、どのプレートに書込むかにより表示色
が決まる。従つて前記ドツトパターン展開部9か
ら出力するドツトパターンデータは各図形データ
の描画色により指定するプレーンに書込む。すな
わち、描画メモリ部16はビツトマツプ構造にな
つており、第7図に示すように、3枚のプレーン
(M2)(M3)(M4)から構成され、操作者が入力
した図形データは、映出画面に対応したドツトパ
ターンの形で記憶され、(M2)(M3)(M4)のう
ちのいずれのプレーンに記憶するかは、図形の表
示色によつて決まる。また前記マークメモリ部1
5は一枚のプレーン(M1)だけから成る。ここ
でも、マークメモリ部15は描画メモリ部16と
同様なビツトマツプ構造をもつメモリで構成さ
れ、操作者が描いたマークパターンが描画メモリ
部16と同様なドツトパターンの形で、第7図に
示すように記憶されている。13は表示アドレス
発生部であり、ラスタースキヤン形式の表示アド
レスデータと同期信号を発生する。この表示アド
レスデータは前記アドレスセレクタ14を介して
前記マークメモリ部15と前記描画メモリ部16
を構成する(M1)〜(M4)の各メモリプレーン
に同時に並列に与えられ、各プレーンの読出デー
タは各々シフトレジスタ18〜21に入力されて
直列データに変換され色設定部22に出力する。
前記色設定部22は4ビツトのドツトデータを設
定色や表示の優先順位に従つてRGB信号に変換
する変換テーブルを中心に構成し、この出力は前
記表示アドレス発生部13より出力する同期信号
と共に表示モニタ3に入力される。このようにし
て前記表示モニタ3には前記マークメモリ部15
と描画メモリ部16に書込まれたデータが映出さ
れ、操作者がこれを見ながら順次図形を描画して
いくことにより、前記コマンドバツフア部10に
は図形データが入力順に記憶されていく。なお前
記マークメモリ部15に書込まれるカーソルパタ
ーンやマークパターンは前記描画メモリ部16に
書込まれる描画データよりも前面に表示するよう
前記色設定部22で表示の優先順位を設定する。
次に操作者が特定図形の指示をする場合のマー
クパターンの入力は前記座標入力部1と前記図形
コマンド作成部7により上述したのと同様にして
図形コマンドを作成し、このデータを前記ドツト
パターン展開部9によりドツトパターンに展開
し、得られたドツトアドレスおよびドツトパター
ンは前記アドレスセレクタ14と前記データバツ
フア17を介して前記マークメモリ部15に入力
され、この結果このマークメモリ部15には図形
コマンドを用いて入力されたマークパターンが書
込まれる。なお、この場合、カーソルパターンは
あらかじめ消去しておく。また前記コマンドバツ
フア部10へは記憶しない。
指定した図形の検出は前記コマンドバツフア部
10の各図形データを1コマンドずつ順次取出
し、前記ドツトパターン展開部9によりドツトパ
ターンに展開する。これにより出力されるドツト
アドレスは前記アドレスセレクタ14を介して前
記マークメモリ部15に与えられ、対応して読出
されたデータは前記データバツフア17を介して
マーク有無判定部12に読込まれる。同マーク有
無判定部12はデータが1の場合はマークパター
ン有りとみなし、現在ドツト展開中の図形コマン
ドが指定されたコマンドであることを検出する。
この結果変換操作部11により前記コマンドに対
し処理を行う。前記変換操作部11の行う処理に
ついては特に限定をしないが、特定図形の削除処
理を行う場合には、第6図で示すコマンドコード
を例えばNOPのコードに変更し、前記コマンド
バツフア部10内のすべての指定されたコマンド
が検出された後にNOPのコマンドをコンデンス
するようにすればよい。また移動処理の場合に
は、絶対アドレスP1に対してあらかじめ指定し
た移動量だけ加減算処理を行えばよい。更に拡
大,縮小,回転,描画色の変更,マクロ化など
種々の処理が考えられる。
以上のように構成された本実施例の図形作成装
置について以下に削除を行う場合の具体的な動作
例を説明する。第7図は前記マークメモリ部15
の(M1)と前記描画メモリ部16の(M2)〜
(M4)を示したものであつて、第6図で示した前
記コマンドバツフア部10の各コマンドに対応し
たパターンが前述したようなビツトマツプ構造の
(M2)(M3)(M4)にドツトパターンの形で書込
まれており、前記表示モニタ3には第8図で示す
ように前記描画メモリ部16の内容が(a〜dの
4つの図形)映出されている。いま第8図で直線
aと円弧bの2つの図形を削除する場合について
述べる。操作者はまず特定図形の指示を行うマー
クモードに設定し、入力コマンドとして例えば直
線コマンドを設定する。そして映出画面を見なが
ら前記座標入力部1から直線aと少なくとも一部
が重なるような位置に始点P1と終点P2を入力す
る。これにより前記図形コマンド作成部7は直線
の図形コマンドを作成し、前記ドツトパターン展
開部9によりこれをドツトパターンに展開する。
生成したドツトアドレスは前記アドレスセレクタ
14を介して前記マークメモリ部15に入力し、
またドツトパターンは前記データバツフア17を
介して前記描画メモリ部16と同様なビツトマツ
プ構造をもつマークメモリ部15のドツトアドレ
スで指定した位置に書込む。この動作により第7
図の(M1)に示すように前記マークメモリ部1
5には始点をP1,終点をP2とする直線のパター
ンeが描かれ、これが操作者が描いたマークパタ
ーン(ここでは削除の対象となる図形を指示する
マーク)になる。同様にして円弧bと少なくとも
一部が重なるように始点P3,終点P4を入力する
と直線fが描かれる。このようにして操作者は特
定図形の指定をマークパターンにより行う。
次に指示した図形の検出動作を説明する。これ
は前記コマンドバツフア部10のデータを順次再
生しながら前記マークメモリ部15のマークパタ
ーンをチエツクしていくマークチエツクモードで
ある。まず前記マークメモリ部15のカーソルパ
ターンを消去しておく。そして第6図の前記コマ
ンドバツフアポインタ23に前記コマンドバツフ
ア部10の先頭アドレスを格納し、これが指し示
すコマンドを前記ドツトパターン展開部9に出力
していく。一番目は直線aのコマンドが出力さ
れ、前記ドツトパターン展開部9はこれをドツト
パターンに展開して前記アドレスセレクタ14を
介してドツトアドレスを前記マークメモリ部15
に出力する。前記マーク有無判定部12は前記デ
ータバツフア17を介してドツトアドレスに対応
した位置のデータを前記マークメモリ部15から
読出す。第9図は展開の一例を示したものであ
り、点P1から点P2の方向に展開している。ドツ
トアドレスがA5までは読出データは0であるが、
マークパターンの直線eと交差するドツトアドレ
スA6の点で読出データが1になる。前記マーク
有無判定部12は入力データが1のときのみ変換
操作部11にそれを知らせる信号を出力するよう
な比較器を用いて構成され、ドツトアドレスA6
の点で読出データが1になつたときに、これを検
知して以後の展開動作を中止し、前記変換操作部
11は前記コマンドバツフアポインタ23が指示
するコマンドをNOPコマンドに変更する。この
後前記コマンドバツフアポインタ23の内容を次
のコマンドの位置まで進め同様の動作を繰返し、
前記コマンドバツフア部10の終りを示すエンド
コマンドでマークチエツク動作を終了する。この
結果前記コマンドバツフア内の直線aと円弧bの
コマンドがNOPコマンドに変更される。この
NOPコマンドは一括してコンデンスすることに
より前記コマンドバツフア部10には四角形c,
多角形(FILL)dおよびエンドの各コマンドの
みになり削除の実行が終了する。次いで前記コマ
ンドバツフア部10の内容を前記描画メモリ部1
6上に再生すれば前記表示モニタ3には削除後の
図形データが表示される。なおマークパターンは
前記マークメモリ部15を消去することにより画
面から消える。
第11図は上述したマークチエツクのフローを
示したものであるが、通常の前記描画メモリ部1
6に書込むモードに対して破線25で示す部分を
追加するだけで容易に実現できることを示してい
る。すなわち、マークメモリ部15を読出すに
は、コマンドバツフア部10に記憶した描画の図
形コマンドを逐一ドツトパターン展開部9に送
り、ドツトパターン展開部9はこの図形コマンド
をドツトパターンの形に展開しながら1ドツト毎
のアドレスを生成し、このアドレスはマークチエ
ツクモードにおいてマークメモリ部15に出力さ
れ、図形コマンドに対応したパターンのアドレス
に記憶されているデータを、破線25内の<マー
クメモリ部を読出す>のステツプで読出し、この
データがマーク有無判定部12の入力データとな
り、<マークの判定?>のステツプでマーク有り
(データが1の場合)のときのみ<図形コマンド
データに変換操作を加える>のステツプで変換操
作部11に変換指示の出力する。
ところで、上述の説明で明らかなように、マー
クパターンを可能な限り指示の対象とする図形と
十分に重なるようにすることでマークチエツクに
要する時間が短縮できる。また各図形コマンドを
有効に利用することにより入組んだ配置状態にあ
る図形でも容易に指示できる。第10図は第3図
と同様の一部を示したものであるが、口の部分の
図形5を指定する一例として多角形(FILL)の
コマンドを用いてマークパターンを書込んだ例で
ある。操作者は口の部分の図形5の各構成要素を
見定めることなく、単にこれを含むようなマーク
パターン24を書込めばよい。FILLコマンドは
図形内部を塗りつぶすコマンドであり、前記マー
クメモリ部15にはマークパターン24の内部に
当る位置にすべて1が書込まれている。これによ
り上述したようにマークチエツク動作を行うと口
の部分の図形5を構成する10個の円弧や直線コマ
ンドについては各々ドツトパターンに展開し始め
た直後に前記マーク有無判定部12が読出すデー
タが1になり、以後の展開動作を中止するので検
出時間が大幅に短縮される。
なお、上記実施例ではマークパターンの書込み
を図形コマンドを用いて行う方法について説明し
たが、必ずしもこれに限定されるものではなく、
マークパターンは前記マークメモリ部15に、指
定の対象となる図形の少なくとも一部が位置的に
重なるように入力しさえすればよい。例えば前記
座標入力部1より直接前記アドレスセレクタ部1
4と前記データバツフア部17を介して前記マー
クメモリ部15にフリーハンドのドツトパターン
を書込むようにしてもよいし、またある特定のパ
ターン(X印など)を用意しこれを書込むように
してもよい。
更に前記図形コマンド作成部7,カーソルパタ
ーン発生部8,ドツトパターン展開部9,マーク
有無判定部12,変換操作部11の各機能はマイ
クロコンピユータなどを用いてソフトウエアによ
り実現し得るものである。
また、本実施例では前記マークメモリ部15は
マークパターンの他にカーソルパターンの書込み
も行つているが、このようにマークパターンの書
込専用メモリとする必要はなく、マークチエツク
時に消去さえすれば種々の用途と兼用することが
可能である。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は描画
メモリ部と独立したマークメモリ部を有し、操作
者が表示モニタを見ながら既入力図形のうちから
指定した図形に対して位置的に少なくとも一部が
重なるように任意のマークパターンを前記マーク
メモリ部に書込み、またドツトパターン展開部よ
り生成した既入力図形コマンドのドツトアドレス
に対応した前記マークメモリ部を読出してマーク
有無判定部でマークパターンの有無を判定するよ
うに構成しており、これにより操作者は直感的に
図形の指示が行え、しかも入り組んだ配置状態に
ある図形の指示についても容易に行うことが可能
であり、また多数の図形コマンドから構成されて
いる図形についても構成要素を気にすることなく
一括して指示できるという優れた指示方法を与え
るものである。更にマークチエツク動作は通常の
描画時に対して対象とするメモリプレートを前記
描画メモリ部から前記マークメモリ部に切換え、
また書込み動作を読出し動作に切換えて前記マー
ク有無判定部によりマークパターンの有無を判定
するだけでよく、システム的にも非常に容易に実
施できるという優れた検出方法を与えるものであ
る。このように本発明は操作性の向上と装置の低
価格化を実現するものであり、その効果は非常に
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の図形作成装置の構成図、第2図
および第3図は従来の特定図形の指示方法を示す
図、第4図は本発明の一実施例における要部回路
図、第5図は図形コマンドの一例を示す図、第6
図はコマンドバツフア部の内容の一例を示す図、
第7図は描画メモリ部およびマークメモリ部に書
込まれた図形を示す図、第8図は表示モニタに映
出した画面を示す図、第9図はドツトパターン展
開の一例を示す図、第10図は本発明の一実施例
における特定図形の指示方法の一例を示す図、第
11図はマークチエツクのためのフロー図であ
る。 1…座標入力部、3…表示モニタ、7…図形コ
マンド作成部、9…ドツトパターン展開部、10
…コマンドバツフア部、11…変換操作部、12
…マーク有無判定部、14…アドレスセレクタ、
15…マークメモリ部、16…描画メモリ部、1
7…データバツフア、18〜19…シフトレジス
タ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力座標アドレスを発生する座標入力部と、
    座標アドレスに基づいて書込まれた多点座標から
    なる無数のマークパターンを記憶しかつ描画メモ
    リ部と同期して、表示アドレス発生部によりメモ
    リ内容を表示するビツトマツプ構造をもつマーク
    メモリ部と、図形コマンド作成部により作成した
    既入力図形コマンドデータを記憶するコマンドバ
    ツフア部と、図形コマンドをドツトパターンに展
    開しドツトアドレスを発生するドツトパターン展
    開部と、ドツトアドレスに対応した位置の前記マ
    ークメモリ部のデータの有無を判定するマーク有
    無判定部と、この判定結果に基づいて前記コマン
    ドバツフア部の対応する図形コマンドデータに変
    換操作を施す変換操作部と、指示操作を行うに必
    要なカーソルを作り出すカーソルパターン発生部
    とを具備し、操作者が前記描画メモリ部に書込ま
    れた図形群の中から、任意の1つ以上の図形を指
    示する場合に、前記マークメモリ部に被指示図形
    と画面上で重なるような、多点座標からなる1つ
    以上の任意の形状のマークパターンを一括して書
    込み、その後上記コマンドバツフア部の内容を順
    次再生しながら前記マーク有無判定部により、前
    記マークメモリ部に記憶したマークパターンをチ
    エツクすることにより、任意に組合わされた図形
    を一括して指示できるように構成したことを特徴
    とする図形作成装置。
JP57221695A 1982-12-16 1982-12-16 図形作成装置 Granted JPS59111192A (ja)

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JPS59111192A JPS59111192A (ja) 1984-06-27
JPH0374397B2 true JPH0374397B2 (ja) 1991-11-26

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ID=16770825

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0225979A (ja) * 1988-07-14 1990-01-29 Fujitsu Ltd 回路図エデイタの処理方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5297633A (en) * 1976-02-12 1977-08-16 Hitachi Ltd Display pattern indication unit

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JPS59111192A (ja) 1984-06-27

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