JPH037269A - 鎮痛性フエノチアジン誘導体 - Google Patents

鎮痛性フエノチアジン誘導体

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JPH037269A
JPH037269A JP1149261A JP14926189A JPH037269A JP H037269 A JPH037269 A JP H037269A JP 1149261 A JP1149261 A JP 1149261A JP 14926189 A JP14926189 A JP 14926189A JP H037269 A JPH037269 A JP H037269A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フェノチアジン誘導体に関する。
本発明を要約すると、式(D 式中、R1及びR2、特許請求の範囲第1項に定義した
とおりである、 の酸を、この分子の残りの部分に影響を与えることなく
置換アミドに転化し、次いで必要に応じて、得られた生
成物を酸付加塩に転化する、特許請求の範囲第1項に記
載の7工ノチアジン誘導体を製造する方法。
5、特許請求の範囲第1項に記載の誘導体である、人間
又は動物患者に鎮痛作用を与える薬剤。
6、特許請求の範囲第1項に記載の誘導体であ式中、R
は、1−6個の炭素原子を有する線状又は分岐鎖状のア
ルキル基であり、R,及びR2は、同−又は異なること
ができ、l−4個の炭素原子を有する線状又は分岐鎖状
アルキル基であり、又はR3とR2は、それらが結合し
ている窒素原子と一緒になって4員乃至7員複素環を形
成する、のフェノチアジン誘導体、その異性体及びその
混合物並びにその酸付加塩は、鎮痛活性及び利尿活性を
有する。
鎮痛剤分野においては、受容体の研究の最近の進歩によ
り、種々のオピエート受容体(opiaterecep
tors)が証明されるに至った。
従来のモルフイン型の化合物は、Mu受容体のレベルで
作用するが、厄介な副作用(物理的及び精神的依存性、
呼吸低下等)の欠点を有し、その結果として、成る患者
にこのような生成物を使用することは危険である。
に受容体に対して特異的な製品は、従来のモルフイン型
化合物の副作用を生じることなく、効能のある鎮痛作用
を示す。
一般式、 alk−NR”R” 式中、Rは、特に、水素原子である、 のフェノチアジンから誘導されたアミドは、中枢神経系
に関するその作用と共に米国特許第3,112.310
号に記載されている。
−機成 により定義されそして従来研究されていない、フェノチ
アジンから誘導された特定の種類のアミド及びそれらの
酸付加塩は、に受容体に対する優先的な親和性につなが
る有効な鎮痛活性を示すことが見出だされた。この活性
はフェノチアジンから誘導された既知のアミドでは観察
されない。
−機成(I)において、Rは、1−6個の炭素原子を有
する直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基であり、R8及び
R2は、同−又は異なることができ、1−4個の炭素原
子を有する線状又は分岐鎖状アルキル基であり、又はR
1とR2は、それらが結合している窒素原子と一緒にな
って4員乃至7員複素環を形成する。
一般式(I)の生成物は、異性体の形態で存在し、これ
らの異性体及びその混合物は本発明の範囲内にあること
が理解される。
一般式(I)のフェノチアジン誘導体は、一般式式中、
R1及びR2は前記したとおりである、の−級チオアミ
ドを、一般式、R−N Hz  (m )式中、Rは前
記したとおりである、 のアミンの作用によりトランスチオアミド化(tran
sthioamdation) L、続いて、一般式式
中R,R,及びR2は前記したとおりである、の得られ
る置換チオアミドを酸化することにより得られる。
実施に際しては、一般式(Dのアミドを製造すルタめに
、一般式(IV)のチオアミドを単離することは必須で
はない。
反応は、アルコール(例えば、エタノール、メタノール
又はインプロパツール)のような有機溶媒中で又は溶媒
なしで、100−250’Cの温度で行うのが有利であ
る。
一般式(rV)のチオアミドを先に単離することなく、
式(I)のアミドを単離することが望まれる場合には、
クロマトグラフィー又は結晶化が直接用いられる。
一般式(IV)の置換チオアミドを単離することが望ま
れる場合には、硫化水素の存在下に操作することが好ま
しく、次いで得られる二級チオアミド又はその塩は、対
応するチオアミドからこの分子の残りの部分に影響を与
えることなくアミンを得るための公知の方法により酸化
される。
上記酸化は、水銀塩(例えば酢酸水銀(■))又は銅塩
により、ケトン(例えばアセトン)、アルコール、エス
テル又は酢酸のようなカルボン酸などの有機溶媒中で、
0−100°Cの温度で有利に行なわれる。
エイチ・ジェーキム等(H,J、 Kim eL al
)、シンセシス(Synthesis)、l l、97
0(1986);エム・ティ・エム・エルーワシミ−(
M、 T、 M。
El−Wassimy)、テトラヘドロン(Tetra
hedron)、旦9、(lO)、1729(1983
);ケイ・ニー・ジョルゲンノン等(K、 A、 Jo
rgenson et at)、テトラヘドロン、38
(9)、tta3(1982); ニー・ジー・サムエルノン等(A、 G、 Samue
lsonet al)、テトラヘドロン・レターズ(T
etrahedron Ltters)、27(33)
、3911(1986);に述べられている同様な方法
を使用して前記酸化を行うこともできる。
一般式(I)の生成物は、一般式 式中、R1及びR8は前記したとおりである、のニトリ
ルから、ニトリル分子の残りの部分に影響を与えること
なくニトリルから置換アミドを得るだめの公知の方法に
より得ることもできる。
特に、中間体イミデートはその場で製造されそして、一
般式、R−Hat   (VT)式中、Rは前記したと
おりであり、Halはヨウ素又は臭素原子を示す、 のハロゲン化誘導体と反応せしめられる。
好ましくは、反応は、アルコール/アルコレート、又は
アルコール/水酸化カリウム混合物、例えばtart−
ブタノール/カリウムtert−ブチレート、tert
−ブタノール/水酸化カリウム又はインブタノール/カ
リウムイソブチレート中で、5〇−150℃の温度で行
なわれる。
溶媒を加え又は加えないで、大過剰の一般式(III)
のアミンの存在下に、l 50−250°Cの温度で操
作することも可能である。
適当ならば、溶媒は、アルコール(例えば、エタノール
、メタノール)、高い沸点を持ったエーテル、ポリエー
テル及び芳香族炭化水素(例えハ、トルエン、キシレン
、クロロベンゼン)カラ選ばれるのが有利である。
ニス・リング(S、 LINKE)、シンセンス、4.
 303(1978)に記載の方法に従って又はジダブ
リュ・カノン(G、 W、 CANON)等、ジャーナ
ルーオブ・オルガニック・ケミストリー(J、 Org
Chem)、18.516(1953)に従って処理す
ることも可能である。
一般式(I)のアミドは、酸からこの分子の残りの部分
に影響を与えることなく置換アミドを得るための公知の
方法により、−機成 式中、R1及びR2は前記したとおりである、の酸から
得ることもできる。
使用される方法は、特に、−40’O乃至+40℃の温
度で、例えばトリアルキルアミン(特にトリエチルアミ
ン)のような窒素含有有機塩基のような酸受容体の存在
下にアミド(ジメチルホルムアミド)中で又はエーテル
又は塩素化溶媒(例えば、塩化メチレン、クロロホルム
、ジクロロエタン)のような有機溶媒中で、酸の反応性
誘導体、例えば、酸塩化物、活性化エステル又は混成無
水物(mixed anhydride)に対する一般
式(1)のアミンの作用を使う。
上記のような温度で、上記のような有機溶媒中でカルボ
ジイミド(ジシクロへキシルカルボジイミド)のような
縮合剤、N、N’ −カルボニルジイミダゾール又はN
−ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在下に処理して、
−機成(I[[)のアミンを酸と直接に反応させること
も可能である。
−機成(II)のチオアミドは、ニトリルからこの分子
の残りの部分に影響を与えることなくチオアミドを得る
ための公知の方法により、−機成(V)のニトリルから
得ることもできる。
この方法は、o −i o o 0cの温度で硫化水素
の存在下に無水塩基性媒体中で一般に行なわれる。
反応は、ピリジンなどの有機溶媒中で、トリエチルアミ
ンなどの窒素含有有機塩基の存在下に有利に行なわれる
一般式(■)の酸は、ニトリルからこの分子の残りの部
分tこ影響を与えることなく酸を得るための公知の方法
により、−機成(lのニトリルから得ることができる。
使用される方法は、特に、500C乃至反応混合物の還
流温度で、有機溶媒中での酸又は塩基媒体中の加水分解
を使う。反応は、水酸化カリウムの存在下にグリコール
中で有利に行なわれる。
一般式(V)のニトリルは、下記式に従って得ることが
できる: 上記式中、R,及びR2は前記したとおりであり、Ha
lはハロゲン原子であり、Yはp−トルエンスルホニル
オキシ、メチルスルホニルオキシ又はジアリールオキシ
ホスホリルオキシ残基であり、Rはアルキル基(例えば
、エチル)であり、そして上記反応の操作条件は実施例
1,5,6.8,2122.26−28及び32に詳細
に記載されている。
一般式(ff)のニトリルは、米国特許第2.877.
224号に記載の如くして得ることができる。
−機成(I)の生成物の異性体は、公知の方法に従って
得ることができる。
使用される方法は、特に、−機成(X)の7工ノチアジ
ン誘導体の異性体を製造し、これを前記した方法により
一般式(I)のフェノチアジンから誘導されたアミドに
転化する方法を使う。
−機成(X)の生成物の光学活性な誘導体は、特に、二
酸エステルの製造、光学活性な塩の形成、結晶化による
異性体の分離及び得られる異性体のケン化により得られ
る。
更に詳しくは、エステルは、例えば、無水フタル酸、又
は無水マレイン酸又は無水コハク酸などの二酸無水物に
よって得られる。塩は光学活性なアミン、例えば、(+
)−1−フェニルエチルアミン又は(−)−1−フェニ
ルエチルアミンの付加により形成される。
下記の実施例において、クロロホルム溶液中の旋光が正
である一般式(X)のアルコールから製造されたフェノ
チアジン誘導体はD体(D−series)と呼び、ク
ロロホルム溶液中の旋光が負である一般式(X)のアル
コールから製造されたフェノチアジン誘導体はL体(L
−ser 1as)と呼ぶ。
−機成(I)のフェノチアジン誘導体は、アルコール、
ケトン、エステル、エーテル又は塩素化溶媒などの有機
溶媒中での酸の作用により酸との付加塩に転化すること
ができる。塩は、適当ならば、その溶液の濃縮の後に沈
でんさせ、それをろ過又はデカンテーションにより分離
する。
製薬学的に許容しうる塩としては、塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、硝酸塩又はリン酸塩などの無機酸との付加
塩又は酢酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、マレイン
酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエン
スルホン酸塩、イセチオン酸塩、又はこれらの化合物の
置換誘導体などの有機酸との付加塩を挙げることができ
る。
−機成(I)の7工ノチアジン誘導体は、に受容体に対
する選択的親和性及び低い毒性により、特に有利な鎮痛
活性及び利尿活性を示す。
それらは、実際、エル争イー・ロブメン(L、 E。
Rb5on)等、モルモット小脳のに型のオピオイド結
合部位(Opioid binding 5ites 
of the Kappatype in guine
a pig cerebellum)、ニューロサイエ
ンス(Neurosc 1ence)、上2,621(
1984)の方法に基づいた、モルモット小脳ホモジネ
ートにおけるトリチウム化エチルケトシクラゾシン結合
の方法において、1 1100nの濃度で活性であるこ
とが示された。
一般式(I)の7工ノチアジン誘導体は、単離さりたモ
ルモット回腸に対する電気的刺激[ダブリ!’デイ・エ
ム・バトン(W、 D、 M、 Paton)、ブリテ
ィッシュ・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Br
it、 J、 Pharmacol)、11,119(
1957)に基づくJにより誘発される収縮の抑制の方
法において活性であることも示された。
に受容体に対する親和性を有する生成物は、利尿作用を
示す[ジェー・デー・リーンジー(J、 D。
Leander)、す命’;ヤーナルーオブ・ファーマ
コロジー・アンド・エクスペリメンタル・セラビューテ
ィックス(The Journal of Pharm
acology andExperimental T
herapsutics)、224(1)、89(+9
83)及びジー・アール・スリジー(G、 R。
Slizgi)等、ザ・ジャーナル・オブ・7アーマフ
ロジー・アンド・エクスベリメンタル・セラビューティ
ックス、230(3)、641(1984)]。
一般機成I)の生成物はジエー・デー・リーンジーによ
り述べられた方法(前述)において、皮下投与されたl
−20mg/kgの投与量で、ラットにおいて有意な利
尿作用を示すことも、種々の生成物を検討することJこ
より証明された。
更に、マウスにおける式CI)の生成物の急性毒性(L
D5゜)は、経口で30−100mg/kg及び経口で
100mg/kgより著しく多い用量である。
Rが2−6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐鎖状の
アルキル基であり、R1及びR2が、同−又は異なるこ
とができ、■−3個の炭素原子を有する線状又は分岐鎖
状アルキル基であり、又はR工とR2は、それらが結合
している窒素原子と一緒になって5員乃至7員複素環を
形成する、−機成(I)の生成物は特に重要である。
それらの中でも、特に活性な生成物は、Rが3−6個の
炭素原子を有する直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基であ
り、R3及びR2は、同−又は異なることができ、2個
又は3個の炭素原子を有する線状又は分岐鎖状アルキル
基であり、又はR,とR2は、それらが結合している窒
素原子と一緒になって5員乃至7員複素環を形成し、異
性体の混合物の形態にあるか又はL系の異性体の形態に
ある一般式(I)の生成物であり、そして特に下記の生
成物: 異性体又はその混合物の形態にあるN−プロピル−1o
−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−
フェノチアジンカルボキサミド、異性体又はその混合物
の形態にあるN−(2−メチルブチル)−10−[1−
(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチ
アジンカルボキサミド、 異性体又はその混合物の形態にあるN−(2−メチルプ
ロピル)−10−[1−(1−ピロリジニル)−2−プ
ロピル]−2−フェノチアジンカルボキサミド、 異性体又はその混合物の形態にあるN−ブチル−10−
[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フ
ェノチアジンカルボキサミド、異性体又はその混合物の
形態にあるN−(3−メチルブチル)−10−(1−ピ
ペリジノ−2−プロピル)−2−フェノチアジンカルボ
キサミド。
下記の実施例により本発明を説明する。これらの実施例
は本発明を限定することを示唆するものではない。
実施例1 プロピルアミン(4,85cc)を、無水エタノール(
60cc)中の10−f(2RS) −1−ジエチルア
ミノ−2−プロピル] −2−−yエッチアジンカルボ
チオアミド(4,38g)の溶液に加える。混合物を1
6.5時間150°Cにする。反応混合物を酢酸エチル
(200cc)で希釈し、次いで蒸留水(3x l O
0cc)で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥
し、ろ過し、次いで減圧下に(30mmHg、4kPa
)40°Cで濃縮乾固する。残留物を、僅かに過圧の窒
素(40kPa)を使用するシリカゲル(0,04−0
,06mm)のカラ〜(高さ:24.Oam、直径: 
4 am)でのクロマトグラ′フィーで、90:lOの
割合(容量)のシクロヘキサンと酢酸エチルの混合物(
1,512)、次いで純粋な酢酸エチル(1,5Q)、
及び酢酸エチルとメタノールの95=5(容量)混合物
(3Q)により溶離し、100−ccの画分を集めるこ
とにより精製する。画分2〇−35を一緒にしそして減
圧下に(30mmHg、 4kPa)濃縮して、メレン
ゲ状(mar ingue−11ke)のコンシスチン
シーの橙色生成物(3,95g)を得る。
この生成物0.13gを沸騰2−プロパツール(lCC
)に溶解しそして2−プロパツール(1cc)に溶解し
た7マル酸(0,039g)で処理する。結晶化を引っ
かきにより始める。混合物を5°Cで24時間撹拌し、
次いで結晶をろ別し、減圧下に(5n++nHg、0.
7kPa)50’Cで乾燥して、10−[(2RS)−
1−ジエチルアミノ−2−プロピル1−N−プロピル−
2−フェノチアジンカルボキサミド7マレート(0,0
44g)、融点、110’C。
を得る。
プロトンNMR(250MHz、 DMSO,δ、 p
pm。
J、Hz): 0.87 (ML、 9H,プロピル−CH,及びN(
CH2CH2)2) ; 1−52 (ML、 2H1
−CH2CH2CHs) ; 1.62 (D1J=7
、−CH5); 2−53 (Mt、溶媒バンドにより
マスクされた、−N(CI(2cHs)z) ;  2
.72 (DD、 J = 13及び6、lH,; N
−CH,−のLH); 3.05 (DD、 J = 
13及び7,5、IHl ンN−CM、−のLH); 
3.20 (Mt、 J =5.5及び7.2H1−C
ONH−C!14−) ;  C18(Mむ、J・7.
5.7及び6、IH,ンN−CHて); 6.6 (S
、 2H。
フマレート−〇H=CH−); 6.9〜7.25 (
M55H,芳香族) ; 7.39 (DD、 J =
 8及びL IH,3−位置の−)I) ; 7.52
 (D、 J = l、IH,l−位置の−H);  
8.4(T、  J ・5.5、IH,−CONH−)
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、am−’:3
280.3070.2960.2940.2880.2
600.2500.2270.1695.1630.1
590.1550.1470゜1400.1350.1
320.1235.990.980.870.840.
750.635゜ 10−[(2RS)−1−ジエチルアミノ−2−プロピ
ル1−2−7エノチアジンカルポチオアミドは下記の如
くして製造することができる。
無水ピリジン(60cc)中の10−[(2R5)−1
−ジエチルアミノ−2−7’口ピル]−2−フェノチア
ジンカルボニトリル(8,44g)及びトリエチルアミ
ン(3,5cc)の混合物を、25℃で5時間硫化水素
を吹き込むことにより飽和させる。得られる透明な溶液
を25℃で12時間撹拌し、次いで90分間窒素を通す
ことによりガスを抜く。
反応混合物を酢酸エチル(500cc)で希釈し、蒸留
水(8X 200cc)で洗浄する。有機相を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、ろ過しそして減圧下に(30mmH
g、 4kPa)濃縮乾固する。残留物を、塩基性アル
ミナ(0,050,16mm)のカラム(高さ:31.
0cm、直径:2.6cm)でのクロマトグラフィーで
、シクロヘキサンと酢酸エチルの80:20(容りの混
合物(5Q)及び50:50の混合物(512)により
溶離しそして100−ccの画分を集めることにより精
製する。画分4−90を一緒にしそして減圧下に(30
mmHg、4kPa)!縮して、/1チミツ状のコンシ
スチンシーの橙黄色生成物の形態で10−[(2RS)
−1−ジエチルアミノ−2−プロピル]−2−フェノチ
アジンカルボチオアミド(8,54g)を得る。
プロトンNMRスペクトル(250MHz、 DNSO
δ、 pp、、 J、 Hz) : 0.84 (T、 J = 7.6H1−N(CHzC
Hx)z); l−62(D、 J・7.3H,−CH
x); 2−45 (ML、約48゜−N(CHzCH
3:h); 2.69 (DD、 J = 13.5及
び6、LH1ンN−CH,−のIH); 2.99 (
DD、 J = 13.5及び6.5、IH,ンN−C
H2−のIH); 4.13 (IJt、  J = 
7.6.5及び6、LH,;N−CHで); 6.9〜
7.2 (IJt、 5H,芳香族); 7.39 (
DD、 J・8及びl、 IH,3−位置のH) ; 
7.74 (D、 J = 1. lH% l−位置の
−H); 9.47及び9.83 (2s、 LH各々
、−C3NH2)。
10−[(2RS) −1−ジエチルアミノ−2−プロ
ピル1−2−フェノチアジンカルボニトリルは、下記の
如くして製造することができる。
N、N−ジメチルホルムアミド(60cc)中の1−ジ
ニチルアミノー2−クロパノール(78,7g)の溶液
を、N、N−ジメチルホルムアミド(600cc)中の
p−トルエンスルホニルクロライ)’(l 14.4g
)の溶液に55分間で滴下により加える。
混合物を25°Cで12時間撹拌する。
水素化ナトリウム(19,2g、ワセリン中の50%強
度分散液中)をN、N−ジメチルホルムアミド(600
cc)中の2−フェノチアジンカルボニトリル(44,
86g)の溶液に20分間かけて加える。
得られる混合物を次いで110°Cに加熱し、その後上
記に調製した1−ジエチルアミノ−2−プロピルp−ト
ルエンスルホネート塩酸塩の溶液を35分間かけて加え
る。反応混合物を110°Cで7時間撹拌し、次いで冷
却の後酢酸エチル(2Q)で希釈する。混合物を蒸留水
(5Xlff)で洗浄する。
有機相を4N塩酸(240cc)で抽出し、酸性水性相
を酢酸エチル(750cc)で洗浄し、次いで5Nカセ
イソーダ溶液(250cc)でアルカリ化する。
次いでアルカリ性媒体を酢酸エチル(1250cc)で
抽出する。有機相を蒸留水(3X 300cc)で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過しそして減圧下に
(30mmHg、4kPa)40°Cで濃縮乾固する。
残留物を、エチルエーテル(loocc)の存在下に撹
拌し、沈でんが形成し、これをろ別し、ろ液を、シリカ
ゲル(0,2−0,063mm)のカラム(高さ:82
.Ocm、直径+ 4 、5 Cm)でのクロマトグラ
フィーで、80:20(容量)のシクロヘキサンと酢酸
エチルの混合物(7Q)により溶離し100−ccの画
分を集めることにより精製する。50°Cで減圧下に(
30mmHg、4kPa)濃縮乾固した後、画分4−9
から10−[(2RS) −1−ジエチルアミノ−2−
プロピル]−2−フェノチアジンカルボニトリル(6−
67g)が得られ、画分10−22から、l O−[(
2RS) −1−ジエチルアミノ−2−プロピル]−2
−フェノチアジンカルボニトリルとI O−[(I R
S)−2−ジエチルアミノ−1−プロピル]−2−フェ
ノチアジンカルボニトリルの混合物(8−5g)が得ら
れる。混合物を、シリカゲル(0,2−0,063mm
)のカラム(高さ:67cm、直径:3.Qcm)での
クロマトグラフィーで、85:15(容量)のシクロヘ
キサンと酢酸エチルの混合物(3f2)により溶離しそ
して5Q−ccの画分を集めることにより精製する。画
分22−29を一緒にし、減圧下に(30mmHg14
kPa)50℃で濃縮乾固して、l O−[(2RS)
 −1−ジエチルアミノ−2−プロピル]−2−フェノ
チアジンカルボニトリル(2,75g)を得る。
プロ) 7 NMRスペクトル(250MHz、 DI
JSO。
δ、 ppm、 J、 Hz): (L85 (T、 J = 7.5.6H,−N(C1
(tcHs)*); 1.57(D、 J = 7.3
H,−CHl); 2.25〜2.57 (lれ、約4
H。
N(CH,CH3)2); 2.63 (DD、 J 
= 13.5及び6、II(。
:: NCH2−のIH); 2.98 (DD、 J
 = 13.5及び6,5、IHX ンNCH2−のI
H);4.08 (旧、J・7.6.5及び6、IH,
ンN−CHで); 6.9〜7.25 (Mt、 5H
1芳香族); 7.31 (DD、 J・8及び1、I
H13−位置のH); 7.59 (D、 J・1、I
Hll−位置の一■)。
実施例2 3−メチルブチルアミン(2,95cc)を、無水エタ
ノール(25cc)中の10−[(2R3)−1−ジエ
チルアミノ−2−7’口ピル]−2−−yエッチアジン
カルボチオアミド(1,86g)の溶液に加える。混合
物を16時間150°Cにし、次いで酢酸エチル(10
0cc)で希釈し、蒸留水(3x5occ)で洗浄する
。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、次いで
減圧下に(30mmHg54 kP a)40°Cで濃
縮乾固する。残留物を、僅かに過圧の窒素(40kPa
)を使用するシリカゲル(0,04−0,06mm)の
カラム(高さ:18.5cm、直径:2゜6 cm)で
のクロマトグラフィーで、50:50(容量)のシクロ
ヘキサンと酢酸エチルの混合物(IQ)、次いで純粋な
酢酸エチル(500cc)により溶離し、6O−ccの
画分を集めることにより精製する。画分8−18を一緒
にしそして減圧下に(30mmHg。
4kPa)40°Cで濃縮乾固して、メレンゲ状のコン
シスチンシーの橙色生成物(0,36g)を得る。
この生成物を、塩基性アルミナ(0,05−0,16m
m)のカラム(高さ:8.5cm、直径: l 、 2
 cm)でのクロマトグラフィーで、9’O:10(容
量)のシクロヘキサンと酢酸エチルの混合物(150c
c)により溶離しそして7−ccの画分を集めることに
より精製する。画分6−20を一緒にしそして40℃で
減圧下に(30mmHg、4kPa)濃縮して、黄色が
かった樹脂(0,22g)を得る。この生成物を沸騰2
−プロパツール(2cc)に溶解し、モして2−プロパ
ツール(ice)に溶解されているフマル酸(0,’0
6g)で処理する。引っかき(scratching)
により結晶化を開始する。混合物を24時間撹拌し、次
いで結晶をろ別し、ジエチルエーテル(3Xlcc)で
洗浄し、減圧下に(5mmHg10.7kPa)50°
Cで乾燥して、10−[(2RS) −1−ジエチルア
ミノ−2−プロピル]−N−(3−メチルブチル)−2
−7エノチアジンカルポキサミドフマレート(0−13
g)、融点138℃、を得る。
プロトンNMI?スペクトル(250MHz、 DMS
O。
δ、ppm、J、Hz)二 0.87 (T、 J = 7.6H,−N(CH2C
H3)2); 0.92(D、 J = 7.6H1−
CH(CH3)2 ;  1.42 (Q、 J・7.
2H,、:C,NCR2CI(2); 1.62 (I
JL、 IH,3−メチルブチル〉CH−); 1.6
4 (D、 J = 7.3H,−CH5); 2−5
2 (Mt。
DMSOバンドによりマスクされた、> N−CH2−
CH2) ;:173 (DD、 J = 13及び6
、IHl〉N−CH2−のIH);3.05 (DD、
 J = 13及び7.5、LH,>N−cH,−のL
H); 3.26 (ML、 2H,−CONH−CM
、); 4.17 (MtSJ=7.5.7及び6、L
H,) N−CH<); 6−62 (S、 2H。
フマレート −〇H=CI(−); 6.9〜7.25
 (M55H,芳香族); 7.39 (DD、 J・
8及び1、IH13−位置の一〇) ;  7.52 
(D、 J = l、 IH,l−位置の−H); 8
.33(T、 J = 6、−CC)NH−)。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、cm−’:3
300.3060.2960.2940.2870.2
640.2500.1900.1705.1630.1
590.1555.1460.1415.1385.1
310.1230.985.880.830.755.
635゜ 実施例3 氷酢酸(licc)中の10−[(2RS)−1−ジエ
チルアミノ−2−7’口ピル]−N−エチル−2−フェ
ノチアジンカルボチオアミド(0,87g)の溶液に、
酢酸(licc)中の酢酸水銀(nX0.70g)の溶
液を10分間に滴下により加える。反応混合物を25°
Cで90分撹拌し、次いでスーパーセル(superc
el)で覆われた焼結ガラスでろ過する。
このセライトを酢酸(2X2cc)で洗浄し、ろ液を一
緒にし、40℃で減圧下に(30mmHg、4kPa)
濃縮乾固して、残留物が得られ、このものを酢酸エチル
(50cc)で希釈する。有機相をIN水酸化ナトリウ
ム(20cc)及び蒸留水(3X 20cc)、次いで
ブライン(lX20cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥し、ろ過し、40℃で減圧下(30mmHg、4
kPa)に濃縮乾固して残留物を得、この残留物を、ア
ルミナ(0,050,16mm)のカラム(高さ+15
.5cm、直径:1.6cm)でのクロ7トグラフイー
で、シクロヘキサンと酢酸エチルの80:20(容量)
混合物(375cc)及び75:25(3Q)により溶
離し、25−ccの画分を集めることにより精製する。
最初の3Qを捨て、画分3−12を一緒にし、40°C
で減圧下(30mmHg、 4kPa)に濃縮乾固して
、10−EC2RS)−1−ジエチルアミノ−2−プロ
ピル1−N−エチル−2−7エノチアジンカルポキサミ
ド(0,54g)を得る。
還流下に2−プロパツール(5cc)に溶解したフマル
酸(0,13g)を、沸騰2−プロパツール(5cc)
中の10−[(2R3)−1−ジエチルアミノ−2−プ
ロピル〕−N−エチルー2−フェノチアジンカルボキサ
ミド(,0,44g)の溶液に加える。
引っかきにより結晶化を開始しそして混合物を25°C
で5時間撹拌する。結晶を焼結ガラスでろ別し、氷冷2
−プロパツール(2X3CC)で洗浄し、周囲の空気中
で乾燥して、l O−[(2RS) −1−ジニチルア
ミノー2−プロピル]−N−エチルー2−フェノチアジ
ンカルボキサミド7マレート(3,51g)、融点13
5°C1を得る。
プロトン NMR(400MHz、 ovso、  δ
、 pprnJ、Hz): 0.90及び1.27 (2T、 J = 7.6H及
び3Hそれぞれ、−N(CHzCHx)z) ;及び;
 NHCHzCH3);1.67(DSJ・7.3H1
−CHs); 2.610Jt、 4H。
−N(CHzCHx)z); 2.84 (DD、 J
=14及び6、IH。
ンN−CH2−のIH); 3.15 (DD、  J
 = 14及び7.5.1、HX; NCH2−のIH
); 3.28 (Mt、 J・7及び5.5.2H,
−CONH−CHz); 4.29 (Mt、 J =
 7.5.7及び6、IH,’;N−CHて); 6.
6 (S、 2H,フマレート−〇〇=CH−); 6
.9〜7.3 (ML15H,芳香族); 7.42(
D、 J・8、IH,3−位置の−H); 7.54 
(S、 IHll−位置の−H); 8.48 (T、
 J・5.5、IH,−CONH−)。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、c「’:32
70.3060.3030.2975.2935.28
80.2740.2650.2500.1920.17
00.1630.1590゜1555.1550.14
60.1420.1315.1230.990.755
.640゜ 10−[(2R3)−1−ジエチルアミノ−2−プロピ
ル]−N−エチルー2−7エノチアジンカルポチオアミ
ドは下記の如くして製造することができる。
9Nエタノール性溶液中のエチルアミン(2,80cc
)を、無水エタノール(25cc)中の10−[(2R
5)−1−ジエチルアミノ−2−プロピルゴー2−フェ
ノチアジンカルボチオアミド(1,86g)の溶液に加
える。混合物を16時間150℃に至らしめる。反応混
合物を減圧下に(30mmHg。
4kPa)濃縮乾固する。残留物を、僅かに過圧の窒素
(40kPa)を使用するシリカゲル(0,04−0,
06mm)のカラム(高さ:17.5cm、直径:2゜
8 cm)でのクロマトグラフィーで、シクロヘキサン
と酢酸エチルの80+20の割合(容量)の混合物(1
,512)及び50:50(1,5(2)、次いで純粋
な酢酸エチル(1,,5Q)により溶離し、100−c
cの画分を集めることにより精製する。画分9−39を
一緒にし、減圧下に(30mmHg、4kPa)濃縮乾
固して、l O−[(2RS) −1−ジエチルアミノ
−2−7’口ピル]−N−エチル−2−フェノチアジン
カルボチオアミド(0,93g)を得る。
プロトンNMRスペクトル(250MHz、 DMSO
δ、 ppm・J・H2): 1.23  (T、  J  =  7、3H,−NH
CH2C■、); 3゜7  (Mむ、C3NH−CH
z); 6.9−7.25 (lJt、 5H,芳香族
)。
実施例4 酢酸水銀(I[00,38g)を、酢酸(locc)中
のN−プロピル−10−[(2RS) −1−(ピロリ
ジニル)−2−7’口ビル]−2−フェノチアジンカル
ボチオアミド中性フマレート(0−6g)の溶液に撹拌
しながら加え、20°C近くの温度で4時間30分撹拌
を続ける。黒色反応混合物を蒸留水(25cc)及び酢
酸エチル(50cc)で希釈し、次いでろ過しそして撹
拌しながら4N水酸化ナトリウム水溶液でpH13にア
ルカリ化する。沈降が起こった後、有機相を分離し、水
性相を酢酸エチル(20cc)で抽出する。−緒にした
有機相を引き続いて塩化ナトリウム飽和水溶液(50c
c)で洗浄する。
硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、40°Cで減圧下
(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固した後、残留黄
色油(0,43g)を、エタノール(2cc)に溶解し
、次いでエタノール(5cc)中のフマル酸(0,14
g)の溶液で処理し、40°Cで減圧下(30mmHg
、4kPa)に半分の容量となるまで濃縮しそしてエチ
ルエーテル(20cc)で処理する。
20°C付近の温度で2時間の撹拌の後、生成した固体
の液を切りそして40°Cで減圧下(5m m Hg 
sQ、7kPa)に乾燥する。それによりN−プロピル
−l O−[(2RS)−1−(1−ピロリジニル)−
2−プロピルコー2−フェノチアジンカルボキサミド酸
7マレート(0,38g)が、淡黄色固体、融点75−
80℃(ペーストを形成して溶融)、の形態で得られる
プロトンNMI? (250MHz、 DMSO,δ、
 ppm。
J、Hz): 0.88 (T、 J = 7.3H,プロピル−CH
5);1.55 (Mt、 2H、プロピル−CH2C
H3);1.65 (D。
J = 6.5.3H,−CJ); 1.73 (Mt
14H,ピロリジン−CH2−); 2−75 (lJ
t−4H1ピロリジノンN−CH,−); 3.20 
(ML、4H,; N−CH,−及びC0NHCH2−
):  4.35 (Mt、  IH,; N−CHで
);  6.55(S、 2H,フマレート −CH=
CH−) ;6.9〜7.3 (Mt15H1芳香族)
; 7.42 (D、 J = 8、IH13−位置の
−H); 7.50 (S、 IH,1−位置の−H)
; 9.46 (T。
J  = 5.5、IH,−CONH−)。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、cm−’:3
300.3060.2960.2930.2870.2
600.2480.1900.1705.1635.1
590.1555.1540.1460、1410.1
375.1305.1230.980.830.750
.635゜ N−プロピル−10−[(2RS)−1−(1−ピロリ
ジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド中性フマレートは下記の如くして製造するこ
とができる。
無水エタノール(18cc)中の10−[(2R3)−
1−(1−ピロリジニル)−2−グロビル]−2−フェ
ノチアジンカルボチオアミド(0,9g)及びプロピル
アミン(3cc)の溶液に硫化水素を飽和させそしてこ
の混合物16時間100°C付近の温度に至らしめる。
冷却した後、それを40°Cで減圧下(30mmHg1
4kPa)に濃縮乾固して黄色油ヲ得る。この油を、僅
かに過圧の窒素(40kPa)下のシリカゲル(0,0
40,063mm)のカラム(高さ: 25 am、直
径: 2 、5 am)でのクロマトグラフィーで、塩
化メチレン(loocc)、次いで塩化メチレンとメタ
ノールの95:5(容量)混合物(300cc)で順次
に溶離し、5O−ccの画分を□集めることにより精製
する。画分3−5を一緒にし、40°Cで減圧下(30
mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。残留黄色油(l
 g)を還流下にエタノール(9CC)に溶解し、エタ
ノール(5cc)中のフマル酸(0,29g)の沸騰溶
液で処理する。この混合物を放冷しそして5°C付近の
温度に4時間保つ。形成した結晶から液を切り、水冷エ
タノール(2cc)で洗浄し、35°Cで減圧下に(5
mmHg、0.7kPa)乾燥する。それにより、N−
プロピル−10−[(2RS)−1−(1−ピロリジニ
ル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボチオ
アミド中性フマレート(1,]22gが、黄色結晶、融
点150−152°Cの形態で得られる。
実施例5 エタノール(100cc)中のN−プロピル−1〇−[
1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル1−2−フエ
ノチアジン力ルポチオアミド、L体(9,5g)の溶液
に、7マル酸(2,7g)を加える。得られる溶液を、
40°Cで減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮乾
固する。メレンゲ状の黄色残留物を酢酸(200cc)
に取り込む。得られる溶液に酢酸水銀(I[X7.3g
)を加え、この混合物を20℃付近の温度で16時間撹
拌する。得られる黒色懸濁液を水(200cc)で希釈
し、ろ過する。黄色ろ液を40°Cで減圧下(30mm
Hg、4kPa)に濃縮する。
残留物を酢酸エチル(250cc)及び蒸留水(50C
C)で吸収し、次いで水酸化ナトリウム(d−1,33
)で処理してpH13とする。水性相を沈降が起こった
後分離し、酢酸エチル(250cc)で抽出する。有機
相を一緒にし、蒸留水(2X I O0cc)及び塩化
ナトリウム飽和水溶液(100cc)で順次に洗浄しそ
して硫酸マグネシウムで乾燥する。ろ過の後、黄色ろ液
を40°Cで減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮
し、それにより粗製黄色油(9,2g)が得られる。こ
の残留物を、シリカゲル(0,2−0,063mm)の
カラム(高さ:22cm、直径: 4 am)でのクロ
マトグラフィーで、塩化メチレンとメタノールの95:
5(容量)混合物で溶離することにより精製する。最初
の1.500ccを捨て、次の1.500ccを40°
Cで減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮して、N
−プロピル−10−[1−(1−ピロリジニル)−2−
プロピル]−2−フェノチアジンカルボキサミド、L体
(7,3g)が黄色ガムの形態で得られる。
[α]背=+23.4±12°(0,4%、メタノール
)。
イソプロピルエーテル中の塩酸3.3N溶液(6,2c
c)を、無水酢酸エチル(80cc)中のN−プロピル
−10−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロ?ル]
−2−フェノチアジンカルボキサミド、L体(7,2g
)の溶液に5分間で滴下により加える。生成物は壁に付
着しそして引っかきにより結晶化する。得られる懸濁液
を5°C付近の温温度に1時間保つ。固体から液を切り
、無水酢酸エチル(3x5cc)で洗浄し、40°Cで
減圧下に(5mmHg、0.7kPa)乾燥して、N−
プロピル−1O−[1−(1−ピロリジニル)−2−プ
ロピル]−2−フェノチアジンカルボキサミド塩酸塩、
L体(7,1g)が白色固体、融点、190℃、の形態
で得られる [α]背−+19.4±0.6’ (0,85%、ジメ
チルホルムアミド) プロトンNMR(250MHz、 DMSO,δ、 p
pm。
J、Hz): 0.9 (T、 J・7.5.3H,−CH,CI(3
);1.57 (lJt。
2H,−cHzcHs); 1.79 (DlJ = 
7.3H,−C1(、)。
1.75〜2 (Mt、 4H,ピロリジン−CH2−
CHI−); 2.85.3.10.3.60及び3.
75 (4Cx、各IH,ピロリジン−CHz−N−C
Hz−); 3−24 (Mt12H,−CONH−C
Hz−)i3.77 (AB、  2H,; N−CH
2−); 4.76 (Mt、  IH。
ンN−CHて);7〜7.4 (ML、 5H1芳香族
); 7.53(S、 IH,,1−位置の一〇); 
7.55 (D、 J = 8、IH。
3−位置の−H); 8.66 (T、 J = 5.
5、IH,−CONH−);10.7 (Cx、  I
H,−NH” )。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、am−’:3
260.3060.2965.2935.2880.2
670.2570.2470.1645.1595.1
535.1465.1415.1380.1360.1
235.875.835.755゜N−プロピル−10
−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−
7エノチアジンカルポチオアミド、L体は、下記の如く
して製造することができる。
エタノール(150cc)中の10−[1−(1−ピロ
リジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカル
ボチオアミド(L体X10.3g)及びプロピルアミン
(32cc)の混合物に硫化水素を飽和させ、次いでオ
ートクレーブ中で1.05°Cに16時間加熱する。冷
却の後、この溶液を40℃で減圧下(30mmHg、 
4kPa)に濃縮乾固する。橙色油(10,2g)が得
られ、このものを、シリカゲル(0゜2 0.063m
m)のカラム(高さ:25cm、直径=4 cm)での
クロマトグラフィーで、塩化メチレンとメタノールの9
5:5(容量)混合物(212))で溶離しモして10
0−cc画分を集めることにより精製する。画分13−
17を一緒にしそして40°Cで減圧下(30mmHg
、 4kPa)に濃縮する。N−プロピル−10−[1
−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノ
チアジンカルボチオアミド、L体(9,5g)が黄色油
の形態で得られる。
[α]H−+30.4±0.6’ (1%、メタノール
) 10−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−
2−’yxノチアジン力ルポチオアミド、L体は、下記
の如くして製造することができる。
無水ピリジン(225cc)中の10−[1−(1−ピ
ロリジニル)−27プロビル] −2−フェノチアジン
カルボニトリル、L体(11,2g)及びトリエチルア
ミン(4,7cc)の混合物に、25℃で1時間硫化水
素を吹き込むことにより飽和させる。反応混合物に窒素
を通すことによりガスを追い出し、酢酸エチル(500
cc)で希釈し、蒸留水(500cc)で洗浄する。水
性相を酢酸エチル(250cc)で抽出する。−緒にし
た有機相を水(2X200cc)及び塩化ナトリウム飽
和水溶液(200cc)で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥しそして40℃で減圧下(30mmHg、4kPa
)に濃縮する。橙色油(14,4g)が得られ、これを
、シリカゲル(0゜2 0.063mm)のカラム(高
さ:30cm、直径=4 cm)でのクロマトグラフィ
ーで、塩化メチレンとメタノールの95:5(容量)混
合物(3Q)で溶離しそして120−cc画分を集める
ことにより精製する。画分12−27を一緒にしそして
40°Cで減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮す
る。1〇−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル
]−2−フェノチアジンカルボチオアミド、L体(10
,3g)が、メレンゲ状のコンシスチンシーの橙色生成
物の形態で得られる。
[α]賃−−43±0.7’ (1%、クロロホルム)
10−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−
2−7エノチアジンカルボニトリルは、下記の如くして
製造することができる。
トルエン(250cc)中の2−(2−シアノ−IO−
フェノチアジニル)−1−プロピルメタンスルホネート
、L体(25g)及びピロリジン(26。
6 cc)の混合物を、90℃付近の温度に55時間加
熱する。この反応混合物を40℃で減圧下(30mmH
g、4kPa)に濃縮乾固する。残留物をエチルエーテ
ル(500cc)で吸収し、そしてメタンスルホン酸の
2N水性溶液(2 X 1 0 0cc)で抽出する。
水性相を5°C付近の温度でカセイソーダ溶液でアルカ
リ化し、エチルエーテル(2 X 2 5 0cc)で
抽出する。−緒にした有機相を続いてエチルエーテル(
100cc)で洗浄する。−緒にした有機相を、蒸留水
(100cc)及び塩化ナトリウム飽和水溶液(loo
cc)で引き続いて洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
そしてろ過し、黄色ろ液を40°Cで減圧下(3 Qm
mHg, 4kPa)に濃縮乾固する。
それにより得られた橙色油(17.1g)を、シリカゲ
ル(0 、0 6 3 − 0−2mm)のカラム(高
さ: 4 5 Cms直径: 4 cm)でのクロマト
グラフィーにかけ、塩化メチレンとメタノールの95:
5(容量)混合物(IQ)で溶離しそして100−cc
画分を集める。画分3−7を一緒にしそして40℃で減
圧下(30mmH gs 4 k P a)に濃縮乾固
する。それにより10−[1−(1−ピロリジニル)−
2−プロピル]−2−7エノチアジンカルポニトリル、
L体(1.1.2g)が、黄色油の形態で得られる。
[a]賀−+9.7±0.3’ (1.2%、クロロホ
ルム) 2−(2−シアノ−lO−7エノチアジニル)−1−7
’ロビル メタンスルホネート、L体は、下記の如くし
て製造することができる。
塩化メチレン(126cc)中のto−(1−ヒドロキ
シ−2−プロピル)−2−7エノチアジンカルポニトリ
ル、L体(12.6g)の56C付近の温度に冷却され
ている溶液に、トリエチルアミン(10 cc)を撹拌
しながら加え、次いで、塩化メチレン(56cc)中の
メタンスルホニルクロライド(5。
6 cc)の溶液を25分間に滴下により加え、lO−
15℃付近の温度で1時間15分間撹拌を続ける。反応
混合物を、蒸留水(2X I O0cc)及び塩化ナト
リウム飽和溶液(100cc)で引き続いて洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、40℃で減圧下(3
0mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。
それにより、2−(2−シアノ−10−フェノチアジニ
ル)−1−プロピル メタンスルホネート、L体(16
,2g)が、橙色油、([σ]背=+29゜9t=0.
3°(2,4%、クロロホルム))の形態で得られ、こ
のものは、更に精製することなく次の合成段階に使用さ
れる。
1O−(1−ヒドロキシ−2−7’口ピル)フェノチア
ジンカルボニトリル、L体は、下記の如くして製造する
ことができる。
水酸化カリウムの1.97Mアルコール性溶液(49,
9cc)を、エタノール(420cc)中の(+)−2
−(2−シアノ−IO−フェノチアジニル)プロピル 
(R)−1−フェニルエチルアンモニウム7タレート(
42g)の溶液に還流下に加え、還流を15分間撹拌し
ながら続ける。次いで反応混合物を粉砕した氷(500
g)に注ぎ、酢酸エチル(500ccに次いで2 X 
250 cc)で抽出する。有機相を一緒にし、0.5
N塩酸水溶液(200cc)、0、IN塩酸水溶液(1
00cc)、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(2X 2
50cc)及び塩化ナトリウム飽和水溶液(loocc
)で順次に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し
そして40°Cで減圧下(30mmHg、 4kPa)
に濃縮乾固する。残留黄色固体をイソプロピルエーテル
(100cc)で吸収し、粉砕し、液を切り、イソプロ
ピルエーテル(10cc)で洗浄し、40°Cで減圧下
(5mm Hgso、7kPa)に乾燥する。それによ
り、to−(1−ヒドロキシ−2−プロピル)−2−7
エノチアジンカルポニトリル、L体(17,8g)が、
黄色結晶、融点136℃、の形態で得られる。
[σ]汁=−13±0.4°(1,2%、クロロホルム
) (+)−2−(2−シアノ−10−フェノチアジニル)
プロピル (IR)−1−フェニルエチルアンモニウム
7タレートは下記の如くして製造することができる。
無水ピリジン(loocc)中の10−[(2RS)−
1−ヒドロキシ−2−プロピル]−2−フェノチアジン
カルボニトリル(56−5g)及び無水フタル酸(32
,6g)の懸濁液を、撹拌しながら6時間還流させる。
冷却の後、反応混合物を塩化メチレン(500cc)で
希釈し、蒸留水(4X I O0cc)で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥し、ろ過しそして40°Cで減圧下
(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。残留物を
N塩酸水溶液(500cc)で洗浄し、次いで沈降が起
こった後分離し、酢酸エチル(500cc)に溶解する
。溶液をN塩酸水溶液(2X I O0cc)、次いで
塩化ナトリウム水溶液(100cc)で洗浄する。有機
相を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、50℃で減圧
下(30mmHg、 4kPa)に濃縮乾固する。それ
により、2−([(2RS)−2−(2−シアノ−10
−7エノチアジニル)−1−プロヒル]オキシカルボニ
ル ボン酸を含む粘稠な油(102g)が得られ、このもの
は、次にそのままで使用する。
2−([(2RS)−2−(2−シアノ−10−7二ノ
チアジニル)−1−プロピル]オキシカルボニル)ベン
ゼンカルボン酸を含む上記で得られた油(102g)を
、酢酸エチル(500cc)に溶解し、ソシて酢酸エチ
ル(3 6 0cc)中のC I S )−(−)−1
 −フェニルエチルアミン(2 4 、2 g)ノ溶H
ヲ2 0 ’0付近の温度で撹拌しながら加える。20
°C付近の温度での2日間の撹拌の後、形成した固体を
ろ別りそして保存する。
ろ液を40°Cで減圧下(3 0mmHg, 4kPa
)に濃縮乾固する。残留物をN塩酸水溶液(500cc
)で吸収しそして酢酸エチル(2 X 2 5 0cc
)で抽出する。−緒にした有機相を40°Cで減圧下(
30mmH gs 4 k P a)に濃縮乾固する。
残留物(50g)を、酢酸エチル(500cc)に溶解
しそして(l R)−(+)−1−フェニルエチルアミ
ン(14g)を加える。20℃付近の温度で16時間撹
拌した後、形成した固体の液を切りそして還流下に酢酸
エチル(450cc)に溶解する。冷却の後、形成した
固体の液を切り、酢酸エチル(40cc)で洗浄し、4
0°Cで減圧下(5 0mmHg,4kPa)に乾燥す
る。
それにより、(+)−2−(2−シアノ−10−7エノ
チアジニル)プロピル (IR)−1−フェニルエチル
アンモニウム フタレート(43,3g)が、淡黄色結
晶、融点154−155°Cの形態で得られる。
〔α〕付−十20.8±0.5(1,1%、クロロホル
ム) 実施例6 氷酢酸(35cc)に溶解した酢酸水銀(IIXl、8
1g)を、酢酸(25cc)中のl O−[(2RS)
−1−(パーヒドロ−1−アゼピニル)−2−プロピル
]−N−プロピルー2−7エノチアジンカルポチオアミ
ド(2,5g)の溶液に20分間かけて加え、この混合
物を20°C付近の温度で45分間撹拌する。
得られる黒色懸濁液をセライトを詰めた焼結ガラスでろ
過し、黄色ろ液を40°Cで減圧下(30mmHg、4
kPa)に濃縮する。残留物を酢酸エチル(250cc
)及び蒸留水(50cc)により吸収する。
有機相を規定水酸化ナトリウム(2X 100cc)及
び蒸留水(3X 100cc)、次いで塩化ナトリウム
飽和水溶液(loocc)で順次に洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥する。ろ過の後、黄色ろ液を40℃で減圧
下(30mmHg、4kPa)に濃縮し、ツレにより粗
製黄色油(2,1g)が得られる。少量の不溶性物質は
ろ過により除去され、そして撹拌しながら冷却を維持す
ることによりろ液において結晶化を開始させる。結晶を
焼結ガラスでろ別して、10−[(2RS)−1−(パ
ーヒドロ−1−アゼピニル) −2−7’口ビル1−N
−プロピル−2−7エノチアジンカルポキサミド(1,
29g)が、オフホワイトな(of f−white)
固体、融点113°c1の形態で得られる。
プロトンNMR(250MHz、 DMSO,δ、 p
pm。
J、Hz): 0.9 (T、 J = 7.5.2H,プロピル−〇
)I3)。
148 (Cx、 8H,バーヒドロアゼビ=ルーC1
,−);L、52 (Mt、2H,−CI(ICH,C
H3); 1.6 (D、 J = 7.3H,−CH
5); 2.56 (Mt、約4H,−CH2−N−C
H2−);2.78 (DDSJ = 14及び6、I
Hl> N−CH2−(7) IH) ;3.06 (
DDXJ・14及び6、IH,;N−CH,−のIH)
;3.06 (DD、 J = 14及び7.5.11
(、ンN−CH2−のIH);  3.22 (Mt、
2H,−CONH−CH2−)i  4.12 (IJ
t。
J・7.5.7及び6、LH,N−CH); 6.9〜
7.25 (Mt。
5H,芳香族); 7.4 (ブロードD、 J =8
、LH。
3−位置の−H); 7.52 (ブロードS、 IH
,l−位置の−H); 8.44 (T、 J・5.5
、IH,−CONH−)。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、cm−’ :
3450、3370.3060.2960.2930.
2880.2860.2820.1650.1595、
l555.1520.1460゜1410.1380.
131O11230,820゜10−[(2RS)−1
−(パーヒドロ−1−アゼピニル)−2−プロピル]−
N−プロピルー2−フェノチアジンカルボチオアミドは
、下記の如くして得られる。
n−プロピルアミン(3,3cc)を、無水エタノール
(80cc)中のI O−[(2RS)−1−(パーヒ
ドロ−1−アゼピニル)−2−プロピル]−2−7エノ
チアジンカルポチオアミド(3,2g)の溶液に加える
。この混合物を硫化水素で飽和させ、次いで16時間1
50°Cに至らしめる。反応混合物を減圧下(30mm
Hg、 4kPa)に濃縮乾固する。残留物を酢酸エチ
ル(150cc)で希釈し、蒸留水(3X100cc)
及び塩化すI−IJウム飽和溶液(100CC)で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで減圧下(30m
mHg、4kPa)に濃縮乾固し、しかる後、シリカゲ
ル(0,860,2mm)のカラム(高さ:32.Oc
m、直径: 4 am)でのクロマトグラフィーで、6
0:40(容量)のシクロヘキサンと酢酸エチルの混合
物(1,000cc)により溶離し、6O−ccの画分
を集めることにより精製する。画分3−11’を一緒に
しそして50℃で減圧下(30mmHg14kPa)に
濃縮乾固して、1.0−[(2RS)−1−(パーヒド
ロ−1−アゼピニル)−2−プロピル]−N−プロピル
ー2−7ヱノチアジンカルポキサミド(2,5g)が、
透明な撥色油の形態で得られる。
10−[(2RS)−1−(パーヒドロ−1−アゼピニ
ル)−2−プロピル]−2−7エノチアジンカルポチオ
アミドは、下記の如くして得られる。
無水ピリジン(75cc)中のto−[(2R3)−1
−(パーヒドロ−1−アゼピニル)−2−プロピル]−
2−フェノチアジンカルボニトリル(7,1g)及びト
リエチルアミン(2,74g)の混合物に、25°Cで
5時間硫化水素を吹き込むことにより飽和させる。得ら
れる透明な溶液を25℃で12時間撹拌し、1時間窒素
を通すことによりガスを追い出す。反応混合物を酢酸エ
チル(150cc)で希釈し、蒸留水(6X 100c
c)及び塩化ナトリウム飽和溶液(3X l 20cc
)で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ
過し、ろ液を減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮
乾固する。残留物をシリカゲルC0,060,2mm)
のカラム(高さ:29 、0 cm、直径:4.5cm
)でのクロマトグラフィーで、シクロヘキサンと酢酸エ
チルの30ニア0の割合(容量)の混合物(1a)及び
40:60混合物(2Q)により溶離し、250−cc
の画分を集めることにより精製する。画分4−6を一緒
にしそして50℃で減圧下(3QmmHg、 4kPa
)に濃縮乾固して、10−[(2RS) −1−(パー
ヒドロ−l−アゼビニル)−2−プロピル] −2−−
yエッチアジンカルボチオアミド<5.2g)が、メレ
ンゲ状のコンシスチンシーの橙色生成物の形態で得られ
る。
10−[(2RS) −1−(パーヒドロ−1−アゼピ
ニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボニ
トリルは、下記の如くして得られる。
ヘキサメチレンイミン(25cc)中の(2R3)−2
−(2−シアノ−10−フェノチアジニル)−1−プロ
ピル メシレート(9g)の懸濁液を89°Cにする。
この混合物をその温度で12時間保つ。
冷却の後、混合物を50℃で減圧下C50mmHg、4
kPa)に濃縮乾固する。残留物を酢酸エチル(350
cc)で希釈し、ろ過し、ろ液を蒸留水(150cc)
及び塩化ナトリウム飽和溶液(2X I O0cc)で
洗浄する。沈降が起こった後、有機相を分離し、3N塩
酸溶液(350cc)で抽出する。−緒にした酸水性抽
出物を酢酸エチル(200cc)で抽出し、次いで濃水
酸化ナトリウムでアルカリ化し、再び酢酸エチル(3X
 200cc)で抽出する。有機相を蒸留水(2X 2
00cc)で洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥し
、ろ過し、減圧下CC50tnrnH。
4kPa)に濃縮乾固して残留物が得られ、このものを
、シリカゲル(0,060,2mm)のカラム(高さ:
35cm、直径:4.2cm)でのクロマトグラフィー
で、70:30(容量)のシクロヘキサンと酢酸エチル
の混合物(500cc)により溶離し、100−ccの
両分を集めることにより精製する。最初の200ccを
捨て、画分1−3を一緒にし、50°Cで減圧下(30
mmHg、 4kPa)に濃縮乾固して、I O−[(
2R5)−1−(パーヒドロ−1−アゼピニル)−2−
7’口ビル]−2−7エノチアジンカルポニトリル(7
,2g)が、メレンゲ状のフンシスチンシーの黄色生成
物の形態で得られる。
実施例7 氷酢酸(9cc)中の酢酸水銀(II Xo 、57 
g)の溶液を、氷酢酸(9cc)中のN−ブチル−10
=[(2R3)−1−ジエチルアミノ−2−プロピル]
−2−フェノチアジン力ルポチオアミド(0,76g)
の溶液に10分間に滴下により加える。反応混合物を2
5°Cで90分間撹拌し、次いでセライトで覆われた焼
結ガラスでろ過する。セライトを酢酸(2X3cc)で
洗浄し、−緒にしたろ液を40℃で減圧下(30mmH
g、4kPa)に濃縮乾固して残留物が得られ、このも
のを酢酸エチル(50cc)で希釈する。有機相を規定
の水酸化ナトリウム(25cc)及び蒸留水(3X25
cc)、次いでブライ7(IX 25 cc)で洗浄し
、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、40°Cで減圧
下(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固して、残留物
を得、このものを、僅かに過圧の窒素(40kPa)を
使用するシリカゲル(0゜04−0.06mm)のカラ
ム(高さ: l 2 cm、直径:1.8cm)でのク
ロマトグラフィーで、50:50の割合(容量)のシク
ロヘキサンと酢酸エチルの混金物(750cc)により
溶離し、25−ccの画分を集めることにより精製する
。画分5−25を一緒にし、50°Cで減圧下(30m
mHg、4kPa)に濃縮して、N−ブチル−10−[
(2RS)−1−ジエチルアミノ−2−’ロビル]−2
−フェノチアジンカルボキサミド(0,68g)を得る
還流下に2−プロパツール(5cc)に溶解しタフマル
酸(0,13g)を、沸騰2−プロパツール(5cc)
中のN−ブチル−10−[(2RS)−1−ジエチルア
ミノ−2−プロピル1−2−フェノチアジンカルボキサ
ミド(0,46g)の溶液に加える。
引っかきにより結晶化を開始し、混合物を25℃で5時
間撹拌する。結晶を焼結ガラスでろ別し、氷冷2−プロ
パツール(2X3cc)で洗浄し、減圧下(5mmHg
、0.7kPa)に乾燥して、N−ブチル−10−[(
2R3)−1−ジエチルアミノ−2−プロピル]−2−
フェノチアジンカルボキサミドフマレート(0,34g
)、融点129℃、が得られる。
プロトンNIJR(250MHz、 DIJSO,δ+
 ppm1J、Hz): 0.92 (Mt、 9H1−N(CH2CH3)2)
及び−CH2CH,);1.35 (Mtl 2H,−
CH2CH3);  152 (Mt、2H1CHzC
1(zcHi);  1−65 (DXJ = 7.3
H,−CHx);2.53 (マスクされた!シt、 
4t(、−N(CH2CH3)z);2.75 (DD
、 J = 13及び6、IHS ンNCH2−のIH
);3.07 (DD、 J・13及び6.5、ltl
、 Net(2−のIH);3.26 (Mt、 J 
= 7及び5.5.2H,−CONHCH!(CL)2
C1(3); 4.20 (utlJ = 7.6.5
及び6、IH。
; N−CHて); 6.63 (S、 2H,フマレ
ート−C!(=CH−);6.9〜7.3 (Mt、 
5H,芳香族); 7.42 (DDSJ = 8及び
l、3−位置の−H); 7.54 (D、 J = 
1、IH,1−位置の−H); 8.43 (TSJ 
、 5.5、IH,−CONH−)。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、cm−’:3
260.3050.2960.2930.2870.2
660.2490.1910.1700.1630.1
590.1555.1460.1415.1380.1
305.1230.985.880.840.755.
635゜ N−ブチル−10−[(2R9)−1−ジエチルアミノ
−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボチオアミ
ドは下記の如くして製造することができる。
無水エタノール(25cc)中の10−[(2RS)−
1−ジエチルアミノ−2−プロピル]−2−7エノチア
ジンカルポチオアミド(1,86g)の溶液に、n−ブ
チルアミン(2,4cc)を加える。混合物を16時間
150°Cとし、次いで40℃で減圧下(30mmHg
、4kPa)に濃縮乾固する。得られる残留物を、僅か
に過圧の窒素(40kPa)を使用するシリカゲル(0
,04−0,06mm)のカラム(高さ:17cm、直
径:2.6cm)でのクロマトグラフィーで、シクロヘ
キサンと酢酸エチルの90:10(容量)の割合の混合
物(250cc)、80:20(500cc)及び50
 :50(750cc)、次いで純粋な酢酸エチル(7
50cc)により溶離し、5O−ccの両分を集めるこ
とにより精製する。画分1O−18を一緒にし、40°
Cで減圧下(30mmHg。
4kPa)に濃縮乾固して、N−ブチル−10−[(2
R3)−1−ジエチルアミノ−2−プロピル1−2−7
エノチアジンカルポチオアミド(0,96g)が得られ
る。
プロトンNMRスペクトル(250Mt(z、 DMS
O。
δ、 ppm、 J、 Hz): 1.370Jt、 2H1−(CH2)z−CHzCH
s); 1.69 (Mt。
2H,−CH2−CH2−CHx);  3.70 (
ML、 2H,−CSNHCH,−): 7〜7.35
 (Mt、5H,芳香族)。
実施例8 N−ブチル−10−[(2RS)−1−(N−エチル−
N−メチルアミン)−2−プロピル]−2−フェノチア
ジンカルボチオアミド(0,6g)を、エタノール(1
0cc)中のフマル酸(0,17g)の溶液に溶解し、
次いでこの混合物を40°Cで減圧下(30mmHg、
 4 kPa)に濃縮乾固する。メレンゲ状のコンシス
チンシーの残留橙色生成物(0,77g)を酢酸(IO
cc)で吸収し、マーキュリックアシンド(mercu
ric acidX 0 、48 g)を加え為害られ
る橙色懸濁液を20℃付近の温度で2時間撹拌する。得
られる黒色の懸濁液を60°Cで減圧下(30mmHg
、4kPa)に濃縮乾固、残留物を蒸留水(15cc)
で吸収する。混合物をろ過し、固体を蒸留水(5cc)
で洗浄する。ろ液及び洗液を一緒にし、カセイソーダ溶
液(d−1,33)でアルカリ化してpH13とする。
混合物を酢酸エチル(2×1Occ)で抽出し、−緒に
した育機相を塩化ナトリウム飽和水溶液(locc)で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、40°C
で減圧下(30mmHg、 4kPa)に濃縮乾固する
。残留橙色油(0,5g)を最少量の酢酸エチル(3,
6cc)に溶解し、イソプロピルエーテル(28,5c
c)を加え、続いて、撹拌しながら、イソプロピルエー
テル中の塩酸0.3N溶液(4cc)を加える。撹拌を
5°C付近の温度で30分間続ける。形成した沈でんの
液を切り、イソプロピルエーテル(3X4cc)で洗浄
し、40’C!で減圧下(5mmHg、0.7kPa)
に乾燥する。
それにより、N−ブチル−10−[(2RS) −1−
(N−エチル−N−メチルアミノ)−2−フロビル]−
2−フェノチアジンカルボキサミド塩酸塩(0,4g)
がベージュ色の固体、融点130−135°C(ペース
トを形成しながら溶融)の形態で得られる。
プロトン NMR(250MHz、 DMSO中、δ、
 ppm。
J、Hz): 0.9  (T、  J  = 7、J=7.3H,−
CH2CH3);1.32 (lJt、2H,−CH2
−CH5);  1.51 0JL、2H。
−C)I2CH2CH3);  1.8  CD、J 
 = 7.3H,−CH5);  2.73(S、  
3[(、ンN−CH5);  3−25 (Mt−2H
,−CONH−CH2−);4.8 (M5 LH,N
−CH); 7〜7.4 (Mt、 5H,芳香族);
7.51 (S、 11(、l−位置の−H); 7.
53 (DSJ = 8、IH13−位置の−H); 
8.62 (Cx、 LH,−CONH−);10.4
5  (Cx、  IH,NH十 )。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、cm−’:3
280.3060.2960.2930.2870.2
660.2600.2580.1640.1590.1
540.1460.1415.1380.1310.1
230.870.845.830.755゜N−ブチル
−10−[(2RS) −1−(N−エチル−N−メチ
ルアミノ)−2−プロピル1−2−フェノチアジンカル
ボチオアミドは、下記の如くして製造することができる
無水エタノール(30cc)中の10−[(2R3)−
1−(N−エチル−N−メチルアミン)−2−プロピル
1−2−7エノチアジンカルポチオアミド(2,1g)
及びブチルアミン(8,5cc)の混合物を硫化水素で
飽和させ、100 ’O付近の温度で16時間加熱する
。冷却の後、得られる橙色溶液を40°Cで減圧下(3
0mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。残留褐色油を
、シリカゲル(0,2−0,063mm)のカラム(高
さ:4crr11直径: 3 cm)でのクロマトグラ
フィーで、塩化メチレン(2Q)及び塩化メチレンとメ
タノールの90:10(容量)混合物(1g)で溶離し
そして6O−cc画分を集めることにより精製する。両
分36−39を一緒にし、40°Cで減圧下(30+n
mHg、4kPa)に濃縮乾固する。残留橙色油(1,
8g)を再び、僅かに過圧の窒素(40kPa)を使用
するシリカゲル(0,04−0,063cm)のカラム
(高さ:25cm、直径: 4 cm)でのクロマトグ
ラフィーで、酢酸エチルとシクロヘキサンの75 :2
5(容量)混合物(1ρ)により溶離し、6O−ccの
画分を集めることにより精製する。画分5−12を一緒
にし、40°Cで減圧下(30mmHg、4kPa)に
濃縮乾固する。それにより、N−ブチル−10−[(2
R5)−1−(N−エチル−N−メチルアミノ)−2−
プロピル)−2−フェノチアジンカルボチオアミド(1
,25g)が、黄色油の形態で得られる。
10−[(2RS)−1−(N−エチル−N−メチルア
ミノ)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボチ
オアミドは、下記の如くして製造することができる。
無水ピリジン(60cc)中の10−[(2RS)−1
−(N−エチル−N−メチルアミン)−2−プロピル]
、−2−フェノチアジンカルボニトリル(3g)及びト
リエチルアミン(1,3cc)の溶液を、過剰の硫化水
素で処理し、次いで20℃付近の温度で16時間撹拌を
続ける。得られる溶液を1時間窒素の流れでパージし、
酢酸エチル(100cc)に注ぎ、蒸留水(3X 20
0cc)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し
、40°Cで減圧下(30mmHg、 4 kP a)
に濃縮乾固する。残留褐色油を、シリカゲルC0−20
,06mm)のカラム(高さ:4Q cm、直径: 3
 cm)でのクロマトグラフィーで、塩化メチレン(I
Q)、塩化メチレンとメタノールの95:5(容量)混
合物(IQ)、及び塩化メチレンとメタノールの80:
20(容量)混合物(3Q)で順次に溶離し、150−
ccの画分を集めることにより精製する。両分26−3
0を一緒にし、40℃で減圧下(30mmHg、4kP
a)に濃縮乾固する。それにより、10−[(2RS)
= 1−(N−エチル−N−メチルアミノ)−2−プロ
ピル]−2−フェノチアジンカルボチオアミド(2,1
5g)が、橙色油の形態で得られる。
10−[(2RS)−1−(N−エチル−N−メチルア
ミン)−2−7’口ピル]−2−7エノチアジンカルポ
ニトリルは、下記の如くして製造することができる。
ジメチルホルムアミド(60cc)中の10−[(2R
,5)−1−エチルアミノ−2−プロピル]−2−フェ
ノチアジンカルボニトリル(4,4g)、炭酸ナトリウ
ム(2,25g)及びヨードメタン(0,9cc)の混
合物を、150℃付近の温度に6時間加熱する。次いで
、反応混合物を40°Cで減圧下(5mmHg、0.7
kPa)に濃縮乾固し、残留物を蒸留水(100cc)
で吸収し、酢酸エチル(2X 100cc)で抽出する
。−緒にした有機相をN塩酸水溶液(2X50cc)で
抽出する。−緒にした水性相を水酸化ナトリウム(d=
1.33)でアルカリ化してpH13とし、酢酸エチル
(2X I O0cc)で抽出する。−緒にした有機相
を蒸留水(50cc)、及び塩化ナトリウム飽和水溶液
(50cc)で順次に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、ろ過し、40°Cで減圧下(30mmHg、4kP
a)に濃縮乾固する。
それにより、10−[(2R3)−1−(N−エチル−
N−メチルアミノ)−2−7’口ビル]−2−7エノチ
アジンカルポニトリル(3g)が、橙色油の形態で得ら
れる。
10−[(2RS) −1−エチルアミノ−2−プロピ
ル]−2−フェノチアジンカルボニトリルは、下記の如
くして製造することができる。
トルエン(600cc)中の(2RS) −2−(2−
シアノ−10−フェノチアジニル)プロピルメタンスル
ホネート(50g)及びエチルアミン(100cc)の
溶液を、105°C付近の温度に加熱する。
冷却の後、混合物を40°Cで減圧下(30mmHg。
4kPa)に濃縮乾固する。残留物を蒸留水(250c
c)で吸収し、混合物を酢酸エチル(500cc及び2
50 cc)で引き続いて抽出する。−緒にした有機相
をN塩酸水溶液(2X 500cc)で抽出する。
水性相をカセイソーダ溶液(d−1,33)でアルカリ
化してpH13とし、酢酸エチル(500cc及び25
0 cc)で引き続いて抽出する。−緒にした有機相を
塩化ナトリウム飽和水溶液(250cc)で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、400Cで減圧下(
30mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。
それにより、10−[(2RS) −を−エチルアミノ
−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボニトリル
(30,4g)が橙色油の形態で得られる。
実施例9 酢酸(15cc)中のN−ブチル−10−[(2R3)
−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フ
ェノチアジンカルボチオアミド(1,2g)及び酢酸水
銀(I[X1g)の懸濁液を、20°C付近の温度で5
時間撹拌する。得られる黒色懸濁液をエチルエーテル(
25cc)で希釈し、ろ過する。固体をエチルエーテル
(2xlOcc)で洗浄する。−緒にした有機相を50
°Cで減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固す
る。残留物を酢酸エチル(25cc)及び蒸留水(25
cc)で吸収する一0有機相を分離し、ろ過し、硫酸マ
グネシウムで乾燥し、再びろ過し、40℃で減圧下(3
0mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。非常に粘性な
残留油(1,1g)を約50°Cに加温した酢酸エチル
とメタノールの83:17(容量)混合物(12cc)
で吸収する。20°C付近の温度で1時間の後、形成し
た固体の液を切り、ジエチルエーテル(2X I Qc
c)で洗浄し、40℃で減圧下(5mmHg、0.7k
Pa)に乾燥する。それにより、N−ブチル−10−[
(2RS)−1−(1−ピロリジニル)−2−’ロビル
]−2−7エノチアジンカルポキサミド(0,4g)が
、クリーム色の結晶、融点218°C1の形態で得られ
る。
プロトン NMR(250MHz、 CDCl3.27
℃、δ。
ppm、 J、 Hz): 0.97 (T、 J = 7.5.3H1トブチJl
/ −CHs ) ;1.43 (Mt、 2H1−C
Hz−CHx); 1.64 (Mt、2H。
(42GHz−CHi);  1−87 (D、  J
 =7. 3H,−CHt);2.07’ (Cx、 
4H,ビロリジ”/ −CHz−CHz−); 2.6
〜3.35及び3.5〜4.1 (広がった2Cx、 
2H各々、ピロリシアーCH2−N−CH2−) ; 
3−45 (M53H。
■ −CONH−CH2−及びンN−CH2−)lH); 
3.72 (DD。
J=14及び8、IH,ンNCH,−のLH); 5.
24 (lJt。
IHS ンN−CHて); 6.9〜7.3 (Mt、
 61(1芳香族及び−CONH−); 7.39 (
DD%J=8及び1. IH。
3−位置の−H); 7.52 (D、 J = 1.
 IH,l−位置の−H); 12.3 (広がつf−
Cx、 1.H,−NH十)。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、am−’ :
3280.3060.2960.2930.28701
26801261O12480,1645,1595,
1535,1460,1410゜1380.1305.
1235.845.750゜N−ブチル−10−[(2
RS)−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−
2−フェノチアジンカルボチオアミドは、下記の如くし
て製造することができる。
無水エタノール(20cc)中の10−[(2RS)−
1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−7エ
ノチアジンカルポチオアミド(l g)及びブチルアミ
ン(1,5cc)の混合物に硫化水素を飽和させ、次い
で120°C付近の温度で24時間加熱する。冷却の後
、反応混合物を40℃で減圧下(30mmHg、4kP
a)に濃縮乾固する。残留物を蒸留水(locc)及び
酢酸エチル(25cc)で吸収する。抽出の後、有機相
を分離し、蒸留水(locc)、次いで塩化ナトリウム
飽和水溶液(20cc)で洗浄し、炭酸カリウムで乾燥
し、ろ過し、40°Cで減圧下(30mmHg、 4k
Pa)に濃縮乾固する。それにより、N−ブチル−10
−[(2R5)−1−(1−ピロリジニル)−2−プロ
ピル]−2−フェノチアジンカルボチオアミド(1,1
5g)が、粘性の黄色波の形態で得られ、このものは次
いでそのままで使用する。
実施例1O 酢酸(40cc)中のN−ブチル−10−[1−(1−
ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジン
カルボチオアミド塩酸塩、L体(2g)の溶液に、酢酸
水銀(II Xl 、45 g)を加え、混合物を20
°C付近の温度で16時間撹拌する。得られる橙色懸濁
液を蒸留水(50cc)で希釈し、ろ過し、黄色ろ液を
40℃で減圧下(30mmHg14kPa)に濃縮乾固
する。残留物を酢酸エチル(100cc)及び蒸留水(
50cc)で吸収し、次いで水酸化ナトリウム(d=1
.33)で処理してpH13とする。
有機相を蒸留水(2X25cc)及び塩化ナトリウム飽
和水溶液(25cc)で引き続いて洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥する。ろ過の後、黄色ろ液を40℃で減圧
下(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固し、それによ
り黄色波(1,12g)が得られる。この生、g物をシ
リカゲル(0,20,063mm)のカラム(高さ:3
0cm、直径: l cm)でのクロマトグラフィーで
、塩化メチレンとメタノールの95:5(容量)混合物
で溶離し。そして2O−cc画分を集めることにより精
製する。画分7−19を一緒にし、40℃で減圧下(3
0mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。黄色ガム(0
,63g)が得られる。この生成物を酢酸エチル(2,
5cc)及びイソプロピルエーテル(40cc)の混合
物に溶解し、イソプロピルエーテル中の塩酸3.3N溶
液(0,45cc)で処理する。
形成した沈でんの液を切り、イソプロピルエーテル(3
X2cc)で洗浄し、40°Cで減圧下(5mmHg。
0.7kPa)に乾燥する。それにより、N−ブチル−
10−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−
2−7エノチアジンカルポキサミド塩酸塩、L体(0,
35g)が白色固体、融点200℃、の形態で得られる
[αコせ−+117±1’  (0,5%、ジメチルホ
ルムアミド)。
プロトンNMR(250MHz、 DMSO,δ、 p
pm。
J、Hz): 0.92 (TlJ −7,3H,N−ブチル−CH5
);1.35 (Mt、2H,−CHz−CHi)i 
1.53 (れ、2H1−14ICH,CH3); 1
.8 (D、 J −6,5,3H,−CHI)il、
7〜2 (Mt14H1−CHI−CHt−); 2,
8.3.1.3.6及び3.75 (41Jt、 18
各々、−CHI−N−CHt−) ;3−28 (ML
、2H,−CON[(−CJ);  3.a〜3.9 
(Mtl 2H。
; N−CH2−);  4.68  (lJtX I
H,ンN−C1(て); 7〜7.4(Mt、5H1芳
香族); 7.52 (S、 IH,l−位置の−H)
;7.54 (D、 J・8、IH13−位置の−H)
;  8.58 (T、J  =  5.5、 IH,
−CONH−);  10.2  (Cx、  LH,
−NH十 )。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、cm−’:3
270.3060.2950.2930.2865.2
670.2580.2470.1645.1590.1
535.1460.1410.1380.1305.1
230.845.755゜N−ブチル−10−[1−(
1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−7エノチア
ジンカルポチオアミド塩酸塩、L体は、下記の如くして
製造することができる。
無水エタノール(55cc)中のI O−[1−(1−
ピロリジニル)−2−プロピル]−2−7エノチアジン
カルポチオアミド、L体(3,7g)の溶液に、ブチル
アミン(9,6cc)を加え、この溶液を硫化水素で飽
和させる。次いでこの混合物を16時間105℃付近の
温度に至らしめた。冷却の後、溶液を40°Cで減圧下
(30mmHg、 4kPa)に濃縮乾固する。橙色油
が得られ、このものを、僅かに窒素の過圧(40kPa
)を使用するシリカゲル(0゜2 0.063mm)の
カラム(高さ:25cm、直径=4 cm)でのクロマ
トグラフィーで、酢酸エチルとシクロヘキサンの70:
30(容量)混合物(IQ)により溶離し、6O−cc
の画分を集めることにより精製する。画分7−12を一
緒にし、40°Cで減圧下(30mmHg、4kPa)
に濃縮乾固する。それにより、橙色油(3,4g)が得
られる。この生成物を、イソプロピルエーテル(150
cc)に溶解し、イソプロピルエーテル中の塩酸3.3
N溶液(2゜4 cc)を加える。形成した沈でんの液
を切り、イソプロピルエーテル(3X I 0cc)で
洗浄し、40°Cで減圧下(5mmHg、0.7kPa
)に乾燥する。N−ブチル−10−[1−(1−ピロリ
ジニル)−2−プロピル1−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド塩酸塩、L体(3,16g)が、黄色固体、
融点”125−130°C(ペーストを形成して溶融)
、の形態で得られる。
[α1背−+27.5±0.6’  (1%;ジメチル
ホルムアミド)。
プロトン NMR(250MHz、 CDCl!、  
δr ppm+J、Hz): 1 (T、 J = 7.5.3H,ブチル−Cl5)
; 1.49(Mt、 2H,−C!l!zCHx);
 1.85 (D、 J = 7.3H。
−Cl5); 1.86 (Mt、 2H,−CH2C
HaCHs); 1.9〜2.25(Mt、4H、ピロ
リジン−CH2−CHz−); 2.82.2.98.
3.85及び4.08 (4Cx、 IH各々、ピロリ
ジン−CH,−N−CH2−); 3.45 (ブロー
ドD、 J = 13、IH,ンN−CH2−のIH)
; 3.65〜3.95 (Mt、3H。
ンN−CH2−及び−C5NH−CH,−の他のH);
 5.6 (Mt。
IHS ンN−CHで);6.9〜7.25 (M55
H,芳香族);7.33 (D%J=l、IH,l−位
置の一〇); 7.5 (DD。
J=8及び1、IH13−位置の−H); 8.93 
(Cx、IHl−C5NH−); 12.25 (Cx
、 IH,−NH” )。
実施例11 氷酢酸(13cc)中の酢酸水銀(II Xo 、84
 g)の溶液を、氷酢酸(13cc)中のto−[(2
R5)−1−ジエチルアミノ−2−プロピル]−N−(
2−メチルプロピル)−2−フェノチアジンカルボチオ
アミド(1,12g)の溶液に、10分間に滴下により
加える。反応混合物を25°Cで90分撹拌し、次いで
セライトで覆われた焼結ガラスでろ過する。
セライトを酢酸(,2cc)で洗浄し、−緒にしたろ液
を40°Cで減圧下(30mmHg、 4kPa)に濃
縮乾固して残留物を得、このものを、次いで酢酸エチル
(50cc)で希釈する。有機相を規定のカセイソーダ
溶液(25cc)及び蒸留水(3X25cC)、次いで
ブライン(lX25cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥し、ろ過し、40℃で減圧下(30mmHg、4
kPa)に濃縮乾固して、残留物を得、このものを、僅
かに過圧の窒素(40kPa)を使用するシリカゲル(
0゜04−0.06mm)のカラム(高さ:17.2c
m、直径: 2 、4 cn+)でのクロマトグラフィ
ーで、シクロヘキサンと酢酸エチルの50:50(容量
)混合物(I Q、)により溶離し、6O−ccの画分
を集めることにより精製する。画分4−14を一緒にし
、40°Cで減圧下(30mmHgs 4 k P a
)に濃縮乾固して、10−[(2R5)−1−ジェチル
アミノ−2−プロピル]−N−(2−メチルプロピル)
−2−フェノチアジンカルボキサミド(0゜83g)が
得られる。
還流下に2−プロパツール(7,5cc)に溶解したフ
マルM(0,18g)を、沸12−7’ロノくノール(
7,5cc)中のl O−[(2RS) −1−ジエチ
ルアミノ−2−プロピル]−N−(2−メチルプロピル
)−2−フェノチアジンカルボキサミド(0,62g)
の溶液に加える。この混合物を40°Cで減圧下(30
mmHg、 4kPa)に濃縮乾固し、残留物をイソプ
ロピルエーテル(50cc)中で撹拌する。固体を焼結
ガラスでのろ過により分離し、イソプロピルエーテル(
IOcc)で洗浄し、減圧下(5mmHg、0.7kP
a)に乾燥して、10−[(2R3) −1−ジエチル
アミノ−2−プロピル]−N−(2−メチルプロピル)
−2−フェノチアジンカルボキサミド フマレート(0
,64g)、融点110°C1が得られる。
プロトンNMR(250MHz、 DMSO,δl I
)I)LJ、Hz) : 0.9 (Mt; 12H,−N(CHzCHs)z及
び−CH(CHs)z);1.65 (D、  J  
・7.3H,−Cu5)i  1−84  (Mt、I
H。
−CH(CHs)*);  2.58 (Mt、4H,
−N(CHzCH3)z);  2.8(DD、 J 
= 14及び5.5、IH,ンNCH2−のIH);3
.07 (れ、2H,−CONH−CHz−);  3
.10 (DD、  J −14及び7.5、IHl:
 N−Cut−); 4.25 (Mt、 J・7.5
.7及び5.5、IH,′N−CH); 6.57 (
S、 2H,7マレー ト−CH−CH−); 6−9
〜7.3 (Mt、 5H1芳香族);7.42 (D
、 J −8、IH,3−位置の−H); 7.52 
(S11H,l−位置の−H); 8.46 (T、 
J = 5.5、LH。
−CONH−)。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、Cm−’:3
300.3060.2950.2920.2865.2
620.2500.1900.1705.1635.1
590.1555.1540.1460.141O11
380,1310,1230,980,870,825
,750,635゜ 10−[(2RS)−1−ジエチルアミノ−2−プロピ
ル]−N−(2−メチルプロピル)−2−フェノチアジ
ンカルボチオアミドは、下記の如くして製造することが
できる。
無水エタノール(25cc)中のto−[(2RS)−
1−ジエチルアミノ−2−プロピル]−2−フェノチア
ジンカルボチオアミド(1,86g)の溶液に、イソブ
チルアミン(2,50cc)を加える。
混合物を16時間150°Cに至らしめ、次いで50°
Cで減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固する
。得られる残留物を、僅かに過圧の窒素(40kPa)
を使用するシリカゲル(0,04−0,06mm)のカ
ラム(高さ:16.5cm、直径:2.8cm)でのク
ロマトグラフィーで、シクロヘキサンと酢酸エチルの8
0:20(容量)の割合の混合物(1,5α)及び50
:50混合物(IQ)により溶離し、5O−ccの画分
を集めることにより精製する。画分4−15を一緒にし
、40℃で減圧下(30mm Hgt 4−kPa)に
濃縮乾固して、l O−[(2RS)−1−ジエチルア
ミノ−2−プロピル]−N−(2−メチルプロピル)−
2−7エノチアジンカルポチオアミド(1,3g)が得
られる。
プロトンNMRスペクトル(400)JHz、 DMS
O。
δ、 ppm、 J、 Hz): 0.95 (D、  J = 7.6H,−CH(CH
s)z);  2.17 (MtllH,−CH(CH
I)り; 3.55 (Mt、 2H1−C5NH−C
Hz−);7.05〜7.35 (Mt、 5H,芳香
族)。
実施例12 メタノール(20cc)中の1O−(1−ジエチルアミ
ノ−2−プロピル)−N−(2−メチルプロピル)−2
−フェノチアジンカルボチオアミド、L体(2g)の溶
液に7マル酸(0,54g)を加え、40°Cで減圧下
(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。メレンゲ
状のコンシスチンシーの橙色残留物を酢酸(40cc)
に溶解し、酢酸水銀(I[Xl、6g)で処理し、20
℃付近の温度で5時間撹拌する。
次いで、反応混合物を蒸留水(50cc)で希釈し、ろ
過し、黄色ろ液を40℃で減圧下(30+++mHg;
4kPa)に濃縮乾固する。残留橙色油を酢酸エチル(
50cc)で吸収し、得られる溶液をN水酸化ナトリウ
ム(50cc)、蒸留水(25cc)及び塩化ナトリウ
ム飽和水溶液(25cc)で順次に洗浄し、チャーコー
ル3Sの存在下にvL酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し
、40℃で減圧下(30mmHg14kPa)に濃縮乾
固する。残留黄色油(1,8g)を、僅かに過圧の窒素
(300mmHg、 40kPa)の下でのシリカゲル
(0−0630,04mm)のカラム(高さ:25cm
、直径: 4 cm)でのクロマトグラフィーで、塩化
メチレン(IQ)、塩化メチレンとメタノールの98:
2(容量)混合物(2Q)及び塩化メチレンとメタノー
ルの95:5(容量)混合物(112)で溶離し、5Q
−cc画分を集めることにより精製する。画分14−6
0を一緒にし、40°Cで減圧下(30mmHg、4k
Pa)に濃縮乾固して橙色油(1,6g)を得る。この
生成物をイソプロピルエーテルと酢酸エチルの91:9
(容量)混合物(110cc)に溶解し、イソプロピル
エーテル中の塩酸0.64N溶液(6,2cc)を、5
°C付近の温度で撹拌しながら、滴下により加える。形
成した沈でんの液を切り、イソプロピルエーテル(20
cc)で洗浄し、40°Cで減圧下(5mmHgXO,
7kPa)に乾燥する。それにより、to−(1−ジエ
チルアミノ−2−プロピル]−N−(2−メチルプロピ
ル)−2−7エノチアジンカルポチオアミド塩酸塩、L
体(1,3g)が、白色固体、融点115−120°C
(ペーストを形成して溶融)、の形態で得られる。
プロトン NMR(250MHz、 DMSO,δ、p
pm*J、Hz): DMSOに溶解すると、窒素の塩形成により2つの形態
が観察される。
0.9 (D、 J = 7’、 6H,−CH(CH
3)z); 0.98及び1.18 (2T、 J・7
.6H,−N(CH2CHx)z); 1−81−85
(4L−CHs及び−CH(CHs)*); 3.10
 (lJt、 2H。
−CONH−CH2−); 3−17 (Cx、 4H
,−N(C!!、CH,)、; 3.4及び3.73 
(2Mt、 IH各々、; N−CH2−); 4.7
7 (Mt、IH,ンN−CHて);7〜7.4 (M
L、 5H,芳香族);7゜54(ブロード5SIH,
1−位置の−H); 7.57 (ブロードD、 J 
−8、IH,3−位置の−H); 8.6 (T、、J
 −5,5、IH,−CONH−); 9.95 (C
x、 LH,NH” )。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、cm−’ =
3270.3060.2960.2930.2870.
2580.2480.1645.1590.1555.
1535.1460.1415.1390.1370.
1315.1230.870.830.755゜実施例
13 酢酸水銀(IIXl、4g)を、酢酸(25cc)中の
N−(2−メチルプロピル)−10−[(2R5) −
1、−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フ
エノチアジンカルボチオアミド(1,5g)の溶液に撹
拌しながら加える。得られる懸濁液を20°C付近の温
度で1.5時間撹拌する。灰色の懸濁液をろ過し、ろ液
を50°Cで減圧下(30mmHg。
4kPa)に濃縮乾固する。曇った残留油を蒸留水(2
0cc)及びエチルエーテル(50cc)で吸収し、次
いで水酸化ナトリウム(d−1,33)によりアルカリ
化してpH13とする。有機相を分離し、塩化ナトリウ
ム飽和水溶液(15cc)で洗浄し、炭酸カリウムで乾
燥し、ろ過し、50℃で減圧下(30mmHg、4kP
a)に濃縮乾固する。メレンゲ状のフンシスチンシーの
残留ペースト状生成物(Ig)を、シリカゲル(0,2
−0,063mm)のカラム(高さ=30cm、直径:
2−6cm)でのクロマトグラフィーで、酢酸エチルと
メタノールの95:5(容量)混合物(100cc)及
び酢酸エチルとメタノールの85:15(容量)混合物
(100cc)により順次に溶離し、15−ccの画分
を集めることにより精製する。画分9−11を一緒にし
、40℃で減圧下(30mmHg、 4kPa)に濃縮
乾固する。残留黄色油(0,55g)をイソプロピルエ
ーテル(20CC)に溶解し、そして撹拌しながらイソ
プロピルエーテル中の塩酸3.3N溶液(0,5cc)
で滴下により処理する。形成した沈でんの液を切り、イ
ソプロピルエーテル(3X5cc)で洗浄し、40℃で
減圧下(5mmHg、0.68kPa)に乾燥する。
それにより、N−(2−メチルプロピル)−10−[(
2RS)−1・(1−ピロリジニル)−2−プロピル]
−2−フェノチアジンカルボキサミド塩酸塩(0,51
g)が、淡黄色粉末、融点155−1゜60°C(ペー
ストを形成して溶融)、の形態で得られる。
プロトンNMR(250MHz、CDDα8、δppm
、J、Hz)= 0.98(D、、J−7,6H。
−CH(CHs)Ji  t、87(DS J−7,3
H。
CHs); 1−1−98(、IH,−C焦(CH5)
i);2.1 (Cx、4 H,ピロリジン−CH2−
CH,−);2.80.2.92.3.78及び4(4
Mt、IH各々、ピロリジン−CH2N  CH2);
3 、 26 (M t 、  2 H,−CONH−
CHz−);3.47(ブロードD、J=13、IH,
NCH2のIH);3.7(Mt、IH,N−CH,−
のLH);  5.25(Mt、  IH,N−CH)
;  6゜95〜7.25(Mt、5H,芳香族);7
.38(D、J−8、IH,3−位置の−H);7.5
1(S、IH,1−位置の−H); l 2.35(C
x。
IF(、−CONH−)。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、cm−’:3
280.3060,2950,2920.2860.2
770.2670.2580.1640゜+59o、1
530.1460.1415,1385.1365,1
230,870,825,755゜ N−(2−メチルプロピル”) −10−[(2R5)
−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フ
ェノチアジンカルボチオアミドは、下記の如くして製造
することができる。
無水エタノール(20cc)中の10−[(2R3)−
1−(1−ピロリジニル)−2−プロビルコー2−7エ
ノチアジンカルポチオアミド(2g)及び2−メチルプ
ロピルアミン(3cc)の懸濁液を、硫化水素で15分
間飽和させ、次いで115°C付近の温度に23時間加
熱する。冷却の後、混合物を30°Cで減圧下(30m
mHg、4kPa)に濃縮乾固する。残留ペーストを酢
酸エチル(30cc)及び蒸留水(20cc)で吸収す
る。有機相を分離し、塩化ナトリウム飽和水溶液(20
cc)で洗浄し、炭酸カリウムで乾燥し、ろ過し、50
°Cで減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固す
る。残留粘性黄色油(2゜5g)を、シリカゲル(0,
20,063mm)のカラム(高さ:35cm、直径:
2.6cm)でのクロマトグラフィーで、酢酸エチルと
メタノールの92:8(容量)混合物(200cc)に
より溶離し、15−ccの画分を集めることにより精製
する。画分5−11を一緒にし、40℃で減圧下(30
mmHg、 4kPa)に濃縮乾固する。それにより、
N−(2−メチルプロピル)−1,0−[(2RS) 
−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フ
ェノチアジンカルボチオアミド(2,04g)が、粘性
黄色油の形態で得られる。
実施例14 酢酸エチル(27cc)中のN−(2−メチルプロピル
)−10−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル
]−2−7xノチアジン力ルポチオアミド塩酸塩、L体
(1,36g)の溶液に、酢酸水銀(II)(0,64
g)を加え、この混合物を20℃付近の温度で16時間
撹拌する。得られる橙色懸濁液をろ過し、ろ液を40℃
で減圧下(30mmHg、 4kPa)に濃縮乾固する
。残留物を、酢酸エチル(100cc)で吸収し、得ら
れる溶液を、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(2X 5
0cc)、次いで塩化ナトリウム飽和水溶液(50cc
)で洗浄し、チャーコール3Sの存在下に硫酸マグネシ
ウムで乾燥する。
ろ過の後、黄色ろ液を40℃で減圧下(30mmHg。
4kPa)に濃縮乾固し、それに、より橙色油(1,1
5g)を得、このものを、僅かに過圧の窒素(40kP
a)の下でのシリカゲル(0,063−0,04mm)
のカラム(高さ: 40 cm、直径: 2 c+n)
でのクロマトグラフィーで、塩化メチレンとメタノール
の98゜7:1.3(容量)混合物(750cc)、次
いで塩化メチレンとメタノールの97.5:2.5(容
量)混合物(2a)で溶離し、溶離液の最初の1aにつ
いては5O−cc画分を集め、次いで100−cc画分
を集めることにより精製する。画分11−23を一緒に
し、40°Cで減圧下(30mmHg、4kPa)に濃
縮乾固する。それにより橙色油(0,95g)が得られ
る。この生成物をエチルエーテル(50cc)に溶解し
、エチルエーテル中の塩酸0623N溶液(locc)
を加える。形成した沈でんの液を切り、エチルエーテル
(3X I 0cc)で洗浄し、40°Cで減圧下(5
mmHg、 O−、7kP a)に乾燥する。
それにより、N−(2−メチルプロピル)−10−[1
−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノ
チアジンカルボキサミド塩酸塩、L体(0゜75g)が
、白色固体、融点200−205℃(ペーストを形成し
て溶融)、の形態で得られる。
グo ) 7HMR(250MHz、DMSO1δpp
m、  J、  Hz) DMS○に溶解すると、窒素の塩形成により2つの形態
が観察される。
0.9(D、J=75.6H1−CH(CHz)z);
1.78(D、J−7,3H,−CH5); 1.88
(M  仁 、  IH,−CH(CH3)2);  
1. 7 5 〜2(Mt、4H,ピロリジン−CH,
−CH2−)、2゜82.3.09.3.60及び3.
75(4Mt。
1、 H各々、ピロリジン−〇 Hz  N −CHz
  ) ;3.09(Mt、2H,−CONH−CH,
−);\ 72(MtS IH,N−CH);  7〜7.35(
Mt。
5H1芳香族);7.52(ブロードS、IH,1−位
置の−H);7.55(ブロードD、J−8、IH13
−位置の−H); a、60(T、J−5゜5、 L 
H,−CONH−):  10.48(Cx、  LH
,−NH”)。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、co+−” 
:3280.3060,2960,2925.2875
.2680.2590. 2475. 1640、 1
595. 1540. 1460. 1415゜138
5、 1370. 1315. 1230,875、 
830. 755゜ N−(2−メチルプロピル’)−10−[1−(1−ピ
ロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカ
ルボチオアミド塩酸塩、L体は、下記の如くして製造す
ることができる。
エタノール(40cc)中の10−[1−(L−ピロリ
ジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド、L体(2g)及び2−メチルプロピルアミ
ン(2,75cc)の混合物を硫化水素で飽和させ、次
いで100°Cに16時間加熱する。
冷却の後、この溶液を40°Cで減圧下(30mmHg
、4kPa)に濃縮乾固し、橙色油(2,7g)を得、
このものを、僅かに過圧の窒素(300mmHg、 4
0kPa)の下でのシリカゲルCo、063−0.04
mm)のカラム(高さ:40cm、直径: 4 am)
でのシロマドグラフィーで、塩化メチレン(500cc
)、次いで、塩化メチレンとメタノールの97.5:2
゜5(容量)混合物(500cc)で順次に溶離し、6
O−CC画分を集めることにより精製する。画分12−
16を一緒にし、40°Cで減圧下(30mmHg。
4kPa)に濃縮乾固し、橙色油(1,72g)を得る
この生成物をエチルエーテル(50cc)に溶解し、こ
の溶液をチャーコール3Sで処理し、ろ過し、このろ液
にエチルエーテル中の塩酸3N溶液(1゜5 cc)を
加える。形成した沈でんの液を切り、エチルエーテル(
3X10cc)で洗浄し、40°Cで減圧下(5mmH
g、0.7kPa)に乾燥する。それにより、N−(2
−メチルプロピル)−10−[1−(1−ピロリジニル
)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボチオア
ミド塩酸塩、L体(1,4g)が、黄色固体、融点約1
206CCペーストを形成して溶融)、の形態で得られ
る。
[α]”−+24±0.5°(1%、ジメチルホルムア
ミド)。
実施例15 酢酸水銀(II)(0、65g)を、酢酸(19cc)
中のN−(2−メチルプロピル)−10−[1−(1−
ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジン
カルボチオアミド塩酸塩、D体(0,95g)の溶液に
加える。この混合物を20℃付近の温度で24時間撹拌
する。得られる橙色懸濁液をろ過し、ろ液を40°Cで
減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。残
留物を酢酸エチル(loocc)で吸収し、得られる溶
液を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(2X 50cc)
、次いで塩化ナトリウム飽和水溶液(50cc)で洗浄
し、チャーコール3Sの存在下に硫酸マグネシウムで乾
燥する。ろ過の後、黄色ろ液を40°Cで減圧下(30
mmHg、4kPa)に濃縮乾固し、それにより橙色油
(0,76g)を得る。この生成物を、僅かに過圧の窒
素(40kPa)の下でのシリカゲル(0,063−0
,04mm)のカラム(高さ+40cm、直径: 2 
am)、でのクロマトグラフィーで、塩化メチレン(5
00cc)、塩化メチレンとメタノールの98.7:1
.3(容量)混合物(750)、次いで塩化メチレンと
メタノールの97.5:2.5(容量)混合物(112
)で溶離し、溶離液の最初の1αについては5O−cc
画分を集め、次いで3Q−cc画分を集めることにより
精製する。
画分15−28を一緒にし、40°Cで減圧下(30m
mHg、  4kPa)に濃縮乾固する。それにより橙
色油(0,47g)を得る。この生成物をエチルエーテ
ル(30cc)に溶解し、エチルエーテル中の塩酸0.
23N溶液(5cc)を加える。形成した沈でんの液を
切り、エチルエーテル(3X5cc)で洗浄し、40°
Cで減圧下(5mmHg、0.7kPa)に乾燥する。
それにより、N−(2−メチルプロピル)−l O−[
1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−7エ
ノチアジンカルポキサミド塩酸塩、D体(0,4g)が
、白色固体、融点190−200°0(ペーストを形成
して溶融)、の形態で得られ、このもののNMRスペク
トルは実施例14に記載の生成物のNMRスペクトルと
同じである。
[α]”−−16,7±0.5@(1%、ジメチルホル
ムアミド)。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、cm−’ :
3280.3060.2960,2925.2875.
2685,2610.2480.1640、 1595
. 1540. 1460. 1415゜1385、 
1370. 1320. 1230. 875、 83
0. 755゜ N−(2−メチルプロピル)−10−[1−(1−ピロ
リジニル)−2−7’口ビル]−2−フェノチアジンカ
ルボチオアミド塩酸塩、D体は、下記の如くして製造す
ることができる。
エタノール(40cc)中のto−[1−(1−ピロリ
ジニル)−2−7”ロビル]−2−フェノチアジンカル
ボチオアミド、D体(2g)及び2−メチルプロピルア
ミン(2,75cc)の混合物を硫化水素で飽和させ、
次いで100°Cに16時間加熱する。
冷却の後、この溶液を40’Oで減圧下(30mmHg
4kPa)に濃縮乾固し、橙色油(2,3g)を得る。
この生成物を、僅かに過圧の窒素(40kPa)の下で
のシリ、カゲル(0,063−0,04mm)のカラム
(高さ:40cm、直径: 4 cm)でのクロマトグ
ラフィーで、塩化メチレン(500cc)、次いで塩化
メチレンとメタノールの97.5:2.5(容量)混合
物(500cc)で溶離し、6O−cc画分を集めるこ
とにより精製する。画分12−16を一緒にし、40°
Cで減圧下(30mmHg14kPa)に濃縮乾固し、
橙色油(1,25g)を得る。この生成物をエチルエー
テル(50cc)に溶解し、溶液をチャーコール3Sで
処理し、ろ過し、エチルエーテル中の塩酸3N溶液(l
 cc)をこのろ液に加える。形成した沈でんの液を切
り、エチルエーテル(3XIOcc)で洗浄し、40°
Cで減圧下(5mmHg、0.7kPa)に乾燥する。
それにより、N −(2−メチルプロピル)−10−[
1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェ
ノチアジンカルボチオアミド塩酸塩、D体(1g)が、
約120℃で溶融する(ペーストを形成して溶融)黄色
固体の形態で得られる。
実施例16 酢酸(25cc)中のN−ベンチルーto−[(2R3
)−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−
フェノチアジンカルボチオアミド(1,7g)及び酢酸
水銀(I[Xl、4g)の懸濁液を、20℃付近の温度
で16時間撹拌する。得られる黒色懸濁液をエチルエー
テル(15cc)で希釈し、ろ過し、ろ液を40°Cで
減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。褐
色残留物を蒸留水(20cc)で吸収し、水酸化ナトリ
ウム(d−1,33)でアルカリ化してpH13とし、
酢酸エチル(25cc)で抽出する。有機相を蒸留水(
10cc)で洗浄し、炭酸カリウムで乾燥し、ろ過し、
50°Cで減圧下(30mmHL 4 k P a)に
濃縮乾固する。残留粘性淡褐色油(1,5g)を僅かに
過圧の窒素(40kPa)の下でのシリカゲル(0,0
4−0,063mm)のカラム(高さ:45cm、直径
:3.2cm)でのクロマトグラフィーで、酢酸エチル
とメタノールの90=10(容量)混合物(800cc
)により溶離し、25−cc画分を集めることにより精
製する。画分13−23を一緒にし、40°Cで減圧下
(30mn+I(g、  4kPa)に濃縮乾固する。
残留粘性油をエチルエーテル(25cc)に溶解し、イ
ソプロピルエーテル中の塩酸3.3N溶液(lcc)を
撹拌しながら滴下により加える。形成した沈でんの液を
切り、イソプロピルエーテル(2X5CC)で洗浄し、
40℃で減圧下(5mmHg、0−7kPa)に乾燥す
る。それにより、N−ペンチル−1,0−[(2R5)
−1−(1−ビロリジニル)−2−プロピル]−2−フ
ェノチアジンカルボキサミド塩酸塩(0,9g)が、白
色固体、融点214°C1の形態で得られる。
プロトンNMR(250MHz、DMSO,δ1) p
ms  J% H2): 0.9(T、J=7.3 H,CHz  CHs ) 
;!、32(Mt、4H1CH2CH2CHs ) ;
1.55 (M t 、2 H,−CH2−(C’H,
)2− CH3);1、 8(D、  J−7、3H1
−CH3);  1. 75〜2(Mt、4H,ピロリ
ジン−CH2−);2゜85.3.1O13,6及び3
.75(4Mt。
\ IH各々、ピロリジン N−CJ−); 3.26/ (Mt、2H,C0NHCHz  );3.77\ (Mむ、2H,N   CHz−);  4.77(M
t。
/ /      \ 芳香族);7.53(S、IH,1−位置の−H);7
.55(D、J=8、IHl 3−位置の−H);8.
66(T、J=5.5、IHl −CONH−);10
.80(Cx、IH,−NHつ。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、cm−’:3
270.3060,2950,2920.2860.2
g50,2670,2610,2580.1645,1
590,1535.+460゜1410.1375,1
305,1230,860.830,750゜ N−ペンチルー10−[(2RS)−1−(1−ピロリ
ジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボ
チオアミドは下記の如くして製造することができる。
無水エタノール(30cc)中の1.0−[(2R3)
−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル1−2−フ
ェノチアジンカルボチオアミド(2g)及びペンチルア
ミン(3cc)の懸濁液を硫化水素で飽和させ、次いで
100℃の付近の温度に2時間加熱する。冷却の後、こ
の混合物を40’(!で減圧下(3OmmHg、4kP
a)に濃縮乾固する。ペースト状残留物をエチルエーテ
ル(50cc)及び蒸留水(15cc)で吸収する。有
機相を分離し、炭酸カリウムで乾燥し、40°Cで減圧
下(30mmHg、4 kP a)に濃縮乾固する。残
留粘性黄色波を、シリカゲル(0,2−0,063mm
)のカラム(高さ:35cm。
直径:2.6cm)でのクロマトグラフィーで、酢酸エ
チル(300cc)により溶離し、25−cc画分を集
めることにより精製する。画分3−9を一緒にし、40
°Cで減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固す
る。それにより、N−ペンチルーto−[(2R3)−
1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−7エ
ノチアジンカルポチオアミド(2,25g)が、黄色油
の形態で得られる。
プロトンNMR(250MHz、DMSO1δp I)
m%  J% Hz): 0.92(T、J−7,3H,ペンチル−CHs);1
.35(Mt、  4H,−CH2−CHx−CH3)
;1.7(Mt、  2H,−CH,−(CH2)、C
H3)。
3.55〜3.90(Mt、4H,N−CH2−及び−
CS N HCH2) ; 7〜7.35CMし、5H
,芳香族); 7.43(DD、J=8及び1、IH,
3−位置の−H); 7.57(D、J −1゜IH,
l−位置の−H)。
実施例17 N−[(2R3)−2−メチルブチル]−10−[(2
R3)−1−(N−エチル−N−メチルアミノ)−2−
プロピル]−2−フェノチアジンカルボチオアミド(1
g)を、無水エタノール(20’cc)中の7マル酸(
0,27g)の溶液に溶解し、この混合物を40°Cで
減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。残
留物を酢酸(16,7cc)に溶解し、酢酸水銀(uX
o、87g)を加える。得られる懸濁液を20℃付近の
温度で16時間撹拌して、黒色懸濁液を得、このものを
蒸留水(25cc)で希釈し、ろ過する。橙色ろ液をカ
セイソーダ溶液(d= 1 。
33)でアルカリ化してpH13とし、酢酸エチル(2
X50cc)で抽出する。−緒にした有機相を蒸留水(
2X25cc)及び塩化ナトリウム飽和水溶液(25c
c)で順次に洗浄し、チャーコール3Sの存布下に硫酸
マグネシウムで乾燥し、ろ過し、40°Cで減圧下(3
0mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。
残留黄色油(1g)を、僅かに過圧の窒素(40kPa
)の下でのシリカゲル(0,04−0,063mm)の
カラム(高さ+25cm、直径: 2 cm)でのクロ
マトグラフィーで、酢酸エチル(500cc)、次いで
酢酸エチルとメタノールの90:10(容量)混合物(
l。
2f2)により溶離し、5O−cc画分を集めることに
より精製する。画分21−30を一緒にし、4゜°Cで
減圧下(30mmHg、4kPa)に濃縮乾固する。
黄色油(0,46g)を得、このものを結晶化させる。
この生成物をイソプロピルエーテル(10cc)に還流
下に溶解し、次いで5°C付近の温度で1時間放置する
。形成した結晶の液を切り、イソプロピルエーテル(2
X2cc)で洗浄し、40℃で減圧下(5mmHg、 
0 、7kPa)に乾燥する。それにより、N−[(2
R3)−2−メチルブチル]−10−[(2RS ) 
−1−(N−エチル−N−メチルアミノ)−2−7’口
ピル]−2−7エノチアジンカルポキサミド(0,23
g)が、オフホワイトの結晶、融点95°C1の形態で
得られる。
プロト7NMR(250MHz、DMSOl 8ppm
 + J % Hz ) : 0.9(Mt、9H12−メチルブチルの2\ −CH,、NCHzCHs); l−14及び1.4/ 4(2Mt、IH各々、−cHw  CHs); 1−
62(D、J−7,3H,CHa); l−65(Mt
\ IH,2−メチルブチル CH−);2.23(S。
/ CHI−CHI); 2.67(DD、J−14及び6
゜\ 5、IMSN−CH,−のlH); 2.97(DD。
/ J−14及び6、 \ LH,NCH3−のLH);3〜 / 3.3(Mt、2H,−CONH−CHz  ); 4
−\ 17(Mt、J〜7.6.5及び6、IH,N−/ CH);6.90〜7.3(Mt、5H1芳香族);\ 7.42(DD、J=8及び1、IH,3−位置の−H
);7.55(D、J−1,IH,l−位置の−H)−
8,4(T、J−5,5、IH,−C○N)I−)。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、cm−’:3
320.3060.2965,2930,2875.2
845,2790,1630.1590.1580,1
540,1460.1415゜1380.1320.+
240.825,750゜N−[(2R3)−2−メチ
ルブチル]−1o−[(2R3)−1−(N−エチル−
N−メチルアミノ)−2−7’口ビル]−2−7エノチ
アジンカルポチオアミドは、下記の如くして製造するこ
とができる。
無水エタノール(15cc)中の10−[(2R3)−
1−(N−エチル−N−メチルアミノ)−2−プロピル
1−2−フェノチアジンカルボチオアミド(1g)及び
(2R5)−2−メチルブチルアミン(4゜9 cal
の溶液を硫化水素で飽和させ、100℃付近の温度に1
6時間加熱する。冷却の後、混合物を40°Cで減圧下
(30mmHg、 4kPa)に濃縮乾固する。油状橙
色残留物を、僅かに過圧の窒素(40kPa)の下での
シリカゲル(0,04−0,063mm)のカラム(高
さ:25cm、直径: 2 cm)でのクロマトグラフ
ィーで、酢酸エチルとシクロヘキサンの80:20(容
量)混合物(500cc)により溶離し、4O−cc画
分を集めることにより精製する。
画分4−8を一緒にし、40°Cで減圧下(30mmH
g、4kPa)に濃縮乾固する。N−[(2R3)−2
−メチルブチル] −10−[(2RS) −t −(
N−エチル−N−メチルアミノ)−2−プロピル]−2
−7エノチアジンカルポチオアミド(1,88g)が黄
色油の形態で得られる。
実施例18 酢酸水銀(I[Xl、3g)を、酢酸(25cc)中の
N−[(2R3) −2−メチルブチル]−10−[(
2R3)−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピルツ
ー2−フェノチアジンカルボチオアミド(1,4g)の
溶液に加え、得られる懸濁液を20°C付近の温度で2
時間撹拌する。形成した黒色法でんの液を切り、酢酸(
2X5cc)で洗浄し、ろ液を60°Cで減圧下(30
mmHg、 4kPa)に濃縮乾固する。褐色残留物を
蒸留水(15cc)及び酢酸エチル(25CC)で吸収
し、N水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ化する。有機
相を分離し、スーパーセルでろ過し、炭酸カリウムで乾
燥し、再びろ過し、20℃で減圧下(30mmHg、4
kPa)に濃縮乾固する。
得られる淡黄色粘性樹脂(1,3g)を、イソプロピル
エーテル(50cc)に溶解し、イソプロピルエーテル
中の塩酸3.3N溶液(l CC)で処理する。
沈でんの液を切り、イソプロピルエーテル(3X10c
c)で洗浄し、40°Cで減圧下(5mmHg、0゜7
kPa)に乾燥する。それにより、N−[(2R3)−
2−メチルブチル]−10−[(2RS)−1−(]−
ビロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジン
カルボキサミド塩酸塩(1,2g)が、オフホワイト粉
末、融点155−160’c(ペーストを形成して溶融
)、の形態で得られる。
プロトンNMR(205MHz、DMSO,δp p 
m s  J %  Hz ) :0.89及び0.9
0(D及びT、J−7,6HXCHCH3及び−〇82
CH,それぞれ);1゜13及び1.43(2Mt11
H各々、−CH2CH2); 1.7(Mt、LH,2
−メチルブチル\ CH−):  1.79(DSJ =7.3H1−CH
、);/ 1.75〜2(Mt、4H,ピロリジン−CH2CH2
);2.85.3,1O13,60及び3゜\ 75(4Cx、IH各々、ピロリジンの2   N−/ GHz);3〜3.3(Mt、 2H,−CONH−C
Hz  );3− 65〜3.90(Mt、2H。
/ / / CH);7〜7.4(Mt、5H,芳香族);7゜\ 55(S、IH,1−位置の−)(); 7.57(D
J−8、IH,3−位置の−H); 8.65(T、J
−5,5、IHl−CONH−);  1 0.85(
Cx、IH,−NHつ。
赤外スペクトル(KBr)、特性バンド、cm−’:3
290.3060,2980.2925.2875.2
670.2585,2475,1645.1595.1
535,1460.1410゜1380.1305,1
230,830,755゜N−[(2R,5)−2−メ
チルブチル]−10−[(2R3)−1−(1−ピロリ
ジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボ
チオアミドは、下記の如くして製造することができる。
無水エタノール(15cc)中の10−[(2R5)−
1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル〕−2−フェ
ノチアジンカルボチオアミド(2g)及び2−メチルブ
チルアミン(3cc)の撹拌した溶液を、硫化水素で飽
和させ、この混合物を1156C付近の温度に1時間加
熱する。冷却の後、この混合物を50℃で減圧下(30
mmHg、4kPa、)に濃縮乾固する。残留黄色ペー
ストを酢酸エチル(30cc)及び蒸留水(20cc)
で吸収する。有機相を分離し、塩化ナトリウム飽和水溶
液(20cc)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、
ろ過し、40°Cで減圧下(30mmHg、4kPa)
に濃縮乾固する。残留粘性黄色油(2,2g)をシリカ
ゲル(0,04−0゜063 mm)のカラム(高さ:
40cm、直径+3.2cm)でのクロマトグラフィー
で、酢酸エチルとメタノールの92:8(容量)混合物
(300cc)により溶離し、25−cc画分を集める
ことにより精製する。
画分6−11を一緒にし、40°Cで減圧下(30rn
mHg、 4’kPa)に濃縮乾固する。それにより、
N−[(2R,5)−2−メチルブチル]−10−[(
2R3)−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル〕
−2−7エノチアジンカルポチオアミド(1,8g)が
粘性黄色油の形態で得られる。
実施例19 酢酸水銀(IIX2.2g)を酢酸(50cc)中のN
−[(23)−2−メチルブチル]−10−[1−(]
−ビロリジニル)−2−7’口ピル]−2−フェノチア
ジンカルボチオアミド塩酸塩、L体(2,5g)の溶液
に加え、この混合物を20°C付近の温度で16時間撹
拌する。得られる橙色懸濁液を蒸留水(100cc)で
希釈し、ろ過し、ろ液を40°Cで減圧下(30mmH
g、4kPa)に濃縮乾固する。残留物を酢酸エチル(
200cc)及び蒸留水(loocc)で吸収する。水
酸化ナトリウム(d=1.33)を加えてpH13とす
る。沈降が起こった後、有機相を分離し、蒸留水(2X
 50cc)に次いで塩化ナトリウム飽和水溶液(50
cc)で順次に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。
ろ過の後、黄色ろ液を40°Cで減圧下(30mmHg
、 4 kPa)に濃縮乾固し、それにより橙色油(1
,9g)を得る。この生成物を酢酸エチル(locc)
に溶解し、イソプロピルエーテル中の塩酸3.3N溶液
(1,4cc)を撹拌しながら滴下により加える。形成
した結晶をろ過により分離し、イソプロピルエーテル(
3×10cc)で洗浄し、減圧下(5mmHg、0.7
kPa)に乾燥する。それにより、N−[(2S)−2
−メチルブチル]−10−[1−(1−ピロリジニル)
−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボキサミド
塩酸塩、L体(1,05g)が、ベージュ色の固体、融
点190°C1の形態で得られ、そのNMRスペクトル
は、実施例18に記載の生成物のNMRスペクトルと同
じである。
赤外スベクトノb(KBr)、特性バンド、Cm−’:
3280.3060,2960.2930.2875.
2680.2590,2480.1640.1595,
1540,1460.14に5゜1380.1310,
1235.860,830゜755゜ N−[(2S)−2−メチルブチル]−10−[1−(
1−ピロリジニル)−2−プロピル1−2−フェノチア
ジンカルボチオアミド塩酸塩、L体は、下記の如くして
製造することができる。
エタノール(60cc)中の10−[1−(1−ピロリ
ジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド、L体(4g)及び(25)−2−メチルブ
チルアミン(5g)の混合物を硫化水素で飽和させ、次
いで100°Cに16時間加熱する。
冷却の後、この溶液を40°Cで減圧下(30mmHg
4kPa)に濃縮乾固する。橙色油(5,3g)が得ら
れ、このものを、シリカゲル(0,063−0゜2 m
m)のカラム(高さ:48cro、直径: 4 am)
でのクロマトグラフィーで、塩化メチレンとメタノール
の97.5:2.5(容量)混合物(2Q)で溶離し、
6O−cc画分を集めることにより精製する。両分23
−29を一緒にし、40°Cで減圧下(30mmHg、
4kPa)に濃縮乾固する。橙色油(4,1g)が得ら
れる。この生成物をイソプロピルエーテルと酢酸エチル
の75:25(容量)混合物(200cc)に溶解し、
イソプロピルエーテル中の塩MO,72N溶液(12−
8cc)を5°C付近の温度で撹拌しながら加える。形
成した沈でんの液を切り、イソプロピルエーテル(3X
20cc)で洗浄し、40℃で減圧下(5mmHg、 
0 、7kPa)に乾燥する。それにより、N−[(2
S)−2−メチルブチル]−1o−ct−ct−ピロリ
ジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド塩酸塩、L体(3,2g)が、黄色固体、融
点135−140°C(ペーストを形成して溶融)、の
形態で得られ、そのNMRスペクトルは、実施例18に
記載のチオアミドのNMRスペクトルと同じである。
[α] ”−+28.3±0.6’ (1%、ジメチル
ホルムアミド)。
実施例 20 酢酸水銀(0,7g)をN−[(2RS)−2−メチル
ブチル]−10−[1−(]−ピロリジニル)−2−プ
ロピル]−2−7エノチアジンカルポチオアミド、L体
(0,8g)の酢酸(16cc)溶液に添加し、混合物
を約20℃の温度で16時間撹拌する。得られるオレン
ジ色の懸濁液を蒸留水(50cc)で希釈し、濾過して
、オレンジ色の濾液を減圧下(30mmHg : 4 
kP a)で40°Cにおいて濃縮乾固する。残渣を酢
酸エチル(100cc)及び蒸留水(25cc)で抽出
する。苛性ソーダ溶液(d−1,33)を加えてpH1
3とする。
沈降が起こった後、有機相を分離し、順次蒸留mm(2
X25cc)で、及び飽和塩化ナトリウム水溶液(25
cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥する。濾過
後、黄色の濾液を減圧下(30mmHg ; 4 kP
 a)で40℃において濃縮乾燥すると、黄色いガム状
物(0,59)が得られる。
この生成物をイソプロピルエーテル(25cc)に溶解
し、撹拌下に約5°Cの温度で塩酸の0.24Nイソプ
ロピルエーテル溶液(5,4cc)を滴下する。生成す
る沈澱を濾過により分離し、イソプロピルエーテル(3
XIOcc)で洗浄し、減圧下(5mmHg ; 0.
68 hP a)で乾燥する。
N−[(2R5)−2−メチルブチル]−10−[1(
l−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチア
ジンカルボキシアミド塩酸塩、L体(0゜4g)が融点
178℃の白色固体状に得られる。
そのNMRスペクトルは実施例18に記載された生成物
と同一である。
[σ]ぢ=+15.5±0.5”  (1%、ジメチル
ホルムアミド) 赤外スペクトル(KBr)下記cm−’における特性吸
収: 3310.3060.2960.2925.2870.
2680.2600.2475.1635.1590.
1540.1470.1410.1380.1310.
1230.870.830.755゜ N−[(2R3)−2−メチルブチル]−10−[1(
1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−7エノチア
ジンカルポチオアミド塩酸塩、L体は下記のようにして
得ることができる: エタノール(30cc)中の10−[1−(1−ピロリ
ジニル>2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボチ
オアミド塩酸塩、L体(2g)及び(2R3)−2−メ
チルブチルアミン(9,5cc)の混合物を硫化水素で
飽和し、次いで100°Cに16時間加熱する。冷却し
た後、溶液を減圧下(30mmHg : 4  J2P
 a)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。オレンジ色の
油状物(3,8g)が得られ、これをシリカゲル(0,
063−0,2mm)のカラム(高さ:40cm;直径
:3cm)を用いるクロマトグラフィーにより精製し、
塩化メチレン及びメタノールの混合物(容積比97.5
:2.5)(1,512)で溶離し、30ccづつの画
分を集める。画分35ないし46を一緒にして減圧下(
30mmHg ; 4 kP a)で40℃において濃
縮乾固する。オレンジ色の油状物(1,89)が得られ
る。この生成物をイソプロピルエーテル及び酢酸エチル
の混合物(容積比80:20)(60cc)中に溶解し
、次いで塩酸の0.37Nイソプロピルエーテル溶液(
llcc)を撹拌しながら約5°Cの温度で添加する。
生成する沈澱を排液し、イソプロピルエーテル(3X1
0cc)で洗浄し、減圧下(30mmHg ; 4 k
P a)で40℃において乾燥する。それによりN−[
(2R3)−2−メチルブチル]−10−[1−(1−
ピロリジニル)=2−プロピル]−2−フェノチアジン
カルボチオアミド塩酸塩、L体(1,4g)が融点12
〇−1、25°C(ペーストを形成して熔融)の黄色固
体状に得られ、そのNMRスペクトルは実施例18に記
載されたチオアミドと同一であった。
[α]廿−+24.3±0.8’  (0,7%ニジメ
チルホルムアミド) 実施例 21 10−(1−ジエチルアミノ−2−プロピル)−(3−
メチル−1−ブチル)−2−フェノチアジンカルボチオ
アミド、L体(2g)及びフマル酸(0,259)のエ
タノール(20cc)溶液を減圧下(30mmHg ;
 4 hP a)で40℃において濃縮乾燥する。残渣
を撹拌しながら酢酸で抽出し、次いで水銀酸(merc
uric acid) (1、5g)を添加し、約20
℃の温度で16時間撹拌を継続する。
得られる灰色の懸濁物を蒸留水(60cc)で希釈し、
濾別する。オレンジ色の濾液を苛性ソーダ溶液(d=1
.33)で処理してpH12とし、酢酸エチル(200
cc)で抽出する。有機相を順次蒸留水(2X50cc
)及び飽和塩化ナトリウム水溶液(50cc)で洗浄し
、木炭3Sの存在下で硫酸マグネシウム上で乾燥する。
濾過後、黄色い濾液を減圧下(30mmHg ; 4 
kP a)で40℃において濃縮乾固し、それによりオ
レンジ色の油状物((1,55g)が得られる。これを
シリカゲル(0,04−0,063mm)のカラム(高
さ:25cm;直径:2.6cm)を用い、窒素を僅か
に過圧(40kPa)としたクロマトグラフィーにより
精製し、酢酸エチル(750cc)、次i、: 酢酸エ
チル及びメタノールの混合物(容積比90 : 10)
(1,500cc)で溶離し、50ccづつの両分を集
める。画分12ないし44を一緒にして減圧下(30m
mHg ; 4 kP a)で40°Cにおいて濃縮乾
燥する。黄色の油状物([α]背−十1.5.6° ;
0.64%;クロロホルム)(l。
Ig)が得られる。この生成物をイソプロピルエチル(
100cc)中に溶解し、次いでイソプロピルエーテル
中の塩酸の0.45N溶液(5,8cc )を約5°C
の温度で撹拌しながら添加し、撹拌を30分間継続する
。生成する沈澱を排液し、イソプロピルエーテル(2c
c)で洗浄し、減圧下C5mmHg ;0.7 kPa
)で40°Cにおいて乾燥する。1O−(1−ジエチル
アミノ−2−プロピル)−N−(3−メチル−■−ブチ
ル)−2−フェノチアジンカルボキンアミド塩酸塩、L
体(0゜889)が融点I CL O−105℃(ペー
ストを形成して熔融)の白色固体状に得られる。
[cr] U−+ 15.7° (0,9%;ジメチル
ホルムアミド) プロトンN M R(250M Hz 、 D M ’
S O1δp pms  J  Hz)  : 0.93(D、J =7.6H,−CH(CH3)2)
;0.98及び1.17 (2T、J=7、各3H。
−N (CH2CH3)2);  1.44  (QS
 J=7.2H>N−CH2CH2−); 1.62 
(Mt、IH,3−メチルブチル>CH−); 1.8
5 (D。
J=7.3H,CH3);  3.l 7  (Mt、
4H。
N  ccHjcH3)2); 3.3  (Mt、2
H1CONHCH2);  3,4  (M t、  
I H,I H。
>N−CH2−);3.76 (DD、J=14及び7
.5、 l H,l HSN  CH2);  4.8
1(M t、IH,>N−CH<); 7ないし7.4
(Mt。
5H1芳香族);7.52 (S、IH,1−位におけ
る一H);7.53 (D、J−7,5、IH13−位
における一H); 8.6 (T、J=5.5、LH,
−CONH−);  10.13  (Cx、IH。
−NHつ。
赤外スペクトル(KBr)の下記cm−’における特性
吸収: 3270、3060、2955、2940、2870、
2640、2580、2480、 l 640、l 5
90、 l 535、 l 460、14 l 5、1
395、1385、1365、 l 310、1230
.875、830、755゜ 1O−(1−ジエチルアミノ−2−プロピル)−N−(
3−メチル−1−ブチル)−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド塩酸塩、L体は下記のようにして製造される
: 無水エタノール(45cc)に溶かしたl O−(1ジ
エチルアミノ−2−プロピル) −2−−yエッチアジ
ンカルボチオアミド酸性フマレート、L体(3g)の溶
液に3−メチルブチルアミン(10゜7cc)を添加し
、そしてこの溶液を硫化水素で飽和する。次いで混合物
を16時間に互って約105℃の温度とし、減圧下(3
0mmHg;4 kPa)で40°Cにおいて濃縮乾燥
する。残留するオレンジ色の油状物((1,55g)を
シリカゲル(0゜2−0.063+++m)のカラム(
高さ:35cm;直径:3cm)を用いたクロマトグラ
フィーにより精製し、酢酸エチル及びシクロヘキサンの
混合物(容積比70 : 30)(400cc )で溶
離し、30ccづつの画分を集める。画分7ないし10
を一緒にして減圧下(30mmHg ; 4 kP a
)で50°Cにおいて濃縮乾燥すると、1O−(1−ジ
エチルアミノ−2−プロピル)−N−(3−メチル−1
−ブチル)−2−フェノチアジンカルボチオアミド、L
体(3,1g)がオレンジ油状物として得られ、そのN
MR特性は下記の実施例22に記載されるものと同一で
ある。
10−(1−ジエチルアミノ−2−プロピル)2−フェ
ノチアジンカルボチオアミド酸性フマレート、L体は下
記のようにして製造される:無水ピリジン(104cc
)に溶゛かしたto−(1ジエチルアミン−2−7’口
ビル) −2−フェノチアジンカルボニトリル、L体(
5,29)及びトリエチルアミン(2,2cc)の溶液
を撹拌しながら20℃で1時間硫化水素で飽和させ、次
いで20℃で17時間撹拌する。反応混合物を1時間窒
素でパージし、蒸留水(500cc)中に注加し、酢酸
エチル(2X250cc)で抽出する。
有機相を集めて順次蒸留水(3xlOOcc)及び飽和
塩化すl−’、Jウム水溶液(loocc)で洗浄し、
硫酸マグネシウム上で乾燥して濾過する。
黄色濾液を減圧下(30mmHg ; 4 kP a)
で40°Cにおいて濃縮乾燥すると、6.59のオレン
ジ色油状物が得られる。この生成物をシリカゲル(0,
2−0,063mm)のカラム(高さ:44crB直径
:3.4c+n)を用いたクロマトグラフィーにより精
製し、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物(容積比
30ニア0)(31で溶離し、150ccづつの両分を
集める。画分8ないし17を一緒にして減圧下(30m
mHg ; 4 kP a)で40℃において濃縮乾燥
する。オレンジ色油状物([α1背−−33,7±0.
6’ 、 1.006%;クロロホルム)が得られる。
この生成物を約60℃の温度でエタノールC20cc)
に溶解し、この溶液を約60°Cの温度で7マル酸(1
,569)のエタノール(20cc)溶液中に圧加し、
次いで約5°Cの温度で16時間放置する。生成する結
晶を排液し、エタノール(2X2cc)で減圧下(30
mmHg ・4  J2P a)で40°Cにおいて乾
燥する。こうして1O−(1−ジエチルアミノ−2−プ
ロピル)−2−フェノチアジンカルボチオアミド酸性フ
マレート、L体(5,5g)が融点186°Cの黄色結
晶状に得られる。
[α]背−+29.1±0.6° (1%;ジメチルホ
ルムアミド) 10−(1−ジエチルアミノ−2−プロピル)−2−フ
ェノチアジンカルボニトリル、L体は下記のようにして
製造されるニ ジメチルホルムアミド(86cc)に溶かした1O−(
1−エチルアミノ−2−プロピル)−2−7エノチアジ
ンカルポニトリル、L体(7g)の溶液に炭酸ナトリウ
ムぐ3.2g)及びヨードエタン(2,3cc)を添加
し、次いでこの混合物を6時間に亙って温度約1500
C!とする。冷却後、反応混合物を減圧下(30mmH
g ; 4 kP a)で40℃において濃縮乾燥し、
及び残渣を酢酸エチル(250cc)で抽出する。得ら
れる溶液を順次蒸留水(2X100cc)及び飽和塩化
ナトリウム水溶液(100cc)で洗浄し、木炭3Sの
存在下で硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過する。
黄色い濾液を減圧下(30mmHg ; 4 kP a
)で40’Oにおいて濃縮乾燥すると徐々に結晶化する
オレンジ色の油状物が得られる。この残渣を還流下に最
少量のイソプロピルエーテルに溶かし、少量の不溶物を
熱時濾過し、濾液を約5°Cの温度で3日間保存する。
生成する結晶を排液し、イソプロピルエーテル(2X2
CG)で洗浄し、減圧下(5mmHg ; 0.7  
kP a)で40℃において乾燥する。I 0−(1−
ジエチルアミノ−2−プロピル)−2−フェノチアジン
カルボニトリル、L体(2,9g)が融点83°Cのベ
ージュ色の結晶状に得られる([σ]廿=+9±0.3
° ;0.978%;クロロホルム)。次いで濾液を減
圧下(30mmHg ; 4 kP a)で40℃にお
いて乾燥すると、更に2.3gの1O−(1−ジエチル
アミノ−2−プロピル)−2−フェノチアジンカルボニ
トリル、L体が融点81−82°Cのベージュ色の固体
状に得られる。
[α]賀−+8.7±0.3° (1,2%;クロロホ
ルム) 10−(1−エチルアミノ−2−プロピル)−2−フェ
ノチアジンカルボニトリル、L体は下記のようにして得
られる: 2−(2−シアノ−10−7エノチアジニル)−1−プ
ロピルメタンスルホネート、L体(16g)のトルエン
(160cc)溶液にエチルアミン(30cc)を添加
し、この混合物を24時間に互って約105°Cの温度
とする。冷却後、反応混合物を減圧下(30mmHg 
; 4 kP a)で40℃において濃縮乾燥し、及び
残渣を酢酸エチル(250cc)及びINの水酸化ナト
リウム水溶液(50cc)で抽出する。撹拌後、有機相
を分離し、順次蒸留水(50cc)及び飽和塩化ナトI
Jウム水溶液(50cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム
上で乾燥し、濾過し、減圧下(30mmHg ;’4#
Pa)で40℃において濃縮乾燥すると、黄色油状物(
13,8p)が得られる。この残渣を約60’(:!の
温度でエタノール(46cc)に溶解し、この溶液を6
0°Cでフマル酸(5,29)のエタノール(46cc
)溶液に圧加し、約5°Cの温度に16時間放置する。
生成する黄色沈澱を排液し、エタノール(2X5C(:
)で洗浄し、減圧下(5mmHg ; 0.7 J2P
 a)で40℃において乾燥する。こうしてI 0−(
1−エチルアミノ−2−プロピル)−2−フェノチアジ
ンカルボニトリルフマレート、L体([σ]賀−+6.
2±0.4° :1.008%;ジメチルホルムアミド
)(9,79)が得られる。この生成物をエチルエーテ
ル(200cc)に懸濁し、IN水酸化ナトリウム水溶
液(100cc)を添加する。撹拌後、有機相を分離し
、水相をエチルエーテル(50cc)で抽出する。有機
相を一緒にし、飽和塩化ナトリウム水溶液(100cc
)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減
圧下(300mmHg ; 4Q kPa−次いで30
mmHg ; 4 kPa)で4000において濃縮乾
燥する。こうしてi 0−(1−エチルアミノ−2−プ
ロピル)−2−フェノチアジンカルボニトリル、L体(
7g)が黄色油状物として得られる。
[α1賀=+12±0.3° (2%;クロロホルム) 実施例 22 10−(1−ジエチルアミノ−2−プロピル)−N−(
3−メチル−1−ブチル)−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド、D体(2g)及びフマル酸(0,52g)
のエタノール(20cc)溶液を減圧下(30mmHg
 ; 4 kP a)で40°Cにおいて濃縮乾固する
。残渣を撹拌しながら酢酸(35cc )で抽出し、次
いで酢酸水銀(1,5g)で処理する。約20°Cの温
度で16時間撹拌を継続する。得られる黒色の懸濁液を
蒸留水(60cc)で希沢し、濾過する。オレンジ色の
濾液を苛性ソーダ(d=1.33)で処理してpH13
とし、エチルエーテル(200cc)で抽出する。有機
相を順次蒸留水(2X50cc)及び飽和塩化ナトリウ
ム水溶液(50cc)で洗浄し、木炭3Sの存在下で硫
酸マグネシウム上で乾燥する。濾過後、無色の濾液を減
圧下(30mmHg ; 4 hP a)で40°Cに
おいて濃縮乾燥する;こうして淡黄色油状物(2g)が
得られる。この生成物をシリカゲル(0,04−0,0
63mm)のカラム(高さ=25cm;直径:2.6c
m)を用いて、窒素の僅かな過圧下(40#Pa)での
クロマトグラフィーにより精製し、酢酸エチル及びメタ
ノールの混合物(容積比90 : 10)(1,0OO
cc)で溶離し、50ccづつの両分を集める。画分3
ないし9を一緒にして減圧下(30mmHg ; 4 
 kP a)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。黄色油
状物([α]廿−−15±1’:0.6%;クロロホル
ムX1.5g)が得られる。この生成物をイソプロピル
エーテル(loocc)に溶解し、次いで撹拌しながら
約5°Cにおいて、塩酸の0.45Nイソプロピルエー
テル溶液(5Jcc)で処理する。
撹拌を30分間継続する。生成する沈澱を排液し、イソ
プロピルエーテル(2cc)で洗浄し、次いで減圧下(
5mmHg ; 0.7 kPa)で40°Cにおいて
乾燥する。こうしてl 0−(1−ジエチルアミノ−2
−プロピル)−N−(3−メチル−1ブチル)−2−フ
ェノチアジンカルボキシアミド塩酸塩、D体(0,8g
)が融点105−11000(ペースト状に熔融)の白
色固体状に得られる。
そのNMRスペクトルは実施例21で得られた生成物と
同じである。
[α]ぢ−−14,6±0.5°(0,5%ニジメチル
ホルムアミド) 赤外スペクトル(KBr)下記cm−’における特性吸
収: 3280.3050.2950.2930.2620.
2580.2470.1640.1590.1535.
1460.1410.1390.1380.1360.
1305.1230.870.825.750゜ 10−(1−ジエチルアミノ−2−プロピル)−N−(
3−メチル−1−ブチル)−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド、D体は下記のようにして製造できる: 10−(1−ジエチルアミノ−2−プロピル)−2−フ
ェノチアジンカルボチオアミド酸性フマレート、D体(
3g)の無水エタノール(45cc)溶液に3−メチル
ブチルアミン(10,7cc)を添加し、この溶液を硫
化水素で飽和する。混合物を16時間に互って約105
℃の温度とし、減圧下(30mmHg ; 4 kPa
)で50°Cにおいて濃縮乾燥する。残留するオレンジ
色の油状物をシリカゲル(0,2−0,063mm)の
カラム(高さ:35cm;直径:3cm)を用いたクロ
マトグラフィーにより精製し、酢酸エチル及びシクロヘ
キサンの混合物(容積比75:25)(400cc)で
溶離し、40ccづつの両分を集める。画分4ないし6
を一緒にして減圧下(30mmHg;4kPa)で50
°Cにおいて濃縮乾燥すると、オレンジ色油状の1O−
(1−ジエチルアミノ−2プロピル)−N−(3−メチ
ル−1−ブチル)−2−7エノチアジンカルポチオアミ
ド、D体(3゜1g)が得られる。
10−(1−ジエチルアミノ−2−プロピル)2−フェ
ノチアジンカルボチオアミド酸性フマレート、D体は下
記の方式で得られる: 無水ピリジン(68cc)中の1O−(1−ジエチルア
ミノ−2−プロピル)−2−7エノチアジンカルポニト
リル、D体(3,4g)及びトリエチルアミン(1,4
cc)を原料として用いる以外は、実施例21に記載さ
れたように操作することによって、オレンジ色油状物(
4g)が得られる。
この生成物を温度約60°Cでエタノール(13cc 
)に溶解し、この溶液を温度約5℃で7マル酸(1,1
6g)のエタノール(13cc)溶液中に圧加する。生
成する結晶を排液し、エタノール(2X2cc)で洗浄
し、減圧下(5mmHg;0゜7 kPa)で40°C
において乾燥する。こうして10−(1−ジエチルアミ
ノ−2−プロピル)−2−フェノチアジンカルボチオア
ミド酸性フマレート、D体(3,479)が融点180
°Cの黄色固体状に得られる。
[α]背−−32.8±0.6°(0,9%;ジメチル
ホルムアミド)。
1O−(1−ジエチルアミノ−2−プロピル)2−フェ
ノチアジンカルボニトリル酸性フマレート、D体は下記
の方式で得られるニ ジメチルホルムアミド(50cc)中のl O−(1−
エチルアミノ−2−プロピル)−2−7エノチアジンカ
ルポニトリル酸性7マレート、D体(4g)、炭酸ナト
リウム(1,32g)及びヨードエタン(Ice)の混
合物を温度約150°Cに6時間加熱する。冷却後、反
応混合物を減圧下(30mmHg ; 4 kP a)
で50℃において濃縮乾固し、残渣を酢酸エチル(10
0cc)で抽出し、順次蒸留水(50cc)及び飽和塩
化ナトリウム水溶液(50cc)で洗浄する。有機相を
硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(30m
mHg;4 kPa)で40°Cにおいて濃縮乾燥する
こうして1O−(1−ジエチルアミノ−2−プロピル)
−2−フェノチアジンカルボニトリル酸性フマレート、
D体(3,49)が黄色油状物として得られる。
[α]廿=−6.8±0.4° (1,3%;クロロホ
ルム)。
1O−(1−エチルアミノ−2−プロピル)−2−フェ
ノチアジンカルボニトリル酸性フマレート、D体は下記
の方式で得ることができる:2−(2−シアノ−1O−
7エノチアジニル)−2−プロピル メタンスルホネー
ト、D体(10g)のトルエン(loocc)溶液にエ
チルアミン(18,75cc)を添加し、この混合物を
24時間に亙って約105°Cの温度とする。冷却後、
反応混合物を減圧下(30mmHg ; 4 hP a
)で40°Cにおいて濃縮乾固する。残液を酢酸エチル
(250cc)で、及び引き続いてINの水酸化ナトリ
ウム水溶液(2X100cc)で抽出する。
水相を一緒にして苛性ソーダ(d= 1.33)でpH
13までアルカリ性とし、エチルエーテル(2×200
cc)で抽出する。有機相を併せて順次蒸留水(50c
c)及び飽和塩化ナトリウム水溶液(50cc)で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(3
0mmHg ; 4 kP a)で40℃において濃縮
乾燥する。こうして1O−(1−エチルアミノ−2−プ
ロピル)−2−フェノチアジンカルボニトリル、D体(
5g)がオレンジ色油状物として得られる。この生成物
を温度約60°Cでエタノール(17cc)に溶解し、
この溶液を同じ温度で7マル1(1,9g)のエタノー
ル(17cc)溶液に圧加し、次いで結晶化を開始させ
、混合物を温度約20°Cで16時間放置する。固形物
を排液し、エタノール(2X2cc)で洗浄し、減圧下
(5m+IHg ; 0.7 kP a)で40℃にお
いて乾燥する。こうして10−(1−エチルアミノ−2
−プロピル)−2−フェノチアジンカルボニトリル酸性
フマレート、D体(4g)が融点208°Cの黄色固体
状に得られる。
[σ1ぢ−−5,2±0,5° (0,9%;ジメチル
ホルムアミド)。
実施例 23 N−(3−メチルブチル)−10−4(2RS)−1−
(N−エチル−N−メチルアミノ)−2−プロピル]−
2−7エノチアジンカルポチオアミド(0゜3g)を7
マル酸(81++Ig)の無水エタノール(5cc)溶
液に溶解し、混合物を減圧下(30mmHg;4#Pa
)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。残留するメレンゲ
(meringue)状の粘稠なオレンジ色の生成物を
酢酸(5cc)に溶解し、酢酸水銀(0゜239)を添
加する。得られるオレンジ色の懸濁物を約20℃の温度
で16時間撹拌する。反応混合物を減圧下(30mmH
g ; 4 kP a)で60°Cにおいて濃縮乾燥す
る。残渣を蒸留水(10cc)で抽出し、濾過し、濾液
を苛性ソーダ(d−1゜33)でpH13までアルカリ
性とし、酢酸エチル(2XlOcc)で抽出する。有機
相を併せて飽和塩化ナトリウム水溶液(locc)で洗
浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(
3QmmHg ; 4 kP a)で40℃において濃
縮乾燥する。残留する黄色油状物を酢酸エチル(2cc
)に溶解し、そしてイソプロピルエーテル(20cc 
)を添加する。得られる溶液を温度約5℃に冷却し、塩
酸の0.065Nイソプロピルエーテル溶液(5,1c
c)を撹拌しながら滴下する。生成する沈澱を排液し、
イソプロピルエーテル(3X5cc)で洗浄し、減圧下
(5mmHg ; 0.7#Pa)で40’C!におい
て乾燥する。こうしてN(3−メチルブチル)−10−
[(2RS)−1−(Nエチル−N−メチルアミノ)−
2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボキシアミド
塩酸塩(0゜13g)が融点110−120℃(ペース
ト状に熔融)の白っぽい固体状として得られる。
プロ) 7HMR(250MHz、DMSO,appm
、J  Hz): DMSO溶液においては窒素の塩化によって、二種の形
態が測定される。
0.923(D、J =7,6H,−CH(CH,)t
);1.06及び1.20(ブロード、2T、3H,>
NCHzCHi);1.45 (Mt、2H,−CH2
CH−); 1.63 (Mt、LH,3−メチルブチ
ル>CH−); 1.82 (ブロードD、3H1CH
3); 2.77 (Cx、 3 H,>NCH3) 
;3−15 (Cx12H,>NCH3CHi)z);
3.29 (Cx、2H,−CONH−CH,−);3
.48及び3.75 (2Cx、3.46−DD。
J−14及び3、及び3.73−DD、J−14及び8
.2H,N  CH2)IH,IH,>N−CH2);
4.76(Ox、IH,>N  CH<);7ないし7
.4 (Cx、5H,芳香族);7.53(S、IHl
l−位における一H); 7.54 (D、J−8、I
H,3−における−H); 8.59(Cx。
J−5,5、IHl−CO?JH−);  10.20
(Cx、IH,−NH”)。
赤外スペクトル(KBr)下記cm−’における特性吸
収: 3270.3060.2950,2930.2870.
2580.2480,2845.2590゜1540.
1460.1415.1385.1365.1310.
1230.870,845.830.755゜ N−(3−メチルブチル)−10−[(2RS)■−(
N−エチル−N−メチルアミノ)−2−プロピル]−2
−フェノチアジンカルボチオアミドは下記のようにして
製造でさる: lO〜[(2RS)−1−(N−エチル−N−メチルア
ミン)−2−7’口ピル]−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド(1g)及び3−メチルブチルアミン(4,
9c)の無水エタノール(15cc)溶液を硫化水素で
飽和し、温度約lOO′Cに16時間に互って加熱する
。冷却後、得られるオレンジ色の溶液を減圧下(30m
rAHg ; 4  hP a)で40°Cにおいて濃
縮乾固する。残留するオレンジ色の油状物をシリカゲル
(0,04−0,063mm)のカラム(高さ+25c
m;直径:2cm)を用いたクロマトグラフィーにより
、酢酸エチル及び/クロヘキサンの混合物(容積比80
:20)(500cc)で溶離し、30ccづつの画分
を集めて精製する。画分4ないし8を一緒にして減圧下
(30mmHg : 4  hP a)で40°Cにお
いて濃縮乾固する。N−(3−メチルブチル)−10−
[(2R3)1−(N−エチル−N−メチルアミノ)−
2−プロピル1−2−フェノチアジンカルボチオアミド
(1,39)がオレンジ色油状として得られる。
実施例 24 N−(3−メチルブチル)−10−[(2R5)1−(
l−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチア
ジンカルボチオアミド塩酸塩(1g)の酢酸(20cc
)懸濁液を撹拌しながら酢酸水銀(0,6689)を添
加し、混合物を温度約20°Cに5時間30分間反応さ
せる。反応混合物を酢酸エチル(150cc)及び蒸留
水(50cc)で希釈し、次いで苛性ソーダ(d−1,
33)で処理して、pHを13とする。有機相を分離し
、水相を再度酢酸エチル(2X50cc)で抽出する。
有機相を併せて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液)loo
cc)、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液(100cc
)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減
圧下(30mmHg ; 4kPa)で40°Cにおい
て濃縮乾燥する。残留する黄色油状物(0,53g)を
シリカゲル(0,040,063mm)のカラム(高さ
:30cm;直径:2,5cm)を用い、窒素の微少過
圧下(40kPa)で、クロマトグラフィーにより精製
し、塩化メチレン及びメタノールの混合物(容積比97
.5 : 2.5)  (100cc )で溶離し、1
5CCづつの画分を集める。画分12ないし34を一緒
にして減圧下(30mmHg ; 4 hP a)で4
0℃において濃縮乾燥する。得られる油状物を酢酸エチ
ル(locc)に溶解し、塩酸の3N酢酸エチル溶液(
0,5cc)を添加する。生成する固形物を排eし、エ
チルエーテル(2X2cc)で洗浄し、減圧下(51n
mHg ; 0.7 kP a)で40°Cにおいて乾
燥する。こうしてN−(3−メチルブチル)−10−[
(2R5)−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル
] −2−フェノチアジンカルボキシアミド塩酸塩(0
,379)が融点約100°C(ペースト状となって熔
融)の淡黄色固体状に得られる。そのNMRスペクトル
は下記の実施例26で記載される生成物と同一である。
赤外スペクトル(KBr)下記C+++−’における特
性吸収: 3280.3060.2960.2875.2680.
2610,2480.1660.1650.1595.
1540.1460.1415.1385.1365.
1310.1235.860.830.750゜ N−(3−メチルブチル)−10−[(2RS)−1−
(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチ
アジンカルボチオアミド塩酸−塩は下記のようにして製
造できる: 10−[(2R3)−1−(1−ピロリジニル)−2−
7’口ピル]−2−7エノチアジンカルポチオアミド(
1,89g)及び3−メチルブチルアミン(8−9cc
)の無水エタノール(28cc)溶液を硫化水素で飽和
し、この混合物を温度約1100°Cに16時間加熱す
る。冷却後、反応混合物を減圧下(30mmHg ; 
4 kP a)で40°Cにおいて濃縮乾固し、油状黄
色残渣(2,8g)をシリカゲル(0,04−0,06
3mm)のカラム(高さ+30cm;直径:2cm)を
用い、窒素の微少過圧下(40bPa)で、クロマトグ
ラフィーにより精製し、塩化メチレン及びメタノールの
混合物(容積比95:5)(300cc)で溶離し、3
0ccづつの両分を集める。画分4ないし8を一緒にし
て減圧下(30mmHg ; 4 kP a)で40°
Cにおいて濃縮乾燥する。得られる油状物(2゜1g)
を酢酸エチル(15cc)に溶解し、酢酸エチル中の3
Nの塩酸溶液(2cc)を添加する。
混合物を温度約5°Cにおいて1時間撹拌し続ける。
生成する沈澱を排液し、酢酸エチル(2cc)で洗浄し
、減圧下(5mmHg ; 0.7 hP a)で35
℃において乾燥する。こうしてN−(3−メチルブチル
)−10−[(2Rs)−t−(1−ピロリジニル)−
2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボチオアミド
塩酸塩(2,1g)が融点約190°Cの黄色結晶状に
得られる。
実施例 25 N−(3−メチルブチル)−10−[1−(1−ピロリ
ジニル)−2−プロピル〕フェノチアジンカルボチオア
ミド、L体(4,759)の無水エタノール(loOc
c)溶液にフマル酸(1,5g)を添加し、混合物を減
圧下(30mmHg ; 4 hP a)で40℃にお
いて濃縮乾燥する。黄色いメレンゲ状残渣を酢酸(10
0cc)で抽出し、撹拌しながら酢酸水銀(4,39)
を添加し、撹拌を温度約20°Cで16時間継続する。
得られる黒色の懸濁液を減圧下(3GmmHg ;4 
J2P a)で50°Cにおいてその容積の4分の1に
濃縮し、蒸留水(200cc)で抽出し、濾過する。濾
液を苛性ソーダ(d=1.33)で処理してpH13ま
でアルカリ性とし、酢酸エチル(200cc)で抽出す
る。−緒にした有機相を順次蒸留水(2X100cc 
)及び飽和塩化ナトリウム水溶液(loocc)で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過後、減圧下(3
0m+nHg ; 4 kP a)で40°Cにおいて
濃縮乾固する。こうしてN−(3−メチルブチル)−1
0−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2
−7エノチアジンカルポキシアミド、L体(2,55g
)が融点210°Cの白色固体状に得られる。そのNM
Rスペクトルは実施例26に記載されるものと同一であ
る。
[a]背=+14±0.96 (0,5%ニジメチルホ
ルムアミド)。
赤外スペクトル(KBr)下記cm””における特性吸
収: 3295、3060、2950、2930、2870.
2620.2845.1660、1650゜1595、
1535、1460、1415、138011360、
1305.1230,855.825、750゜ N−(3−メチルブチル)−10−[1−(1−ピロリ
ジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド、L体は下記のようにして製造できる: N−(3−メチルブチル)−10−[1−(1−ピロリ
ジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド、L体(6g)及び3−メチルブチルアミン
(18,9cc)の無水エタノール(90cc)溶液を
硫化水素で飽和し、16時間に互って温度約105°C
とする。冷却後、反応混合物を減圧下(30mmHg 
; 4 kP a)で40°Cにおいて濃縮乾固する。
褐色の油状残渣をシリカゲル(0,02−0,063闘
)のカラム(高さ=40c+i;直径:4cm)を用い
てクロマトグラフィーにより精製し、塩化メチレン(I
Q)で、次いで塩化メチレン及びメタノールの混合物(
容積比95:5)(1,50,)で溶離し、80ccづ
つの画分を集めて精製する。画分23ないし36を一緒
にして減圧下(30mmHg ; 4 kP a)で4
0°Cにおいて濃縮乾燥する。こうしてN−(3−メチ
ルブチル)−10−[1−(1−ピロリジニル)−2−
プロピル]−2−フェノチアジンカルボチオアミド、L
体(6,76g)がオレンジ色油状物として得られる。
実施例 26 N−(3−メチルブチル)−10−[+−(1−ピロリ
ジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド、D体(2g)及び7マル酸(0,529)
のタノール(20cc)溶液を減圧下(3C)mHg 
: 4 bPa)で40℃において濃縮乾燥する。黄色
いメレンゲ状に粘稠な残渣を酢酸(35cc)で抽出し
、撹拌しながら酢酸水銀(1,5g)で処理し、撹拌を
温度約20℃で16時間継続する。得られる黒色の懸濁
液を蒸留水(50cc)で希釈し、濾過する。濾液を苛
性ソーダ(d−1,33)で処理してpH13までアル
カリ性とし、酢酸エチル(2X100cc)で抽出する
。有機相を併せて順次蒸留水(2X50cc )及び飽
和塩化ナトリウム水溶液(50cc)で洗浄し、木炭3
Sの存在において硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し
、無色の濾液を減圧下(30mmHg;4  JxPa
)で50℃において濃縮乾固する。こうして得られたN
−(3−メチルブチル)−1o−[1−(1−ピロリジ
ニル)−2−プロピル]−2−7エノチアジンカルポチ
オアミド、D体(1g)は黄色油状である。この精製物
を酢酸エチル(locc)に溶解し、イソプロピルエー
テル中の3.3N塩酸溶液(0,7cc)で処理する。
生成する沈澱を排液し、イソプロピルエーテル(3X2
CC)で洗浄し、減圧下(30m rnHg;4  k
Pa)で40°Cにおいて乾燥する。
こうしてN−(3−メチルブチル)−10−[1−(1
−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジ
ンカルボチオアミド、D体(0,759)は融点200
℃の白色固体状に得られる。
[σ]付−−17.3±0.5°(1,1%;ジメチル
ホルムアミド) プロトンNMR,(250MHzS DMS○、699
m5  J  Hz): 0.92CD、J =7.6H1−CH(CH3) 2
);1.43 (Q、J=7.2H1−NH−CH2C
H2); 162 (Mt、IH13−メチルブチル 
−CH−); 1.78 (D、J−7,3H。
CH3); 1−75 (Mt、4H1−CH2CH,
−)  ;  :182−3.10−3.55  (4
Cx、各IH,ピロリジン−CH2N  CH2);↓ 3.75  (AB、  2H1>N   CHz) 
 ;  4.75(Mt、IHl>N−CH<);7な
いし7.4(M t 15 HN芳香族);7.53 
(s、LH。
l−位における一H);7.55 (D、J=8、IH
,3−位におけるーH) ;8.6 c”r、  J=
5、 IH,−CONH−)  ;  10.58  
(Cx。
IH,−NHつ。
赤外スペクトル(KBr)下記cm−’における特性吸
収: 3290.3060.2955.2935.2870.
2660.2620.2580.1660.1650.
1595.1540.1465.1415.1385.
1365.1305.1235.860.850.83
0.750゜ N−(3−メチルブチル)−10−[1−(1−ピロリ
ジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド、D体は下記のようにして製造できる: to−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−
2−フェノチアジンカルボチオアミド、D体(4,1g
)のエタノール(61,5cc)溶液に3−メチルブチ
ルアミン(12,9cc)を添加し、次いで混合物を硫
化水素で飽和し、16時間に互って温度約105°Cと
する。冷却後、反応混合物を減圧下(30mmHg ;
 4 kP a)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。黄
色の油状物が得られ、これをシリカゲル(0,2−0,
063mm)のカラム(高さ:30cm:直径:4cm
)を用いてクロマトグラフィーにより精製し、塩化メチ
レン及びメタノールの混合物(容積比95:5)(1゜
5α)で溶離し、80ccづつの画分を集める。
画分14ないし17を一緒にして減圧下(30mmHg
;4 kPa)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。
こうしてN−(3−メチルブチル)−10−[1−(1
−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジ
ンカルボチオアミド、D体(4,7g)がオレンジ色油
状物とそて得られる。
[α]背−−3.2±0.2° (1,92%:クロロ
ホルム) 10−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−
2−フェノチアジンカルボチオアミド、D体は下記のよ
うにして製造できる: 無水ピリジン(234cc)中のI O−[1−(1−
ピロリジニル)−2−7’口ピル]−2−7エノチアジ
ンカルポニトリル、D体(11,7g)及びトリエチル
アミン(4,9cc)を25°Cで1時間に亙って硫化
水素で飽和する。混合物を25°Cで20時間撹拌し、
反応混合物に窒素気泡を通気することによって脱ガスし
、酢酸エチル(100cc )で希釈し、蒸留水(11
2)上に圧加し、酢酸エチル(2X500cc)で抽出
する。有機相を併せて順次蒸留水(2X250cc)及
び飽和塩化ナトリウム水溶液(250cc)で洗浄し、
木炭3Sの存在において硫酸マグネシウム上で乾燥し、
濾過し、黄色の濾液を減圧下(30mmHg;4  k
Pa)で50°Cにおいて濃縮乾燥する。黄色の油状物
が得られ、これをシリカゲル(0,20,063mm)
のカラム(高さ:45cm;直径+4ci)を用いてク
ロマトグラフィーにより精製し、塩化メチレン(IQ)
及び塩化メチレンとメタノールの混合物(容積比95:
5)(5Q)で溶離し、100ccづつの両分を集める
。画分23ないし50を一緒にして減圧下(30mmH
g;4 kPa)で40℃において濃縮乾燥する。こう
して10−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル
]−2−フェノチアジンカルボチオアミド、D体(10
,7g)がメレンゲ状の粘稠な黄色精製物として得られ
る。
[σ]旨−+40.7±0.6° (1,1%:クロロ
ホルム) 10−[1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−
2−7エノチアジンカルポニトリル、D体は下記のよう
にして製造できる: トルエン(260cc)中の2−(2−シアノ−10−
7エノチアジニル)−1−プロピルメタンスルホネート
、D体(25,5g)及びピロリジン(29,6cc)
の混合物を温度約90℃に加熱する。反応混合物を減圧
下(30mmHg ; 4JiPa)で40°Cにおい
て濃縮乾燥する。残渣をエチルエーテル(500cc)
で処理し、次いで2Nのメタンスルホン酸水溶液(2X
100cc)で抽出する。水相を温度約5°Cで苛性ソ
ーダ(d−1,33)でpH13までアルカリ性とし、
順次蒸留水(100cc)及び飽和塩化ナトリウム水溶
液(100cc)で抽出し、木炭3Sの存在において硫
酸マグネシウム上で乾燥して濾過し、減圧下(30mm
Hg ; 4 kP a)で40°Cにおいて濃縮乾燥
する。こうして得られたオレンジ色の油状物をシリカゲ
ル(0,063−0,2mm>のカラム(高さ:45c
m;直径:4c+++)を用いてクロマトグラフィーに
かけ、塩化メチレン及びメタノールの混合物(容積比9
7−5:2.5)(2゜5Q)で溶離し、150ccづ
つの画分を集めて精製する。画分8ないし16を一緒に
して減圧下(30mmHg ; 4 kP a)で40
°Cにおいて濃縮乾燥する。こうして10−[1−(1
−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジ
ンカルボニトリル、D体(11,7g)が黄色油状物と
して得られる。
[α]賃=−9,8±0.4’  (1,1%;クロロ
ホルム) 2−(2−シアノ−1O−フェノチアジニル)=1−プ
ロピルメタンスルホネート、D体は下記のようにして製
造できる: 温度約5°Cに冷却された塩化メチレン(200cc 
)中の1O−(1−ヒドロキシ−2−プロピル)フェノ
チアジンカルボニトリル、D体(209)の溶液を撹拌
しながらトリエチルアミン(16゜2CC)を添加し、
次いで塩化メチレン(89cc)中のメタンスルホニル
クロリド(8,9cc)(7)溶液を25分間に互って
滴下導入し、温度約10°Cにおいて50分間撹拌を継
続する。反応混合物を順次蒸留水(2X100cc)及
び飽和塩化ナトリウム水溶液(loOcc)で洗浄し、
硫酸マグネシウム上で乾燥して濾過し、減圧下(30m
mHg;4bPa)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。
こうして得られた2−(2−シアノ−10−フェノチア
ジニル)−1−プロピルメタンスルホネート、D体(2
5,8g)はオレンジ色のガム状であり、それ以上精製
することなく次ぎの合成段階に使用される。
[α]竹−−23.1±0.4° (1,4%;クロロ
ホルム) 10−(1−ヒドロキシ−2−プロピル)−2−フェノ
チアジンカルボニトリル、D体は下記のようにして製造
できる: (−)−2−(2−シアノ−10−7エノチアジニル)
フロビル(S)−1−フェニルエチルアンモニウムフタ
レート(94,5g)を還流下の水酸化カリウム(23
,5g)のエタノール(1,150cc)溶液に添加し
、10分間撹拌しながら還流を継続する。次いで反応混
合物を氷冷水(IQ)中に投じ、酢酸エチル(2Q1次
いで500cc)で抽出する。有機相を併せ、順次0.
IN塩酸水溶液(2X500cc)、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液(2X500cc)及び飽和塩化ナトリウ
ム水溶液(500cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム上
で乾燥して濾過し、減圧下(30mmHg ;4jzP
a)で40℃において濃縮乾固する。残留する黄色の固
体を還流下にイソプロピルエーテル(200cc)で抽
出し、生成物を加熱状態で結晶化する。混合物を放置し
て温度的20℃まで戻し、及び固形物を排液し、イソプ
ロピルエーテル(20cc)で洗浄し、減圧下(5mm
Hg;0.7kPa)で20℃において乾燥する。こう
して1O−(1−ヒドロキシ−2−プロピル)−2−7
エノチアジンカルポニトリル、D体(36,59)は融
点135°Cの黄色結晶状に得られる。
Cal f−+13.1±O−5’ (1,0%;りa
ロホルム) (−)−2−(2−シアノ−1O−フェノチアジニル)
フロビル(S)−1−フェニルエチルアンモニウムフタ
レートは、濾過後に保存された固形物を利用する以外は
、2−(2−シアノ−10−7エノチアジニル)−1−
プロピル(L体)(i R)−1−フェニルエチルアン
モニウムフタレートヲ製造する実施例5に記載されたよ
うにして得ることができる。固形物を還流下の酢酸エチ
ル(600cc )に溶解する。冷却後、生成する固体
を排液し、酢酸エチル(50cc)で洗浄し、減圧下(
3OmmHg ; 4  kP a)で40°Cにおい
て乾燥する。
こうして(−)−2−(2−シアノ−IO−フェノチア
ジニル)プロピル(15)  1  フェニルエチルア
ンモニウムフタレー) (44,2g) カ融点154
°Cの淡黄色結晶状に得られる。
[α]背−−21.5±0.6° (1%:クロロホル
ム) 衷演@  27 N−(3−メチルブチル)−10−[(2R5)−1−
ピペリジノ−2−プロピル)−2−フェノチアジンカル
ボチオアミド(2,32g)の氷酢酸(20cc)溶液
に10分間に互って酢酸水銀(1゜63g)の酢酸(2
0cc)溶液を滴下する。反応溶液を25°Cで60分
間撹拌し、次いでセライトで覆った焼結ガラス上で濾過
する。セライトを酢酸エチル(2XIOCG)で洗浄し
、濾液を一緒にして減圧下(30mmHg ; 4 k
P a)で濃縮乾固し、得られる残渣を酢酸エチル(1
00cc)で希釈する。有機相を規定の水酸化ナトリウ
ム(2X50cc)及び蒸留水(2X50cc)及び次
ぎに食塩水(IX50cc)で洗浄し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥して濾過し、減圧下(30mmHg ;4b
pa)で50℃において濃縮乾燥し、残渣をシリカゲル
(0,06−0,2m調)のカラム(高さ=36cm;
直径:2c+x)を用いてクロマトグラフィーにより精
製し、シクロヘキサンと酢酸エチルの(容積比80:2
0)(500cc)及び(容積比50:50)(600
cc)の混合物で溶離し、50ccづつの画分を集める
。画分8ないし20を一緒にして減圧下(30mmHg
 ; 4 hP a)で50°Cにおいて濃縮乾燥する
と、0.95gのN−(3−メチルブチル)−10−[
(2R3)−1−ヒヘリジノー2−7’ロピル)−2−
フェノチアジンカルボキシアミド(0,95g)が得ら
れる。
塩酸の2.2Nエーテル溶液(0,83cc)をN−(
3−メチルブチル)−10−[(2RS)−1ピペリジ
ノ−2−プロピル)−2−フェノチアジンカルボキシア
ミド(0,80g)のエチルエーテル(40cc)溶液
に添加する。懸濁液を25℃で12時間撹拌する。沈澱
を焼結ガラス上で濾別し、エチルエーテル(2XIOc
c)で洗浄し、減圧下(5mmHg ; 0.7 kP
 a)で40°Cにおいて乾燥すると、融点228℃の
N−(3メチルブチル)−10−[(2RS)−1−ピ
ペリジノ−2−プロピル)−2−フェノチアジンカルボ
キシアミド塩酸塩(0,67g)が得られる。
プロトンNMR(250MHz、DMSO,δppm5
 J  Hz)  : 0.9(D、J=7.6 H、CH(CH3)2) ;
1.42  (Mt、2H,−NCH2CH2−); 
 l。
6(ME、IH13−メチルブチル〉cH−);1.2
ないし1.9 (Mt、6H,ピペリジン−C焦、−C
隻□−); 1.8 (DS J−7,3H。
−CH5); 2.7ないし3.8 (Mt、8H。
−CH,−N−CH,、>N−CH2−);4.81 
(Mt、I H,>N−CH<); ’7ないL7.3
5 (Mt、5H,芳香族) ; 7.5 (S11H
11−位における一H)、7.52 (D、J−8、I
H13−におけるーH);8.55 (T。
J−5,5、IH,−CONH); 9.95  (C
x。
IH,−NHつ。
赤外スペクトル(KBr)下記cm−’における特性吸
収: 3285.3060.295012870,2660.
2540.1660X 1595.1540゜1460
.1410.1385.1365.1305、1235
、860、825、745゜N−(3−メチルブチル)
−10−[(2R3)−1−ピペリジノ−2−プロピル
]−2−フェノチアジンカルボチオアミドは下記のよう
にして製造できる: 10−[(2RS)−1−ピペリジノ−2−プロピル]
−2−フェノチアジンカルボチオアミド(3,。
07g)の無水エタノール(65cc)中の溶液に3−
メチルブチルアミンを添加する。混合物を16時間15
0°Cとする。反応混合物を減圧下(5mmHg;0.
7kPa)で50℃において濃縮乾燥する。残渣を酢酸
エチル(150cc)で希釈し、得られる溶液を蒸留水
(3X50cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥
し、次いで減圧下(30mmHg ; 4 kP a)
で濃縮乾燥し、残液をシリカゲル(0,040,06m
m)のカラム(高さ:23.2cm;直径:3.6cm
)を用い、窒素の微少過圧下にクロマトグラフィーによ
り精製し、シクロヘキサンと酢酸エチルの(容積比80
:20)(1α)及び(容積比50:50)(212)
の混合物で溶離し、60ccづつの画分を集める。
画分5ないし13を一緒にして減圧下(30m+++H
g;4 kPa)で50°Cにおいて濃縮乾燥すると、
N(3−メチルブチル)−10−[(2R3)−1−ピ
ペリジノ−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボ
チオアミド(2,949)が得られる。
10−[(2RS)−1−ピペリジノ−2−プロピル]
−2−7エノチアジンカルポチオアミドは下記のように
して製造できる: 無水ピリジン(loocc)中の10−[(2R5)−
1−ピペリジノ−2−プロピル]−2−フェノチアジン
カルボニトリル(8,749)及びトリエチルアミン(
3,5cc)の混合物に、25℃で3時間の開破化水素
の気泡を通気することにより飽和させる。得られる透明
な溶液を25℃で12時間撹拌状態に保ち、次いで2時
間窒素気泡を通気することにより混合物から脱ガスする
。反応混合物を酢酸エチル(500cc)で希釈し、蒸
留水(lOX200cc)で洗浄する。有機相を硫酸マ
グネシウム上で乾燥して濾過し、濾液を減圧下(30m
mHg ; 4 kP a)で濃縮乾燥する。
残渣をシリカゲル(0,060−2mm)のカラム(高
さ:54cm;直径:3.6cm)を用いてクロマトグ
ラフィーにより精製し、シクロヘキサンと酢酸エチルの
(容積比50:50)混合物(1゜25Q)及び純酢酸
エチル(1,25f2)で溶離し、125ccづつの両
分を集める。画分4ないし18を一緒にして減圧下(3
0mmHg; 4 hP a)で50’Oにおいて濃縮
乾燥すると、10−[(2RS)−1−ピペリジノ−2
−プロピル1−2−フェノチアジンカルボチオアミド(
9,36g)が得られる。
プロトンNMR(250MHz1 DMSO,δppm
5  J  Hz): 1.38 (Mt、2H,−CH2−CH2−CH2−
); 4.23 (Mt、J=7.6.5及び6、IH
,>N−CH<); 6.9ないし7.25(Mt。
5H,芳香族);7.43(ブロードDX J−8、I
H,3−位におけるーH)、7.79 (ブロードS、
LH,l−位における一H);7.79(ブロードS、
IH,i−位における一H);9.5及び9.9 (2
S、各IH,C3NHz)。
10−[(2R3)−1−ピペリジノ−2−プロピル]
−2−フェノチアジンカルボニトリルは下記のようにし
て得ることができる: 2−(2−シアノ−1O−7エノチアジニル)−1−プ
ロピルメタンスルホネート(36,059)のキシレン
(360cc)懸濁液にピペリジン(19,8cc)を
添加する。混合物を19時間還流させる。冷却後、混合
物を蒸留水(6X150cc)で洗浄する。有機相を硫
酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、及び減圧下(30
mmHg ; 4 kP a)で50°Cにおいて濃縮
乾燥する。残渣をシリカゲル(0,06−0,2mm)
のカラム(高さ=96cm;直径:4.8cm)を用い
、窒素の微少過圧下にクロマトグラフィーにより精製し
、シクロヘキサンと酢酸エチルの(容積比90:10)
(4i及び(容積比85:15)(7)混合物(4a)
及び(容積比80:20)(412)及び(容積比75
+25)の混合物(4a)で溶離し、500ccづつの
画分を集める。最初の9Qを捨て、画分8ないし13を
一緒にして減圧下(30mmHg;4 kPa)で50
°Cにおいて濃縮乾燥すると、10−[(2R3)−1
−ピペリジノ−2−プロピル1−2−フェノチアジンカ
ルボニトリル(13,69)が得られる。
プロトンNMR(250MHz、DMSo、8ppmX
 J  Hz): 1.4(Mt、2H,−CH,−CH,−CH,−)’
;4.19 (Mt、J−7,6,5及び6、IH。
>N−CH<);6.9ないし7.35 (Mt、5H
1芳香族);7.39 (DD、J−8、IH。
3−位におけるーH);7.79 (D、J−LIH,
l−位における一H)。
実施例 28 N−[(3RS)−メチルペンチルl −10[(2R
S)−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2
−フェノチアジンカルボチオアミド塩酸塩(1,2g)
の酢酸(20,5cc)溶液に酢酸水銀(0,88g 
)を添加し、混合物を温度約2゜°Cl 6時間撹拌す
る。得られるオレンジ色の懸濁液を蒸留水(50cc)
で希釈し、濾過して黄色い濾液を減圧下(3(Jvrm
Hg ; 4 kP a)で40°Cにおいて濃縮乾燥
する。残渣を酢酸エチル(100cc)及び蒸留水(5
0cc)で抽出する。苛性ソーダ(d−1,33)を添
加してpHを13とする。有機相を順次蒸留水(2X2
5cc)及び飽和塩化ナトリウム水溶液(25cc)で
洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥する。濾過後、黄色
い濾液を減圧下(30mmHg ; 4 kPa)で濃
縮乾燥し、こうしてメレンゲ状の粘稠な黄色生成物(0
,89)が得られる。この生成物を酢酸エチル(10c
c)に溶解し、次いで塩酸の3.3Nイソプロピルエー
テル溶液(0,5cc)を添加する。生成する沈澱を濾
過して分離し、イソプロピルエーテル(3x2cc)で
洗浄し、減圧下(5mmHg ; 0.7 J2P a
)で乾燥する。こうして融点198℃のN−[(3R3
)−メチルペンチル1−10−[(2RS)−1−(1
−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジ
ンカルボキシアミド塩酸塩(0,26g)が得られる。
プロトンNMR(250MHzS CDCI s、δp
pm、J  Hz): 0.91(T、J−7,3H,CH2CHl);0.9
7 (D、J−7,3H13−メチルペンチル>CH−
CH3); l 、2及び1.45(Mt。
各IH,−CH,−CH,) ; 1.4 g (Mt
、 2H,NHCH*CHz  ); 1.69 (M
tl 1H,3−メチルペンチル>CH−); 1.8
9 (D。
J−7,3H1−CH3); 2.08 (Mt−4H
ピロリジン−CHx  CHt  ):2.9及び3.
6ないし4((2Cx、各2H,ピロリジン−CH。
−N−CHt); 3−45 (Mt、2H,C0NH
−CHt−)  ; 3.45 (ブロードD、J−1
°4、L H,I H,>N−CHt−); 3−72
 (DD。
J−14及び8、L H,L H,:>N−CHz  
);5.25 (Mt、LH,>N−CH<); 6.
92(TlJ−5,5、IHl−CONH−); 7な
いし7.25 (Mt、5H,芳香族);7.37(ブ
ロードD、J−8、S、IH,3−位における−H);
7.5 (D、J−1、IH,1位−における−H);
 12.4 (延長したCxs  l H−、NH+)
赤外スペクトル(KBr)下記cm−’における特性吸
収: 3280.3060.2960.2930.2885.
2760.261O12480,1660,1595,
1530,1460,1415,1380,1300,
1235,860,850,830,750゜ N−[(3R3)−メチル−1−ペンチル]−IO−[
(2RS)−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル
]−2−フェノチアジンカルボチオアミド塩酸塩は下記
のようにして製造できる:エタノール(55cc)中の
10−[(2R3)−1−(1−ピロリジニル)−2−
プロピル]−2=フェノチアジンカルボチオアミド(1
7g) 、[(3R3)−メチル−1−ペンチル]アミ
ン塩酸塩(31g)及びトリエチルアミン(3,4cc
)の混合物を硫化水素で飽和し、105°Cに16時間
加熱する。冷却後、溶液を減圧下(30mmHg;4J
+Pa)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。得られるオ
レンジ色の油状物をシリカゲル(0,03−o、2mm
)のカラム(高さ:25cm;直径:4cm)を用い、
窒素の微少過圧下(40kPa)にクロマトグラフィー
により精製し、塩化メチレンとメタノールの(容積比9
5:5)(112)の混合物で溶離し、60ccづつの
画分を集める。
画分8ないし9を一緒にして減圧下(30mmHg ;
4bPa)で50’Oにおいて濃縮乾燥する。オレンジ
色の油状物(2,3g)が得られる。この生成物を酢酸
エチル(10cc)及びイソプロピルエーテル(loo
cc)の混合物に溶解し、次いで塩酸の3.3Nイソプ
ロピルエーテル溶液(1゜5cc)を添加する。生成す
る沈澱を排液し、イソプロピルエーテル(3XIOcc
)で洗浄し、減圧下(5miHg ; 0.7 bPa
)で40°Cにおいて乾燥する。こうして融点135−
140℃(ペーストを、形成して熔融)のN−[(3R
S)−メチル−1−ペンチル]−10−[(2R5)−
1−(1−ピロリジニル)−2−7’口ビル]−2−7
zノチアジン力ルポチオアミド塩酸塩(1,7g)が黄
色固体状に得られる。
プロトンNMR(250MHz、DMSO1δppm、
  J  Hz)  : 0.88(T、J−7,3H,−CHl−CH5);0
.93 (D、J−7,3H,3−、メチルペンチルー
CHz  CHs); 1.2及び1.4 (2Mt。
各IH1−CHz−CHs) ; 1.49 (Mt、
 2H1NHCHzCHz  );  l −72(M
 t 11H,3−メチルペンチル−CH−); 3.
50ないし3.90 (Mt、4H%N−CH2及び−
CSNHCH2); 7ないし7.35 (Mt、5H
芳香族);7.41(ブロードD、J−8,511H,
3−位におけるーH);7.56 (ブロードS、IH
,1位−におけるーH); 10.4 (T。
J−5、IH,−C5NH−)。
10−[(2R5)−1−(1−ピロリジニル)−2−
プロピル]−2−フェノチアジンカルボチオアミドは下
記のようにして製造できる:10−[(2R3)−1−
(1−ピロリジニル)=2−プロピル]−2−7エノチ
アジンカルポニトリル(5,3g)及びトリエチルアミ
ン(2,2cc )の無水ピリジン(106cc)溶液
を硫化水素で飽和し、温度約20°Cで16時間撹拌を
続ける。反応混合物を蒸留水(500c)に圧加し、順
次酢酸エチル(500CC1次いで2X250cc )
で抽出する。有機相を集めて蒸留水(3×200cc)
で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧
下(30mmHg ; 4 kP a)で40°Cにお
いて濃縮乾燥する。得られるオレンジ色の油状物をシリ
カゲル(0,2−0,063mm)のカラム(高さ:3
0cm;直径:4cm)を用い、窒素の過圧下(40k
Pa)にクロマトグラフィーにより精製し、塩化メチレ
ンとメタノールの(容積比95:5)(1(2)の混合
物及び次いで塩化メチレンとメタノールの(容積比90
:10)(1(2)の混合物で溶離し、1ooccづつ
の画分を集める。画分8ないし16を一緒にして減圧下
(30mmHg ; 4  kPa)で50°Cにおい
て濃縮乾燥する。こうして10−[(2R3)−1−(
1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチア
ジンカルボチオアミド(5,19)が黄色固体状に得ら
れる。この生成物1.4gを温度約60℃でインプロパ
ツール(25cc)に溶解する。冷却後、結晶を排液し
、冷インプロパツールで洗浄し、減圧下(30mmHg
 ; 4 kP a)で30°Cにおいて乾燥する。こ
うして10−[(2R5)1−(1−ピロリジニル)−
2−プロピルゴー2フエノチアジンカルボチオアミド(
1,19)が融点150℃の黄色結晶状に得られる。
10−[(2R5)−1−(1−ピロリジニル)−2−
プロピル]−2−7zノチアジン力ルボニトリルは下記
のようにして得ることができる:トルエン(50cc)
中の(2RS)−2−(2−シアノ−IO−フェノチア
ジニル)−1−プロピルメタンスルホネート(IOg)
及びピロリシフ(11,6cc)の混合物を90℃で2
4時間撹拌する。冷却後、減圧下(30imHg;4 
kPa)で40°Cにおいて濃縮乾燥し、残渣をエチル
ニーチル(200cc)及び4N水酸化ナトリウム水溶
液(15cc)で抽出する。混合物を10分間撹拌した
後、沈降させ、有機相を飽和塩化すl−IJウム水溶液
(3X25cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥
し、減圧下(30mmHg;4[’a)で20°Cにお
いて濃縮乾燥する。残留する油状物(11,3g)を0
.5N塩酸水溶液(60cc)中に溶解する。この溶液
をエチルエーテルで洗浄し、次いで過剰のN−規定度の
過剰の水酸化ナトリウムの水溶液でアルカリ性とし、エ
チルエーテル(100cc)で抽出する。有機相を飽和
塩化ナトリウム水溶液(50cc)で洗浄し、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(30mmHg 
; 4 kP a)で20°Cにおいて濃縮乾燥する。
残留する黄色油状物をシリカゲル(0,040,063
++++n)のカラム(高さ:30cm;直径:5.8
cm)を用い、窒素の微少過圧下(40bPa)にクロ
マトグラフィーにより精製し、塩化メチレンとメタノー
ルの(容積比95.5)(IQ)の混合物で溶離し、1
00ccづつの画分を集める。画分3ないしlOを一緒
にして減圧下(30mmHg ; 4 kaa)で50
℃において濃縮乾燥する。こうして10−[(2R3)
−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フ
ェノチアジンカルボニトリル(5,45g)が黄色油状
物として得られる。
゛(2R9)二2−(2−シアノ−10−フェノチアジ
ニル)−1−プロピルメタンスルホネートは下記のよう
にして得ることができる: 塩化メチレン(120,59)に溶かした10−[(2
R3)−1−ヒドロキシ−2−プロピル]−2−フェノ
チアジンカルボニトリル(120,5g)の溶液を温度
約5°Cに冷却して、該溶液を撹拌しながらトリエチル
アミン(100cc)を導入し、続いて30分間かけて
メタンスルホニルクロリド(55,9cc)を加えて、
温度を約10−15°Cに保ちながら15分間撹拌を継
続する。反応混合物を5°Cで蒸留水(500cc)で
希釈し、有機相を分離し、飽和塩化ナトリウム水溶液(
500cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、
濾過し、減圧下(30mmHg ; 4 kP a)で
40°Cにおいて濃縮乾燥する。残留する油状物(16
4g)をシリカゲル(0,20,063mm)のカラム
(高さ:54cm;直径:8.5cm)を用いてクロマ
トグラフィーにより精製し、塩化メチレン(4,4Q)
及び次いで、塩化メチレンとメタノール(容積比99:
1)(7I2)の混合物で溶離し、1(2づつの画分を
集める。画分3ないし11を一緒にして減圧下(30m
mHg; 4 kP a)で40°Cにおいて濃縮乾燥
する。こうして黄色油状物(153,5g)が得られ、
これを還流下にイソプロピルエーテル(400cc)で
抽出する。
冷却すると、生成物が結晶化し、温度約5°Cで撹拌を
1時間継続する。生成する固体を排液し、氷−冷したイ
ソプロピルエーテル(2X50cc)で洗浄し、減圧下
(30mmHg ; 4 kP a)で30°Cにおい
て乾燥する。こうして(2R3)−2−(2−シアノ−
10−フェノチアジニル)−1−プロピルメタンスルホ
ネート 点124°Cの淡黄色結晶状に得られる。
4O−f(2R5)−1−ヒドロキシ−2−プロピル]
−2−フェノチアジンカルボニトリルは下記のようにし
て製造することができる:水素化硼素ナトリウム(52
g)のテトラヒドロ7ラン(1,4(2)懸濁液を撹拌
しながら、15分間かけて且つ温度約20°Cで1,2
−エタンジチオール(113cc)を導入し、次いで同
じ条件でエチル(2RS)−2−(2−シアノ−10−
フェノチアジニル)−1〜プロピオネート(296g)
のテトラヒドロ7ラン(1,4Q)溶液15分間かけて
導入する。添加が終了した時に、反応混合物を温度約6
0℃に20時間加熱する。
混合物を温度約5°Cに冷却した後、4Nの水酸化ナト
リウム水溶液(IQ)を1時間に互って導入する。活発
なガスの発生が認められる。次いで反応混合物を4Nの
水酸化ナトリウム水溶液(14)及び塩化メチレン(3
Q)の混合物中に撹拌しながら注入する。有機相を単離
し、水相を再度塩化メチレン(1(2)で抽出する。有
機相を集めて、飽和塩化ナトリウム水溶液(2X112
)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減
圧下(30mmHg ; 4 kP a)で30°Cに
おいて濃縮乾燥する。粘稠なオレンジ色の油状物をシリ
カゲル(0,2−0,063mm)のカラム(高さ=5
0cm;直径:8.5cm)を用いてクロマトグラフィ
ーにより精製し、順次塩化メチレン(3a)及び塩化メ
チレンとメタノール(容積比97.5:2゜5)(i)
の混合物、次いで、塩化メチレンとメタノール(容積比
95:5)(10Q)の混合物で溶離し、1. Qづつ
の画分を集める。画分3ないし15を一緒にして減圧下
(30mmHg ; 4kPa)で30°Cにおいて濃
縮乾燥する。こうして10−[(2RS)−1−ヒドロ
キシ−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボニト
リル(169,79)が融点123°Cの黄色固体状に
得られる。
エチル(2RS)−2−(2−シアノ−10−フェノチ
アジニル)−1−プロピオネートは下記のようにして製
造できる: 2−フェノチアジンカルボニトリル 5g)のジメチルホルムアミド(112)溶液を撹拌し
ながら、及び2時間30分間かけて温度約25°Cでジ
メチルホルムアミド(Id)中の水素化ナトリウム(2
49)の懸濁液中に導入し、ガスの発生が止むまで混合
物を更に1時間15分間撹拌して置く。得られる微細な
懸濁物を撹拌しながら、及び4時間30分間かけて温度
約25°Cで、エチル(2RS)−2−クロロプロピオ
ネート(255cc)のジメチルホルムアミド(IQ)
溶液中に導入し、撹拌を16時間継続する。次いで反応
混合物中にエタノール(100cc)を注入し、その後
全体を蒸留水(4α)中の氷C2ky)の混合物中に注
入する:ガム状物が沈澱し、次いで結晶化する。生成す
る固体を排液し、順次蒸留水(6X500cc)及び石
油エーテル(2X500cc)で洗浄し、空気中で乾燥
する。こうしてエチル(2RS)−2−(2−シアノ−
IO−フェノチアジニル)プロピオネート(296.5
g)が融点117−118℃の黄褐色結晶状に得られ、
そのままで次ぎの工程で使用される。
実施例 29 酢酸(20.5cc)中のN−(4−メチルペンチル)
−1 0−[(2RS)−1−(1−ピロリジニル’)
−2 − 7’口ピル]−2−7エノチアジンカルポチ
オアミド塩酸塩(1.2g)及び酢酸水銀(0。
88g)の混合物を温度約20°Cで16時間撹拌する
。オレンジ色の懸濁液を蒸留水(50cc)で希釈し、
濾過して減圧下(3 0mmHg ; 4 kP a)
で40°Cにおいて濃縮乾燥する。残渣を蒸留水(50
cc)及び酢酸エチル(100cc)で抽出する。
混合物を水酸化ナトリウム(cl=1.33)でpH1
3までアルカリ化する。有機相を分離し、順次蒸留水(
2X25cc)及び飽和塩化ナトリウム水溶液(25c
c)で洗浄する。有機相を次いで硫酸マグネシウム上で
乾燥し、濾過し、減圧下(3 0mmH g ; 4 
hP a)で40℃において濃縮乾燥する。黄色油状残
渣(0.82g)を酢酸エチル(locc)に溶解し、
撹拌しながらインプロビルエーテル中の3.3N塩酸溶
液(0.55cc )で処理する。温度約5°Cで1時
間撹拌後、生成する固体を排液し、エチルエーテル(3
×1Occ)で洗浄し、減圧下(5mmHg ; 0.
7kP a )で40°Cにおいて乾燥する。こうして
融点218°CのN−(4−メチルペンチル)−10−
[(2R3)−1−(1−ピロリジニル)−2−ブビル
]−2−7エノチアジンカルポキシアミド塩酸塩(0,
6g)が極めて淡黄色の固体として得られる。
プロトンNMR(250MHz、DMSO1δppm、
J  Hz): 0.9(DS J=7.6H,−CH(CH3)t);
1.24(Mt、3H,CHICH(CH3)t);1
.6(Mt13H,4−メチルペンチルーCH,−及び
)CH−); 1.8 (Dl J=7.3H。
CH3); 1.75ないし2 (Mt、4H,ピロリ
ジン−CHx  N −CH2)  ; 2−88.3
.13.3.60及び3.75 (4Cx、各IH,ピ
ロリジン−CH2−N−CH,−); 3.26 (M
t、2H1C0NHCHz  )  ;  3−75 
 (Mt、  2H,)NCHz−)  ;  4−7
8  (Mt、 L H,>NCH<);7ないし7.
4 (Mt、5H,芳香族);7−55(S、IH,l
−位におけるーH);7.57 (D、J=8、IH,
3−位における一H)  ;8.68  (T、  J
−5,5、LH,−CONH−); l O,75(延
長Cx、IH,−NHつ。
赤外スペクトル(KBr)下記cm−’における特性吸
収: 3285.3060.2955.2930.2870.
2680.2620.2485.1650.1595.
1540.1460.1415.1385.1365.
1235.865.830.750゜ N−(4−メチルペンチル)−10−[(2R3)−1
−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノ
チアジンカルボチオアミド塩酸塩は下記のようにして製
造することができる: 10−[(2RS)−1−(1−ピロリジニル)−2−
プロピル]−2−フェノチアジンカルボチオアミド(2
g)及び4−メチルペンチルアミン塩酸塩(7,4g)
の無水エタノール(30cc)溶液を硫化水素で飽和す
る。反応混合物を16時間に亙って温度約10560と
する。冷却後、減圧下(30mmHg ; 4  kP
a)で40℃において濃縮乾燥する。ペースト状の残渣
をシリカゲル(0゜2 0.063mm)のカラム(高
さ:35C++l;直径:3c+x)を用いてクロマト
グラフィーにより精製し、順次塩化メチレン(500c
c)及び次いで塩化メチレンとメタノールの(容積比9
5:5)(500cc)の混合物で溶離し、30ccづ
つの画分を集める。画分25ないし28を一緒にして減
圧下(30mmHg ; 4 kPa)で40℃におい
て濃縮乾燥する。残留するオレンジ色の油状物(2,1
6g)を酢酸エチル(10cc)に溶解し、次いで撹拌
しながらイソプロピルエーテル中の塩酸の3.3N溶液
(1,5cc)を添加し、次いで永続性の濁りが生じる
までエチルエーテルを加える。温度約5°Cで1時間後
、生成する固体を排液し、エチルエーテル(3XlOc
c)で洗浄し、減圧下(5+m++Hg ; O−7h
P a)で40°Cにおいて乾燥する。こうしてN−(
4−メチルペンチル)−10−[(2RS)−1−(1
−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジ
ンカルボチオアミド塩酸塩(1,7g)が融点186°
Cの黄色固体状に得られる。
プロトンNMR(250MHz、DMSO1δppm、
J  Hz): 0.90(DX J−7,6H,−CH(CH3)z;
1.26 (Mt12H,−CHz−CH(CHl)z
);1.58 (Mt、IH,4−メチルペンチル〉C
H−);1.7 (Mt、2H,−NHCHz−CHx
”) ;3.27 (Mt、2H,−C3NH−CH2
−);7ないし7.35 (Mt、5H,芳香族)ニア
、45(ブロードD、J−8、S、LH,3−位におけ
る一H);7.55(ブロードS、IH。
1位−における−H); 10.52 (T、J=5、
IH,−C3N)(−)。
実施例 30 酢酸(49cc)中のN−(3,3−ジメチルブチル)
−10−[(2R3)−1−(1−ピロリジニル−2−
プロピル]−2−フェノチアジンカルボチオアミド塩酸
塩(2,459’)及び酢酸水銀(1゜6g)の懸濁液
を温度約20℃で16時間撹拌し、次いで蒸留水で処理
して濾過する。濾液を減圧下(3QmmHg ; 4 
hP a)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。残渣を酢
酸エチル(100cc)で処理し、水酸化ナトリウムの
IN水溶液でアルカリ性とする。有機相を分離し、飽和
塩化ナトリウム水溶液(50cc)で洗浄し、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(30mmHg;
4kPa)で40℃において濃縮乾燥する。残留するメ
レンゲ状の粘稠な黄色生成物をシリカゲル(0,2−0
,063mm)のカラム(高さ:40cm;直径:1.
8cm)を用いてクロマトグラフィーにより精製し、塩
化メチレン(100cc)及び次いで塩化メチレンとメ
タノールの(容積比93ニア)(500cc)の混合物
で溶離し、50ccづつの画分を集める。画分3ないし
IOを一緒にして減圧下(3QmmHg ; 4 kP
 a)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。残渣(1,7
5g)を酢酸エチル(10cc)に溶解し、次いで塩酸
の3Nエチルエーテル溶液(1,5cc)で処理する。
生成する固体(1,5g)を排液し、蒸留水(20cc
)及び酢酸エチル(20cc)で処理し、0゜IN水酸
化ナトリウム水溶液でアルカリ性とする。
有機相を分離し、蒸留水(10cc)で洗浄し、硫酸マ
グネシウム上で乾燥し、濾過し、且つ減圧下(3Qmm
Hg ; 4 kP a)で40’Cにおいて濃縮乾燥
する。残渣(1,35g)をシリカゲル(0゜2 0.
063mm)のカラム(高さ:40cm;直径:1.8
cm)を用いてクロマトグラフィーにより精製し、酢酸
エチル(700cc)で溶離し、50ccづつの画分を
集める。画分4ないしlOを一緒にして減圧下(3Qm
mHg ; 4  kP a)で40℃において濃縮乾
燥する。残留する白色固体(1,319)が得られる。
この残渣の1.059を還流下のイソプロピルエーテル
(20cc)を用いて10分間撹拌しながら処理し、撹
拌を続けながら混合物を放冷する。固体を排液し、氷冷
したイソプロピルエーテル(5cc)で洗浄し、減圧下
(5mmHg ; O−7kP a)で40’Cにおい
て乾燥する。こうしてN−(3,3−ジメチルブチル)
−10−[(2RS)−1−(1−ピロリジニル−2−
7’口ビル]−2−フェノチアジンカルボキシアミド(
0,68g)が融点138℃の白色結晶状に得られる。
プo ) 7HMR(250MHz、DMSO5δpp
m、J  Hz): 0.98 (S、9H,−C(CH3)3); 1.4
7 (M仁、2H,−C焦z  C(CH5) s) 
 ; l 。
61(D、J=7.3H,−CH5); 1.7(Mt
4H、ピロリジン−CHx  CH2)  ; 2−5
5 (”スキツプされたMt、4H,ピロリジン−CH
−N−CH2−);2.91 (DD、J=14及び5
.5、IH,IH>N−CI(2−);3.28(Mt
、2H1−CONHCHz  ); 4−4−2(、J
−7,5,7及び5.5、IH,>N−CH<);6.
9ないし7.3(Me、5H,芳香族);7゜4 (D
、J=8、IH,3−位における一H):’155 (
S、IH,1−位における一H);8゜4 (T、J−
5,5、IH,−CONH−)。
赤外スペクトル(KB r)下記cm−’における特性
吸収: 3305.3060.2950.2900.2790.
1630.1590.1580X 1540.1460
.1410.1390,1360.1320.1230
,875.845.725.745゜ N−(3,3−ジメチルブチル)−1o−[(2R3)
−1−(1−ピロリジニル−2−プロピル]−2−フェ
ノチアジンカルボチオアミド塩酸塩は下記のようして製
造できる: 無水エタノール(30cc)中の10−[(2R3)−
1−(1−ピロリジニル−2−プロピル1−2−フェノ
チアジンカルボチオアミド(3g)及び3,3−ジメチ
ルブチルアミン(5,7g)の混合物を16時間に亙っ
て温度約100°Cとする。
冷却後、混合物を減圧下(30mmHg ; 4 #P
a)で40℃において濃縮乾燥する。残渣を酢酸エチル
(1,00cc )に溶解し、この溶液を蒸留水(3X
20cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で木炭3Sの
存在において乾燥し、減圧下(30闘Hg;4J+Pa
)で40℃において濃縮乾燥する。残渣をシリカゲル(
0,04−0,063mm)のカラム(高さ:30c+
n;直径:5cm)を用いてクロマトグラフィーにより
精製し、塩化メチレンとメタノール(容積比97:3)
の混合物(2,5iで溶離し、1ooccづつの画分を
集める。画分18ないし24を一緒にして減圧下(30
mmHg ;4#Pa)で40°Cにおいて濃縮乾燥す
る。残渣(3,68g)を酢酸エチル(35cc)に溶
解する。この溶液を濾過してエチルエーテル中の3Nの
塩酸溶液(3,5cc)を添加する。混合物を約5℃に
2時間放置し、生成する固体を排液し、エチルエーテル
で洗浄し、減圧下(5mmHg;0゜7 kPa)で3
5℃において乾燥する。こうして融点199−200℃
の黄色結晶状としてN−(3゜3−ジメチルブチル)−
10−[(2RS)−1−(1−ビロリジニル−2−プ
ロピル]−2−フヱノチアジン力ルポチオアミド塩酸塩
(3,2g)が得られる。
プOドアNMR(250MHz、DMSO,ap pm
z  J  Hz)  : 0.97  (S、9H,−CH(CHs)s;  1
.61  (M t、  2 H,−CHz−C(CH
x) り  ; l −78(DS J−7,3H1C
H3)  ; 3−5 ttイし3.9 (Mt、4H
,N−CH,及び−〇5NH−〇腹!−);7ないし7
.35’(Mt、5H,芳香族);7.42°(DS 
J−8、IH13−位における一H); 7.539 
(S、IH% 1位−における−H); l O,45
(TX J−5、IH。
−C3NH−)  。
実施例 31 エタノール(48cc)中の10−[(2RS)−1−
N−メチル−N−エチルアミノ)−2−プロピル]−2
−7エノチアジンカルポチオアミド(2゜4g)及びプ
ロピルアミン(8−27cc ) 09合物を温度約1
00℃で16時間撹拌する。冷却後、混合物を減圧下(
30mmHg ; 4 kPa)で4゜°Cにおいて濃
縮乾燥する。残留する褐色油状物をシリカゲル(0,0
4−0,063mm)のカラム(高さ:25cm;直径
:4cm)を用い、窒素の微少過圧下(40kPa)に
クロマトグラフィーにより精製し、塩化メチレンとメタ
ノールの(容積比95:5)(21の混合物で溶離し、
60CCづつの画分を集める。画分8ないし20を一緒
にして減圧下(30mmHg ; 4 kP a)で5
0℃において濃縮乾燥する。残渣油(1,689)を木
炭3Sの存在下にエチルエーテル(50cc)に溶解す
る。混合物を濾過して、黄色い濾液をエチルエーテル中
の3.3N塩酸溶液(1,3cc)で撹拌しなからル理
し、温度約20℃で撹拌を継続する。生成する沈澱を排
液し、エチルエーテル(5cc)で洗浄し、減圧下(5
+++mHg ; O−68kPa)で35℃において
乾燥する。こうして融点110−115℃(ペースト状
に熔融)の黄色固体状にl O−[(2RS)−1−(
N−メチル−N−エチルアミノ)−2−プロピル】−N
−プロピル−2−フェノチアジンカルボチオアミド塩酸
塩(1,359)が得られる。
プo)ンNMR(250MHz、DMSO,δppm、
J  Hz): DMSO溶液中においては、窒素の塩化によって二種の
形態が観察される;この現象はCD、C00Dを添加す
ると消失する。
0.97 (T、J−7,5,3H,−(ctt、)z
CH3);1.06及び1.20 (2TS J−7,
5,3H1>NCH*CHs); 1−74 (M t
、2 H。
−CH,−CH,−CH5)  ;1.82 (MtS
D。
J=7.3H,−CH5);3.5ないし3.9(Mt
4H,N−CH,及び−CS N H−CHz−)  
; 7ないし7.35 (Mt、5H,芳香族);7.
42(D、J−8、IH,3−位における一H);7゜
539 (S、rHS 1位−ニオける一H);10゜
45(T、J−5、IH,−CSNH−)。
赤外スペクトル(KBr)下記cm−’における特性吸
収: 321O12970,2940,2880、・2650
.2480、l590、l535、I465.1415
.880.820.750゜ 10−[(2RS)−1−(N−エチル−N−メチルア
ミノ)−2−プロピル]−N−プロピル−2−フェノチ
アジンカルボチオアミド(1,1g)及びフマル酸(0
,329)のメタノール(20cc)溶液を減圧下(3
09mmHg;4 kPa)で4000において濃縮乾
燥する。残留するオレンジ色のメレンゲ状の粘稠生成物
を酢酸(22cc)で抽出し、次いで酢酸水銀(0,9
g)で処理し、温度約20°Cで16時間撹拌する。得
られる懸濁液を蒸留水(25cc)で希釈し、濾過する
。黄色い濾液を減圧下(30mmHg ; 4 kP 
a)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。残渣を酢酸エチ
ル(50cc)及び水(25cc)で抽出し、水酸化ナ
トリウムでアルカリ性とする。有機相を分離し、水相全
酢酸エチル(25cc)で抽出する。有機相を一緒にし
て、順次蒸留水(2X20cc)及び飽和塩化ナトリウ
ム水溶液(20cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で
乾燥し、濾過し、及び減圧下(30mmHg ; 4 
kPa)で40℃において濃縮乾燥する。黄色い油状残
渣(1,05g)を酢酸エチル及びイソプロピルエーテ
ルの混合物(容積比15:85)(35cc)に溶解し
、塩酸の0.4Nイングロビルエーテル溶液(6cc)
を温度5°Cで滴下する。それにより得られた懸濁物を
1時間0 ’Oで撹拌し、次いで濾過する。固体をイソ
プロピルエーテル(3X5cc)で洗浄する。
固体を減圧下(1mmHg ; 0.13 kPa)で
50°Cにおいて乾燥すると、融点100℃の白色固体
状にlo−4(2Rs)−1−(N−二\チルーN−メ
チルアミノ)−2−プロピル]−N−プロピルー2−フ
ェノチアジンカルボキシアミド(Oig)が得られる。
プロトンNMR(250MHz −DM S Oda+
数滴のCD5COOD−d<、δppm、 J Hz)
 :0.9(TSJ=7.5.3H,−(CH2)zC
旦」);1.09(TSJ−7,5,3H,>NCH,
C旦−3);1.8  (D、J=7.3H,−CH5
); 2.75(S、3H,>N  CH3); 3−
13  (Q、J =7.5.2HS N  CH2C
H3); 3−3−24(。
2H1−CONH−C止t−); 3.42 (DD。
J−14及び4 、l H1] H> N −CH2)
 ;3.73 (DDl J−14及び8、H,>N−
CH2−の他のH)4.69 (Mt、J−8,7及び
4、IH,>N−CH<); 7ないし7.35(Mt
、5H,芳香族); 7.53 (S、 、IHll−
位におけるーH); 7.54 (D、J−8、IH1
3位−における−H);8.55(残余のTS J=5
、LH,−CONH−)。
赤外スペクトル(KBr)下記cm −’における特性
吸収: 3270.2960.2930.2875.2580.
2470,1645.1590,2460.1535.
875.830.755゜ 実施例 32 terL−ブタノール(20cc)中のカリウムter
t−ブチレート(1,68g)の懸濁液に、撹拌しなが
ら及び温度20℃において蒸留水(0,16cc)を2
分間かけて添加する。得られる溶液にtert−ブタノ
ール(IOcc)中の1O−(1−ジエチルアミノ−2
−プロピル)−2−7エノチアジンカルポニトリル、L
体(1,68g)の溶液を撹拌しながら、温度20℃で
添加する。得られる黄色懸濁物を1時間の間遠流する。
混合物が温度30℃に冷却した後、撹拌しながらl−ヨ
ードプロパン(1,5cc)を添加し、混合物を4時間
還流する。冷却後、混合物を減圧下(30mmHg ;
 4bPa)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。残液を
エチルエーテル(100cc)で抽出し、有機相を蒸留
水(20cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
、濾過して減圧下(30mmHg;4kPa)で40°
Cにおいて濃縮乾燥する。油状の黄色残渣(2,3g)
をシリカゲル(0,04−0゜063 mm)のカラム
(高さ:20cm;直径=3cm )を用い、窒素の微
少過圧下(40kPa)にクロマトグラフィーにより精
製し、順次塩化メチレン(500cc)及び塩化メチレ
ンとメタノールの(容積比97:3)の混合物(500
cc)で溶離し、30ccづつの画分を集める。画分8
ないし25を一緒にし、減圧下(3OmmHg:4bP
a)で40℃において濃縮乾燥する。この残液を酢酸エ
チル(30cc)に溶解し、エチルエーテル中の343
N塩酸溶液(3cc)を添加する。
20°Cで2時間撹拌後、生成する沈澱を濾別し、酢酸
エチル(4X5cc)で洗浄し、減圧下(5mmHg 
; 0.67 bPa)で40’Oにおいて乾燥すると
、融点125−130°Cの白色固体状に1O−(l−
ジエチルアミノ−2−プロピル)−2−フェノチアジン
カルボキシアミド塩酸塩、L体(1,239)が得られ
る。
プロトンNMR(250MHz、DMSOda、δ p
 p ms  J  Hz ) :0.91 (T、J
 = 7.3 H,−(CH2)2CH3);l及び1
.12 (2T、J−7、夫々3H,各−N (CH,
CH3)t); 1.86 (D、J−7,3H,−C
H5);3.05なし3.3(Mt、6H。
−CONH−CH2及び−N (CH2CHs) 2)
  ;3.4及び3.7 (2Mt、第一部分は部分的
にマスキングされ、他はH,>N−CH2); 4−4
−84(、IH,>N−CH<);7ないし7゜4(M
t、5H,芳香族); 7.53 (S、IH。
l−位におけるーH);7.55 (D、J−8,1H
13位−におけるーH) ; 8.65 (T、 J=
5.5、 IH,−CONH−)  ;  10.2g
(Cx、  l H,−NH”CI  −)  。
赤外スペクトル(KBr)下記cm−’における特性吸
収: 3250.2960.2930.2870.2580.
2480.1645.1590.1460.1540.
875.830.750゜ 実施例 33 カリウムLert−ブチレート(1,7g)のtert
−ブタノール(12cc)溶液に、撹拌しながら及び温
度20℃において蒸留水(0,28cc)を入れ、lo
−[(2RS)−1−(N−エチル−N−プロピルアミ
ノ)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボニト
リル(1,1g)を添加し、混合物を30分間撹拌しな
がら還流する。次いで1−ヨードプロパン(1,5cc
)を添加し、混合物を3時間50分撹拌しながら還流を
続ける。冷却後、反応混合物を減圧下(30mmHg 
; 4 bPa) で40℃において濃縮乾燥する。残
渣を酢酸エチル(25cc)で抽出し、得られる溶液を
順次蒸留水(locc)及び飽和塩化ナトリウム水溶液
(lOcc)で洗浄し、木炭3Sの存在下に硫酸マグネ
シウム上で乾燥し、濾過して減圧下(30mmHg;4
bPa)で40°Cにおいて濃縮乾燥すると、黄色油状
物(0,9g)が得られる。これをシリカゲル(0,0
63−0,04mm)のカラム(高さ:25cm;直径
:3cm)を用い、窒素の微少過圧下(40JiPa)
でクロマトグラフィーにより精製し、順次塩化メチレン
(500cc)及び塩化メチレンとメタノールの混合物
(容積比98:2)(112)及び最後に塩化メチレン
とメタノールの混合物(容積比96:4)(500cc
)で溶離し、60ccづつの両分を集める。両分IOな
いし30を一緒にし、減圧下(30mmHg;4#Pa
)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。こうして黄色油状
物(0,72g)が得られる。これをイソプロピルエー
テルと酢酸エチルの混合物(容積比89 : l 1)
  (45cc )に溶解し、温度約5°Cで撹拌しな
がら塩酸の0.34Nイソプロピルエーテル溶液(5,
57cc)を滴下する。生成する沈澱を排液し、イソプ
ロピルエーテル(10cc )で洗浄し、減圧下(5m
mHg ; 0.7 kP a)で40°Cにおいて乾
燥する。こうしてto−[(2RS)−1−(N−エチ
ル−N−プロピルアミノ)−2−プロピル]−N−プロ
ピルー2−フェノチアジンカルボキシアミド塩酸塩(0
,6g)が融点95τ100℃(ペースト状に熔融)の
白色固体状として得られる。
プロトンNMR(250MHz、DMSO、δppm、
J  Hz): DMS○溶液中においては、窒素の塩化によって二種の
形態が観察される。
0.73及び0.84 (2T、J−7,3H。
>N(CH2)2CH3); 0.9 (T、J =7
.5.3H,N (CHz)zcHs); l及び1.
19(2T、J−7,3H1>NCH2CHり; : 
l −56(Mt、4H,2プロピルの−CH2−CH
,−CH5)−; 1.85(D、J−7,3H,−C
H,)。
3及び3−15 (2Cx、約4H,N−エチル−N−
プロピルアミノのエチル及びプロピルの〉N−CH2)
;3.23  (Mt、2H,N−C0NH−CH2−
)、約3.4及び3.75 (2Cx。
各IH,>N−CH2−) ; 4.85 (Mt、 
I H。
>N−CH<); 7ないし7.4(Mt、5H。
芳香族);7.54(ブロードS、IH,l−位におけ
るーH);7.55 (ブロードD、J=8、IH13
位−におけるーH); 8.65 (TS J−5,5
、IH,−CONH−); 10.15及び10.25
 (2Cx、合計して[in toto] l H1N
Hつ。
赤外スペクトル(KB r)下記cm−’における特性
吸収: 3270.3060.2960.2935.2875.
2580.2490.1645.1590.1455.
1535.1460.1415.1395.1380.
1310.1230.870.830.750゜ 10−[(2R3)−1−(N−エチル−N−プロとル
アミノ’) −2−7’口ビル]−2−フェノチアジン
カルボニトリルは下記のようにして製造できる: 乾燥ジメチルホルムアミド(20cc)中のlO−[(
2R5)−1−エチルアミノ−2−プロピル]−2−フ
ェノチアジンカルボニトリル(1,5g)、1−ヨード
プロパン(0,5c)及び炭酸ナトリウム(0,8g)
混合物を6時間に亙り温度150°Cとする。冷却後、
反応混合物を減圧下(5mmHg ; 0.7 kP 
a)で50°Cにおいて濃縮乾燥する。残渣を酢酸エチ
ル(50CC)で抽出し、得られる溶液を順次蒸留水(
2X50cc)及び飽和塩化すh IJウム水溶液(2
5cc)で洗浄する。有機相を分離し、木炭3Sの存在
において硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過して減圧下
(30關Hg;4#Pa)で40℃において濃縮乾燥す
る。オレンジ色油状物(1,5g)が得られ、これをシ
リカゲル(0,0630,04m+++)のカラム(高
さ:25cm;直径:4cm)を用い、窒素の過圧下(
300mmHg;40 kPa)にクロマトグラフィー
により精製し、塩化メチレンとメタノールの(容積比9
7.5 : 2.5)(1,5Q)の混合物で溶離し、
60ccづつの画分を集める。画分19ないし22を集
めて減圧下(30mmHg ; 4 kP a)で40
℃において濃縮乾燥する。こうしてl O−[(2RS
)−1−(N−メチル−N−エチルアミノ)−2−プロ
ピル]−2−7エノチアジンカルポチオアミド(1,1
8g)が黄色油状に得られる。
10−[(2R5)−1−エチルアミノ−2−プロピル
]−2−フェノチアジンカルボニトリルは、実施例8及
び28で記載された原料物質の製造に関する記載のよう
にして製造できる。
実施例 34 tert−ブタノール(120cc)及び蒸留水(1゜
8xc)中のカリウムむert−ブチレート(11,2
g)の溶液に、to−[(2R5)−1−ジメチルアミ
ノ−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボニトリ
ル(6,189)のtart−ブタノール(40cc)
溶液を添加する。1−ヨード−3−メチルブタンを添加
した後に、混合物を2時間30分間還流する。冷却後、
混合物を酢酸エチル(30Occ)で希釈し、有機相を
蒸留水(3X500cc )及び飽和塩化す) IJウ
ム水溶液(loocc)で洗浄し、硫酸マグネシウム上
で乾燥する。濾液を減圧下(30mmHg ; 4 k
P a)で50°Cにおいて濃縮乾燥し、得られる残渣
をシリカゲル(0゜06 0.2mm)のカラム(高さ
:40cm;直径:2.5cm)を用いてクロマトグラ
フィーにより精製し、酢酸エチルとシフヘキサンの(容
積比70:30)混合物(300cc)、(容積比50
:50)(300cc)及び(容積比20:80)の混
合物(500CC)、及び次いで純酢酸エチルで溶離し
、60ccづつの画分を集める。
画分29ないし34を一緒にし、減圧下(30mmHg
;4bPa)で50°Cにおいて濃縮乾燥すると、淡黄
色固体状の10−[(2R5)−1−ジメチルアミノ−
2−プロピル]−N−(3−メチルブチル)−2−フェ
ノチアジンカルボキシアミド(1゜5g)が得られる。
10−[(2R5)−1−ジメチルアミノ−2プロピル
]−N−(3−メチルブチル)−2−フ工ノチアジンカ
ルポキンアミド(1,5g)をイソプロピルエーテル(
30cc)中で15分間撹拌する。固形物を焼結ガラス
上で濾別し、減圧下(30!AmHg ; 4 kP 
a)で40°Cにおいて乾燥すると、融点105℃の淡
黄色非晶質固体状の10−[(2R3)−1−ジメチル
アミノ−2−プロピルIN−(3−メチルブチル)−2
−フェノチアジンカルボキシアミドが得られる。
プロトンNMR(250MHzl CDCI 、、δ 
ppm1 J  Hz): 0.98、(D、J =7.6H,−CH(CH,) 
2);1.53(QlJ−7,2H1CHzCH(CH
i)2;1.68 (D、J−7,3H1−CH3);
 1.71(Mt、IH,−CH(CHs)x); 2
−38(S、3H1−N (CH3) i)  ; 2
.75 (DD。
J−13及び6、IH,>N−CH2−); 3.08
 (DD、J−13及び5、l H,)N−CH2−の
IH);3.08 (DD、J−13及び5、>N−C
H2−のLH); 3.47 (Mt、2H。
C0NHCH2); 4.27 (Mt、J−7,6及
び5、IHl>N−CH<のIH);6.2(Cx、I
Hl−CONH−); 6.90ないし7.25(Mt
、5H,芳香族); 7.3 (DD。
J=8、及び1.5、LH13位−におけるーH);7
.7CD、J = 1.51 H,1位−における−H
)。
赤外スペクトル(KBr)下記cm””における特性吸
収: 3340.3065.3050.2950.2870.
2815.2765.1630.1590.1580.
1540.1460.1420.1385、l365.
1315.1235.845.825.755゜ to−[(2R3)−1−ジメチルアミノ−2−プロピ
ル]−2−7エノチアジンカルポニトリルは下記のよう
にして製造できる: エルレンマイヤーフラスコに蒸1水(700CC)に溶
かした2−クロロ−1−ジメチルアミ゛ノプロバン塩酸
塩(342g)の溶液を入れる。
IONの水酸化ナトリウム溶液(270cc)を添加し
、混合物をトルエン(1,312)で抽出する。有機相
を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過して減圧下(30
mmHg;4 kPa)で50°Cにおいて残留容積が
800ccとなるまで濃縮する。
2−シアノフェノチアジン(2429)のメチルエチル
ケトン(2,212)懸濁液に粉末状の水酸化カリウム
(96,7g)を添加する。混合物の温度は直ちに24
°Cに上昇し、混合物を撹拌しながら半時間60℃とす
る。上記lに記載のようにして製造された2−クロロ−
1−ジメチルアミノプロパンのトルエン溶液を、30分
間かけて添加する。混合物を還流下tこ12時間加熱す
る。冷却後、混合物を滴下濾斗に移し、蒸留水(2×2
Q)で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し
、濾過し、次いで減圧下(30mmHg ; 4bPa
)で50°Cにおいて濃縮すると、油状物が得られ、こ
れをエチルエーテル(2Q)で希釈する。得られる溶液
を冷却し、引っ掻いて結晶化を開始させる。結晶化した
黄色い沈澱を濾過により除去する。母液を減圧下(l 
OOm+xHg ; l 5#Pa、)で30°Cにお
いて濃縮乾燥すると、褐色油状物が得られ、これをシリ
カゲル(0,2−0゜06mm)のカラム(高さ:80
cm:直径:8゜5cm)を用いてクロマトグラフィー
により精製し、シクロヘキサンと酢酸エチルの(容積比
80;20)の混合物で溶離し、lQづつの画分を集め
る。画分7ないし16を集めて減圧下(30mmHg;
4 kPa)で50°Cにおいて濃縮乾燥すると、IO
−[(2R3)−1−ジメチルアミノ−2−プロピル]
−2−7エノチアジンカルポニトリル(54,8g)が
褐色油状物として得られる。
実施例 35 terむ−ブタノール(20cc)中のカリウムter
t−ブチレートの懸濁液に、温度20°Cで撹拌しなが
ら2分間かけて蒸留水(0,27cc)を添加する。得
られた溶液を温度約20°Cで撹拌しながら、10−[
(2R3)−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル
〕−2−7エノチアジンカルポニトリル(1,1g)の
tart−ブタノール(10cc)溶液を添加する。薄
い褐色の溶液を引き続き25分間還流する。混合物が約
30℃に冷却した後、撹拌しながらl−ヨードプロパン
(2,55g)’a:添加し、混合物を3時間15分間
還流する。冷却後混合物を減圧下(30mmHg ; 
4 kP a)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。残渣
を蒸留水(N。
cc )で処理し、混合物を酢酸エチル(25cc)で
抽出する。有機相を炭酸カリウム上で乾燥し、濾過し、
減圧下(30rnmHg ; 4 kP a)で40’
Oi、: 8いて濃縮乾燥する。残留するメレンゲ状の
粘稠な生成物(1,59)をシリカゲル(0,040,
063+nm)のカラム(高さ:25cm;直径:3.
2cm)を用い、窒素の微少過圧下(40kPa)にク
ロマトグラフィーにより精製し、塩化メチレンとメタノ
ールの(容積比90:10)(750cc)の混合物で
溶離し、25ccづつの画分を集める。画分12ないし
24を集めて減圧下(30mmHg ; 4 kP a
)で40°Cにおいて濃縮乾燥する。こうしてN−プロ
ピル−10−[(2RS)−1−(1−ピロリジニル)
−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボキシアミ
ド(0,85g)が黄色樹脂状に得られる。
実施例 36 terL−ブタノール(120cc)中のカリウムta
rt−ブチレート(17,6g)の溶液に蒸留水(2゜
8cc)を添加し、次いで10−[1−(1−ピロリジ
ニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボニ
トリル塩酸塩、L体(11,79)を少量づつ添加し、
混合物を撹拌しながら25分間還流する。混合物が冷却
した後、1−ヨードプロパン(15,3cc)を添加し
、混合物を撹拌しながら3時間還流する。冷却後混合物
を減圧下(30mmHg ; 4 kP a)で40°
Cにおいて濃縮乾燥する。残渣を酢酸エチル(250c
c)で処理し、得られた溶液を順次蒸留水(100cc
)及び飽和塩化ナトリウム水溶液(loocc)で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過して減圧下(3
QmTAHg ; 4 kP a)で40℃において濃
縮乾燥する。残留するオレンジ色油状物をシリカゲル(
0゜2−0.063+tm)のカラム(高さ:30cm
;直径:6cm)を用いてクロマトグラフィーにより精
製し、塩化メチレンとメタノールの(容積比95:5)
混合物(5Q)で溶離し、100ccづつの画分を集め
る。画分25ないし43を集めて減圧下(30mrnH
g ; 4 kP a)で40℃において濃縮乾燥する
。残留する黄色油状物(8,4g)を酢酸エチル(84
cc)に溶解し、撹拌しながらイソプロピルエーテル中
の3.3N塩aHI液(6,4cc)を滴下処理する。
生成する固体を排液し、酢酸エチル(15cc)で洗浄
し、減圧下(5mn+Hg ; 0.7 kP a)で
40℃において乾燥する。こうしてN−プロピル−10
−[1−(1−ビロリジニル)−2−7”ロピル]−2
−yzノチアジン力ルポキシアミド塩酸塩、L体(6,
5g)が融点183−188℃(ペースト状に熔融)の
白色粉末状に得られ、その特性は実施例5で得られた生
成物と同一である。
実施例 37 無水エタノール(25cc)中のto−[(2R5)−
1−ジエチルアミノ−2−プロピル]−2−7エノチア
ジンカルポニトリル(1,699)の溶液に(2RS)
−2−メチルブチルアミン(2゜95cc)を添加する
。混合物を20時間180℃とする;(2R3)−2−
メチルブチルアミン(2−95cc)を添加し、混合物
を20時間200°Cとする。次いで空気を30分間気
泡状に通気し、混合物を再度16時間200°Cとし、
次いで酢酸エチル(150cc)で希釈し、蒸留水(4
X50cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、
濾過し、減圧下(30mmHg ; 4 J2P a)
で50°Cにおいて濃縮乾燥する。得られる残渣をシリ
カゲル(0,04−0,06m+n)のカラム(高さ:
16cm;直径:2.8cm)を用い、窒素の微少過圧
下(40kPa)にクロマトグラフィーにより精製し、
シクロヘキサンと酢酸エチルの(容積比(20:80)
の混合物(1,5Q)で溶離し、60ccづつの両分を
集める。画分8・ないし20を集め、減圧下(30mm
Hg ; 4 hP a)で50°Cにおいて濃縮乾燥
すると、生成物(0゜30g)が得られ、これを再度塩
基性アルミナのカラム(高さ:16.5c+++H直径
:13.8cm)を用いて精製し、シクロヘキサンと酢
酸エチルの(容積比90:10)の混合物(IQ)で溶
離し、100ccづつの画分を集める。画分3ないし9
を一緒にして減圧下(30mmHg ; 4 kP a
)で濃縮乾燥すると、to−[(2R,5)−1−ジエ
チルアミノ−2−プロピル]−N−[(2R3)−2−
メチルブチル]−2−フェノチアジンカルボキシアミド
(0,25g)が得られる。
沸騰する2−プロパツール中の10−[(2R3)=1
−ジエチルアミノ−2−プロピル]−N−[(2R3)
−2−メチルブチル]−2−フェノチアジンカルボキシ
アミド(0,25g)の溶液に、2−プロパノールに溶
解した7マルm (0,079)を還流下に添加する。
引っ掻きにより結晶化を開始させ、混合物を25°Cで
2時間撹拌し、0°Cで12時間放置する。結晶を濾別
し、減圧下(5rnmHg ; 0.7 kPa)で4
0℃において乾燥すると、融点110℃の10−[(2
R5)−1−ジエチルアミノ−2−プロピル]−N−[
(2RS)−2−メチルブチル]−2−フェノチアジン
カルボキシアミドフマレート(0,19g)が得られる
プロトンNMR(250MHz、DMSO,δppm、
  J  Hz)  : 0.9 (D、12H,2−メチルブチル及びN (C
H2CH3) xの−CH3); 1.L 3及び1.
43 (2Mt、各IH,−CH2−CH5) ;1.
63(Mt、IH,2−メチルブチルCH−):1.6
6 (D、J=7、IH,CH3); 2.55(マス
キングされたM(,4H,−N (CH2CH3) 2
) ; 2.77 (DD、  J = 14及び6、
IH,>N−CH2−のLH);3.08 (DD、J
=14及び6.5、)N−CH,−のLH);3ないし
3.3(Mt、2H,−CONH−CH2−);4.2
0 (Mt、2H,−CONH−CH2−);4.20
 (Mt、J−7,6,5及び6、IH,>N−CH<
); 6.63 (S、2H,フマレート−CH=CH
−);6.90ないし7.3 (Mt。
5H,芳香族);7.42 CD、J=8及び1、IH
,3−位におけるーH);7.52 (D、J−1S 
IH,1位−における−H);8.43 (T。
J−5,5、IH,−CONH−)。
赤外スペクトル′(KBr)下記crn−’における特
性吸収: 3300.3050.2960.2920,2870.
2640.2480.1900.1700.1630.
1590.1550.1460.1410.1380.
1300.1225.980.875.830.750
.635゜10−[(2R3)−1−ジエチルアミノ−
2−ブロビル]−2−7エノチアジンカルポニトリルは
実施例2に使用された原料の製造に際して記載されたよ
うに製造できる。
実施例 38 tert−ブタノール(40cc)中のカリウムter
tブチレート(5,6g)の溶液中に蒸留水(0゜45
cc)を導入し、10−[(2R3)−1−(1−ピロ
リジニル)−プロピル]−2−7エノチアジンカルポニ
トリル(3゜7g)を撹拌しながら添加し、混合物を1
5分間還流する。次いで1−ブロモ−2−エチルブタン
(7cc)を撹拌しながら添加し、還流下に6時間撹拌
を継続する。冷却後、反応混合物を減圧下(30mmH
g ; 4 hP a)で40℃において濃縮乾燥する
。残渣を酢酸エチル(250cc)で抽出し、順次蒸留
水(2×100cc)及び飽和塩化ナトリウム水溶液(
100cc)で洗浄し、硫酸マグネンウム上で乾燥し、
濾過して減圧下(30mmHg ; 4 kP a)で
40°Cにおいて濃縮乾燥する。残渣(4,5g)をシ
リカゲル(0,04−0,063mm)のカラム(高さ
:25c+x;直径:4cm)を用い、窒素の過圧下(
40,5bPa)にクロマトグラフィーにより精製し、
酢酸エチルとシクロヘキサンの(容積比50:50)混
合物(1,512)で溶離し、50ccづつの画分を集
める。画分13ないし25を一緒にし、減圧下(30m
mHg ; 4  kP a)で40°Cにおいて濃縮
乾燥すると、黄色油状物が得られ、結晶化する。この生
成物を還流下にイソプロピルエーテル(100cc)で
抽出し、溶液を冷却する。生成する結晶を排液し、冷イ
ソプロピルエーテル(locc)で洗浄し、減圧下(5
mmHg ; 0−67 kP a)で40℃において
濃縮乾燥すると、融点115℃の白色結晶状のN−(2
エチルブチル)−10−[(2R3)−1−(1−ピロ
リジニル)−プロピル]−2−7エノチアジンカルポキ
シアミド(1,9g)が得られる。
プロトンNMR(250MHz、CDCI 、、δ p
 pm、J  Hz): 0.96 (D、J−7,6H12−エチルブチル−C
H5); 1.42 (Mt、6H,2−エチルブチル
−CHx  ); 1−53 (Mtl 2−エチルブ
チル>CH−); 1.7 (D、J−7,3H。
−CH3; 1.82 (Mt、4H,ピロリジン〉N
CHz−)2.99 (DD、J −12,5及び6゜
5、IHl 1 H,>N−CH2−); 3.18 
(DD、J=12.5及び6、IH,IH,N−CH。
−)   ;  3.4 1   (M  七 、  
2  H、−CON  HCH2); 4.31 (M
t、J−76,5及び6、IH。
>N−CH<)  ;6.20 (T、J−5,5、I
H。
−CONH−); 6.90ないし7.20、(Mt。
5H1芳香族); 7.27 (DD、J−8及びIH
,3−位における一H); 7.65 (DS J−7
,5、IHl 1−位における一H)。
赤外スペクトル(KBr)下記cm”’における特性吸
収: 3240.2705.2930.2870.2780.
1630.1595.1580,1465.1545.
875.830.835.825.750゜ 実施例 39 塩化メチレン中の10−[(1−(1−ピロリジニル)
−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボン酸塩酸
塩、L体(19)を温度約5°Cに冷却し、チオニルク
ロリド(0,5cc)を撹拌しながら添加する。20分
間後に、温度を20°Cとし、撹拌を2時間継続する。
得られる淡黄色の生成物を減圧下(30++++++H
g ; 4 kPa)で30°Cにおいて濃縮乾燥する
。得られるメレンゲ状粘稠な黄色生成物を塩化メチレン
(30cc)に溶解し、撹拌しながらプロピルアミン(
0,5cc)を滴下導入する。1時間20℃で撹拌後、
混合物を減圧下(30imHg ; 4 kP a)で
40°Cにおいて濃縮乾燥し、残渣をエチルエーテル(
100cc)で抽出し、順次IN水酸化ナトリウム(1
5cc)及び飽和塩化ナトリウム水溶液(15cc)で
洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下
(30mmHg ; 4 hP a)で40℃において
濃縮乾燥する。残留する淡黄色油状物(0,63g)を
酢酸エチルエチル(locc)に溶解し、温度約5°C
で撹拌しながら塩酸の3.3Nイングロビルエーテル溶
液(0−5cc)で処理する。生成する沈澱を排液し、
イソプロピルエーテルで洗浄し、減圧下(5mmHg 
; O−7kP a)で40℃において乾燥する。こう
してN−プロピル−1O−[(1−(1−ピロリジニル
)−2−プロピル]−2−7エノチアジンカルポキシア
ミド塩酸塩、L体(0,64g)が融点190℃の白色
固体状として得られ、その特性は実施例5で得られた生
成物と同一である。
10−[(1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]
−2−7ヱノチアジンカルポン酸塩酸塩、L体は下記の
ようにして得られる: 10−[(1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]
−2−フェノチアジンカルボニトリル塩酸塩、L体(5
g)を水酸化カリウム(1,759)のグリコール(3
0cc)溶液に添加し、混合物を還流下に4時間撹拌す
る。冷却後、得られる淡黄色の溶液をアセトン(75c
c)及び塩酸の3Nエチルエーテル溶液(5cc)で希
釈し、濾過し、及び再度アセトン(75cc)及び塩酸
の3Nエチルエーテル溶液(5cc)で希釈する。初期
誘発(priming)後、温度約5℃で混合物を16
時間結晶化させる。得られる固体を排液し、エチルエー
テル(10cc)で洗浄し、減圧下(5m+++Hg;
0.7 kPa)で40°Cにおいて乾燥する。こうし
て融点200−210℃(ペースト状に熔融)の淡黄色
固体状の10−[(1−(1−ピロリジニル)−2−プ
ロピル] −2−フェノチアジンカルボン酸塩酸塩、L
体(2,99)が得られる。
実施例 40 温度を5°C近辺に保持しながら、塩化メチレン(45
cc)中の10−[(2R3)−1−(1−ビロリジニ
ル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボン酸
塩酸塩(1,5g)の懸濁物を撹拌しながら、チオニル
クロリド(0,75cc)を5分間に亙って導入する。
温度約20℃に加熱しながら撹拌を180分間継続し、
得られる黄色溶液を減圧下(30mmHg ; 4 k
P a)で40℃において濃縮乾燥する。残渣を塩化メ
チレン(45CC)に溶解し、及び2−メチルペンチル
アミン(0,979)及びトリエチルアミン(1,4c
c)を添加する。反応混合物を減圧下(30mmHg;
4bpa)で40°Cにおいて濃縮乾燥し、酢酸エチル
(100cc)で抽出し、蒸留水(2X50cc )及
び飽和塩化ナトリウム水溶液(15cc)で洗浄し、硫
酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(30mm
Hg ; 4 kP a)で40℃において濃縮乾燥す
る。残留する淡黄色油状物(1,279)をイソプロピ
ルエーテル(50cc)に溶解し、塩酸の0.5Nイソ
プロピルエーテル溶液(6cc)を添加する。5℃で3
0分間撹拌後、生成する沈澱を濾別し、イソプロピルエ
ーテル(3×10cc)で洗浄し、減圧下C5mmHg
 ; 0.67 kPa)で40℃において乾燥すると
、N−(2−メチルペンチル)−10−[(2R3)−
1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチア
ジンカルボキシアミド塩酸塩(1g)が融点138°C
のベージュ色固体状に得られる。
プロトンNMR(250MHz、DMS〇−d6、δp
pm、J  Hz): 0.90 (Mt、6H,2−メチルペンチルーCH3
);1ないし1.5 (Mt、2−メチルペンチル>C
H−CHI−CH2−); 1.78 (D。
J−7,3H,CHs); L、7ないし2(Mt、4
H,ピロリジン−CH2);2−84.3.08.3.
60及び3.74 (4Cx、IH各夫々、ピロリジン
>N−CH2−); 3.05及び3.18(2Mt、
IH各夫々、−CONH−・CH,−);3.76(リ
ミッティングAB、2H1>NHCH2−); 4−4
−78(、I Hl>N −CH<);7ないし7.4
 (Mt、5H,芳香族);7.53(S、IHl 1
−位における一H); 7.55(D。
J−8、IH13−位における一H);8.65(T、
  J=5.5、 IH,−CONH−)  ;  1
 0゜8  (Cx、  LH,NH+CI−)  。
赤外スペクトル(KBr)下記cm−’における特性吸
収: 3260.2960.2925.2870.2580.
2470.1640.1590.1460.1535.
865.835.750゜ 10−[(2RS)−1−(1−ピロリジニル)−2−
プロピル]−2−フェノチアジンカルボン酸塩酸塩は下
記のようにして製造できる:10−[(2R3)−1−
(1−ピロリジニル)−2−プロピル] −2−フェノ
チアジンカルボニトリル塩酸塩(20g)を出発物とし
て使用する以外は、実施例39のよう操作すると、粗製
の10−[(2R3)−1−(1−ピロリジニル)−2
−プロピル〕−2−フェノチアジンカルボン酸塩酸塩(
16,1g)が得られ、これを瀦騰する2−グロバノー
ル(330cc)中で再結晶する。混合物を冷却後、結
晶を濾別し、減圧下(5+u+Hg;0.67bPa)
で40°Cにおいて乾燥すると、10− [(2R’S
)−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]−2−
フェノチアジンカルボン酸塩酸塩(8,7g)が融点2
15−217°Oの黄色結晶状に得られる。
実施例 41 温度を5℃近辺に保持し、ながら、塩化メチレン(45
cc)中の10−[(2R3)−1−(1−ピロリジニ
ル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボン酸
塩酸塩(1,59)の懸濁物を撹拌しながら、チオニル
クロリド(0,75cc)を5分間に亙って導入する。
温度約20°Cに加熱しながら撹拌を4時間継続し、得
られる黄色溶液を減圧下(30mmHg 童4 kP 
a)で50°Cにおいて濃縮乾燥する。残渣を塩化メチ
レン(45cc)ニ溶解し、2.3−ジメチルブチルア
ミン塩酸塩(1,3g)及びトリエチルアミン(1,4
cc)を添加する。20℃で16時間撹拌を続ける。反
応混合物を減圧下(30mmHg ; 4 kP a)
で40°Cにおいて濃縮乾燥し、酢酸エチル(100c
c )で抽出し、蒸留水(2X50cc)及び飽和塩化
ナトリウム水溶液(5Qcc)で洗浄し、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(30mmHg ; 
4 hPa)で40℃において濃縮乾燥する。残留する
淡黄色油状物を熱イソプロピルエーテル(20cc)に
溶解する。冷却後、生成する結晶を排液し、冷イソプロ
ピルエーテル(2cc )で洗浄し、減圧下C5mmH
g ; 0.67kP a )で40°Cにおいて乾燥
すると、N−(2,3−ジメチルブチル)−10−[(
2RS)−1−(1−ピロリジニル)−2−プロピル]
−2−7エノチアジンカルポキシアミド(0,89)が
融点138℃の緑黄色固体状に得られる。
ブOトンNMR(250MHz1 DMSO−d、、δ
ppm、J  Hz): 0.75ないし0.95 (Mt、9H,2,3シ) 
チルフチルcl’>3 CHs); I −59(D%
  J −7,3H,−CH5); 1.55ないし1
.75(Mt。
2H12,3−ジメチルブチル−CH,); 1.7(
CX % 4 H% ピロリジン−CHI−); 2.
53(Mt部分的にマスキング、ピロリシフ ) N 
−CH2−); 2.9 (DD、J = 12.5及
び7.5、IHl>NCH,−のIH); 3.02 
(DD、J−12,5及び6 、l H1> N −C
H3−のIH);3.06及び3.26 (Me、LH
各夫々、2,3−シメチルブチル−CON H−CH2
)  ; 4−21 (Mt、J−7,5,7及び6、
IH,>N−CH<); 6.9ないし7.3 (M七
、5H1芳香族);7.43 (DDX J−3及び1
、IH13−位におけるーH); 7.54 (D、J
=1、lH,l−位における一H); 8.4 (T、
J−5゜5、IHl−CONH−)。
赤外スペクトル(KBr)下記am−’における特性吸
収: 3300.2960.2870,2800,1630.
1590.1580.1490X 1465.1545
.875.825.7500 本発明は、不活性であるか又は生理学的に活性であるこ
とができる他の製薬学的に適合しうる生成物と随意に組
み合わせて、遊離形態又は他の製薬学的に許容しうる酸
との付加塩の形態にある一般式(1)の生成物を含んで
成る製薬学的組成物にも関する。本発明に従う組成物は
、非経口的に、経口的に、直腸に又は局所的に使用する
ことができる。
特に潅流液(perfusions)の形態で使用でき
る非経口投与用の無菌の組成物は、好ましくは溶液、水
性又は非水性の懸濁液又は乳液である。溶媒又はビヒク
ルとしては、水、グロビレングリコール、ポリエチレン
グリコール、植物油、特にオリーブ油、注射可能な有機
エステル、例えば、オレイン酸エチル又は他の適当な有
機溶媒を使用することができる。これらの組成物は、補
助薬、特に湿潤剤、張度調節剤(tonicity r
egulators)、乳化剤、分散剤及び安定剤を含
むこともできる。無菌化は、例えば、無菌ろ過、組成物
に無菌化剤を導入すること、照射又は加熱などの種々の
方法で行うことができる。これらの組成物は、使用時に
無菌の注射可能な媒体に溶解することができる無菌の固
体組成物の形態で調製することもできる。
直腸投与用組成物は、活性生成物の他に、ココアバター
、半合成グリセライド又はポリエチレングリコールなど
の賦形剤を含む層剤又は直腸カプセルである。
経口投与用固体組成物としては、錠剤、丸剤、粉末剤又
は顆粒剤を使用することができる。これらの組成物にお
いては、本発明に従う活性生成物(随意に、他の製薬学
的に適合しうる生成物と組み合わせて)を、スクロース
、ラクトース又はデンプンなどの1種又は1種より多く
の不活性希釈剤又は補助薬と混合する。これらの組成物
は、希釈剤以外の物質、例えば、ステアリン酸マグネシ
ウムなどの滑剤を含んで成ることもできる。
経口投与用液体組成物としては、製薬学的に許容しうる
性質の乳剤、水又は液体パラフィンなどの不活性希釈剤
を含む溶液剤、懸濁液剤、シロップ剤及びエリキシル剤
を使用することができる。
これらの組成物は、希釈剤以外の物質、例えば、湿潤剤
、甘味料又はフレーバー付与製品も含有することができ
る。
局所投与用組成物は、例えば、クリーム、軟膏又はロー
ションであることができる。
人間の治療において、本発明に従う生成物は、外傷起源
の痛み、手術後の痛み、同位値痛(hom。
topic pain)及び月経痛、頭痛等の処置及び
利尿処置に特に有用である。
投与量は、求められている効果及び処置期間に依存する
。成人に対しては、間隔を置いて数回の投与で取り入れ
て、一般に0.25−1,500mg/kgである。
一般的に言えば、医師は、処置されるべき対象にこ特有
の年令、体重及びすべての他の因子に従って最も適当と
考えられる投与量を決定する。
下記の実施例により本発明に従う組成物を説明する。こ
れらは本発明を限定することを示唆するものではない。
実施例A 活性生成物(塩基)25mg用量を含みそして下記の組
成を持った錠剤を常法に従って調製する。
塩酸塩、L系           27mgデンプン
              83mgシリカ    
         30mgステアリン酸マグネシウム
      3mg実施例日 25mg/ccの活性生成物(塩基)の用量を含む静脈
内投与用の溶液剤を常法に従って調製する。
アスコルビン酸          0.100g中性
亜硫酸ナトリウム       0.050g注射用水 00cc とするのに十分な量 薬理学的データ ロブノン等のニューロサイエンス12(2)、621−
627(1984)により述べられた方法に基づくこの
方法は、検討すべき化合物の存在下に、リガンド(エチ
ルケトシクラゾシン[−異性体])の特異的固定(f 
1xat 1on)を測定することより成り、この特異
的固定の本化合物による抑制は、当該受容体部位に対す
る本化合物の親和性を認めることを可能とする。
検討は下記の条件下に行った。
受容体ソース:37℃で45分間予めインキュベーショ
ンされ、次いで洗浄された雄のモルモット [ダンキン
−ハートレイ(Dunkin−Hartley)] の
小脳の一80°Cで凍結されているホモジネート。
使用した溶液は新鮮な組織(0,26mg/ mQのオ
ーダーのタンパク質の最終濃度)0.6重量%である。
緩衝液:20°CでpH7,4のトリス−80150m
M。
緩衝液中の溶液に入れられたリガンド:最終濃度1゜2
nM。
検討した化合物:可能ならば緩衝液中の3−6濃度を調
製、 リガンドの特異的固定は、検討される物質が存在しない
場合と比較して測定される、 タイフルアトム(tifluadom) l Oマイク
OM(最終濃度)の存在下に決定される非特異的固定、
25°Cで40分のインキュベーション、0°Cで緩衝
液で予め湿らせたガラス繊維フィルター、ホワットマン
G F / B (WHATIJAN GF/B)によ
るろ過、 緩衝液によりOoCでフィルターを洗浄、液体シンチレ
ーションにより放射能を測定、IC,。の決定:リガン
ドの特異的固定の50%を抑制する濃度。
験管内試験 この方法は、ダブリュ・デー・エム・バトン、ブリティ
ッシュ・ジャーナル・オフ・7アーマコロジー、1土、
119−127(1957)の方法に基づいている。頭
蓋−頚部脱きゅう(crani。
cervical dislocation)により殺
された体重200−250gの雄のモルモット(ダンキ
ン−ハートレイ)から(ililT腸を取り出す。断片
は、回腸−盲腸接合部(ileo−coecal ju
nction)からloamの位置のものが選ばれ、そ
して白金電極(アノード)をこの断片の内腔に導入する
問題の化合物を下記の条件下に濃度を増加させて検討す
る: 白金電極であるカソードを使用して1gの張力下に、0
2/C○、(9515)の混合物による酸素供給(ox
ygenat 1on)、37℃の温度、タレブス液(
KREBS 1iquid)の25rrl容器、タレブ
ス媒体(KREBS medrum)中で1時間平衡化
し、次いで電気的に刺激する(10−80Vの電位で1
ms間0.1Hz)、 収縮を測定しく等優性コレクター)そして通常の(re
gular)収縮及び最大値近くの(sub−maxi
mum)収縮を得るのに必要な最大張力を決定する。
IC,。(電気的刺激により誘発された初期収縮の平均
振幅−を50%減少させる濃度)をグラフにより決定す
る。
3、ラットにおける利尿活性の生体内試験ジェー・デー
・リーンデー、ザ・ジャーナル・オフ・ファーマコロジ
ー・アンド・エクスペリメンタル・セラビューティック
ス、224(1)、89−94(1983)の方法に基
づくこの方法は、検討されるべき化合物の存在下に、ラ
ットの尿の容量の変動を測定することから成る。
体重150−175gの酸ラット [チャールス・リバ
ー、フランス(Charles River、 Fra
nce)] を118時間水性規定に服させる。
個々の檻に動物を入れる直前に水性サーチャージ(su
rchargeX 20 m(1/ kg)を経口投与
する。尿を2時間集める。
各ラットについて、集めた尿の容量を測定する。
検討されるべき化合物は、4 mg/ kg sc(5
mQ/kg)の投与量で投与する(用量光たり5匹の動
物;5匹対照)。
尿の容量の変動の指標は、その尿の容量と対照(この対
照においては指標はlOOとして示される)の容量との
比較により決定する。
22.00 10.40 35.70 9.30 3.30 1.5.o。
23.60 34.00 4.50 2.80 10.40 10.40 8.50 5.00 42.00 2.30 2.50 4.50 46.00 25.00 5.00 3.00 9.00 2.30 45 〉117 00 7 く134 46 32 100で毒性ではない 30〜100 〉100 30−100 30〜100 100で毒性ではない )100 30で毒性ではない 30〜100 30〜100 100で毒性ではない 30〜100 続<、、、/ 続き6.、/ 2.70 1.40 5 7.80 16.90 2.80 3.32 1.60 6.10 47.30 24.00 2.50 1.35 21.40 8.10 5.33 38.00 4.00 0.40 15.00 15.00 30.00 1.00 1.50 0.40 2.00 100.00 6.00 1.00 0.60 15.00 to、o。
11.00 17.00 42 27 9 11 100で毒性ではない 〉100 100で毒性ではない >100 100で毒性ではない 100で毒性ではない 100で毒性ではない 100で毒性ではない 100で毒性ではない 30〜100 30−100 30〜100 30〜100 30−100 〉100 1OOで毒性ではない 100で毒性ではない 続<、、、/ 続き0.、/ 17.20 41.00 11.00 41.00 76.00 13、OO 3,00 3,50 1,37 12,00 42,00 12,00 25,00 50,00 2,50 18,00 22,00 5,00 〈88 100で毒性ではない 30〜100 30〜100 〉100 30〜100 100で毒性ではない 100で毒性ではない 100で毒性ではない 100で毒性ではない 本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
■、一般式 式中、Rは、1−6個の炭素原子を有する直鎖状又は分
岐鎖状のアルキル基であり、R1及びR2は、同−又は
異なることができ、1−4個の炭素原子を有する線状又
は分岐鎖状アルキル基であり、又はR1とR2は、それ
らが結合している窒素原子と一緒になって4員乃至7員
複素環を形成する、のフェノチアジン誘導体、その異性
体又はその酸付加塩。
2、Rが2−6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐鎖
状のアルキル基であり、R1及びR2は、同−又は異な
ることができ、1−3個の炭素原子を有する線状又は分
岐鎖状アルキル基であり、又はR1とR2は、それらが
結合している窒素原子と一緒になって5員乃至7員複素
環を形成する、上記1に記載の7工ノチアジン誘導体、
その異性体又はその酸付加塩。
3、Rが3−6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐鎖
状のアルキル基であり、R1及びR2は、同−又は異な
ることができ、2個又は3個の炭素原子を有する線状又
は分岐鎖状アルキル基であり、又はR3とR2は、それ
らが結合している窒素原子と一緒になって5員乃至7員
複素環を形成し、異性体の混合物の形態にあるか又はL
系の異性体の形態にあるか又は酸付加塩の形態にある、
上記1に記載のフェノチアジン誘導体。
4、N−プロピル−10−[1−(1−ピロリジニル)
−2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボキサミド
又はその異性体。
5、N−(3−メチルブチル)−10−[1−(1−ピ
ロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジンカ
ルボキサミド又はその異性体。
6、N−(2−メチルプロピル)−10−[1−(1−
ピロリジニル)−2−プロピル]−2−フェノチアジン
カルボキサミド又はその異性体。
7、N−ブチル−10−[1−(1−ピロリジニル)−
2−プロピル]−2−フェノチアジンカルボキサミド又
はその異性体。
8、N−(3−メチルブチル)−’l 0−(1−ピペ
リジノ−2−プロピル)−2−フェノチアジンカルボキ
サミド又はその異性体。
9、一般式 %式% 式中、Rは上記lに定義したとおりである、のアミンを
、一般式 式中、R,及びR2は上記1に定義したとおりである、 の−級チオアミドと反応させ、中間体チオアミドを酸化
して対応するアミドとし、必要に応じて、このアミドを
酸付加塩とする、上記1−8のいずれかに記載のフェノ
チアジン誘導体を製造する方法。
IO0前記中間体を酸化する前に、一般式式中、R,R
,及びR2は、上記1に定義したとおりである、 の置換チオアミドを単離する、上記9に記載の方法。
11、−数式 式中、R1及びR2は上記lに定義したとおりである、 のニトリルを、この分子の残りの部分に影響を与えるこ
となく置換アミドに転化し、必要に応じて、得られた生
成物を酸付加塩に転化する、上記l−8のいずれかに記
載の7工ノチアジン誘導体を製造する方法。
12、−数式 式中、R1及びR2は上記lに定義したとおりである、 の酸を、この分子の残りの部分に影響を与えることなく
置換アミドに転化し、次いで必要に応じて、得られた生
成物を酸付加塩に転化する、上記1−8のいずれかに記
載のフェノチアジン誘導体を製造する方法。
13、上記1−8のいずれかに記載の誘導体である、人
間又は動物患者に鎮痛作用を与える薬剤。
11上記1−8のいずれかに記載の誘導体である、人間
又は動物患者に利尿作用を与える薬剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Rは、1−6個の炭素原子を有する直鎖状又は分
    岐鎖状のアルキル基であり、R_1及びR_2は、同一
    又は異なることができ、1−4個の炭素原子を有する線
    状又は分岐鎖状アルキル基であり、又はR_1とR_2
    は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4員
    乃至7員複素環を形成する、のフェノチアジン誘導体、
    その異性体又はその酸付加塩。 2、一般式 R−NH_2 式中、Rは特許請求の範囲第1項に定義したとおりであ
    る、 のアミンを、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R_1及びR_2は特許請求の範囲第1項に定義
    したとおりである、 の一級チオアミドと反応させ、得られる中間体チオアミ
    ドを酸化して対応するアミドとし、必要に応じて、この
    アミドを酸付加塩とする、特許請求の範囲第1項に記載
    のフェノチアジン誘導体を製造する方法。 3、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R_1及びR_2は特許請求の範囲第1項に定義
    したとおりである、 のニトリルを、この分子の残りの部分に影響を与えるこ
    となく置換アミドに転化し、必要に応じて、得られた生
    成物を酸付加塩に転化する、特許請求の範囲第1項に記
    載のフェノチアジン誘導体を製造する方法。 4、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R_1及びR_2は特許請求の範囲第1項に定義
    したとおりである、 の酸を、この分子の残りの部分に影響を与えることなく
    置換アミドに転化し、次いで必要に応じて、得られた生
    成物を酸付加塩に転化する、特許請求の範囲第1項に記
    載のフェノチアジン誘導体を製造する方法。 5、特許請求の範囲第1項に記載の誘導体である、人間
    又は動物患者に鎮痛作用を与える薬剤。 6、特許請求の範囲第1項に記載の誘導体である、人間
    又は動物患者に利尿作用を与える薬剤。
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