JPH0372358A - 感光・感熱性記録材料 - Google Patents

感光・感熱性記録材料

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JPH0372358A
JPH0372358A JP20931889A JP20931889A JPH0372358A JP H0372358 A JPH0372358 A JP H0372358A JP 20931889 A JP20931889 A JP 20931889A JP 20931889 A JP20931889 A JP 20931889A JP H0372358 A JPH0372358 A JP H0372358A
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JP
Japan
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photosensitive
recording material
electron
layer
compounds
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Application number
JP20931889A
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English (en)
Inventor
Jun Yamaguchi
潤 山口
Shintaro Washisu
信太郎 鷲巣
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/567,040 priority patent/US5091280A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、コピアやファクス、プリンター、ラベル、カ
ラープルーフ、オーバーヘッドプロジェクタ−1第2原
図等の用途に用いることのできるフォトサーモグラフィ
ーを用いた新規な感光・感熱性記録材料に関する。
更に詳しくは、不要な消耗品を必要としない新規なモノ
シート型記録材料に関する。
「従来の技術」 画像露光した後−様に加熱することにより現像すること
により画像を得る方法はフォトサーモグラフィー(感光
感熱画像形成方法)と呼ばれ、乾式処理だけで簡便に画
像が得られるという特徴を持つ。
これらの方式としては、例えば、特開昭52−8991
5号公報に開示されているごとく、光重合組成物と感熱
発色材料を用いて、熱現像により可視画像を形成する方
法が知られている。これは、二成分型感熱発色材料の二
つの成分を、光重合組成物を含有するマイクロカプセル
の内と外または両側に分離して配置した材料を、露光し
加熱すると、露光により硬化した部分では感熱材料が移
動しないため発色しないが、未露光部分では移動して反
応、発色して画像が形成されるものである。
しかし、この方法では熱現像時の光硬化部の発色を充分
には抑えきれず、所謂地肌カブリの大きな不鮮明な画像
しか得られない。
また他の方法として、例えば、特開昭61−12383
8号公報に開示されているごとく、酸性基を有するビニ
ルモノマーと光重合開始剤から成る光重合性組成物と酸
により色素を生成できる色繁プレカーサーからなる記録
材料が知られている。
この記録材料は、画像露光した後、上記の色素プレカー
サーと近接した状態で一様に加熱して、拡散してきた未
重合の酸基を有するモノマーと色素プレカーサーを反応
させることにより可視画像を形成する。これらの記録材
料は二つのシートを用いた転写型あるいは不要なシート
を用いないモノシート型何れの形態も可能である。
この方法を用いると確かに地肌カブリの少ない鮮明な画
像を得る事ができる。この方法の場合、実用的な光感度
を得るには、酸基を有するモノマーは液体状態である事
が好ましぐ、また、光重合開始剤と均一に混合している
事が好ましい。しかし、液体を記録層中に含有している
為、原稿と重ねて露光する際、酸基を有するモノマーの
原稿側への転写や原稿の汚染、甚だしい場合は記録材料
と原稿との接着等の問題や、加熱現像時に加熱ローラー
等の加熱装置を汚染する等の問題があり使用に耐えるも
のではなかった。
r本発明の目的」 本発明の第一の目的は、光硬化で得られるポリマー画像
を熱処理で可視画像に変換(現像)する方式を用いた感
光・感熱性記録材料を提供する事である。
第二の目的は、画像露光と熱処理という簡便な操作で画
像を得る事の出来る感光・感熱性記録材料を提供する事
である。
第三の目的は、不要な消耗品を用いないモノシート型の
記録材料を提供する事である。
第四の目的は、画像露光時に原稿を汚したり、原稿に接
着したりしないよう考慮された感光・感熱性記録材料を
提供するものである。
「問題点を解決するための手段」 本発明の目的は、支持体上に、■電子受容性でかつ重合
性のビニルモノマー及び光重合開始剤を含有する光硬化
性組成物、及び、■電子供与性無色染料を含有するマイ
クロカプセルを含有する感光・感熱層を少なくとも1暦
有し、その最外層上に有機高分子物質から成る保護層を
設けたこを特徴とする感光・感熱性記録材料、を用いる
ことにより達成された。
また、本発明の目的は、上述した感光・感熱性記録材料
の保護層中に、マット剤粒子及び/または保護層に用い
る有機高分子物質の硬化剤を含有することを特徴とする
感光・感熱性記録材料によっても、好ましく達成された
本発明による画像は、電子受容性でかつ重合性のビニル
モノマーおよび光重合開始剤を含有する光硬化性組成物
を画像露光して硬化させ、その後、均一に加熱する事に
よって未硬化部分において電子受容性のモノマーとマイ
クロカプセル中の電子供与性無色染料を接触させ発色さ
せる方法により得られる。
硬化部分では電子受容性のモノマーの拡散が遅くなり電
子供与性無色染料との接触が妨げられて発色しない。
本発明においては最外層に保護層を有しているため、電
子受容性のモノマーの拡散は感光・感熱記録材料中に止
まり、例えば密着露光用の原稿や熱現像時の加熱ローラ
ー等に対する汚染がほとんどなくなる。
また、本発明において最外層にマット剤を含有する保護
層を有している場合は原稿や加熱ローラーに対する直接
的な接触が抑えられるため更に汚染が少なくなる。
また、本発明において保Nff1中にバインダーの硬化
剤を含有している場合はバインダーの水分や電子受容性
のモノマーによる可盟化を防止するため、原稿や加熱ロ
ーラーに対する汚染が更に少なくなる。
本発明の感光・感熱層は目的に応じて様々な構成にて作
成することができる。
好ましいひとつの構成は、電子受容性でかつ重合性のビ
ニルモノマーおよび光重合開始剤を含有する光硬化性組
成物の微小な液滴と電子供与性無色染料を含有するマイ
クロカプセルからなる層を支持体上に設けた構成である
。この場合、この液滴はマイクロカプセルの芯物質であ
ってもよい。
この層中にバインダーがあってもよい。
他の好ましい構成は、電子受容性でかつ重合性のビニル
モノマーおよび光重合開始剤を含有する光硬化性組成物
の連続相中に電子供与性無色染料を含有するマイクロカ
プセルが存在する層を支持体上に設けた構成である。こ
の連続相は光硬化性組成物とバインダーとの混合物であ
ってもよい。
また、他の好ましい構成は、電子受容性でかつ重合性の
ビニルモノマーおよび光重合開始剤を含有する光硬化性
組成物と電子供与性無色染料を含有するマイクロカプセ
ルが主にバインダーより成る連続相中に存在する層を支
持体上に設けに構成である。 また、本発明の記録材料
は単色の所謂B/Wの記録材料であっても、多色の記録
材料であってもよい、多色の記録材料の場合は、例えば
、異なる色相に発色する電子供与性無色染料を含有する
マイクロカプセルと異なる波長の光に感光する光硬化性
組成物を各層に含む多層の記録材料の構成を用いること
ができる。例えば、シアンに発色する電子供与性無色染
料を含有するマイクロカプセルと波長λ、に感光する光
硬化性組性物を含有した層を支持体上に設け、その上に
マゼンタに発色する電子供与性無色染料を含有するマイ
クロカプセルと波長入2に感光する光硬化性照性物を含
有した層を設け、その上にイエローに発色する電子供与
性無色染料を含有するマイクロカプセルと波長入、に感
光する光硬化性組性物を含有した層を設けた構成、更に
各層の間に中間層を設けに構成、更にこの中間層中に紫
外線吸収剤を含有する構成等を用いることができる。
本発明で用いられる電子受容性でかつ重合性のビニルモ
ノマーとしては分子中に電子受容性基とエチレン性不飽
和結合を含有する化合物であればよい。このような化合
物としては、例えば特開昭63−173682号に記載
されているヒドロキシ基を有する安息香酸のメタアクリ
ロキシエチルエステルや同様の合成法で合成できるアク
リロキシエチルエステルや同59−83693号、同6
0−141587号、同62−99190号に記載され
ているヒドロキシ基を有する安息香酸とヒドロキシメチ
ルスチレンとのエステルや欧州特許29323号に記載
されているヒドロキシメチ゛レンや特開昭62−167
077号、同62−16708号に記載されているハロ
ゲン化亜鉛のN−ビニルイミダゾール錯体や同63−3
17568号に記載されている顕色剤モノマー等を参考
にして合成できる様々な化合物が使用できる。
具体例としては例えば、スチレンスルホニルアミノサリ
チル酸、ビニルベンジルオキシフタル酸、β−メタクリ
ロキシエトキシサリチル酸亜鉛、β−アクリロキシエト
キシサリチル酸亜鉛、ビニロキシエチルオキシ安息香酸
、β−メタクリロキシエチルオルセリネート、β−アク
リロキシエチルオルセリネート、β−メタクリロキシエ
トキシフェノール、β−アクリロキシエトキシフェノー
ル、β−メタクリロキシエチル−β−レゾルシネート、
β−アクリロキシエチル−β−レゾルシネート、ヒドロ
キシスチレンスルホン酸−N−エチルアミド、β−メタ
クリロキシプロピル−p−ヒドロキシベンゾエート、β
−アクリロキシプロピル−p−ヒドロキシベンゾエート
、メタクリロキシメチルフェノール、アクリロキシメチ
ルフェノール、メタクリルアミドプロパンスルホン酸、
アクリルアミドプロパンスルホン敢、β−メタクリロキ
シエトキシ−ジヒドロキシベンゼン、β−アクリロキシ
エトキシ−ジヒドロキシベンゼン、γ−スチレンスルホ
ニルオキシーβ−メタクリロキシプロパンカルボン酸、
γ−アクリロキシプロピルーα−ヒドロキシエチルオキ
シサリチル酸、β−ヒドロキシエトキシ力ルポニルフェ
ノール、β−メタクリロキシエチル−p−ヒドロキシシ
ンナメート、β−アクリロキシエチル−p−ヒドロキシ
シンナメート、3,5ジスチレンスルホン酸アミドフエ
ノール、メタクリロキシエトキシフタル酸、アクリロキ
シエトキシフタル酸、メタクリル酸、アクリル酸、メタ
クリロキシエトキシヒドロキシナフトエ酸、アクリロキ
シエトキシヒドロキシナフトエ酸、3−β−ヒドロキシ
エトキシフェノール、β−メタクリロキシエチル−p−
ヒドロキシベンゾエート、β−アクリロキシエチル−p
−ヒドロキシベンゾエート、β8−メタクリロキシエチ
ル−β−レゾルシネート、β−メタクリロキシエ゛チル
オキシカルボニルヒドロキシ安息香酸、β−アクリロキ
シエチルオキシカルボニルヒドロキシ安息香酸、N、N
’ −ジ−β−メタクリロキシエチルアミノサリチル酸
、N、N’ −ジ−β−アクリロキシエチルアミノサリ
チル酸、N、N’−ジ−β−メタクリロキシエチルアミ
ノスルホニルサリチル酸、N、N’−ジ−β−アクリロ
キシエチルアミノスルホニルサリチル酸などやこれらの
金属塩例えば亜鉛塩を好ましく用いる事ができる。
本発明に好適に用いられる光重合開始剤としては、前記
のエチレン性不飽和結合を含有する化合物の光重合を開
始し得る化合物のなかから1種または2種以上の化合物
を組み合わせて選ぶことができる。
光重合開始剤の好ましい具体例として、次の化合物を挙
げることができる。芳香族ケトン類:例えば、ベンゾフ
ェノン、4,4′−ビスくジメチルアミノ)ベンゾフェ
ノン、4−メトキシ−4′−ジメチルアミノベンゾフェ
ノン、4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、4−ジメ
チルアミノベンゾフェノン、4−ジメチルアミノアセト
フェノン、ベンジル、アントラキ・ノン、2−tert
−ブチルアントラキノン、2−メチルアントラキノン、
キサントン、チオキサントン、2−クロルチオキサント
ン、2,4−ジエチルチオキサントン、フルオレノン、
アクリドン ; およびベンゾインおよびベンゾインエ
ーテル類:例えばベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、
ベンゾインフェニルエーテル ; および2,4.5−
)リアリールイミダゾールニ量体:例えば2−(0−ク
ロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量
体、2−(O−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メ
トキシフェニル)イミダゾールニ量体、2−(0−フル
オロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量
体、2−(0−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニ
ルイミダゾール二量体、2−(p−メトキシフェニル)
−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体 ; および
ポリハロゲン化合物、例えば四臭化炭素、フェニルトリ
ブロモメチルスルホン、フェニルトリクロロメチルケト
ンおよび特開昭53−133428号、特公昭57−1
819号、特公昭57−6096号、米国特許第361
5455号の各明細書中に記載の化合物、特開昭58−
29803号記載のトリハロゲン置換メチル基を有する
S−)リアジン誘導体:例えば、2,4.6−トリス(
トリクロロメチル)−5−1リアジン、2−メトキシ−
4゜6−ビス(トリクロロメチル)−S−)リアジン、
2−アミノ−4,6−ビス(トリクロロメチル)−S−
)リアジン、2−(P−メトキシスチリル)−4,6−
ビス(トリクロロメチル)−S−)リアジン等の化合物
。 ; および例えば特開昭59−189340号記載
の有機過酸化物:例えばメチルエチルケトンパーオキサ
イド、シクロヘキサノンパーオキサイド、3,3.5−
)リメチルシクロヘキサノンバーオキサイド、ベンゾイ
ルバー牙キサイド、ジターシャリーブチルジパーオキシ
イソフタレート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベン
ゾイルパーオキシ)ヘキサン、ターシャ゛リーブチルパ
ーオキシベンゾエート、α、α′−ビス(ターシャリ−
ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、ジクミルパ
ーオキサイド、3,3′4.4′−テトラ−(タフシャ
リイブチルバーオキシカルボニル)ベンゾフェノン等の
化合物。および例えば米国特許第4743530号に記
載のアジニウム塩化合物 ; および例えばヨーロッパ
特許第0223587号に記載の有機ホウ素化合物:例
えばトリフェニールブチールボレートのテトラメチルア
ンモニウム塩、トリフエニールブチールボレートのテト
ラブチルアンモニウム塩、トリ(P−メトキシフェニー
ル)ブチールボレートのテトラメチルアンモニウム塩等
;その他ジアリールヨードニウム塩類や鉄アレン錯体等
当業界周知の光重合開始剤等が有用に使用できる。
また光重合開始剤系として、二種またはそれ以上の化合
物の組合せが知られておりそれらの組合せも本発明に使
用する事ができる。二種またはそれ以上の化合物の組合
せの例としては、2,4゜5−トリアリールイミダゾー
ルニ量体とメルカプトベンズオキサゾール等との組合せ
、米国特許第3427161号明細書に記載の4,4′
−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンとベンゾフェ
ノンまたはベンゾインメチルエーテルとの組合せ、米国
特許第4239850号明細書に記載のベンゾイル−N
−メチルナフトチアゾリンと2,4−ビス(トリクロロ
メチル)−6−(4’ −メトキシフェニル)−トリア
ゾールの組合せ、また特開昭57−23602号明細書
に記載のジアルキルアミノ安息香酸エステルとジメチル
チオキサントンの組合せ、また特開昭59−78339
号明細書の4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフ
ェノンとベンゾフェノンとポリハロゲン化メチル化合物
の三種組合せを挙げることができる。より好ましい例と
して 4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノ
ンとベンゾフェノンの組合せ、2.4−ジエチルチオキ
サントンと4−ジメチルナミノ安息香酸エチルの組合せ
、4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンと
2.4.5−トリアリールイミダゾールニ量体の組合せ
が挙げられる。
これらの光重合開始剤の中で特に好ましい化合物として
はベンゾインエーテル類、トリハロゲン置換メチル基を
有するS、)リアジン誘導体、有機過酸化物、アジニウ
ム塩化合物および有機ホウ素化合物を挙げることができ
る。
光重合開始剤の含有量は、光重合性組成物の全重量基準
で、好ましくは0.01〜20M量%、そしてより好ま
しくは0.2〜15重量%であり、最も好ましい含有量
は5〜10重量%である。0゜01重量%未満では感度
が不足し、10重量%を越えると感度の増加は期待でき
ない。
本発明の光硬化性紐性物には電子受容性でかつ重合性の
ビニルモノマーおよび光重合開始剤のほかにその感光波
長を調整するための分光増感色素を含有してもよい。分
光増感色素としては当業界公知の様々な化合物を使用す
ることができ−る。分光増感色素の例は上述した光重合
開始剤に関する特許や、Re5earch Discl
osure、Vol、200.1980年12月、It
em 20036  や「増感剤」 (徳丸克巳・大河
原信/!W 講談社 1987年)の160−163ペ
ージ等を参考にできる。
具体的な分光増感色素の例としては、例えば、特開昭5
8−15503号公報には3−ケトクマリン化合物が、
特開昭58−40302号公報にはチオピリリウム塩が
、特公昭59−28328号、同60−53300号に
はナフトチアゾールメロシアニン化合物が、特公昭61
−9621号、同62−3842号、特開昭59−89
303号、同60−60104号各公報にはそれぞれメ
ロシアニン化合物が開示されている。これらの分光増感
剤によって光重合開始剤の分光感度は可視域までも伸ば
すことができる。上述の例では光重合開始剤としてトリ
へロメチルー5−)リアジン化合物を取上げているが他
の光重合開始剤と組合せても良い。分光増感色素として
は、ケト色素であるクマリンくケトクマリン又はスルホ
ノクマリンも谷まれる)色素、メロスチリル色素、オキ
ソノール色素及びヘミオキソノール色素、非ケト色素で
ある非ケトポリメチン色素、アントラセン色素;ローダ
ミン色素、アクリジン色素、アニリン色素及びアゾ色素
、非ケトポリメチン色素としてのシアニン、ヘミシアニ
ン及びスチリル色素等が含まれる。
また、本発明の光重合性組成物は、更に重合を促進する
ための助剤として、還元剤例えば酸素除去剤(oxyg
en 、scavenger)及び活性水素ドナーの連
鎖移動剤、さらに連鎖移動的に重合を促進するその他の
化合物を併用することもできる。有用であることの見い
だされている酸素除去剤はホスフィン、ホスホネート、
ホスファイト、第1錫塩及び酸素により容易に酸化され
るその他の化合物である。例えばN−フェニルグリシン
、トリメチルバルビッール酸、N、N−ジメチル−2,
6−ジイソプロピルアニリン、N、N、N−2,4,6
−ペンタメチルアニリン等である。さらに以下に示すよ
うなチオール類、チオケトン類、トリハロメチル1ヒ合
物、ロフィンダイマー化合物、ヨードニウム塩類、スル
ホニウム塩類、アジニウム塩類、有機過酸化物等も重合
促進剤として有用である。
また、本発明の光重合性組成物中に、必要に応じて非重
合性の電子受容性化合物を併用することができる。この
併用により発色濃度が向上する。
電子受容性化合物としては杏与モ4、フェノール誘導体
、サリチル酸誘導体、芳香属カルボン酸の金属塩、酸性
白土、ベントナイト、ノボラック樹脂、金属処理ノボラ
ック樹脂、金属錯体などが挙げられる。これらの例は特
公昭40−9309号、特公昭45−14039号、特
開昭52−140483号、特開昭48−51510号
、特開昭57−210886号、特開昭58−8708
9号、特開昭59−11286号、特開昭60−176
795号、特開昭61−95988号等に記載されてい
る。これらの一部を例示すれば、フェノール性化合物と
しては、2.2′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、4−t−ブチルフェノール、4−フエニルフエ
7ノール、4−ヒドロキシジフェノキシ“ド、l、1′
−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロ
ヘキサン、l、1′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
シクロヘキサン、1.1’−ビス(3−クロロ−4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−エチルブタン、4゜4’−5
ec−イソオクチリデンジフェノール、4.4’−5e
c−ブチリデンジフェノール、4−tert−オクチル
フェノール、4−p−メチルフェニルフェノール、4゜
4″−メチルシクロへキシリデンフェノール、4.4’
−イソペンチリデンフェノール、p−ヒドロキシ安息香
酸ベンジル等がある。サリチル酸誘導体としては4−ペ
ンタデシルサリチル酸、3,5−ジ(α−メチルベンジ
ル)サリチル酸、3,5−ジ(ter−オクチル)サリ
チル酸、5−オクタデシルサリチル酸、5−α−(ρ−
α−メチルベンジルフェニル)エチルサリチル酸、3−
α−メチルベンジル−5−ter−オクチルサリチル酸
、5−テトラデシルサリチル酸、4−へキシルオキシサ
リチル酸、4−シクロへキシルオキシサリチル酸、4−
デシルオキシサリチル酸、4−ドデシルオキシサリチル
徴、4−ペンタデシルオキシサリチル酸、4−オクタデ
シルオキシサリチル酸等、及びこれらの亜鉛、アルミニ
ウム、カルシウム、銅、鉛塩がある。これらの電子受容
性化合物を併用する場合は電子供与性無色染料の5〜1
00重“量%使用することが好ましい。
本発明の光硬化性組性物には分子内に少なくとも1個の
エチレン性不飽和二重結合を有する重合性化合物を併用
する事が出来る。例えばアクリル酸及びその塩、アクリ
ル酸エステル類、アクリルアミド類;メタクリル酸及び
その塩、メタクリル酸エステル類、メタクリルアミド類
;無水マレイン酸、マレイン酸エステル類;イタコン酸
、イタコン酸エステル類:スチレン頚;ビニルエーテル
類;ビニルエステル類;N−ビニル複素環類;アリール
エーテル類;アリルエステル類等をもちいることができ
る。
これらの中で特に分子内に複数のエチレン性不飽和二重
結合を有する重合性化合物が好ましく、例えば、トリメ
チロールプロパンやペンタエリスリトール等のような多
価アルコールのアクリル酸エステルやメタクリル酸エス
テル;およびアクリ”レートまたはメタクリレート末端
エポキシ樹脂、アクリレートまたはメタクリレート末端
ポリエステル等がある。特に好ましい化合物の具体例と
しては、例えばエチレングリコールジアクリレート、エ
チレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
アクリレ7ト、ジペンタエリスリトールヒドロキシペン
タアクリレート、ヘキサンジオール−1,6−ジメタク
リレートおよびジエチレングリコールジメタクリレート
等である。
多官能モノマーの分子量については、約100〜約50
00が好ましく、より好ましくは、約300〜約200
0である。
これらの化合物の他に、光架橋性組成物として例えばポ
リケイ皮徴ビニル、ポリシンナミリデン酢酸ビニル、α
−フェニルマレイミド基をもつ感光性樹脂等を添加する
ことができる。
更に、これらの化合物の他に、光重合性組成物の中には
熱重合禁止剤を必要に応じて添加する事ができる。熱重
合禁止剤は、光重合性組成物の熱酌な重合や経時的な重
合を防止するために添加するもので、これにより光重合
性組成物の調製時や保存時の化学的な安定性を高めるこ
とができる′。
熱重合禁止剤の例として、p−メトキシフェノール、ハ
イドロキノン、t−ブチルカテコール、ピロガロール、
2−ヒドロキシベンゾフェノン、4−メトキシ−2−ヒ
ドロキシベンゾフェノン、塩化第一銅、フェノチアジン
、クロラニル、ナフチルアミン、β−ナフトール、2,
6−ジーt−ブチル−p−クレゾール、ニトロベンゼン
、ジニトロベンゼン、ピクリン酸、p−)ルイジン等が
挙げられる。
熱重合禁止剤の好ましい添加量は、光重合性組成物の全
重量基準で0.001〜5重量%であり、より好ましく
は、0.01〜1重量%である。0゜001重量%未満
では熱安定性が劣り、5重量%を越えると感度が低下す
る。
本発明の光硬化性組成物は必要に応じてマイクロカプセ
ルに内包して使用してもよい。例えばヨーロッパ特許第
022358?号や上記特許を参寺にマイクロカプセル
に内包させることができる。
本発明に係わる電子供与性無色染料は従来より公知のト
リフェニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化合
物、フェノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化
合物、ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラクタム
系化合物、トリフェニルメタン系化合物、トリアゼン系
化合物、スピロピラン系化合物、フルオレン系化合物な
ど各種の化合物を使用できる。フタリド類の具体例は米
国再発行特許明細書第23,024号、米国特許明細書
第3,491,111号、同第3.491゜112号、
同第3,491,116号および同第3.509,17
4号、フルオラン類の具体例は米国特許明細書第3,6
24,107号、同第3゜627.787号、同第3,
641,011号、同第3,462,828号、同第3
,681,390号、同第3,920,510号、同第
3,959.571号、スピロピラン類の具体例は米国
特許明細書第3,971,808号、ピリジン系および
ピラジン系化合物類は米国特許明細書第3.775,4
24号、同第3,853,869号、同第4,246,
318号、フルオレン系化合物の具体例は特願昭61−
240989号等゛に記載されている。これらの一部を
開示すれば、トリアリールメタン系化合物としては、3
,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−シメ
チルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミ
ノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(L3ジメチルインドール−3−イル)フ
タリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(
2−メチルインドール−3−イル)フタリド、等があり
、ジフェニルメタン系化合物としては、4,4′−ビス
−ジメチルアミノベンズヒドリンベンジルエーテル、N
−へロフェニルーロイコオーラミン、N−2,4,5−
)リクロロフェニルロイコオーラミン等があり、キサン
チン系化合物としては、ローダミン−8−アニリノラク
タム、ローダミン−(p−ニトリノ)ラクタム、2−(
ジベンジルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メ
チル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−
3−メチル−6−シブチルアミノフルオラン、〉−アニ
リノ−3−メチル−6−N−エチル−N−イソアミルア
ミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−
メチル−N−シクロヘキシルアミノフルオラン、゛2−
アニリノー3−クロル−6−ジニチルアミノフルオラン
、2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−イ
ソブチルアミノフルオラン、2−アニリノ−6−シブチ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
N−メチルーN−テトラヒドロフルフリルアミノフルオ
ラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ピペリジノアミ
ノフルオラン、2−(0−クロロアニリノ)−6−ジ工
チルアミノフルオラン、2−(3,4−ジクロルアニリ
ノ)−6−ジニチルアミノフルオラン、等があり、チア
ジン系化合物としては、ベンゾイルロイコンメチレンブ
ルー、p−ニトロベンジルロイコメチレンブルー等があ
り、スピロ系化合物としては3−メチル−スピロ−ジナ
フトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン3,
3′−ジクロロ−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジ
ルスピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフト−(3
−メトキシ−ベンゾ)−スピロピラン、3−プロピル−
スピロ−ジベンゾビラン等りイある。
特に、フルカラー記録材料に用いる場合、シアン、マゼ
ンタ、イエロー用の電子供与性無色染料しては米国特許
第4,800,149号等を、イエロー発色タイプとし
ては米国特許第4,800゜148号等を、シアン発色
タイプとしては特開昭63−53542号等を参考にで
きる。
本発明の電子供与性無色染料をマイクロカプセル化する
場合は当業界公知の方法で作ることができる。例えば米
国特許第2800457号、同2E 000458号に
見られるような親水性壁形成材料のコアセルベーション
を利用した方法、米国特許第3287154号、英国特
許第990443号、特公昭38−19574号、同4
2−446号、同42−771号に見られるような界面
重合法、米国特許第3418250号、同366030
4号に見られるポリマーの析出による方法、米国特許第
3798669号に見られるイソシアネートポリオール
壁材料を用いる方法、米国特許第3914521号に見
られるイソシアネート壁材料を用いる方法、米国特許第
4001140号、同4087376号、同40898
02号に見られる尿素−ホルムアルデヒド系、尿素ホル
ムアルデヒド−レゾルシノール系壁形成材料を用いる方
法、米国特許第4025455号に見られるメラミン−
ホルムアルデヒド樹脂、ヒドロキシプロピルセルロース
等の壁形成材料を用いる方法、特公昭36−9168号
、特開昭51−9079号に見られるモノマーの重合に
よるイン シラ(insitu)法、英国特許第952
807号、同965074号に見られる電解分散冷却法
、米国特許第3111407号、英国特許第93042
2号に見られるスプレードライング法等がある。
これらに限定されるものではないが、芯物質を乳化しに
後マイクロカプセル壁として高分子膜を形成することが
好ましい。
本発明のマイクロカプセル壁の作り方としては特に油滴
内部からのりアクタントの重合によるマイクロカプセル
化法を使用する場合、その効果が大きい。即ち、短時間
内に、均一な粒径を持ち、生保存性にすぐれた記録材料
として好ましいカプセルを得ることができる。
例えばポリウレタンをカプセル壁材として用1)る場合
には多価イソシアネート及びそれと反応しカプセル壁を
形成する第2の物質(例えばポリオール、ポリアミン)
をカプセル化すべき油性液体中に混合し水中に乳化分散
し次に温度を上昇することにより、油滴界面で高分子形
成反応を起こして、マイクロカプセル壁を形成する。こ
のとき油性液体中に低沸点の溶解力の強い補助溶剤を用
いることかできる。
この場合に、用いる多価イソシアネート及びそれと反応
する相手のポリオール、ポリアミンについては米国特許
第3281383号、同3773695号、同3793
268号、特公昭48−40347号、同49−241
59号、特開昭48−80191号、同48−8408
6号に開示されており、それらを使用することもできる
多価イソシアネートとしては、例えば、m−フェニレン
ジイソシアネート、p−フェニレンシイ”9シアネー)
、2.6−)リレンジイソシアネート、2.4−)リレ
ンジイソシアネー・ト、ナフタレン−1,4−ジイソシ
アネート、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネ
ート、3,3′−ジメトキシ−4,4′−ビフェニル−
ジイソシアネート、3.31−ジメチルジフェニルメタ
ン−4,4′−ジイソシアネート、キシリレン−1,4
−ジイソシアネート、4,4′−ジフェニルプロパンジ
イソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、プロピレン−1゜2−ジ
イソシアネート、ブチレン−1,2−ジイソシアネート
、シクロヘキシレン−1,2−ジイソシアネート、シク
ロヘキシレン−1,4−ジイソシアネート等のジイソシ
アネート、4.4’、4”−トリフェニルメタントリイ
ソシアネート、トルエン−2,4,6−)ジイソシアネ
ートのごときトリイソシアネート、4,4′−ジメチル
ジフェニルメタン−2,2’、5.5’−テトライソシ
アネートのごときテトライソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネートとトリメチロールプロパンの一付加
物、2.4−)リレンジイソシアネートとトリメチロー
ルプロパンの付加物、キシリレンジイソシアネートとト
リメチロールプロパンの付加物、トリレンジイソシアネ
ートとヘキサントリオールの付加物のごときイソシアネ
ートプレポリマーがある。
ポリオールとしては、脂肪族、芳香族の多価アルコール
、ヒドロキシポリエステル、ヒドキシポリアルキレンエ
ーテルのごときものがある。
特開昭60−49991号に記載された下記のポリオー
ルも用いられる。エチレングリコール、1.3−プロパ
ンジオール、】、4−ブタンジオール、1,5−ベンタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−へブ
タンジオール、1,8−オクタンジオール、プロピレン
グリコール、2,3−ジヒドロキシブタン、1,2−ジ
ヒドロキシブタン、1,3−ジヒドロキシブタン、2,
2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2,4−ベ
ンタンジオール、2,5−ヘキサンジオール、3−メチ
ル−1,5−ベンタンジオール、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール、ジヒドロキシシクロヘキサン、ジエチ
レングリコール、1,2.6〜トリヒドロキシヘキサン
、2−フェニルプロピレングリコール、1,1.1−ト
リメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエ
リスリトール、ペンタエリスリトールエチレンオキサイ
ド付加物、グリセリンエチレンオキサイド付加物、グリ
セリン、1.4−ジ(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼ
ン、レゾルシノールジヒドロキシエチルエーテル等の芳
香族多価アルコールとアルキレンオキサイドとの縮合生
成物、p−キシリレングリコール、m−キシリレングリ
コール、α、α′−ジヒドロキシーp−ジイソプロピル
ベンゼン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフェニルメタン
、2−<p、p’−ジヒドロキシジフェニルメチル)ベ
ンジルアルコール、ビスフェノールAにエチレンオキサ
イドの付加物、ビスフェノールAにプロピレンオキサイ
ドの付加物等が挙げられる。ポリオールはイソシアネー
ト基1モルに対して、水酸基の割合が0.02〜2モル
で使用するのが好ましい。
ポリアミンとしてはエチレンジアミン、トリメチレンジ
アミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、p−フェニレンジアミ
ン、m−フェニレンジアミン、ピペラジン、2−メチル
ビペラジン、2,5−ジメチルピペラジン、2−ヒドロ
キシトリメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ト
リエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ジエ
チルアミノプロピルアミン、テトラエチレンペンタミン
、エポキシ化合物のアミン付加物等が挙げられる。多価
イソシアネートは水と反応して高分子物質を形成するこ
ともできる。
マイクロカプセルを作るときに、水溶性高分子を用いる
ことができるが水溶性高分子は水溶性のアニオン性高分
子、ノニオン性高分子、両性高分子のいずれでも良い。
アニオン性高分子としては、天然のものでも合成のもの
でも用いることができ、例えば−COO−1−302−
基等を有するものが挙げられる。具体的なアニオン性の
天然高分子としてはアラビヤゴム、アルギン酸、ペクチ
ン等があり、半合成品としてはカルボキシメチルセルロ
ーズ、フタル化ゼラチン、硫酸化デンプン、硫酸化セル
ローズ、リグニンスルホン酸等がある。
また、合成品としては無水マレイン徴系(加水分解した
ものも含む)共重合体、アクリル酸系(メタクリル酸系
も含む)重合体及び共重合体、ビニルベンゼンスルホン
酸系重合体及び共重合体、カルボキシ変性ポリビニルア
ルコール等がある。
ノニオン性高分子としては、ポリビニルアルコール、ヒ
ドロキシエチルセルロース、メチルセルロース等がある
両性の化合物としてはゼラチン等がある。
これらの水溶性高分子は0.01〜10重量%の水溶液
として用いられる。マイクロカプセルの粒径は20μm
以下tこ調整される。
本発明に用いるカプセルの大きさは80μm以下であり
、特に保存性、取り扱い性の点から20μm以下が好ま
しい。またカプセルが小さすぎる場合には一定固形分に
対する表面積が大きくなり多量の壁剤が必要となる。こ
のため0.1μm以上が好ましい。
本発明に係る、電子供与性無色染料はマイクロカプセル
中に溶液状態で存在してもよく、また、固体の状態で存
在してもよい。溶媒を併用する場合、カプセル内に併用
する溶媒の量は電子供与性無色染料100重量部に対し
て1〜500重量部の割合が好ましい。
本発明において用いられる溶媒として天然油または合成
油を併用することができる。これら溶媒の例として例え
ば、綿実油、灯油、脂肪族ケトン、脂肪族エステル、パ
ラフィン、ナフテン油、アルキル化ビフェニル、アルキ
ル化ターフェニル、塩素化パラフィン、アルキル化ナフ
タレン及び1−フェニル−1−キシリルエタン、1−フ
ェニル−1−p−エチルフェニルエタン、1,1−ジト
リルエタン等のごときジアリールエタン。フタール酸ア
ルキルエステル(ジブチルフタレート、ジオクチルフタ
レート、ジシクロへキシルフタレート等)、リン酸エス
テル(ジフェニルホスフェート、トリフェニルホスフェ
ート、トリクレジルホスフェート、ジオクチルブチルホ
スフェート)、クエン酸エステル(例えばアセチルクエ
ン酸11ノブチル)、安息香酸エステル(安息香酸オク
チル)、アルキルアミド(例えばジエチルラウリルアミ
ド)、脂肪酸エステル類(例えばジブトキシエチルサク
シネート、ジオクチルアセレート)、41ノメシン猷エ
ステル類(例えばトリメシン做トリブチル)、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルのごとき低級アルキルアセテート ルコール、メチルイソブチルケトン、β−エトキシエチ
ルアセテート、メチルセロソルブアセテート、シクロヘ
キサノン等がある。
また、マイクロカプセル化の時、電子供与性無色染料を
溶解するための補助溶剤として揮発性の溶媒を併用して
もよい。この種の溶媒としては酢酸エチル、酢酸ブチル
、メチレンクロライド等があげられる。
本発明では保護層中にマット剤を添加する事が好ましい
。マット剤としては例えばシリカ、酸化マグネシウム、
硫酸バリウム、硫酸ストロンチウム、ハロゲン化銀など
の無機化合物及びポリメチルメタクリレート、ポリアク
リロニトリル、ポリスチレンのごときポリマー粒子や、
カルボキシ澱粉、コーン澱粉、カルボキシニトロフェニ
ル澱粉などの澱粉粒子などがあり、粒子径が1−20μ
mのものが好ましい。これらのマット剤のなかではポリ
メチルメタクリレート粒子とシリカ粒子が特に好ましい
。シリカ粒子としては例えばFtJJI−DEVIS[
)N C)IEMIc)lAt, LTD.製のサイロ
、イドAt−1、65、72、79、74、404、6
20, 308、978、16L 162、244、2
55、266、150等が好ましい。マット剤の添加量
としては2 − 500m g / m 2が好ましく
、特に好ましくは5 − 100m g / m 2で
ある。
本発明では感光・感熱層、中間層、保護層等本発明の記
録材料の各層に硬化剤を併用することが好ましい。特に
保!!!層中に硬化剤を併用し、保護層の粘着性を低減
する事が好ましい。硬化剤としては例えば、写真感光材
料の製造に用いられる「ゼラチン硬化剤」が有用であり
、例えばホルムアルデヒド、グルタルアルデヒドのごと
きアルデヒド系の化合物、米国特許第3635718号
その他に記載されている反応性のハロゲンを有する化合
物、米国特許第3635718号その他に記載されてい
る反応性のエチレン不飽和結合をもつ化合物、米国特許
第3017280号その他に記載されているアジリジン
系化合物、米国特許第309 1 537号その他に記
載されているエポキシ系化合物、ムコクロル酸のような
ハロゲノカルボキシアルデヒド類、ジヒドロキシジオキ
サン、ジクロロジオキサン等ジオキサン類あるいは米国
特許第3642486号や米国特許第3687707号
に記載されているビニルスルホン類、米国特許第384
1872号に記載されているビニルスルホンプレカーサ
ー類、米国特許第3640720号に記載されているケ
トビニル類、あるいは又、無機硬化剤としてクロム明ば
ん、硫酸ジルコニウム、5[等を用いることができる。
これらの硬化剤のなかで特に好ましい化合物は1,3.
5−トリアクロイル−へキサヒドロ−5−)リアジンや
1.2−ビスビニルスルホニルメタン、1,3−−ビス
(ビニルスルホニルメチル)プロパノ−ルー2、ビス(
αビニルスルホニルアセトアミド)エタン、2.4−ジ
クロロ−6−ヒドロキシ−5−トリアジン・ナトリウム
塩、2,4.6−)リエチレニミノーS−)リアジンや
硼酸等の化合物である。添加量としてはバインダーに対
して0゜5−5重量%が好ましい。
このほか、保ifNにはその粘着性を低下させるために
コロイダルシリカを添加してもよい。コロイダルシリカ
としては例えば、8産化学製のスノーテックス20.ス
ノーテックス30.スノーテックスC1スノーテックス
0、スノーテックスN等が好ましい。添加量としてはバ
インダーに対して5−80重量%が好ましい。
また保護層には本発明の記録材料の白色度をあげるため
の蛍光増白剤やブルーイング剤としての青色染料を添加
してもよい。
本発明の好ましい構成の一つの多色記録材料の場合、例
えば、異なる色相に発色する電子供与性無色染料を含有
するマイクロカプセルと異なる波長の光に感光する光硬
化性組成物を各層に含む多層の記録材料の構成を用いる
ことができる。この場合、各々の感光・感熱層の間に中
間層を設けることがこのましい。
中間層は主にバインダーより成り、必要に応じて硬化剤
やポリマーラテックス等の添加剤を含有することができ
る。また、この中間層には必要に応じて、下層に不必要
な光が到達しないように紫外線吸収剤を添加することが
できる。
紫外線吸収剤としてはベンゾトリアゾール系化合物、桂
皮酸エステル系化合物、アミノアリリデンマロンニトリ
ル系化合物、ベンゾフェノン系化合物等業界公知の化合
物を使用できる。これらの中でも隣接層に拡散しにくい
タイプの紫外線吸収剤、例えば紫外線吸収剤を共重合し
たポリマータイプもしくはラッテクスタイプが好ましい
。このような紫外線吸収剤としては例えば欧州特許第1
27.819号や特開昭59−68731号、同59−
26733号、同59−23344号、英国特許2,1
18,315号、特開昭58−111942号、米国特
許4,307,184号、同4.202,836号、同
4,202,834号、同4.207253号、同4,
178,303号、特開昭47−560号等を参今にで
きる。これらの紫外線吸収剤は中間層に添加する事が好
ましいが必要に応じて保viFi’や感光・感熱層やア
ンチハレーション層等に添加してもよい。
本発明において、光硬化性組成物の分散や電子供与性無
色染料の分散およびカプセル化は好ましくは水溶性ポリ
マー中で行われるが、本発明で好ましく用いることので
きる水溶性ポリマーとしては、25℃の水に対して5重
量%以上溶解する化合物が好ましく、具体的には、ゼラ
チン、ゼラチン誘導体、アルブミン、カゼイン等の蛋白
質、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等
のセルロース誘導体、アルギン酸ソーダ、デンプン類(
変性デンプンを含む)等の糖誘導体、アラビアゴムやポ
リビニルアルコール、スチレン−無水マレイン酸共重合
体加水分解物、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、
ポリアクリルアミド、酢酸ビニル−ポリアクリル酸共重
合体の鹸化物、ポリスチレンスルホン酸塩等の合成高分
子があげられる。これらの中ではゼラチンおよびポリビ
ニルアルコールが好ましい。
本発明において保護層、感光・感熱層、中間層等本記録
材料の各層のバインダーとしては上記水溶性高分子およ
びポリスチレン、ポリビニルホルマール、ポリビニルブ
チラール、アクリル樹脂:例えばポリメチルアクリレー
ト、ポリブチルアクリレート、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリブチルメタクリレートやそれらの共重合体、フ
ェノール樹脂、スチレン−ブタジェン樹脂、エチルセル
ロース、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、等の溶剤可溶性
高分子あるいはこれらの高分子ラテックスを用いること
ができる。これらの中ではゼラチン及びポリビニルアル
コールが好ましい。
本発明を用いて作られる感光・感熱性記録材料の各層に
は塗布助剤、帯電防止、スベリ性改良、乳化分散、接着
防止等種々の目的で、種々の界面活性剤を用いても良い
界面活性剤としては例えば非イオン性界面活性剤である
サポニン、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレンオキ
サイドのアルキルエーテル等のポリエチレンオキサイド
誘導体やアルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル
硫酸エステル、N−アシル−N−アルキルタウリン類、
スルホコハク酸エステル類、スルホアルキルポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル類等のアニオン性界
面活性剤、アルキルベタイ ン類、アルキルスルホベタイン類等の両性界面活性剤、
脂肪層あるいは芳香属第4級アンモニウム塩類等のカチ
オン性界面活性剤を必要に応じ用いる事ができる。
本発明の記録材料には、これまで述べた添加剤をふくめ
必要に応じて様々な添加剤を添加することができる。例
えば、イラジェーションやハレーションを防止する染剤
、紫外線吸収剤、可塑剤、蛍光増白剤、マット剤、塗布
助剤、硬化剤、帯電防止剤や滑り性改良剤等の代表例は
Re5earCh Disclosure、Vol、1
76.1978年12月、Item 17643、およ
び同Vo I 、 187 、1979年11月、It
em 18716に記載されている。
本発明の感光・感熱履用塗布液や前述の各履用の塗布液
は必要に応じて溶媒中に溶解せしめ、所望の支持体上に
塗布し、乾燥することにより本発明の記録材料が得られ
る。その場合に使用される溶媒としては、水、アルコー
ル:例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール
、イソプロパノール、n−ブタノール、5ec−ブタノ
ール、メチルセロソルブ、1−メトキシ−2−ブaパノ
ール:ハロゲン系の溶剤:例えばメチレンクロライド、
エチレンクロライド;ケトン:例えばアセトン、シクロ
ヘキサノン、メチルエチルケトン;エステル:例えば、
酢酸メチルセロソルブ、酢酸エチル、酢酸メチル;トル
エン、キシレン等の単独物及びそれらの2種以上の混合
物が例として挙げられる。これらの中では水が特に好ま
しい。
該組成物を支持体上に塗布するには、ブレードコーター
、ロッドコーター、ナイフコーター、口゛−ルドクター
コーター、コンマコーター、リバースロールコータ−、
トランスファーロールコータ−、グラビアコーター、キ
スロールコーター、カーテンコーター、エクストルージ
ョンコーター等を用いることができる。塗布方法として
はRe5earch Disclosure、Vol、
200.1980年12月、Item 20036xv
項を参考にできる。記録層の厚みとしては、0.1μか
ら50μが適当である。
本発明の記録材料は様々な用途に利用できる。
例えばコピアやファックス、プリンター、ラベル、カラ
ープルーフ、オーバーヘッドプロジェクタ−第2原図等
等の用途に本発明の記録材料を用いることができる。こ
れらに適する支持体としては紙、コーチイツトペーパー
、ラミネート紙、合成紙等の支持体やポリエチレンテレ
フタレートフィルム、三酢酸セルローズフィルム、ポリ
エチレンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボ
ネートフィルムなどの透明フィルムや、アルミニウム、
亜鉛、銅などの金属の板、上述の支持体の表面に表面処
理や下塗りや金属蒸着処理等の各種処理を施”したもの
を挙げることができる。支持体としてはRe5earc
h Disclosure、Vol、200.1980
年12月、+tem20036  X■項の支持体も参
考にできる。また、これらの支持体は必要に応じて表面
にアンチハレーション層、裏面にスベリ屑、アンチスタ
ッチク層、カール防止層、粘着剤層等目的に応じた層を
設けることができる。
本発明の記録材料は、紫外光から可視光までの幅広い領
域の光により高感度で記録できる。光源としては水銀灯
、キセノンランプ、タングステンランプ、メタルハライ
ドランプ、アルゴンレーザー、ヘリウムネオンレーザ−
5半導体レーザー等の各種レーザー、LED、蛍光灯等
幅広い光源を使用できる。
画像記録方法としては、リスフィルムなどの原稿の密着
露光、スライドや液晶画像等の拡大露光、原稿の反射光
を利用した反射露光等の様々な露光方法を利用できる。
多色記録を行なう場合は波長のことなる光を用いて多重
回画像記録を行なってもよい。波長の異なる光は光源の
変更もしくは光フィルターの変更により得られる。
本発明の記録材料は上記像様露光と同時または像様露光
後に熱現像処理を行なう。この熱現像処理における加熱
方法としては従来公知の様々な方法を用いることができ
る。加熱温度は一般に80℃ないし200℃、好ましく
は100℃ないし160℃である。加熱時間は1秒ない
し5分、好ましくは3秒ないし1分である。
本発明の記録材料は熱現像処理後に全面露光を行ない非
硬化部分も光硬化させる事が好ましい。
全面露光により地肌部の発色反応と発色部の消色反応と
が抑制されるため画像の保存性が向上する。
以下に本発明において使用できる各種の素材を例示する
が、本発明に好適に使用できる素材はこれらに限定され
るものではない。
「発明の効果」 本発明の感光・感熱性記録材料は不要な材料を使用しな
いモノシートタイプであり、画像露光と加熱だけという
極めて簡便な操作で鮮明な画像を得ることができる。さ
らに、必要に応じて、上述した簡便な操作によりフルカ
ラーの画像が得られる記録材料を提供することができる
また、本発明の保護層により、原稿や加熱装置を汚染す
ることなく簡便に鮮明な画像が得られる。
「合成例」 以下に、本発明において用いることのできる紫外線吸収
剤ラテックスの合成例を述べる。
電子受容性化合物(1):ヒドロキシエチルアクリレー
トモノフタレート分光増感色素(1):7−ジエチルア
ミノ−4,メチルクマリン界面活性剤(2): 01□H25S03Na 光重合開始剤 (2〉 : 2.2.ジメトキシ、1,2−ジフェニルエタン−1−
オン〈合成例】〉 紫外線吸収剤ラテックス(1)の合成 蒸留水200m1と界面活性剤(3)0. 5gをフラ
スコ中に“入れ窒1g%流中で80℃で撹拌した。
この中に過硫酸カリウム0.5gと亜硫酸水素ナトリウ
ム0. 2δgを添加した。更にその中に紫外線吸収剤
(+)16g、ブチルアクリレ−)33g及びアクリル
酸1gの混合物を少量ずつ添加し、全1添加後、更に過
硫酸カリウム0.5gと亜硫酸水素ナトリウム0.25
gを添加して1時間攪拌した。得られた液をIN苛性ソ
ーダ液でp)(6に調整し、濾紙を用いて濾過し目的の
ラテックスを得た。
〈合成例2〉 紫外線吸収剤ラテックス(2)の合成 〈合成例1〉の紫外線吸収剤(1)16g・ブチルアク
リレート33gを、紫外線吸収剤(2〉5g、ブチルア
クリレート44gに変更した以外はく合成例1〉と同じ
方法を行って紫外線吸収剤ラテックス(2)を得た。
「実施例」 以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
〈実施例用の塗布液の調整〉 a、電子供与性無色染料(1)カプセルの調整電子供与
性無色染料(1)  12.4gを酢酸エチル 10.
4gに溶解し、ジシクロへキシルフタレー)  12.
4gとタケネートD−11ON (武田薬品工業株式会
社製)27gとミリオネー) MR200(日本ポリウ
レタン工業株式会社製)  3gを添加した。この溶液
を、ポリビニルアルコール4.6gと水74gの混合液
に添加し、20℃で乳化分散し、平均粒径2.5μmの
乳化液を得た。得られた乳化液に水100gを加え、撹
拌しながら60℃に加温し、2時間後に電子供与性無色
染料(1)を芯に含有したカプセル液を得た。
b、電子供与性無色染料(2)カプセルの調整a、の電
子供与性無色染料(1)を電子供与性り 無色染N(2)に変更した以外はも、と同じ方法により
電子供与性無色染料(2)カプセルを得た。
C0電子供与性無色染料(3)カプセルの調整a、の電
子供与性無色染料(1)を電子供与性室 無色染料(3)に変更した以外は6.と同じ方法により
電子供与性無色染料(3)カプセルを得た。
d、光硬化性照性物(1)の乳化液の調整光重合開始剤
(i )  0.05gと分光増感色素(1)  0.
05g’と重合を促進するための助剤としてN−フェニ
ルグリシンエチルエステル0.2gの酢酸エチル3g溶
液に電子受容性化合物(1)8gを添加した。この溶液
を、7.5%PVA水溶液9.6gと2%界面活性剤(
1)水溶液0.88と2%界面活性剤(2)水溶液0.
8gとの混合溶液中に添加しホモジナイザー(日本精機
株式会社製)にて10000回転で5分間乳化し、光硬
化性鞘性物(1)の乳化液を得た。
e、光硬化性紐性物(2)の乳化液の調整d、の光重合
開始剤(1)  0.05gと分光増感色素(1)  
0.05gを光重合開始剤(2)  0.8gに変更し
た以外はd、と同じ方法により光硬化性照性物(2)の
乳化液を得た。
f、光硬化性照性物(3)の乳化液の調整d、の光重合
開始剤(1)  0.05gと分光増感色素(1)  
0.05gを光重合開始剤(3)  0.2gに変更し
た以外はd、と同じ方法により光硬化性絹性物〈3)の
乳化液を得た。
g、感光・感熱層(1)用塗布液の調整電子供与性無色
染料(1)カプセル4gと光硬化性照性物(1)の乳化
液12gと】5%PVA水溶液12gとを混合し感光・
感熱N(1)用塗布液を調整した。
h、感光・感熱層(2)用塗布液の調整電子供与性無色
染料(2)カプセル4gと光硬化性照性物(2)の乳化
液12gと15%PV’A水溶液12gとを混合し感光
・感熱層(2)用塗布液を調整した。
11g光・感熱層(3)用塗布液のtJ!l整電子供与
性無色染料(3)カプセル4gと光硬化性照性物(3)
の乳化液12gと15%PVA水溶液12gとを混合し
感光・感熱層(3)用塗布液を調整しk。
j、中間層(1)用塗布液の調整 15%PVA水溶液4gと蒸留水3gと2%界面活性剤
(3)水溶液1gと紫外線吸収剤ラッテックス(1)3
gとを混合し中間層(1)用塗布液を調整した。
k、中間層(2)用塗布液の調整 】5%PVA7に溶液4gと蒸留水3gと2%界面活性
剤(3)水溶液]8と紫外線吸収剤ラッテックス(2>
4gとを混合し中間N(2)用塗布液を調整した。
(、保護N(1)用塗布液の調整 15%PVA水溶液3gと蒸留水3gと2%界面活性剤
(3)水溶液1gとを混合し保護層(1)用塗布液を調
整した。
笛、保護層(2)用塗布液のV@整 10%ゼラチン水溶M 4.5gと蒸留水155gと2
%界面活性剤(3)水溶Wlgとを混合し保護N(2)
用塗布液をvf1整した。
n、保護! (3)用塗布液の調整 IO%ゼラチン水溶液4.5gと蒸留水1.5gと2%
界面活性剤(3)水溶液1gと1%の2,4−ジクロロ
−6−ヒドロキシ−5−)リアジン・ナトリウム塩水溶
液1.58を混合し保護ffi (3)用塗布液をV@
整し72!。
0、保護N(4)用塗布液の調整 10%ゼラチン水溶液4.58と蒸留水1.58と2%
界面活性剤(3)水溶液1gとサイロイド72 (Ft
JJI−DEVISON C)IEMIcHAL LT
D、製)を塗布量が50mg/m2となるだけの量を混
合し保護層(4)用塗布液を調整した。
p、保FiF’(5)用塗布液の調整 15%PVA水溶液3gと蒸留水3gと2%界面活性剤
(3)水溶液1gとスノーテックスN2gを混合し保護
層〈5)用塗布液を調整した。
〈比較例、1〉 感光・感熱層用塗布液(1)を100μのポリエチレン
テレフタレートフィルム上にコーティングバーを用いて
塗布層の乾燥!i量が8g/ t/になるように塗布し
、30℃で10分間乾燥した。この層の上に中間N(1
)を乾燥重量が5g/ln”になるように塗布乾燥し、
次に、感光・感熱層用塗布液(2)を乾燥重量が8g/
dになるように塗布乾燥し、次に、中間N(2)を乾燥
重量が5g/〆になるように塗布乾燥し、感光・感熱層
用塗布液(3)を乾燥N量が8g/&になるように塗布
乾燥して比較例、1のサンプルを得た。
得られた感光・感熱性記録材料にシアン用の画像を現像
したリスフィルムと410μm以下の光を遮断する光学
フィルター(SC−41フィルター:富士写真フィルム
株式会社製)を通して1000W高圧水銀灯(オーク社
製のジェットライト)からの紫外光で露光した。この時
点で感光・感熱性記録材料によるリスフィルムの汚染が
観察された。
次にマゼンタ用の画像を現像したリスフィルムと360
μm附近の光だけを透過する光学フィルター (BPB
−36フイルター:富士写真フィルム株式会社製)tl
−通し高圧水銀灯の光で露光し、更に、イエロー用の画
像を現像したリスフィルムと300μm附近の光だけを
透過する光学フィルター(BPB−30フィルター二富
士写真フィルム株式会社製)を通し高圧水銀灯の光で露
光して潜像を得た。その後、110”Cの熱板で5秒加
熱したところ感光・感熱性記録材料と熱板とが接着し画
像を得るにいたらなかった。
〈実施例、1〉 比較例、1のサンプル上に保護層(1)用塗布液をコー
ティングバーを用いて塗布層の乾燥重量が5g/−にな
るように塗布し、30℃で1o分間乾燥して実施例、l
のサンプルを得た。
得られた感光・感熱記録材料にシアン用の画像を現像し
たリスフィルムと410μm以下の光を遮断する光学フ
ィルター(SC−41フィルター:富士写真フィルム株
式会社1りを通して1000W高圧水銀灯(オーク社製
のジェットライト〉からの紫外光で露光した。この時、
感光・感熱性記録材料とシアン用の画像を現像したリス
フィルムとは比較的簡単にはく離でき、感光・感熱性記
録材料によるリスフィルムの汚染は観察されなかった。
次にマゼンタ用の画像を現像したリスフィルムと360
nm附近の光だけを透過する光学フィルター(BPB−
38フィルター二富士写真フィルム株式会社製)を通し
高圧水銀灯の光で露光し、更に、イエロー用の画像を現
像したリスフィルムと300no+附近の光だけを透過
する光学フィルター(BPB−30フィルター二富士写
真フィルム株式会社!りを通し高圧水銀灯の光で露光し
て潜像を得た。その後、110℃の熱板で5秒加熱した
ところ未硬化部分のみが発色し鮮明なフルカラーめ画像
が得られた。
〈実施例、2〉 比較例1.のサンプル上に保護N(2)用塗布液をコー
ティングバーを用いて塗布層の乾燥重量が5g/−にな
るように塗布し、30℃で10分間乾燥して実施例、2
のサンプルを得た。
得られた感光・感熱記録材料に実施例1.0時と同様の
画像露光操作を行なった。この時も実施例1.0時と同
様に感光・感熱性記録材料とリスフィルムとは比較的簡
単にはく離でき、感光・感熱性記録材料によるリスフィ
ルムの汚染は観察されなかった。その後、110℃の熱
板で5秒加熱したところ未硬化部分のみが発色し鮮明な
フルカラーの画像が得られた。
〈実施例、3〉 比較例1.0サンプル上に保!5[(3)用塗布液をコ
ーティングバーを用いて塗布層の乾燥重量が587−に
なるように塗布し、30℃で10分間乾燥して実施例、
3のサンプルを得た。
得られに感光・感熱記録材料に実施例1.の時と同様の
画像露光操作を行なった。この感光・感熱性記録材料と
リスフィルムとは高温時においても比較的簡単にはく離
でき、感光・感熱性記録材料によるリスフィルムの汚染
は観察されなかった。
その後、110℃の熱板で5秒加熱したところ未硬化部
分のみが発色し鮮明なフルカラーの画像が得られk。
〈実施例、4〉 比較例1.のサンプル上に保ffF! (4)用塗布液
をコーティングバーを用いて塗布層の乾燥重量が58/
dになるように塗布し、30℃で10分間乾燥して実施
例、4のサンプルを得た。
得られた感光・感熱記録材料に実施例1.0時と同様の
画像露光操作を行なった。この感光・感熱性記録材料と
リスフィルムとは高温時においても非常に簡単にはく離
でき、感光・感熱性記録材料によるリスフィルムの汚染
は観察されなかった。
その後、110℃の熱板で5秒加熱したところ未硬化部
分のみが発色し鮮明なフルカラーの画像が得られた。
〈実施例、5〉 比較例1.のサンプル上に保1ffJ”(5)用塗布液
をコーティングバーを用いて塗布層の乾燥重量が5g/
dになるように塗布し、30℃で10分間乾燥して実施
例、5のサンプルを得た。
得られた感光・感熱記録材料に実施例1.の時と同様の
画像露光操作を行なった。この感光・感熱性記録材料と
リスフィルムとは高温時においても比較的簡単にはく離
でき、感光・感熱性記録材料によるリスフィルムの汚染
は観察されなかった。
その後、110℃の熱板で5秒加熱したところ未硬化部
分のみが発色し鮮明なフルカラーの画像が得られた。ま
た、得られた画像は摩擦に対して丈夫で、指で擦っても
剥がれ落ちることはなかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に [1]電子受容性でかつ重合性のビニルモノマー及び光
    重合開始剤を含有する光硬化性組成物 及び [2]電子供与性無色染料を含有するマイクロカプセル を含有する感光・感熱層を少なくとも1層有し、その最
    外層上に有機高分子物質から成る保護層を設けたこを特
    徴とする感光・感熱性記録材料。
  2. (2)請求項(1)において、該保護層中にマット剤粒
    子を含有することを特徴とする感光・感熱性記録材料。
  3. (3)請求項(1)もしくは(2)において、該保護層
    中に該有機高分子物質の硬化剤を含有することを特徴と
    する感光・感熱性記録材料。
JP20931889A 1989-08-11 1989-08-11 感光・感熱性記録材料 Pending JPH0372358A (ja)

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CA002023112A CA2023112C (en) 1989-08-11 1990-08-10 Light- and heat-sensitive recording material
EP90115427A EP0412570B1 (en) 1989-08-11 1990-08-10 Light- and heat-sensitive recording material
DE69027717T DE69027717T2 (de) 1989-08-11 1990-08-10 Licht- und wärmeempfindliches Aufzeichnungsmaterial
US07/567,040 US5091280A (en) 1989-08-11 1990-08-13 Light- and heat-sensitive recording material

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4023454A1 (en) 2020-11-27 2022-07-06 Canon Kabushiki Kaisha Thermosensitive recording medium and image-forming method

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