JPH0372246B2 - - Google Patents

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JPH0372246B2
JPH0372246B2 JP62255594A JP25559487A JPH0372246B2 JP H0372246 B2 JPH0372246 B2 JP H0372246B2 JP 62255594 A JP62255594 A JP 62255594A JP 25559487 A JP25559487 A JP 25559487A JP H0372246 B2 JPH0372246 B2 JP H0372246B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pot
steam
chamber
horizontal
screw
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62255594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0198423A (ja
Inventor
Katsuhiko Ishibashi
Yoshinori Iwanaga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHIBASHI Manufacturing
Original Assignee
ISHIBASHI Manufacturing
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Filing date
Publication date
Application filed by ISHIBASHI Manufacturing filed Critical ISHIBASHI Manufacturing
Priority to JP62255594A priority Critical patent/JPH0198423A/ja
Publication of JPH0198423A publication Critical patent/JPH0198423A/ja
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Mushroom Cultivation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、きのこ類人工培地の製造に用いられ
る加熱殺菌釜に関する。
〔従来の技術〕
従来の人工培地の製造は、加熱殺菌せんとする
人工培地原料をきのこ類の培養に用いた袋又は瓶
に所定量ずつ袋詰め又は瓶詰めにして、高圧殺菌
釜にて加熱殺菌を行つていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、袋詰め又は瓶詰めとなつているため嵩
張り、高圧殺菌釜内の有効内容積が制限されると
いう欠点があつた。また、人工培地原料は撹拌さ
れず、瓶又は袋中に静止したまま熱処理されるた
め、加熱殺菌に時間がかかるうえ、一般の高圧殺
菌釜は片扉式であるため出し入れにも時間がかか
つた。更に、プラスチツク製又はガラス製の容器
は急速な冷却に弱いため除冷を要し、時間がかか
り作業効率がよくなかつた。
これに加えて、主原料のおが屑は、クヌギ等広
葉樹材が主であるが、針葉樹材の利用も進んでお
り、きのこ菌の発芽や生育に有害なフエノール類
やテルペン類を含有しており、従来の容器内に人
工培地原料を封入したものを加熱する方法では、
殺菌は一応行えてもテルペン類は容器内に一部が
残留するという欠点があつた。
本発明は、従来のきのこ類人工培地の製造にお
けるこれらの欠点を解消することができるきのこ
類人工培地製造用の加熱殺菌釜を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のきのこ類人工培地製造用の加熱殺菌釜
は、その目的を達成するために、内壁上部に設け
たフイルタを経て内外壁間に加熱のため流入させ
た水蒸気の一部を釜室を供給する二重壁構造の横
釜本体と、該横釜本体の釜室に横向きに設けら
れ、水蒸気を流入させて加熱される管状軸の周り
にスクリユ形撹拌羽根を設けたスクリユ式撹拌機
と、釜室に挿入された人工培地原料中のきのこ菌
の生育に対する有害成分を排出除去する横釜本体
の蒸気室の上部に設けた水蒸気排出口とからなる
ことを特徴とする。
〔実施例〕 以下に本発明の特徴を実施例によつて具体的に
説明する。
本発明のきのこ類人工培地製造用の加熱殺菌釜
は、第1図に示すように、横釜本体1とその釜室
6内に回転自在に設けられたスクリユ式撹拌機2
を主要構成とする。
横釜本体1は、たとえば外径φ120cm、長さ250
cm、内容積1.5m3を有する一種の耐圧容器である。
そして、横釜本体1の上部には、側壁寄りにきの
こ類人工培地原料を釜室6に投入するため、圧力
シヤツタ3aを有する投入口3が設けてある。ま
た、横釜本体1の下部中央には、加熱殺菌済みの
きのこ類人工培地を吐出するため、圧力シヤツタ
4aを有する吐出口4が設けてある。横釜本体1
は普通、断熱材で被覆される外壁1aと内壁1b
とを有する二重壁構造からなる円筒形状の蒸気室
5を周りに形成している。そして、蒸気室5と釜
室6との間に内壁1bの上部には、帆布等丈夫な
布あるいは多数の細孔を有するフイルム等で形成
し、有害物質が蒸気中に拡散し再び原料内への侵
入を防止するために設けたフイルタ7が設けてあ
る。また、フイルタ7の上方の外壁1aに、フイ
ルタ7の検査や取替えのためのワンタツチ点検蓋
8が設けてある。
第1図において、5aは水蒸気入口、5bはド
レン管、5cは安全弁等を取付けた水蒸気排出口
である。
横釜本体1の両側壁に設けた気密軸受9a,9
bによつて、スクリユ式撹拌機2が電動機等の動
力によつて回転自在に軸支されている。スクリユ
式撹拌機2は中空で一側部に水蒸気入口10aを
有し、他側部に水蒸気排出口10bを有し、水蒸
気を流入させて加熱される管状軸11と、管状軸
1の中心部に対し対称的に前記管状軸11の周り
にそれぞれ固設された2対の撹拌スクリユ12
a,12b及び13a,13bからなる。
このため、スクリユ式撹拌機2は、回転によつ
て釜室6内の人工培地原料を均一に撹拌すると共
に、中心方向に推進させて集めたり、釜室の両側
部方向にそれぞれ推進させて2分して集めたりす
ることができる。
次に本発明のきのこ類人工培地製造用の加熱殺
菌釜の作用について説明する。
吐出口4を手動式又は自動式の圧力シヤツタ4
aを操作して閉鎖し、投入口3の圧力シヤツタ3
aを操作して投入口3を開放し、所定量の人工培
地原料を加熱殺菌釜の釜室6内に投入した後、圧
力シヤツタ3aを操作して投入口3を密閉する。
横釜本体1の水蒸気入口5a及びスクリユ式撹拌
機2の水蒸気入口10aから前記横釜本体1及び
前記スクリユ式撹拌機2に水蒸気を流入させ、加
熱を開始すると共に、電動機によりスクリユ式撹
拌機2を回転させて人工培地原料を撹拌スクリユ
12a,12b及び撹拌スクリユ13a,13b
によつて所定の釜内温度120℃、釜内圧力1.2Kg/
cm2で所定の時間撹拌しながら熱処理する。
スクリユ式撹拌機2による撹拌は、一方向の回
転により人工培地原料が横釜本体1の中央に推進
されて集まつたり、両側部に推進されて2分した
りしながら、最終段階ではすべて中央排出口に戻
つてくる様な構造となつている。
人工培地原料は主原料のおが屑がクヌギ等の広
葉樹をはじめ針葉樹等も利用されることから、き
のこ菌の発芽に有害なフエノール類やテルペン類
を含有するが、水蒸気が人工培地原料に直接接触
するため、熱処理中に気化してフイルタ7を通つ
て廃蒸気と共に水蒸気排出口5cから排出され
る。
所定時間熱処理を行つた後、水蒸気入口5a及
び10aを閉じ、水蒸気の供給を止め減圧する。
殺菌済みの人工培地はスクリユ式撹拌機2を人
工培地が中心方向に推進して集まるように回転さ
せながら、圧力シヤツタ4aを操作して吐出口4
を開放し、図示しない冷却装置、加菌装置、分配
装置に移した後、きのこを培養する瓶又は袋に所
定量ずつ収納した後密封する。所定の温度に達し
た人工培地には、常法によりきのこ菌を植えつけ
ることができる。
〔発明の効果〕
本発明のきのこ類人工培地製造用の加熱殺菌釜
によれば、二重壁構造を有し内壁部を加熱すると
共に、釜室内に水蒸気を供給する横釜本体と2対
の撹拌スクリユを水蒸気により加熱される管状軸
に設けたスクリユ式撹拌機で構成した。このた
め、おが屑、栄養成分、水と混合した配合物から
なる人工培地原料は、釜室の高温に加熱された内
壁及び釜室内に直接供給される水蒸気により加熱
される。また、人工培地原料は高温に加熱された
管状軸を有するスクリユ式撹拌機によつて内部か
ら加熱されると共に撹拌される。よつて、人工培
地原料は、高温、高圧下、短時間でむらなく殺菌
される。また、熱処置中の工程中にきのこ菌の発
芽に有害なフエノール類、テルペン類も気化し除
去される。人工培地原料は処理後圧力を降下させ
ることによつて、著しく短時間で製品が得られ
る。製造の途中に袋や瓶等の容器を用いないの
で、釜室は相対的に小さい容積で済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のきのこ類人工培地製造用の加
熱殺菌釜を示す正面断面図である。 1:横釜本体、1a:外壁、1b:内壁、2:
スクリユ式撹拌機、3:投入口、3a:圧力シヤ
ツタ、4:吐出口、4a:圧力シヤツタ、5:蒸
気室、5a:水蒸気入口、5b:ドレン管、5
c:水蒸気排出口、6:釜室、7:フイルタ、
8:蓋、9a,9b:軸受、10a:水蒸気入
口、10b:水蒸気排出口、11:管状軸、12
a,12b:1対の撹拌スクリユ、13a,13
b:一対の撹拌スクリユ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内壁上部に設けたフイルタを経て内外壁間に
    加熱のため流入させた水蒸気の一部を釜室に供給
    する二重壁構造の横釜本体と、該横釜本体の釜室
    に横向きに設けられ水蒸気を流入させて加熱され
    る管状軸の周りにスクリユ形撹拌羽根を設けたス
    クリユ式撹拌機と、釜室に挿入された人工培地原
    料中のきのこ菌の生育に対する有害成分を排出除
    去する横釜本体の蒸気室の上部に設けた水蒸気排
    出口とからなることを特徴とするきのこ類人工培
    地製造用の加熱殺菌釜。
JP62255594A 1987-10-09 1987-10-09 きのこ類人工培地製造用の加熱殺菌釜 Granted JPH0198423A (ja)

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JPH0198423A JPH0198423A (ja) 1989-04-17
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