JPH0369015A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH0369015A
JPH0369015A JP1204374A JP20437489A JPH0369015A JP H0369015 A JPH0369015 A JP H0369015A JP 1204374 A JP1204374 A JP 1204374A JP 20437489 A JP20437489 A JP 20437489A JP H0369015 A JPH0369015 A JP H0369015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
recording medium
powder
compound
dispersant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1204374A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuo Kitahara
静夫 北原
Eitaro Nakamura
栄太郎 中村
Yoichiro Kubo
洋一郎 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP1204374A priority Critical patent/JPH0369015A/ja
Priority to US07/562,993 priority patent/US5151333A/en
Publication of JPH0369015A publication Critical patent/JPH0369015A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/68Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
    • G11B5/70Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
    • G11B5/7013Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the dispersing agent
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/73Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer
    • G11B5/735Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer characterised by the back layer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/90Magnetic feature
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2982Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
    • Y10T428/2991Coated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2982Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
    • Y10T428/2991Coated
    • Y10T428/2998Coated including synthetic resin or polymer

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気テープ等の磁気記録媒体に関し、さらに
詳しくは、改良された磁気特性、耐久性を有する磁気記
録媒体に関するものである。
(従来の技術) 磁気テープや磁気カードなどの磁気記録媒体は、一般に
ポリエステルフィルムのような基体上に磁性層として磁
性粉及びそのバインダーを含む磁性塗料を塗布すること
によって製造されている。近年、保磁力及び最大飽和磁
化量を高め、SN比や記録密度の向上を図るために、上
記の磁性粉として比表面積の大きい微細化された磁性粉
が用いられる様になってきており、酸化鉄系磁性粉でも
金属鉄系磁性粉でも、比表面積で60m”/gr 、長
径で0.1μ、短径で0.01μに達する様な磁性粉が
使用されようとしている。
このため、これら磁性粉を磁性層用として汎用されるニ
トロセルロース、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアル
コール系共重合体などの水酸基含有バインダとともに塗
料化して磁性塗料を調製した際、磁性粉に対するバイン
ダの吸着量が大きくなって高粘度化し、磁性粉の分散が
不充分になり、この塗料をポリエステルフィルムなどの
非磁性支持体上に塗布して磁性層を形成する際の磁性粉
の配向性の悪化や磁性層中での磁性粉の分散不良を招き
、磁気記録媒体の磁気特性や電磁変換特性が低下する傾
向があった。そして、このような傾向は、記録密度向上
のために、使用する磁性粉を微粒子化して比表面積をた
とえば30m”/g以上と大きくするほど顕著であった
そこで、従来においては、磁性塗料中における磁性粉の
分散性を改善する手段として、脂肪酸や種々の界面活性
剤を分散剤として磁性塗料中に添加したり、これらで磁
性粉を表面処理すること(特開昭58−102504号
公報など)が行われている。
またシランカップリング剤やチタンカップリング剤など
で磁性粉を表面処理する方法も検討されている(特開昭
55−125539号公報、同56−58135号公報
など)。
しかしながら、上記従来の分散剤を磁性塗料中に添加す
る方法では、充分な分散効果を遠戚するのに大量の分散
剤を用いる必要があり、これによって磁性層の塗膜強度
が低下したり、磁性層表面に分散剤が滲み出して商品価
値を損なうという難点があった。
また、脂肪酸や種々の界面活性剤で磁性粉を表面処理す
る方法では、磁性粉の粒子表面が疎水化されることから
配向性はかなり改善されるが、磁性粉に対するバインダ
の吸着量が少なくなりすぎて塗料の安定性が悪化したり
、形成される磁性層の強度、耐湿性などが劣化して高温
多湿下での走行性不良や通常の温湿度条件での走行耐久
性の低下を生じ易いという問題がある。
さらに、カップリング剤にて磁性粉を表面処理する方法
では、磁性粉とバインダとの濡れの改善による磁性層の
耐久性向上刃)“期待されるが、実際にはカップリング
剤と磁性粉との反応が不充分であったり、磁性粉の分散
性が却って悪化して磁気記録媒体の電磁変換特性の劣化
を招く場合が多い。
一方、磁気記録媒体の巻乱れ防止や帯電防止、走行性の
向上等のために、非磁性支持体の磁性層を設けていない
側に結合剤中の導電性のカーボンブラック等の非磁性体
粉末を混入した。所謂バックコート層を設けることも広
く行われ、特に、強磁性金属を真空蒸着等の手段により
非磁性支持体上に直接被着させて磁性層を形成させた様
な、いわゆる蒸着テープでは必須の層となっている。
ところで、このバックコート層においては非磁性粉末に
対する結合剤の分散性や塗膜物性が耐久性、走行性を左
右する重要な要素であり、例えば従来広く用いられてい
る塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合
体や、ニトロセルロースあるいはポリウレタン、ポリエ
ステルなどの結合剤をそのまま使用すると分散性が不足
し、ピンチローラやガイドピンによる傷付きや多数回走
行後の粉落ち等が増加する。
そこで、これらの耐久性や走行性をさらに改善するため
に、例えばバックコート層に界面活性剤を分散剤として
使用する等の方法も考えられるが、バックコート層中に
この界面活性剤が存在することによる粉落ち、経時変化
によるブルーミング等の機械的強度や耐久性等に問題が
生ずる虞れがある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、磁性粉
の分散性や配向性が極めて良好ですぐれた磁気特性およ
び電磁変換特性を具備するとともに、走行性および耐久
性にもすぐれる磁気記録媒体の提供を目的としている。
(課題を解決するための手段) かくして本発明によれば、非磁性支持体上に強磁性粉末
と結合剤とを主体とする磁性層が形成されてなる磁気記
録媒体におい、分子中に少くとも■ 1個の二c=Nぐ 結合を有する化合物を該磁性層に含
ませることを特徴とする磁気記録媒体及び非磁性支持体
の一方の面に強磁性粉末と結合剤とを主体とする磁性層
を、他方の面に非磁性粉末と結合剤とを主体とするバッ
クコート層を有する磁気記録媒体において、磁性層及び
/又はバラフコ■ 一ト層に分子中に少なくとも1個の二C=Nく結合を有
する化合物を含ませることを特徴とする磁気記録媒体が
提供される。
本発明で使用される分子中に少なくとも1個の■ 二C=Nく 結合を有する化合物は該結合をヘテロ環中
に有する低分子量の有機化合物から高分子量の重合体が
含まれ、下記の一般式で示される。
咳へテロ環は分子鎖中、分子鎖末端のいずれの部位にあ
ってもよい。
4 (Vb) (式中R,,R,は両方とも重合体鎖あるいは一方が重
合体鎖で他方が後記の炭化水素基を、又はR1−R3は
同一でも異なってもよく、炭化水素基を表わし、炭化水
素基はハロゲン、ニトロ基、エポキシ基、カルボキシル
基、ヒドロキシエーテル基等の置換基で置換されていて
もよい)。
本発明の上記の如くの分子中に少なくとも1個■ の、:C=Nく 結合を有する化合物(以下では本発明
の分散剤と称することがある)は、分子中に炭素・炭素
二重結合(−C=C−)もしくは三重結合(−CミC−
)を少なくとも1個有する低分子有機化合物〜高分子量
重合体を出発物質として例として後記する方法に従って
製造される。
出発物質としては、−C=C−結合を有するl−ヘプテ
ン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ドデ
セン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサ
−デセン、■−エイコセン、2−メチル−1−ウンデセ
ン、トリコセン、2.4.4− トリメチル−2−ペン
テンなとのα−オレフィン類及びこれらの2種以上の混
合物、フェニルビニルカルビノール、シンナミルアルコ
ールトランス−1,4−ジフェニル−2−ブテン−1,
4−ジオール、テトラゾセノール、ヘキサデセノール、
オレインアルコールなどの不飽和アルコールなど;分子
鎖末端にC=c結合を有する低分子量のポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソブチレン、α−
オレフィンのオリゴマー、マクロマー(例えば、ポリエ
チレングリコールジアクリレート、ポリスチレンメタク
リレート、ポリスチレンアクリレートなど):分子中に
−C=C−結合を有する重合体(オリゴマーも含む)、
例えばブタジェン、イソプレンなどの共役ジエンの重合
体及び共重合体、共役ジエン及びこれと共重合可能な単
量体(例えばスチレン等の芳香族ビニル化合物、アクリ
ロニトリル等の不飽和ニトリル化合物、アクリル酸、メ
タクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸等の不飽和カ
ルボン酸、不飽和カルホンノエステル等)との共重合体
、ジシクロヘンタジエン、エチリデンノルボルネンの重
合体、共重合体など;−c三重−結合を有する1−デシ
イン、3.3−ジメチル−1−ブチイン、ヘプイン、ヘ
キシイン、1.8−ノナジン、オフチインなどの有機化
合物が挙げられる。
本発明で使用する分散剤は以上に例示した不飽和化合物
を用いて、以下に例示する方法により製造される。
(1)ルイス酸の存在下に一般式R,−C)l=N−R
?(式中R&、R?は有機原子団を表わす)で示される
有機化合物(1)と有機酸ハロイドを反応せしめる方法
。有機化合物(I)は、より詳細にはR5及びR1が脂
肪族、脂環族、又は芳香族残基(これらの残基はアルコ
キシル基、シアノ基、カルボキシル基、ジアルキルアミ
ノ基などの原子団を適宜有することができる。)である
化合物で、その具体例として、ベンジリデンメチルアミ
ン、ペンジリデンブチルジミン、ベンジリデンアニリン
、ベンジリデンシクロヘキシルアミン、プロピリデンア
ニリン、エトキシベンジリデンブチルアミン、4−カル
ボメトキシベンジリデンブチルアニリン、ベンジリデン
4−シアノアニリン、ジメチルアくノベンジリデンプチ
ルアニリンなどを挙げることができる。有機酸ハライド
の具体例としてはアセチルクロライド、アセチルブロマ
イド、ベンゾイルクロライド、アクリル酸クロライド、
カルボメトキシベンゾイルクロライド、桂皮酸クロライ
ド、メタクリル酸クロライドなどが挙げられる。ルイス
酸としては、BF3 、BP+0(CzHs)z、An
 cp、、TiCl14、SnCl 、、SbCfs1
AgBF4などが挙げられる。
反応条件等は特に限定されるものではないが、ベンゼン
、トルエンやシクロヘキサン等の不活性溶剤中で20〜
80°C11〜2時間程度が良く行われる条件である。
有機化合物(I)及び有機酸ハライドは通常不飽和化合
物1モル当り1〜1.5モル程度であり、ルイス酸は有
機酸ハロイド1モル当り0.1〜1モル程度である。不
飽和化合物が重合体の場合には有機化合物(1)及び有
機酸ハロイドの使用量はそれぞれ重合体100重量部当
り0.1〜30重量部程度である。
(2)フリーゾルタラフッ触媒の存在下にN−ヒドロキ
シメチルアミド化合物(N−メチロール化合物)を反応
せしめ、要すればさらにアルキルハライドやジメチル硫
酸等を反応せしめてN−アルキル化をはかる方法。N−
ヒドロキシンメチルアミド化合物はアミド化合物とアル
デヒド化合物との反応物である。アルデヒド化合物とし
てはホルマリン、ブチロアルデヒド、バレロアルデヒド
、及びベンズアルデヒドなど脂肪族、芳香族アルデヒド
等が用いられる。アミド化合物としてはアセトアミド、
ベンズアミド、メトキシベンズアミド、ニトロベンズア
ミド、N−メチルベンズアミド、ブチロアミド、フタル
アミド酸、グルタル酸アミド等が挙げられる。またN−
メチロールアクリルアミドをモノマーを一成分とする共
重合体等もN−ヒドロキシメチルアミド化合物として用
いられる。
本発明に用いられるアルキルハライドとしてはベンジル
ブロマイド、ベンジルクロライド、ブロモヘキサン、ブ
ロモプロパン、2−クロロエチルエーテル、クロロメチ
ルエーテル、クロロペンタン等が主として用いられる。
フリーゾルタラフッ触媒としては、一般に知られている
ものが使用可能である。その代表例は金属又は半金属の
ハロゲン化物であって、例えば、Bs  Aj!  、
S1% P % 71% VSFe−、Zns門。、S
n。
Sb、 Te5W等が元素又はpo、 so、 、vo
なとの酸素−元素結合体のハロゲン化物もしくは有機ハ
ロゲン化物又はこれらの錯体などである。更に具体的に
は、Bh 、BF30(CJs) z 、BCl 3、
Af Cjl!、、TiC1a、SnCl a、FeC
1,、WCf、、POC423、(CzHs) tA 
lなどが挙げられる。反応条件は特に限定されない(詳
細はC,Giordanoらの5YNTHESIS。
92(1971)を参照)。
(3)  1.3−双極子付加反応として知られている
ニトリルオキサイド、ニトリルイミン、ニトリルイリド
を不飽和結合と反応させた後、更にアルキルハライドや
ジメチル硫酸等を反応させてN−アルキル化をはかる方
法(Huisgen、^ngew、Chem、、 75
604(1963)の1,3−双極子付加反応の総説を
参照)。
ニトリルオキサイドを用いたイソオキサゾリン環の導入
反応は、多山、沼田等の日本ゴム協会誌。
l 、 996(1970)に、またニトリルイミンを
用いたピラゾリン環の導入は、Caracu 1acu
等のPo1yn+erLetter、  6  、45
1(1968)に従った。
以上の如き方法で得られる本発明の分散剤は磁性粉、滑
剤、研磨剤、帯電防止剤、結合剤、硬化剤と共に有機溶
剤中に混合分散されて、磁性塗料として調製される。磁
性塗料は非磁性支持体上に塗布され、磁場配向(ランダ
ム配向を含む)した後、乾燥9表面平滑化処理、硬化処
理、場合によっては表面研磨処理を行い、裁断、組込み
を経て磁気記録媒体とされる。
本発明の分散剤の使用量は、磁性粉100重量部当り少
なくとも0.1重量部、好ましくは、1〜30重量部で
ある。本発明の化合物として分子量1 、000以下の
低分子量のものを使用する場合には、従来、分散剤とし
て使用されている脂肪酸やレシチンなどの種々の界面活
性剤と同様0.5〜5重量部が適当であり、分子量to
、ooo以上の高分子量のものの場合は結合剤として使
用できるため、5〜30重量部が適当である。
本発明の磁気記録媒体に使用する磁性粉としては、7 
 FezO3、Pe5o4、これらの中間的酸化物、C
o  含有7  F e z O3、Cr O!、Ba
、 Sr、 Pbフェライトなどの酸化物系磁性粉、酸
化鉄の中間炭化物、Fe5Cz 、FetC,FeC、
などの炭化物系磁性粉、Fe、 Co、 Ni、これら
の合金またはこれらと他の金属との合金などの金属磁性
粉が挙げられるが、これら磁性粉はBET吸着法による
比表面積が30m”7g以上であるものが好適である。
本発明においては磁性粉を予め本発明の化合物で処理し
て使用することもできる。表面処理の方法は特に限定さ
れないが、不活性な溶媒中に本発明の分散剤を溶解し、
この溶液に磁性粉を浸せきする方法、本発明の化合物の
水などの不溶性媒体を用いた懸濁液を磁性粉と混合する
方法、水湿潤状態にある磁性粉に本発明の化合物や、そ
の懸濁液、溶液を混合する方法などがあげられる。
潤滑剤の例としては、炭素数10〜22の脂肪酸(例、
カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、くリスチン酸、
パルごチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エライジン
酸、リノール酸、リルン酸、ステアロール酸)、炭素数
10〜22の高級アルコール類、ブチルステアレート、
ソルビタンオレエートなどの炭素数12〜20の一塩基
性脂肪酸と炭素数3〜20の一価もしくは多価アルコー
ルからなる脂肪酸エステル類、鉱物油、動植物油、オレ
フィン低重合体、α−オレフィン低重合体の他に、シリ
コンオイル、グラファイト微粉末、二硫化モリブデン微
粉末、テフロン微粉末などの公知の潤滑剤およびプラス
チック用潤滑剤を挙げることができる。上記の潤滑剤は
通常2つ以上を組合わせて使用することが多く、その添
加量は、公知技術に従って任意に決定することができる
研磨剤の例としては、たとえば酸化アル壽ニウム、酸化
チン7 (Tie、 Ti0z) 、酸化ケイ素(Si
O。
5iOz) 、窒化ケイ素、酸化クロムおよび炭化ホウ
素等の無機粉末並びにベンゾグアナミン樹脂粉末、メラ
ミン樹脂粉末およびフタロシアニン化合物粉末等の有機
粉末が挙げられる。研磨剤の平均粒子径は、通常、o、
 i〜1.0μmである。
また、これらの研磨剤の使用量は、磁性粉100重量部
に対して、通常、0.5〜10重量部である。
帯電防止剤の例としては、たとえばグラファイト、カー
ホンフラッフ、酸化錫−酸化アンチモン系化合物、酸化
錫−酸化チタン−酸化アンチモン系化合物、カーボンブ
ラックグラフトポリマー等のi電性粉末;サポニンなど
の天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、グリセリ
ン系、グリシドール系等のノニオン界面活性剤;高級ア
ルキルア名ン類、第4級ピリジン、その他の複素環類、
ホスホニウムおよびスルホニウム類等のカチオン界面活
性剤:カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基
、燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤
ニアミノ酸類、ア砧ノスルホン酸類、アミノアルコール
の硫酸および%”461xステル頻等の両性界面活性剤
などが挙げられる。これらは1種単独で使用しても良い
し、2種以上を組み合せて使用しても良い。
帯電防止剤の使用量は、磁性粉100重量部に対して、
通常、0.5〜10重量部である。
なお、上記帯電防止剤あるいは後述の分散剤等は、単独
の作用のみを有するものではなく、たとえば、−の化合
物が潤滑剤および帯電防止剤として作用する場合がある
したがって、本発明における上述の分類は主な作用を示
したものであり、分類された化合物の作用が分類に示す
作用によって限定されるものではない。
結合剤は、たとえば従来より磁気記録媒体に用いられて
いる熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、電子線
照射硬化型樹脂またはこれらの混合物などを使用するこ
とができる。
上記熱可塑性樹脂としては、たとえば塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、塩化、ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリル
酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エ
ステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステ
ル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−
エチレン共重合体、ウレタンエラストマー、ポリ弗化ビ
ニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジェン共重合体、ポリアミド樹脂
、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セルロー
スアセテートブチレート、セルロースダイアセテート、
セルローストリアセテート、セルロースプロピオネート
、ニトロセルロース等)、スチレンブタジェン共重合体
、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテルアクリル酸
エステル共重合体、ア旦ノ樹脂および合成ゴム系の熱可
塑性樹脂などを挙げることができる。
これらの1種単独で使用しても良いし、2種以上を組み
合せて使用しても良い。
とくに結合剤の少なくとも1部に水酸基や、エポキシ樹
脂人 さらに−5OJ 、 −504M 、−COOM 、−
POJg、第4級アンモニウム塩基などの親水性官能基
(Mは水素、アルカリ金属又はアンモニウムを表わす)
を持つものは塗料の分散安定性の点で好ましい。
上記熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、たとえば
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコ
ーン樹脂、アクリル系反応樹脂、高分子量ポリエステル
樹脂とインシアネートプレポリマーの混合物、メタクリ
ル酸塩共重合体とジイソシアネートプレポリマーの混合
物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネートの混
合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコール
/高分子量ジオール/トリフェニルメタントリイソシア
ネートの混合物およびポリアミン樹脂などが挙げられる
これらは1種単独で使用しても良いし、2種以上を組み
合せて使用しても良い。
上記電子線照射硬化型樹脂としては、たとえば2重結合
付加塩化ビニル樹脂(特開昭61−89207号公報、
特開昭61−106605号公報)などの不飽和ポリマ
ー、無水マレイン酸タイプ、ウレタンアクリルタイプ、
エポキシアクリルタイプ、ポリエステルアクリルタイプ
、ポリエーテルアクリルタイプ、ポリウレタンアクリル
タイプ、ポリアミドアクリルタイプ等の不飽和プレポリ
マー;エーテルアクリルタイプ、ウレタンアクリルタイ
プ、エポキシアクリルタイプ、燐酸エステルアクリルタ
イプ、アリールタイプおよびハイドロカーボンタイプ等
の多官能モノマーなどが挙げられる。
これらは1種単独で使用しても良いし、2種以上を組み
合せて使用しても良い。
また硬化剤としては、たとえばポリイソシアネート化合
物(例、トリレンジイソシア、ネート、4.4°−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、ナフチレンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキ
サンジイソシアネートおよびこれらのポリイソシアネー
ト化合物と3価ポリオールとの付加体、ジイソシアネー
トの5量体、トリレンジイソシアネート3モルとトリメ
チロールプロパン1モルの付加体、メタキシリレンジイ
ソシアネート3モルとトリメチロールプロパン1モルの
付加体、トリレンジイソシアネートの5量体)、アミン
化合物(例、トリエチレンテトラミン、テトラエチレン
ペンタミン、N−アミノエチルピペラジン、キシリレン
ジアミンおよびこれらのエポキシ化合物との付加物、ア
クリロニトリルやアクリル酸エステルとのマイケル付加
反応物、イソシアナートとのユリア化合物、ポリカルボ
ン酸との縮合物であるボリア旦ドアミン)、ポリチオー
ル(例、ジブチルアミノチオール−3−)リアジン、ペ
ンタエリスリトールテトラチオグリコレート、トリメチ
ロールプロパントリチオグリコレート)などが挙げられ
る。
これらは1種単独で使用しても良いし、2種以上を組み
合せて使用しても良い。
上記結合剤(上記硬化剤を使用する場合には、硬化剤を
含む)は、磁性粉100重量部に対して、通常、結合剤
10〜40重景部である。結合剤の配合量が多すぎると
、結果的に強磁性粉末の配合量が低くなり磁気記録媒体
記録密度が低下することがあり、少なすぎると、磁性層
の強度が低下する。
むろん、本発明の分散剤として分子量10,000以上
のポリマーを使用する場合には、このもの自身が結合剤
となるので前記した結合剤とともに結合剤組成物を形成
する。
本発明の磁気記録媒体は、本発明の分散剤により、磁性
粉末をはじめ、磁性層内に含まれる粉末が良好に分散し
ているため、従来磁気記録媒体の製造に使用されて来た
分散剤の使用の必要はないが、これらの使用を阻げるも
のでもなく併用してもかまわない。
従来の分散剤の例としては、炭素数10〜22の脂肪酸
や、これらのアルカリ金属(例、リチウム、ナトリウム
、カリウム)またはアルカリ土類金属(例、マグネシウ
ム、カルシウム、バリウム)とからなる金属石鹸、上記
の脂肪酸のエステル及びその化合物の水素の一部あるい
は全部をフッ素原子で置換した化合物、上記の脂肪酸の
アミド、脂肪族アミン、高級アルコール、ポリアルキレ
ンオキサイドアルキルリン酸エステル、アルキルリン酸
エステル、アルキルホウ酸エステル、サルコシネート類
、アルキルエーテルエステル類、トリアルキルポリオレ
フィンオキシ第四級アンモニウム塩及びレシチン等の公
知の分散剤を挙げることができる。
本発明の分散剤は、導電性のカーボンブラックや、ヘマ
タイト、雲母、シリカゲル酸化マグネシウム、硫化亜鉛
、炭化タングステン、窒化ホウ素、デンプン、酸化亜鉛
、カオリン、タルク、粘土、硫酸鉛、炭酸バリウム、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ベーム石(γ−A 
l 、O,・)120)、アルミナ、硫化タングステン
、酸化チタンなどの無機粉末の溶剤への分散性を改良す
ることができるため、これらを結合剤、潤滑剤、研磨剤
、帯電防止剤、防御剤等と適宜混合し、有機溶剤中に分
散させて得られるバックコートN塗料に、本発明の分散
剤を使うと、分散性に優れたバックコート層とすること
ができ、ち密で耐久性の優れたバンクコート層となり、
耐久性と走行性に優れた磁気記録媒体が得られる。
このバックコート層中に含まれるカーボンブラックや前
記無機粉末は、予め、本発明の分散剤で処理してから、
他の配合剤を加えて、塗料化して用いてもよいし、塗料
調製時に前記配合物とともに本発明の分散剤と混合塗料
化してもいい。バックコート層に使用される、結合剤、
潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤、などは、前記した磁性塗
料に用いられるものが広く利用できる。
また、バックコート層塗料を調整するための有機溶剤と
しては、磁性塗料と同様アセトン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケト
ン系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸
エチル、酢酸グリコールモノエチルエーテル等のエステ
ル系溶剤、グリコールジメチルエーテル、グリコールモ
ノエチルエーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル
系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香属炭化
水素系溶剤、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪属炭化水素系
溶剤が例示される。
バックコート塗料は非磁性支持体の磁性層が形成される
面とは反対側の面に塗布することによって形成れさる。
ここで、上記非磁性支持体の素材としては、通常この種
の磁気記録媒体に使用されるものでおれば如何なるもの
であってもよく、例えばポリエチレンテレフタレート等
のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン類、セルローストリアセテート、セルロ
ースダイアセテート、セルロースアセテートブチレート
等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン等のビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポリイミ
ド、ポリアミド、ポリアミドイミド等のプラスチック、
紙、アルミニウム、銅等の金属、アルミニウム合金、チ
タン合金等の軽合金、セラミックス、単結晶シリコン等
が挙げられる。この非磁性支持体の形態としては、フィ
ルム、テープ、シート、ディスク、カード、ドラム等い
ずれでもよい。
(発明の効果) 本発明の分散剤が、磁性粉、研磨剤などの無機粉末や、
カーボンブラックなどに対して、強固に吸着し、これら
の有機溶剤への分散性が向上すると云う効果は、これら
粉体の表面に存するヒドロ■ キシル基などの官能基と1.C=N、結合との反応が関
与しているものと思われる。
かくして、本発明によれば、磁性粉やカーボンブラック
などが高度に分散した、低粘度の分散安定性の良好な磁
性塗料がバックコート塗料が得られ、これを非磁性支持
体に塗付して得られる磁性層やバックコート層は、高度
に充てんした表面平滑性の優れたものとなり良好な磁気
特性と電磁変換特性、優れた耐久性、走行性を有する磁
気記録媒体が得られる。
尚、カーボンブラックを分散した導電性の塗料を磁性層
と非磁性支持体の間にベースコート層として塗付した様
な磁気記録媒体のベースコート用塗料中にも、本発明の
化合物を含ませると、木屑のち密さを改善できる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさにに具体的に説明する
。なお、実施例及び比較例中の部及び%はとくに断りの
ないかぎりN量基準である。
分散剤の合成例1 表工に示すごとく1モルのオレフィンと300mj2の
ベンゼンを、攪拌機、内部加熱装置、蒸気コンデンサー
、及び液体一固体供給入口を備えた容器に入れる。攪拌
をしなから60’Cまで加温する。表1に示す試薬Aと
試薬Bの各々1モルを添加し約1時間反応を行う。場合
によっては更に試薬C1,2モルを添加し反応させる。
メタノールを添加し停止反応を行う。反応溶剤や未反応
物を90°C50mmHgでの蒸留によって除き、異物
揮発分を除く。
かくして得られる分散剤A−Cを以下の実施例の実験に
使用した。
分散剤の合成例2 表2に示すごとくオリゴマー100gをシクロヘキサン
(ベンゼン)500mfに溶解し、攪拌機、内部加熱装
置、蒸気コンデンサー及び液体−固体供給入り口を備え
た容器に入れる。攪拌しながら60゛Cまで加温する。
表2に示す試薬Aと試薬Bの各々1モルを添加し約1時
間反応させる。
場合によっては更に試薬C1,2(2,0)モルを添加
し反応させる。少量のメタノールを添加し、停止反応を
行ったのち11のアセトン/メタノール(50150)
に注ぎ完全に凝固させる。得られた液状物は真空乾燥器
にて乾燥する。
かくして得られた分散剤D−Gは以下の実験に使用する
。尚、上記で()の場合は分散剤FとGについてである
実施例”1〜6、比較例1〜3 下記の配合処方に従って磁性層形成用の磁性塗料組成物
を調製した。
配合処方 塩化ビニル系樹脂(表3記載)     12〃分散剤
(表3記載)           3〃α−AfzO
s  (粒径0.3μlI+)5〃カーボンブラツク 
            5“上記組成物をボールミル
にて488時間混分散した後、 ポリウレタンエラストマー(表3記載)       
 8部ミリスチン酸              1〃
ステアリン酸n−ブチル        1〃前記混合
溶媒            32〃を加えてさらに4
時間混合分散して、磁性塗料を得た。この一部を、ガラ
スビンに採り、残りの塗料245部にディスモジュール
L−75(バイエル社製3官能イソシアネート化合物)
4部を加えて高速デイスパーで30分間分散したのち、
孔径3μmのメンブランフィルタ−(ミリポア社製)を
通過させて磁性塗料を調製した。この磁性塗料を厚さ1
4μmのポリエステルフィルム上に乾燥厚が4μ−とな
るように塗布、配向、乾燥して磁性層を形威し、カレン
ダー処理による鏡面仕上げを行ったのち、60°C×2
4時間架橋し、所定幅に裁断してビデオテープを作製し
た。
また分取したディスモジュールL−75を入れる前の塗
料をポリエステルフィルム上に乾燥厚さ4μ−となる様
塗付、配向、乾燥してその塗膜の光沢を測定する。塗料
を24時間静置後に同様に塗膜を作威し、その光沢差に
より塗料の分散安定性を判定した。(24時間後の光沢
/初期光沢)以上の実施例および比較例の各ビデオテー
プについて、東英工業社製のVSMを用いてIOKエル
ステッドにおける飽和磁束密度(Bm)、角型Br78
m(Br:残留磁束密度)を測定するとともに、耐久性
を測定した。これらの結果を喪3に示す。なお、耐久性
は、VHSタイプのカセットに100m長さのビデオテ
ープを組み込み、このカセットをビデオテープレコーダ
に装着して4MHzの信号を入力したのち走行させ、出
力が走行第1回目の値よりも4dB低下するまでの走行
回数で評価した。
表3中実施例9は、磁性粉100部を予め、分散剤Bの
0.5%トルエン溶液500部に投入して混合後、ろ過
乾燥して得た磁粉を使った例である。
表3の結果から明らかな様に、磁性層中に、本発明の分
散剤を含んだり、該分散剤で予め処理した磁性粉を含む
本発明のビデオテープは、該分散剤を含まない(比較例
3)テープや、従来の分散剤を使用したテープに較べて
、飽和磁束密度(Be)および角型(Br/8m)など
の磁気特性が著しく高く、これら磁気特性に基づく優れ
た電磁性変換特性を具備し、また耐久性においても本発
明の分散剤を使用しない他のテープ(比較例1〜3)に
比して格段にすぐれていることが明らかである。
実施例1O〜12、比較例4,5 本発明の分散剤B−Eを使用し、以下に示す組成に従っ
てバックコート層塗料組成物を調製した。
バックコート層塗料組成物 カーボンブラック 硝化綿 分散剤 100重量部 40重量部 40重量部 メチルエチルケトン      320重量部トルエン
           240重量部シクロヘキサン 
       160重量部上記組成物をボールミルに
て48時間混合し、硬化剤ディスモジュールL−75(
バイエル社製3官能イソシアネート化合物)10重量部
を加えて更に20分間混合した。これを表3の実施例5
のポリエステルフィルムの磁性層塗料組成物の塗布面と
反対側の面に、乾燥厚で1μmとなる様に塗布し、60
℃で24時間加熱処理を行った後、所定巾に裁断してビ
デオテープを作成した。
比較例としてバックコート層塗料組成物の調製において
、本発明の分散剤の替りにオレイルアルコールを用いた
サンプルテープおよび分散剤を使用しないサンプルテー
プを作製した。
得られた各サンプルテープについてそれぞれバックコー
ト層からの粉落ち、および傷つき性を測定した。
なお上記粉落ちは60分シャトル100回走行後のヘッ
ドドラム、ガイド等への粉落ち量を目視にて観察し、減
点法で評価した。絶対値が大きいほど粉落ちが大きいこ
とを示す。
また傷付き性は、10分長のサンプルテープを100回
シャトル走行させた後のバックコート層の傷付きを目視
にて観察し、非常に良好な場合を◎、良好な場合を○、
やや傷つく場合をΔ、傷付きが激しく、粉落ちが目立つ
場合を×で表わし評価した。その結果を表4に示す。
実施例13,14、比較例6,7 実施例10〜12のバックコートm’!i料組威物の硝
化綿をフェノキシ樹脂に、分散剤をF、 Gに替え、実
施例10〜12と同様にして評価した。
結果を表4に示す。
なお、実施例14はカーボンブラック100部を予め分
散剤Gの0.5%トルエン溶液500部に投入混合後、
ろ過乾燥して得たカーボンブラックを用いた例である。
また比較例として分散剤F、 Gの出発物質をそれぞれ
使用した場合についても評価した。
表4より明らかなようにオキサジン構造を有する化合物
をバックコート層の分散剤およびまたは結合剤として使
用することにより、オキサジン構造を含有しない場合と
比較して粉落ち、傷付き性が良好に改善されることがわ
かる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体とす
    る磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、分子
    中に少くとも1個の▲数式、化学式、表等があります▼ 結合を有する化合物を該磁性層に含ませることを特徴と
    する磁気記録媒体。 2、強磁性粉末が、分子中に少くとも1個の▲数式、化
    学式、表等があります▼結合を有する化合物で予め処理
    され ていることを特徴とする請求項第1記載の磁気記録媒体
    。 3、非磁性支持体の一方の面に強磁性粉末と結合剤とを
    主体とする磁性層を、他方の面に非磁性粉末と結合剤と
    を主体とするバックコート層を有する磁気記録媒体にお
    いて、分子中に少くとも1個の▲数式、化学式、表等が
    あります▼結合を有する化合物を、磁性層 及び/又はバックコート層に含ませることを特徴とする
    磁気記録媒体。 4、磁性粉末及び/又は非磁性粉末が、分子中に少くと
    も1個の▲数式、化学式、表等があります▼結合を有す
    る化合 物で予め処理されていることを特徴とする請求項第3記
    載の磁気記録媒体。
JP1204374A 1989-08-07 1989-08-07 磁気記録媒体 Pending JPH0369015A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1204374A JPH0369015A (ja) 1989-08-07 1989-08-07 磁気記録媒体
US07/562,993 US5151333A (en) 1989-08-07 1990-08-06 Magnetic recording medium comprising a magnetic layer or backcoat layer containing a specified dispersant

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1204374A JPH0369015A (ja) 1989-08-07 1989-08-07 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0369015A true JPH0369015A (ja) 1991-03-25

Family

ID=16489463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1204374A Pending JPH0369015A (ja) 1989-08-07 1989-08-07 磁気記録媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5151333A (ja)
JP (1) JPH0369015A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008022365A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Nec Saitama Ltd 電子機器

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9412584D0 (en) * 1994-06-23 1994-08-10 Ici Plc Recording media
US6221296B1 (en) * 1995-04-07 2001-04-24 Eastman Kodak Company Method of making a magnetically encodable card having magnetic particles uniformly distributed throughout
US6079832A (en) * 1996-12-31 2000-06-27 Eastman Kodak Company Annotation displaying projector
US5743609A (en) * 1996-12-31 1998-04-28 Eastman Kodak Company Method and apparatus for preparing photographic film units having image frame associated encoded information
US5751399A (en) * 1996-12-31 1998-05-12 Eastman Kodak Company Film slides having data windows
US5743615A (en) * 1996-12-31 1998-04-28 Eastman Kodak Company Film slides having encoded data and methods for preparing film slides
US5803565A (en) * 1996-12-31 1998-09-08 Eastman Kodak Company Orienting projector
US5738428A (en) * 1996-12-31 1998-04-14 Eastman Kodak Company Formatting projector
SG11201701036VA (en) * 2015-07-31 2018-02-27 Kit Yew Nelson Cheng Chemical composition for anti-corrosion mineral paper

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2897182A (en) * 1957-09-06 1959-07-28 Rohm & Haas Oxazine and oxazoline polymers
US3205092A (en) * 1962-02-20 1965-09-07 Geigy Chem Corp Magnetic tape having improved antistatic properties
US3483141A (en) * 1964-07-13 1969-12-09 Allied Chem Carbon-nitrogen backbone chain polymers
US3502627A (en) * 1966-01-06 1970-03-24 Rohm & Haas N-acryl(polyoxyalkyl)-oxazolidines and n - acryl(polyoxyalkyl) - tetrahydro-1,3-oxazines and salts thereof
US3516944A (en) * 1967-01-04 1970-06-23 Allied Chem Carbon nitrogen backbone chain copolymers as gelling agents
US3531427A (en) * 1967-03-02 1970-09-29 Gaf Corp Stabilized aqueous solutions of alkyl vinyl ether - unsaturated polybasic acid copolymers
US3536658A (en) * 1967-07-26 1970-10-27 Sandoz Ag Mass coloration of polymeric products
US3644264A (en) * 1969-08-01 1972-02-22 Du Pont N-alkyl pyrrolidone-plasticized copolylactam compositions
CA1043638A (en) * 1974-06-27 1978-12-05 Fuji Photo Film Co. Magnetic recording member
DE2727484C2 (de) * 1977-06-18 1985-10-17 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur Herstellung eines roten Pigments aus Perylen-3,4,9,10-tetracarbonsäure-N,N'-bis-methylimid
US4702854A (en) * 1983-05-02 1987-10-27 The Dow Chemical Company Water-based hydraulic fluids comprising poly-oxazines or poly-oxazolines
JPS60109020A (ja) * 1983-11-17 1985-06-14 Tdk Corp 磁気記録媒体およびその製造方法
JPS626429A (ja) * 1985-07-02 1987-01-13 Sony Corp 磁気記録媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008022365A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Nec Saitama Ltd 電子機器
JP4682939B2 (ja) * 2006-07-13 2011-05-11 日本電気株式会社 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
US5151333A (en) 1992-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0298811A (ja) 磁気記録媒体
JPH0369015A (ja) 磁気記録媒体
JPS6256572B2 (ja)
JP3405812B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2638839B2 (ja) 磁気記録媒体
US6214448B1 (en) Magnetic recording medium
JPS62134820A (ja) 磁気記録媒体
JPS62132227A (ja) 磁気記録媒体
JPH0231319A (ja) 磁気記録媒体
JPS62134822A (ja) 磁気記録媒体
JPS62134821A (ja) 磁気記録媒体
JPS62140229A (ja) 磁気記録媒体
JPS62226421A (ja) 磁気記録媒体
JPS62134823A (ja) 磁気記録媒体
JPH0337821A (ja) 磁気記録媒体
JPS62140228A (ja) 磁気記録媒体
JPS6383914A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JPH0319126A (ja) 磁気記録媒体
JPS62132228A (ja) 磁気記録媒体
JPS62119728A (ja) 磁気記録媒体
JPS62140235A (ja) 磁気記録媒体
JPH0256722A (ja) 磁気ディスク
JPS60129927A (ja) 磁気記録媒体
JPH0337822A (ja) 磁気記録媒体
JPS62140230A (ja) 磁気記録媒体