JPH0368672A - 粘着テープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、乾性及び温潤性表面のいずれにも強く粘着す
る粘着テープに関する。

（従来の技術） 粘着テープは、その処方が水系及び非水系のいずれに係
わらず一般に乾性の表面に粘着する事を目的としている
。湿潤性の表面に粘着させるテープは水溶性物質で構成
されていて乾性の表面には粘着しない、これ迄に、非常
に多くの処方の粘着テープが工夫されているが、それら
の多くは、乾性又は湿潤性表面のいずれか一方のみに粘
着するものである。

（発明が解決しようとする課Ｂ） しかし、皮膚外用剤や口腔内貼付製剤等を投与する生体
部位としては、乾性及び湿潤性の皮膚と粘膜表面があり
、また、病態の推移によって、これらの両性質が存在す
る。従って、乾性〜湿潤性の表面に粘着し、かつ粘着持
続性に優れたテープの開発が期待されている。

（１１Ｉ！を解決するための手段） そこで本発明者らは種々検討した結果、シリコーン系の
粘着剤と水溶性高分子とを練合し、支持体に展延すると
乾性、及び湿潤性表面のいずれにも粘着するテープが得
られる事を見出した。

本発明で用いるシリコーン粘着剤としては生理的に許容
し得るものであれば特に限定されないが、例えば、５ｒ
Ｏｚ単位とＲｓ　Ｓ　ｉ　０１／１単位からなるポリオ
ルガノシロキサンの樹脂状共重合体とＲｚ　Ｓ　ｉ　０
ｔ７ｚ単位からなるポリオルガノシロキサンの混合物を
包含するシリコーン粘着剤が使用される。（またこれは
シリコーン感圧接着剤とも呼ばれている＞８体的にはダ
ウコーニング０３５５医療用粘着剤、ＢＩＯ−ＰＳ＾丁
”Ｑ−２９２０医療用シリコ一ン粘着剤等が挙げられる
。これらのシリコーン粘着剤は架橋触媒を加えなくても
成型が可能であるが、場合によりカルボン酸金属塩や過
酸化物等の公知の架橋触媒が用いられても良い、これら
のシリコーン粘着剤のテープ全体に対する添加量は約３
〜９５−／−％、より好ましくはｌＯ〜９０−／−％、
更に好ましくは２０〜８０Ｗ／−％である。

次に、本発明で用いられる水溶性高分子は、その水溶液
の粘稠性が高いほど好ましいが、粘稠性が余り高くない
ものでも処方に対してより高い比率で配合する事によっ
て、テープの湿潤性表面に対する粘着性を高める事は可
能である。従って、皮膚及び口腔粘膜への貼付の際、刺
激性を始めとする安全性が保証されている物ならば大抵
の高分子は適用できる。より具体的には、次の物が挙げ
られる。水溶性の合成高分子としては、例えばカルボキ
シビニルポリマー（ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸
、これらの共重合体、部分架橋体等）及びその水溶性塩
（アンモニウム塩及びナトリウム塩、カリウム塩などの
アルカリ金属塩）、ポリアクリルアミド及びポリアクリ
ルアミドと前記カルボキシビニルポリマーとの共重合体
、部分架橋体などの水溶性アクリル高分子で、その分子
量が一般的には約２万以上、好ましくは、５万〜１５０
０万程度のもの、もしくは、水溶性セルロース誘導体（
例えばメチルセルロース類、エチルセルロース類、ヒド
ロキシメチルセルロース類、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース類、カルボキシメチルセルロースなど）、カ
ルボキシメチルキチン、ポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルアルコール、エステルガム、澱粉の水溶性誘導体（
ヒドロキシプロピル澱粉、カルボキシメチル澱　粉など
）及びポリエチ゛レンオキシドなどであり、−ａにはそ
の平均分子量が２万〜９００万、より好ましくは１０万
〜７００万のもの、更に天然高分子としてはヒアルロン
酸、アルギン酸ナトリウム、アテロコラーゲン、ゼラチ
ン、グルテン、アラビアゴム、マンナン、デキストラン
、トラガント、アミロペクチン、ザンサンガム、ケルガ
ム、ローカストビーンガム、カゼイン、ペクチン、及び
フィブリン糊等があげられる０以上の水溶性高分子の平
均粒子径約０．５〜２００μｍ、好ましくは２〜１００
μ箇程度がよい、これらの水溶性高分子の粘着剤全体に
対する添加量は約９７〜５−ノー％、より好ましくは９
０〜ｌｏｇ／−％である。支持体としては、紙、不織布
、ポリオレフィンフィルム等があげられる。

次に本発明のシリコーン粘着剤と水溶性高分子とよりな
るテープは、両割の化学種、分子量及び粒子径等の組み
合わせによって乾性及び湿潤性表面に対する粘着性が変
化する。この際、更に粘着性の調節をより適度に行うた
めに、粘着！Ｉ１成分として各種の稠度の油脂性基剤そ
の他の助剤を粘着剤中に混合してもよい、このさい、油
脂性基剤としては、ワセリン、パラフィン、プラスチベ
ース、ポリエチレングリコール、各種植物、各種動物油
脂、ロウ類、単軟膏、親水ワセリン、精製ラノリン、デ
キストリン脂肪酸エステル、脂肪酸グリセリド、脂肪酸
、流動パラフィン、スクワラン、及びラノリンアルコー
ル等が挙げられる。これらの粘着調節成分の粘着剤全体
に対する配合比率は０〜約２０１／Ｗ％、より好ましく
は約２〜約ＬＯＷ／Ｗ％である。なお、本発明テープは
水を実質的に含有しない。

このテープを医薬製剤に応用する場合、テープに含有せ
しめる薬理活性物質は、特に限定はなく、皮膚外用療法
剤、口腔内粘膜疾患、口腔内創傷、歯周炎等の歯科疾患
、及び粘膜局所より吸収を図る目的で全身的疾患治療医
薬のいずれの範囲の物でも良い０例えば、消炎鎮痛剤、
消炎酵素剤、殺菌剤、抗生物質、癌化学療法剤、局所麻
酔剤、血管拡張剤、鎮咳去たん剤、抗狭心症剤、止血剤
、ホルモン剤、消化器官用剤、血糖降下剤、及び避妊剤
等が挙げられる。

（実施例） 以上に説明した本発明のテープについて、実施例により
具体的に説明する。

実施例１゜ シリコーン系粘着剤（ダウコーニング■３５５医療用粘
着剤）６５部、平均分子量３６０万・平均粒子径約８．
６　μ−のポリアクリル酸ナトリウム２５部、プラスチ
ベース５０Ｗ５部、及びインドメタシン５部を２０〜３
０℃にて３０分間よく均等に混和し練合した後に不織布
に１２０μｍの厚さに展延し、！Ｉｄｌ＃紙で覆った後
に１ＯｃＴｉの面積に切断し製品とした。

実施例２゜ ダウ　コーニング社製Ｂｒ０−ＰＳＡ　Ｔ”Ｑ−２９２
０医療用シリコ一ン粘着剤６５部、平均分子１１２０万
・平均粒子径約５．２μｍのポリエチレンオキシド３０
部、ニトログリセリン５部、及び架橋触媒０．０１部を
２０〜３０°Ｃにて３０分間よく均等に混和し練合した
後に不織布に８０ＩＩ−の厚さに展延し１５分間３５℃
で放置し硬化させた後、剥離紙で覆って２５ｄの面積に
切断し製品とした。

（発明の効果） 上記実施例１．２のテープは、乾燥した皮膚に長時間良
く粘着した。また発汗により湿潤した皮膚にも良く粘着
した。更に、このテープをＩＣ４の大きさにカットして
、口腔内上顎の歯茎に貼付したところ、数時間は十分に
粘着した。従って、本発明によると乾燥面及び湿潤面の
双方によく粘着するテープが得られる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水溶性高分子粉末含有シリコーン粘着剤と支持体よりな
   る粘着テープ