JPH0367171B2 - - Google Patents

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JPH0367171B2
JPH0367171B2 JP60256399A JP25639985A JPH0367171B2 JP H0367171 B2 JPH0367171 B2 JP H0367171B2 JP 60256399 A JP60256399 A JP 60256399A JP 25639985 A JP25639985 A JP 25639985A JP H0367171 B2 JPH0367171 B2 JP H0367171B2
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JP
Japan
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steel
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JP60256399A
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JPS61179935A (ja
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Joji Saito
Hirobumi Kuramoto
Hideo Takahashi
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄骨軸組構造における柱と梁の接合構
造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、中空矩形断面の鉄骨柱とI形断面の鉄骨
梁を、ジヨイント部材を用いて接合する構造とし
ては、例えば第6図に示すように厚物板をベンダ
ーでコ字状に曲げ加工したジヨイント部材dを用
いたものがある。ジヨイント部材dの上下にはブ
レースcを取り付けるための接合片eが取り付け
られ、上下のフランジ状部分の間には補強リブf
を溶接してある。柱1aと梁bの接合は、柱aに
ジヨイント部材dを溶接し、このジヨイント部材
dに梁bのフランジをボルト接合することにより
行つている。
この他、特開昭55−105041号公報、特開昭52−
68717号公報には現場での接合を主としてボルト
接合で行うものが開示されている。
前者では閉鎖断面をなす鉄骨柱の内面にL形金
物を溶接し、このL形金物に同心に設けた径の異
なる2種のネジ孔を形成しておき、このネジ孔を
利用して梁接合用のスプリツトテイー状のジヨイ
ント部材をボルト接合している。梁はジヨイント
部材の水平に延びるウエブに梁のフランジ部分を
沿わせてボルト接合される。なお、同心に設けた
2種のネジ孔は一方が仮諦め用、他方が本締め用
とされている。
後者は柱の外面に沿わせてボルト接合される柱
固定片とジヨイント板を介して梁のウエブが固定
される梁固定片とからなる断面T字状のジヨイン
ト部材を用いたものである。柱の内面には予めナ
ツトが溶接されており、このナツトにボルトを螺
合することにより、ジヨイント部材を固定できる
ようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
第6図の構造においてはジヨイント部材の柱へ
の固定に溶接を必要とする。
また、特開昭55−105041号公報記載の発明では
T形断面のジヨイント部材のウエブと梁のフラン
ジをボルト接合するため、梁からのせん断力の伝
達性に問題がある。また、柱内面に設けられたL
形金物が梁接合部を補強することになるが、仮締
め用と本締め用のネジ孔を同心に設ける分、L形
金物が必要以上に厚くなるという欠点がある。
特開昭52−68717号公報記載の発明は、梁をウ
エブジヨイント形式で接合していることで、梁荷
重が柱にスムーズに伝わるという利点があるが、
第6図の場合と同様、柱側の補強や柱と梁を接合
する際の仮締めあるいは梁の仮受けといつた点が
十分考慮されていない。
本発明は中空矩形断面の鉄骨柱とI形断面の鉄
骨梁を簡単な構造でボルト接合できるとともに、
接合部が十分な強度を有し、かつ接合作業時には
ジヨイント部材が梁を仮受けできる作業性に優れ
た接合構造を提供することを目的としたものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の柱と梁の接合構造は角形鋼管等の中空
矩形断面の鉄骨柱と、H形鋼等からなるI形断面
の鉄骨梁との接合に利用され、ジヨイント部材と
してT形鋼を用いている。鉄骨柱の内面にはネジ
孔を設けたL形断面の補強部材を配し、ジヨイン
ト部材のフランジ面を鉄骨柱の外面に沿わせた状
態で、これらを貫通するボルトを補強部材のネジ
孔に螺合し、ジヨイント部材を鉄骨柱に接合す
る。
ジヨイント部材のウエブと鉄骨梁のウエブの接
合はジヨイント板を介して行う。
さらに、ジヨイント部材の上部にはウエブの左
右いずれか一方の側に、鉄骨梁の上フランジを支
持する梁受け部材を設け、梁の接合に際し、梁を
仮受けできるようにしてある。
〔実施例〕
次に、図示した実施例について説明する。
第1図〜第3図は接合の様子を分解して示した
もので、図中1は角形鋼管からなる中空矩形断面
の鉄骨柱、2はH形鋼からなる鉄骨梁、3は所定
寸法にカツトしたT形鋼を加工してなるジヨイン
ト部材、4および5はそれぞれ上階および下階の
垂直ブレースを示す。
鉄骨柱1の内面にはその接合部に第2図に示す
ように、L形断面の補強部材12が配され、この
補強部材12にはボルト8cを螺合するためのネ
ジ孔8eが設けられている。なお、この補強部材
12は予め鉄骨柱1内面に溶接等で固定しておく
こともできる。
組立てにおいてはまずジヨイント部材3をボル
ト8cを用いて柱1に取り付ける。8a,8bは
そのためのボルト孔であり、縦方向に沿わせたジ
ヨイント部材3のフランジ面と柱1の外面とを当
接させて、ボルト8cをワツシヤー8dを介して
ボルト孔8a,8bを通し、補強部材12のネジ
孔8eにねじ込むことにより、ジヨイント部材3
が柱1に接合される。
また、ジヨイント部材3の上部にはフランジ面
とウエブ面の双方に対して垂直に取り付けた梁受
け部材7があり、柱1を立ち上げた後、梁2の上
フランジをこの梁受け部材7に載せて仮支持させ
る。
この梁受け部材7はジヨイント部材3のウエブ
の左右いずれか一方の側のみに取り付けてある。
例えば、第6図の従来例のような場合、第7図b
に示すように、仮置き時に鉄骨梁2のウエブと梁
受け部7′がぶつかり合うため、図中矢印で示す
ように柱1を側方に移動させなければならない。
これに対し、本発明では梁受け部材7をジヨイン
ト部材3のウエブの左右いずれか一方のみに取り
付けてあるため、第7図aに示すように柱1を移
動させることなく梁受け部材7上に鉄骨梁2の上
フランジを載せることができる。また、仮支持の
状態においては、第8図bに示すように梁受け部
材7″に鉄骨梁2の下フランジを載置する構造の
場合、鉄骨梁2が左右にころびやすく危険である
のに対し、本発明のように鉄骨梁2の上フランジ
を支持する構造では、第8図aに示すように鉄骨
梁2が例れる心配がなく、矢印で示す方向に手を
添える程度の横力をかけてさえいればころげ落ち
る心配はない。
次に、梁2の自重を梁受け部材7に受け持たせ
た状態で、梁2をジヨイント部材3に接合する。
この接合は梁2のウエブに固定したジヨイント板
6を利用してボルト孔9a,9bを貫通するボル
ト9cとナツト9eによつて行う。
その後、上階および下階の垂直ブレース4,5
の羽子板金物をボルト10c,11cでジヨイン
ト部材3に接合する。この接合はジヨイント部材
3の上端部および下端部のボルト孔10a,11
a、および羽子板金物のボルト孔10b,11b
を利用する。
第4図a〜dは本発明で使用するジヨイント部
材3の一例を示したもので、T形鋼を所定長さに
切断し、鉄骨柱1の外面に接合されるフランジ部
分にはボルト孔8aを、接合フランジ6と当接す
るウエブ部分には中間ボルト孔9aを、そしてそ
の上下には垂直ブレース4,5を取り付けるため
のボルト孔10a,11aを穿設してある。ま
た、このジヨイント部材3の上部には前述のよう
に梁受け部材7が固定されている。
第5図a〜dはジヨイント部材3の他の例を示
したもので、接合される鉄骨梁2の梁せいが小さ
く、また上階がなく、下側のみ垂直ブレースが取
り付けられる場合のものである。
〔発明の効果〕 鉄骨柱内面に配したL形断面の補強部材のネ
ジ孔を利用して、T形鋼からなるジヨイント部
材の鉄骨柱へのボルト接合を容易に行うことが
でき、矩形断面の鉄骨柱のいずれの方向につい
ても全く同様に鉄骨梁を接合することができ
る。
L形断面の補強部材が接合部を補強するとと
もに、この補強部材にネジ孔を加工すればよい
ので、製作が容易である。
梁の接合をウエブジヨイントの形式にしたこ
とで、従来のコ字状に曲げ加工したジヨイント
部材、あるいはスプリツトテイー状のジヨイン
ト部材に、鉄骨梁の上下フランジを接合する形
式に比べ、梁荷重がスムーズに柱に伝わり、構
造的信頼性が高い。
梁の接合に際して、梁受け部材が鉄骨梁の上
フランジを仮受けできるため、施行時の仮設資
材の削減、作業性の向上が図れ、かつ上フラン
ジを仮受けするため鉄骨梁が例れて、ころげ落
ちる心配がない。
梁受け部材はT形鋼からなるジヨイント部材
のウエブの左右いずれか一方の側のみに取り付
けてあるため、鉄骨梁の仮受けに際し、鉄骨梁
のウエブとぶつかり合うことがなく、スムーズ
に仮受けが行える。また、梁受け部材は梁の高
さ内に納まり、梁の外に露出しないので、壁部
材等との取合もよい。
柱とジヨイント部材の結合、ジヨイント部材
と梁との結合が非常にシンプルな構造になつて
おり、生産コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す分解斜視図、第
2図は平面図、第3図は正面図、第4図a〜dは
それぞれジヨイント部材の平面図、正面図、左側
面図および右側面図、第5図a〜dはそれぞれジ
ヨイント部材の他の例を示す平面図、正面図、左
側面図および右側面図、第6図は従来例を示す正
面図、第7図a,bは鉄骨梁の仮受けの様子を従
来例と比較するための平面図、第8図a,bは同
じく仮受けの安定性を比較するための断面図であ
る。 1……鉄骨柱、2……鉄骨梁、3……ジヨイン
ト部材、4,5……垂直ブレース、6……ジヨイ
ント板、7……梁受け部材、8a,8b,9a,
9b,10a,10b,11a,11b……ボル
ト孔、8c,9c,10c,11c……ボルト、
8d,9d……ワツシヤー、8e……ネジ孔、9
e……ナツト、12……補強部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中空矩形断面の鉄骨柱内面にネジ孔を設けた
    L形断面の補強部材を配し、T形鋼からなるジヨ
    イント部材のフランジ面を前記鉄骨柱外面に沿わ
    せ、前記ジヨイント部材および鉄骨柱を貫通する
    ボルトを前記補強部材のネジ孔にねじ込んでジヨ
    イント部材を鉄骨柱に接合し、かつ前記ジヨイン
    ト部材のウエブ面とI形断面の鉄骨梁のウエブ面
    とをジヨイント板を介して接合し、さらに、前記
    ジヨイント部材の上部に、梁の接合に際して前記
    鉄骨梁の上フランジを支持する梁受け部材を前記
    ジヨイント部材のウエブの左右いずれか一方の側
    のみに取付てある柱と梁の接合構造。
JP25639985A 1985-11-15 1985-11-15 柱と梁の接合構造 Granted JPS61179935A (ja)

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JPS61179935A JPS61179935A (ja) 1986-08-12
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JPH02256737A (ja) * 1989-03-29 1990-10-17 Natl House Ind Co Ltd 柱と梁の接合構造
JP6293952B1 (ja) * 2017-03-29 2018-03-14 日新製鋼株式会社 支持構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5268717A (en) * 1975-12-05 1977-06-07 Hitachi Metals Ltd Connecting method of pillar and beam with steel skeleton structure
JPS55105041A (en) * 1979-01-31 1980-08-12 Nat Jutaku Kenzai Frame

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