JP2509922Y2 - ビ―ム材の中継接続支持装置 - Google Patents

ビ―ム材の中継接続支持装置

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JP2509922Y2
JP2509922Y2 JP11776989U JP11776989U JP2509922Y2 JP 2509922 Y2 JP2509922 Y2 JP 2509922Y2 JP 11776989 U JP11776989 U JP 11776989U JP 11776989 U JP11776989 U JP 11776989U JP 2509922 Y2 JP2509922 Y2 JP 2509922Y2
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定夫 並木
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はビーム材の中継接続支持装置に係り、更に
詳述すれば中空角パイプ等のビーム材をはりおよび支柱
とした際、これらの中継接続部に雨水やゴミ、ホコリが
入らないビーム材の中継接続支持装置に関する。
[従来の技術] この種鋼材支柱およびはり材の接合については「ハン
ディブック建築」(オーム社刊)昭和49年4月30日発行
第1版5刷の第168頁乃至第183頁に記載されているもの
がある。
この従来の技術は鋼材同志の接合に当り、接合しよう
とする鋼材に添え板を当ててリベット、ボルトあるいは
溶接により接合する構成が記されている。
[考案が解決しようとする課題] 前記した従来の技術は、主として軽量みぞ形鋼、リッ
プ溝形鋼で代表される軽量形鋼や等辺山形鋼、みぞ形
鋼、I形鋼で代表される普通形鋼を対照としたもので、
口字状の軽量形鋼のように中空角パイプ状の軽量形鋼を
対照としたものではない。
このような中空角パイプ形鋼を接合する際、従来と同
様添え板をもって接合する手段を採った場合、両端の開
口部から雨水等が中空軽量形鋼の内部に残留し腐食を早
める原因になると共に、ビーム材同志の接合と、これら
のビーム材を支持する支柱との接合構成が複雑になり、
標準化ができにくいという問題点があった。
この考案は前記した各問題点を除去するために、中空
軽量角パイプ形鋼の開口部を鍔板やフランジで封止しご
みや雨水の中空部内への侵入を阻止すると共に、中継接
合部分と端末部分の支柱との接合に兼用できる中継接続
支持装置の構成を標準化、共用化することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記したこの考案の目的は、床面上に立設した支柱の
上端に形の鍔板を固着し、この鍔板の各鍔部に一対ず
つの孔を形成して支柱組立体を構成する一方、この支柱
組立体上に取着すべき2本のビーム材の対向端部にそれ
ぞれ固着したL字形のフランジの各下面を前記支柱上端
の鍔板上に載置するとともに、前記フランジの各直立面
同志を当接してこれら各直立面の鍔部に形成した孔同志
でねじ止め連結することで各ビーム材同志を接合して横
設し、前記鍔板の各鍔部の孔と前記フランジの各下面の
鍔部に形成した対をなす孔のうちの1つの孔とでねじ止
め連結して前記各フランジと鍔板とを接合固着すること
により、前記2本のビーム材と支柱とを連結接続するこ
とで達成される。
なお鋼板に形成した1対ずつの孔のピッチとフランジ
の各下面に形成した対をなす孔のピッチとをそれぞれほ
ぼ同一ピッチとしてもよい。
また鍔板の長さを支柱の約3倍長とし、その鍔板に3
対ずつ計12個の孔を明けたものを用いてもよい。
[作用] 本考案のビーム材の中継接続装置は、先ず2本のビー
ム材同志の接合に当り、これら2本のビーム材の対向端
部にそれぞれ張り出して固着したL形のフランジの各直
立面同志を当接してこれら各直立面の張り出し部すなわ
ち鍔部に形成した孔を利用してねじ止め締結することで
各ビーム材同志を接合し、支柱と前記各ビーム材との接
続支持に当っては前記フランジの各下面を前記支柱の上
端に張り出して溶接した形の鍔板上に載置し、この鍔
板の鍔部(張り出し部)に形成した孔と前記フランジの
各下面における鍔部に形成した孔とを利用して前記各フ
ランジと鍔板とをねじ止め締結することで接合固着され
るため、ビーム材と支柱との接合が簡単にでき、ビーム
材の荷重耐力を損わない。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
先ずこの考案の基本構成は第1図、第2図に示すよう
に、床面a上に立設した鉄製角パイプ等の支柱1の上端
に鉄板等で作った断面形の鍔板2を熔接等により固着
し、この鍔板2の各鍔部2a,2aに一対ずつの孔3,3を形成
して支柱組立体Aを構成する。
一方この支柱組立体A上に取着すべき例えば鉄製角パ
イプ等の2本のビーム材4,4の対向端部4a,4aに熔接部b
によりそれぞれ固着したL字形の鉄製等のフランジ5,5
の各下板6,6を前記支柱上端の鍔板2上に載置するとと
もに、前記フランジ5,5の各直立面7,7同志を当接してこ
れら各直立面の鍔部7a,7aに形成した孔8,8同志でねじ止
め連結することで各ビーム材4,4同志を接合して横設す
る。
そして前記鍔板2の各鍔部の孔3,3と前記フランジ5,5
の各下板6,6の鍔部6a,6aに形成した対をなす孔9,9のう
ちの1つの孔とで第3図に示すようにねじ止め連結して
前記各フランジ5,5と鍔板2とを接合固着することによ
り、多数のビーム材4,4と複数の支柱1とを第5図およ
び第6図に示すように連結接続することができる。
なお鍔板2に形成した一対ずつの孔3,3のピッチとフ
ランジ5の下板6に形成した対をなす孔9,9のピッチと
をそれぞれほぼ同一ピッチにすれば第4図に示すように
前記多数のビーム材4,4のうちの始端および終端のビー
ム材4と支柱1との連結が頑強に実行できる。
また第7図から第9図までに示す各図はそれぞれ第6
図のA−A、B−BおよびC−C断線における各断面図
である。
さらに第10図から第12図までは本考案の他の実施例で
支柱1の上端に支柱1の幅員の約3倍長の鍔板2を固着
し、その鍔部2a,2aに1対ずつの孔3,3を3対ずつ計12個
明け、ビーム材4,4の接合部が、支柱による支持点に対
して、支柱幅だけ左右にずらした位置でも2本のビーム
材4,4を支持できるようにしたもので、この場合にはビ
ーム材4,4の長さや支柱1の立設間隔の各自由度を高め
得る。
なお各図中符号10で示すものはねじ止め用のボルトお
よび/またはナットあるいはタッピング雄ねじやリベッ
ト等の締結部材である。
[考案の効果] この考案は以上のように構成したので、以下に記載の
効果を奏する。
請求項1のビーム材の中継接続支持装置においては、
支柱1とビーム材4とを強靱かつ安価な鉄などの筒状体
で作り、その開口端を鍔板2やフランジ5で封止したの
で雨水やゴミが内部に侵入しないことになり、内部から
の腐食がなくなり、表面の防錆処理を十分にすれば耐久
性に富んだ支持装置が得られるという効果を有する。
請求項2のビーム材の中継接続支持装置においては、
鍔板2に形成した一対ずつの孔3,3のピッチとフランジ
5,5の各下面6,6に形成した対をなす孔9,9のピッチとを
それぞれほぼ同一ピッチとなしたので、複数のビーム材
のうちの端末をも支柱1に対し頑強に支持できる効果が
有る。
請求項3のビーム材の中継接続支持装置においては、
鍔板2の長さを支柱1の幅の約3倍長となし、この鍔板
2の鍔部2a,2aに1対ずつの孔3,3を3対ずつ計12個明け
たので、前記各効果に加えてビーム材と支柱との接合を
ボルト通し孔ピッチの1/2だけずらして接合できるの
で、中継個所の支柱支持、端末の支柱支持が共に同一の
支柱組立体で実行できると共に、ビーム材4,4の長さや
支柱1の床面aに対する立設位置の自由度が向上し施工
し易い等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図はいずれもこの考案の1実施例を示すもので、第1図
は支柱組立体の一部を切欠して省略した斜視図、第2図
は複数のビーム材の要部を示す斜視図、第3図は第2図
に示すビーム材同志と第1図に示す支柱組立体との接合
状態を示す斜視図、第4図はビーム材の端末と支柱との
接合状態を示す斜視図、第5図は複数のビーム材と支柱
との接合状態を示す一部省略した上面図、第6図は同じ
く立面図、第7図は第6図のA−A断線における断面
図、第8図は第6図のB−B断線における断面図、第9
図は第6図のC−C断線における断面図、第10図から第
11図まではそれぞれこの考案の他の実施例を示し、第10
図は鍔板を左右に延在したものを用いビーム材同志と支
柱との接合状態を示す上面図、第11図は同じく立面図、
第12図は第11図におけるビーム材をずらした状態の立面
図である。 1…支柱、5…フランジ 2…鍔板、6…下面 2a,6a,7a…鍔部、7…直立面 3,8,9…孔、A…支柱組立体 4…ビーム、a…床面

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面a上に立設した筒状体からなる支柱1
    の上端に鍔板2を固着し、この鍔板2の対向辺に前記支
    柱1の側面から張り出して設けた鍔部2a,2aに一対ずつ
    の孔3,3を形成して支柱組立体Aを構成する一方、この
    支柱組立体A上に取着すべき2本の筒状体からなるビー
    ム材4,4の対向端部4a,4aにそれぞれ縦断面L字形のフラ
    ンジ5,5の各直立面7,7を固着してフランジ下板6,6を前
    記支柱上端の鍔板2上に載置するとともに、前記フラン
    ジ5,5の各直立面7,7同志を当接してこれら各直立面の左
    右に前記ビーム材4,4の側面から張り出して設けた鍔部7
    a,7a同志をその孔8,8でねじ止め連結することで各ビー
    ム材4,4同志を直列に接合して前記支柱1上に横設し、
    前記鍔板2の各鍔部の孔3,3と前記フランジ5,5の各下板
    6,6の左右の鍔部6a,6aに形成した対をなす孔9,9のうち
    の1つの孔とでねじ止め連結して前記各フランジ5,5と
    鍔板2とを接合固着することにより、前記2本のビーム
    材4,4と支柱1とを連結接続してなるビーム材の中継接
    続支持装置。
  2. 【請求項2】鍔板2に形成した一対ずつの孔3,3のピッ
    チとフランジ5,5の各下板6,6に形成した対をなす孔9,9
    のピッチとをそれぞれほぼ同一ピッチとなした請求項1
    記載のビーム材の中継接続支持装置。
  3. 【請求項3】鍔板2の長さを支柱1の幅の約3倍長とな
    し、この鍔板2の鍔部2a,2aに1対ずつの孔3,3を3対ず
    つ計12個明けてなる請求項1または2記載のビーム材の
    中継接続支持装置。
JP11776989U 1989-10-06 1989-10-06 ビ―ム材の中継接続支持装置 Expired - Lifetime JP2509922Y2 (ja)

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