JPH0366789B2 - - Google Patents

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JPH0366789B2
JPH0366789B2 JP63010050A JP1005088A JPH0366789B2 JP H0366789 B2 JPH0366789 B2 JP H0366789B2 JP 63010050 A JP63010050 A JP 63010050A JP 1005088 A JP1005088 A JP 1005088A JP H0366789 B2 JPH0366789 B2 JP H0366789B2
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clamp
electric wire
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moves
wire
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  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、複数の電線を所定長さに切断し、そ
れらの端末にコネクタ取付け、切断剥離などの加
工処理を施す電線加工処理装置に関する。
「従来の技術」 複数の電線の端末を揃えて、それらに共通の圧
接端子や圧着端子を取付けた接続線が、各種電子
機器の電気配線に用いられている。この接続線
は、例えば色分けされた複数の電線をまとめて接
続できるので、配線作業が簡略化される利点があ
る。このような端子を有する電線は、電線を所定
長さに切断し、その端部に端子を取付けることに
より製造されている。
従来、この製造装置の例としては、電線リール
より複数本の電線をガイドを通してほぼ並行に引
き出し、これらの電線を供給側のクランプ、測長
用クランプ等で受渡し、測長用クランプを電線の
供給方向に沿つて直線的に移動させ、電線を所定
長さ引き出した後、その供給側端部を切断し、電
線の端末に端子を打ち込むようにしたものが知ら
れている。
「発明が解決する課題」 しかしながら、上記のような装置においては、
測長用クランプを電線の供給方向に沿つて直線的
に移動させ、それによつて必要とする電線の長さ
を得るようにしているので、電線の供給側と端末
側のそれぞれが反対方向に位置し、それぞれに端
子取付け装置や切断剥離装置などを設置しなけれ
ばならないので、装置が大型化するという問題点
があつた。
また、第11図に示すように、例えば6本の電
線11の一端が揃えられて一つの端子12に接続
され、電線11のうち2本の他端は長さを短くし
て端子13に接続され、残りの4本の他端は長さ
を長くして端子14に接続されたような接続線の
製造は、従来の装置においては不可能であつた。
さらに、第12図に示すように、6本の電線の
両端部が揃えられて、その両端部に端子15,1
6が取付けられており、そのうちの電線11aと
11bとが交差するように取付けられた接続線の
製造も、従来の装置においては不可能であつた。
第11図および第12図に示すような接続線
は、各種電子機器の電気配線にしばしば使われて
おり、このような接続線の製造をも自動化できる
ような装置が望まれていた。
したがつて、本発明は、複数本の電線を所定長
さに切断してそれらの端末に端子取付けや切断剥
離などの加工処理を施す装置において、装置を小
型化すること、複数本の電線のそれぞれの長さを
電線ごとに変えることができるようにすること、
電線を交差させて端子取付けができるようにする
ことなどを目的としている。
「課題を解決する手段」 本発明は、複数本の電線の端末に端子取付け、
剥皮等の加工処理を行なう電線加工処理装置にお
いて、電線の供給方向をX方向とし、これと直交
する方向をY方向としたとき、 供給される複数の電線を一本毎に開閉自在に把
持し、X方向に移動する供給クランプと、 Y方向に移動するテーブル上に設置され、上下
から整合する一対のくし歯を有し、一方のくし歯
の溝に電線を整列させて把持するテーブルクラン
プと、 前記テーブル上に立設された一または複数の電
線引き掛け用のピンと、 前記供給クランプから運ばれてくる電線を開閉
自在に把持し、XおよびY方向に移動して電線を
前記ピンに引き掛けて折り返し、その端末を前記
テーブルクランプの一方のくし歯の所定の溝に挿
入する測長クランプと、 前記供給クランプおよび前記テーブルクランプ
の間に配置されたカツターと、 前記テーブルのY方向移動に伴う前記テーブル
クランプの移動経路側方であつて前記供給クラン
プと同じ側に配置され、前記テーブルクランプに
把持された複数の電線の端末に加工処理を行なう
端末加工処理装置とを備えていることを特徴とす
る。
本発明の好ましい態様によれば、前記供給クラ
ンプは、Y方向に移動するスライドベース上に複
数列で配列され、スライドベースの移動によつて
Y方向における所定の位置にきたとき、X方向に
押し出されるように取付けられている。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記測
長クランプは、XおよびY方向に移動する可動ブ
ロツクより垂下する回転軸に偏心してそのクラン
プ部が取付けられている。
さらに、本発明の好ましい態様によれば、前記
端末加工処理装置が、圧接端子取付け装置、圧着
端子取付け装置および電線切断剥離装置から選ば
れたものである。
「作用」 本発明によれば、前記供給クランプが電線を把
持してX方向に前進し、この電線を前記測長クラ
ンプが把持した後、前記供給クランプが開いて後
退し、前記テーブルクランプの一方のくし歯の所
定の溝に前記電線が挿入され、前記測長クランプ
がXおよびY方向に移動して前記電線を前記ピン
に引き掛けて折り返し、この移動量によつて電線
を予め設定された所定の長さ引き出す。この状態
で供給クランプとテーブルクランプの間に配置さ
れたカツターにより電線の供給側が切断される。
その後、測長クランプが把持している電線の端末
を前記テーブルクランプの一方のくし歯の所定の
溝に挿入する。したがつて、電線は、テーブルク
ランプの一方のくし歯にU字状となつてその両端
部を保持された形態となる。
そして、これらの操作を複数本の電線の一本ご
とに繰り返して、それぞれの電線の長さを設定さ
れた所望の長さとし、その両端部をテーブルクラ
ンプの一方のくし歯の所定の溝に順次挿入してい
く。こうして、複数本の電線の全てがU字状とな
つてテーブルクランプの一方のくし歯の溝に挿入
された後、テーブルクランプで全ての電線の端部
を把持させ、テーブルをY方向に移動させて、テ
ーブルクランプより突出する電線の端部を端末加
工処理装置の前まで移動させる。そして、端末加
工処理装置により、端子の打ち込み、切断剥離等
を行なうことにより、所望とする接続線を得るこ
とができる。
本発明では、測長の際に電線をピンに引き掛け
てU字状に折り返すようにしているので、従来の
装置に比べて小さなスペースで長い測長距離をと
ることができる。また、電線の両端部が共通のテ
ーブルクランプに保持されるので、両端部にそれ
ぞれ保持用のクランプを設ける必要がなく、さら
に、テーブルを移動させるだけで電線の端部を端
末処理装置の操作位置まで移動させることがで
き、電線の両端部の処理を同一の端末加工処理装
置によつて一度に行なうことも可能である。この
ため、装置構造も簡略化され、コストも低減する
ことができる。
また、本発明では、電線を一本毎に測長するの
で、複数の電線のそれぞれの長さを互いに変えた
りすることもできる。さらに、複数の電線の端部
を保持させるテーブルクランプの溝の位置も電線
の一本毎に自由に決めることができるので、電線
を交差させてもそれらの端部に端子等を取付ける
こともできる。
「実施例」 第1図〜第10図には、本発明による電線加工
処理装置の一実施例が示されている。
第1図は、この装置の全体が示されており、電
線は、図中X方向から供給される。また、説明の
都合上、上記X方向と直交する方向をY方向とす
る。
図中、100は供給クランプ、200はテーブ
ルクランプ、300は測長クランプ、400はカ
ツター、500は圧接端子取付け装置である。6
00は基台であり、この基台600上に、支柱6
01,602,603等を介してY方向に走る一
対の平行なレール604,605が架設されてい
る。これらのレール604,605上に、テーブ
ル201がY方向スライド可能に装着されてい
る。テーブル201は、支柱606等を介して架
設されたボートネジ607にその一部が螺合して
おり、ボートネジ607が図示しないモータによ
り回転して、テーブル201のY方向移動がなさ
れる。なお、前記したテーブルクランプ200
は、このテーブル201上に設置されている。こ
のため、テーブルクランプ200は、テーブル2
01と共にY方向に移動する。
支柱608,609,610等を介して、Y方
向に走る一対の平行なレール611,612が架
設されており、これらのレール611,612の
上に、支持フレーム613がY方向スライド可能
に装着されている。支持フレーム613は、支柱
614,615を介して架設支持されたボートネ
ジ616にブラケツト617を介して螺合してお
り、モータ618によりボートネジ616が回転
すると、Y方向移動がなされる。支持フレーム6
13は、X方向に走るレール619を有し、この
レール619にスライドブロツク301がX方向
スライド可能に装着されている。支持フレーム6
13の内部には、図示しないボートネジが挿通さ
れており、このボートネジにスライドブロツク3
01の図示しないブラケツトが螺合している。そ
して、モータ620により上記ボートネジが回転
すると、スライドブロツク301のX方向移動が
なされる。スライドブロツク301は、測長クラ
ンプ300を吊下げ支持している。したがつて、
測長クランプ300は、スライドブロツク301
と共にレール619に沿つてX方向に移動し、ス
ライドブロツク301および支持フレーム613
と共にレール611および612に沿つてY方向
に移動する。
また、この装置においては、カツター400お
よび圧接端子取付け装置500が全て電線の供給
側、すなわち供給クランプ100と同じ側に設置
されている。
第2図には、供給クランプ100が取付けられ
る部分の構造が示されている。支柱621等によ
つて支持されたフレーム622上にレール623
が取付けられ、このレール623上にスライドベ
ース624がY方向移動可能に装着されている。
スライドベース624のブラケツト625は、支
柱626,627を介して架設されたボートネジ
628に螺合し、図示しないモータによりボール
ネジ628が回転すると、スライドベース624
はY方向に移動する。スライドベース624上に
は、4台の供給クランプ取付け台101,10
2,103,104が設置されている。これらに
供給クランプ100が取付けられたとき、供給ク
ランプ100は、X方向を向くようにされてい
る。フレーム622の所定の箇所には、それと直
交する方向に挿通されたスライドブロツク629
が取付けられており、このスライドブロツク62
9は、エアシリンダ630によりX方向にスライ
ドする。そして、供給クランプ取付け台101,
102,103,104が、このスライドブロツ
ク629の真上にきたとき、図示しないカムフオ
ロアが嵌合して、取付け台はスライドブロツク6
29と共にX方向に押しだされるようになつてい
る。
なお、供給クランプ取付け台101,102,
103,104の供給クランプ取付け部は、図示
しないスプリングにより常時は上方に付勢されて
供給クランプ100を所定高さに支持し、後述す
るカツター400と連動して上方から押圧される
と下方に沈んで供給クランプ100の位置を下げ
るようになつている。
第3図、第4図および第5図には、供給クラン
プ100の構造が示されている。
図中105は先端クランプ、106は基端クラ
プであり、これらはいずれも支軸107を中心に
開閉動作する。先端クランプ105には、後端部
にスプリング108が張設され、クランプを開放
する方向に付勢している。基端クランプ106に
は、その先端と中心のガイド管109との間にス
プリング110が介在され、クランプを開放する
方向に付勢している。なお、ガイド管109に
は、後端部から電線11が挿入され、先端部より
流出するようになつている。各クランプ105,
106の開閉は、カム板111によつてなされ
る。カム板111は、3段のカム面111a,1
11b,111cを有し、これらのカム面がクラ
ンプ105,106の後端部に当接することによ
り、先端の開き角度を3段に変えるようになつて
いる。すなわち、カム板111が最も後方に引き
出されたとき、各クランプ105,106は最も
大きく開き、カム板111が前進するときに2段
階で閉じるようになつている。このことは、電線
が繰り出されるときに、クランプ105,106
の開き角度を少なくして電線の遊びを防止すると
きに役立つ。
カム板111のスライドは、第5図に示すよう
に、カム板111の後端部に突設された係合部1
12をエアシリンダ113のレバー114,11
5で押すことによりなされる。供給クランプ10
0の全体は、前述した取付け台101〜104に
載つてスライドブロツク629によりX方向に押
し出されるが、その時点でレバー115が図中矢
印方向に係合部112を押すと、クランプ10
5,106が開く。そして、供給クランプ100
が後退し、係合部112がレバー114にぶつか
ると、カム板111が半分押し込まれてクランプ
105,106が半分閉じる。さらに、レバー1
14が図中矢印方向に係合部112を押すと、ク
ランプ105,106は完全に閉じる。
第6図には、テーブルクランプ200、測長ク
ランプ300の構造が示されている。
テーブルクランプ200は、テーブル201の
一側縁部において、テーブル201を貫通して立
設された一対のスライド棒222,223に支持
されている。すなわち、スライド棒222,22
3に支持された下くし歯224と上くし歯225
を有し、下くし歯224の溝に電線が挿入され、
上くし歯225がその溝に挿入されることによ
り、電線が把持されるようになつている。上くし
歯225は、ブラケツト226を介してスライド
棒222,223の上端部に固着され、スライド
棒222,223は、テーブル201の下面に取
付けられた図示しないエアシリンダにより軸方向
にスライドして、上くし歯225を上下動させ
る。また、下くし歯224は、ブラケツト227
を介してスライド棒222,223に対して軸方
向移動可能に装着され、これは、第7図に示すカ
ツター400の駆動機構に連動して上下動する。
下くし歯224の各溝は、上方が広く、下方が
狭くなつており、カツター400に連動して上昇
したときには、電線が上方の広い溝部に保持され
て電線の送り出しが可能とされ、上くし歯225
が挿入されると、電線が下方の狭い溝部に押し込
まれ、その後、上くし歯225が再び上昇しても
ある程度固定されるようになつている。
第7図において、カツター400は、上刃50
1および下刃502を有し、これらはそれぞれ
別々の駆動源により上下動して切断操作を行な
う。下刃502は、トグルリンク503,50
4,505を介して図示しないエアシリンダによ
り上下動作し、そのとき下刃502に連接された
プツシヤ506がテーブルクランプ200の下く
し歯224を押しあげるようになつている。
下刃502が上昇し、それに連動して下くし歯
224が上昇した状態では、電線は下くし歯22
4の上方の広い溝部分に挿入されており、電線の
送り出しが可能とされている。また、この状態
で、下刃502は、電線に接触しないように下方
に待機している。そして、切断時には、上くし歯
225が下降して電線を下くし歯224の下方の
狭い溝部分に押し込み、それとほぼ同時に上刃5
01が下降し、下刃502と上刃501が摺接し
て電線の切断がなされるようになつている。な
お、このとき、図示しない連動機構により、上刃
501の下降に伴つて供給クランプ100が押し
下げられ、電線の供給位置と切断位置とをほぼ同
レベルにし、電線に上下方向の曲がりくせがつか
ないようにされている。
再び第6図に戻ると、テーブル201上には、
複数のピン228がX方向に向かつて所定間隔で
立設されている。
また、テーブル201の上方に配置された架設
フレーム613のレール619には、スライドブ
ロツク301が装着され、スライドブロツク30
1より垂下する回転軸302に測長クランプ30
0が支持されている。測長クランプ300の一対
のクランプ把持部303は、回転軸302に対し
て偏心して取付けられており、支軸304で回動
する一対のレバー305により開閉動作する。レ
バー305の後端部は、トグルリンク群306〜
310に接続されており、図におけるA点を図示
しないエアシリンダによつて押すことにより、A
点がストツパ311に当たつて伸びた状態で止ま
り、把持部302が電線を把持するようになつて
いる。このとき、電線の把持は、リンク310を
下方に押圧するスプリング312の付勢力により
弾性的になされ、電線の太さが変わつても適度な
把持力が得られるようになつている。また、図示
しないエアシリンダによりレバー313が図にお
けるA点を矢印と反対方向に押すことにより、ト
グルリンク群306〜310が図に示す状態に戻
り、クランプ部303の把持が解除される。な
お、クランプ303の把持が解除された状態で
は、トグルリンク308,309がくの字形に変
形し、スプリング312が伸びきるので、クラン
プ303の把持力のみが除かれ、クランプの強制
的な開放はなされない。すなわち、クランプ30
3は、電線を開放する程度に開かれ、必要以上に
大きく開かれることがない。これにより、クラン
プ303がテーブルクランプ200の下くし歯2
24の溝に電線を挿入して開放するとき、クラン
プ303が大きく開きすぎて隣接する溝に挿入さ
れている電線の端部を押し曲げてしまうことが防
止される。下くし歯224に挿入されている電線
の端部が曲げられてしまうと、後にその隣りの溝
に電線を挿入しようとするとき、曲げられた電線
が邪魔になつて挿入できなくなるというトラブル
が発生するからである。
また、スライドブロツク301に取付けられた
モータ314により、ベベルギヤ315,316
を介して回転軸302が回転し、測長クランプ3
00のクランプ部303が円弧を描くように回動
する。この動作により、測長クランプ300は、
電線を把持した状態でピン228を回り、電線を
ピン228に引掛けることができる。
なお、電線は、例えば第8図または第9図に示
されるような電線ストツクから供給される。第8
図に示す電線ストツク21は、筒状容器22の底
部中心に突起23を有し、この突起23にリール
24の中心孔24aが嵌合して、軸方向上下にし
て収容されており、リール24に巻かれた電線1
1が、蓋25の中心に装着されたセラミツクス製
のノズル26から流出するようになつている。ま
た、第9図に示される電線ストツク27は、筒状
の容器22内に収容されたコイル状の電線11を
上記と同様なノズル26から流出させるようにな
つている。これらの電線ストツク21,27は、
従来のリール型ストツクに比べて、電線が高速で
繰り出されるとき、その抵抗が小さくなるという
利点がある。
なお、圧接端子取付け装置500は、一対の上
型、下型を有する公知のものであるから、その説
明を省略することにする。
次に、この電線加工処理装置による電線加工処
理操作を工程に従つて説明する。
第10図a〜hは、その工程を模式化して示す
図であり、図中100は、供給クランプ、400
はカツター、224はテーブルクランプの下くし
歯、300は測長クランプ、228はピンであ
る。
第10図aにおいて、供給クランプ100は、
電線11を把持してX方向に前進する。
同図bにおいて、供給クランプ100が運んだ
電線11の先端部を測長クランプ300が把持す
る。
同図cにおいて、供給クランプ100は、電線
11を開放し、X方向に後退する。このとき、カ
ツター400の下刃502が上昇し、それと共に
下くし歯224が上昇して、その所定の溝に電線
11を保持する。
同図dにおいて、測長クランプ300は、X,
Y方向に移動し、ピン228の近傍に至り、クラ
ンプ部を円弧を描くように回動させて、電線11
をピン228に引き掛け、再び折り返すようにし
て電線11を所定長さ測長する。なお、電線11
の長さが短いときは、ピン228に引き掛けるこ
となく、X方向に直線的に移動し、そのまま引き
返してもよい。
同図eは、上記のようにして測長クランプ30
0が電線11を所定長さ引き出した状態を示して
いる。なお、測長クランプ300の移動経路は、
必要とする電線11の長さに基づいてコンピユー
タで制御することが可能であるが、ロータリーエ
ンコーダ等を用いて繰り出された電線11の長さ
に基づいて制御することも可能である。
同図fにおいて、供給クランプ100は再び電
線11を把持し、また、テーブルクランプ200
も電線11を把持し、カツター400により両者
の間が切断される。なお、テーブルクランプ20
0は、切断後再び開かれる。このとき、電線11
は、下くし歯224の溝の奥に押し込まれてより
強く固定されている。
同図gにおいて、測長クランプ300は、XY
方向に移動し、電線11の先端部を下くし歯22
4の所定の溝に挿入する。
このような操作を複数の電線の一本ごとに繰り
返すことにより、同図hに示すような状態とする
ことができる。すなわち、個々の電線11は、そ
れぞれ所定の長さを引き出され、U字形をなして
それらの両端部を下くし歯224の所定の溝に挿
入されている。この状態で、テーブル201をY
方向に移動させ、圧接端子取付け装置500によ
り、整列された電線11の両端部に、圧接端子4
1,42,43を一度のパンチング操作で取付け
ることができる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、電線の
測長をピンで折り返して行なうようにしたので、
装置を小型化することができる。また、端末加工
処理装置を電線の供給側に配置することができ、
テーブルクランプでU字形に保持された電線の両
端部を一度に処理できるので、装置の構造が簡略
化され、作業能率を向上する。さらに、複数の電
線のそれぞれを所望の長さにすることが可能とな
り、電線を交差させて配列することも可能となる
ので、電気配線時のより多様化された要望に答え
られる電線の加工処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した装置の全体を示す斜
視図、第2図は同装置における供給クランプ取付
け部を示す斜視図、第3図は同装置における供給
クランプを示す斜視図、第4図は同装置における
供給クランプを示す一部省略平面図、第5図は同
供給クランプの側面図、第6図は同装置における
テーブルクランプおよび測長クランプを示す斜視
図、第7図は同装置におけるテーブルクランプの
下くし歯とカツターとの連動機構を示す模式図、
第8図および第9図は同装置で用いられる電線ス
トツクの例を示す断面図、第10図a,b,c,
d,e,f,g,hは同装置による電線処理操作
を工程順に示す模式図、第11図および第12図
は接続線におけるコネクタ取付けの例を示す斜視
図である。 図中、11は電線、100は供給クランプ、2
00は電線クランプ、201はテーブル、228
はピン、300は測長クランプ、302は回転
軸、400はカツター、500は圧接端子取付け
装置である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数本の電線の端末に端子取付け、剥皮等の
    加工処理を行なう電線加工処理装置において、電
    線の供給方向をX方向とし、これと直交する方向
    をY方向としたとき、 供給される複数の電線を一本毎に開閉自在に把
    持し、X方向に移動する供給クランプと、 Y方向に移動するテーブル上に設置され、上下
    から整合する一対のくし歯を有し、一方のくし歯
    の溝に電線を整列させて把持するテーブルクラン
    プと、 前記テーブル上に立設された一または複数の電
    線引き掛け用のピンと、 前記供給クランプから運ばれてくる電線を開閉
    自在に把持し、XおよびY方向に移動して電線を
    前記ピンに引き掛けて折り返し、その端末を前記
    テーブルクランプの一方のくし歯の所定の溝に挿
    入する測長クランプと、 前記供給クランプおよび前記テーブルクランプ
    の間に配置されたカツターと、 前記テーブルのY方向移動に伴う前記テーブル
    クランプの移動経路側方であつて前記供給クラン
    プと同じ側に配置され、前記テーブルクランプに
    把持された複数の電線の端末に加工処理を行なう
    端末加工処理装置とを備えていることを特徴とす
    る電線加工処理装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記供給ク
    ランプは、Y方向に移動するスライドベース上に
    複数列で配列され、スライドベースの移動によつ
    てY方向における所定の位置にきたとき、X方向
    に押し出されるように取付けられている電線加工
    処理装置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、前記測長クランプは、XおよびY方向に移動
    する可動ブロツクより垂下する回転軸に偏心して
    そのクランプ部が取付けられている電線加工処理
    装置。 4 特許請求の範囲第1項、第2項または第3項
    において、前記端末加工処理装置が、圧接端子取
    付け装置、圧着端子取付け装置および電線切断剥
    離装置から選ばれたものである電線加工処理装
    置。
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