JPH036532Y2 - - Google Patents

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JPH036532Y2
JPH036532Y2 JP6733184U JP6733184U JPH036532Y2 JP H036532 Y2 JPH036532 Y2 JP H036532Y2 JP 6733184 U JP6733184 U JP 6733184U JP 6733184 U JP6733184 U JP 6733184U JP H036532 Y2 JPH036532 Y2 JP H036532Y2
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JP
Japan
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locking member
force
parking brake
locking
operating
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JP6733184U
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JPS60178266U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、駐車ブレーキの操作装置、特に保
持力、操作音および耐久性を改善した操作装置に
関するものである。
従来技術 一般に、自動車には駐車時の不測な移動を防止
するために駐車ブレーキが設けられている。従
来、駐車ブレーキにはラチエツト機構が用いら
れ、歯と爪との噛合によつて保持力を付与する操
作装置があつた。ところが、このラチエツト機構
を用いた操作装置は歯と爪とが噛合するので、係
合保持が確実である反面、操作時に歯と爪とが擦
れ合い摺動音が生じ不快であるばかりでなく、摩
耗、損壊等も生じやすく、その上、操作時に爪が
歯のピツチ中間位置にくるときにはさらに余分の
操作力を必要とするし、ワイヤケーブルが伸び易
いという問題があつた。
そこで、上記問題を解決するため実公昭44−
16407号のように半円状の締着片3を円形の弧状
辺に押し付けるとともに、バネ受け金具6とスプ
リング7とを設けてこの押し付けを確実にしてい
た。また同様に、実公昭44−20336号のようにリ
ングレバー5に楔7を設け、この楔7をリングレ
バー5のピン6とブラケツト77の曲面77′と
の間に介在させて押し付け、すなわち保持力を確
実にしていた。
しかしながら、これらの装置は保持力を確実に
するため別体のバネ受け金具6、スプリング7、
ピン6、楔7を必要とし、構造が複雑で組み付け
工数もかかり高価となるという問題があつた。
考案の目的 本考案は上記問題に鑑みて創案されたものであ
つて、その目的は操作時の歯と爪との噛合による
不快な摺動音をなくして静かに操作できるばかり
でなく、摩耗、損壊等を生じにくくし、しかも任
意に係合保持位置が選択できることと併せて、保
持力の確実性を向上させることのできる駐車ブレ
ーキの操作装置を提供することにある。
考案の構成 上記目的を達成するために本考案は以下に述べ
るように構成されている。
すなわち、車体に取り付けられたベースプレー
トの円弧状の係止部と、前記ベースプレートに回
動自在に設けられた操作レバーに揺動自在な係止
部材とを、該係止部材に連結された作動杆を操作
することにより係脱させて駐車ブレーキの緊締及
び解放を行なう操作装置において、前記係止部お
よび前記係止部材のいずれか一方に楔状部を形成
し、他方に該楔状部の傾斜面と係合する壁面を有
する溝を形成した構成としている。このような構
成により、操作時の不快音の解消、摩耗、損壊等
の減少および操作レバーを係合位置に保持する保
持力の向上を図つたことを特徴としている。
実施例 以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
1図〜第4図はこの考案の一実施例を示す図であ
る。図において示す符号1は駐車ブレーキの操作
装置であり、次のように構成されている。操作レ
バー2は車体Bにボルト等で固定されたベースプ
レート3にピン4を介して回動自在に取り付けら
れており、一端は車体Bの下側に突出し孔5に図
示省略のワイヤブレーキを介して駐車ブレーキに
接続され、他端は作動杆9の一端と一体に固定さ
れた押圧ボタン8がスプリング7によりグリツプ
6の先端から突出付勢して設けられている。作動
杆9の他端はベースプレート3の近傍に設けられ
たピン11に揺動自在の略L字形の係止部材12
の一端に連結されている。係止部材12の他端の
係止端13はベースプレート3の円弧状の係止部
10に係合、離脱自在にされている。
係止部10と係止部材12とのいずれか一方に
楔状部を形成し、他方にこの楔状部の傾斜面と係
合する壁面を有する溝を形成している。ここで示
す実施例では第2図に示すように係止部材12の
一端の係止端13に傾斜面13aによつて先細に
された楔状部が形成され、他方、ベースプレート
3の係止部10には傾斜面13aと係合する壁面
10aを有する溝14が形成されている。確実な
係合をさせるため、溝14の底に係止端13の先
端が着かないように間隙が形成されている。
このような駐車ブレーキの操作装置は第1図に
示す駐車ブレーキの緊締状態から、押圧ボタン8
を押すことにより、それと一体となつた作動杆9
が係止部材12を図において右旋させてベースプ
レート3の係止部10から離脱させ、操作レバー
2をピン4の周囲で左旋(Q方向)させて駐車ブ
レーキを解除状態にする。逆に駐車ブレーキを緊
締状態にするには、下がつている操作レバー2の
グリツプ6を握り、上方へすなわち右旋させ、駐
車ブレーキを緊締するに必要な力Fがワイヤケー
ブルに掛かるまで無段階的に移動させる。この
際、歯と爪との噛合せでなく、不快な振動音を発
生させない。そこでグリツプ6から手を離すと、
今迄スプリング7により係止部材12の係止端1
3が係止部10に摺接してきたけれども、この係
合位置での摩擦力により係止部材12がピン11
のまわりでスプリング7による左旋力に加えてさ
らに左旋させようとする力が加わり、両ピン4,
11間が不変で噛み合い付勢されて確実に係合す
る。
いま、駐車ブレーキの緊締状態では、第3図に
示す係合位置には緊締力Fにより係止部10の接
線方向にPの力が作用する。この力Pの分力P1
およびスプリング7による係止部材12の押圧力
の和の力Rと係止部材12との摩擦抵抗係数との
積による摩擦力が分力P2より大きいとの条件で、
この係合は解除されず操作レバー2の緊締状態の
保持力を確保している。
ところで、この係合は、第2図のように楔状部
と溝との係合であるから、第4図に示すようにこ
のような分力P1と係止部材12の押圧力との和
の力Rは傾斜面13a、壁面10aに直角方向に
R1の力を及ぼす。したがつて、力Rより大きな
力R1と摩擦係数との積が摩擦力となり、この両
面に生ずる摩擦力は大変大きくなり、この摩擦力
によつて係止部材12の係合が確実になり、緊締
の保持力を不用意になくすこともない。
考案の効果 以上説明したきたように、この考案によれば、
楔効果により十分な保持力が付与され駐車ブレー
キの緊締が確実になる。また不快な摺動音が発生
せず、無段階に停止位置が選択できる。さらに、
各部の摩耗、損壊等を生じないし、ワイヤケーブ
ル等を伸ばしすぎることもないため耐久性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る駐車ブレーキの操作装
置の一実施例を示す一部破断をした正面図、第2
図は第1図の−断面図、第3図および第4図
はそれぞれ、力の作用関係を示す説明図である。 1……操作装置、2……操作レバー、3……ベ
ースプレート、10……係止部、10a……壁
面、12……係止部材、13……係止端(楔状
部)、13a……傾斜面、14……溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体に取り付けられたベースプレートの円孤状
    の係止部と、前記ベースプレートに回動自在に設
    けられた操作レバーに揺動自在な係止部材とを、
    該係止部材に連結された作動杆を操作することに
    より係脱させて駐車ブレーキの緊締及び解放を行
    なう操作装置において、 前記係止部および前記係止部材のいずれか一方
    に楔状部を形成し、他方に該楔状部の傾斜面と係
    合する壁面を有する溝を形成したことを特徴とす
    る駐車ブレーキの操作装置。
JP6733184U 1984-05-09 1984-05-09 駐車ブレ−キの操作装置 Granted JPS60178266U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6733184U JPS60178266U (ja) 1984-05-09 1984-05-09 駐車ブレ−キの操作装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6733184U JPS60178266U (ja) 1984-05-09 1984-05-09 駐車ブレ−キの操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60178266U JPS60178266U (ja) 1985-11-27
JPH036532Y2 true JPH036532Y2 (ja) 1991-02-19

Family

ID=30601052

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JP6733184U Granted JPS60178266U (ja) 1984-05-09 1984-05-09 駐車ブレ−キの操作装置

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JPS60178266U (ja) 1985-11-27

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