JPH0365142B2 - - Google Patents

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JPH0365142B2
JPH0365142B2 JP58011266A JP1126683A JPH0365142B2 JP H0365142 B2 JPH0365142 B2 JP H0365142B2 JP 58011266 A JP58011266 A JP 58011266A JP 1126683 A JP1126683 A JP 1126683A JP H0365142 B2 JPH0365142 B2 JP H0365142B2
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JP
Japan
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food
water
retort
flour
soup
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JP58011266A
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JPS59140844A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はレトルト処理による変質の少ない食品
の製造法に関する。
近年調理の簡便化への需要に答えてレトルト食
品が多く出回つている。このレトルト食品は製造
工程中加熱加圧処理を必要とし、この処理により
物性が大きく変化してしまうものがあるために対
象となる食品が限られていた。例えば麺類はレト
ルト処理により食感が大きく変化し、特に麺類の
周囲に水分が存在するとレトルト処理中にその水
分を吸収して組織が過膨潤するものであつた。更
に具体的に例を挙げて述べれば、マカロニ、スパ
ゲテイ等のパスタ類を含むグラタンをレトルト処
理した場合、パスタがホワイトソース中の水分を
吸収して過膨潤して全く歯ごたえのないパスタに
変化してしまうとう現象がみられた。
そこで本発明者らは前記欠点を解決すべく研究
を行なつた結果、穀類主体の食品に卵白の様な熱
凝固性水溶性蛋白質を添加すること、そして成形
された食品を一たん乾燥した後に特定の歩留に調
整することにより、レトルト処理後も食感が劣化
しない食品が得られることを見い出した。
本発明は穀粉、熱凝固性水溶性蛋白質および水
よりなる食品を乾燥した後歩留を150〜240%と
し、次いでスープ様食品と共に密封包装してレト
ルト処理するレトルト食品の製造法である。
本発明の対象となるレトルト食品は、穀粉を主
体とした食品とスープ状ないしはクリーム状の水
分を含む食品(以下スープ様食品という)とを組
合せた食品をいう。穀粉主体食品の例としてはパ
スタ入りグラタンやパスタ入りスープ(ミネスト
ローネ)中のパスタ、ぜんざい、しるこ中のだん
ご、煮込みうどん中のうどん等が挙げられる。前
記の穀粉とは小麦粉、米粉、コーンフラワー等の
穀類を粉砕したものおよび小麦殿粉、コーンスタ
ーチ等の穀類より分離した殿粉を含む。
またスープ様食品とは前述したようにソース
類、スープ類、シチユー、だし汁、みそ汁、しる
こ等のクリーム状からスープ状のものを云う。
熱凝固性水溶性蛋白質とはアルブミンに代表さ
れる蛋白質を云い、またアルブミンを含む卵白も
用いられる。卵白の場合は卵白そのものでもよい
しまた卵白を乾燥したものでもよい。アルブミン
は動物性アルブミンとして卵アルブミン、血清ア
ルブミン、乳アルブミン、筋アルブミンがあり、
また植物性アルブミンとして麦類に含まれるロイ
コシン、マメ類に含まれるレグメリン、トウゴマ
に含まれるリシンがあるがこれらのいずれもが使
用できる。熱凝固性水溶性蛋白質の添加量は麺類
原料重量に対して1〜5%が好ましい。添加量が
前記範囲より少ないと本発明の効果が得られず、
また多いと硬い食感となり麺本来の食感とは異な
るものとなる。
水は、成形のために添加するもので穀粉に対し
て20〜40%用いるのが適当である。
前記以外の原料を目的に応じて添加することは
妨げない。
まず穀粉主体食品を製造する。前記の穀粉、熱
凝固性水溶性蛋白質および水よりなる原料を混合
し、得られた混合生地を押出機、製麺機等を使用
して成形する。
成形された食品はまず乾燥する。この時の条件
は乾燥後の食品の水分含量が8〜16%となるよう
な条件がよい。乾燥の手段は食品の乾燥に適した
ものであれば何でもよく、通風乾燥、熱風乾燥、
凍結乾燥等で行なわれる。乾燥はレトルト処理後
の食感に影響を与えるものであり、乾燥後の水分
含量が前記範囲より少ないと食品の表面にひびわ
れが生じて製品とした時の外観を損なう。また前
記範囲より多いとレトルト後の食感が歯ごたえの
ないものとなる。
次いでこの乾燥した食品を歩留150〜240%とす
る。水分調整は茹処理が最も簡便で短時間に行な
うことができるが、これに蒸処理を併用したり、
あるいはまた水に浸漬する方法も考えられる。歩
留は前記範囲より多いとレトルト処理後の食品の
食感が軟化しすぎてしまい好ましくなく、また少
ないと食品中の水分が均一とならないために芯が
残るものとなる。
水分調整を行なつた食品をレトルト処理する。
すなわち前記食品とスープ様食品とを密封包装し
た後通常のレトルト処理に付する。スープ様食品
の配合量は目的とする食品の種類により異なるが
穀物主体食品の2〜60倍を用いる。
このようにして得られたレトルト食品は組成中
の穀粉主体食品がレトルト処理中に共存するスー
プ様食品の水分を吸収して過膨潤することがな
く、従つて本来の食感を失うことがない。また本
発明の穀粉主体食品は加工処理中に穀粉が溶出す
ることがないために特に透明なスープ様食品と組
合せた際スープ様食品が濁ることがなく好まし
い。
実施例 1 強力小麦粉6Kgおよび卵白粉300gを縦型ミキ
サーで10分間混合し、次いでこのものに1420gの
水を加え、更に10分間混合した。得られた混合物
を真空度500mmHgに調節した押し出し成形機でエ
ルボ状のマカロニを成形し、調湿温風乾燥機で水
分12%まで乾燥した。このものを95℃で5分間茹
でて茹歩留200%のマカロニを得た。このマカロ
ニ5部および下記配合のスープ100部を混合して
密封し、次いでレトルト処理を行ない、レトルト
スープを得た。スープ配合 重量部 水 83 トマトケチヤツプ 7 小麦粉 2 砂 糖 2 塩 0.3 調味料 3.6 香辛料 0.7 実施例 2 実施例1と同様の組成のものを同様の装置にて
成形して角もち型とした。このものを95℃の湯に
2分間浸漬して歩留150%とした。次いでこの角
もち様食品10部と下記ぜんざい配合に従つて得ら
れたぜんざい170部をレトルトパウチに封入して
レトルト処理を行ない、レトルトぜんざいを得
た。ぜんざい配合 重量部 水戻小豆 64 水 65 塩 0.3 グラニユー糖 45 水あめ 8 コーンスターチ 3 実施例 3 小麦粉3Kgにラクトアルブミン90gを加えて混
合し、更に900gの水を加えて混合した。得られ
た混合物をロール製麺した後熱風乾燥を行ない水
分含量10%の乾麺を得た。この乾麺を90℃におい
て12分間茹処理して歩留240%とした。次いで得
られた茹麺125gと、醤油、砂糖、カツオ粉末、
だし汁よりなるうどん用つゆ55gをレトルトパウ
チに入れ、密封してレトルト処理し、レトルトう
どんを得た。
実施例 4 強力小麦粉2Kgおよび米粉500gに対して卵白
50gおよび水840gを加え、縦型ミキサーで充分
混合した。このものを常法のスパゲテイー製法に
従つて真空度560mmHgでスパゲテイーを押出し成
形し、次いで成形物を130℃の棚乾燥して水分13
%の乾燥スパゲテイーを得た。このものを70℃の
温水に4分間浸漬して歩留170%のスパゲテイー
を得た。
一方、バター30gおよび薄力小麦粉30gを強火
でいため、これに牛乳300c.c.を加え、とろ火で粘
度が出るまで混合加熱してホワイトルーとする。
このホワイトルー130gにチキンエキス0.2gおよ
び食塩0.5gを加えてホワイトソースとする。得
られたホワイトソース130gと前記スパゲテイー
50gとをレトルトパウチに密封包装してレトルト
処理を行ない、レトルトグラタンを得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (1)穀粉、熱凝固性水溶性蛋白質および水を混
    合および成形する工程、(2)前記(1)で得られた食品
    を水分含量8〜16%に乾燥する工程、(3)前記(2)で
    得られたものを歩留150〜240%に調整する工程、
    および(4)前記(3)で得られた穀粉主体食品をスープ
    様食品と共に密封包装してレトルト処理する工程
    よりなることを特徴とする、レトルト食品の製造
    法。
JP58011266A 1983-01-28 1983-01-28 レトルト食品の製造法 Granted JPS59140844A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58011266A JPS59140844A (ja) 1983-01-28 1983-01-28 レトルト食品の製造法

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JP58011266A JPS59140844A (ja) 1983-01-28 1983-01-28 レトルト食品の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59140844A JPS59140844A (ja) 1984-08-13
JPH0365142B2 true JPH0365142B2 (ja) 1991-10-09

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ID=11773156

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JP58011266A Granted JPS59140844A (ja) 1983-01-28 1983-01-28 レトルト食品の製造法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6344859A (ja) * 1986-08-13 1988-02-25 Ajinomoto Co Inc 改質されたデンプン質素材及びデンプン質加工食品
JPH04218349A (ja) * 1990-12-17 1992-08-07 Kagome Co Ltd レトルト麺類の製造方法

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JPS59140844A (ja) 1984-08-13

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