JPH0363996B2 - - Google Patents

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JPH0363996B2
JPH0363996B2 JP58003795A JP379583A JPH0363996B2 JP H0363996 B2 JPH0363996 B2 JP H0363996B2 JP 58003795 A JP58003795 A JP 58003795A JP 379583 A JP379583 A JP 379583A JP H0363996 B2 JPH0363996 B2 JP H0363996B2
Authority
JP
Japan
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group
parts
compound
formula
halogen atom
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP58003795A
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English (en)
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JPS59129264A (ja
Inventor
Kyoteru Kojima
Akira Takeshita
Masao Nishikuri
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般式()で示されるトリシアノス
チリル化合物およびそれを用いる疎水性繊維の染
色方法または合成樹脂の着色法に関するものであ
る。 (式中、R1は水素原子、低級アルキル基、低
級アルコキシ基またはハロゲン原子、R2は炭素
数1から10までのアルキレン基、R3は低級アル
キル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ニト
ロ基、シアノ基で置換されていてもよいベンズイ
ミダゾリル基、ベンズオキサゾリル基またはベン
ズチアゾリル基を表わす。) 一般式()で示される化合物はたとえば
USP2803640及びUSP2889335に示された下記(A),
(B)の方法で製造することができる。 (A) 一般式() (式中、R1,R2およびR3はおのおの前記と同
一の意味を表わす。) で示される化合物を不活性溶媒中でシアン塩と反
応させ、次いで酸化剤により酸化を行う。 (B) 一般式() (式中、R1,R2およびR3はおのおの前記と同
一の意味を表わす。) で示される化合物を不活性溶媒中でテトラシアノ
エチレンと反応させる。 この様にして得られる化合物は赤味橙色から青
味赤色にいたる鮮明な色調を持つ。 得られた化合物は染料としてのその使用にあた
つて常法に従つて分散化を行う。例えばサンドミ
ル中で、ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合
物、リグニンスルホン酸、クレゾール・シエフア
ー酸ホルマリン縮合物等のアニオン系分散剤ある
いはポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポ
リオキシエチレンアルキルフエニルエーテル類そ
の他の非イオン系分散剤等の各種の分散剤から所
望に応じて選択した分散剤と適量の水とともに処
理すれば良く、液状のままであつても乾燥して粉
体または顆粒としても良い。 本発明の染色方法を適用できる合成繊維類とし
てはアクリル繊維、モダクリル繊維、合成ポリア
ミド繊維、ポリエステル繊維その他のいわゆる疎
水性合成繊維類およびジ−またはトリアセテート
等の半合成繊維類であり、これらの単独であるい
は混合してさらには他の天然繊維類と混合された
繊維材料の各種の形態をいう。これらの中でもポ
リエステル繊維及びポリエステル繊維と天然もし
くは再生のセルローズ繊維との混用品には特に好
適である。 本発明における染色方法としては浸染、連続染
色、捺染及び転写捺染があげられる。特に本発明
の化合物はポリエステル繊維とセルローズ繊維の
混用品の浸染及び連続染色において、セルローズ
繊維への汚染の除去が容易なため極めて好適な染
料である。 また捺染においては通常の直接捺染の他にアル
カリ防抜染の地染用染料として特に好適である。 また本発明の化合物は合成樹脂の着色剤として
も有用であり、光、熱および移行性に関して堅牢
な赤味橙色から青味赤色に至る鮮明な色調を有す
る各種の合成樹脂着色物を得ることができる。 本発明の化合物により着色することができる合
成樹脂としては、ポリスチレン系、ポリオレフイ
ン系、ポリアクリレート系、ポリ酢酸ビニル系、
ポリ塩化ビニル系、ポリアミド系、ポリカーボネ
ート系、ポリアセタール系、ポリエステル系の樹
脂、更にアクリロニトリル−スチレン共重合体
(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体(ABS樹脂)などがあげられる。 本発明の化合物を用いて合成樹脂を着色するに
は、たとえば一般式()で示される本発明化合
物の所要量を前記合成樹脂に配合し、混練し、圧
縮成型法、射出成型法、カレンダー成型法、抽出
成型法等の任意の成型加工法により、フイルム、
板、パイプなどの堅牢な赤味橙色から青味赤色ま
での色調に着色された成型品を得ることができ
る。 また所望に応じて一般式()で示される本発
明の化合物に加えて、有機顔料、無機顔料、滑
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の公知の着色剤
および添加剤の一種または二種以上を添加併用し
ても好ましい結果が得られる。 USP2889335には、本発明の化合物に近似する
化合物が記載されているが、本発明化合物は、
USP2889335に具体的に記載された化合物に比べ
て、特に耐光堅牢度と染色再現性の両方において
すぐれている。 以下に比較試験の結果を示す。
【表】 以下、実施例により本発明の詳細な説明を行な
うが、実施例中、部とあるのは重量部を表し、ま
た色調はポリエステル上の色調を表わす。 実施例 1 下式(1) で示される化合物47.1部をジメチルホルムアミド
150部に溶解し、次いでNaCNの30%(重量)水
溶液19.5部を徐々に加える。この際発熱があるの
で反応容器を水冷し、40℃以下に保ち、さらに室
温にて1時間撹拌を続ける。次いで臭素19.2部を
室温にて徐々に加え、さらに1時間撹拌を続け
る。次に水750部で反応液を希釈する。過し、
次いで水で洗浄し乾燥する。下式(2)の化合物43.7
部が得られる。 λmax503nm(アセトン中),色調:黄味スカー
レツト 実施例 2 下式(3) で示される化合物40.9部をジメチルホルムアミド
150部に溶解し、次いで室温にてテトラシアノエ
チレン15.3部を徐々に加える。テトラシアノエチ
レンの全量を加えた後、60℃に昇温しこの温度に
て1時間保温する。次いで室温まで冷却し水750
部で反応液を希釈する。以下実施例1と同様に操
作して下式(4)の緑色光沢を有する暗赤色固体42.4
部が得られる。λmax510nm(アセトン中) 実施例 3 実施例1で得た化合物(2)及び実施例2で得た化
合物(4)を用いて下記の操作により染色を行つた。 a 分散液の調製 化合物(2)又は(4) 20部 アニオン系分散剤(1) 20部水 60部 合計 100部 (注1) ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮
合物 上記混合物をサンドミル中で4時間処理し、分
散液を得た。 b 染色 a)で得た分散液3部を水3000部とともに染色
用ポツトに入れ酢酸を用いてPH5に調整する。次
いでこれにポリエステル織物100部を投入し、130
℃で60分間染色を行う。染色終了後常法により洗
浄すすぎを行い、次いで乾燥する。耐光堅牢度、
染着率のともにすぐれた染色物が得られた。 実施例 4 実施例1において化合物(1)にかえて式(5)の化合
物39.8部を用いる他は実施例1と同様にして行
う。式(6)の化合物25.6部を得る。 λmax500nm(アセトン中)色調;スカーレツ
ト 実施例 5〜27 実施例1において化合物(1)にかえて表2の化合
物を原料として用い、同様に反応させて対応する
化合物を得る。
【表】
【表】 実施例 28 実施例4で得た化合物(6)を用い、実施例3の
a)に従つて分散液を調製する。この分散液を用
い、下記の組成の捺染糊を調製する。 (捺染糊組成) 上記分散液 3部 ハーフエマルジヨン元糊(注2) 60部 酒石酸 0.3部 塩素酸ナトリウム 0.2部水 残部 合計 100部 (注2) ハーフエマルジヨン元糊組成 灯油 70部 水 25部ビスコンKM−8(3) 5部 合計 100部 注3) 新中村化学(株)製品;乳化剤 上記を高速ミキサー中で混合したエマルジヨン
30部とメイプロガムNP12%ペースト(グリナウ
社製品)70部とを混合してハーフエマルジヨン元
糊とする。 こうして得た糊染糊を用いてポリエステル布に
手捺染を行う。次いでこの布を乾燥し、175℃で
7分間過熱蒸気処理を行う。以下常法により洗浄
及び乾燥を行う。堅牢かつ鮮明なスカーレツト色
捺染布が得られる。 実施例 29 実施例28に従つて印捺した布の印捺面の一部に
次の組成の防染糊を手捺染する。次いで実施例28
に従つて過熱蒸気処理、洗浄及び乾燥を行う。防
染糊印捺部分への汚染の極めて少い白色防染が得
られる。 (防染糊組成) 炭酸カリウム 7部 グリセリン 5部 メイプロガムNP12%ペースト 60部水 28部 合計 100部 実施例 30 実施例3の方法に従つて調製した実施例4の化
合物(6)の分散液を用いて下記により連続染色を行
う。綿に対する汚染の極めて少いポリエステル繊
維/綿混紡品の霜降り調のスカーレツト色の染色
物が得られ、その諸堅牢度は極めて良好である。 (パデイング液組成) 上記分散液 4部 1%アルギン酸ナトリウム水溶液 1部水 95部 合計 100部 上記により作製したパデイング液にポリエステ
ル/綿混紡ポプリン布(65:35)をひたし、次い
でピツクアツプ60%となるよう均一にマングルで
絞る。布を熱風乾燥した後210℃で60秒間サーモ
ゾル処理を行う。引き続き炭酸ナトリウム5%水
溶液で再びパデイングした後100℃で30秒間スチ
ーミングを行い、次いで熱湯及び水で洗浄を行
う。 実施例 31 実施例3の方法に従つて作成した実施例17の化
合物の分散液を用い、実施例3のポリエステル布
100部にかえポリエステル100部及び綿布100部を
用いて染色を行う。染色終了後染浴の温度を60℃
まで冷却し、炭酸ナトリウム6部を染浴に投入
し、60℃で1時間保温する。次いで被染布を取り
出し熱湯及び水で洗浄を行う。ポリエステル布は
鮮明かつ堅牢な青味赤色に染色される。 実施例 32 細粉状の実施例4で得た化合物(6)を0.2部と粉
末ABS樹脂100部を120℃で加熱混合した後、押
出機を通してペレツトを作成する。ついでこれを
用いて射出成型機で230℃で成型する。熱、光及
び移行性に対し堅牢な鮮明なスカーレツト色の成
型物が得られる。 実施例 33 細粉状の実施例1で得た化合物0.2部と粉末
PET樹脂100部をよく乾燥した後混合し、射出成
型機で290℃で成型する。 熱、光及び移行性に対し堅牢なスカーレツト色
の成型物が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() (式中、R1は水素原子、低級アルキル基、低
    級アルコキシ基またはハロゲン原子、R2は炭素
    数1から10までのアルキレン基、R3は低級アル
    キル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ニト
    ロ基もしくはシアノ基で置換されていてもよいベ
    ンズイミダゾリル基、ベンズオキサゾリル基また
    はベンズチアゾリル基を表わす。) で示されるトリシアノスチリル化合物。 2 一般式() (式中、R1は水素原子、低級アルキル基、低
    級アルコキシ基またはハロゲン原子、R2は炭素
    数1から10までのアルキレン基、R3は低級アル
    キル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ニト
    ロ基もしくはシアノ基で置換されていてもよいベ
    ンズイミダゾリル基、ベンズオキサゾリル基また
    はベンズチアゾリル基を表わす) で示されるトリシアノスチリル化合物の一種また
    は二種以上を用いることを特徴とする疎水性繊維
    の染色法。 3 一般式() (式中、R1は水素原子、低級アルキル基、低
    級アルコキシ基またはハロゲン原子、R2は炭素
    数1から10までのアルキレン基、R3は低級アル
    キル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ニト
    ロ基もしくはシアノ基で置換されていてもよいベ
    ンズイミダゾリル基、ベンズオキサゾリル基また
    はベンズチアゾリル基を表わす。) で示されるトリシアノスチリル化合物の一種また
    は二種以上を使用することを特徴とする合成樹脂
    類の着色方法。
JP58003795A 1983-01-12 1983-01-12 トリシアノスチリル化合物およびそれを用いる染色または着色法 Granted JPS59129264A (ja)

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JPS59129264A JPS59129264A (ja) 1984-07-25
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JPS6038350A (ja) * 1983-08-12 1985-02-27 Mitsubishi Chem Ind Ltd トリシアノビニル系化合物の製造方法
US4914190A (en) * 1987-03-19 1990-04-03 Ciba-Geigy Corporation Tricyanovinyl-N,N-disubstituted anilines as disperse dyes

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