JPH036354B2 - - Google Patents
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- JPH036354B2 JPH036354B2 JP58101714A JP10171483A JPH036354B2 JP H036354 B2 JPH036354 B2 JP H036354B2 JP 58101714 A JP58101714 A JP 58101714A JP 10171483 A JP10171483 A JP 10171483A JP H036354 B2 JPH036354 B2 JP H036354B2
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- center housing
- chamber
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/30—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
- F04C18/34—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
- F04C18/344—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/30—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
- F04C18/34—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
- F04C18/344—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member
- F04C18/348—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member the vanes positively engaging, with circumferential play, an outer rotatable member
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明はベーンと共に回転する回転スリーブを
備えた回転圧縮機であつて内燃機関の過給機とし
て使用されるものの改良に関するものである。
備えた回転圧縮機であつて内燃機関の過給機とし
て使用されるものの改良に関するものである。
<従来技術>
ベーンと共に回転するスリーブを備えた回転圧
縮機はベーン先端の摺動による発熱と摩耗を生じ
ないため、広い範囲の回転数で運転される自動車
エンジン等の過給機に適しているが、内部の吐出
側の高圧により回転スリーブが吐出側に寄つてセ
ンターハウジングに接触するとスカツフイングが
発生して回転スリーブの回転が不良にななおそれ
があつた。そこで、本願の発明者は、先に、セン
ターハウジングの内周面に大気又は吐出室若しく
は吐出室に通気直前の隣合う二枚の前記ベーンに
より仕切られた作動室と連通する流入口を設け、
流入口を通じてセンターハウジングと回転スリー
ブの間に形成される空気軸受室へ空気を送入して
回転スリーブが接触しようとするセンターハウジ
ング内周面の接触領域の空気流を増大させること
を特徴とする回転圧縮機(特開昭59−155589号)
を提案した。その回転圧縮機によりスカツフイン
グを防止する一応の目的は達成された。しかし、
圧縮機に於ける吸入から吐出の行程間に於いて、
空気の圧縮率が変化する。この圧縮率の変化が原
因となり、吐出室又は作動室の空気圧は脈動状態
となる。この脈動状態の空気を空気軸受室へ流入
口を介して流入した場合、空気軸受室の最大圧縮
位置に於て圧力変動が生じる。この圧力変動すな
わち脈動が回転スリーブに伝わつて回転スリーブ
に振動を生じさせるという問題のあることがわか
つた。特に、高速高負荷回転時には脈動が著し
く、回転スリーブがセンターハウジング内周面に
接触するおそれがある。又、この脈動による振動
はベーンと回転スリーブの接触にも悪影響を及ぼ
し、ベーンを摩耗させるおそれもある。さらに、
吐出室又は作動室の空気が高温のまま空気軸受室
に供給されると、密度が低く空気量としては不足
するため、空気軸受室の軸受負荷力はそれ程増大
しないという問題もある。
縮機はベーン先端の摺動による発熱と摩耗を生じ
ないため、広い範囲の回転数で運転される自動車
エンジン等の過給機に適しているが、内部の吐出
側の高圧により回転スリーブが吐出側に寄つてセ
ンターハウジングに接触するとスカツフイングが
発生して回転スリーブの回転が不良にななおそれ
があつた。そこで、本願の発明者は、先に、セン
ターハウジングの内周面に大気又は吐出室若しく
は吐出室に通気直前の隣合う二枚の前記ベーンに
より仕切られた作動室と連通する流入口を設け、
流入口を通じてセンターハウジングと回転スリー
ブの間に形成される空気軸受室へ空気を送入して
回転スリーブが接触しようとするセンターハウジ
ング内周面の接触領域の空気流を増大させること
を特徴とする回転圧縮機(特開昭59−155589号)
を提案した。その回転圧縮機によりスカツフイン
グを防止する一応の目的は達成された。しかし、
圧縮機に於ける吸入から吐出の行程間に於いて、
空気の圧縮率が変化する。この圧縮率の変化が原
因となり、吐出室又は作動室の空気圧は脈動状態
となる。この脈動状態の空気を空気軸受室へ流入
口を介して流入した場合、空気軸受室の最大圧縮
位置に於て圧力変動が生じる。この圧力変動すな
わち脈動が回転スリーブに伝わつて回転スリーブ
に振動を生じさせるという問題のあることがわか
つた。特に、高速高負荷回転時には脈動が著し
く、回転スリーブがセンターハウジング内周面に
接触するおそれがある。又、この脈動による振動
はベーンと回転スリーブの接触にも悪影響を及ぼ
し、ベーンを摩耗させるおそれもある。さらに、
吐出室又は作動室の空気が高温のまま空気軸受室
に供給されると、密度が低く空気量としては不足
するため、空気軸受室の軸受負荷力はそれ程増大
しないという問題もある。
<発明の目的>
本発明は回転圧縮機の吐出室又は作動室の空気
を空気軸受室へ供給するときにその脈動と高温を
緩和することができる回転スリーブの流体支持装
置を提供して上記問題を解決しようとするもので
ある。
を空気軸受室へ供給するときにその脈動と高温を
緩和することができる回転スリーブの流体支持装
置を提供して上記問題を解決しようとするもので
ある。
<目的達成の技術的手段>
前記目的を達成するための技術的手段として、
本発明の装置は吐出室又は作動室から空気軸受室
に至る流入路にアキユムレータを設けている。ア
キユムレータはセンターハウジングの吸入側壁内
の中空部として形成され、吐出室又は作動室から
導入した空気の脈動を抑制すると共に、温度を低
下させる。センターハウジングの吸入側の壁内に
複数個の細孔をあけ、その細孔をセンターハウジ
ングの両端面に沿う連結路で一列につないでアキ
ユムレータを形成すると、アキユムレータの熱効
果は良好になり、吐出室又は作動室から導入した
空気の温度を低下させる効果は大きくなる。
本発明の装置は吐出室又は作動室から空気軸受室
に至る流入路にアキユムレータを設けている。ア
キユムレータはセンターハウジングの吸入側壁内
の中空部として形成され、吐出室又は作動室から
導入した空気の脈動を抑制すると共に、温度を低
下させる。センターハウジングの吸入側の壁内に
複数個の細孔をあけ、その細孔をセンターハウジ
ングの両端面に沿う連結路で一列につないでアキ
ユムレータを形成すると、アキユムレータの熱効
果は良好になり、吐出室又は作動室から導入した
空気の温度を低下させる効果は大きくなる。
<実施例>
本発明の装置を図面に示す実施例に基づいて説
明する。第1図に示すように、回転圧縮機のロー
タ10は回転軸12に一体に固定され、回転スリ
ーブ30の偏心位置において矢印方向に回転す
る。ロータ10のベーン溝15にベーン16が出
入自在に嵌装され、ベーン16の先端は回転スリ
ーブ30の内周面に接する。回転スリーブ30は
センターハウジング22に回動自在に嵌装され、
両者の間には空気軸受室40が形成される。図は
空気軸受室40の厚さで誇張して示しているが、
実際の厚さは0.1mm以下で非常に薄いものである。
明する。第1図に示すように、回転圧縮機のロー
タ10は回転軸12に一体に固定され、回転スリ
ーブ30の偏心位置において矢印方向に回転す
る。ロータ10のベーン溝15にベーン16が出
入自在に嵌装され、ベーン16の先端は回転スリ
ーブ30の内周面に接する。回転スリーブ30は
センターハウジング22に回動自在に嵌装され、
両者の間には空気軸受室40が形成される。図は
空気軸受室40の厚さで誇張して示しているが、
実際の厚さは0.1mm以下で非常に薄いものである。
隣合う二枚のベーン16は作動室43を形成
し、その作動室は吸入側から吐出側に回わるにつ
れて圧力が上がり、その圧力は作動室43が吐出
孔42を介して吐出室41と連通する直前に最大
になる。この最大圧力の作動室43と吐出室41
にそれぞれ抽気口44,46を設ける。センター
ハウジング22の吐出側内周面の回転スリーブ3
0が接触しようとする接触領域の始端に流入口7
1を設け、抽気口44から流入口71に至る流入
路45を設ける。抽気口46から流入路45に至
る補助流入路47を設け、その補助流入路に逆止
弁76を設ける。流入路45と補助流入路47は
ハウジングの内部を通るが、図は見やすくするた
め、想像線で外側を通るように示している。
し、その作動室は吸入側から吐出側に回わるにつ
れて圧力が上がり、その圧力は作動室43が吐出
孔42を介して吐出室41と連通する直前に最大
になる。この最大圧力の作動室43と吐出室41
にそれぞれ抽気口44,46を設ける。センター
ハウジング22の吐出側内周面の回転スリーブ3
0が接触しようとする接触領域の始端に流入口7
1を設け、抽気口44から流入口71に至る流入
路45を設ける。抽気口46から流入路45に至
る補助流入路47を設け、その補助流入路に逆止
弁76を設ける。流入路45と補助流入路47は
ハウジングの内部を通るが、図は見やすくするた
め、想像線で外側を通るように示している。
センターハウジング22の吸入側の肉厚な壁内
に空所を形成してアキユムレータ60を設け、そ
のアキユムレータを経由して流入路45を流入口
71に接続する。
に空所を形成してアキユムレータ60を設け、そ
のアキユムレータを経由して流入路45を流入口
71に接続する。
第2図に示すように、ロータ10の回転軸12
はフロント及びリヤサイドハウジング21,23
のベアリング18,19に軸受けされ、フロント
側の軸端にはエンジンの回転駆動を受けるプーリ
14が取付けられる。リヤサイドハウジング23
の背面にリヤカバー24がスケツトを介して固定
され、そのリヤカバーに吐出室と吸入室51が設
けられる。
はフロント及びリヤサイドハウジング21,23
のベアリング18,19に軸受けされ、フロント
側の軸端にはエンジンの回転駆動を受けるプーリ
14が取付けられる。リヤサイドハウジング23
の背面にリヤカバー24がスケツトを介して固定
され、そのリヤカバーに吐出室と吸入室51が設
けられる。
センターハウジング22の内周面と回転スリー
ブ30の外周面の間の空気軸受室40に開口する
流入口71はアキユムレータ60を介して流入路
45と連通する。
ブ30の外周面の間の空気軸受室40に開口する
流入口71はアキユムレータ60を介して流入路
45と連通する。
第1図と第2図に示す回転圧縮機のロータ10
を回転させると、吸入口から隣合う二枚のベーン
16に仕切られた作動室に吸入された空気は次第
に圧縮されその圧力は作動室43が吐出室41と
通気直前の位置にきた時最大になる。この最大圧
力の空気が流入路45を通り接触領域の始端にあ
る流入口71から空気軸受室40に流入し接触領
域の軸受負荷力を増大させる。その結果、回転ス
リーブ30が内部の高圧のために接触領域内へ押
圧されてもセンターハウジング22との接触は阻
止される。
を回転させると、吸入口から隣合う二枚のベーン
16に仕切られた作動室に吸入された空気は次第
に圧縮されその圧力は作動室43が吐出室41と
通気直前の位置にきた時最大になる。この最大圧
力の空気が流入路45を通り接触領域の始端にあ
る流入口71から空気軸受室40に流入し接触領
域の軸受負荷力を増大させる。その結果、回転ス
リーブ30が内部の高圧のために接触領域内へ押
圧されてもセンターハウジング22との接触は阻
止される。
高速回転時には空気軸受室40の所要空気量が
作動室43の抽気可能空気量を上回るため、流入
路45の圧力は低下するが、吐出圧よりも低くな
ると、逆止弁76が開き吐出室41から十分な量
の空気が空気軸受室40に供給される。吐出圧は
最大圧よりも低いが十分な高圧であるから、空気
軸受室40の軸受負荷力は増大して回転スリーブ
30とセンターハウジング22の直接接触を防止
する。
作動室43の抽気可能空気量を上回るため、流入
路45の圧力は低下するが、吐出圧よりも低くな
ると、逆止弁76が開き吐出室41から十分な量
の空気が空気軸受室40に供給される。吐出圧は
最大圧よりも低いが十分な高圧であるから、空気
軸受室40の軸受負荷力は増大して回転スリーブ
30とセンターハウジング22の直接接触を防止
する。
作動室43と吐出室41の空気は脈動するか
ら、この脈動空気と直接空気軸受室40に導入す
ると室内の回転スリーブ30に脈動が伝わるが、
流入路45の途中にあるアキユムレータが脈動を
吸収するから、脈動のない空気が空気軸受室40
に供給される。したがつて、回転スリーブ30は
脈動の影響を受けて振動することはなく安定した
回転する。アキユムレータがないと、回転スリー
ブは高負荷高速回転時に脈動につる悪影響を特に
受けやすいので、アキユムレータの効果は負荷と
回転速度が高くなる程顕著になる。
ら、この脈動空気と直接空気軸受室40に導入す
ると室内の回転スリーブ30に脈動が伝わるが、
流入路45の途中にあるアキユムレータが脈動を
吸収するから、脈動のない空気が空気軸受室40
に供給される。したがつて、回転スリーブ30は
脈動の影響を受けて振動することはなく安定した
回転する。アキユムレータがないと、回転スリー
ブは高負荷高速回転時に脈動につる悪影響を特に
受けやすいので、アキユムレータの効果は負荷と
回転速度が高くなる程顕著になる。
第3図に示す実施例はアキユムレータ60の拡
大部61がセンターハウジング22の吸入側壁内
に設けられたものである。アキユムレータ拡大部
61から流入口71に至るセンターハウジング2
2の周壁には複数の細孔62が穿設され、第4図
に示すように、フロント及びリアサイドハウジン
グ21,23とセンサーハウジング22の接触面
に沿つて設けられた連結路63により細孔62は
一連に接続される。吐出室41の抽気口46から
流入口45を経てアキユムレータ60に導かれた
空気が高温であつても、空気が相対的に低温な吸
入側のセンターハウジング22の内部にあるアキ
ユムレータ60の拡大部61か蛇行する細孔62
を通つて流入口71に至る間に十分な熱交換が行
われるから、流入口71から空気軸受室40に流
入するときの空気温度は相対的に低温である。こ
のように、吐出空気が高温であつても空気軸受室
には低温高圧の空気が供給されるから、空気軸受
室の軸受負荷力を増大させるに十分な空気量が確
保される。アキユムレータ60の拡大部61によ
る脈動の吸収は前実施例と全く同様である。
大部61がセンターハウジング22の吸入側壁内
に設けられたものである。アキユムレータ拡大部
61から流入口71に至るセンターハウジング2
2の周壁には複数の細孔62が穿設され、第4図
に示すように、フロント及びリアサイドハウジン
グ21,23とセンサーハウジング22の接触面
に沿つて設けられた連結路63により細孔62は
一連に接続される。吐出室41の抽気口46から
流入口45を経てアキユムレータ60に導かれた
空気が高温であつても、空気が相対的に低温な吸
入側のセンターハウジング22の内部にあるアキ
ユムレータ60の拡大部61か蛇行する細孔62
を通つて流入口71に至る間に十分な熱交換が行
われるから、流入口71から空気軸受室40に流
入するときの空気温度は相対的に低温である。こ
のように、吐出空気が高温であつても空気軸受室
には低温高圧の空気が供給されるから、空気軸受
室の軸受負荷力を増大させるに十分な空気量が確
保される。アキユムレータ60の拡大部61によ
る脈動の吸収は前実施例と全く同様である。
第1図に示すように、アキユムレータ60の内
部にストレーナ65を付設すると、粗大な摩耗粉
等が空気軸受室40の内部に入り込んで回転スリ
ーブ30の外周面とセンターハウジング22の内
周面を損傷することは未然に防止される。
部にストレーナ65を付設すると、粗大な摩耗粉
等が空気軸受室40の内部に入り込んで回転スリ
ーブ30の外周面とセンターハウジング22の内
周面を損傷することは未然に防止される。
第5図及び第6図はアキユムレータを設けた回
転圧縮機においてアキユムレータを使用したとき
と使用しないときのテスト結果を示したものであ
る。第6図は定速(3000rpm)回転時の所要トル
クと負荷圧力の関係を示すものであるが、この図
から、アキユムレータを使用すると、アキユムレ
ータを使用しないときよりもトルク値が小さくな
り、その差は負荷と共に増大するから、アキユム
レータの効果は負荷が大きい程高いことがわか
る。第7図は負荷圧力を一定にした時の所要トル
クと回転数の関係を示すものであるが、低速から
高速までの前回転域においてアキユムレータを使
用するとトルク値がアキユムレータを使用しない
ものよりも小さいことがわかる。
転圧縮機においてアキユムレータを使用したとき
と使用しないときのテスト結果を示したものであ
る。第6図は定速(3000rpm)回転時の所要トル
クと負荷圧力の関係を示すものであるが、この図
から、アキユムレータを使用すると、アキユムレ
ータを使用しないときよりもトルク値が小さくな
り、その差は負荷と共に増大するから、アキユム
レータの効果は負荷が大きい程高いことがわか
る。第7図は負荷圧力を一定にした時の所要トル
クと回転数の関係を示すものであるが、低速から
高速までの前回転域においてアキユムレータを使
用するとトルク値がアキユムレータを使用しない
ものよりも小さいことがわかる。
<発明の効果>
上記の通り、本発明の装置は吐出室又は作動室
から抽気した高温で脈動する空気をアキユムレー
タにおいて脈動を吸収すると共に温度を低下させ
て空気軸受室に供給するので、アキユムレータが
なかつた従来の装置とは異なり、回転スリーブが
供給空気の脈動で振動しセンターハウジングと接
触してスカツフイングを起したり、供給空気が高
温で密度が低く軸受負荷力を十分増大させる空気
流とならないために回転スリーブの回転が不円滑
になつたりするおそれはない。回転スリーブは空
気軸受室を脈動せずに流れる低温高圧で十分な量
の空気流により支持されるから回転ズリーブの回
転は常に安定するという優れた効果が得られる。
から抽気した高温で脈動する空気をアキユムレー
タにおいて脈動を吸収すると共に温度を低下させ
て空気軸受室に供給するので、アキユムレータが
なかつた従来の装置とは異なり、回転スリーブが
供給空気の脈動で振動しセンターハウジングと接
触してスカツフイングを起したり、供給空気が高
温で密度が低く軸受負荷力を十分増大させる空気
流とならないために回転スリーブの回転が不円滑
になつたりするおそれはない。回転スリーブは空
気軸受室を脈動せずに流れる低温高圧で十分な量
の空気流により支持されるから回転ズリーブの回
転は常に安定するという優れた効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例の装置をそなえたた
回転圧縮機の横断面図、第2図は第1図の圧縮機
の回転中心を挟む二面に沿う縦断面をやや縮小し
て示す図、二面の一方は垂直面、他方は流入口を
通る平面である。第3図は他の実施例の第1図に
相当する図、第4図は第3図−線に沿う段面
図、第5図及び第6図は本発明の装置と従来の装
置の比較テストの結果を示すグラフである。 図において符号16はベーン、22はセターハ
ウジング、30は回転スリーブ、41は吐出室、
43は作動室、45は流入路、47は補助流入
路、60はアキユムレータ、61は細孔、63は
連絡路、65はストレーナ、71は流入口、76
は逆止弁である。
回転圧縮機の横断面図、第2図は第1図の圧縮機
の回転中心を挟む二面に沿う縦断面をやや縮小し
て示す図、二面の一方は垂直面、他方は流入口を
通る平面である。第3図は他の実施例の第1図に
相当する図、第4図は第3図−線に沿う段面
図、第5図及び第6図は本発明の装置と従来の装
置の比較テストの結果を示すグラフである。 図において符号16はベーン、22はセターハ
ウジング、30は回転スリーブ、41は吐出室、
43は作動室、45は流入路、47は補助流入
路、60はアキユムレータ、61は細孔、63は
連絡路、65はストレーナ、71は流入口、76
は逆止弁である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ベーンと共に回転する回転スリーブを備えた
回転圧縮機において、センターハウジングと前記
回転スリーブの間に形成された薄層の空気軸受室
と、前記回転スリーブが内部の高圧のために接触
しようとする前記センターハウジングの吐出側内
周面の接触領域に開口する流入口と、吐出室及び
その吐出室に通気直前の作動室のいずれか一方又
は双方から前記流入口に至る流入路と、前記流入
路の途中に設けられたアキユムレータとからなる
流体支持装置であつて、前記アキユムレータはセ
ンターハウジングの吸入側壁内に設けられた中空
部からなることを特徴とする回転圧縮機の回転ス
リーブの流体支持装置。 2 アキユムレータはセンターハウジングの壁を
貫通する複数個の細孔からなり、前記細孔は前記
センターハウジングの両端面に沿う連結路を介し
て連続することを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載の回転圧縮機の回転スリーブの流体支持
装置。 3 作動室からアキユムレータに至る流入路に吐
出室から前記アキユムレータに至る補助流入路が
接続され、前記補助流入路に逆止弁が設けられた
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
回転圧縮機の回転スリーブの流体支持装置。 4 アキユムレータにストレーナが内設されたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の回
転圧縮機の回転スリーブの流体支持装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58101714A JPS59229079A (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | 回転圧縮機の回転スリ−ブの流体支持装置 |
EP84106434A EP0131157B1 (en) | 1983-06-09 | 1984-06-06 | Rotary compressor |
DE8484106434T DE3466723D1 (en) | 1983-06-09 | 1984-06-06 | Rotary compressor |
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DE19848417406U DE8417406U1 (de) | 1983-06-09 | 1984-06-07 | Drehhuelsen-lagervorrichtung fuer kreiselverdichter |
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Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP58101714A JPS59229079A (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | 回転圧縮機の回転スリ−ブの流体支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59229079A JPS59229079A (ja) | 1984-12-22 |
JPH036354B2 true JPH036354B2 (ja) | 1991-01-29 |
Family
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Family Applications (1)
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-
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- 1984-06-06 DE DE8484106434T patent/DE3466723D1/de not_active Expired
- 1984-06-07 DE DE19848417406U patent/DE8417406U1/de not_active Expired
- 1984-06-07 CA CA000456077A patent/CA1237107A/en not_active Expired
- 1984-06-08 KR KR1019840003225A patent/KR870001449B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1985
- 1985-09-20 US US06/777,877 patent/US4648818A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5865988A (ja) * | 1981-10-13 | 1983-04-19 | Nippon Piston Ring Co Ltd | 回転圧縮機 |
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US4648818A (en) | 1987-03-10 |
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CA1237107A (en) | 1988-05-24 |
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DE8417406U1 (de) | 1984-10-18 |
DE3466723D1 (en) | 1987-11-12 |
JPS59229079A (ja) | 1984-12-22 |
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