JPS6349583Y2 - - Google Patents

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JPS6349583Y2
JPS6349583Y2 JP1983074641U JP7464183U JPS6349583Y2 JP S6349583 Y2 JPS6349583 Y2 JP S6349583Y2 JP 1983074641 U JP1983074641 U JP 1983074641U JP 7464183 U JP7464183 U JP 7464183U JP S6349583 Y2 JPS6349583 Y2 JP S6349583Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
center housing
chamber
air bearing
grooves
bearing chamber
Prior art date
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Expired
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JP1983074641U
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English (en)
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JPS59181284U (ja
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Priority to JP7464183U priority Critical patent/JPS59181284U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転圧縮機のベーンと共に回転する回
転スリーブを流体的に支持する薄層の空気軸受室
の改良に関するものである。
回転スリーブを空気等の圧縮性流体で支持する
ベーン形回転圧縮機は、回転スリーブがベーンと
共に回転してベーン先端の摺動による発熱と摩耗
を未然に防止するので、低速から高速までの広い
範囲の回転数で運転される自動車エンジン等の過
給機として適している。先に、本願の考案者は回
転圧縮機のセンターハウジングと回転スリーブの
間で回転スリーブを流体的に支持する空気軸受室
の軸受負荷力を増大させるため、回転スリーブが
内圧のために接触しようとするセンターハウジン
グ吐出側内周面の接触領域に流入口を設け、その
流入口を大気又は吐出室若しくは最大圧の作動室
と連通させる提案(特願昭58−28608号)並びに
センターハウジングの内周面に空気ため溝又はバ
ランス溝を刻設する提案(特願昭58−47257号、
特願昭58−47258号)をした。さらに、研究を続
けたところ、空気ため溝又はバランス溝の形状を
改良すると、空気軸受室の軸受効果は一層向上す
ることが見出された。
本考案の目的は軸受効果が一層向上するように
改良された回転圧縮機の空気軸受室を提供するこ
とにある。
前記目的を達成するため本考案の空気軸受室は
センターハウジングの内周面に多数の軸方向に帯
状に刻設された小凹溝を備える。センターハウジ
ングの内周面に多数の小凹溝が軸方向に帯状に並
ぶため、この部分を流れる空気の軸受負荷力は均
等に増大するから、回転スリーブは一層良好に支
承される。
本考案の空気軸受室を図面に示す実施例に基づ
いて説明する。第1図に示すように、回転圧縮機
のロータ10は回転軸12に一体に固定され、回
転スリーブ30の偏心位置において矢印方向に回
転する。ロータ10のベーン溝15にベーン16
が出入自在に嵌装され、ベーン16の先端は回転
スリーブ30の内周面に接する。回転スリーブ3
0はセンターハウジング22に回動自在に嵌装さ
れ、両者の間には空気軸受室40が形成される。
図は空気軸受室40の厚さを誇張して示している
が、実際の厚さは0.1mm以下で非常に薄いもので
ある。隣合う二枚のベーン16は作動室43を形
成し、その作動室は吸入側から吐出側に回わるに
つれて圧力が上がり、その圧力は作動室43が吐
出孔42を介して吐出室41と連通する直前に最
大になる。吐出室41に抽気口44を設け、その
抽気口からセンターハウジング22の吐出側内周
面の回転スリーブ30が接触しようとする接触領
域の始端の流入口71に至る流入路45を設け
る。流入路45はハウジングの内部を通るが、図
は見やすくするため、想像線で外側を通るように
示している。
第2図に示すように、ロータ10の回転軸12
はフロント及びリヤサイドハウジング21,23
のベアリング18,19に軸受けされ、フロント
側の軸端にはエンジンの回転駆動を受けるプーリ
14が取付けられる。リヤサイドハウジング23
の背面にリヤカバー24がガスケツトを介して固
定され、そのリヤカバーに吐出室41と吸入室5
1が設けられる。吐出室41と連通する流入路4
5はセンターハウジング22を軸方向に延びる盲
穴となり、その盲穴から複数個の流入口71がセ
ンターハウジング22の吐出側内周面に開口す
る。吐出室41の高圧空気は流入路45を経て流
入71からセンターハウジング22と回転スリー
ブ30の間の空気軸受室40に流入する。センタ
ーハウジング22の吐出側内周面上複数個の流入
口71と共に多数の小凹溝73が刻設され、同じ
く吸入側にも多数の小凹溝73が刻まれる。
第3図ないし第10図に示すように、小凹溝7
3はセンターハウジング22の内周面上に多数集
つて軸方向に帯状に並ぶものであればどのような
形状でもよい。例えば、第3図の細長い斜溝を格
子状に並べたものでも、第4図の小さなL事形の
溝を並べたものでも、第5図のヘリングボール状
の溝でも、第6図の細長い矩形の溝の集合でも、
第7図の小円形溝と小三角形溝の組合せでも、第
8図の小三角溝のみの集合でも、第9図の細長い
矩形溝と短い矩形溝の集合でも、第10図の短い
矩形溝の集合でもよい。第2図に示すように、流
入口71を小凹溝73内に開口して流入と小凹溝
を一体に形成させる。
図示した回転圧縮機が回転すると、センターハ
ウジング22の吐出側内周面上の流入口71から
高圧空気が空気軸受室40に流入する。他方、回
転スリーブ30の吐出側作動室43が高圧になる
から、回転スリーブ30は吐出側に寄つてしセン
ターハウジング22の内周面に接触しようとする
が、流入口71から流入した空気が空気軸受室4
0の接触領域の軸受負荷力を増大させるから、回
転スリーブ30のセンターハウジング22の吐出
側内周面に対する接触は防止される。さらに、セ
ンターハウジング22の吐出側内周面上には多数
の小凹溝73が軸方向に帯状に並び、その部分の
軸受負荷力を軸方向に均等にする。したがつて、
空気軸受室40の軸受効果は一層高まり回転スリ
ーブ30はセンターハウジング22の吐出側内周
面に接触することなく円滑に回転する。図示して
いないが、流入口から流入した空気の流れを均等
にするため、必要であれば一部の小凹溝を大気又
は吸入孔に連通させてもよい。
回転圧縮機を駆動するエンジンの回転数が急変
すると、回転スリーブ30も異常な動きを示し、
センターハウジング22の吸入側内周面に接触し
ようとするが、センターハウジング22の吸入側
内周面に設けられた多数の軸方向に帯状に並ぶ小
凹溝73がそのその部分の軸受負荷力を軸方向に
均等に増大させるから、回転スリーブ30はセン
ターハウジング22の吸入側内周面にも接触する
ことなく円滑に回転する。
上記の通り、本考案の空気軸受室はセンターハ
ウジング22の内周面に多数の小凹溝が軸方向に
帯状に刻設されているため、単一の空気ため溝又
はバランス溝のみからなる従来の空気軸受室に比
べると、軸受負荷力は軸方向に均等に増大するか
ら、回転スリーブのセンターハウジング22に対
する接触をより有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の装置を備えた回転
圧縮機のリヤサイドハウジングを外した端面を示
す図。第2図は第1図の−線に沿う断面を
やゝ縮小して示す図、第3図は小凹溝を示す展開
図、第4図ないし第10図はそれぞれ別の実施例
の第3図に相当する図である。 10:ロータ、16:ベーン、22:センター
ハウジング、30:回転スリーブ、40:空気軸
受室、41:吐出室、43:作動室、71:流入
口、73:小凹溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 センターハウジングに回転自在に嵌合された
    回転スリーブと、前記回転スリーブの偏心位置
    において回転するロータと、前記ロータに出入
    自在に嵌装されたベーンとを備えた回転圧縮機
    において、前記センターハウジングと前記回転
    スリーブの間に形成され、前記センターハウジ
    ングの内周面に開口する流入口を介して大気又
    は吐出室若しくは前記吐出室に通気直前の隣合
    う二枚の前記ベーンにより仕切られた作動室と
    連通する空気軸受室であつて、前記センターハ
    ウジングの内周面に多数の小凹溝が軸方向に帯
    状に並設され、前記流入口は前記小凹溝と一体
    に形成されたことを特徴とする回転圧縮機の空
    気軸受室。 2 小凹溝の一部は吸入孔又は大気に接続された
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の回転圧縮機の空気軸受室。
JP7464183U 1983-05-20 1983-05-20 回転圧縮機の空気軸受室 Granted JPS59181284U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7464183U JPS59181284U (ja) 1983-05-20 1983-05-20 回転圧縮機の空気軸受室

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7464183U JPS59181284U (ja) 1983-05-20 1983-05-20 回転圧縮機の空気軸受室

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59181284U JPS59181284U (ja) 1984-12-03
JPS6349583Y2 true JPS6349583Y2 (ja) 1988-12-20

Family

ID=30204729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7464183U Granted JPS59181284U (ja) 1983-05-20 1983-05-20 回転圧縮機の空気軸受室

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59181284U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4865508A (ja) * 1971-12-13 1973-09-10

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5573574U (ja) * 1978-11-16 1980-05-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4865508A (ja) * 1971-12-13 1973-09-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59181284U (ja) 1984-12-03

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