JP2004052607A - 気体圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】起動時のチャタリング防止とベーンがシリンダ内周面に必要以上に長時間押し付けられないようにするために、リヤサイドブロックの凹部(さらい)に接続して設けられるバルブが回転開始後遅れなく閉じるようにする。
【解決手段】バルブ70は、ボール72とこれを着座部75から離すよう付勢するスプリング73とを備えてリヤサイドブロック30に設けられる。着座部に開口する通路孔76はベーンの背圧室につながる凹部35に連通し、ボール収容室74における開状態時のボール72の位置よりも上流側に一端が開口し、他端がシリンダ40における圧縮室の吐出口直前に開口するガス流路78を同じリヤサイドブロックに設けてある。圧縮室で圧縮された高圧冷媒がシリンダ外を迂回することなく直接バルブ70へ供給されるので、バルブが速やかに閉となるから、必要以上の圧力でベーンがシリンダ内周面に押し付けられることがない。
【選択図】      図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用の空調装置等に用いられるベーンロータリ式の気体圧縮機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
空調装置等の冷媒圧縮に用いられる気体圧縮機は、コンプレッサケース内に配置した内周面が略楕円形のシリンダ内に、複数のベーンを備えるロータを回転可能に設け、その回転にしたがってベーンで仕切られた空間が容積変化を繰り返す圧縮室を形成し、吸入口から圧縮室へ吸入した冷媒ガスを圧縮して吐出口から吐出するようになっている。
【0003】
図7はこのような従来の気体圧縮機を示す縦断面図、図8は図7におけるC−C部断面におけるシリンダとロータを示す図である。
コンプレッサケース10内に、略楕円形状の内周を有するシリンダ40がフロントサイドブロック20とリヤサイドブロック30’に挟まれて配置され、複数のベーン58を備えるロータ50がシリンダ40内に回転可能に設けられている。
【0004】
ロータ50の外周面側にはスリット状のベーン溝56が放射状に複数形成され、これらのベーン溝56にはそれぞれベーン58が装着されている。ベーン58は、ロータ50の回転時に遠心力とベーン溝56の底部に形成される背圧室59に加えられる油圧とにより、シリンダ40の内周面へ付勢される。シリンダ40内はロータ50とベーン58により複数の小室に仕切られ、ロータ50の回転にしたがって容積の大小変化を繰り返す圧縮室48を形成する。
冷媒ガス吸入ポート14からフロント側の吸入室13に流入した冷媒ガスは、フロントサイドブロック20に形成された吸入口22から圧縮室48へ吸入される。吐出口42からリヤ側の吐出室15へ吐出された冷媒は、冷媒ガス吐出ポート16から外部へ送出される。
リヤサイドブロック30’にはオイルセパレータ62を備えるサイクロンブロック60が取り付けられている。
【0005】
回転軸51の貫通支持穴32部における潤滑、およびベーン溝56の背圧室59への油圧供給のために、吐出室15に貯留した潤滑油を導くようになっている。すなわち、リヤサイドブロック30’には吐出室15の底部に開口するとともに貫通支持穴32の側壁に至る油路33が形成され、また、リヤサイドブロック30のロータ50に対向する面には、ベーン溝56の背圧室59に連通するように配した凹部(さらい)35が設けられている。
【0006】
そして、サイクロンブロック60とリヤサイドブロック30間の密閉空間Rと凹部35とが連通路34で結ばれ、吐出室15の吐出圧に押されて、油路33を経て貫通支持穴32の側壁に至った潤滑油は、貫通支持穴32と回転軸51間の隙間を通って密閉空間Rへ流れ、連通路34により凹部35へ流れるものと、貫通支持穴32と回転軸51間の隙間を通って凹部35へ流れるものがある。
密閉空間Rの潤滑油は、吐出圧の潤滑油が貫通支持穴32と回転軸51間の微小隙間を通過する際の絞り作用で減圧され、運転中は吐出圧よりは低い中間圧力状態となる。
【0007】
凹部35には、さらに吐出口42(図8参照)から吐出室15へ吐出される冷媒の圧力がバルブ70を介して供給されるようになっている。すなわち、リヤサイドブロック30’にはさらに、吐出口42からサイクロンブロック60のオイルセパレータ62への吐出路39と凹部35の間にスプリング73とボール72とを備えるバルブ70が設けられている。
図9はリヤサイドブロック30をサイクロンブロック60側から見てバルブ70の配置を示す図、図10はバルブ70まわりの拡大断面図である。
吐出口42が開口する吐出チャンバ44(図8参照)に連通する穴65からオイルセパレータ62へ向かう吐出路39がリヤサイドブロック30’に形成され、この吐出路39にバルブ70のボール収容室74がつながっている。
【0008】
バルブ70は、ロータ50の停止状態から回転を開始する際に、吐出路39から吐出圧を凹部35へ導き、ベーン溝56の背圧室59に供給する。これにより、ベーン58を確実にシリンダ40の内周面へ付勢して、起動時のチャタリングが防止される。
一方、凹部35への圧力はベーン58をシリンダの内周面に押し付けてチャタリングを抑えられれば、それ以上は不要である。そこで、バルブ70は凹部35の圧力が所要のP1となったあとは、バルブ70にかかる圧力と凹部35の圧力の差圧が所定値Bになった時点でボール72がスプリング73を撓ませて閉じ、閉じたことによって高圧ガスが供給されなくなり、チャタリングが発生しない所要の圧力P1となるように設定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の気体圧縮機においては、バルブ70にかかる圧力は、吐出口42からリードバルブ43を抜けて一旦シリンダ外部へ吐出され、それから吐出路39を通るという経路をたどっているので、図6の(b)に示すように、ロータ50が回転を始めて所要のP1となったあとバルブ70にかかる圧力(ボール外側の圧力)と凹部35の圧力の差圧値が所定のBに達するまでに長時間T1がかかってしまっている。なお、図中、Xは凹部35の圧力、Yはボール収容室74の圧力の各変化を示している。
【0010】
そのため、バルブ70が閉じないままに適正な圧力P1を大きく超える圧力が凹部35へ供給され、これによりベーン58がシリンダ40の内周面に必要以上に押し付けられて回転する状態が長引き、圧縮機として十分な能力を発揮するのを妨げる結果となる。
したがって本発明は上記の問題点に鑑み、起動後は速やかにバルブを挟む差圧を生じ、チャタリングの時間を短縮し、バルブを閉じてベーンがシリンダの内周面に必要以上に押し付けられないようにした気体圧縮機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1の本発明は、コンプレッサケース内に2つのサイドブロックで挟んで配置した内周面が略楕円形のシリンダ内に、圧縮室を形成する複数のベーンをベーン溝に保持したロータを、その回転軸を両サイドブロックに支持して設け、一方のサイドブロック側に吸入室を、他方のサイドブロック側に吐出室を配した気体圧縮機において、吐出室側のサイドブロックのロータに対向する面には、ベーン溝の背圧室に連通するように配した凹部が設けられ、該凹部がバルブを介してシリンダの圧縮室に接続されて、ロータの停止状態ではシリンダの圧縮室とベーン溝の背圧室とが連通状態とされ、ロータが回転開始してバルブを挟む差圧が所定値に達すると圧縮室と背圧室の連通が遮断されるように構成されたものとした。
【0012】
請求項2の発明は、バルブを吐出室側のサイドブロックに設けたものである。そして請求項3の発明は、とくに、バルブが、ボール収容室に収容されたボールと該ボールを着座部から離間するよう付勢するスプリングとを備え、着座部に開口する通路孔を前記の凹部に連通させ、吐出室側のサイドブロックには、バルブのボール収容室における開状態時のボール位置よりも上流側に一端が開口し、他端がシリンダの圧縮室に開口するガス流路が設けられているものとした。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は実施の形態を示す縦断面図、図2は図1におけるA−A部断面図である。
一端開口型のハウジング11とその開口側に取り付けられたフロントヘッド12によりコンプレッサケース10が形成されている。ハウジング11内に、略楕円形状の内周を有するシリンダ40がフロントサイドブロック20とリヤサイドブロック30に挟まれて配置され、複数のベーン58を備えるロータ50がシリンダ40内に回転可能に設けられている。
【0014】
ロータ50と一体回転する回転軸51は、フロントサイドブロック20を貫通して前端側がコンプレッサケース端壁のリップシール18からフロントヘッド12の外方へ延び、後端はリヤサイドブロック30に設けられた貫通支持穴32に支持されている。回転軸51の前端にはプーリ24を有する電磁クラッチ25が取り付けられ、図示しないエンジンのクランクプーリからの回転駆動力を受けるようになっている。
【0015】
とくに図2に示すように、ロータ50の外周面側にはスリット状のベーン溝56が放射状に複数形成され、これらのベーン溝56にはそれぞれベーン58が装着されている。ベーン58は、ロータ50の回転時に遠心力とベーン溝56の底部に形成される背圧室59に加えられる油圧とにより、シリンダ40の内周面へ付勢される。シリンダ40内はロータ50とベーン58により複数の小室に仕切られ、ロータ50の回転にしたがって容積の大小変化を繰り返す圧縮室48を形成する。これにより、ベーンロータリ形圧縮機を形成している。
【0016】
フロントヘッド12とフロントサイドブロック20の間には、冷媒ガス吸入ポート14を備えるフロント側吸入室13が形成されている。
フロントサイドブロック20にはフロント側吸入室13と圧縮室48を連通させる吸入口22が開口している。
【0017】
冷媒ガス吸入ポート14からフロント側の吸入室13に流入した冷媒ガスは、フロントサイドブロック20に形成された吸入口22から圧縮室48へ吸入される。
【0018】
ハウジング11の密閉側とリヤサイドブロック30の間には吐出室15が形成され、冷媒ガス吐出ポート16を備えている。
またリヤサイドブロック30の吐出室15側には、オイルセパレータ62を備えるサイクロンブロック60が取り付けられている。サイクロンブロック60は、回転軸51の後端を支持するリヤサイドブロック30の貫通支持穴32が形成されたボス部38との間にシールリング64を挟んで、密閉空間Rを形成している。
【0019】
シリンダ40の短径部近傍は外周部に吐出チャンバ44が切り欠かれて薄肉部とされ、この薄肉部に吐出口42が開口されている。吐出口42にはリードバルブ43が設けられている。
吐出口42から吐出された冷媒ガスは、吐出チャンバ44からオイルセパレータ62を経て吐出室15へ吐出される。
吸入口22と吐出口42は、ロータ50の回転軸51に関して対称に、シリンダ40の周辺部にそった2個所に設けられている。
【0020】
ロータ50が回転すると、冷媒ガス吸入ポート14に流入する冷媒ガスは、フロント側吸入室13から吸入口22を経て、圧縮室48へ吸入される。そして、冷媒ガスは圧縮室48で圧縮された後、吐出口42からリードバルブ43を経て吐出され、吐出室15を経て冷媒ガス吐出ポート16から外部へ供給される。
【0021】
リヤサイドブロック30には吐出室15の底部に開口するとともに貫通支持穴32の側壁に至る油路33が形成され、また、リヤサイドブロック30のロータ50に対向する面には、ベーン溝56の背圧室59に連通するように配した凹部(さらい)35が設けられている。
サイクロンブロック60とリヤサイドブロック30間の密閉空間Rと凹部35とが連通路34で結ばれている。
【0022】
吐出室15の吐出圧に押されて、油路33を経て貫通支持穴32の側壁に至った潤滑油は、貫通支持穴32と回転軸51間の隙間を通って密閉空間Rへ流れ、それから連通路34により凹部35へ流れるものと、貫通支持穴32と回転軸51間の隙間を通って凹部35へ流れるものがある。
密閉空間Rの潤滑油は、吐出圧の潤滑油が貫通支持穴32と回転軸51間の微小隙間を通過する際の絞り作用で減圧されたもので、やや吐出圧に近い中間圧力状態となる。この中間圧力は、密閉空間Rが連通路34によって凹部35と通じ、したがって複数のベーン溝56の背圧室59と連通しているので、複数のベーン背圧の平均圧力でもある。
【0023】
リヤサイドブロック30にはさらに、凹部35に接続するバルブ70が設けられている。図3の(a)はリヤサイドブロック30の半部をシリンダ40側から見た図、(b)はサイクロンブロック60側から見た図、そして図4は図3の(a)におけるB−B部拡大断面図である。
バルブ70はスプリング73とボール72とを備え、ボール72の着座部75に開口する通路孔76が凹部35につながっている。一方、ボール収容室74における開状態時のボール72位置よりも上流側にはガス流路78の一端が開口している。そして、ガス流路78の他端はシリンダの吐出口42直前の圧縮室に開口している。
【0024】
ロータ50の停止状態ではボール72は着座部75から離れるようにスプリング73により付勢されている。したがってバルブ70は開状態であり、背圧室59につながる凹部35とシリンダ40の圧縮室とは、図4に矢印で示すように、ガス流路78を通じて連通状態である。この状態からロータ50が回転を始めると、吐出口42直前の圧縮室で圧縮された冷媒の圧力が凹部35へ導かれて、ベーン溝56の背圧室59に供給されるから、ベーン58を確実にシリンダ40の内周面へ付勢して、起動時のチャタリングが防止される。
【0025】
そして、これに続いて、図5に矢印で示すように、圧縮室で圧縮された高圧冷媒がシリンダ外を迂回することなくガス流路78から直接バルブ70へ供給されるから、図6の(a)に示すように、凹部35の圧力が所要のP1となったあと極く短時間のT0でバルブ70にかかる圧力(ボール収容室74の圧力)と凹部35の圧力の差圧値が所定のBに達して、バルブ70が閉となる。
【0026】
なお、図1に戻って、シリンダ40の底部にはリヤサイドブロック30の油路33に接続する貫通穴46が設けられ、フロントサイドブロック20に形成された油路26でこの貫通穴46とフロントサイドブロック20の回転軸支持部23を接続して、当該支持部23並びにフロントサイドブロック20のロータ50に対向する面に形成した凹部27へ潤滑油を導くようになっている。
【0027】
実施の形態は以上のように構成され、ベーンロータリ形圧縮機において、ボール収容室74に収容されたボール72と該ボールを着座部75から離間するよう付勢するスプリング73とを備えたバルブ70をリヤサイドブロック30に設け、ベーン溝の背圧室59に連通するように配した凹部35にバルブ70の着座部75に開口する通路孔76を連通させるとともに、リヤサイドブロック30にはさらにバルブ70のボール収容室74における開状態時のボール72位置よりも上流側に一端が開口し、他端がシリンダ40における圧縮室の吐出口42直前に開口するガス流路78を設けた。
これにより、ロータ50の回転開始時には圧縮室で圧縮された冷媒の圧力がベーン溝56の背圧室59に供給されて、ベーン58を確実にシリンダ40の内周面へ付勢して、起動時のチャタリングを防止するとともに、吐出口42直前の圧縮室で圧縮された高圧冷媒がシリンダ外を迂回することなく直接バルブ70へ供給されるので、極く短時間でバルブ70が閉となり、必要以上の圧力が背圧室59にかかって無用にベーン58の押し付け力を大きくすることも防止される。
【0028】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明は、ベーンロータリ形圧縮機において、ベーン溝の背圧室に連通するように吐出室側のサイドブロックに配した凹部が、バルブを介してシリンダの圧縮室に接続されて、ロータの停止状態ではシリンダの圧縮室とベーン溝の背圧室とが連通状態とされ、ロータが回転開始してバルブを挟む差圧が所定値に達すると圧縮室と背圧室の連通が遮断されるように構成されたものとしたので、ロータの回転開始時にはベーンを確実にシリンダの内周面へ付勢して、起動時のチャタリングを防止するとともに、その後極く短時間でバルブが閉となるから、必要以上の圧力によって無用にベーンの押し付け力が大きくなることも防止され、圧縮機としての能力が十分に発揮される。
【0029】
とくに、バルブは、ボール収容室に収容されたボール72と該ボールを着座部から離間するよう付勢するスプリングとを備えて吐出室側のサイドブロックに設けるとともに、着座部に開口する通路孔を凹部に連通させ、またバルブのボール収容室における開状態時のボール位置よりも上流側に一端が開口し、他端がシリンダの圧縮室に開口するガス流路を同じ吐出室側のサイドブロックに設けることにより、チャタリング防止の機構がすべて吐出室側のサイドブロック上に構成されるので、コンパクトに実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】図1におけるA−A部断面図である。
【図3】リヤサイドブロックを示す図である。
【図4】バルブの詳細を示す断面図である。
【図5】バルブの作動を示す説明図である。
【図6】バルブの応答性を従来例と比較して示す図である。
【図7】従来例を示す縦断面図である。
【図8】図7におけるC−C部断面図である。
【図9】従来のバルブの配置を示す図である。
【図10】従来のバルブまわりの拡大断面図である。
【符号の説明】
10   コンプレッサケース
11   ハウジング
12   フロントヘッド
13   吸入室
14   冷媒ガス吸入ポート
15   吐出室
16   冷媒ガス吐出ポート
20   フロントサイドブロック
22   吸入口
23   回転軸支持部
24   プーリ
25   電磁クラッチ
26   油路
27   凹部
30   リヤサイドブロック(吐出室側のサイドブロック)
32   貫通支持穴
33   油路
34   連通路
35   凹部
38   ボス部
39   吐出路
40   シリンダ
42   吐出口
43   リードバルブ
44   吐出チャンバ
46   貫通穴
48   圧縮室
50   ロータ
51   回転軸
56   ベーン溝
58   ベーン
59   背圧室
60   サイクロンブロック
62   オイルセパレータ
64   シールリング
65   穴
70   バルブ
72   ボール
73   スプリング
74   ボール収容室
75   着座部
76   通路孔
78   ガス流路
R    密閉空間

Claims (3)

  1. コンプレッサケース内に2つのサイドブロックで挟んで配置した内周面が略楕円形のシリンダ内に、圧縮室を形成する複数のベーンをベーン溝に保持したロータを、その回転軸を両サイドブロックに支持して設け、一方のサイドブロック側に吸入室を、他方のサイドブロック側に吐出室を配した気体圧縮機において、
    前記吐出室側のサイドブロックの前記ロータに対向する面には、前記ベーン溝の背圧室に連通するように配した凹部が設けられ、
    該凹部がバルブを介して前記シリンダの圧縮室に接続されて、
    前記ロータの停止状態では前記シリンダの圧縮室と前記ベーン溝の背圧室とが連通状態とされ、ロータが回転開始して前記バルブを挟む差圧が所定値に達すると前記圧縮室と背圧室の連通が遮断されることを特徴とする気体圧縮機。
  2. 前記バルブが、前記吐出室側のサイドブロックに設けられていることを特徴とする請求項1記載の気体圧縮機。
  3. 前記バルブは、ボール収容室に収容されたボールと該ボールを着座部から離間するよう付勢するスプリングとを備え、前記着座部に開口する通路孔を前記凹部に連通させ、
    前記吐出室側のサイドブロックには、前記バルブのボール収容室における開状態時のボール位置よりも上流側に一端が開口し、他端が前記シリンダの圧縮室に開口するガス流路が設けられていることを特徴とする請求項2記載の気体圧縮機。
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