JP3598210B2 - 可変容量型コンプレッサ - Google Patents

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誠 井尻
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カークーラーなどのエアコンシステムに用いられる可変容量型コンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の可変容量型コンプレッサは、ケーシング内に圧縮機本体が収納され、圧縮機本体は、フロントヘッドとリアサイドブロックとの間に内周略楕円筒状のシリンダを有し、フロントヘッド、リアサイドブロックおよびシリンダによって形成されるシリンダ室内にはロータが回転可能に横架されている。
【0003】
フロントヘッド内には低圧冷媒ガスが吸入される吸入室が形成され、ケーシング内には圧縮後の高圧冷媒ガスを吐出する吐出室が形成され、吐出室の下部には潤滑油が貯溜されている。
【0004】
ロータの周部にはベーンが進退自在に装着され、フロントヘッドとシリンダとの間には、概ね円板状の制御プレートが軸着され、この制御プレートは所定角度内で回転自在にフロントヘッドに支持されている。
【0005】
フロントヘッドには制御プレートを回転させる駆動手段が装着されており、この駆動手段は制御プレートと連動する駆動ピストンを有し、駆動ピストンの一端部は押圧バネが固着され、吸入室に連通している。
【0006】
また、駆動ピストンの他端部にはコントロール室が形成され、このコントロール室には、吸入室圧力に応じて開閉するコントロールバルブを介して吐出室の高圧冷媒ガスあるいはその高圧冷媒ガスと同圧の潤滑油が供給されるようになっている。
【0007】
制御プレートの周縁部の180度対向位置には一対の凹部が形成され、この凹部を通じて吸入室と圧縮室とが連通され、制御プレートは高速運転時および低速運転時において、コンプレッサの出力を一定に保つように圧縮室における低圧冷媒ガスの吸込み容量を制御する。
【0008】
かかる可変容量型コンプレッサにおいては、ロータが回転して圧縮室の容積が変化すると、その容積変化により吸入室の低圧冷媒ガスが吸入され圧縮され、圧縮後の高圧冷媒ガスは、吐出口よりケーシング外部のエアコンシステムに送出される。
【0009】
この場合、制御プレートは、エアコンシステムにおいてロータの回転数に伴い変化する吸入室圧力に応じて高圧冷媒ガスの単位時間当たりの吐出量が一定になるように圧縮室の吸込み容量を制御する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記提案の如き可変容量型コンプレッサの運転が停止すると、エアコンシステム全体が均圧になろうとするため、吸入室圧力が増大する。これにより、コントロールバルブが開き、コントロール室に冷媒ガスあるいは潤滑油が供給され、制御プレートは、圧縮室の吸込み容量を最大にするように回転する。
【0011】
その後、コントロール室圧力と吸入室圧力とが同じになると、駆動ピストンは押圧バネのバネ圧により一方向に移動し、制御プレートは圧縮室の吸込み容量を最小にするように回転する。
【0012】
ところが、図6(a),(b)に示すように、吸入室圧力が約1分以上掛けて徐々に上昇し、コントロール室圧力と同じ(吸入室圧力とコントロール室圧力との差が0.1MPa以下)になるように移行するので、コンプレッサの運転停止後、たとえば〜20秒程度の短時間のうちに運転が再起動されると、起動時の圧縮室の吸込み容量が大きいままであるため、コンプレッサが過剰な起動トルクで再起動されることになる。その結果、コンプレッサに不本意なショック(振動)を生じるという問題点がある。
【0013】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、運転停止後、直ちに再起動されても起動時のショックを防止することができる可変容量型コンプレッサを提供することにある。
【0014】
本発明の上記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本発明は、低圧冷媒ガスを低圧冷媒配管より吸入口を通じて吸入する吸入室と、上記低圧冷媒ガスを圧縮する圧縮室と、一端部に弾性部材が装着されると共に、上記吸入室が連通し、他端部が上記吸入室の圧力変化に基づいて圧力制御可能なコントロール室に臨む駆動ピストンとを備え、上記吸入室の圧力と上記コントロール室の圧力との差圧が小さくなると、上記駆動ピストンを進退し上記圧縮室の容量を小さくする可変容量型コンプレッサにおいて、
上記吸入口に、上記吸入室から上記低圧冷媒配管に冷媒ガスが逆流するのを防止する逆止弁が装着され、コンプレッサの運転停止時に、上記逆止弁が閉じることにより吸入室圧力がコントロール室圧力と瞬時に同じになって弾性部材のバネ圧によって圧縮室の容量が最小になるように駆動ピストンが移動するようにしたことを特徴としている。
【0016】
また、フロントヘッドとリアサイドブロックとの間に設けられた内周略楕円筒状のシリンダと、上記フロントヘッド内に形成され低圧冷媒配管より吸入口を通じて低圧冷媒ガスが吸入される吸入室と、上記フロントヘッド、上記リアサイドブロックおよび上記シリンダにより形成されるシリンダ室と、上記シリンダ室内に回転自在に横架されたロータと、上記ロータの半径方向に進退可能に装着された複数のベーンと、上記シリンダと上記フロントヘッドとの間に所定角度内で回転自在に軸着され、隣接する上記ベーン間に形成される圧縮室の容量を回転角度に応じて増減する制御プレートと、潤滑油が貯溜され上記圧縮室から圧縮後の高圧冷媒ガスが吐出される吐出室と、上記制御プレートに連動する駆動ピストンを有し、上記駆動ピストンの一端部に弾性部材が装着され、かつ上記吸入室が連通すると共に、上記駆動ピストンの他端部にコントロール室が形成され、上記コントロール室に上記吐出室の上記高圧冷媒ガスあるいは上記高圧冷媒ガスと同圧の上記潤滑油がコントロールバルブにより減圧あるいは減圧されずに供給されて、上記制御プレートを駆動する駆動手段とを具備した可変容量型コンプレッサにおいて、
上記吸入口に、上記吸入室から上記低圧冷媒配管に冷媒ガスが逆流するのを防止する逆止弁が装着され、コンプレッサの運転停止時に、上記逆止弁が閉じることにより吸入室圧力がコントロール室圧力と瞬時に同じになって弾性部材のバネ圧によって圧縮室の容量が最小になるように駆動ピストンが移動するようにしたことを特徴としている。
【0017】
従って、本発明の可変容量型コンプレッサでは、吸入室の吸入口に逆止弁が設けられたので、コンプレッサの運転停止時に、吐出室より吸入室に流入される高圧冷媒ガスは吸入室より外部に流出しない。
【0018】
よって、吸入室圧力と吐出室圧力(コントロール室圧力)とが瞬時に同じになり、駆動ピストンは弾性部材により一方向に移動する。これにより、制御プレートは圧縮室の吸込み容量を最小にする方向に回転し、圧縮室の吸込み容量は瞬時に最小になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施の形態を示す可変容量型コンプレッサの断面図、図2は、本発明の一実施の形態を示す可変容量型コンプレッサの制御プレートおよびその駆動手段を説明する図、図3は、本発明の一実施の形態を示す可変容量型コンプレッサの制御プレートと駆動ピストンとの関係を説明する図2の要部側面図、図4は、本発明の一実施の形態を示す可変容量型コンプレッサを用いたエアコンシステムの構成図、図5(a),(b)は、本発明の一実施の形態を示す可変容量型コンプレッサのコントロール室と吸入室との圧力の関係を説明する図および圧縮室の吸込み容量の変化を示す図である。
【0021】
図1に示す可変容量型コンプレッサ40は、ケーシング1の開口端がフロントヘッド2で塞がれ、ケーシング1内には電磁クラッチ3に連結された圧縮機本体4が収納されている。
【0022】
圧縮機本体4はフロントヘッド2とリアサイドブロック6間に内周略楕円筒状のシリンダ7を有し、フロントヘッド2とリアサイドブロック6およびシリンダ7によって形成されるシリンダ室内にはロータ9が回転可能に横架され、ロータ9はフロントヘッド2およびリアサイドブロック6に回転自在に支持されている。
【0023】
ロータ9の周部には、その半径方向にスリット状の図示しない複数のベーン溝が形成され、これらのベーン溝にはベーン12が進退自在にそれぞれ装着されており、ベーン12はロータ9の回転時には遠心力とベーン溝底部の油圧とによりシリンダ7の内壁側に付勢されている。
【0024】
リアサイドブロック6、シリンダ7、ロータ9、ベーン12、後述する制御プレートにより仕切られたシリンダ室の小室は、圧縮室13と称され、ロータ9の回転により容量の大小変化を繰り返す。
【0025】
フロントヘッド2内には、吸入室18が形成され、この吸入室18の上流側には吸入口19が開口され、吸入室18にはエアコンシステムの低圧冷媒ガスが吸入口19より吸入される。また、吸入口19には逆止弁22が装着されている。
【0026】
逆止弁22は、吸入口19の内壁を摺動するカップ状の弁体23と、一端部が弁体23の底部に支持され、他端部が吸入室18に支持された第1のスプリング24とからなり、弁体23は第1のスプリング24により吸入口19に固着されたストッパー25に付勢している。
【0027】
圧縮機本体4の下流側のケーシング1内には、圧縮室13内でロータ9の回転により圧縮された高圧冷媒ガスが吐出される吐出室14が形成され、この吐出室14の上部には高圧冷媒ガスをエアコンシステムに吐出する吐出口15が開口され、吐出口15の下方には高圧冷媒ガスから潤滑油Aを分離するための油分離器16が配設されている。
【0028】
吐出室14の下部には圧縮機本体4の摺動部に供給する潤滑油Aを貯溜した油貯溜室17が形成されている。
【0029】
フロントヘッド2とシリンダ7との間には、概ね円板状の制御プレート20が軸着されており、この制御プレート20は所定角度内で回転自在にフロントヘッド2に支持されている。
【0030】
制御プレート20の周縁部の180度対向位置には一対の凹部21が形成され、この凹部21を通じて吸入室18と圧縮室13とが連通されており、制御プレート20は、高速運転時および低速運転時において、コンプレッサの出力を一定に保つように圧縮室13における低圧冷媒ガスの吸込み容量を制御する。
【0031】
また、制御プレート20には、図2に示すような駆動手段27が装着されている。この駆動手段27は、制御シリンダ28内に駆動ピストン29が摺動可能に挿入され、駆動ピストン29の一端部29aは第2のスプリング30が装着されると共に、吸入室18に臨み、他端部29bは制御シリンダ28内のコントロール室31に臨んでいる。
【0032】
駆動ピストン29の一端部29aには、制御プレート20に固定された駆動ピン32が係合され、制御プレート20と駆動ピストン29とが連動するようになっており、駆動ピストン29は第2のスプリング30により一方向に付勢され、圧縮室13の吸込み容量を最小にする方向に制御プレート20を回転させるようになっている。
【0033】
コントロール室31は、吸入室18の圧力変化に基づいて開閉されるコントロールバルブ33を介して油貯溜室17に連通され、コントロール室31に油貯溜室17の潤滑油Aが吐出室14の高圧冷媒ガス圧により流入されるようになっている。または、コントロール室31には、高圧冷媒ガスが流入されるようになっている。
【0034】
かかる可変容量型コンプレッサ40は、図4に示すようなエアコンシステム100に用いられ、このエアコンシステム100は、可変容量型コンプレッサ40に凝縮器50,膨張弁60,蒸発器70が順次接続され、冷凍サイクルを構成している。なお、図中、80は低圧冷媒配管を示す。
【0035】
従って、可変容量型コンプレッサ40においては、ロータ9が回転して圧縮室13の容積が変化すると、その容積変化により吸入室18の低圧冷媒ガスが吸入され圧縮され、圧縮後の高圧冷媒ガスは、圧縮室13からシリンダ7の図示しない吐出孔、リアサイドブロック6の図示しない吐出連絡路、油分離器16、吐出室14を通過し、吐出口15より凝縮器50,膨張弁60,蒸発器70に順次送られる。
【0036】
この場合、制御プレート20を所定角度回転させることで、高速運転時においては、制御プレート20の凹部21より圧縮室13の低圧冷媒ガスの一部を吸入室18に戻し、高速運転時および低速運転時において、高圧冷媒ガスの単位時間当たりの吐出量が一定になるように圧縮室13の吸込み容量が制御される。
【0037】
また、コンプレッサの運転が停止すると、逆止弁22により吸入口19が閉じられ、吐出室14より吸入室18に流入される高圧冷媒ガスは、吸入室18より外部に流出しないので、図5(a),(b)に示すように、吸入室18の圧力αと吐出室14の圧力(コントロール室圧力)β(図2参照)とは瞬時(たとえば約5秒程度)に同じになる。
【0038】
これにより、駆動ピストン29が第2のスプリング30のバネ圧により一方向に移動すると共に、制御プレート20が駆動ピン32により回転され、圧縮室13の吸込み容量が最小になる。
【0039】
よって、コンプレッサの運転が再起動したとき、圧縮室13の吸込み容量が小さくなっていることから、コンプレッサが低い起動トルクで起動され、コンプレッサ起動時における不本意なショックが防止される。
【0040】
コンプレッサの起動後には、逆止弁22は低圧冷媒ガスの吸入圧およびその噴流力により一方向に押され、吸入口19が開かれた後、低圧冷媒ガスが吸入室18に吸入され、コンプレッサは通常運転される。
【0041】
以上、本発明の実施の形態の可変容量型コンプレッサについて詳述したが、本発明は、上記実施の形態記載の可変容量型コンプレッサに限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載されている発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において種々の変更ができるものである。
【0042】
たとえば、本実施の形態では、ベーンロータリータイプの可変容量型コンプレッサについて説明したが、これに限定されることなく、スクロールタイプ、スルーベーンタイプまたはローリングピストンタイプなどの可変容量型コンプレッサにも適用される。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、本発明の可変容量型コンプレッサによれば、吸入室の吸入口に逆止弁を有するので、コンプレッサの運転停止時に、吐出室より吸入室に流入される高圧冷媒ガスは吸入室より外部に流出しない。
【0044】
よって、吸入室の圧力は瞬時に吐出室の圧力と同じになり、駆動ピストンは弾性部材により一方向に移動し、圧縮室の吸込み容量は瞬時に最小になる。
【0045】
従って、運転停止後、直ちに再起動されても圧縮室の吸込み容量が小さいので、コンプレッサが低い起動トルクで起動される。
【0046】
よって、コンプレッサにおける再起動時のショックを吸入口に逆止弁を設けるという簡単な構造で容易に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す可変容量型コンプレッサの断面図。
【図2】本発明の一実施の形態を示す可変容量型コンプレッサの制御プレートおよびその駆動手段を説明する図。
【図3】本発明の一実施の形態を示す可変容量型コンプレッサの制御プレートと駆動ピストンとの関係を説明する図2の要部側面図。
【図4】本発明の一実施の形態を示す可変容量型コンプレッサを用いたエアコンシステムの構成図。
【図5】(a)は、本発明の一実施の形態を示す可変容量型コンプレッサのコントロール室と吸入室との圧力の関係を説明する図、(b)は、圧縮室の吸込み容量の変化を示す図。
【図6】(a)は、従来の可変容量型コンプレッサのコントロール室と吸入室との圧力の関係を説明する図、(b)は、圧縮室の吸込み容量の変化を示す図。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 フロントヘッド
3 電磁クラッチ
4 圧縮機本体
6 リアサイドブロック
7 シリンダ
9 ロータ
12 ベーン
13 圧縮室
14 吐出室
15 吐出口
16 油分離器
17 油貯溜室
18 吸入室
19 吸入口
20 制御プレート
21 凹部
22 逆止弁
23 弁体
24 第1のスプリング
25 ストッパー
26 通路
27 駆動手段
28 制御シリンダ
29 駆動ピストン
29a 一端部
29b 他端部
30 第2のスプリング
31 コントロール室
32 駆動ピン
33 コントロールバルブ
40 可変容量型コンプレッサ
50 凝縮器
60 膨張弁
70 蒸発器
80 低圧冷媒配管
100 エアコンシステム
A 潤滑油

Claims (2)

  1. 低圧冷媒ガスを低圧冷媒配管より吸入口を通じて吸入する吸入室と、上記低圧冷媒ガスを圧縮する圧縮室と、一端部に弾性部材が装着されると共に、上記吸入室が連通し、他端部が上記吸入室の圧力変化に基づいて圧力制御可能なコントロール室に臨む駆動ピストンとを備え、上記吸入室の圧力と上記コントロール室の圧力との差圧が小さくなると、上記駆動ピストンを進退し上記圧縮室の容量を小さくする可変容量型コンプレッサにおいて、
    上記吸入口に、上記吸入室から上記低圧冷媒配管に冷媒ガスが逆流するのを防止する逆止弁が装着され、コンプレッサの運転停止時に、上記逆止弁が閉じることにより吸入室圧力がコントロール室圧力と瞬時に同じになって弾性部材のバネ圧によって圧縮室の容量が最小になるように駆動ピストンが移動するようにしたことを特徴とする可変容量型コンプレッサ。
  2. フロントヘッドとリアサイドブロックとの間に設けられた内周略楕円筒状のシリンダと、
    上記フロントヘッド内に形成され低圧冷媒配管より吸入口を通じて低圧冷媒ガスが吸入される吸入室と、
    上記フロントヘッド、上記リアサイドブロックおよび上記シリンダにより形成されるシリンダ室と、
    上記シリンダ室内に回転自在に横架されたロータと、
    上記ロータの半径方向に進退可能に装着された複数のベーンと、
    上記シリンダと上記フロントヘッドとの間に所定角度内で回転自在に軸着され、隣接する上記ベーン間に形成される圧縮室の容量を回転角度に応じて増減する制御プレートと、
    潤滑油が貯溜され上記圧縮室から圧縮後の高圧冷媒ガスが吐出される吐出室と、
    上記制御プレートに連動する駆動ピストンを有し、上記駆動ピストンの一端部に弾性部材が装着され、かつ上記吸入室が連通すると共に、上記駆動ピストンの他端部にコントロール室が形成され、上記コントロール室に上記吐出室の上記高圧冷媒ガスあるいは上記高圧冷媒ガスと同圧の上記潤滑油がコントロールバルブにより減圧あるいは減圧されずに供給されて、上記制御プレートを駆動する駆動手段と
    を具備した可変容量型コンプレッサにおいて、
    上記吸入口に、上記吸入室から上記低圧冷媒配管に冷媒ガスが逆流するのを防止する逆止弁が装着され、コンプレッサの運転停止時に、上記逆止弁が閉じることにより吸入室圧力がコントロール室圧力と瞬時に同じになって弾性部材のバネ圧によって圧縮室の容量が最小になるように駆動ピストンが移動するようにしたことを特徴とする可変容量型コンプレッサ。
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