JP2913161B2 - 気体圧縮機 - Google Patents
気体圧縮機Info
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Description
に用いられる気体圧縮機に関する。
気調和装置を模式的に示したものである。この空気調和
装置は、気体圧縮機1、コンデンサ(凝縮器)2、エキ
スパンションバルブ3、エバポレータ(蒸発器)4等か
ら構成されている。この空気調和装置では、気体圧縮機
1で圧縮された冷媒がコンデンサ2で熱を放出すること
で液化され、エキスパンションバルブ3を介してエバポ
レータ4に供給される。この液体は、エバポレータ4で
熱を吸収することで気化され、再び気体圧縮機1で圧縮
されるようになっている。
ようなベーン型の気体圧縮機が使用されている。この気
体圧縮機は、図示しない原動機によってロータ11が回
転駆動されると、エバポレータ4からの冷媒ガスが、吸
入室12からシリンダ室13へと吸い込まれる。この吸
い込まれた冷媒ガスは、ロータ11のスリット(図示せ
ず)に摺動自在に設けられたベーン(図示せず)とシリ
ンダ室13の内壁とで閉じられた空間が縮小されていく
ことにより圧縮される。この圧縮された高圧の冷媒ガス
は、シリンダ室13から吐き出されると油分離器14で
油と分離され、分離された油は吐出室15の底部に形成
される油溜り16に流れ落ち、冷媒ガスのみが吐出室1
5を経てコンデンサ2に供給される。
に、自動車メーカのカープールに車両を放置させておく
と、その車両の中には、空気調和装置を駆動させるため
のA/Cスイッチを入れも、電磁クラッチが作動してロ
ータ11は回転を開始するが、空気調和装置から冷風が
得られないという不都合が、気温等の条件によって、ま
れにはあった。この不都合を解消するために、現地での
実情の調査や、環境試験室での再現試験などを行い、そ
の原因を追求した結果、以下のような理由により上記の
不都合が生ずることがあるということが判明した。
締め切っている場合に、車両内の温度は摂氏80度以上
というように、異常に高くなる。このような状態で空気
調和装置のファン駆動スイッチを入れると、車両内にあ
るエバポレータ4内の油が摂氏80度以上に加熱され、
その油に溶けている冷媒が発泡状態となって放出されて
吸入室12に供給される。すると、本来低圧側である吸
入室12の圧力が、本来高圧側である吐出室15の圧力
よりも高くなり、全てのベーンがロータ11のスリット
内に押し込まれる。この状態でA/Cスイッチを入れて
電磁クラッチを作動させ、ロータ11を回転させても、
ベーンが冷媒ガスの圧縮を行えないことが判明した。
が逆転を生じないようにし、上記の不都合を解消するよ
うにした気体圧縮機を提供することを目的とする。
では、スリット26内に摺動自在に保持された複数のベ
ーン27を有するロータ11と、このロータ11を回転
自在に収容するシリンダ室13と、このシリンダ室13
の吸入側に接続させてシリンダ室13で圧縮すべき気体
を導入する気体導入部(吸入室12など)と、シリンダ
室13の吐出側に接続させてシリンダ室13内で圧縮済
みの気体中から油を分離させて気体を排出させる気体排
出部(吐出室15など)と、この気体排出部の底部に設
けた油溜り16と、この油溜り16の油を、スリット2
6の底部に供給させる油供給路と、気体導入部と油供給
路との間に設け、気体導入部の圧力が油供給路の圧力よ
りも高いときに、気体導入部の圧力と油供給路の圧力と
を同一にする圧力調節部40とを具備したことにより、
前記目的を達成する。また請求項4に記載した発明で
は、スリット26内に摺動自在に保持された複数のベー
ン27を有するロータ11と、このロータ11を回転自
在に収容するシリンダ室13と、このシリンダ室13の
吸入側に接続させてシリンダ室13で圧縮すべき気体を
導入する気体導入部(吸入室12など)と、シリンダ室
13の吐出側に接続させてシリンダ室13内で圧縮済み
の気体中から油を分離させて気体を排出させる気体排出
部(吐出室15など)と、この気体排出部の底部に設け
た油溜り16と、油供給路を経由して油溜り16と接続
され、油溜り16の油をスリット26の底部に供給させ
るベーン背圧室19aと、気体導入部とベーン背圧室1
9aとの間に設け、気体導入部の圧力がベーン背圧室1
9aの圧力よりも高いときに、気体導入部の圧力とベー
ン背圧室19aの圧力とを同一にする圧力調節部40と
を具備したことにより、前記目的を達成する。
路又はベーン背圧室との間に連通路を設け、気体導入部
の圧力が油供給路の圧力よりも高いときに、連通路を連
通状態とする弁体を連通路内に設けるようにするのが良
い。さらに、上記の圧力調節部は、気体導入部と油供給
路又はベーン背圧室との間に設けられ、気体導入部側の
径が大きく油供給路側の径が小さな連通路と、この連通
路のうち径の大きな部分に収納される鋼球43と、連通
路のうち径の大きな部分の開口部側に嵌められるブッシ
ュ45とからなり、ブッシュ45の中央の長手方向には
通孔44が設けられ、この通孔44の終端に続く部分に
は、鋼球43が嵌合して通孔44を塞ぐための円錐台状
の孔46を設けようにしたものが好適である。
て、図1ないし図5を参照して詳細に説明する。図1
は、本発明の実施の形態の気体圧縮機の断面を表し、図
2のB1−B2線の断面である。図2は、図1のA1−
A2線から見た図である。この気体圧縮機は、図1に示
すように、気体圧縮部20と、これを包囲するケーシン
グ21と、フロントヘッド22を備えている。ケーシン
グ21は、一端側が開口しており、この開口部を封止す
るようにフロントヘッド22が取り付けられている。気
体圧縮部20は、軸方向の断面が楕円形状の内周面を有
する筒状のシリンダブロック23と、その両端面に互い
に平行に固着されたフロントサイドブロック24および
リアサイドブロック25とにより構成され、これらによ
って楕円筒状のシリンダ室13が形成されている。
すように、スリット26に摺動自在に保持された5枚の
ベーン27を有するロータ11が収容されている。この
ロータ11の左右に一体のロータ軸11a、11bは、
これらよりも若干径が大きくフロントサイドブロック2
4、リアサイドブロック25に形成された軸支承孔18
a、18bに、それぞれ回転自在に支持されている。ロ
ータ軸11aの端部は、図示しない原動機に接続されて
おり、ロータ11が回転駆動されることで、5枚のベー
ン27が遠心力およびベーン背圧によりシリンダ室13
の内周壁に密着しながら回転して冷媒ガスを圧縮するよ
うに構成されている。
て機能する吸入室12が形成され、この吸入室12に
は、図示しないエバポレータから圧縮すべき冷媒ガスを
吸引する吸気口28が形成されている。フロントサイド
ブロック24には、吸入室12とシリンダ室13とを連
通するフロントサイドブロック吸入口24aが形成さ
れ、このフロントサイドブロック吸入口24aの一部が
シリンダブロック23内に設けられた吸入路23aの入
口側と接続されている。その吸入路23aの出口側は、
リアサイドブロック25に設けられシリンダ室13と連
通するリアサイドブロック吸入口24に接続されてい
る。従って、吸気口28に吸引された冷媒ガス(吸入ガ
ス)は、図示のように、フロントサイドブロック吸入口
24aからシリンダ室13に吸入される一方、フロント
サイドブロック吸入口24a、吸入路23a、およびリ
アサイドブロック吸入口24aを経由してシリンダ室1
3へ吸入される。
うに、吐出孔23bが形成されており、この吐出孔23
bから吐出された冷媒ガスは、リアサイドブロック25
の内部に形成された図示しない通路を通って油分離器1
4に至り、油分離器14で油と分離されるように構成さ
れている。気体圧縮部20とケーシング21との間に
は、気体排出部として機能する吐出室15が形成されて
おり、油分離器14で分離された冷媒ガスが、この吐出
室15に吐出される。吐出室15の上部のケーシング2
1には、吐出口30が形成され、吐出室15内の冷媒ガ
スは、この吐出口30を経由して外部へと吐出され、図
示しないコンデンサに供給されるようになっている。油
分離器14で分離された油は、吐出室15の底部に形成
される油溜まり16内に収容される。
13側の中央には、扇型のベーン背圧室(サライ)19
aが設けられている。このベーン背圧室19aは、軸支
承孔18a、フロントサイドブロック24内に設けた油
供給路17d、シリンダブロック23内に設けた油供給
路17c、リアサイドブロック25内に設けられた油供
給路17a、17bを経由して油溜まり16に接続され
ている。また、リアサイドブロック25のシリンダ室1
3側の中央には、扇型のベーン背圧室19bが設けられ
ている。このベーン背圧室19bは、軸支承孔18b、
リアサイドブロック25内に設けられた油供給路17
a、17bを経由して油溜まり16に接続されている。
室12の圧力がベーン背圧室19aの圧力よりも高くな
ったときに、弁を開いて両者の圧力を同一にする圧力調
節部40が設けられている。この圧力調節部40は、図
3に示すように、フロントサイドブロック24内に、吸
入室12とベーン背圧室19aとを連通するために、吸
入室12側から径の大きな連通路41と、この連通路4
1に続く径の小さな連通路42とを備えている。大きな
連通路41内には鋼球43が収納され、連通路41の開
口部側にはブッシュ45が嵌められている。このブッシ
ュ45の中央の長手方向には通孔44が設けられ、この
通孔44の終端に続く部分には、弁の作用をする鋼球4
3が嵌合して通孔44を塞ぐための円錐台状の孔46が
設けられている。従って、吸入室12の圧力がベーン背
圧室19aの圧力よりも低いときには、図3に示すよう
に、鋼球43が円錐台状の孔46に嵌まって通孔44が
塞がり、逆に、吸入室12の圧力がベーン背圧室19a
の圧力よりも高いときには、鋼球43が図3の位置から
右の方向に移動するので、通孔44が連通状態になる。
動作について説明する。いま、図示しない原動機によっ
てロータ11が回転駆動されると、吸入ガスが吸入口2
8から吸入室12などを経由してシリンダ室13へと吸
い込まれ、ベーン27によって圧縮されて吐出口28か
ら吐出される。この吐出された吸入ガスは、油分離器1
4で油と分離され、吸入ガスのみが吐出室15の吐出口
30から外部へ吐出される。このような気体圧縮機の運
転中には、吐出室15とベーン背圧室19a、19bと
の間に、吐出室15側が高圧の圧力差が生じている。こ
のため、吐出室15の油溜り16の油(潤滑油)は、油
供給路17a、油供給路17b、油供給路17c、油供
給路17d、軸支承孔18a、およびベーン背圧室19
aを経由してスリット26の底部に流れていく。また、
これと同時に、油溜まり16の油は、油供給路17a、
油供給路17b、軸支承孔18b、およびベーン背圧室
19bを経由してスリット26の底部に流れていく。こ
のため、ベーン27は、ロータ11の回転による遠心力
およびスリット26の底部に作用する圧力(ベーン背
圧)によりシリンダ室13の内周壁に密着しながら回転
する。
両に搭載される空気調和装置の気体圧縮機のように、車
両内が高温になるような場合において、気体圧縮機の運
転停止後における、吸入室13の吸入圧力と、吐出室1
5の吐出圧力の一般的な変化を示すと、図4に示すよう
になる。図4に示すように、気体圧縮機の運転を開始
し、時刻T1においてその運転が停止すると、その後、
吸入圧力は徐々に増加していく一方、吐出圧力は徐々に
減少していくが、時刻T2に両圧力は均一になる。しか
し、時刻T2を経過後は、車両内にあるエバポレータ内
の油が高温で加熱され、その油に溶けている冷媒が発砲
状態となって放出されて吸入室12に供給される場合が
ある。この場合、本来低圧側である吸入室12の圧力
が、本来高圧側である吐出室15の圧力よりも高くな
り、前記吸入圧力と吐出圧力との逆転が開始され、吸入
圧力は増加していく一方、吐出圧力は減少していき、時
刻T3に両者の圧力差が最大になる。時刻T3を経過す
ると、その差が徐々に縮まっていき、時刻T4には吸入
圧力と吐出圧力とは均一になり、以後その均一状態を維
持する。このように圧力が推移するため、時刻T2〜時
刻T4の期間は、上述のように吸入室12が高圧で、吐
出室15が低圧の逆転状態になる。このため、圧力調節
部40がない場合には、圧力の逆転が生じた吸入室12
側の圧力によってベーン27がロータ11のスリット2
6内に押し込まれ、電磁クラッチを作動させてロータ1
1を回転させても、ベーン27が冷媒ガスの圧縮を行え
ない。
力調節部40備えている場合には、図5に示すように、
時刻T2で吸入圧力と吐出圧力との逆転が開始されよう
とする。しかし、この逆転の直後に、吸入室12が高圧
で、吐出室15が低圧のために、圧力調節部40の鋼球
43は図3の位置から右側に移動し、通孔44が開状態
になる。このため、吸入室12とベーン背圧室19aと
が連通状態になり、ベーン背圧室19aの圧力が吸入室
12の圧力と同一になるので、時刻T2から時刻T3の
期間に、気体圧縮機の運転を再開すると、ロータ11の
回転による遠心力により、ベーン27がスリット26内
から出るために、ベーン27による冷媒ガスの圧縮が開
始される。
運転中には、吸入室12が低圧で、ベーン背圧室19a
が高圧の状態になるので、鋼球43は図3の位置にな
り、円通孔44を塞ぐので、吸入室12とベーン背圧室
19aとは隔離された状態になる。
よれば、フロントサイドブロック24内に、吸入室12
の圧力がベーン背圧室19aの圧力よりも高くなったと
きに、弁を開いて両者の圧力を同一にする圧力調節部4
0を設けるようにした。このため、従来のように、例え
ば夏場のカープールに置かれた車両に搭載される空気調
和装置に使用される気体圧縮機のように、運転の停止後
に、吸入室12の吸入圧力と吐出室15の吐出圧力との
間で圧力の逆転が生ずるような場合でも、その逆転が防
止されて両圧力が同一になるので、ロータ11の回転に
伴う遠心力によりベーン27がスリット26内から出る
ので、冷媒ガスの圧縮を行うことができる。
40の弁作用を鋼球43とブッシュ44とにより行うよ
うにしたが、圧力差に応じて弁が開閉できるものであれ
ばその構成は問わず、電磁弁などでも良い。また、吸入
室12とベーン背圧室19aの圧力が逆転する時刻T2
の前(気体圧縮機の停止から5分後、6分後、または7
分後など)に電磁弁などで強制的に吸入室12とベーン
背圧室19aの圧力を均一にするようにしても良い。さ
らに、上記の実施の形態では、圧力調節部40をフロン
トサイドブロック24内に設けるようにしたが、これに
代えて、圧力調節部40を、リアサイドブロック24内
に設け、リヤサイドブロック吸入口25aとベーン背圧
室19bとの間の圧力を、上記実施の形態と同様に調節
するようにしても良い。
によれば、吸入圧力と吐出圧力とが逆転しないようにし
たので、例えば夏場のカープールに置かれた車両に搭載
される空気調和装置に使用される気体圧縮機のように、
運転の停止後に、吸入圧力と吐出圧力との間で圧力の逆
転が生じてベーンの圧縮機能が損なわれ、空気調和装置
の機能が損なわれることを防止できる。
断面を示し、図2のB1−B2線の断面図である。
である。
止後の吸入圧力と吐出圧力の関係を示す図である。
の吸入圧力と吐出圧力の関係を示す図である。
式的に示した図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 スリット内に摺動自在に保持された複数
のベーンを有するロータと、 このロータを回転自在に収容するシリンダ室と、 このシリンダ室の吸入側に接続させて前記シリンダ室で
圧縮すべき気体を導入する気体導入部と、 前記シリンダ室の吐出側に接続させて前記シリンダ室内
で圧縮済みの気体中から油を分離させて気体を排出させ
る気体排出部と、 この気体排出部の底部に設けた油溜りと、 この油溜りの油を、前記スリットの底部に供給させる油
供給路と、 前記気体導入部と前記油供給路との間に設け、前記気体
導入部の圧力が前記油供給路の圧力よりも高いときに、
前記気体導入部の圧力と前記油供給路の圧力とを同一に
する圧力調節部と、 を具備したことを特徴とする気体圧縮機。 - 【請求項2】 前記圧力調節部は、前記気体導入部と前
記油供給路との間に連通路を設け、前記気体導入部の圧
力が前記油供給路の圧力よりも高いときに、前記連通路
を連通状態とする弁体を連通路内に設けたことを特徴と
する請求項1記載の気体圧縮機。 - 【請求項3】 前記圧力調節部は、 前記気体導入部と前記油供給路との間に設けられ、前記
気体導入部側の径が大きく前記油供給路側の径が小さな
連通路と、 この連通路のうち径の大きな部分に収納される鋼球と、 前記連通路のうち径の大きな部分の開口部側に嵌められ
るブッシュとからなり、 前記ブッシュの中央の長手方向には通孔が設けられ、こ
の通孔の終端に続く部分には、前記鋼球が嵌合して前記
通孔を塞ぐための円錐台状の孔が設けられていることを
特徴とする請求項1記載の気体圧縮機。 - 【請求項4】 スリット内に摺動自在に保持された複数
のベーンを有するロータと、 このロータを回転自在に収容するシリンダ室と、 このシリンダ室の吸入側に接続させて前記シリンダ室で
圧縮すべき気体を導入する気体導入部と、 前記シリンダ室の吐出側に接続させて前記シリンダ室内
で圧縮済みの気体中から油を分離させて気体を排出させ
る気体排出部と、 この気体排出部の底部に設けた油溜りと、 油供給路を経由して前記油溜りと接続され、前記油溜り
の油を前記スリットの底部に供給させるベーン背圧室
と、 前記気体導入部と前記ベーン背圧室との間に設け、前記
気体導入部の圧力が前記ベーン背圧室の圧力よりも高い
ときに、前記気体導入部の圧力と前記ベーン背圧室の圧
力とを同一にする圧力調節部と、 を具備したことを特徴とする気体圧縮機。 - 【請求項5】 前記圧力調節部は、前記気体導入部と前
記ベーン背圧室との間に連通路を設け、前記気体導入部
の圧力が前記ベーン背圧室の圧力よりも高いときに、前
記連通路を連通状態とする弁体を連通路内に設けたこと
を特徴とする請求項4記載の気体圧縮機。 - 【請求項6】 前記圧力調節部は、 前記気体導入部と前記ベーン背圧室との間に設けられ、
前記気体導入部側の径が大きく前記ベーン背圧室側の径
が小さな連通路と、 この連通路のうち径の大きな部分に収納される鋼球と、 前記連通路のうち径の大きな部分の開口部側に嵌められ
るブッシュとからなり、 前記ブッシュの中央の長手方向には通孔が設けられ、こ
の通孔の終端に続く部分には、前記鋼球が嵌合して前記
通孔を塞ぐための円錐台状の孔が設けられていることを
特徴とする請求項4記載の気体圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31132496A JP2913161B2 (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 気体圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31132496A JP2913161B2 (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 気体圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10141266A JPH10141266A (ja) | 1998-05-26 |
JP2913161B2 true JP2913161B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=18015773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31132496A Expired - Lifetime JP2913161B2 (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 気体圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2913161B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106382765B (zh) * | 2015-07-31 | 2019-05-21 | 钱建忠 | 一种循环管路无油的冷热空调器 |
-
1996
- 1996-11-07 JP JP31132496A patent/JP2913161B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10141266A (ja) | 1998-05-26 |
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