JPS6245456B2 - - Google Patents

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JPS6245456B2
JPS6245456B2 JP3620781A JP3620781A JPS6245456B2 JP S6245456 B2 JPS6245456 B2 JP S6245456B2 JP 3620781 A JP3620781 A JP 3620781A JP 3620781 A JP3620781 A JP 3620781A JP S6245456 B2 JPS6245456 B2 JP S6245456B2
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JP
Japan
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intermediate pressure
gas
port
chamber
injection
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Expired
Application number
JP3620781A
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English (en)
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JPS57150762A (en
Inventor
Fumito Ueno
Kunio Fukuhara
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Kogyo Co Ltd filed Critical Daikin Kogyo Co Ltd
Priority to JP3620781A priority Critical patent/JPS57150762A/ja
Priority to US06/246,857 priority patent/US4344297A/en
Publication of JPS57150762A publication Critical patent/JPS57150762A/ja
Publication of JPS6245456B2 publication Critical patent/JPS6245456B2/ja
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として冷房又は冷暖房可能とした
冷凍装置、詳しくは圧縮機を備え、該圧縮機の容
量を制御し、冷房又は暖房負荷に応じた能力で冷
凍運転が行なえるようにした冷凍装置に関する。
従来、この種冷凍装置において特公昭55―
123958号公報に記載され、また第13,14図に
示すように前記圧縮機70としてロータリー圧縮
機を用い、吸入ポート71と吐出ポート72とを
もつたシリンダ90に、前記各ポート71,72
間のポンピングチヤンバー73に開口する中間圧
ポート74を設けると共に、前記圧縮機70の吸
入ポート71と吐出ポート72とに接続する冷媒
回路には、熱交換器75,76の他、二つに分割
した膨張機構77,78と、これら膨張機構7
7,78の中間位置に介装する気液分離器79と
を設け、この気液分離器79のガス域にガスイン
ジエクシヨン通路80を接続して、この通路80
を前記中間圧ポート74に連通させ、前記気液分
離器79で分離した中間圧のガス冷媒を前記シリ
ンダ90のポンピングチヤンバー73にインジエ
クシヨンして、前記圧縮機70の容量を定格容量
より増大し、冷凍装置の能力をアツプするものが
知られている。
又、更に以上の如く構成する冷凍装置におい
て、前記中間圧ポート74を、前記圧縮機70の
吸入ポート71側に連通させるバイパス通路81
を設けると共に、このバイパス通路81と前記イ
ンジエクシヨン通路80とにそれぞれ電磁開閉弁
82,83を設け、これら各開閉弁82,83の
開閉により、前記気液分離器79で分離した中間
圧のガス冷媒を、前記中間圧ポート74から前記
ポンピングチヤンバー73にインジエクシヨンし
て、冷凍装置の能力をアツプしたり、また、前記
吸入ポート71からポンピングチヤンバー73に
吸入したガス冷媒の1部を、前記中間圧ポート7
4から前記吸入ポート71側にバイパスさせて、
換言すると、前記ポンピングチヤンバー73の有
効容積を減少して冷凍装置の能力をダウンしたり
するものも提案されている。
この冷凍装置によると、前記開閉弁82,83
の開閉により、能力アツプ運転と、能力ダウン運
転とを任意に選択できるものであるが、中間圧の
ガス冷媒をインジエクシヨンさせる場合も、吸入
ガス冷媒の1部をバイパスさせる場合も、前記中
間圧ポート74を用い、かつ、この中間圧ポート
74の孔径を変更することなく、その孔径をその
まゝとして、換言すると同一孔径でインジエクシ
ヨンさせたり、バイパスさせたりしている。又一
方、この孔74を介し通過し得る冷媒量はこの孔
74の径により左右される。
このため、前記中間圧ポート74の孔径は、イ
ンジエクシヨン量と、バイパス量との関連を考慮
して設定しているのであつて、能力アツプに必要
なインジエクシヨン量と、能力ダウンに必要なバ
イパス量とを、互いにとらわれることなく任意に
変更することができないのである。
即ち、前記気液分離器79で発生する中間圧の
ガス冷媒の発生量に対し、インジエクシヨン時、
前記中間圧ポート74を通る中間圧ガスの通過能
力が大きいと、液冷媒がインジエクシヨンするガ
ス冷媒に混入して、液圧縮されることになる。し
かして、前記中間圧ポート74の孔径を、該中間
圧ポート74を通る中間圧ガスの通過能力が前記
気液分離器79でのガス発生量より小さくなる孔
径とすれば、前記した液圧縮の問題は解決できる
が、その反面、前記中間圧ポート74の孔径が小
さくなつて、バイパス時前記ポンピングチヤンバ
ー73から吸入ポート71側にバイパスするガス
冷媒の通過抵抗が大きくなり、所望のバイパス量
が得られない問題が生ずるのである。
尚、前記中間圧ポート74の孔径を、能力ダウ
ンに必要なバイパス量が得られる孔径にすれば、
インジエクシヨン時、液が吸い込まれる問題が生
ずることは云うまでもない。
又、以上の問題については、前記中間圧ポート
74の孔径を、能力ダウンに必要なバイパス量が
得られる孔径とし、そして、前記インジエクシヨ
ン通路80に、キヤピラリーユーブなどの抵抗通
路を設けることにより解決できるかも知れない
が、前記インジエクシヨン通路の構成を複雑と
し、コスト高ともなるもので、前記問題の解決方
法としては良策ではない。また前記した特公昭55
―123958号公報に記載されているように、前記開
閉弁82,83のかわりに流量制御弁を用いて前
記した問題を解決することも考えられるが、前記
したものと同様に構造が複雑となり、コスト高と
なる別の問題を生じるのである。
又一方、この種冷凍装置においては一般に圧縮
機の運転を停止した後再び運転を行なう場合、吐
出ポート側を、吸入ポート側との高低圧が均圧し
ていないと、再起動運転時の起動トルクが増大す
るので、一般には、高低圧の均圧後に再起動を行
なうようにしている。
所が、吐出ポートには吐出弁が設けられてい
て、吸入ポート側と吐出ポート側とが遮断されて
いるので、前記した高低圧の均圧には、一定時間
(例えば5分程度)が必要となつている。
しかして、高低圧間の均圧を早くするには、一
般に、高低圧間に、均圧通路を設け、この均圧通
路に電磁開閉弁を設けて、圧縮機の停止時、前記
電磁開閉弁を開いて、高低圧間の均圧を行なうよ
うにしているのである。
所で、第13,第14図に示した冷凍装置にお
いて、高低圧間の均圧をさせるには、前記バイパ
ス通路81の電磁開閉弁82を閉じ、インジエク
シヨン通路80の電磁開閉弁83を開くことによ
り行なえるが、二つの開閉弁82,83を開閉制
御するため、その制御装置が複雑となる問題があ
るし、また、前記圧縮機70の起動時、能力ダウ
ン運転とし、圧縮機70での仕事量を減らし、起
動負荷を軽減することもできるが、前記した均圧
制御とは逆に、前記バイパス通路81の電磁開閉
弁82を開き、前記インジエクシヨン通路80の
電磁開閉弁83を閉じる開閉制御が必要となり、
前記制御装置を複雑にしているのである。
本発明は、以上の如き従来の冷凍装置における
問題点に鑑み発明したもので、主たる目的は、能
力アツプに必要なインジエクシヨン量と能力ダウ
ンに必要なバイパス量とを、互にとらわれること
なく、任意に、かつ、最適量に設定でき、それで
いて、インジエクシヨン時の液圧縮や、バイパス
時の通過抵抗による効率悪化の問題もなく、所望
の能力制御が行なえる冷凍装置を提供する点にあ
り、また、他の目的は、圧縮機の運転停止時にお
ける高低圧間の均圧を、複雑な制御装置を用いな
くとも容易に行なえ、また、起動時に仕事量を減
らし、起動負荷を軽減させるために能力ダウン運
転を所定時間行なう場合でも、複雑な制御装置を
用いずに容易に行なうことのできる冷凍装置を提
供する点にある。
本発明は、シリンダ室とこのシリンダ室に開口
する吸入ポートと吐出ポート及びこれら吸入ポー
トと吐出ポートとの間のポンピングチヤンバーに
開口する中間圧ポートとを備えたシリンダ及び前
記シリンダ室内で回転するロータを備えたロータ
リ圧縮機と、この圧縮機の吸入ポートと吐出ポー
トとに接続され、熱交換器と二つに分割された膨
張機構及び、これら膨張機構の中間位置に設ける
気液分離器とをもつ冷媒回路、及び、前記気液分
離器のガス域から延び、前記中間圧ポートに連通
する開閉弁をもつたインジエクシヨン通路とを備
えた冷凍装置であつて、前記圧縮機の容量を制御
して能力制御するために、次の構成を組込んだの
である。
即ち、その一つは、前記シリンダに、前記中間
圧ポートに連通する弁室を設けて、この弁室に前
記吸入ポート側に連通するバイパス通路を接続
し、そして、前記弁室に前記中間圧ポートとバイ
パス通路とを開閉する制御弁とこの制御弁を常時
開放させるスプリングとを設けると共に、前記制
御弁に、該制御弁の背面室を前記中間ポートに連
通し、かつ、ガスインジエクシヨンするための連
通孔を設け、かつ、前記背面室に、前記インジエ
クシヨン通路を連通させた構成であり、もう一つ
は、前記気液分離器の膨張機構に対する介装位置
を前記気液分離器で発生する中間圧ガスの、前記
ポンピングチヤンバーへのインジエクシヨンによ
り能力アツプするインジエクシヨン量より、ガス
発生量の多い位置とし、前記連通孔の孔径を、該
連通孔を通る中間圧ガスの通過能力が前記気液分
離器におけるガス発生量より小さくなる孔径とし
た構成である。
以下本発明冷凍装置の実施例を図面に基づいて
説明する。
本発明冷凍装置の基本構造は、第1図に概略的
に示した通りであつて、ロータリー圧縮機1と、
二つの熱交換器2,3、二つに分割した膨張機構
4,5、これら膨張機構4,5の中間位置に設け
る気液分離器6及びアキユムレータ7をもつ冷媒
回路8と、前記気液分離器6のガス域から延び、
前記圧縮機1に接続するガスインジエクシヨン通
路9とを備え、そして、前記圧縮機1には後記す
る容量制御機構を組込み、前記気液分離器6で分
離した中間圧のガス冷媒を、前記インジエクシヨ
ン通路9から前記圧縮機1のポンピングチヤンバ
ーに、前記制御機構を介してインジエクシヨンす
ることにより、能力アツプを行ない、また、前記
容量制御機構を構成するバイパス通路により、前
記ポンピングチヤンバーに吸入されるガス冷媒の
1部を吸入側にバイパスさせることにより能力ダ
ウンを行なうごとく成すのである。
第1図に示したものは、前記冷媒回路7に四路
切換弁10を備え、該切換弁10の切換えによ
り、実線矢印で示した冷房サイクルと、点線矢印
で示した暖房サイクルとを形成し、前記熱交換器
2,3のうち、室内側に設ける室内側熱交換器2
を、冷房サイクルでは蒸発器として冷房を、ま
た、暖房サイクルでは凝縮器として暖房を行なう
ようにしている。
尚、室外側に設ける室外側熱交換器3は、冷房
サイクルにおいて凝縮器となり、暖房サイクルに
おいて蒸発器になるのは云うまでもない。
又、前記膨張機構4,5は、キヤピラリーチユ
ーブを用い、冷房時作用するキヤピラリーチユー
ブを用い、冷房時作用するキヤピラリーチユーブ
4a,5aと、暖房時作用するキヤピラリーチユ
ーブ4b,5bとをそれぞれ並列に接続して構成
しており、前記各キヤピラリチユーブ4a,5
a,4b,5bには、それぞれ逆止弁11,,1
2,13,14を直列に接続している。
又、以上の構成において、前記膨張機構4,5
を構成するキヤピラリチユーブ4a,5a,4
b,5bのうち、前記気液分離器6の前段に位置
するキヤピラリチユーブ4a又は5bの、後段に
位置するキヤピラリチユーブ5a又は4bに対す
る長さを調整することにより、前記気液分離器6
内の冷媒圧力が定まり、この気液分離器6で発生
する中間圧ガスのガス発生量を調節できるのであ
る。
しかして、前記圧縮機1は、第2図乃至第6図
に示したごとく、円筒形ハウジングボデイ20a
と、ハウジングトツプ20b及びハウジングボト
ム20cから成る密閉形ハウジング20に回転子
21a、駆動軸21b、固定子21c等からなる
モータ21と、後記するシリンダブロツク22と
を内装し、前記モータ21の回転子21aに固定
の駆動軸21bを、前記シリンダブロツク22に
貫通させ、前記シリンダブロツク22に内装する
ロータ23を駆動するごとくしたもので、前記シ
リンダブロツク2は、中心部分に前記駆動軸21
bの軸心と同心円とした円形のシリンダ壁をもつ
シリンダ室24aを設けたシリンダボデイ24
と、前記シリンダ室24aを閉鎖する平面をもつ
たフロントヘツド25とリヤヘツド26とから成
り、前記シリンダ室24aに前記駆動軸21bの
軸心に対しエキセントリツクに回転する前記ロー
タ23を内装するのである。
第2図乃至第6図に示した圧縮機1は、ステー
シヨナリーブレード式ロータリー圧縮機であつ
て、前記ロータ23は、前記駆動軸21bから一
体に延びる円形外周面をもつたカム23aと、該
カム23aの外周に嵌合するローラー23bとか
ら構成し、前記カム23aの回転中心を、前記駆
動軸21bの軸心、換言すると前記シリンダ室2
4aの中心に対し偏心させると共に、前記ローラ
ー23bは、前記シリンダ室24aの高さ、換言
すると前記各ヘツド25,26の平面間の長さと
ほゞ等しくし、その外周面を、シリンダ壁に接触
させるのであり、前記駆動軸21bの駆動により
前記ローラー23bのシリンダ壁への接触点O1
が、前記シリンダ壁に沿つて周方向に移動する構
造となつている。
そして、前記シリンダボデイ24には、前記ロ
ーラー23bの外周面と密接状に接触するシリン
ダ表面をもつたブレード27を取付け、このブレ
ード27を挾んで両側の近接した位置に、前記シ
リンダ室24aに開口する吸入ポート28及び吐
出ポート29を設けるのであつて、前記吸入ポー
ト28と吐出ポート29との間には、前記ローラ
ー23bの接触点O1と、前記ブレード27の前
記ローラー23bへの接触点O2とで区画される
ポンピングチヤンバー30を形成している。又、
前記ブレード27は、前記ローラー23bの軸方
向長さと同じ長さの幅をもち、前記シリンダボデ
イ24に形成する案内溝に、摺動自由に支持する
のであつて、前記シリンダボデイ24に一端を支
持する1対のブレードばね31,32により、前
記シリンダ室24a内に突入するように付勢して
おり、前記ブレード27のシーリング表面を、前
記ローラー23bの外周面と常に接触するごとく
成している。
又、前記吸入ポート28は、前記シリンダボデ
イ24の一側に、前記シリンダ壁を貫通して水平
状に設けるのであり、また、前記吐出ポート29
は、前記フロントヘツド25に、前記平面を貫通
して垂直状に設けるのであつて、この吐出ポート
29の前記密閉ハウジング20への開口部には、
一端を前記フロントヘツド25に支持した吐出弁
33を設けている。
又、前記吸入ポート28には、接続管34,3
5の組立体を継手管36を介して結合しており、
前記接続管35には、前記冷媒回路8の低圧側即
ち、前記アキユムレータ7の出口側から延びる吸
入管8aを接続するのであり、前記吐出ポート2
9は、前記吐出弁33を介して前記ハウジング2
0に開口しており、前記吐出ポート29から吐出
されるガス冷媒は、前記ハウジングトツプ20b
に接続す前記冷媒回路8の吐出管8bを介して吐
出されるのである。
常、第2図乃至第6図において、37は、前記
圧縮機1を固定するブラケツト、38は、前記モ
ータ21の固定子21cに給電するターミナル、
39はターミナルガード、40はターミナルカバ
ーであり、また、41は前記モータ21の回転子
21aに固定するバランスウエイト、42は、前
記ハウジングボトム20cに取付けるマグネツト
で、前記ハウジング20の底部に充填する潤滑油
中に混入する鉄粉等を除去するものである。ま
た、43は、前記駆動軸21bの下端に取付ける
油ポンプで、前記潤滑油を、前記駆動軸21bの
中心部に設ける油通路44に吐出するのである。
又、前記油通路44には、前記ロータ23を構成
するカム23aの上下に形成する油室23cに前
記潤滑油を供給する供給路44aと、前記カム2
3aの上下に位置し、前記フロントヘツド25及
びリヤヘツド26と、前記駆動軸21bとの間
に、前記潤滑油を供給する供給路44bとをもつ
ている。
又、45は前記フロントヘツド25の上部を覆
い、吐出ポート29からの冷媒吐出による騒音を
軽減するためのマフラーである。
また、46は前記マフラー45と前記フロント
ヘツド25とを前記シリンダボデイ24に取付け
る取付ボルトであり、47はフロントヘツド25
を前記シリンダボデイ24に取付ける取付ボル
ト、また、48は前記リアヘツド26を前記シリ
ンダボデイ24に取付ける取付ボルトである。
以上説明した圧縮機1の構造は、既知の通りで
あつて、これ以上詳細に説明しなくとも充分理解
できよう。
図面に示した冷凍装置は、以上の如く構成する
圧縮機1に、次に説明する容量制御機構を組込む
のである。
この容量制御機構は、前記シリンダブロツク2
2に、前記ポンピングチヤンバー30に開口する
中間圧ポート51を設けると共に、この中間圧ポ
ート51に連通する弁室52を設け、そして、前
記弁室52から前記吸入ポート28又はその近く
に延びて開口するバイパス通路53を設け、前記
弁室52には、前記中間圧ポート51とバイパス
通路53とを開閉する制御弁54と、この制御弁
54を常時開放する方向に付勢するスプリング5
5とを内装し、前記制御弁54に、該制御弁54
の背面室56を、前記中間圧ポート51に連通
し、前記中間圧ポート51から前記ポンピングチ
ヤンバー30に中間圧のガス冷媒をインジエクシ
ヨンする連通孔57を設けて構成するのである。
そして、前記インジエクシヨン通路9を、前記
背面室56に連通し、かつ、前記インジエクシヨ
ン通路9に、主として電磁弁から成る開閉弁58
を介装するのであり、また、前記気液分離器6の
前記膨張機構4,5に対する介装位置を、前記気
液分離器6で発生する中間圧ガスのガス発生量
が、前記ポンピングチヤンバー30へのインジエ
クシヨンにより能力アツプするインジエクシヨン
量より若干多い位置とし、かつ、前記連通孔57
の孔径を、該連通孔57を通る中間圧ガスの通過
能力が、前記気液分離器6におけるガス発生量よ
り小さくなる孔径とするのである。
しかして、以上の構成において、前記制御弁3
4は、前記弁室52に移動自由に内装するのであ
つて、第3,4図のごとく主としてフインガーバ
ルブ形式のものを用い、下部に形成するフランジ
により、前記スプリング55を受止めると共に、
前記フランジの下面にシール材59を設けて、こ
のシール材59と、前記弁室52の下端部に螺合
する盲蓋60との間に、前記背面室56を形成す
るのである。しかして、この背面室56に中間圧
のガス冷媒が導入されると、前記連通孔57を介
して中間圧のガス冷媒が前記ポンピングチヤンバ
ー30へ流れ、該制御弁54の前後に差圧が生
じ、前記制御弁54が前記中間圧ポート51の方
向に移動して、前記制御弁54の先端に設けるコ
ーン形シール面により、前記中間圧ポート51と
弁室52、換言すると前記バイパス通路53との
連通を遮断し、前記連通孔57から中間圧の前記
冷媒ガスを、前記ポンピングチヤンバー30にイ
ンジエクシヨンできるようになつており、前記ガ
ス冷媒の背面室56への導入がなくなると、前記
連通孔57を介し前記制御弁の前後が均圧され、
前記スプリング55の作用で、前記制御弁54が
前記中間圧ポート51から離れる方向に移動し
て、前記バイパス通路53を弁室52を介して前
記中間圧ポート51に連通し、前記ロータ23の
回転に伴い、この中間圧ポート51から弁室52
及びバイパス通路53を経て、前記ポンピングチ
ヤンバー30内のガス冷媒の1部を前記吸入ポー
ト28側へバイパスできるようになしている。
上記の如く、インジエクシヨンは、前記連通孔
57を介して行なえ、バイパスは中間圧ポート5
1を介して行なえるので、換言すると、インジエ
クシヨン時には、前記中間圧ポート51の孔径に
関係なく行なえ、また、バイパス時には前記連通
孔57と関係なく行なえるので、前記中間圧ポー
ト51の孔径は、バイパス時、最大効率が得られ
る孔径に設定できるのである。つまり、インジエ
クシヨン量及びバイパス量は、それぞれ独立して
各別に設定できるのである。
従つて、能力アツプに必要なインジエクシヨン
量と、能力ダウンに必要なバイパス量とを最適量
にできるのであつて、インジエクシヨン時の液圧
縮や、バイパス時の効率悪化の問題は生じないの
である。
しかして、前記バイパス通路53及び前記中間
圧ポート51から前記弁室52を経て前記バイパ
ス通路53に至る部分の通路断面積は、前記制御
弁54の連通孔57の孔径より大きくするのであ
つて、前記連通孔57の孔径を、約1.8m/mと
した場合、前記中間圧ポート51の孔径は、約
2.8m/mに設定するのが好ましい。
又、前記背面室56を、前記インジエクシヨン
通路9に連通するのは、第3,4図のごとく前記
シリンダボデイ24と、前記リヤヘツド26とに
連絡路61を設けて、この連絡路61の下端部
を、前記背面室56に開口させると共に、前記連
絡路61の上端部を、前記シリンダボデイ24の
側面に開口させ、この開口部に、前記ハウジング
ボデイ20aを貫通する接続管62を取付け、こ
の接続管62に継手管63を介して、前記インジ
エクシヨン通路9を接続して行なうのである。
又、前記中間圧ポート51は、主として図に示
したごとくリヤヘツド26又は図示していないが
フロントヘツド25に、これら各ヘツド26又は
25の平面に対し直角状に設けるのであり、この
中間圧ポート51に連通する弁室52も、前記中
間圧ポート51と同方向に設け、そして、前記バ
イパス通路53は、前記弁室52の中間位置で、
前記弁室52の長さ方向と直角に連通させるので
ある。
尚第1図において中間圧ポート51及び吐出ポ
ート29は、シリンダ室24aに対し側方に設け
たように示しているが、第1図においては理解を
早めるために概略的に表わしたもので、実質上
は、前記したごとく前記ヘツド26又は25の平
面に対し直角状に設けるのである。
次に、前記中間圧ポート51の形成位置につい
て説明する。
前記圧縮機1において、前記ロータ23の1回
転ごとに1回の吐出が行なわれるのであるが、一
つのポンピングチヤンバー30についてみてみる
と、第7図乃至第10図のごとく、前記ロータ2
3の2回転で吐出されるようになつている。
即ち、第7図のごとく前記ロータ23のシリン
ダー壁への接触点O1が前記ブレード27のロー
タ23への接触点O2に位置する角度位置を基点
0゜とした場合、この基点位置では、前記ポンピ
ングチヤンバー30の容積は零であり、この基点
位置から前記接触点O1が吸入ポート28の開口
位置に入ると、以後前記ポンピングチヤンバー3
0の容積が増大して前記吸入ポート28からガス
冷媒が吸込まれる。そして、第9図のごとく前記
基点位置からロータ23が390度回転して、前記
接触点O1が前記吸入ポート28を通過した時吸
入が終了するのである。このとき、前記ポンピン
グチヤンバー30は最大容積となる。その後は前
記ロータ23の回転により前記ポンピングチヤン
バー30の容積は減少して吸込んだ前記ガス冷媒
を圧縮し、前記ロータ23が基点位置に対し例え
ば585度回転した位置で前記吐出弁33が開き、
圧縮した高圧のガス冷媒の吐出を開始し、前記接
触点O1が第7図の位置に戻ると、即ち、ロータ
23が基点位置から720度回転した時、吐出が終
了するのである。
以上の如く動作する圧縮機1において、前記中
間圧ポート51は、前記ロータ23のエキセント
リツクな回転により、ロータ23により開閉され
るもので、前記中間圧ポート51の位置を決める
には、先ず、前記圧縮工程において、前記吐出弁
33が開く角度位置の手前であり、かつ、ポンピ
ングチヤンバー30内の圧力が前記気液分離器6
内の圧力以下の範囲内にある位置であり、更に前
記ロータ23により閉じられる位置とするのであ
り、しかも、前記ロータ23は、カム23aとロ
ーラー23bとにより形成し、前記カム23aと
ローラー23bとの間には、油室23cがあつ
て、高圧の潤滑油が供給されているのであるか
ら、前記駆動軸21bを中心に、該中心から前記
接触点Oへ結ぶ線上におけるローラー23bの内
面に至る寸法を半径として描いた仮想円より半径
方向外側の位置とするのである。
そして、更に、前記吸入工程において、前記ロ
ータ23により中間圧ポート51が開き始める寸
前の角度位置、即ち第8図に示したごとく、基点
位置に対し接触点O1が300度回転した角度位置か
ら、第9図のごとく吸入工程が終了する角度位置
390゜位置に至る角度範囲をリターン角とし、前
記吸入工程の終了時の角度位置から圧縮工程に入
り、この圧縮工程で前記ロータ23により前記中
間ポート51が閉じられるまでの角度位置即ち、
吐出弁33が開く角度位置の手前の位置であつ
て、第10図に示したごとく基点位置に対し、前
記接触点O1が522度回転した角度位置に至る角度
範囲をインジエクシヨン角とした場合、インジエ
クシヨン角が、前記リターン角より大きくなる位
置に設定するのである。
尚、第8図乃至第10図において、リターン角
は90度であり、インジエクシヨン角は132度であ
る。
又、前記中間圧ポート51は、前記ロータ23
が前記リターン角及びインジエクシヨン角の範囲
にあるとき、前記ポンピングチヤンバー30に開
口しているのであつて、中間圧のガス冷媒をイン
ジエクシヨンする場合吸入工程にあるリターン角
の始点位置でインジエクシヨンが開始され、イン
ジエクシヨン角の終点位置でインジエクシヨンが
終了するのである。
しかして、前記ロータ23がリターン角にある
とき、前記ポンピングチヤンバー30には、前記
吸入ポート28と中間圧ポート51とがともに開
口することになるので、インジエクシヨンされる
ガス冷媒により、吸入ガス冷媒の吸入量は減少す
るが、前記ポンピングチヤンバー30に吸入され
る吸入量そのものが減少することはない。しか
し、この範囲におけるインジエクシヨンについて
は、能力アツプの効果はないのであるから、前記
リターン角は小さい方が好ましいのである。
また、前記ロータ23がリターン角を通過する
と吸入工程が終り、インジエクシヨン角に入つて
圧縮工程に移る。このインジエクシヨン角におい
ては、前記中間圧ポート51のみが、前記ポンピ
ングチヤンバー30に開口するのであるから、前
記連通孔57から中間圧ポート51を介してイン
ジエクシヨンされる中間圧のガス冷媒のインジエ
クシヨン量が、前記ポンピングチヤンバー30に
収容されるガス量に加算されることになり、前記
圧縮機1の容量が増大して、能力アツプに寄与す
るのである。
従つて、能力アツプに寄与するインジエクシヨ
ン量は、前記インジエクシヨン角と前記連通孔5
7の孔径とにより決まることになる。
又、前記バイパス通路53を開いて能力ダウン
を行なう場合も同様で、前記吸入ポート28と中
間圧ポート51とがともにポンピングチヤンバー
30に開口しているリターン角においては、前記
各ポート28,30から吸入されるだけで、容量
の減少はない。
そして、インジエクシヨン角に入ると、中間圧
ポート51のみが前記ポンピングチヤンバー30
に開口すると共に、このチヤンバー30の容積は
ロータ23の回転とともに減小するのであるか
ら、容積減少に見合うガス冷媒が前記中間圧ポー
ト51からバイパス通路53にバイパスされ、前
記ポンピングチヤンバー30に収容されるガス冷
媒は、殆んど圧縮されないのであり、前記インジ
エクシヨン角を通過した後、即ち、バイパス終了
後の圧縮工程においてのみ圧縮されて吐出ポート
29から吐出されるのであつて、前記圧縮機1の
容量は、前記インジエクシヨン角の容積分だけ減
少し、能力ダウンとなるのである。
従つて、能力ダウンするためのバイパス量は、
前記インジエクシヨン角と、中間圧ポート51の
孔径とにより決まることになる。
尚、前記中間圧ポート51の孔径により、前記
リターン角とインジエクシヨン角とが影響を受け
るので、前記インジエクシヨン角は前記孔径を考
慮して決める必要がある。
最後に、以上の如く構成する冷凍装置の作用・
効果について説明する。
能力アツプ及び能力ダウンの制御は、前記イン
ジエクシヨン通路9に介装した一つの開閉弁58
の開閉のみにより行なうのであつて、前記開閉弁
58を開くと、前記気液分離器6で分離した中間
圧のガス冷媒が、前記制御弁54の背面室56に
導入され、前記したごとく前記バイパス通路53
を閉じ、前記制御弁54の連通孔57を介して中
間圧のガス冷媒が、前記ポンピングチヤンバー3
0にインジエクシヨンされ、能力アツプが行なえ
るのであり、また、前記開閉弁58を閉じると、
前記背面室56にはガス冷媒の導入がなくなるの
で、前記背面室56は、前記連通孔57を介して
連通する前記中間圧ポート51と同圧になり、前
記制御弁54が前記スプリング55の作用で開
き、前記バイパス通路53が、前記中間圧ポート
51を介してポンピングチヤンバー30に連通
し、このポンピングチヤンバー30のガス冷媒
が、バイパス通路53にバイパスされ、能力ダウ
ンが行なえるのである。
次に、中間圧ガスのインジエクシヨンにより能
力アツプが行なわれることについて、第12図に
示したモリエル線図により更に説明する。
第12図において〜は、冷凍サイクルを示
し、は圧縮機1の吐出ポート29から吐出した
高圧ガス冷媒、は凝縮器となる熱交換器2又は
3の出口側における高圧液冷媒、は、前段側膨
張機構4又は5で中間圧に減圧された液ガス混合
冷媒、は前記気液分離器6で分離された中間圧
の液冷媒、は後段側膨張機構5又は4で低圧に
減圧された液ガス混合冷媒、は蒸発器となる熱
交換器3又は2の出口側で、圧縮機1の吸入ポー
ト28から吸入される低圧ガス冷媒の状態を示し
ており、又は前記気液分離器6で分離された中
間圧のガス冷媒を示している。
しかして、インジエクシヨン時、前記気液分離
器6で分離された中間圧のガス冷媒を、前記ポ
ンピングチヤンバー30にインジエクシヨンする
のであるから、このインジエクシヨン量をgと
し、前記気液分離器6から後段側膨張機構5又は
4、蒸発器となる熱交換器3又は2を経て圧縮機
1の吸入ポート28に戻る冷媒――の循環
量をGとしたとき、前記圧縮機1の吐出ポート2
9から吐出される高圧ガス冷媒の吐出量は、G
+gとなり、前記インジエクシヨン量gだけ吐出
量が増大することになる。
従つて暖房時においては、凝縮作用をする室内
側熱交換器2を流れる冷媒量が増し、暖房能力が
アツプするのであり、また、冷房時においては、
前記気液分離器6で分離された中間圧の液冷媒
は、第12図モリエル線図のごとく飽和液線上に
なり、Δiだけ蒸発潜熱が増大するのであつて、
冷房能力もアツプできるのである。
又、以上の如く行なう冷凍装置の運転におい
て、前記圧縮機1の駆動を停止する場合、前記開
閉弁58を閉じることにより、前記制御弁54
は、スプリング55の作用で自動的に開いて、前
記バイパス通路53が開くので、高低圧間が迅速
に均圧されることになるのであつて、複雑な制御
装置を用いることなく、一つの前記開閉弁58の
制御により簡単に均圧が可能となるのである。
また、起動時、一定時間能力ダウン運転をすれ
ば、起動負荷を軽減できるが、この制御も、一つ
の前記開閉弁58を一定時間閉じるごとく制御す
るだけで行なえるのであつて、複雑な制御装置を
用いなくとも、起動負荷の軽減が可能となるので
ある。又、起動時の負荷軽減だけについていえ
ば、上記の如く開閉弁58を一定時間閉じるとい
う制御なしでも行なえる。即ち、起動時は、気液
分離器6内の中間圧力が上昇するのに、また、吸
入圧力が低下するのにそれぞれ時間がかかるの
で、この間は前記開閉弁58が開いても、前記中
間圧力及び吸入圧力に達するまでの間は、前記ス
プリング55により、前記制御弁54は開いてお
り、自動的に起動負荷が軽減される。
以上説明した実施例は、ステーシヨナリーブレ
ード式ロータリ圧縮機を用いたものであるが、ロ
ータリーブレード式ロータリー圧縮機を用いても
よい。
このロータリーブレード式ロータリー圧縮機は
第11図のごとくシリンダボデイ64に形成する
シリンダ室64aの中心を、前記駆動軸の回転中
心に対し偏心させ、前記駆動軸に、該軸の中心と
同心円としたロータ65を設けると共に、このロ
ータ65に、2枚のブレード66,67を、摺動
自由に支持したものである。
この形式の圧縮機の場合、ポンピングチヤンバ
ー30Aは、二つのブレード66,67間に形成
されるもので、一つのポンピングチヤンバー30
Aの吸入―圧縮工程は、前記ロータ65の1.5回
転即ち基点位置から540度の角度位置で終了す
る。
又、この形式の圧縮機においても、吸入ポート
28Aと吐出ポート29Aとの中間に中間圧ポー
ト51Aを設けるのであるが、前記形式の圧縮機
1のごとくロータ23がエキセントリツクに回転
せずロータ65の位置が一定しているので、中間
圧ポート51Aの位置はポンピングチヤンバー3
0Aに面する位置とすればよく、円の外側にする
条件は必要でないが、他の条件については、前記
圧縮機1と同様に設定するのである。
以上の如く本発明によると、一つの開閉弁58
の開閉操作のみにより中間圧のガス冷媒のインジ
エクシヨンによる能力アロプが行なえると共に、
吸入ポート側へのバイパスによる能力ダウンが行
なえるのであり、しかも、能力アツプに必要なイ
ンジエクシヨン量は、制御弁54に設ける連通孔
57の孔径により、また、能力ダウンに必要なバ
イパス量は、中間圧ポート51の孔径により、そ
れぞれ各別に設定できるので、互にとらわれるこ
となく、任意で、かつ、最適量にそれぞれ設定で
きるのである。
その上、前記制御弁54の連通孔57を介して
インジエクシヨンするごとく成すと共に、前記分
離器6の介装位置を、該分離器6でのガス発生量
が能力アツプするインジエクシヨン量より多い位
置とし、かつ、前記連通孔57の孔径を、該連通
孔57を通る中間圧ガスの通過能力が、前記ガス
発生量より小さくなる孔径としたのであるから、
前記インジエクシヨン通路9に、キヤピラリチユ
ーブなどの制御機構を用いなくとも、液冷媒を吸
込んで液圧縮が生ずるという問題を解決できるの
であり、しかも、前記制御弁54により、前記バ
イパス通路53を開閉するのであるから、複雑な
制御装置を用いなくとも前記インジエクシヨン通
路9に設ける一つの開閉弁58の開閉操作のみに
より、前記バイパス通路53を直ちに均圧通路と
して利用できるし、また、起動時は、前記制御弁
54の連通孔57を介して制御弁の前後の圧力が
ほゞ均圧し、スプリング55によつて制御弁54
が開いているので、前記開閉弁58の操作とは関
係なく自動的に起動負荷軽減が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略説明図、
第2図は第1図で用いる圧縮機で、ハウジングボ
トムを取外した状態の底面図、第3図は、第2図
のA―B―C―D―Eを結ぶ線に沿つて断面し、
かつ、ハウジングボトムを取付けた状態の断面
図、第4図は、同じく第2図のA―R―P―D―
Nを結ぶ線に沿つて断面し、1部を省略した部分
断面図、第5図は、第3図F―G線における断面
図、第6図は第3図H―J線に沿つて断面して、
モータ固定子を省略し、かつ、マフラーの1部を
切欠した断面図、第7図乃至第10図は圧縮機の
吸入―圧縮工程を説明する説明図、第11図は圧
縮機の別の実施例を示すもので、第7図に対応し
た概略説明図、第12図はモリエル線図、第13
図は従来例を示す冷媒回路図、第14図は同説明
図である。 1……圧縮機、4,5……膨張機構、6……気
液分離器、8……冷媒回路、9……ガスインジエ
クシヨン通路、24a……シリンダ室、28……
吸入ポート、29……吐出ポート、30……ポン
ピングチヤンバー、51……中間圧ポート、52
……弁室、53……バイパス通路、54……制御
弁、55……スプリング、56……背面室、57
……連通孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリンダ室24aに開口する吸入ポート28
    と吐出ポート29及び、これら吸入ポート28と
    吐出ポート29との間のポンピングチヤンバー3
    0に中間圧ポート51をもつロータリー圧縮機1
    と、この圧縮機1の吸入ポート28及び吐出ポー
    ト29に接続され、二つに分割された膨張機構
    4,5の中間位置に気液分離器6をもつ冷媒回路
    8と、前記気液分離器6のガス域から延び、前記
    中間圧ポート51に連通する開閉弁58をもつた
    インジエクシヨン通路9とを備え、前記中間圧ポ
    ート51に連通する弁室52と、該弁室52から
    前記吸入ポート28側に延びるバイパス通路53
    とを設けると共に、前記弁室52に、前記中間圧
    ポート51とバイパス通路53とを開閉する制御
    弁54と、該制御弁54を常時開放するスプリン
    グ55とを内装し、前記制御弁54に、該制御弁
    54の背面室56を前記中間圧ポート51に連通
    する連通孔57を設け、前記背面室56に前記イ
    ンジエクシヨン通路9を接続する一方、前記気液
    分離器6の膨張機構4,5に対する介装位置を、
    前記気液分離器6で発生する中間圧ガス量が前記
    ポンピングチヤンバー30へのインジエクシヨン
    により能力を向上するインジエクシヨン量より多
    くなる位置とし、かつ、前記連通孔57の孔径
    を、該連通孔57を通る中間圧ガスの通過量が前
    記気液分離器6におけるガス発生量より小さくな
    る孔径としたことを特徴とする冷凍装置。
JP3620781A 1980-03-20 1981-03-12 Refrigerating plant Granted JPS57150762A (en)

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JP3620781A JPS57150762A (en) 1981-03-12 1981-03-12 Refrigerating plant
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Families Citing this family (5)

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JPS6050350A (ja) * 1983-08-30 1985-03-20 株式会社デンソー 容量可変コンプレッサを用いた冷凍装置
GB8511729D0 (en) * 1985-05-09 1985-06-19 Svenska Rotor Maskiner Ab Screw rotor compressor
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JP4655051B2 (ja) * 2007-02-07 2011-03-23 ダイキン工業株式会社 回転式圧縮機

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