JPH06280766A - 多段回転圧縮機 - Google Patents

多段回転圧縮機

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JPH06280766A
JPH06280766A JP5333019A JP33301993A JPH06280766A JP H06280766 A JPH06280766 A JP H06280766A JP 5333019 A JP5333019 A JP 5333019A JP 33301993 A JP33301993 A JP 33301993A JP H06280766 A JPH06280766 A JP H06280766A
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    • F04C23/001Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids of similar working principle

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転上の要求により圧縮機の容量を変更する
ように構成された多段回転圧縮機を提供する。 【構成】 この多段回転圧縮機は、ポンプ空洞部(3
6)を有するハウジング(34)と、この空洞部内の旋
回ないし軌道リングピストン(20)と、軌道リングピ
ストン(20)内にハウジング(34)により担持され
た円筒形のポスト(38)と、軌道リングピストンの外
面(24)と係合して空洞部´(36)に1対の一次ポ
ンプ室を形成するベーン(60、60´)と、軌道リン
グピストンの内面(26)と接触して1対の二次ポンプ
室を形成する第2の組の内側のベーン(78、90)
と、圧縮機の運転上の要求により圧縮機の異なるポンプ
容量を確立するために外側のベーンの各々を選択的に使
用できなくする容量制御装置(112、126)とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷媒ガス圧縮機に関し、
特に自動車の環境(空調)制御装置用の回転ピストン圧
縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のための環境制御技術において
は、フレオンガスのような冷媒を加圧するために往復動
ピストン圧縮機を設けることが知られている。また、往
復動ピストンによりひき起こされる振動を減少させる傾
向のあるスクロール型圧縮機を使用して、より高い容積
効率と機械効率を得る慣行も知られている。このような
慣用圧縮機の動的な挙動は、文献、例えば、1986年
8月4日−7日にパーデュー大学で開催された1986
年国際圧縮機工学協議会にて発行された「スクロール圧
縮機の動的挙動に関する研究」と題する論文の第3巻に
記載されている。この論文の著者は石井、福島、佐野お
よび沢井氏である。
【0003】自動車用空気調和装置の冷媒としてフレオ
ンガスに代わることができる、「R134A」として一
般に知られている代替冷媒の導入に伴って、より高い作
動圧力を供することが必要である。これは、冷媒の密封
に関連する問題をひき起こす傾向がある。また、この代
替冷媒の使用は、フレオンガスを用いた圧縮機に付随す
る効率よりも高い容積効率を与え、かつ、より高温の流
入ガスを取り扱うことを要する。
【0004】「R134A」冷媒ガスを特に使用するよ
うになった圧縮機の一例が、本発明の譲受人に譲渡され
た米国特許第5,015,161号明細書に開示されて
いる。この米国特許第5,015,161号明細書は、
より高い圧縮レベルにあるにもかかわらず、内部の漏洩
が極めて少なく、高い総合作動効率のある冷媒ガス圧縮
機が記載している。米国特許第5,015,161号の
圧縮機は、回転機構における差圧を減少させて、シール
の問題を軽減する二段回転リングピストンを備えてい
る。米国特許第5,015,161号の構造における回
転ピストンは、圧縮室と内部の円筒形ポストと協働して
二つの第1段圧縮室および二つの第2段圧力室を形成す
る軌道ピストンである。第1段からの送出ガスは第2段
の吸込口に供給される。円筒形のポストとハウジングの
壁部の間に配置された旋回ないし軌道リングピストン
(orbiting ring piston)は、軌
道リングピストンの外面がハウジングの内面と接触しか
つ軌道リングピストンの内面がポストの外面と接触しな
がら、ポストの軸線から偏位した軸線のまわりを回転す
る。
【0005】ハウジング内に滑動可能に装着された外側
の羽根ないしベーンは、軌道リングピストンの外面と係
合して、二つの別個の第1段圧縮室を形成する。内側の
羽根ないしベーンは軌道リングピストンの内面と係合し
ながらポスト上に滑動可能に装着されて、二つの別個の
第2段圧縮室を形成する。第2段の二つの圧縮室は、円
筒形ポストの外面と軌道リングピストンの内面との間の
正接接触点において、一方が他方に対して分離され且つ
動的にシールされる。同様に、第1段の圧縮室は、軌道
リングピストンの外面とハウジングの内面の間の回転す
る正接接触点において、一方が他方に対して分離され且
つ動的にシールされる。
【0006】第1段から吐出された冷媒ガスは、吸込口
を経て第2段に導かれる。第2段から吐出されたガス
は、圧縮機の吐出口を通過して空気調和装置の蒸発器お
よび凝縮器に送られる。
【0007】ベーンとそれぞれの圧縮室の位置は、軌道
リングピストンの可変位置に従って吸込口に対して変化
する。ベーンは、軌道リングピストンの軸線に対してほ
ぼ半径方向へ移動する際に吸込口を開閉するようになっ
ている。
【0008】
【発明の課題および達成するための手段】本発明は、米
国特許第5,015,161号明細書に記載の種類の二
段軌道リングピストン圧縮機の改良である。本発明の圧
縮機は低速度における比較的に高い効率を特徴としてい
る。本発明の圧縮機は、比較的に高い容積および機械効
率を具備して低速度における高い圧力比に適応し得るも
のである。
【0009】本発明の出願人は、本発明の主な特徴に従
って、運転上の要求により圧縮機の容量を変更するよう
に構成された二段旋回ないし軌道リングピストン圧縮機
を提供するものである。従って、空気調和装置の作動環
境により部分負荷のみが要求されるときには、圧縮機を
最大容量で作動させる必要はない。空気調和装置の圧縮
機への動力供給に伴う寄生的な損失が減少する。
【0010】出願人の改良された圧縮機においては、軌
道リングピストンの外周と協働する外側のベーンを選択
的に使用不能にする(disabling)ことによ
り、可変容量制御を行う。2つの外側のベーンの一方ま
たは両方を選択的に使用不能にすることができる。両方
の外側のベーンが完全に作動すると、圧縮機は勿論10
0%の容量で作動する。もしも外側のベーンの一方が不
作動となれば、圧縮機はほぼ70%の容量で作動する。
もしも両方のベーンが不作動となれば、圧縮機はほぼ5
0%の容量で作動する。
【0011】出願人の改良された圧縮機のベーンは、好
適なロック機構によって、選択的に作動され、また不作
動にされる。本発明の出願人は、本明細書に記載した好
ましい実施例においては、外側のベーンを選択的にロッ
クするためにソレノイド制御装置を使用しているが、そ
の他の型式の機構、例えば、圧力で作動するプランジ
ャ、またはもどり止めも使用することができる。圧縮機
容量の一部が要求される場合、一つの外側のベーン用の
制御装置がその外側のベーンの半径方向移動を阻止し
て、それによりそのベーンが軌道リングピストンとの正
接接触から外れた非作動位置に保持される。同様に、第
2の外側のベーンは、第2制御装置によって、そのベー
ンを非作動位置に保持することにより休止させることが
できる。両方のベーンが非作動位置にあるときには、圧
縮機は作用し続けるものの、圧縮機の作動は、内側のベ
ーンと、協働する円筒形ポストと軌道リングピストンの
内面とにより形成された第2段のポンプ作用のみのため
に行われる。
【0012】本発明の出願人は、外側のベーンを使用不
能にするように構成された、軌道リングピストンを使用
する従来技術の圧縮機設計を承知している。この設計の
一例が米国特許第4,397,618号明細書に示され
ている。その米国特許においては、ソレノイドアクチュ
エータが外側のベーンの半径方向移動を阻止して、軌道
リングピストンの圧縮作用を妨げる。この構造は、圧縮
機を完全に不能化するか、或は作動可能にするコンバー
タクラッチの代わりとして意図されている。この構造
は、圧縮機容量を制御する目的のためには使用されな
い。この構造は単なるオン/オフ制御にすぎない。同様
な設計が1984年3月24日付けの日本国特公昭59
−51,187号に示されている。この日本特許公報の
構造は、米国特許4,397,618号の場合のよう
に、圧縮機を作動可能に、また不能化するオン/オフ圧
縮機駆動クラッチの代用となる、ソレノイド作動される
ベーン用ロック装置を含む。
【0013】
【実施例】図1においては、旋回ないし軌道リングピス
トンの駆動軸を符号10により識別してある。駆動軸1
0は、車両の機関のクランク軸により駆動される図示し
ていない駆動プーリと連結されるようになったスプライ
ン部分12を備えている。円筒形の軸受部分14は、後
述する圧縮機ハウジングに形成された円筒形の軸受開口
部内に受け入れられるようになっている。
【0014】クランク部分16は、後程説明するよう
に、軌道リングピストンに形成された軸受開口部内に受
け入れられる円筒形の外面18を備えている。円筒形の
外面18の軸線は、駆動軸10の軸線から図1に示すよ
うな量Δだけ偏位している。
【0015】図3は、クランク部分を有する駆動軸を斜
視図で示す。図6は、等軸をなして隔置された関係にあ
るトルク入力軸、クランク部分および軌道リングピスト
ンを示す。
【0016】図6においては、軌道リングピストン全体
を符号20により識別してある。軌道リングピストン2
0は、円筒形の外面24および円筒形の内面26を有す
る外側リング22を備えている。円筒形のボス28が、
円筒形の外面24および内面26に対して共軸をなして
配置されている。ボス28はラジアルウエブ30により
リング22と連結されている。
【0017】軌道リングピストン20が駆動軸10上に
組み立てられるときに、ボス28が表面18を包囲す
る。ブッシング32が表面18とボス28の円筒形の内
面との間に配置され、それにより軌道リングピストン2
0をクランク部分10上に回転可能に支持する。
【0018】図4においては、圧縮機ハウジング全体を
符号34により識別してある。圧縮機ハウジング34
は、円筒形のポスト38を受け入れる円筒形の圧縮機ポ
ンプ室36を備えている。ポスト38は円筒形の外面を
有し、そしてポンプ室36の内面に対して共軸をなして
いる。
【0019】図5はポスト38の横断面を示す。ポスト
38は符号40で示すような半径方向に延びるプレート
を備えている。プレート40は、ハウジング室36の一
方の軸線の側でハウジング34に固定されている。円筒
形のポスト42がプレート40の一部分を構成してい
る。ベーン用のスロット44が円筒形のポスト42を通
して直径方向に延びている。図7ないし図17について
説明するように、軌道リングピストン20の円筒形の外
面24がハウジング室36の円筒形の内面と接触すると
きに、ポスト42の円筒形の表面46が軌道リングピス
トン20の円筒形の内面26と係合する。
【0020】図6から理解されるように、釣合い重り4
8が、駆動軸10によりクランク部分10と隣接して担
持されている。駆動軸10が回転するときに、ボス28
の軸線上に配置された回転する部材に起因する遠心力
が、釣合い重り48により発生せしめられた遠心力によ
り打ち消され、釣合わされる。
【0021】図7ないし図17においては、ハウジング
開口部36、ポスト38および軌道リングピストンは略
図で示してある。軌道リングピストン20、ポスト38
および室36は、第1ポンプ段および第2ポンプ段を形
成するように協働する。第1ポンプ段の吸入口は符号5
0で示してある。第1ポンプ段の吐出口がハウジング3
4に形成され、符号52で示してある。軌道リングピス
トン20が図7に示した位置にあるときに、軌道リング
ピストン20の円筒形の外面24が、ハウジング室36
の円筒形の内面と接触点54において接触する。ポスト
38の円筒形の外面は、軌道リングピストン20の円筒
形の内面26と点56において接触する。
【0022】ハウジング34には、第1外側ベーン60
を受け入れるスロット58が形成されている。ベーン6
0はポスト38の中心に対して全般的に半径方向に移動
するようになっている。軽いばね62がベーン60の半
径方向の外側端部に作用して、ベーン60を符号64で
示すように軌道リングピストン20の円筒形の外面24
と接触するように押圧している。
【0023】ベーン60は吸入口50と整合する弁凹部
66を有している。ベーン60が半径方向に内方に移動
するときに、凹部66が吸入口50と、ハウジング34
の円筒形の内面36と軌道リングピストン20の円筒形
の外面24の間に配置されたガス室68とを連通する。
【0024】ハウジング34には、スロット58から1
80°の角度を隔てて配置された第2スロット58´が
形成されている。第2外側ベーン60´がスロット58
´内に滑動可能に配置されている。ベーン60´の内側
端部は軌道リングピストン20の外面24と符号64´
で示すように係合している。第2の第1段吐出口52´
が、ハウジング34の室36の内面および軌道リングピ
ストン20の外面24により形成された三日月形のガス
室と連通している。吐出口52´はベーン60´に直接
隣接して配置されている。同様に、吐出口52はベーン
60に直接隣接して配置されている。
【0025】ベーン60´は、吸入口50´と整合する
弁凹部66´を有している。ベーン60´が図7に示し
た位置に配置されたときに、吸入口50´と軌道リング
ピストン20の外面24および開口部36の円筒形の内
面により形成された三日月形の室70との間に連通が確
立される。この三日月形の室70は、第1段吐出口52
´とベーン60´との間に配置された三日月形の室72
と合致している。
【0026】軌道リングピストン20が図7に示すよう
に矢印ωの方向へその軌道通路に沿って回転するとき
に、三日月形の室70の容積が減少するにつれて、三日
月形の室72の容積が漸進的に減少する。この点につい
ては、後程説明する。吐出口52を通過するガスは一方
向弁ないし逆止弁(図示せず)を通して流れる。この逆
止弁は三日月形の室70からの冷媒ガスの移送を許容す
るが、逆流を阻止する。同様に、吐出口52´は室72
からのガスの流れを許容する。吐出口52´には、吐出
口52の場合と同様に、逆流を阻止するために、一方向
弁ないし逆止弁(図示せず)が配置されている。
【0027】三日月形の第2段ポンプ室を符号74で示
してある。第2段ポンプ室74は、ポスト38の外面お
よび軌道リングピストン20の円筒形の内面26により
形成されている。第2段ポンプ室74は、接触点56か
ら第1内側ベーン78の接触点76まで延びている。
【0028】ベーン78は、前述したように、ベーンの
スロット44内に滑動可能に配置されている。ベーン7
8は弁スロット80を備えている。弁スロット80は第
2段吸込口82と三日月形の室74との間の連通を確立
する。弁スロット80の半径方向の外側端縁は、第2段
吸込口82の端縁に形成された弁ランド84と整合する
弁ランド83を形成している。同様に、外側のベーン6
0のベーン用スロット66の半径方向の内側端縁は、吸
入口50の端縁に形成された弁ランド88と整合する弁
ランド86を形成している。
【0029】第2段用の第2内側ベーンを符号90で示
してある。第2内側ベーン90は第1内側ベーン78に
対して180°隔置された位置に配置されている。ベー
ン90およびベーン78は共通のベーン用のスロット4
4内に配置されている。ベーン90の外側端縁は、軌道
リングピストンの円筒形の内面26と符号92で示すよ
うに係合している。別の一つの第2段ガス室94が、ポ
スト38の円筒形の外面および軌道リングピストン20
の円筒形の内面により形成されている。
【0030】第2段ガス室94は、図7から理解される
ように、円筒形の内面26とポスト38の円筒形の外面
との接触点56から、内側のベーン90の接触点92ま
で延びている。
【0031】第2段吐出口96は、軌道リングピストン
がその軌道通路内を移動するときに、ガス室94と連通
する。別の第2段吐出口98が、軌道リングピストン2
0の内面26およびポスト38の外面により形成された
三日月形のポンプ室と連通している。図7に示した軌道
リングピストンの位置においては、図7に示した圧縮機
要素の角位置において第2段の室94または74のいず
れかと対応する三日月形の室100が、ベーン90の接
触点92からベーン78の接触点76まで延びている。
【0032】スロット44内に配置された軽いばね10
2が、内側のベーン90および78を軌道ピストンリン
グの内面26と接触するように押圧している。
【0033】第2段吸込口を符号104で示してある。
この吸込口は第2段吸込口82と対応している。第2段
吸込口104は、ハウジング34に形成された内部のポ
ートおよび通路を通して、第1段吐出口52と連通して
いる。同様に、第1段吐出口52´は、ハウジング34
に形成された内部のポートおよび通路を通して、第2段
吸込口82と連通している。これらの内部のポートおよ
び通路は図には特に開示していない。しかしながら、こ
れらの内部のポートおよび通路は、米国特許第5,01
5,561号明細書に記載の内部のポートおよび通路に
相当している。この明細書の説明を補足するために、こ
の米国特許を参照することができる。
【0034】圧縮機の作動を説明する目的のために、軌
道リングピストンの位置を図7ないし図17において連
続した角位置で示してある。図7においては、軌道リン
グピストンはいわゆる「ゼロ」の角位置にある。もしも
軌道リングピストン20が図7に示した位置から時計回
りの方向に30°回転すれば、軌道リングピストン、ベ
ーン、ポストおよびハウジングのポートは図8に示した
相対位置を占める。そのときに、接触点54は垂直軸線
154および水平軸線156に対して30°移動する。
軸線154および156は駆動軸10の中心108にお
いて交差している。
【0035】図8から理解されるように、ガス室68の
容積は図7に示した容積と比較して増大している。さら
に、外側のベーン60のランド86および88が吸入口
50とガス室68との間に連通を確立する準備をすると
きに、外側のベーン60が半径方向に内方に移動せしめ
られる。同様に、ベーン60´が外方に移動するとき
に、スペース72の容積が減少する。室72の容積が減
少するときに、室72内で圧縮されたガスは、第1段吐
出口52´および逆止弁を通して、第2段吸込口82の
中にポンプ作用で送入される。この目的のために、ハウ
ジング34には、好適な内部通路構造が形成されてい
る。
【0036】軌道リングピストンの時計回りの方向にお
ける30°の移動と同時に、室100の容積が増大する
ので、軌道リングピストン20の内面およびポスト38
の軌道面により形成されたガス室94の容積が減少す
る。ガス室94内で圧縮されたガスは、第2段吐出口9
6を通して吐出される。第2段吸込口104は冷媒ガス
を、ベーン90に形成された弁凹部106を通して室1
00の中に導入する。ベーン90は、スロット44に形
成されたランド110と整合する弁ランド108を有し
ている。第2段吐出口98が拡大する室100の中への
冷媒ガスの逆流を阻止する逆止弁を有しているので、第
2段吐出口98は第2段吸込口82から冷媒ガスを引き
出すことができる。
【0037】軌道リングピストン20が図8の30°の
位置から図9に示した50.85°の位置に移動すると
きに、室100の容積が減少し、その結果、室100内
に発生した圧力が第2段吐出口98の逆止弁を開く。こ
れは室94の容積が減少するので、第2段吐出口96が
その逆止弁を通してガスを吐出し続けるときに起きる。
【0038】外側のベーン60は吸入口50と広がる室
68との間の連通を可能にする。さらに、他方の外側の
ベーン60´は、吸入口50´と広がる室70との間の
連通を確立し続ける。これはベーン60´が半径方向に
外方に移動し続けるときに起きる。
【0039】軌道リングピストン20が図10に示した
60°の位置まで回転せしめられるときに、弁開口部6
6が吸入口50を通して且つ弁ランド86および88を
横切って吸入ガスを導入し続けるので、室68の容積が
さらに広げられる。第1段吐出口52´を通してガスが
吐出されるので、室72の容積が減少し続ける。ポスト
38の外面と軌道リングピストンの内面26との接触点
56は、今や第2段吐出口96と直接隣接して配置され
ている。そのとき、室94内のガスのほぼすべてが第2
段吐出口96の中に吐出される。室74はベーン78の
完全に開いた弁開口部80を通して、第2段吸込口82
と完全に連通する。軌道リングピストンが図11に示し
た90°の位置、図12に示した120°の位置、図1
3に示した150°の位置、そして最終的に図14に示
した180°の位置まで回転せしめられるにつれて、室
74が広がり続ける。第2段吐出口96の逆止弁がこの
ときの冷媒ガスの逆流を阻止する。
【0040】軌道リングピストンが図15に示した21
0°の位置まで移動したときに、弁ランド84および8
3が第2段吸込口82を室74からシールし、室74内
のガスが圧縮され始め、第2段吐出口96の逆止弁が開
く。この作用と同時に、流体が第2段吐出口98からポ
ンプ作用で吐出されるので、室100の容積が漸減す
る。軌道リングピストンが図16に示した246.20
°の位置に達したときに、室100内のほぼすべての流
体が第2段吐出口98を通して排出される。
【0041】図15に示した210°の位置において
は、弁ランド84および83が室74を第2段吸込口8
2からシールして、それにより圧縮の発生を可能にす
る。室74の容積が減少するにつれて、ガスが第2段吐
出口96を通して吐出される。それと同時に、室72内
のガスが第1段吐出口52´を通して吐出されるので、
室72の容積が減少し始める。
【0042】上記の説明から、ポンプ作用が2段で行わ
れることが明らかである。各々の段は二つのポンプ室を
有している。第1段の圧縮室は圧縮されたガスを第2段
圧縮室の吸込口の中に吐出する。第1段において圧縮さ
れたガスは、第2段においてさらに圧縮される。
【0043】本発明の出願人は、図7ないし図17に外
側のベーンの制御装置を示した。この制御装置は、ハウ
ジング34に形成された弁開口部114内に配置された
弁スプール112を備えている。弁スプール112は、
三つの隔置されたランド116、118および120を
含む。吸入通路122は一端部において吸入口50と連
通している。弁スプール112が図7に示すように配置
されたときに、通路122はランド116とランド11
8との間のスペースを通して吸入口50と連通する。同
様に、通路122はランド118とランド120との間
のスペースを通してポンプ室68と連通する。通路12
2はハウジング34に形成された通路124を介して第
2段吸込口104と連通している。
【0044】弁スプール112は、ソレノイドアクチュ
エータ126により弁開口114内で移動させることが
できる。アクチュエータ126は、接極子130を囲む
電磁巻線128を備えている。弁スプール112は、通
常、弁ばね132により左方に押圧されている。ソレノ
イドが付勢されたときに、弁スプール112が右方に移
動され、それにより第2段吸込口104と吸入口50と
の間の連通が遮断される。弁スプール112が左方に移
動されるときに、弁スプールのもどり止め部分134が
ベーン60と係合して、ベーン60を図7に示すように
その最も外側の位置にロックする。これにより、ベーン
60が効果的に使用不能にされる。従って、第1段のた
めの単一の圧縮室のみが確立され、それにより圧縮機の
容量が減少する。第2段吸込口104は前述したように
吸入口50と直接に連通する。この場合には、第2段吸
込口104は第1段吐出口52からガスを供給されな
い。
【0045】本発明の出願人は、外側のベーンの一方を
使用不能にすることにより圧縮機の容量がその最大容量
の約70%に減少することを発見した。この容量は高速
運転のために十分である。この方法で有効容量を減少す
ることにより、圧縮機のエネルギを節約して使用するこ
とができる。このソレノイドにより、事実上、圧縮機が
吸込口104のための別の吸込圧力源を開くことが可能
になる。
【0046】他方の外側のベーン60´用のソレノイド
アクチュエータもまた、他方の外側のベーンを選択的に
作動させかつ不作動化させるために使用することができ
る。このアクチュエータは図7にも例示してある。この
アクチュエータの作用は、ベーン60用のアクチュエー
タについて説明した作用と同じである。
【0047】ベーン60´用のソレノイドアクチュエー
タがベーン60´をその外側位置にロックするときに、
通路124と類似の吸引ガス流路が、吸入口50´と第
2段吸込口82との間に確立される。ベーン60´用の
ソレノイドアクチュエータが付勢されたときに、ベーン
60´が通常の態様で作動する。従って、外側のベーン
のいずれか一方または両方を必要な容量に応じてロック
することができる。もしも最小限の容量が要求されれ
ば、両方のベーンをそれぞれのソレノイドアクチュエー
タにより不作動化させることができる。この場合には、
軌道リングピストンの内面およびポストの外面により確
立された内側の圧縮室は、容量が減少した第2段圧縮室
として作用する。もしも外側のベーンの両方が不作動化
されれば、圧縮機のポンプ容量は最大容量の約50%ま
で減少する。このようにして、ポンプ容量を圧縮機を、
作動させるための実際に必要な容量に合わせて調整し
て、それによりエネルギを節約して使用することが可能
である。
【0048】図18(a)および図18(b)から理解
されるように、内側のベーン90と全く同一の構造とす
ることができる内側のベーン78は、第1段吐出口52
´を第2段吸込口82と接続するハウジング34の内部
通路と連通する側開口部134を備えている。第1段吐
出口52´と第2段吸込口82との間の連通は、前述し
たように、内側のベーン78に形成された弁ランド83
により制御される。
【0049】図19(a)および19(b)から理解さ
れるように、弁60´と全く同一の構造とすることがで
きるベーン60は、ばね62を受け入れるためのばねポ
ケット138が機械加工された中央部分136を含む。
この弁開口66は、図19(b)に示すように、実際に
は、二つの部分からなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】軌道リング圧縮機を駆動するための圧縮機駆動
軸およびクランクの側面図。
【図2】図1の裁断線2の平面から見たときの図1の駆
動軸の端面図。
【図3】図1および図2に示した駆動軸および偏心クラ
ンクの等角図。
【図4】ポンプ作用空洞部内に配置された円筒形の内側
のポストを含む圧縮機ハウジングの一部分を示した図。
【図5】図4の裁断線5の平面に沿って裁った図。
【図6】クランク、軌道リングピストンを駆動するクラ
ンク駆動装置、軌道リングピストンおよび駆動軸を示し
た等角図。
【図7】圧縮機ハウジング、軌道リングピストン、内側
のポスト、内側のベーンおよび外側のベーンを示した組
立略図であり、軌道リングピストンがゼロの角位置にあ
るときの各構成部分の相対位置を示した図。
【図8】図7と同様な略図であり、軌道リングピストン
が図7に示した位置から30°回転したときの各構成部
分の相対位置を示した図。
【図9】図7と同様な略図であり、軌道リングピストン
が図7の位置から50.85°回転したときの各構成部
分の相対位置を示した図。
【図10】図7と同様な略図であり、軌道リングピスト
ンが図7の位置から60°の位置まで回転したときの各
構成部分の相対位置を示した図。
【図11】図7と同様な略図であり、軌道リングピスト
ンが図7の位置から90°回転したときの各構成部分の
相対位置を示した図。
【図12】図7と同様な略図であり、軌道リングピスト
ンが図7の位置から120°回転したときの各構成部分
の相対位置を示した図。
【図13】図7と同様な略図であり、軌道リングピスト
ンが図7の位置から150°回転したときの各構成部分
の相対位置を示した図。
【図14】図7と同様な略図であり、軌道リングピスト
ンが図7の位置から180°回転したときの各構成部分
の相対位置を示した図。
【図15】図7と同様な略図であり、軌道リングピスト
ンが図7の位置から210°回転したときの各構成部分
の相対位置を示した図。
【図16】図7と同様な図であり、軌道リングピストン
が図7の位置から246.20°回転したときの各構成
部分の相対位置を示した図。
【図17】図7と同様な図であり、軌道リングピストン
が図7の位置から330°回転したときの各構成部分の
相対位置を示した図。
【図18】(a)は圧縮機の円筒形のポストと整合する
内側のベーンの端面図。(b)は図18(a)の裁断線
18bの平面から見たときの図18(a)のベーンを示
した図。
【図19】(a)は圧縮機の定置外側ハウジングと滑動
可能に整合する外側のベーンの端面図。(b)は図19
(a)の裁断線19bの平面から見た図。
【符号の説明】
20 軌道リングピストン 24 外面 26 内面 34 圧縮機ハウジング 36 圧縮機ポンプ室 38 ポスト 44 ベーン用スロット 50 第1段吸入口 50´ 第1段吸入口 52 第1段吐出口 52´ 第1段吐出口 58 スロット 58´ スロット 60 外側のベーン 60´ 外側のベーン 68 室 70 室 74 室 78 内側のベーン 82 第2段吸込口 83 ランド 84 ランド 86 ランド 88 ランド 90 内側のベーン 100 室 104 第2段吸込口 112 弁スプール 114 弁開口部 116 弁ランド 118 弁ランド 120 弁ランド 122 ガス吸入通路 126 ソレノイドアクチュエータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道リングピストンガス圧縮機にして、 圧縮機ハウジングおよび該ハウジングに形成された圧縮
    室を備え、前記圧縮室が第1幾何学的軸線を具備した内
    面を有しており、圧縮機がさらに、 前記圧縮室に対してほぼ共軸をなしていて、外面を有す
    るポストと、 前記第1幾何学的軸線に対して偏位した第2幾何学的軸
    線のまわりを軌道移動するように装着された軌道リング
    ピストンであって、前記圧縮室の内面と接触するように
    なった外面、そして前記ポストの前記外面と接触するよ
    うになった内面を有する軌道リングピストンと、 前記ハウジングにより担持され、移動して前記軌道リン
    グピストンの外面と係合するようになった外側のベーン
    と、 前記ポストに装着され、前記軌道リングピストンの内面
    と係合するようになった内側のベーンと、 前記外側のベーンが前記軌道リングピストンおよび前記
    圧縮室と協働して第1と第2圧縮室部分を形成し、前記
    内側のベーンが前記軌道リングピストンおよび前記ポス
    トと協働して第3と第4圧縮室部分を形成することと、 前記ハウジングに形成され、前記第1および第2圧縮室
    部分に連通する別個の第1段吸込口と、前記第3および
    第4圧縮室部分に連通する別個の第2段吸込口と、 前記ハウジングに形成され、前記第1および第2圧縮室
    部分に連通する別個の第2段吸込口と、前記第3および
    第4圧縮室部分に連通する別個の第2段吐出口と、 前記第2段吸込口が前記第1段吐出口に連通しているこ
    とと、 前記外側のベーンの各々を選択的に使用不能にして、そ
    れにより前記外側のベーンが移動して前記軌道リングピ
    ストンと係合しないように保持する手段とを含む軌道リ
    ングピストンガス圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧縮機にして、前記外
    側のベーンが流れ弁ランドを含み、前記第1段吸込口が
    前記流れ弁ランドにより部分的に形成され、それにより
    前記外側のベーンが前記ピストンに向かって移動しない
    ように保持される際に前記第1および第2圧縮室部分へ
    のガスの流れが遮断される圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の圧縮機にして、前記内
    側のベーンが流れ弁ランドを含み、前記第2段吸込口が
    前記内側のベーンの流れ弁ランドにより部分的に形成さ
    れ、それにより前記の内側のベーンが前記ポスト内へ半
    径方向に内方に移動せしめられる際に前記第3および第
    4圧縮室部分へのガスの流れが遮断される圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の圧縮機にして、前記外
    側のベーンを使用不能にする手段が、前記外側のベーン
    まで延びる弁開口部および該弁開口部内の可動弁要素を
    有する弁組立体と、 前記弁要素を前記外側のベーンに向け、また外側ベーン
    から離れるように移動させるソレノイドアクチュエータ
    手段と、 前記第2段吸込口に連通するガス吸入通路構造体と、 前記弁要素が前記アクチュエータ手段により前記外側の
    ベーンから離れて移動せしめられる際に前記ガス吸入通
    路構造体を閉塞するようになった前記弁要素の弁ランド
    とを備える圧縮機。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の圧縮機にして、前記外
    側のベーンを使用不能にする手段が、前記外側のベーン
    まで延びる弁開口部および該弁開口部内の可動弁要素を
    有する弁組立体と、 前記弁要素を前記外側のベーンに向け、また外側ベーン
    から離れるように移動させるソレノイドアクチュエータ
    手段と、 前記第2段吸込口に連通するガス吸入通路構造体と、 前記弁要素が前記アクチュエータ手段により前記外側の
    ベーンから離れて移動せしめられる際に前記ガス吸入通
    路構造体を閉塞するようになった前記弁要素の弁ランド
    とを備える圧縮機。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の圧縮機にして、前記外
    側のベーンを使用不能にする手段が、前記外側のベーン
    まで延びる弁開口部および該弁開口部内の可動弁要素を
    有する弁組立体と、 前記弁要素を前記外側のベーンに向け、また外側ベーン
    から離れるように移動させるソレノイドアクチュエータ
    手段と、 前記第2段吸込口にガスを供給するガス吸入通路構造体
    と、 前記弁要素が前記アクチュエータ手段により前記外側の
    ベーンから離れて移動せしめられるときに前記ガス吸入
    通路構造体を閉塞するようになった前記弁要素の弁ラン
    ドとを備える圧縮機。
  7. 【請求項7】 二段回転ガス圧縮機にして、 ハウジングと、第1軸線を有する円筒形の内面を備えた
    前記ハウジング内の圧縮機空洞部と、 前記第1軸線とほぼ共軸をなしていて、前記内面から半
    径方向に隔置された円筒形の表面を有するポストで、横
    方向のスロットが形成されたポストと、 前記第1軸線から半径方向に偏位した第2軸線のまわり
    に回転移動するように装着された軌道リングピストンで
    あって、前記内面と前記ポストの間の前記空洞部内に配
    置され、前記内面に接触する円筒形の外面および前記ポ
    ストに接触する円筒形の内面を有する軌道リングピスト
    ンと、 前記ハウジングに形成されたベーン用スロットと、該ス
    ロット内で移動して前記ピストンの円筒形外面に接触す
    るように装着された外側のベーンと、 移動して前記円筒形内面と接触するように前記横方向の
    スロット内に装着された内側のベーンと、 前記ハウジングスロット内の前記外側のベーンの移動に
    より開閉されるようになった第1段吸込通路と、 前記横方向のスロット内の前記内側のベーンにより開閉
    されるようになった第2段吸込通路と、 前記ハウジングに形成され、前記第2段吸込通路に連通
    する第1段吐出口と、 前記円筒形外面と接触する前記外側ベーンの移動を阻止
    して、それにより前記ピストンを駆動するために必要な
    トルクの付随的な減少と共に圧縮機の容量を減少させる
    ことができるように前記外側のベーンを使用不能にする
    手段とを備えている二段回転ガス圧縮機。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の二段回転ガス圧縮機に
    して、前記外側のベーンを使用不能にする手段が、前記
    外側のベーンまで延びる弁開口部および該弁開口部内の
    可動弁要素を有する弁組立体と、 前記弁要素を前記外側のベーンに向けて、また外側ベー
    ンから離れるように移動させるソレノイドアクチュエー
    タ手段と、 前記第2段吸込口にガスを供給するガス吸入通路手段
    と、 前記弁要素が前記アクチュエータ手段により前記外側の
    ベーンから離れて移動せしめられるときに前記ガス吸入
    通路手段を閉塞するようになった前記弁要素の弁ランド
    とを備える二段回転ガス圧縮機。
  9. 【請求項9】 二段回転ガス圧縮機にして、 ハウジングと、第1軸線を有する円筒形の内面を備えた
    前記ハウジングの圧縮機空洞部と、 前記第1軸線とほぼ共軸をなしていて、前記内面から半
    径方向に隔置された円筒形の表面を有するポストで、横
    方向のスロットが形成されたポストと、 前記第1軸線から半径方向に偏位した第2軸線のまわり
    に回転移動するように装着された軌道リングピストンで
    あって、前記内面と前記ポストの間の前記空洞部内に配
    置され、前記内面に接触する円筒形の外面および前記ポ
    ストに接触する円筒形の内面を有する軌道リングピスト
    ンと、 前記ハウジングに形成されたベーン用スロットと、該ス
    ロット内で移動して前記ピストンの前記円筒形外面に接
    触するように装着された外側のベーンと、 移動して前記円筒形内面に接触するように前記横方向の
    スロット内に装着された内側のベーンと、 前記ハウジングスロット内の前記外側のベーンの移動に
    より開閉されるようになった第1段吸込通路と、 前記横方向のスロット内の前記内側のベーンの移動によ
    り開閉されるようになった第2段吸込通路と、 前記ハウジングに形成され、前記第2段吸込通路に連通
    する第1段吐出口と、 前記円筒形外面に接触する外側のベーンの移動を阻止し
    て、それにより前記ピストンを駆動するために必要なト
    ルクの付随的な減少と共に圧縮機の容量を減少させるこ
    とができるように前記外側のベーンを使用不能にする手
    段とを備え、 前記ハウジングのベーン用スロットおよび前記外側のベ
    ーンが協働する弁ランドを有し、それにより前記外側の
    ベーンが前記第2軸線から半径方向に外方へ移動せしめ
    られるときに前記圧縮機空洞部へのガスの流れが遮断さ
    れ、 前記内側のベーンおよび前記横方向のスロットが協働す
    る弁ランドを有し、それにより前記内側のベーンが前記
    横方向のスロット内で半径方向に内方へ移動せしめられ
    るときに前記第2段吸込口を通してのガスの流れが遮断
    される二段回転ガス圧縮機。
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