JPH0363397A

JPH0363397A - 土砂の掘削及び搬出装置

Info

Publication number: JPH0363397A
Application number: JP19694089A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Matsukawa; 松川　泰男; Hiroshi Nakajima; 中島　廣; Shuichi Hirano; 修一平野
Original assignee: Sato Kogyo Co Ltd
Current assignee: Sato Kogyo Co Ltd
Priority date: 1989-07-31
Filing date: 1989-07-31
Publication date: 1991-03-19
Anticipated expiration: 2010-05-17
Also published as: JPH0745796B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は推進管の推進時における切羽地山の掘削、及び
搬出装置に係るものである。

（従来の技術）現在使用されている推進管の機械的掘進装置は、管の推
進装置、オーガ回転装置等が同一架台上に設置され、同
回転装置によって管の長手方向に延びる長いスクリュウ
オーガを回転させることによって切羽地山を掘削し、掘
削土を後方に搬送するように構成されている。

（発明が解決しようとする課題）前記従来の装置は、推進管の推進装置、オーガ回転装置
が同一架台上に設置されているため、機械が大型化し、
重量が大となり、構造が複雑になる。

また土砂の搬出を長尺のスクリュウオーガを回転させて
行なうため、大きな動力と剛強な構造を必要とする６更にスクリュウオーガは、土砂運搬用羽根は小さく、回
転軸が大径となっているので、スクリュウオーガに送入
する掘削土砂スペースが小さく、運転時に土砂の封塞を
生起し、効率が悪く、また搬送されるべき礫径が制限さ
れる。

更にまた軟弱地盤における推進管の方向制御が困難であ
る。

本発明は前記従来技術による問題点を解決するために提
案されたもので、その目的とする処は構造が簡単で土砂
の掘削効率が高く、推進管の方向制御が可能な経済性の
高い土砂の掘削搬出装置を提供する点にある。

（課題を解決するための手段）前記の目的を達成するため、本発明に係る土砂の掘削及
び搬出装置は、推進管内に進退動自在に装架され、前端
面が土砂掘削積込用開口部に形成され、後端面に土砂排
出部を有する筒体内に、土砂掘削搬送部材を装架して構
成されている。

また本発明においては、前記筒体の前端部に推進管の先
端刃口に対する位置決め用のストッパーを設け、土砂掘
削搬送部材としてスクリュウオーガを使用して前記筒体
の中心軸線に沿って配設し、同筒体には筒体の走行車輪
及び前記スクリュウオーガの駆動装置を装架するもので
ある。

更にまた本発明においては前記スクリュウオーガの中心
軸を羽根支持用外管と、切羽の地山崩壊防止用注入材噴
射、兼湧水排出用内管とからなる二重管構造とするもの
である。

（作用〉本発明は前記したように構成されているので、前記筒体
を推進管内の前端まで移動させ、同筒体内に装架された
土砂掘削搬送部材を作動して切羽地山を掘削し、掘削土
砂を筒体内に前端開口部より積込んだのち、前記筒体を
推進管内後方に移動せしめ、同体内の掘削土を坑外に搬
出し、以下前記の操作を反覆して土砂の掘削及び搬出を
行ない推進管を推進せしめるものである。

請求項２の発明は前記筒体に設けた推進管の先端刃口に
対するストッパーによって、切羽地山の掘削及び掘削土
砂の積込作業時における筒体の位置決めを行ない前記駆
動装置によって前記筒体内の中心軸に沿って配設された
スクリュウオーガと筒体の車輪を交互に作動し、切羽他
山の掘削、筒体内への掘削土の積込と、同筒体の推進管
内の移動を交互に行なうようにし、また前記スクリュウ
オーガのヘッドの傾きを調整することによって、推進管
の推進方向の制御を可能ならしめるものである。

請求項３の発明は、スクリュウオーガの中心軸を二重管
として、外管を羽根片支持用として切羽地山の掘削及び
掘削土砂の積込を行ない、内管より他山崩壊防止用注入
材を切羽地山に注入したり、地山に湧水の生しる場合は
内管より排出するようにしたものである。

（実施例）以下本発明を図示の実施例について説明する。

（１）は先端刃口（２）を有する推進管で、発進竪坑内
に設置された管推進装置によって推進されるように構成
されている。

前記推進管（１）内には前端面が開放され、且つ前端外
周に前記刃口（２）に対するストッパー（３）が配設さ
れた筒体（４）が進退動自在に配設され、同筒体（４）
の中心軸に沿って、前記土砂掘削搬送部材を構成するス
クリュウオーガ（５）が装架されている。同スクリュウ
オーガ（５）のオーガシャフト（６）は二重管に構成さ
れ、外管（６ａ）には羽根片（７）が支持され、内管（
６ｂ）は切羽の地山崩壊防止用注入材の噴射管兼湧水搬
出用内管として使用され、前記注入材供給ポンプ及び湧
水の排水ポンプに接続され、切替装置によって前記注入
材が供給されたり、湧水を吸引、排除するように構成さ
れている。図中（８）はスクリュウヘッド、（９）は前
記筒体（４）の後端面に設けられた土砂排出口である。

更に前記筒体（４）には、油圧モーターまたは電動モー
ター（ＩＩと減速機００とよりなる駆動装置が装架され
、同駆動装置によってクラッチの切替え操作で、前記ス
クリュウオーガ（６）と、筒体（４）の走行車輪０２）
とを交互に駆動するようになっている。

図中（１３１は前記筒体（４）の外周面に配設された補
助車輪、０４は可撓性気嚢体より構成されたシューで、
同シュー０泊に接続された圧力流体源より圧力流体を封
入して豚腸させ、推進管（１）の内周面に圧着して切羽
地山の掘削、及び掘削土砂の積込み時における反力を支
持するように構成されている。

図示の実施例は前記したように構威されているので、前
記モーター００）によって走行車輪０２）を駆動して、
筒体（４）を推進管（１）の前端まで移動せしめ、筒体
（４）のストッパー（３）が推進管（１）の刃口（２）
と衝接すると、前記シュー０４に加圧流体を封入して推
進管（１）に圧着せしめる。

この状態で前記駆動装置によってスクリュウオーガ（５
）を駆動し、切羽地山を掘削して掘削土砂を筒体（４）
内に積込む。

この際、地山の土質に応じて、前記オーガシャット（６
）の内管（６ｂ）を介して他山崩壊防止用注入材を他山
に注入する。また湧水の生した場合は、前記内管（６ｂ
）より排除する。

かくして前記筒体（４）内に掘削土砂を積込んだのち、
前記走行車輪０２１を駆動装置によって駆動して筒体（
４）を推進管（１）内の後方に移動して土砂排出口（９
）より取出し、坑外に排出する。

以下前記の操作を反覆し、切羽地山を掘削し、掘削土砂
を搬出し、推進管（１）を推進する。

なお前記スクリュウオーガ（５）のオーガヘッド（８）
の傾きを調整することによって、軟弱ｉ（！！盤内の推
進時等において、推進管（］）の方向制御を行なうこと
ができる。

（発明の効果）本発明によれば前記したように、前端面には土砂掘削積
込用開口部が、後端面には土砂排出部が夫々設けられ、
且つ内部に土砂掘削搬送部材が装架された筒体を、推進
管内に進退動自在に装架したことによって、同筒体によ
って推進管の推進とともに、切羽地山の掘削土砂の搬出
を繰返すようにしたので、推進管に大規模な土砂掘削排
出装置を装架する必要がなくなり、推進管全体が軽量と
なり、推進力が小さくて済み、また坑外に搬出する土砂
は撹拌されることが少なく、取扱いが容易になり、更に
推進時における推進管の損傷がなくなる。

請求項２の発明は、前記筒体の前端部に、推進管の刃口
に対するストッパーを設け、前記筒体による切羽地山の
掘削、及び掘削土砂の積込み作業時における同筒体の位
置決めが行なわれるようにし、また前記土砂掘削搬出部
材としてスクリュウオーガを使用し、同スクリュウオー
ガと筒体の走行車輪を駆動装置によって交互に駆動する
ことによって、前記筒体による切羽地山の掘削及び掘削
土砂の積込み並に掘削土砂の排出作業が円滑に行なわれ
るものである。

また前記スクリュウオーガのスクリュウヘッドの傾きを
調整することによって、推進管の方向制御が可能となる
。

請求項３の発明は、前記スクリュウオーガのオーガシャ
フトを切羽片支持用外管と、切羽の地山崩壊防止用注入
材噴射兼湧水排出用内管とから構威し、切羽地山にその
土質に応じて前記内管より地山防止用注入材を噴射し、
また切羽に湧水のある場合は前記内管によって排水し、
各種の土質条件に対応しうるようにしたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々本発明に係る土砂の掘削及び排
出装置の切羽地山の掘削時、並に排土時における状態を
示す縦断側面図である。（１）・・・推進管、　　　　　　（２）・・・刃口、
（３）・・・ストッパー　　　　　（４）・・・筒体、
（５）・・・スクリュウオーガ、　（６）・・・オーガ
シャフト（６ａ）　・・・外管、　　　　　　（６ｂ）
・・・内管、（７）・・・羽根片、　　　　　　００１
・・・モーター０υ・・・減速機、　　　　　　Ｑ２１
・・・走行車輪。

Claims

【特許請求の範囲】１、推進管内に進退動自在に装架され、前端面が土砂掘
削積込用開口部に形成され、後端面に土砂排出部を有す
る筒体内に、土砂掘削搬送部材を装架してなることを特
徴とする土砂の掘削及び搬出装置。２、前端部に、推進管の先端刃口に対するストッパーを
具え、且つ前面が開放された筒体内に、同筒体の中心軸
に沿ってスクリュウォーガを装着するとともに、前記筒
体に、同筒体の走行車輪及び前記スクリュウォーガの駆
動装置を装架してなる請求項１記載の土砂の掘削及び搬
出装置。３、前記スクリュウォーガのオーガシヤフトを羽根片支
持用外管と、切羽の地山崩壊防止用注入材噴射兼湧水排
出用内管とからなる二重管より構成した請求項１記載の
土砂の掘削及び搬出装置。