JPH036270Y2 - - Google Patents

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JPH036270Y2
JPH036270Y2 JP5905687U JP5905687U JPH036270Y2 JP H036270 Y2 JPH036270 Y2 JP H036270Y2 JP 5905687 U JP5905687 U JP 5905687U JP 5905687 U JP5905687 U JP 5905687U JP H036270 Y2 JPH036270 Y2 JP H036270Y2
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pot
pot body
popcorn
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mesh
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はポツプコーン製造用鍋に関し、主と
して、家庭で味の良いポツプコーンをそのできる
状態を外側から見ながら作るのに用いられる。
(従来の技術) 従来、家庭でポツプコーンを作る場合、深くて
底が平らな柄付きの鍋を用い、その鍋底部分にコ
ーンをひと並べ分だけ入れ、サラダ油(食用油)
を鍋に入れられたコーン全体がしめる程度に加
え、これに食塩、カレー粉、バター、砂糖などの
調味料を少々ふりかけ、鍋の上側開口部に金属製
の蓋をしたのち火にかけ、コーンがこげつかない
ように柄の部分を持つて鍋を横方向にゆさぶりな
がらコーンをポンポンとはぜさせ、はぜる音がし
なくなつたとき、ポツプコーンが出来上つたもの
としていた。
(考案が解決しようとする問題点) 深くて底が平らな柄付きの鍋とその上側を密閉
する金属製の蓋とを用いてポツプコーンを作る場
合、鍋底に入れられたコーンのこげつきを防ぐた
めにコーン全体がしめる程度の食用油を加えなけ
ればならないが、この食用油は、ポツプコーンが
できる頃までに高温に過熱された鍋底によつて分
解されるため、できたポツプコーンに過熱によつ
て分解された食用油のくさみが移り、味の良いポ
ツプコーンを作ることが困難であつた。
しかも、使用する食用油は加熱されるとはぜる
ようになるが、この危険性を避けるために鍋の上
側を金属製の蓋によつて密閉すると、ポツプコー
ンがポンポンと音をたてながらはぜる様子に大き
な興味をもつている子供達に、ポツプコーンので
きる状態をみせることができなくなる。さりと
て、金属製の蓋を透明な耐熱ガラスやプラスチツ
クなどに代えて作つても、食用油やコーンから蒸
発した油の蒸気や水蒸気などの凝縮液が透明な蓋
の内側に附着して透明性を曇らせるため、金属製
の蓋の場合と同じように、鍋の中を外から見るこ
とができない不都合があつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解決すべくなされたも
ので、底板部分が全体として平らに形成された柄
付きの鍋本体と、この鍋本体の底板部分と接触す
るかわずかの隙間を介して鍋本体内に収納される
底の平らな皿部材と、鍋本体の上側開口部を閉じ
る網目状の蓋とによりポツプコーン製造用鍋を構
成したものである。
(作用) この考案では、底の平らな皿部材は、鍋本体の
底板部分と接触するかわずかの隙間を介して鍋本
体内に収納されているため、鍋本体の底板部分か
ら皿部材内に並べられたコーンに伝わる熱量が多
過ぎないようにすることができる。このため、食
用油を使用しないでポツプコーンを作ることがで
きるから、食用油が過熱によつて分解されたとき
に発生するくさみがポツプコーンに移るのを防止
し得ることになる。
また、この考案の構成によれば、ポツプコーン
を作るに際して食用油を用いないですみ、コーン
が加熱されたときに発生する水蒸気は、網目状の
蓋の空間部を通して外側に導かれ蓋を曇らせるこ
とがないから、網目状の蓋の空間部を通してポツ
プコーンのでき上る状態を外側から見ることがで
き、火力はポツプコーンを作るのに適した強さに
調節し得ることになる。
(実施例) 第1図および第2図はこの考案の第1実施例を
示す。図において、1は底板部分1aが全体とし
て平らに形成された鍋本体で、鍋本体1は、上側
開口部に斜め上向きに傾斜する蓋受け部1bが形
成されるとともに、外側面に線材または熱の不良
導体によつて作られた柄2が取り付けられてい
る。
鍋本体1内には、適当なメツシユの金網で作ら
れた底の平らな皿部材3が収納されている。この
金網製の皿部材3は、底部に形成された下向きで
高さの低い環状または3個の突出部3aにより、
鍋本体1の底板部分1aとの間にわずかの隙間が
保たれており、皿部材3の上端縁に形成された斜
め上向きのフランジ部3bは、鍋本体1の蓋受け
部1bに保持されている。
鍋本体1には、加熱されたときの変形を少なく
するため、底板部分1aに通常同心円状の環状凹
凸部1cが形成されているが、このような場合や
皿部材3の底部に並べられたコーンが網目を通し
て直接下の底板部分1aに接触しないような場合
には、皿部材3に形成している突出部3aを省略
し、皿部材3の底部を鍋本体1の底板部分1aと
接触させてもよい。
鍋本体1と皿部材3とは、上側開口部を適当な
メツシユの金網で作られた網目状の蓋4により閉
じられている。蓋4の開閉は、上面中央部に取り
付けられたつまみ5により行なわれる。蓋4は鍋
本体1の深さが余り大きくないときには、上側に
向かつて大きく凸状に湾曲させた形状に作られる
が、鍋本体1が十分な深さを持つときには、上側
への湾曲の度合を少なくしたり平らにしてもよ
い。
次に、上記構成の装置を用いたポツプコーンの
作り方について説明する。
(1) 蓋4を開いて鍋本体1の内の金網製の皿部材
3内にコーンをひと並べ分だけ入れ、蓋4を鍋
本体1の上に戻す。
(2) 蓋をしたのち鍋本体1を火にかけ、コーンが
こげつかないように柄2の部分を持つて鍋本体
1をゆさぶるか、柄2のまわりに鍋本体1を一
定角度だけ揺動する。
(3) 2〜3分たつとコーンはポンポンとはぜ始め
てポツプコーンに変つていくので、この状態を
蓋4の網目を通して外側から見ながら全体がポ
ツプコーンに変つたのを確認して火を切る。
(4) 蓋4を開いて鍋本体1内のポツプコーンを外
に出し、食塩、カレー粉、バター、砂糖などの
調味料を用いてお好みの味付けを行なう。
それ故、この実施例の装置を用いるときには、
金網製の皿部材3に並べられたコーンは、突出部
3aが形成されていると否とにかかわらず直接鍋
本体1の底板部分1aと接触して過熱されること
がないから、食用油を使用しないでもポツプコー
ンを作ることができる。このため、食用油購入に
要する出費が節約できるだけでなく、食用油が過
熱により分解されてポツプコーンの味を悪くする
のを防止することができる。
しかも、適当なメツシユの金網製の蓋4は、通
気性が良くて曇ることがないから、ポツプコーン
がポンポンと音をたてながらはぜるときに、ポツ
プコーンが外側に飛び出るのを防止するだけでな
く、はぜる様子に大きな興味をもつている子供達
に、蓋4の網目を通してコーンがポツプコーンに
変わつていく様子を見せることができる。その
上、ポツプコーンを作る人にもそのでき具合が見
えるから、でき具合を見ながら火力を調節するこ
とにより、ポツプコーンを作る場合の失敗をなく
すことができる。
第3図はこの考案の第2実施例を示したもの
で、前記実施例における金網製の皿部材3の上端
部に鍋本体1に取り付けられている柄2と重合す
るような柄6を設けた場合である。
皿部材3をこのように構成した場合、皿部材3
の柄6を鍋本体1の柄2と重合して持ち、鍋本体
1をゆさぶつたり柄2のまわりに揺動させると
き、それらの動きを効率良く皿部材3に伝えるこ
とができるだけでなく、蓋4を開けて柄6を持つ
と、皿部材3は鍋本体1と簡単に分離することが
できるから、前記実施例の効果に加えて、できた
ポツプコーンを皿部材3とともに鍋本体1からき
わめて容易に取り出すことができる。
第4図はこの考案の第3実施例を示したもの
で、第1実施例において斜め上向きに形成されて
いる蓋受け部1bを、水平フランジ部1dとその
外周縁からほぼ直角に上向きに折り曲げられる立
ち上がり部1eとにより形成し、皿部材3は水平
フランジ1dで受けさせるとともに、蓋4は立ち
上がり部1eで係合させるようにした場合であ
る。
鍋本体1と蓋4とをこのように構成した場合、
柄2を持つて鍋本体1をゆさぶつたり、鍋本体1
を柄2を中心として揺動させるときにも、蓋4は
鍋本体1の立ち上がり部1eによつてしつかりと
保持されているから、ポツプコーンを作る場合に
鍋本体1を十分にゆさぶつたり揺動させてポツプ
コーンのこげつくのを防止することができる。
第5図および第6図はこの考案の第4実施例を
示したもので、前記第1および第3実施例におけ
る鍋本体1の側壁内の同じ高さ位置に、等間隔で
例えば3個の係止用突出部1fを形成し、皿部材
3はフランジ部3bの高さが係止用突出部1fの
下側になるように定めるとともに、各係止用突出
部1fと対応するフランジ部3bに係止用突出部
1fを通過させ得る切り欠き3cを設けた場合で
ある。
鍋本体1と皿部材3とをこのように構成した場
合、皿部材3は切り欠き3cを鍋本体1の係止用
突出部1fと重合させてその下側に移動し、左右
いずれかの方向に適当な角度回転させると、皿部
材3はフランジ部3bの上面を係止用突出部1f
により保持されるから、鍋本体1をゆさぶつたり
柄2のまわりに揺動させてポツプコーンを作る場
合に、皿部材3を鍋本体1と一体に移動させて皿
部材3に受け止められているポツプコーンのこげ
つきを防止することができる。
第7図はこの考案の第5実施例を示したもの
で、鍋本体1を電磁誘導可能な鉄、ステンレス、
鉄ほうろう材により作り、その底板部分1aの外
側に高さの底い脚7を3個設けた場合である。
鍋本体1をこのように構成した場合、ポツプコ
ーンはガス火による加熱だけでなく電磁調理器8
による電磁誘導加熱によつても作ることができ、
電磁調理器8では火力を弱にする調節がガス火の
場合より容易であるから、コーンがはぜ始めるの
に伴い、火力を弱に調節して鍋本体1を電磁調理
器8のトツププレート上に置いておくだけで、鍋
本体1をゆさぶつたり揺動させたりすることなく
ポツプコーンを上手に作ることができる。
前記各実施例では、皿部材3は適当なメツシユ
の金網によつて作られる場合について説明した
が、皿部材3は四ふつ化エチレン樹脂やふつ素樹
脂、ステンレスやアルミニウム、またはこれらの
金属材料に四ふつ化エチレン樹脂やふつ素樹脂を
被覆した材料を用いて作つた場合にも、前記実施
例について述べたと同じ作用効果を奏することが
できる。
(考案の効果) この考案は、底板部分が全体として平らに形成
された柄付きの鍋本体と、この鍋本体の底板部分
と接触するかわずかの隙間を介して鍋本体内に収
納される底の平らな皿部材と、鍋本体の上側開口
部を閉じる網目状の蓋とによりポツプコーン製造
用鍋を構成したものであるから、次のようなすぐ
れた作用効果を奏する。
(1) この考案にかかる装置を用いる場には、皿部
材内に並べられたコーンは、鍋本体の底板部分
と直接に接触して過熱されることがないから、
食用油を使用しないでポツプコーンを作ること
ができる。
(2) ポツプコーンを作るに際して食用油を使用し
なくてもよいから、食用油購入に要する出費が
節約できるだけでなく、過熱により分解される
食用油がくさみをポツプコーンに移して味を悪
くしていた不都合を解消することができる。
(3) 蓋は適当なメツシユの金網によつて作られ通
気性が良いため、コーンがポンポンと音をたて
ながらポツプコーンになつていく様子を蓋の網
目を通して見せることができ、子供達の興味を
満足させることができる。
(4) ポツプコーンのでき具合が外側から見えるか
ら、火力を調節することにより、ポツプコーン
作りにおける失敗をなくすことができる
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の第1実施例
で、第1図は縦断面図、第2図は同平面図、第3
図と第4図はそれぞれ異なる第2、第3実施例の
縦断面図、第5図および第6図は第4実施例で、
第5図は縦断面図、第6図は鍋本体内への皿部材
の取り付け状態を示す平面図、第7図は第5実施
例の縦断面図である。 1……鍋本体、1a……底板部分、1b……蓋
受け部、1d……水平フランジ部、1e……立ち
上がり部、1f……係止用突出部、2……柄、3
……皿部材、3b……フランジ部、3c……切り
欠き、4……網目状の蓋、6……柄、7……脚。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 底板部分が全体として平らに形成された柄付
    きの鍋本体と、 この鍋本体の底板部分と接触するかわずかの
    隙間を介して鍋本体内に収納される底の平らな
    皿部材と、 鍋本体の上側開口部を閉じる網目状の蓋とか
    ら構成されていることを特徴とする ポツプコーン製造用鍋。 (2) 皿部材は、外向きフランジ部が鍋本体の上側
    開口部に形成された斜め上向きの蓋受け部によ
    り保持される実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のポツプコーン製造用鍋。 (3) 鍋本体は側壁内の同じ高さ位置に複数固の係
    止用突出部が形成され、皿部材は上端に係止用
    突出部と対応する位置にそれより若干大きな切
    り欠きを備えた外向きフランジ部が形成される
    とともに、鍋本体の底板部分と複数個の係止用
    突出部との間に着脱自在に保持される実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のポツプコーン製造
    用鍋。 (4) 皿部材は適当なメツシユの金網製である実用
    新案登録請求の範囲第1項から第3項までのい
    ずれか1つに記載のポツプコーン製造用鍋。 (5) 皿部材はステンレス製、アルミニウム製、ま
    たはそれらの内面に四ふつ化エチレン樹脂やふ
    つ素樹脂が被覆されている実用新案登録請求の
    範囲第1項から第3項までのいずれか1つに記
    載のポツプコーン製造用鍋。 (6) 皿部材は柄を備えている実用新案登録請求の
    範囲第1項または第2項記載のポツプコーン製
    造用鍋。 (7) 鍋本体は高さの低い脚を備えている実用新案
    登録請求の範囲第1項から第6項までのいずれ
    か1つに記載のポツプコーン製造用鍋。
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JPS63166121U JPS63166121U (ja) 1988-10-28
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