JP2016077425A - フライヤー - Google Patents

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武伸 曽布川
Takenobu Sofugawa
武伸 曽布川
加賀 進一
Shinichi Kaga
進一 加賀
浩 甲斐
Hiroshi Kai
浩 甲斐
元彦 毛利
Motohiko Mori
元彦 毛利
智久 森部
Tomohisa Moribe
智久 森部
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Abstract

【課題】簡単な構成で調理油を効率的に加熱し得るフライヤーを提供する。
【解決手段】第1の油槽11の各側壁18は、上端から下方に略鉛直状に延在する第1側面部18aと、第1側面部18aの下端から下方に向かうにつれて他方の側壁18に近接するように下方傾斜する傾斜面部18bと、傾斜面部18bの傾斜下端から下方に略鉛直状に延在する第2側面部18cとを備える。傾斜面部18bおよび第2側面部18cの外側に、両面部18b,18cと断熱材29,30とによって側壁18に沿って延在する側部排気路31が画成される。側部排気路31を流通する加熱空気は、傾斜面部18bおよび第2側面部18cの外面に接触して調理油と熱交換して該調理油が加熱される。
【選択図】図2

Description

本発明は、調理油を加熱して被調理品を油揚げするフライヤーに関するものである。
被調理品を油揚げするフライヤーは、所定量の調理油を貯留した油槽が本体に内装され、本体内部に配置したバーナー等の加熱装置で加熱される加熱空気を、油槽における調理油が貯留される空間内に配置された熱交換器の内部に流通することで、油槽を介して調理油を加熱するよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−240542号公報
特許文献1のフライヤーでは、油槽の内部に配置した熱交換器と調理油との接触面積が小さく、調理油を効率的に加熱することができなかった。また、熱交換器によって油槽の内底部に凹凸が生じ、油槽の底部に溜った油カス等を除去する清掃作業が煩雑となる問題も指摘される。
すなわち本発明は、前記従来の技術に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、簡単な構成で調理油を効率的に加熱し得るフライヤーを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係るフライヤーは、
調理油が貯留される油槽と、加熱装置と、該加熱装置により加熱された加熱空気を油槽の外面に接触するよう流通させて調理油と熱交換させる排気路とを備えるフライヤーにおいて、
前記油槽における左右に対向する一対の側壁の夫々は、上下方向に延在する第1面部と、該第1面部に接続されて他方の側壁に向かうにつれて下方傾斜する第2面部と、該第2面部の下端に接続されて下方に延在する第3面部とを備え、両第3面部の下端が油槽の底壁に接続するよう構成され、
前記第2面部および第3面部の外側に離間して断熱材が設けられ、該断熱材と第2面部および第3面部によって前記排気路が側壁に沿って画成されたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、油槽を構成する各側壁に、他方の側壁に向けて下方傾斜する第2面部および該第2面部の下端に接続する第3面部を設けているので、両面部および断熱材で画成される排気路を流通する加熱空気と油槽に貯留されている調理油との熱交換面積を大きくすることができ、該調理油を効率的に加熱し得る。また、油槽の内底部に凹凸が生じないので、清掃が容易で衛生的に保つことができる。
請求項2に係る発明では、前記各側壁は、前記第1面部の下端から他方の側壁に向けて延出し、被調理品が油槽の底部に落下するのを防止する網部材が載置される第4面部を備え、該第4面部の延出端に前記第2面部の上端が接続されて、前記第4面部、第2面部、第3面部および断熱材によって前記排気路が画成されたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、第1面部と第2面部とを接続する第4面部も加熱空気と調理油との熱交換面として機能するので、排気路を流通する加熱空気と調理油との熱交換面積をより大きくすることができ、該調理油をより効率的に加熱し得る。また、第4面部は、網部材を載置する載置面としても機能するので、網部材を載置するための部材を別途設ける必要はなく、構成を簡略化し得ると共に清掃性が低下するのは抑えられる。
請求項3に係る発明では、前記第2面部は、被調理品が油槽の底部に落下するのを防止する網部材の左右の端部に設けられた支持部に対応する傾斜角度に設定されて、左右の第2面部間に網部材が支持部を介して載置されるよう構成されたことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、排気路を画成する第2面部を利用して網部材を載置し得るので、網部材を載置するための部材を別途設ける必要はなく、構成を簡略化し得ると共に清掃性が低下するのは抑えられる。
本発明に係るフライヤーによれば、簡単な構成で調理油を効率的に加熱することができる。
実施例1に係るフライヤーの概略斜視図である。 実施例1に係るフライヤーの概略縦断正面図である。 実施例1に係るフライヤーの概略縦断側面図である。 第1の底網の別実施例を示す概略斜視図である。 実施例2に係るフライヤーの概略縦断正面図である。
次に、本発明に係るフライヤーにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
実施例1のフライヤー10は、図1〜図3に示す如く、調理油が貯留される箱状の第1の油槽(油槽)11と、該第1の油槽11が収容されるケーシング12と、該ケーシング12の内部に配設された加熱装置としてのバーナー13と、該バーナー13により加熱された加熱空気を第1の油槽11の外周囲に流通させる排気通路14とを備える。
前記ケーシング12は、底壁12a、前壁12b、後壁12cおよび左右の側壁12d,12dから、上方に開口する箱状に構成されて、該ケーシング12の内部に第1の油槽11の後述する本体部19が収容されるようになっている。なお、ケーシング12の後壁12cは、側壁12d,12dの上端から上方に所定長さ延出し、後述するダクト部24の後側を覆うよう構成される。前記第1の油槽11は、図2および図3に示す如く、上方に開口する箱状に構成された本体部19と、該本体部19の上縁に設けられた枠状支持部20とから構成され、本体部19をケーシング12の内部に収容した状態で枠状支持部20がケーシング12における前壁12bおよび左右の側壁12d,12dの上端に載置されるよう構成される。本体部19は、略矩形状の底壁15の前端縁に上方に延在する第1前壁16が接続されると共に、該第1前壁16の上端に、前方に向かうにつれて上方傾斜する傾斜壁50が接続されると共に、該傾斜壁50の前端に上方に延在する第2前壁51が接続されている。そして、第1前壁16、傾斜壁50および第2前壁51の左右側縁に側壁12d,12dが接続されることで、本体部19には深さの異なる貯留部52a,52bが画成される。なお、貯留部52a,52bについて、以後、本体部19の後部側に画成される貯留部52aを第1貯留部52aと指称し、前部側に画成される貯留部52bを第2貯留部52bと指称する場合もある。
前記第1の油槽11の本体部19は、図2および図3に示す如く、前記ケーシング12の内部寸法より小さく設定されて、該本体部19をケーシング12の内部に収容した状態で、本体部19の前後、左右および下方にはケーシング12の各壁12a,12b,12c,12d,12dとの間に空間が画成されるようになっている。
前記本体部19を構成する一対の側壁18,18は、左右対称に形成されている。各側壁18は、図2に示す如く、上端から下方に略鉛直状(上下方向)に延在する第1側面部(第1面部)18aと、該第1側面部18aの下端から下方に向かうにつれて他方の側壁18に近接するように下方傾斜する傾斜面部(第2面部)18bと、該傾斜面部18bの傾斜下端から下方に略鉛直状(上下方向)に延在する第2側面部(第3面部)18cとを備える。そして、左右の両第2側面部18c,18cの下端が、底壁15の左右両端縁に接続されると共に、各側壁18,18の前後の端縁が第1前壁16、傾斜壁50、第2前壁51および後壁17の左右の端縁に接続されている。第1の油槽11では、第2側面部18c,18c、第1前壁16および後壁17で画成される前記第1貯留部52aの底部側は略矩形状に形成される。なお、実施例1では、第1側面部18aの下端は前記第1前壁16の上端まで延在し、傾斜面部18bおよび第2側面部18cが第1前壁16の上端より下側の前記第1貯留部52aの側部を画成している。また、第1の油槽11の底壁15には、調理油を排出する排油管21が接続されており、該排油管21に設けられたバルブ(図示せず)を開放することで、第1の油槽11に貯留されている調理油を外部に排出し得るよう構成される。なお、第1の油槽11の底壁15は排油管21に向けて下方傾斜するよう形成されて、調理油を排油管21からスムーズに排出し得るようになっている。
前記各側壁18の第1側面部18aの上端縁に、上方に向かうにつれて他方の側壁18から離間するように上方傾斜する上枠面部22が形成されると共に、該上枠面部22の上端縁に、下方に略鉛直状に延在する支持縁部22aが設けられている。また、前記第2前壁51の上端縁には、前方に向かうにつれて上方傾斜するように形成したスロープ部23が設けられ、該スロープ部23の左右の側縁に上枠面部22,22が接続されている。更に、前記後壁17の上端には、図3に示す如く、前記ケーシング12の後壁12cと略同じ高さ位置まで上方に延在する上部後壁53が設けられている。実施例1では、左右の上枠面部22,22、スロープ部23および上部後壁53から前記枠状支持部20が構成されており、第1の油槽11の本体部19を前記ケーシング12の内部に収容した状態で、左右の支持縁部22a,22aおよびスロープ部23がケーシング12の対応する側壁12d,12dおよび前壁12bの上端に接続されている。なお、実施例1では、本体部19の後壁17および枠状支持部20の上部後壁53は一体で構成されており、両後壁17,53から後方に離間するケーシング12の後壁12cの左右端部間は、上部後壁53の左右両端に設けられた壁および側壁12d,12dに接続されて、後述するダクト部24が収容される空間を画成するようになっている。前記枠状支持部20のスロープ部23は、被調理品を調理油中に流し入れるべく機能する。
前記第1の油槽11の外側には、図2および図3に示す如く、所定間隔離間して排気路カバー28が配設されている。この排気路カバー28は、第1の油槽11の第1前壁16から前方(外側)に離間して配設された前カバー部28aと、第1の油槽11の後壁17から後方(外側)に離間して配設された後カバー部28bと、第1の油槽11における左右の側壁18,18から側方(外側)に離間して配設された一対の側カバー部28c,28cと、第1の油槽11の底壁15から下方(外側)に離間して配設された底カバー部28dとから構成されて、該排気路カバー28は上方に開口する箱状に形成されている。前カバー部28aの上端縁は、第1の油槽11の前記本体部19における傾斜壁50の下面に接続されており、図3に示す如く、該本体部19における前部(具体的には第1貯留部52aの前側)に、排気路カバー28における前カバー部28a、左右の側カバー部28c,28cおよび底カバー部28dと、第1の油槽11の第1前壁16および傾斜壁50とによって燃焼室25が画成されて、該燃焼室25に前記バーナー13が配置されている。実施例1のバーナー13は、ガスバーナーであって、図示しないガス供給源から供給されたガスを燃焼することで燃焼室25内の空気を加熱するよう構成される。
前記排気路カバー28の後カバー部28bと第1の油槽11の後壁17との間に、後部排気路26が画成されている。また、後カバー部28bには、後述するダクト部24に連通する開口部28eが形成されており、後部排気路26内の加熱空気が開口部28eを通ってダクト部24に流入するよう構成される。
前記排気路カバー28の各側カバー部28cは、図2に示す如く、対応する側壁18の第1側面部18aより外側に位置し、該側カバー部28cと第1側面部18aとの離間幅の厚みの側断熱材(断熱材)29が、該側カバー部28cの内側に配設されている。また、底カバー部28dの上面に、該底カバー部28dの上面と第1の油槽11の底壁15の下面との離間幅の厚みの底断熱材(断熱材)30が配設されており、該底断熱材30と左右両側の側断熱材29,29の下端とが隙間なく接続されている。そして、第1の油槽11における各側壁18の外側に、前記傾斜面部18b、第2側面部18c、側断熱材29および底断熱材30によって前後方向に延在する側部排気路(排気路)31が画成される。各側部排気路31は前後に開口して、前記燃焼室25および後部排気路26に連通するよう構成されている。すなわち、前記第1の油槽11の外側には、側部排気路31,31および後部排気路26により、前記燃焼室25に連通する排気通路14が形成され、該排気通路14を流通する加熱空気によって第1の油槽11に貯留されている調理油を加熱するよう構成される。実施例1では、側部排気路31を流通する加熱空気が第1の油槽11における傾斜面部18bおよび第2側面部18cの外面に接触するよう構成されており、該傾斜面部18bおよび第2側面部18cが調理油(第1の油槽11)との熱交換面として機能している。また、第1の油槽11における燃焼室25に臨む第1前壁16と傾斜壁50および後部排気路26に臨む後壁17も、加熱空気と調理油(第1の油槽11)との熱交換面として機能するよう構成される。なお、側断熱材29の上端部は、側壁18における第1側面部18aの外面に当接するよう構成されて、側部排気路31からの放熱が抑制されるようになっている。
前記第1の油槽11の後壁17とケーシング12の後壁12cとの間に、上下方向に延在するダクト部24が配設されており、該ダクト部24内に上下方向に延在するダクト排気路27が画成されている。このダクト部24には、前面下部に、前記排気路カバー28の開口部28eに連通する開口部24aが形成されると共に、該ダクト部24を構成する上壁には上下方向に貫通する排気口24bが形成されている。すなわち、前記後部排気路26からダクト排気路27に流入した加熱空気は、排気口24bから外部に排出されるようになっている。なお、前記排気路カバー28およびケーシング12には、前記燃焼室25と外部とを連通する吸気口(図示せず)が形成されており、ダクト部24によるドラフト効果(煙突効果)によって吸気口から燃焼室25に外部空気を取り入れ得るように構成されている。
前記第1の油槽11の内部には、被調理品が油槽底部に沈み込んでしまうのを防ぐための第1の底網(網部材)32が、前記左右の側壁18,18における傾斜面部18b,18b間に着脱自在に載置されるようになっている。この第1の底網32は、図2に示す如く、第1の油槽11における第1側面部18a,18a間に収容可能な幅寸法に設定された矩形状の本体32aの左右両端部に、対応する傾斜面部18b,18bに沿って延在する支持部32b,32bを備えている。両支持部32b,32bは、本体32aの端縁から下側に延在すると共に他方の支持部32bに向かうにつれて下方傾斜するよう形成されており、左右の支持部32b,32bを対応する傾斜面部18b,18bに当接するように載置することで、本体32aが略水平な姿勢となるよう構成される。この第1の底網32は、第1の油槽11内において被調理品の調理領域における底面を規定するものであって、該第1の底網32の支持部32b,32bを傾斜面部18b,18bに載置した状態で、第1の底網32より所定高さだけ上側に調理油の油面Lが位置するまで第1の油槽11に調理油が貯留されるようになっている。すなわち、第1の油槽11における左右の傾斜面部18b,18bは、第1の底網32の支持部32b,32bに応じた傾斜角度に設定されて、支持部32b,32bを傾斜面部18b,18bに載置することで、本体32aが第1の油槽11における規定位置に位置決めされるようになっている。なお、実施例1では、本体32aの前後寸法は、第1前壁16と後壁17との間に収容可能な寸法に設定されて、前記第1貯留部52aに臨む傾斜面部18b,18bに第1の底網32が載置されている。
〔実施例1の作用〕
次に、前述のように構成された実施例1のフライヤー10の作用について説明する。
前記バーナー13を燃焼させると、前記燃焼室25内の空気が加熱され、該加熱空気は、側部排気路31,31、後部排気路26を流通した後にダクト排気路27に流入し、前記排気口24bから外部に排出される。加熱空気は、第1の油槽11における燃焼室25に臨む第1前壁16と傾斜壁50、各側部排気路31を画成する傾斜面部18bと第2側面部18cおよび後部排気路26に臨む後壁17の外面に接触して調理油と熱交換して該調理油が加熱される。実施例1では、第1の油槽11の各側壁18の傾斜面部18bおよび第2側面部18cを介して加熱空気と調理油とを熱交換するよう構成したので、側壁18を第1側面部のみの構成とした場合に比べて調理油と加熱空気との熱交換面積を増やして調理油を効率的に加熱することができる。また、実施例1のフライヤー10では、第1の油槽11の第1前壁16、傾斜壁50および後壁17も調理油と加熱空気との熱交換面として機能しているので、調理油をより効率的に加熱することができる。
ここで、実施例1のフライヤー10では、側部排気路31を流通する加熱空気と側壁18の外面との熱交換面積を大きく確保しているので、ダクト部24によるドラフト効果(煙突効果)による自然流通方式であっても調理油を効率的に加熱することができる。また、第1の油槽11の内底部に凹凸はないので、油カス等の清掃作業が容易で高い衛生状態を維持することができる。
前記第1の底網32は、図2に示す如く、左右両側に設けた支持部32b,32bを対応する傾斜面部18b,18bに載置することで、該第1の底網32の本体32aは、第1の油槽11内において規定位置に略水平に位置する。すなわち、第1の油槽11の側壁18,18に、第1の底網32を位置決めするための専用の部材を設けることなく側部排気路31を画成するための傾斜面部18b,18bを利用して第1の底網32を規定位置に位置決めすることができる。従って、第1の油槽11の内部に凹凸が生ずることはなく、清掃が容易で常に高い衛生状態を維持できる。また、第1の底網32を位置決めするための専用の部材を必要としないので、部品点数を低減して製造コストを低廉にし得る。
ここで、図4は、前記第1の底網32の別実施例を示すものであって、別実施例の第1の底網(網部材)33は、本体33aの左右両端に設けられている支持部33b,33bが、本体33aより上側に延在すると共に、各支持部33bは他方の支持部33bから離間するにつれて上方傾斜するよう形成されている。この別実施例の第1の底網33においても、左右両側の支持部33b,33bを第1の油槽11における対応する傾斜面部18b,18bに載置することで、本体33aが第1の油槽11内において規定位置に位置決めされる。
図5は、実施例2のフライヤー40を示すものであって、該実施例2のフライヤー40の基本的な構造は実施例1のフライヤー10と同じであるので、異なる部分について説明し、同一部位には同じ符号を付して説明は省略する。
実施例2のフライヤー40の第2の油槽(油槽)41を構成する各側壁18は、前記第1側面部18aの下端に、他方の側壁18に向けて略水平に延在する載置面部(第4面部)42が設けられ、該載置面部42の延出端に、下方に向かうにつれて他方の側壁18に近接するように下方傾斜する前記傾斜面部(第2面部)18bが設けられている。すなわち、実施例2の第2の油槽41における側壁18は、第1側面部18aと傾斜面部18bとが載置面部42を介して接続されている点で、実施例1の第1の油槽11と異なっている。そして、実施例2では、第2の油槽41の外側部に延在する側部排気路(排気路)31は、前記載置面部42、傾斜面部18b、第2側面部18c、側断熱材29および底断熱材30によって画成されて、該側部排気路31を流通する加熱空気が載置面部42、傾斜面部18bおよび第2側面部18cの外面に接触するよう構成される。すなわち、載置面部42、傾斜面部18bおよび第2側面部18cが、調理油(第2の油槽41)と加熱空気との熱交換面となっている。
実施例2のフライヤー40では、前記左右の載置面部42,42間に、被調理品が油槽底部に沈み込んでしまうのを防ぐための第2の底網(網部材)43が載置されるよう構成される。第2の底網43は、第2の油槽41における第1側面部18a,18a間に収容可能な幅寸法に設定された矩形状の部材であって、該第2の底網43の左右両端部を載置面部42,42に載置することで、第2の油槽41における被調理品の調理領域の底面が規定されるようになっている。すなわち、第2の油槽41に貯留される調理油の油面Lは、載置面部42,42に載置された第2の底網43より上側に位置するよう設定される。
実施例2のフライヤー40では、第2の油槽41の側壁18における側部排気路31を画成する載置面部42、傾斜面部18bおよび第2側面部18cが加熱空気と調理油との熱交換面となるので、実施例1より熱交換面積を大きくすることができる。すなわち、側部排気路31を流通する加熱空気によって第2の油槽41に貯留されている調理油をより効率的に加熱することができる。また、実施例2のフライヤー40によれば、側部排気路31を画成する平坦な載置面部42,42を利用して第2の底網43を載置するよう構成したので、該第2の底網43の構成を簡略化することができ、製造コストを低減し得る。
〔変更例〕
本願は、前述した実施例1,2の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 排気路を画成する油槽の側壁に、排気路の延在方向(前後方向)に沿って延在する複数のフィンを設け、排気路を流通する加熱空気と調理油との熱交換効率を向上させる構成を採用し得る。
(2) 実施例1,2では、加熱装置としてガスバーナーを用いた場合で説明したが、加熱装置としては石油バーナーや電熱ヒータ、あるいは高圧蒸気の発生装置等、公知の各種手段を用いることができる。
(3) 実施例1,2では、油槽に深さの異なる貯留部を設けたが、単一の深さの貯留部のみを設けた油槽であってもよい。
(4) 実施例1,2では、油槽の側壁を構成する第1側面部(第1面部)と第2側面部(第4面部)との間に1つの傾斜面部(第2面部)を設けた場合で説明したが、複数の傾斜面部を設けると共に、各傾斜面部同士を上下方向に延在する側面部で接続する構成を採用し得る。
(5) 実施例1,2では、ダクト部のドラフト効果による自然流通方式で加熱空気が排気路内を流通するよう構成したが、送風ファンやブロワ等を用いて加熱空気を排気路内に強制的に流通させる強制流通方式を採用し得る。
11 第1の油槽(油槽)
13 バーナー(加熱装置)
15 底壁
18 側壁
18a 第1側面部(第1面部)
18b 傾斜面部(第2面部)
18c 第2側面部(第3面部)
29 側断熱材(断熱材)
30 底断熱材(断熱材)
31 側部排気路(排気路)
32 第1の底網(網部材)
32b 支持部
33 第1の底網(網部材)
33b 支持部
41 第2の油槽(油槽)
42 載置面部(第4面部)
43 第2の底網(網部材)

Claims (3)

  1. 調理油が貯留される油槽(11,41)と、加熱装置(13)と、該加熱装置(13)により加熱された加熱空気を油槽(11,41)の外面に接触するよう流通させて調理油と熱交換させる排気路(31)とを備えるフライヤーにおいて、
    前記油槽(11,41)における左右に対向する一対の側壁(18,18)の夫々は、上下方向に延在する第1面部(18a)と、該第1面部(18a)に接続されて他方の側壁(18)に向かうにつれて下方傾斜する第2面部(18b)と、該第2面部(18b)の下端に接続されて下方に延在する第3面部(18c)とを備え、両第3面部(18c)の下端が油槽(11,41)の底壁(15)に接続するよう構成され、
    前記第2面部(18b)および第3面部(18c)の外側に離間して断熱材(29,30)が設けられ、該断熱材(29,30)と第2面部(18b)および第3面部(18c)によって前記排気路(31)が側壁(18)に沿って画成された
    ことを特徴とするフライヤー。
  2. 前記各側壁(18)は、前記第1面部(18a)の下端から他方の側壁(18)に向けて延出し、被調理品が油槽(41)の底部に落下するのを防止する網部材(43)が載置される第4面部(42)を備え、該第4面部(42)の延出端に前記第2面部(18b)の上端が接続されて、前記第4面部(42)、第2面部(18b)、第3面部(18c)および断熱材(29,30)によって前記排気路(31)が画成された請求項1記載のフライヤー。
  3. 前記第2面部(18b)は、被調理品が油槽(11,41)の底部に落下するのを防止する網部材(32,33)の左右の端部に設けられた支持部(32b,33b)に対応する傾斜角度に設定されて、左右の第2面部(18b,18b)間に網部材(32,33)が支持部(32b,32b,33b,33b)を介して載置されるよう構成された請求項1または2記載のフライヤー。
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