JP6532251B2 - フライヤー - Google Patents
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Description
調理油が貯留される油槽と、該油槽の外部に画成された燃焼室の内部空気を加熱する加熱装置と、前記燃焼室に連通するように前記油槽の側壁の外側に前後方向に延在するように設けられ、前記加熱装置により加熱された加熱空気を油槽の側壁外面に接触するよう流通させて調理油と熱交換させる排気路とを備え、
前記油槽における前記排気路を画成する側壁外面に、該側壁外面から離間するにつれて下方傾斜するフィンを備えた複数の伝熱部材が上下方向に離間して配設されているフライヤーにおいて、
前記側壁は下方傾斜する傾斜面部と、該傾斜面部の傾斜下端から下方に延在する第2側面部とからなり、
前記伝熱部材は、前記傾斜面部および前記第2側面部に対する前記フィンの接続角度を1種類とした側部伝熱部材と、該傾斜面部および該第2側面部に対する前記フィンの接続角度を2種類とした第2側部伝熱部材とからなることを要旨とする。
請求項2に係る発明では、前記傾斜面部および前記第2側面部外面から交差する方向に延出して前後方向に離間する前記第2側部伝熱部材における複数のフィンは、前記傾斜面部および前記第2側面部との交差角度が異なる複数のものが前後方向に交互に配置されていることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、排気路における加熱空気の前後方向の流れを抑制して、コストを上昇させることなく油槽と加熱空気との熱交換率を向上させ得る。
請求項3に係る発明によれば、伝熱部材のフィンによって排気路が上下方向に仕切られているので、フィンによる加熱空気の側壁に向けた案内効率が向上する。
請求項4に係る発明によれば、排気路の下部領域に臨むフィンを水平として加熱空気の油槽の側壁外面への案内効果を抑えることで、油槽の下部側の調理油が高温となるのを抑制して揚げカスの焦げつきを抑えることができる。また、排気路の下部領域での加熱空気のスムーズな流れを図ってCO濃度の低減に寄与し得る。
請求項5に係る発明によれば、伝熱部材を増やすことなく加熱空気と調理油との熱交換率を向上することができ、部品点数や組み立て工数の増大による製造コストの高騰を抑え得る。
請求項6に係る発明によれば、排気路内の温度変化による伝熱部材の膨張、収縮を切欠部で吸収することができ、膨張、収縮が繰り返されることで伝熱部材が損傷するのを防止し得る。また、取付基部に一定間隔で設けられる切欠部を目印として、該取付基部と油槽の側壁との固定部を一定間隔で設けることができるので、伝熱部材を油槽に対して安定して固定し得ると共に意匠性が低下するのを抑制し得る。
請求項7に係る発明によれば、排気路内の温度変化による油槽の側壁と伝熱部材との膨張、収縮の変化度合の違いに起因してスポット溶接部が剥離する際には、該スポット溶接部は厚みの薄い伝熱部材から剥離し易くなるので、油槽の側壁からスポット溶接部が剥離することで油槽に穴があくのを抑制し得る。
次に、前述のように構成された実施例のフライヤー10の作用について説明する。
図7は、前記側部伝熱部材31の第1の別実施例を示すものであって、該第1の別実施例の側部伝熱部材(伝熱部材)36について、以後は第1別種側部伝熱部材36と指称するものとする。この第1別種側部伝熱部材36は、取付基部37と、該取付基部37における前後方向に延在する両端縁に接続された一対のフィン38,38とから構成される。各フィン38は、取付基部側が開放する櫛歯状に形成された部材であって、各歯部38aが取付基部37に接続されている。第1別種側部伝熱部材36の取付基部37は、前後方向に所定間隔で離間する複数の接続部37aからなり、各接続部37aの端部がフィン38の歯部38aに接続されている。すなわち、第1別種側部伝熱部材36は、側壁18に取付基部37を固定した状態での縦断面において、側壁18から離間する側が開口するコ字状に形成されている。また、第1別種側部伝熱部材36には、取付基部37および一対のフィン38,38に、前後方向に一定間隔で離間するコ字状の切欠部39が形成されている。そして、第1別種側部伝熱部材36は、取付基部37における各接続部37aが側壁18(傾斜面部18bまたは第2側面部18c)にスポット溶接により固定されるようになっている。
図8は、前記側部伝熱部材31の第2の別実施例を示すものであって、該第2の別実施例の側部伝熱部材(伝熱部材)60について、以後は第2別種側部伝熱部材60と指称するものとする。この第2別種側部伝熱部材60の基本的な構成は、前記実施例の側部伝熱部材31と同じであるので、同一機能の部分については同じ符号を付して詳細説明は省略する。すなわち、第2別種側部伝熱部材60は、側壁18(傾斜面部18bまたは第2側面部18c)に固定される取付基部32と、該取付基部32から延出して前後方向に離間する複数のフィン33とから構成され、取付基部32を側壁18に固定した状態で、複数のフィン33は側壁18外面から交差する方向に延出する。そして、第2別種側部伝熱部材60では、前後方向に離間する複数のフィン33は、取付基部32に対する接続角度(取付基部32を側壁18に固定した状態での該側壁18とフィン33との交差角度)が前後方向において交互に異なるように設定されている。第2の別実施例では、取付基部32に対する接続角度(交差角度)が異なる2種類のフィン33が設けられており、一方の接続角度で設けられるフィンについて第1フィン33aと指称し、他方の接続角度で設けられるフィンについて第2フィン33bと指称する場合がある。そして、第1フィン33aと第2フィン33bとの具体的な配置は、第1フィン33aと第2フィン33bとが取付基部32の長手方向(前後方向)に交互に位置して、図10に示す正面視において、第1フィン33aと第2フィン33bとによって取付基部32から離間するにつれて拡開するV字が形成されるようになっている。
本願は、前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、油槽の側壁を構成する傾斜面部に配設した伝熱部材についてのみ、フィンを下方傾斜するよう構成したが、第2側面部に配設した伝熱部材についても、フィンを下方傾斜する構成を採用し得る。
(2) 実施例では、油槽の側壁に傾斜面部を設けたが、側壁における側部排気路(排気路)を画成する壁の全体が略鉛直状に延在する壁としてもよく、該壁に配設される全ての伝熱部材について、フィンを下方傾斜する構成を採用し得る。
(3) 実施例では、油槽の側壁に上下に離間して配設した複数の伝熱部材を、フィンが上下方向に整列する場合で説明したが、フィンが前後方向にずれて配設されたものであってもよい。
(4) 第1の別実施例の伝熱部材は、取付基部を前後方向に離間する複数の接続部から構成したが、該取付基部を1枚の板材から形成し、該板材の対向する端縁において前後方向に離間して複数のフィンを設けた構成を採用し得る。
(5) 実施例の伝熱部材は、取付基部に複数のフィンを設けた構成としたが、取付基部に1つのフィンを設けた複数の伝熱部材を、前後方向に離間して側壁外面に配設する構成を採用し得る。また、第1の別実施例の伝熱部材のように取付基部の上下両端にフィンを備える構成では、図7に示す第1の別実施例の伝熱部材における切欠部の部分で分割された構成のものを採用することもできる。
(7) 実施例では、油槽に深さの異なる貯留部を設けたが、単一の深さの貯留部のみを設けた油槽であってもよい。
(8) 実施例では、ダクト部のドラフト効果による自然流通方式で加熱空気が排気路内を流通するよう構成したが、送風ファンやブロワ等を用いて加熱空気を排気路内に強制的に流通させる強制流通方式を採用し得る。
(9) 第2別種側部伝熱部材として、接続角度(交差角度)が異なる2種類のフィンを取付基部に設けたが、接続角度(交差角度)が異なる3種類以上のフィンを前後方向に交互に設けるようにしてもよい。例えば、接続角度(交差角度)が異なる3種類のフィンを用いる場合は、前後方向に第1フィン、第2フィン、第3フィン、第1フィン、第2フィン、第3フィン・・・の順で配置すればよい。
(10) 第2別種側部伝熱部材について、配置される側壁の位置、すなわち傾斜面部と第2側面部とに応じてフィンの接続角度(交差角度)を異なるようにしてもよい。
(11) 別実施例のフライヤーでは、側部伝熱部材と第2別種側部伝熱部材とを併用するようにしたが、伝熱部材として第2別種側部伝熱部材のみを用いるものであってもよい。
13 バーナー(加熱装置)
18 側壁
18b 傾斜面部
18c 第2側面部
25 燃焼室
31 側部伝熱部材(伝熱部材)
32 取付基部
32a 切欠部
33 フィン
33a 第1フィン(フィン)
33b 第2フィン(フィン)
36 第1別種側部伝熱部材(伝熱部材)
37 取付基部
38 フィン
39 切欠部
40 側部排気路(排気路)
60 第2別種側部伝熱部材(伝熱部材、第2側部伝熱部材)
Claims (7)
- 調理油が貯留される油槽(11)と、該油槽(11)の外部に画成された燃焼室(25)の内部空気を加熱する加熱装置(13)と、前記燃焼室(25)に連通するように前記油槽(11)の側壁(18)の外側に前後方向に延在するように設けられ、前記加熱装置(13)により加熱された加熱空気を油槽(11)の側壁(18)外面に接触するよう流通させて調理油と熱交換させる排気路(40)とを備え、
前記油槽(11)における前記排気路(40)を画成する側壁(18)外面に、該側壁(18)外面から離間するにつれて下方傾斜するフィン(33,33a,33b,38)を備えた複数の伝熱部材(31,36,60)が上下方向に離間して配設されているフライヤーにおいて、
前記側壁(18)は下方傾斜する傾斜面部(18b)と、該傾斜面部(18b)の傾斜下端から下方に延在する第2側面部(18c)とからなり、
前記伝熱部材(31,60)は、前記傾斜面部(18b)および前記第2側面部(18c)に対する前記フィン(33)の接続角度を1種類とした側部伝熱部材(31)と、該傾斜面部(18b)および該第2側面部(18c)に対する前記フィン(33a,33b)の接続角度を2種類とした第2側部伝熱部材(60)とからなる
ことを特徴とするフライヤー。 - 前記傾斜面部(18b)および前記第2側面部(18c)外面から交差する方向に延出して前後方向に離間する前記第2側部伝熱部材(60)における複数のフィン(33a,33b)は、前記傾斜面部(18b)および前記第2側面部(18c)との交差角度が異なる複数のものが前後方向に交互に配置されている請求項1記載のフライヤー。
- 前記フィン(33,33a,33b,38)は、前記排気路(40)を上下方向に仕切るように設けられている請求項1記載のフライヤー。
- 前記排気路(40)は上部領域と下部領域とに分けられ、該排気路(40)の上部領域を画成する油槽(11)の側壁(18)外面に、下方傾斜するフィン(33,33a,33b,38)を備えた前記伝熱部材(31,36,60)が配設されると共に、該排気路(40)の下部領域を画成する油槽(11)の側壁(18)外面に、該側壁(18)外面から水平に延在するフィン(33,33a,33b,38)を備えた複数の伝熱部材(31,36,60)が上下方向に離間して配設されている請求項1〜3の何れか一項に記載のフライヤー。
- 前記伝熱部材(36)は、油槽(11)の側壁(18)外面に固定される取付基部(37)の上下の両端にフィン(38)が設けられている請求項1〜4の何れか一項に記載のフライヤー。
- 前記伝熱部材(31,36,60)は、油槽(11)の側壁(18)外面に固定される取付基部(32,37)に、前記排気路(40)の延在方向に一定間隔で切欠部(32a,39)が設けられている請求項1〜5の何れか一項に記載のフライヤー。
- 前記伝熱部材(31,36,60)における油槽(11)の側壁(18)外面に固定される取付基部(32,37)の厚みは、前記油槽(11)の側壁(18)の厚みより薄く設定され、該取付基部(32,37)が前記側壁(18)にスポット溶接により接合されている請求項1〜6の何れか一項に記載のフライヤー。
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