JP3167839U - 揚げ物調理用容器 - Google Patents
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Abstract
Description
また、油で揚げられた揚げ物は油分(吸油量)が多いためにカロリーが高くなり易く、カロリー制限を行っている人たちなどには敬遠され易い食べ物である。
容器本体は、底壁部の内表面に前記食材を載せる揚げ突条部を設けていることを特徴とする。
ここで、前記揚げ突条部が、底壁部の中心部からの半径を変えた各円周上において所望の突出高さにて形成されていることが好適である。また、揚げ物として、魚フライ、エビフライ、イカフライなどのフライ食品を揚げるときには、容器本体の開口部を蓋体にて閉じることが好適なものとなる。
図1は、本考案の実施形態に係る揚げ物調理用容器を示す縦断面図である。
揚げ物調理用容器は、電子レンジやオーブン電子レンジなどによる高周波加熱(マイクロ波加熱)によって、小麦粉、澱粉、パン粉などの衣材を表面に付けた(まぶした)魚肉類、野菜などの食材(被加工食品)Mより揚げ物、例えば、から揚げ、コロッケ、メンチカツ、魚フライ、エビフライ、イカフライなどの揚げ物を揚げるレンジ加熱調理専用の容器である。
揚げ物調理用容器(以後、単に「容器」と称する)Aは、耐熱性、耐衝撃性などの耐久性に優れた非金属製材料によって形成されている。例えば、ユークリプタイト系または低膨張性ペタライト系などのセラミック材を用いた焼成によって適宜の大きさを有する平面視で略円形形状に形成されている。
この容器Aは、図1に示すように、容器本体1と、この容器本体1に被せられる蓋体2とを備えて構成されている。
図2は、容器本体を示す平面図および底面図である。ここでは、図1を適宜参照しながら説明する。
容器本体1は、平面視で略円形形状を呈する平坦な底壁部1aの周囲から周壁部1bを囲繞状に立ち上げた浅底の略皿状に形成されている。
そして、容器本体1は、図1および図2に示すように、底壁部1aの内表面側に衣材が付けられた食材Mを載せる揚げ突条部3を備えているとともに、周壁部1bの上端開口縁部に沿わせて外向きのフランジ形状に突出させた載承部4を備えている。
揚げ突条部3は、衣材を付けた食材Mが載せられたとき、食材Mの底壁部1aへの接触を防ぎ、なおかつ、高周波加熱流の食材M下面側への流通を助長して、食材Mの上面側のみならず食材M全体に加熱流が行き渡り接触することで、食材M全体がムラ無く均一に揚げられるように食材Mが載せられるものである。
この揚げ突条部3は、図2の(a)に示すように、底壁部1aの中心部からの半径(直径)を変えた4本の各円周上において、所望の突出高さ、例えば、1〜10mm範囲、好ましくは4〜8mmの突出高さにてリング状(環状)に形成されている。
そして、揚げ突条部3の縦断面形状は、衣材が付けられた食材Mを、面ではなく、線接触に近い状態にて載承し得るように略山形形状に形成されている。
高台5は、容器本体1を電子レンジのターンテーブルに載せての調理時において、容器本体1の底壁部1aの外表面とターンテーブルとの間に高周波加熱流の流通性を確保するためのものであり、図2の(b)に示すように、底壁部1aの中心部からの半径(直径)を変えた2本の各円周上において、周方向に等間隔をおいた同一高さにてそれぞれ形成されている。
ここでは、図1を適宜参照しながら説明する。
蓋体2は、平面視で略円形形状で、縦断面視で略円弧形状を呈する天面部2aの周囲から容器本体1の開口部内に臨むように、当該開口形状よりも小さい開口形状にて形成されている開口下端縁部2bを備えている。
これにより、蓋体2は、図1に示すように、開口下端縁部2bを容器本体1の開口部内に臨ませた状態で、周囲の被載承部2cを容器本体1の載承部4に載承させて容器本体1の開口部を閉じるように形成されている。
まず、衣材として、市販のパン粉を用いる。このパン粉を、表面に適量の溶き卵白をまぶした食材M、例えば、フライ用のエビに万遍に付けて容器本体1の揚げ突条部3に載せ、容器本体1に蓋体2を被せる。
そして、本実施形態では、このようにして得られたパン粉付きエビフライ(揚げ物)について、10人のパネラーに試食してもらい、揚げ物特有のキツネ色(外観)と表面がカラッとしてサクサクした良好な食感を確認するための官能試験を行ったところ、綺麗なキツネ色の外観で、衣のベタツキが無く、表面がカラッとしてサクサクした良好な食感であるという高い評価が得られた。
また、このとき、食用油などを少々加えたパン粉をキツネ色になるまで燻るとよい。分量の目安として、例えば、パン粉100gに対し、食用油を15cc程度加える。
例えば、魚フライ、エビフライ、イカフライなどのフライ食品を揚げるときには、前記実施形態詳述のように、容器本体1の開口部に蓋体2を被せるものの、パン粉付きから揚げを高周波加熱により揚げるときには容器本体1の開口部に蓋体2を被せずに行う。この場合、600Wの電子レンジで、余熱温度1〜10分、好ましくは2〜4分、加熱温度4〜12分、好ましくは7〜9分にそれぞれ設定して高周波加熱による揚げ物調理を行う。これにより、食材Mとなる鶏肉から余分な油分や水分などを加熱吹き飛ばしながら揚げ物調理を行うことができる。つまり、表面(衣)がカラッとしてサクサクした良好な食感のパン粉付きから揚げを得ることができる。
1 容器本体
1a 底壁部
1b 周壁部
2 蓋体
3 揚げ突条部
4 載承部
5 高台
Claims (3)
- 高周波加熱で衣材を付けた食材を揚げる揚げ物調理用の容器であって、
容器本体は、底壁部の内表面に前記食材を載せる揚げ突条部を設けていることを特徴とする揚げ物調理用容器。 - 前記揚げ突条部が、底壁部の中心部からの半径を変えた各円周上において所望の突出高さにて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の揚げ物調理用容器。
- 容器本体の開口部を被蓋する蓋体をさらに備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の揚げ物調理用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011001066U JP3167839U (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | 揚げ物調理用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011001066U JP3167839U (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | 揚げ物調理用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3167839U true JP3167839U (ja) | 2011-05-19 |
Family
ID=54878891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011001066U Expired - Lifetime JP3167839U (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | 揚げ物調理用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3167839U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016174736A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2016-11-03 | サンアロー株式会社 | パン・菓子用の食品調理容器及びパン・菓子用の蓋付食品調理容器 |
-
2011
- 2011-02-28 JP JP2011001066U patent/JP3167839U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016174736A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2016-11-03 | サンアロー株式会社 | パン・菓子用の食品調理容器及びパン・菓子用の蓋付食品調理容器 |
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