JP3167839U - 揚げ物調理用容器 - Google Patents

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芳次 樋口
芳次 樋口
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【課題】低カロリーの揚げ物とすることは勿論のこと、衣のキツネ色に加えて揚げ物特有の表面をカリッとしてサクサクした良好な食感が得られる揚げ物調理を高周波加熱で可能とした揚げ物調理用容器を提供する。【解決手段】高周波加熱で衣材を付けた食材Mを揚げる容器本体1および蓋体2からなる揚げ物調理用容器Aであって、容器本体1は、底壁部1aの内表面に衣材を付けた食材Mを載せる揚げ突条部3を設けている。【選択図】図1

Description

本考案は、電子レンジの高周波加熱で、衣材を付けた揚げ物を作ることができる非金属製の揚げ物調理用容器に関する。
衣材を付けた揚げ物を作る揚げ物調理は、小麦粉、澱粉、片栗粉、パン粉などの衣材を付けた魚肉類、野菜などの食材を、170〜180℃程度に加熱した油で揚げる調理法が一般的である。ここで、揚げ物としては、例えば、から揚げ、コロッケ、メンチカツ、魚フライ、エビフライ、イカフライなどが挙げられる。
また、衣材を付けた食材を油で揚げて調理するのではなく、電子レンジによる高周波加熱(マイクロ波加熱)によって、衣のキツネ色(焦げ目)が得られるレンジ加熱調理用として開発されたパン粉が知られている(例えば、特許文献1などを参照)。
特許第3662079号公報
ところで、油で揚げる本来の揚げ物調理では、油が満たされている揚げ物鍋から油が飛び跳ねるなどによる火傷のおそれ、そして調理後の大量油の後始末などに手間が掛かるなどから敬遠され易い調理である。
また、油で揚げられた揚げ物は油分(吸油量)が多いためにカロリーが高くなり易く、カロリー制限を行っている人たちなどには敬遠され易い食べ物である。
一方、特許文献1に記載されているパン粉を用いた電子レンジによる揚げ物調理では、油で揚げたような揚げ物特有の衣のキツネ色が得られ、しかも油分(吸油量)によるカロリーを抑えることができるなどの特徴を有する反面、衣のキツネ色に加えた揚げ物特有の衣がべとつかずにカリッとしてサクサクした食感が得られないものであった。
そこで、本考案は、前記課題を解消するために創案されたものであり、低カロリーの揚げ物とすることは勿論のこと、衣のキツネ色に加えて揚げ物特有の表面をカリッとしてサクサクした良好な食感が得られる揚げ物調理を高周波加熱で可能とした電子レンジによる揚げ物調理用容器を提供することにある。
前記課題を解決するために、本考案では、高周波加熱で衣材を付けた食材を揚げる揚げ物調理用の容器であって、
容器本体は、底壁部の内表面に前記食材を載せる揚げ突条部を設けていることを特徴とする。
ここで、前記揚げ突条部が、底壁部の中心部からの半径を変えた各円周上において所望の突出高さにて形成されていることが好適である。また、揚げ物として、魚フライ、エビフライ、イカフライなどのフライ食品を揚げるときには、容器本体の開口部を蓋体にて閉じることが好適なものとなる。
本考案の揚げ物調理用容器によれば、電子レンジによる高周波加熱で、衣のキツネ色に加えて揚げ物特有の表面をカリッとしてサクサクした良好な食感が得られる揚げ物を調理することができる。
また、油を殆ど使わずに電子レンジによる高周波加熱で揚げ物調理を行うことができるので、油分によるカロリー増を大幅に抑え、低カロリーの揚げ物を調理することができる。
本考案の実施形態に係る揚げ物調理用容器を示す縦断面図である。 同揚げ物調理用容器の容器本体を示し、(a)は、平面図であり、(b)は、底面図である。
以下、本考案の実施形態について、添付図を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案の実施形態に係る揚げ物調理用容器を示す縦断面図である。
揚げ物調理用容器は、電子レンジやオーブン電子レンジなどによる高周波加熱(マイクロ波加熱)によって、小麦粉、澱粉、パン粉などの衣材を表面に付けた(まぶした)魚肉類、野菜などの食材(被加工食品)Mより揚げ物、例えば、から揚げ、コロッケ、メンチカツ、魚フライ、エビフライ、イカフライなどの揚げ物を揚げるレンジ加熱調理専用の容器である。
≪揚げ物調理用容器の説明≫
揚げ物調理用容器(以後、単に「容器」と称する)Aは、耐熱性、耐衝撃性などの耐久性に優れた非金属製材料によって形成されている。例えば、ユークリプタイト系または低膨張性ペタライト系などのセラミック材を用いた焼成によって適宜の大きさを有する平面視で略円形形状に形成されている。
この容器Aは、図1に示すように、容器本体1と、この容器本体1に被せられる蓋体2とを備えて構成されている。
≪容器本体の説明≫
図2は、容器本体を示す平面図および底面図である。ここでは、図1を適宜参照しながら説明する。
容器本体1は、平面視で略円形形状を呈する平坦な底壁部1aの周囲から周壁部1bを囲繞状に立ち上げた浅底の略皿状に形成されている。
そして、容器本体1は、図1および図2に示すように、底壁部1aの内表面側に衣材が付けられた食材Mを載せる揚げ突条部3を備えているとともに、周壁部1bの上端開口縁部に沿わせて外向きのフランジ形状に突出させた載承部4を備えている。
≪揚げ突条部の説明≫
揚げ突条部3は、衣材を付けた食材Mが載せられたとき、食材Mの底壁部1aへの接触を防ぎ、なおかつ、高周波加熱流の食材M下面側への流通を助長して、食材Mの上面側のみならず食材M全体に加熱流が行き渡り接触することで、食材M全体がムラ無く均一に揚げられるように食材Mが載せられるものである。
この揚げ突条部3は、図2の(a)に示すように、底壁部1aの中心部からの半径(直径)を変えた4本の各円周上において、所望の突出高さ、例えば、1〜10mm範囲、好ましくは4〜8mmの突出高さにてリング状(環状)に形成されている。
そして、揚げ突条部3の縦断面形状は、衣材が付けられた食材Mを、面ではなく、線接触に近い状態にて載承し得るように略山形形状に形成されている。
また、容器本体1は、図1および図2に示すように、底壁部1aの外表面(裏面)側に高台5を備えている。
≪高台の説明≫
高台5は、容器本体1を電子レンジのターンテーブルに載せての調理時において、容器本体1の底壁部1aの外表面とターンテーブルとの間に高周波加熱流の流通性を確保するためのものであり、図2の(b)に示すように、底壁部1aの中心部からの半径(直径)を変えた2本の各円周上において、周方向に等間隔をおいた同一高さにてそれぞれ形成されている。
≪蓋体の説明≫
ここでは、図1を適宜参照しながら説明する。
蓋体2は、平面視で略円形形状で、縦断面視で略円弧形状を呈する天面部2aの周囲から容器本体1の開口部内に臨むように、当該開口形状よりも小さい開口形状にて形成されている開口下端縁部2bを備えている。
また、蓋体2は、容器本体1の開口部内に臨ませる開口下端縁部2bを残したその上側外周に沿わせて外向きのフランジ形状に突出させた円周状の被載承部2cを備えている。
これにより、蓋体2は、図1に示すように、開口下端縁部2bを容器本体1の開口部内に臨ませた状態で、周囲の被載承部2cを容器本体1の載承部4に載承させて容器本体1の開口部を閉じるように形成されている。
また、蓋体2は、天面部2aの中心部に取っ手13を備えている。
つぎに、このように構成されている本実施形態に係る容器Aを用い、電子レンジの高周波加熱による揚げ物調理について説明する。
まず、衣材として、市販のパン粉を用いる。このパン粉を、表面に適量の溶き卵白をまぶした食材M、例えば、フライ用のエビに万遍に付けて容器本体1の揚げ突条部3に載せ、容器本体1に蓋体2を被せる。
このようにして下準備(下ごしらえ)をした後に、600Wの電子レンジで、余熱温度1〜10分、好ましくは2〜4分、加熱温度1〜10分、好ましくは3〜6分にそれぞれ設定して高周波加熱による揚げ物調理を行ったところ、衣全体にキツネ色が付いたパン粉付きエビフライを得ることができた。
[官能評価]
そして、本実施形態では、このようにして得られたパン粉付きエビフライ(揚げ物)について、10人のパネラーに試食してもらい、揚げ物特有のキツネ色(外観)と表面がカラッとしてサクサクした良好な食感を確認するための官能試験を行ったところ、綺麗なキツネ色の外観で、衣のベタツキが無く、表面がカラッとしてサクサクした良好な食感であるという高い評価が得られた。
また、本実施形態では、市販のパン粉をフライパンなどによって軽く燻って水分の含有を少なくしたサラサラ状態にするための下準備(下ごしらえ)を行う。このときの目安として、パン粉の表面色がキツネ色になる位まで加熱処理するとよい。
また、このとき、食用油などを少々加えたパン粉をキツネ色になるまで燻るとよい。分量の目安として、例えば、パン粉100gに対し、食用油を15cc程度加える。
そして、サラサラ状態のキツネ色にしたパン粉を、表面に適量の溶き全卵をまぶしたフライ用のエビに万遍に付けて容器本体1の揚げ突条部3に載せ、容器本体1の開口部に蓋体2を被せ、600Wの電子レンジで、余熱温度1〜10分、好ましくは2〜4分、加熱温度1〜10分、好ましくは3〜6分にそれぞれ設定して高周波加熱による揚げ物調理を行ったところ、衣全体のキツネ色がさらに増したパン粉付きエビフライを得ることができた。
なお、本考案の実施形態の具体的な構成は、前記の実施形態に限られるものではなく、請求項1〜3に記載の本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更などがあっても本考案に含まれるものである。
例えば、魚フライ、エビフライ、イカフライなどのフライ食品を揚げるときには、前記実施形態詳述のように、容器本体1の開口部に蓋体2を被せるものの、パン粉付きから揚げを高周波加熱により揚げるときには容器本体1の開口部に蓋体2を被せずに行う。この場合、600Wの電子レンジで、余熱温度1〜10分、好ましくは2〜4分、加熱温度4〜12分、好ましくは7〜9分にそれぞれ設定して高周波加熱による揚げ物調理を行う。これにより、食材Mとなる鶏肉から余分な油分や水分などを加熱吹き飛ばしながら揚げ物調理を行うことができる。つまり、表面(衣)がカラッとしてサクサクした良好な食感のパン粉付きから揚げを得ることができる。
また、容器Aは、非金属製に限らず、例えば、容器本体1を内側容器部と外側容器部とからなる二重容器構造とし、内側容器部を金属製、そして外側容器部を陶器または耐熱プラスチック製とすることができる。
また、容器Aを、略矩形形状や略楕円形状などの適宜の平面視形状に形成することができる。揚げ突条部3は、円周上リング状に限らず、高台5のように、円周上断続的に設けるなど任意である。
A 揚げ物調理用容器
1 容器本体
1a 底壁部
1b 周壁部
2 蓋体
3 揚げ突条部
4 載承部
5 高台

Claims (3)

  1. 高周波加熱で衣材を付けた食材を揚げる揚げ物調理用の容器であって、
    容器本体は、底壁部の内表面に前記食材を載せる揚げ突条部を設けていることを特徴とする揚げ物調理用容器。
  2. 前記揚げ突条部が、底壁部の中心部からの半径を変えた各円周上において所望の突出高さにて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の揚げ物調理用容器。
  3. 容器本体の開口部を被蓋する蓋体をさらに備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の揚げ物調理用容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016174736A1 (ja) * 2015-04-28 2016-11-03 サンアロー株式会社 パン・菓子用の食品調理容器及びパン・菓子用の蓋付食品調理容器

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