JPH0360829A - 板金製部品の製造方法 - Google Patents

板金製部品の製造方法

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JPH0360829A
JPH0360829A JP1197481A JP19748189A JPH0360829A JP H0360829 A JPH0360829 A JP H0360829A JP 1197481 A JP1197481 A JP 1197481A JP 19748189 A JP19748189 A JP 19748189A JP H0360829 A JPH0360829 A JP H0360829A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は1例えば自動1jの自動変速装置に使用される
プライマリシリンダ等の板金製部品の製造方法に関する
[従来の技術] 従来、この神のプライマリシリンダ等は、一般に、ダイ
カストにより製造されていた。
[発明が解決しようとする課題] ダイカストによれば、所定の強度を得るためにシリンダ
が肉厚となり、また設面が複雑となることにより、コス
トアップを1(j来する問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、製造
設備が筒車であるとともに、薄肉で十分な強度が得られ
、結果としてコストダウンを実現できるプライマリシリ
ンダ等の板金製部品の製造方法の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明にかかる第1の発明
は、金型装置により円形鋼板の中央部に絞り加工を施し
てその円形鋼板をつば付きカップ状体に形成する工程と
、前記つばイ;1.Sカップ状体をその中心線で回転さ
せた状態で前記つば付きカップ状体のカップ部分および
つば部分の表面に/III圧ローラを卯しつけて前記つ
ば付きカップ状体の硬度を向上させる工程と、金型装置
により前記つば部分の周縁部を環状折曲片に折曲形成す
る工程と、前記環状折曲片を金型装置の環状凹部に収納
して前記つば伺きカップ状体の@11長方向および中心
方向に規制させるとともに、前記つば千1きカップ状体
をその中心線で回転させた状態で、前記環状折曲線を含
む前記つば部分の外周面に転造ローラを押しつけてシー
ルリング嵌合用溝を形成する工程とを備えるものとした
また、前記目的を達成するために、本発明にかかる第2
の発明は、円形鋼板をその中心線で回転させた状態でそ
の表面に加圧ローラを押しつけて前記円形鋼板の硬度を
向−1ニさせる工程と、金型装置により前記円形鋼板の
周縁部を環状折曲片に折曲形成する工程と、前記環状折
dlt片を金型装置の環状凹部に収納して前記円形鋼板
の軸長方向および中心方向に規制させるとともに、前記
円形鋼板をその中心線で回転させた状態で、前記環状折
1IIj片を含む前記円形鋼板の外周面に転造ローラを
押しつけてシールリング嵌合用溝を形成する工程とを悄
えるものとした。
[作用] 第1の発明によれば、いわゆるカップ型のプライマリシ
リンダが製造される。その際、しぼり加工されたつば付
きカップ状体を回転させた状態で、その表面に加圧ロー
ラが押しつけられることにより、つば付きカップ状体が
加工硬化を起こし、それによってプライマリシリンダの
硬度が向上する。即ち、素材の板J1が内くても十分な
強度が11られるのである。
また2上記加工梗化は、素材としての円形鋼板をつば付
きカップ状体にしぼり加工したのち封手されるので、そ
のしぼり加工は素材にクランク等を発生させずに容易に
行われる。その結果、製造設備の耐久性が軽減されて簡
単な構造となり、プライマリシリンダのコストダウンが
実現される。
さらに、シールリング嵌合用溝は転造によって形成され
るから、加工性と構強度が向上する。
また、第2の発明によれば、いわゆるディスク型のプラ
イマリシリンダが製造される。その際、素材としての円
形鋼板を回転させた状態でその表面に加圧ローラが押し
つけられることにより、その円形鋼板が力u−Iで硬化
を起こし、それによってプライマリシリンダの硬度が向
上する。即ち、素材の板淳が薄くても、十分な強度が確
保されるのである。そして、シールリング嵌−合用溝は
転造によって形成されるから、加工性と溝強度が向上す
る。
[実施例] 以下1本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(I)〜(Vl)は本発明の請求項1にかかる、
いわゆるカップ型のプライマリシリンダの製造過程を示
すf:51実施例である。なお、各工程は左右対称であ
るため、その右半分のみを図示した。
第1図(1)は、素材としての所定の直径りを有する円
形鋼板Aがプレス加工により得られた状態を示す、かか
る円形鋼板Aの底形にllfi次使用される第1〜第5
金型装置1,2,3.4および5、そして加圧ローラ7
.8、転造ローラ9は次の如く構成されている。
即ち、第11N(11)に示すii企梨型装置1しぼり
加工用で、上型20A 、20Bと下型21からなって
いる。上型20Aは円筒形で、その下部は型中心線22
より外側に向かって下方へ傾ネ1するテーパ面23に形
成されている。また、上型20Bは抑圧型の機能を有す
るもので、上型20A内に配置されている。下W21は
円形鋼板Aの板厚分にほぼ相当する環状間隔を保って上
型20A内に嵌入++(能な横断面円形の凸部24と、
この凸部24の外周下部で上型20Aの上記テーパ面2
3に平行状に対向するテーパ面25とを鋪えている。
第1図([)に示す第2金型装置2は上下方向に延出す
る回転中心線26を有している。第2金型装置2には、
第1金型装置lの凸部24およびテーパ面25とほぼ同
大・同形の凸部27およびテーパ面28が形成されてい
る。第2金型装置2に付随する一方の加圧ローラ7は、
コーン形で、その大径部側が凸部27の外周部側となる
ように、しかも凸部27の中心部から外周部にわたる長
さで、凸部27上の1箇所に上下方向に移動自在に配置
されている。ローラ加圧面の下部29は凸部上面30に
対して平行状に保持されており、従ってその分だけ加圧
ローラ7−の回転中心1i31は傾いている。第2金型
装m2に付随する他方の加圧ローラ8は−L下刃向に延
出する回転中心線32を有して第2金型装置2の一側部
に左右方向に移動自在に配置されている。加圧ローラ8
には、凸部27の周面33に対して平行な加圧面34と
、テーパ面28に対して平行な加圧面35が形成されて
いる。
第1図(IV)に示す第3金型装置3は上型36A、3
6Bと下を37からなる。上型36Aは円筒形であり、
その内部に配置された上型36Bは抑圧型の機能を41
している。下537は、円形鋼板Aの板厚分にほぼ相当
する環状間隔を保って上型36A内に嵌入可能な凸部3
9を備えている。
かかる凸部39の高さおよび直径は(m)に示す凸部2
7のそれとほぼ同一で、この凸部39の外周下部には、
(m)に示すテーパ面28とほぼ同一の傾きを有し、か
つ長さがテーパ面28より短いテーパ面40を介して水
平面41が形成されている。また、上型36Aの外周下
部には、下型37のテーパ面40および水平面41に対
してそれぞれ平行に向き合うテーパ面42および水平面
43が形成されている。
第1図(V)に示すf:34金型装置4は、上型lOと
下型11A、IIBからなる。下型11Aには、(IV
 )に示す下X137のそれとほぼ同一の凸部12.テ
ーバil’ii l 3および水平面14が形成され、
かつ下を11Bは、上型lOとの間に素材鋼板の厚さに
ほぼ相当する環状間隙Gを保って、下型11Aの外周部
に嵌合されている。また、上型lOは、上記凸部12.
テーパ面13および水平面14に治った押え面15を備
えている。
第1図(Vl−1)に示す第5金型装置5は、上型44
とF型45からなり、上下方向に延出する回転中心線4
6を41している。下型451こは、(■)に示す下型
37のそれとほぼ同一の凸部47、テーパ面48および
水平面49が形成されている。また、1.、y144は
、上記凸部47.テーパ面48および水平面49に沿っ
た押え而50と、この卯え面50の外周部に回転中心線
46を中心に形成された環状凹部51をqllえている
。第5金型装置5に付随する転造ローラ9は、上下方向
に延出する回転中心線52をイfして、第5金型装置5
の側部l箇所に水平方向に移動自在に配置されている。
転造ローラ9の外周には、第5金型装置5が図示の如く
閉じた状態で、環状凹部51の外側から上下金型間に上
下に一定の隙間を保って嵌入可能な環状凸部53が形成
され、かつ環状凸部53の基部上下には環状規制面54
.54が形成されている。
次に、上記構成により、いわゆるカップ型のプライマリ
シリンダを製造する方法を説明する。
■まず、第1図(I)に示す円形鋼板Aが第1図(II
 )に示す第1金型装ff1lの下型21上に同心状に
セットされ、続いて上型20が下方へ駆動されることに
より、絞り加工を受ける。即ち、この工程では、下型2
1の凸部24により円形鋼板Aの中央部が上型20内に
絞り込まれるとともに、上型20のテーパ面23により
円形鋼板Aの周縁部が下!221のテーパ面25に押し
つけられ、もって中央部にカップ部分62が、その周縁
に斜め下方へ張り111すつば部分63が位置する、い
わゆるつば付きカップ状体64が形成される。
■上記のようにして形成されたつば付きカップ状体64
は、その後、第1図(III)のように第2金型装置2
に移し変えられて、カップ部分62が凸部27に被嵌さ
れ、かつつば部分63がテーパ面28に支持される。そ
してカップ部分62の上面に加圧ローラ7が、カップ部
分63の外周面に他方の加圧ローラ8の加圧1fii3
4が、またつば部分63の周縁部61を除く表面に加圧
部35がそれぞれ押しつけられた状態で、第2金型装置
2がつば付きカップ状体64とともにこれらの共通する
中心線26で回転駆動される。その結果、各加圧ローラ
7.8が回転して、つば付きカップ状体64の周縁部6
1を除くほぼ全域部に両加圧ローラ7.8のくり返し荷
電が与えられ、それによる加工硬化によりつば利きカッ
プ状体64の強度が向上する。
■上記のようにして硬度を向上したつば付きカップ状体
64は、その後、第1図(■)に示す第3金型装置3に
移し変えられる。この工程では、つば付きカップ状体6
4のカップ部分62が下型37の凸i’139に被嵌さ
れた状態で、上型36が下方へ駆動されることにより、
つば部分63の外周部側が下型37の水平面41に押し
つけられて水平状に折曲される。
■しかる後、上記つば付きカップ状体64は。
第1図(V)に示す第4金型装置4に移し変えられる。
ここでは、つば(=Jきカップ状体64のカップ部分6
2が下型11Aの凸部12に被嵌され。
かつつば部分63がテーマ而13および水平面14に支
持されて、上型lOの押え面15によりつば付きカップ
状体64が固定される。このとき。
下型11Aの外周につば部分62の周縁部61が突出す
る。つづいて、下型11Bが上方へ駆動されることによ
り、上記周縁部61が上側へ直角状に折曲されて環状折
曲片となる。
■上記=[程を経たつばイ1きカップ状体64は、最終
的に第1図(Vl−1)に示す第5金型装置5に移し変
えられる。この工程では、まず下型45の凸部47につ
ばや1きカップ状体64のカップ部分62が被嵌され、
上型44の環状凹部51につば部分63の周縁部つまり
環状折曲片61が収まり、上下両金型44.45間につ
ば付きカップ状体64が完全に挾持された状態で、第5
金型装置5がつば付きカップ状体64とともにこれらの
共通の中心線46で回転駆動されるとともに、転造ロー
ラ9が矢印E方向へ水平駆動されてその環状凸部53が
つば部分63の環状折萌片61を含む外周面に押しつけ
られ、転造ローラ9が回転(従!IIJ)する、このと
き、環状折tub片61が環状凹部51内に収まってつ
ば伺きカップ状体64の軸長方向および中心方向にJr
す束された状態にあり、しかも第1図(Vl−2)のよ
うに、転造ローラ9が矢印E方向へ更に所定祉駆動され
ることにより、上記つば部分63の周縁部61は環状凹
部51と水平面49との間でノ[せられ、その周縁部6
1には転造ローラ9の環状凸153が食い込み1結果と
してつば部分63の外周にシールリング嵌合用11η6
5が形成される。また、そめ際、環状凸部53のに下に
ある環状規制面54.54によってシールリング嵌合J
+目、W 65の両側壁つまりリム部(第2図(I)参
照)66の外径dが規制される。
なお、つば部分63の周縁部61は第1図(■)の硬化
処理を受けないので、第1図(V)の折曲側−1二およ
び第1図(Vl−2)転造加工は容易に行われる。
第2図(I)は」二記のようにして形成されたシールリ
ング嵌合用溝65の払大図である。かかる溝65は断面
矩形状となっているが、例えば第2図(II )に示す
ような半球状に形成することも可能である。また、m2
図(I)に示されたリム部66はつば部分63の一側に
片寄っているが、例えば0′S2図(m)のようにつば
部分の両側に対称的に突出するよう形成してもよい。
第3図(I)〜(Vl)は本発明の請求項2にかかる2
いわゆるディスク型のプライマリシリンダの製造過程を
示す実施例である。
f53図(I)の工程は、第1図(I)で述べたものと
同一である。第3図(II )に示された第1金型装置
70は、上下方向に延出する回転中心線71を備えた下
型72を有し、この下型72の上面にはフラットな水平
面からなる素材受面73が形成されている。また、第1
金型装置70の上型74の下部には、第1図(m)で説
明した加圧ローラ7が設けられている。
第3図(m)に示す第2金を装置80は、」二型81と
下型82A、82Bからなり、上型81と下型82Aは
!Lいのフラット面83.84で相対向し、かつ下型8
2Bは、上型81との間に素材鋼板の厚さにほぼ相当す
る環状間隙Gを保って。
下型82Aの外周に嵌合している。
第3図(IV−1)に示す第3金型装置90は。
互いのフラット面91.92で相対向する上型93と下
型94からなり、上下方向に延出する回転中心線95を
右している。ここで、上型93の外周側下部には、第1
図(vt−i)で説明した環状凹部51が形成され、か
つ第3企型装置90の側部には、第1図(Vl−1)で
説明した転造ローラ9が配れされている。
一方、第3図(V)には打抜装置75が示されている。
この打抜装置75は、素材支持台76の中央部に抜孔7
7を有し2この抜孔77に対しては、その上方から嵌入
可能なポンチ78が配置され、かつポンチ78の外周に
は素材押え79が設けられている。
また、第3図(Vl)には、バーリング装置a81が示
されている。かかるバーリング装置81は、素材支持台
82と、その上部に配置された素材押え83とを備え、
素材支持台82の中央部には、上下方向に駆動されるバ
ーリング用ロッド84が配置されている。
次に、上記構成により、いわゆるディスク型プライマリ
シリンダを製造する方法を説明する。
■まず、第3図(I)に示された素材としての円形鋼板
Aが第3図(II )のように、第1金型装置70の下
型72−11に同心状にセットされたのち、」1壓74
が下方へ駆動されることにより、円形鋼板Aの表面上に
その中心側から周縁部近傍にかけて加IEローラ7が押
しつけられる。
(力その後、第1金型装置70の下型72が円形鋼板A
とともにこれらの共通する中心線71で回転駆動される
。その結果、加圧ローラ7が回転(従動)して1円形鋼
板Aの周縁部61を除くほぼ全面に加圧ローラ7のくり
返し荷重が与えられ、それによる加工硬化により円形鋼
板Aの強度が向上する。
■しかる後、上記円形鋼板Aは、第3図(III)に示
す第3金型装a180に移し変えられる。ここでは、上
型81と下型82Aとの間でこれらと同心状に」−記円
形鋼板Aが挟持される。このとき、下型82Aの外周に
円形鋼板Aの周縁部61が突出する。つづいて、下型8
2Bが上方へ駆動されることにより、その周縁部61が
一1=側に直角状に折1111されて環状折曲片となる
■上記工程後は、第3図(rV−1)に示すように、円
形鋼板Aが第3金型90の上型93と下型94との間に
同心状に挾持され、かつ環状折曲片61は環状凹部51
に収められる。ついで、第3金型装置90が円形鋼板A
とと−もにこれらの共通する中心線95で回転駆動され
、かつ転造ローラ9が矢印E方向へ水平駆動されてその
環状凸部53が円形鋼板Aの環状折曲片61を含む外周
面に押しつけられ、転造ローラ9が回転(従動)する、
このとき、環状折曲片61が環状凹部51内に収まって
円形鋼板Aの軸長方向(上下方向)および中心方向に拘
束された状態にあり、しかも第3図(IV−2)のよう
に5転造ローラ9が矢印E方向へ更に所定量駆動される
ことにより、円形鋼板Aの周縁部61は環状凹部51と
フラット面92との間で圧せられ、その周縁部61には
転造ローン9の環状凸部53が食い込み、結果として円
形鋼板Aの外周にシールリング嵌合用溝65が形成され
る。また、その際、環状凸部53の上下にある環状規制
面54.54によってシールリング嵌合用溝65の両側
壁つまりリム部(第2図(工)参照)66の外径dが規
制される。
■上記加工を受けた円形鋼板Aは、その後、第3図(V
)に示す打抜装置i!175の支持台76にセットされ
て押え79により固定される。そして、ポンチ78の下
降により1円形鋼板Aの中央部が打抜かれ、軸孔85が
形成される。
■上記工程を経た円形鋼板Aは、最終的に第3図(lに
示すバーリング装置81に送られて。
その支持台82と押え83間に挾持される。しかる後、
ロッド84が上昇駆動されることにより、軸孔85の周
囲が付き上げられ、もって中央部にボス部86を有した
所定のディスク型のプライマリシリンダが形成される。
なお、上記つば部分63の周縁部61は第3図(II 
)の硬化処理を受けないので、第3図(III)の折面
加工および第3図(、IV−2)の転造加工は容易に行
われる。
[発明の効果J 本発明は@述のように構成されているので、次に述べる
効果を奏する。
請求用lのプライマリシリンダ等の板金部品の製造方法
によれば、しぼり加工されたつば付きカップ状体にロー
ラ加工によって加工硬化を起こさせるので、素材の板厚
が薄くても十分な強度を有する、いわゆるカップ型のプ
ライマリシリンダが得られる。また、上記加工硬化は、
素材としての固形鋼板をつば付きカップ状体にしぼり加
工したのち付与されるので、」二記しぼり加工が容易に
行われ、その結果、製造装置の耐久性が軽減されてその
構造が簡単となり、プライマリシリンダのコストダウン
が実現される。さらに、シールリング嵌合用溝は、転造
によって形成されているから、加工性および溝強度の向
上を実現できる。
また、請求項2の発明によれば、素材としての円形鋼板
にローラ加工によって加工硬化を起こさせるので、素材
の板厚が薄くても十分な強度を右する、いわゆるディス
ク型のプライマリシリンダが得られる。そして、シール
リング嵌合用溝は。
転造によって形成されているから、加工性および溝強度
の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図CI)〜(Vl−2)は請求項1にかかるプライ
マリシリンダの製造過程を示す第1実施例、第2図(1
)〜(m)はシールリング嵌合用構部の拡大図、第3図
(I)〜(Vl)は請求項2にかかるプライマリシリン
ダの製造過程を示す実施例である。 A・・・円形鋼板 1.2,3,4.70・・・金型装置 7.8・・・加圧ローラ 9・・・転造ローラ 26.46,71.95・・・中心線 51・・・環状凹部 61・・・環状折曲片 62・・・カップ部分 63・・・つば部分 64・・・つば付きカップ状体 65・・・シールリング嵌合用溝 特許出關人  株式会社カネミツ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金型装置により円形鋼板の中央部に絞り加工を施
    してその円形鋼板をつば付きカップ状体に形成する工程
    と、前記つば付きカップ状体をその中心線で回転させた
    状態で前記つば付きカップ状体のカップ部分およびつば
    部分の表面に加圧ローラを押しつけて前記つば付きカッ
    プ状体の硬度を向上させる工程と、金型装置により前記
    つば部分の周縁部を環状折曲片に折曲形成する工程と、
    前記環状折曲片を金型装置の環状凹部に収納して前記つ
    ば付きカップ状体の軸長方向および中心方向に規制させ
    るとともに、前記つば付きカップ状体をその中心線で回
    転させた状態で、前記環状折曲線を含む前記つば部分の
    外周面に転造ローラを押しつけてシールリング嵌合用溝
    を形成する工程とを備えたことを特徴とするプライマリ
    シリンダ等板金製部品の製造方法。
  2. (2)円形鋼板をその中心線で回転させた状態でその表
    面に加圧ローラを押しつけて前記円形鋼板の硬度を向上
    させる工程と、金型装置により前記円形鋼板の周縁部を
    環状折曲片に折曲形成する工程と、前記環状折曲片を金
    型装置の環状凹部に収納して前記円形鋼板の軸長方向お
    よび中心方向に規制させるとともに、前記円形鋼板をそ
    の中心線で回転させた状態で、前記環状折曲片を含む前
    記円形鋼板の外周面に転造ローラを押しつけてシールリ
    ング嵌合用溝を形成する工程とを備えたことを特徴とす
    るプライマリシリンダ等の板金製部品の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0360821A (ja) * 1989-09-06 1991-03-15 Kanemitsu:Kk 円形鋼板からシールリング嵌合用溝を形成する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0360821A (ja) * 1989-09-06 1991-03-15 Kanemitsu:Kk 円形鋼板からシールリング嵌合用溝を形成する方法

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JP2523023B2 (ja) 1996-08-07

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