JPH0360302A - バッテリ車両のスリップ判定装置及びトラクションコントロール装置 - Google Patents

バッテリ車両のスリップ判定装置及びトラクションコントロール装置

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JPH0360302A
JPH0360302A JP1193126A JP19312689A JPH0360302A JP H0360302 A JPH0360302 A JP H0360302A JP 1193126 A JP1193126 A JP 1193126A JP 19312689 A JP19312689 A JP 19312689A JP H0360302 A JPH0360302 A JP H0360302A
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JP
Japan
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vehicle
rotational speed
instantaneous
friction coefficient
driving
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JP1193126A
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English (en)
Inventor
Kenji Sakamoto
研二 坂本
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はバッテリ車両のスリップ判定装置及びトラク
ションコントロール装置に関するものである。
[従来の技術」 バッテリ車両、例えばバ・7テリフオークリフトでは走
行時に生ずるスリップに対応して駆動輪の回転速度を調
整し安定した走行を保証するものがある。
前記した荷役車両として、本願出閣人は特願昭62−3
12812号において以下のようなものを提案している
。この荷役車両ではコントローラが走行用モータをデユ
ーティ制御するものであり、アクセルが踏込み操作され
るとコントローラはこのアクセル踏込み量に対応する値
にまでデユーティ信号のデユーティ比を緩慢に上昇させ
ることにより車速を徐々に上昇させ、安定した車両の走
行を図るべく予めプロゲラ柔ングされたソフトモードを
採用している。
即ち、アクセルの踏込み量の増加に伴い、モータの回転
数がソフトモードに従って増加すると、このモータ又は
駆動輪等の走行系部材の回転数を検知したセンサからの
信号がコントローラに入力される。コントローラはこの
回転上昇率がソフトモードにて規定されている所定値以
上である時にはモータの回転数を低下させる。このモー
タの回転数低下率の基準値は予めコントローラに記憶さ
れ、モータの実際の回転数低下率が基準値よりも大きい
時には、モータに十分な負荷が働いていないことを、即
ち駆動輪に路面の摩擦抵抗が十分に作用せず駆動輪がス
リップしている判断する。そして、コントローラはソフ
トスタートのデユーティ比の上昇率を小さくしてモータ
の回転を制御し、駆動輪のスリップに対応する。
また、本圃出願人は特願昭第62−279649号にお
いて以下のようなスリップ防止装置を提案している。こ
の装置では走行用モータから駆動輪に至る回転伝達機構
内にスプリングを介して油圧シリンダの伸長時における
荷重を伝達し、駆動輪の回転を強制制御し得る構成とし
たものである。
そして、車速及び走行用モータの回転数を監視してコン
トローラは駆動輪のスリップの有無を判断し、−旦モー
タのチョッパ制御を停止して電磁弁を開放させ、油圧シ
リンダのロンドを突出させて駆動輪に制動をかけるよう
になっている。
[発明が解決しようとする課題] 上記した2つの装置においては、単に車両の発進時にお
けるスリップ率のみを監視して車両の安定走行を図るも
のである。ところが、車両走行時におけるスリップ発生
の確率は、スリップ率のみから単純に判断できるもので
はなく、走行路面の摩擦係数の高低を影響を与えるもの
である。
即ち、走行路面の摩擦係数が高い場合には、発進時のス
リップ率がある程度高くても、車両が走行を続ける場合
にはスリップの確率が小さい。従って、摩擦抵抗が大き
な路面においてスリ・7プ率が極めて低く、車両走行時
の安定性に影響を与えない場合を除くと、スリップ率の
みで車両の走行安定性を判断することは早計であり、こ
の結果のみで走行速度の下降等の行うと徒に作業効率を
低下させることになる。
本願は上記した問題点を解決するためになされたもので
あり、第1発明の目的は路面の摩擦係数をも配慮して走
行路で発生し得るスリップを判断することが可能なバッ
テリ車両のスリップ判定装置及びトラクションコントロ
ール装置を提供することにある。
また、本願第2発明の目的は上記第1発明の目的に加え
て、車両の発進及び加速時に路面の摩擦係数に対応して
モータの回転数上昇率を変換して、車両の安定した走行
を保証し得るバッテリ車両のスリップ判定装置及びトラ
クションコントロール装置を提供することにある。
本願第3発明の目的は第1発明の目的に加えて、路面の
摩擦係数の大小に対応して駆動輪の回転速度を調整して
安定した車両の走行を保証し得るバッテリ車両のスリッ
プ判定装置及びトラクションコントロール装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するため、本願第1発明はアクセル
の操作量に相当するデユーティ比の電圧信号により走行
用モータを駆動し、同走行用モータにて回転される駆動
輪と、同駆動輪に追従回転する従動輪との回転により走
行するバッテリ式荷役車両において、前記駆動輪の回転
速度と従動輪の回転速度とに基いてその時々の瞬間スリ
ップ率を演算するスリップ率演算手段と、前記デユーテ
ィ比と駆動輪の回転速度との比較に暴き車両走行路の路
面の瞬間摩擦係数を演算する瞬間摩擦係数演算手段と、
前記瞬間スリップ率及び瞬間摩擦係数に基いて車両走行
路の路面の各スリップ率に対する摩擦係数を割出し、こ
の走行路でスリップが発生し得ることを判断する判断手
段とからなることをその要旨とする。
本願第2発明は、前記第1発明に加えてデユーティ比を
アクセルの操作量に相当する値に至るまで通常の上昇率
にて増加させる通常上昇データと、同通常の上昇率より
は緩やかな漸増速度にて増加させる漸増上昇データとを
記憶する記憶手段と、前記判断手段の判断結果に基いて
記憶手段が記憶する漸増上昇データに従い走行用モータ
を駆動制御する駆動制御手段とを設けたことをその要旨
とする。
また、本願第3発明においては前記第1発明に加えて、
走行用モータから駆動輪に至る走行用駆動系の少なくと
もI個所に荷重を付与して駆動輪の回転速度を下降させ
る回転速度下降手段と、前記判断手段の判断結果に基い
て回転速度下降手段を駆動制御する駆動制御手段とを設
けたことをその要旨とする。
[作用1 本願第1発明はスリップ率演算手段が駆動輪の回転速度
と従動輪の回転速度とに基いてその時々の瞬間スリップ
率を演算し、摩擦係数演算手段がデユーティ比と駆動輪
の回転速度との比較に基き車両走行路の路面の瞬間摩擦
係数を演算する。すると、判断手段が瞬間スリップ率及
び瞬間摩擦係数に基いて車両走行路の路面の各スリップ
率に対する摩擦係数を割出し、この走行路でスリップが
発生し得ることを判断する。
本願第2発明は第1発明に加え、前記判断手段の判断結
果に基いて、記憶手段が記憶する2つのデータ、即ちデ
ユーティ比をアクセルの操作量に相当する値に至るまで
通常の上昇率にて増加させる通常上昇データと、同通常
の上昇率よりは緩やかな漸増速度にて増加させる漸増上
昇データとのうち、漸増上昇データに従って駆動制御手
段が走行用モータを駆動制御する。
本願第3発明は第1発明に加え、駆動制御手段は判断手
段の判断結果に基いて、回転速度下降手段を駆動し、走
行用モータから駆動輪に至る走行用駆動系の少なくとも
1個所に荷重を付与して駆動輪の回転速度を下降させる
[実施例] 以下、この発明をリーチ式バッテリフォークリフトに具
体化した第1の実施例を第1〜7図に従って詳述する。
第2図は4輪式のバッテリフォークリフトを示すもので
あり、車体lの下側にはリーチレッグ2が前方に延び、
同リーチレッグ2に沿ってアウタマスト3が前後動され
るようになっている。アウタマスト3の内側にはインナ
マストが配置され、リフトシリンダ4の伸縮に伴うイン
ナマストの上下動に基いてリフトブラケット5に取着さ
れたフォーク6を昇降させるようになっている。
前記アウタマスト3にはりξットスイッチから構成され
た揚高スイッチ7が設けられ、リフトブラケット5に取
着したドクが所定の高さ達すると(フォーク6に載置さ
れた荷Wが注意を要する高さに達すると)これを検知す
る。リーチレッグ2にはロータリエンコーダよりなるリ
ーチストロークセンサ8が設けられ、アウタマスト3の
前後への直線的移動量が回転量に変換されて検出される
ようになっている。駆動輪11の回転数はロータリーエ
ンコーダよりなる駆動輪回転数センサ12にて検出され
、従動輪9の回転数は同じくロータリーエンコーダより
なる従動輪回転数センサ10にて検出される。
第3図はこのフォークリフトの電気回路を示し、直流モ
ータよりなる走行用モータ13はキースイッチ14を介
してバッテリ15に接続されている。
前記モータ13の界磁巻線16に接続された前進用コン
タクタ17及び後進用コンタクタ18の切換動作に基い
てモータ13が正逆回転される。このモータ13は駆動
輪11を回転させ、正逆回転することにより車両を前進
又は後進させる。
チョッパ回路19はトランジスタ等のパワー素子にて構
成され、同チョッパ回路19及びバイパスコンタクタ2
0よりなる並列回路がモータ13に接続されている。前
記チョッパ回路I9はバイパスコンタクタ20の開路時
に、公知のデユーティ信号に従ってオン・オフされ、そ
のデユーティ比に基く回転速度でモータ13を駆動制御
し、デユーティ比が100%となると、バイパスコンタ
クタ20が閉路してモータ13をアクセル操作量に相当
する回転速度で駆動する。
次に、上記のように構成したバッテリ式フォークリフト
のトラクションコントロール装置の電気的構成を第1図
に示す電気ブロック図に従って説明する。
アクセル操作量センサ21はポテンショメータよりなり
、運転室に設けられたアクセルペダル22の踏込み量を
検出し、その検出信号をスリップ率演算手段、摩擦係数
演算手段、判断手段及び駆動制御手段としての中央処理
装置(CPU)23に出力する。駆動輪回転数センサ1
2は駆動輪11の回転数を検出してその検出信号をCP
U23に出力する。従動輪回転センサ10は従動輪9の
回転数を検出してその検出信号をCPU23に出力する
また、揚高スイッチ7はフォーク6上の荷Wが所定の高
さに達するとこれを検出して、この検出信号をCPU2
3に出力する。また、リーチストロークセンサ8はアウ
タマスト3の位置を検出し、この検出信号をCPU23
に出力する。
前記CPU23は記憶手段としての読出し専用メモリ 
(ROM)24に記憶された制御プログラムに従って動
作し、その演算結果は読出し及び書込み可能なメモ’J
  (RAM)25に一時的に椙納される。
前記CPU23は揚高スイッチ7及びリーチストローク
センサ8からの信号に従って荷Wの高さH及びリーチN
Lを演算し、これらの演算結果を表示装置等に表示する
また、CPU23は駆動輪回転数センサ12からの信号
に従って駆動輪回転数Vfを、従動輪回転数センサ10
からの信号に従って従動輪回転数Vrを演算する。そし
て、CPU23は駆動輪回転数Vfと従動輪回転数Vr
との差を求め、さらにこの差と駆動輪回転数Vfとの商
を求めて駆動輪11の単位回転当たりの余剰回転率、即
ちスリツブ率Sを求める。
サラに、CPU23はアクセル操作量センサ21からの
信号に従ってアクセルペダル22の踏込み操作量を演算
し、この踏込み操作量に対応するモータ13の目標回転
速度Nを演算する。そして、CPU23はROM24に
記憶された2種類のソフトスタートデータのいずれかに
基き回転速度指令値R(チョッパ信号のデユーティ比)
を徐々に増加させながらチョッパ回路19を介してモー
タ13の回転速度を目標回転速度Nにまで徐々に上昇さ
せるように駆動する。そして、デユーティ比が100%
にあってはチョッパ回路19の駆動を停止して、バイパ
スコンタクタ20を介してモータ13を駆動する。
前記CPU23はその時々の回転速度指令値Rと駆動輪
回転数Vfとの比較して、駆動輪11が路面から受ける
摩擦抵抗を割出し、これに基いて路面の摩擦係数μを求
める。
また、第4図に示すように、前記ROM24の記憶領域
の一部にはトラクションデータ記憶領域26が設けられ
、第5図に示すように例えば凍結路等、摩擦係数μが極
めて低い走行路(低摩擦路)から、摩擦係数μが高い例
えば乾燥したコンクリート路(高摩擦路)までの各種走
行路におけるスリップ率Sと摩擦係数μとの関係のデー
タが記憶されている。そして、本実施例では各路面にお
いて例えばスリップ率315%を安定走行許容値aとし
て、これ以下が安定スリップ率とされ、これを超えると
注意スリップ率に設定されている。また、これら走行路
のうち、はぼ中間の標準摩擦路から下方を注意走行域、
情報を安定走行域に設定している。
さらに、第4図に示すように、ROM24の記憶領域の
一部にはソフトスタート領域27が設けられ、第6図に
示すように走行用モータ13に印加するt源電圧のデユ
ーティ比、即ち回転速度指令値Rの2つのデータが予め
用意されている。即ち、実線で示す一方のデータ(通常
走行データ)はアクセル操作量に対応する目標回転速度
Nにまで回転速度指令値R1即ちデユーティ比を徐々に
増加させる公知のデユーティ比データであり、このデユ
ーティ比の増加率に従うモータ13の回転数上昇率は6
0逅り秒毎に5%、モータ電流の上限値は400Aに設
定されている。さらに、鎖線で示す他方のデータ(減速
走行データ)は通常走行データに比較して、回転数上昇
率は60ミリ秒毎に2%、モータ電流の上限値は300
Aに設定され、アクセル操作量の増加とともに回転速度
指令値Rの上昇率を小さくして、モータ13の回転数が
目標回転速度Nに−Nlli慢に近づくようになってい
る。
前記通常走行データ及び減速走行データにおいては、ア
クセルペダル22の踏込み操作開始直後の立上がり範囲
yでは回転速度指令値Rは一定の値で推移する。そして
、通常走行データ及び減速走行データにおいて、立上が
り範囲y及びこの立上がり範囲yの後で短時間にわたっ
て続く上昇開始範囲2では回転速度指令値Rが共通のも
のとなっている。
さて、上記のように構成したトラクションコントロール
装置の作用について第7図に示すフローチャートに従っ
て以下に説明する。
今、車両は冷凍倉庫等の中で摩擦率の低い凍結した走行
路上を走行している。そして、車速を上昇させるべく、
アクセルペダル22が踏込み操作されると、アクセル操
作量センサ21から入力された検出信号に従い、ステッ
プ(以下ステップを単にSという)SLにおいて、CP
U23はモータ13の目標回転速度Nを演算する。そし
て、S2にてCPU23はチョッパ回路19を介してモ
ータ13を駆動してこれを2つのソフトモードデータに
共通する立上がり範囲yの回転速度指令値Rにより回転
駆動する。
次いで、S3においてCPU23は駆動輪回転数センサ
12及び従動輪回転数センサ10からそれぞれ入力され
た検出信号に従い、駆動輪回転数Vf及び従動輪回転数
Vrを割出し、 S= (V f−V r) /V f に基づきスリップ率Sを演算する。
S4にてスリップ率Sが予め設定した許容値a以上か否
か(安定スリップ率が注意スリップ率か)が判断され、
車両が凍結路上を走行し、スリップ率Sが極めて大きな
ところから35に進む。S5において、CPU21はそ
の時の回転速度指令値R8即ちデユーティ比と駆動輪回
転数vrとを比較演算して駆動輪11と路面との間の摩
擦係数μを割出す。車両が走行する凍結路の路面と駆動
輪11との間の摩擦係数μは極めて低く、例えば0.1
であると、CPU23はROM24のトラクションデー
タ記憶領域26からトラクションデータを読出し、μ=
0.1.S=0.4の交点を検索して路面情報を求め、
車両が凍結路上を走行していることを認識する。
前記凍結路は予め定めた注意走行域にあるところから、
CPU23はS6にて走行中にスリップが発生する虞が
あると判断し、S7においてCPU23はROM24の
ソフトスタートモード記憶領域27から漸増走行モード
を読出し、これに従って3%の回転速度上昇率Rで目標
回転速度Nに相当する値にまで上昇させ、走行速度を緩
慢に上昇させてSlに復帰する。従って、車両が摩擦係
数μの極めて低い凍結路上を走行しても、車両の速度上
昇率が小さく抑えられるため、スリップが発生する虞は
なくて、安定した車両の走行が行われる。
そして、車両が冷凍倉庫内から外部に出て走行すると、
路面がもはや凍結していないところから、摩擦係数μが
高くなる。従って、S4において走行路が安定域内にあ
る時にはS8に進んでCPU23はROM24のソフト
スタートモード記憶領域26から通常走行モードを読出
し、これに従って5%の回転速度上昇率で目標回転速度
にまで走行速度を徐々に上昇させてslに復帰する。さ
らに、S4においてスリップ率Sが許容値aを下回る時
にも同様に38に移行して通常走行モードに従う回転速
度上昇率で回転速度指令値Rを上昇させる。
続いて、この発明の第2の実施例を第8〜10図に従っ
て説明する。
この実施例では、スリップ率S及び路面の摩擦係数μの
大小に加えてフォーク6の荷物Wの位置も考慮して車速
を変化させるものであり、この車速の変化は駆動輪11
に対゛して機械的制動を付与することにより行われる。
即ち、第8図に示すように、走行用モータ13と駆動輪
11との間に、動力伝達用ギヤ群を収納するギヤボック
ス28を介在させている。そして、荷Wの揚高位置Hが
安定揚高領域Hdより高くなり、かつリーチ位置りが安
定リーチ領域よりも前方にあって、車両がスリップの起
こり得る路面上を走行している時、このギヤボックス2
8内のギヤ群に連結された制動板29に対して、CPU
23が電磁弁33 (第1図)を介して第9図に示すシ
リンダ30の伸長によりv字状アーム31及び押しバネ
32を介して荷重を付与して従動輪11に負荷をかける
ものである。なお、前記制動板29とシリンダ30とは
回転速度下降手段を構成するものである。
そして、第10図に示すように、CPU23は前記第1
実施例と同様にスリップ率S及び摩擦係数μにより走行
路が注意走行域内にあることを判断すると、S15にお
いて揚高スイッチ7及びリーチストロークセンサ8から
の信号により、フォークFの上下位置Hが予め定めた安
定上限位置Hdよりも高く、かつリーチ位置りが予め定
めた安定前駆位置Ldよりも前方にあるか否かを判断す
る。YESの時、即ち車両がバランスの良くない状態に
ある時には、注意走行域内でのモータの回転数の上昇率
を小さくすべくS16でCPU23はROM24に記憶
されたデータに従って電磁弁33を駆動し、シリンダ3
oを伸長させて、車両が安定した走行ができるまで従動
輪9に制動力をかけて車速を低くして89に復帰する。
一方、NOの場合には317で電磁弁を介してシリンダ
3゜を収縮させて従動輪9にかがっている制動力を解除
して、S9に復帰する。
さらに、スリップ率Sが所定値aを下回ったり、スリッ
プ率Sと摩擦係数μとから求めた走行路が安定走行域内
の時にも同様に8.17で従動輪11にかかっている制
動力を解除する。
この構成においては、CPU23は路面の摩擦係数μに
加えて、荷Wをも検出し、車両の安定した走行を図るも
のであるため、車速の低下が一層限定した条件で行わ、
作業効率の低下はより効果的に防止される。
なお、この発明は上記した実施例に限定されるものでは
なく、例えば荷役車両以外のバッテリ車に応用する等、
本発明の趣旨から逸脱しない限りにおいて任意の変更は
熱論可能である。
[効果] 以上詳述したように本願第1発明では、路面の摩擦係数
をも配慮して走行路で発生し得るスリップを判断するこ
とができ、本願第2発明は第1発明の効果に加えて、車
両の発進及び加速時に路面の摩擦係数に対応してモータ
の回転数上昇率を変換して、車両の安定した走行を保証
し、さらに本願第3発明は第1発明の効果に加えて、路
面の摩擦係数の大小に対応して駆動輪の回転速度を調整
して安定した車両の走行を保証し得るという優れた効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の電気的構成を示すブ
ロック回路図、第2図はリーチ式パンテリフォークリフ
トを示す側面図、第3図はモータ駆動系を示す電気回路
図、第4図はROMの記憶領域を示す説明図、第5図は
ROM記憶領域のうちトラクションデータ記憶領域を説
明する線図、第6図はソフトスタートデータ記憶領域を
説明する線図、第7図はCPUの動作を示すフローチャ
ート、第8図及び第9図は第2の実施例における駆動輪
の回転調整装置を示すそれぞれ正面図及び側面図、第1
0図は第2の実施例におけるCPUの動作を示すフロー
チャートである。 従動輪9、駆動輪11、走行用モータ13、アクセルペ
ダル22、スリップ率演算手段及び瞬間摩擦係数演算手
段及び判断手段及び駆動制御手段としてのCPU23、
記憶手段としてのROM24、回転速度下降手段として
の制動板29及びシリンダ30゜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アクセルの操作量に相当するデューティ比の電圧信
    号により走行用モータを駆動し、同走行用モータにて回
    転される駆動輪と、同駆動輪に追従回転する従動輪との
    回転により走行するバッテリ車両において、 前記駆動輪の回転速度と従動輪の回転速度とに基いてそ
    の時々の瞬間スリップ率を演算するスリップ率演算手段
    と、 前記デューティ比と駆動輪の回転速度との比較に基き車
    両走行路の路面の瞬間摩擦係数を演算する摩擦係数演算
    手段と、 前記瞬間スリップ率及び瞬間摩擦係数に基いて車両走行
    路でスリップが発生し得ることを判断する判断手段と を備えてなるバッテリ車両のスリップ判定装置及びトラ
    クション装置。 2、アクセルの操作量に相当するデューティ比の電圧信
    号により走行用モータを駆動し、同走行用モータにて回
    転される駆動輪と、同駆動輪に追従回転する従動輪との
    回転により走行するバッテリ車両において、 前記駆動輪の回転速度と従動輪の回転速度とに基いてそ
    の時々の瞬間スリップ率を演算するスリップ率演算手段
    と、 前記デューティ比と駆動輪の回転速度との比較に基き車
    両走行路の路面の瞬間摩擦係数を演算する摩擦係数演算
    手段と、 前記瞬間スリップ率及び瞬間摩擦係数に基いて車両走行
    路の路面の各スリップ率に対する摩擦係数を演算し、こ
    の走行路でスリップが発生し得ることを判断する判断手
    段と、 前記デューティ比をアクセルの操作量に相当する値に至
    るまで通常の上昇率にて増加させる通常上昇データと、
    同通常の上昇率よりは緩やかな漸増速度にて増加させる
    漸増上昇データとを記憶する記憶手段と、 前記判断手段の判断結果に基いて記憶手段が記憶する漸
    増上昇データに従い走行用モータを駆動制御する駆動制
    御手段と を備えてなるバッテリ車両のスリップ判定装置及びトラ
    クションコントロール装置。 3、アクセルの操作量に相当するデューティ比の電圧信
    号により走行用モータを駆動し、同走行用モータにて回
    転される駆動輪と、同駆動輪に追従回転する従動輪との
    回転により走行するバッテリ車両において、 前記駆動輪の回転速度と従動輪の回転速度とに基いてそ
    の時々の瞬間スリップ率を演算するスリップ率演算手段
    と、 前記デューティ比と駆動輪の回転速度との比較に基き車
    両走行路の路面の瞬間摩擦係数を演算する摩擦係数演算
    手段と、 前記瞬間スリップ率及び瞬間摩擦係数に基いて車両走行
    路の路面の各スリップ率に対する摩擦係数を演算し、こ
    の走行路でスリップが発生し得ることを判断する判断手
    段と、 前記走行用モータから駆動輪に至る走行用駆動系の少な
    くとも1個所に荷重を付与して駆動輪の回転速度を下降
    させる回転速度下降手段と、前記判断手段の判断結果に
    基いて回転速度下降手段を駆動制御する駆動制御手段と を備えてなるバッテリ車両のスリップ判定装置及びトラ
    クションコントロール装置。
JP1193126A 1989-07-26 1989-07-26 バッテリ車両のスリップ判定装置及びトラクションコントロール装置 Pending JPH0360302A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5476310A (en) * 1993-05-14 1995-12-19 Hitachi, Ltd. Braking apparatus for electric vehicle
JP2017212871A (ja) * 2016-05-18 2017-11-30 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 走行制御装置および産業車両

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US5476310A (en) * 1993-05-14 1995-12-19 Hitachi, Ltd. Braking apparatus for electric vehicle
JP2017212871A (ja) * 2016-05-18 2017-11-30 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 走行制御装置および産業車両

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