JPH0358972B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、連続運動で運転される操作手段によ
り製品をハンドリングする（取扱う）ための方法
及びその装置に関する。

製品又は物品に、たとえば、加工、機械加工、
処理、組立、包装等の特定の作業を施行する際の
製品又は物品のハンドリング（取扱い）は、通
常、上記製品又は物品を円形通路に沿つて、間欠
運動、つまり、進行の期間と停止の期間を交互に
繰返すような運動をする運搬部材により、操作手
段を使う上記作業を一部又は全体にわたり行うも
のであり、上記間欠運動と、上記作業のほヾ全体
及び／又は、一つの運搬部材から次の後続の運搬
部材への進行又は移行が一致して行れるものであ
る。

上記の如き機構の取扱い装置は、上記の作業の
ほヾ大部分及び／又は、製品の一つの運搬部材か
ら次の運搬部材への移行を停止の期間に行う、間
欠運動運搬手段から成り、それ故運転速度は制限
をある程度受けざるを得ず、製作コストの上昇を
招いた。

製作及び／又は処理される製品の製作コストを
大幅に削減するため、上記の取扱い装置の運転速
度を上昇させる目的で一般に連続運転と称するタ
イプの種々の装置が提案されているが、現実的に
見て、これらの装置は従来装置の組合せにすぎ
ず、前置の運搬部材の操作手段から処理対象製品
を後続の運搬手段へ移行する段階の後又は少くと
もその期間、製品は静止してしまうことになり、
上記の前置の運搬部材の操作手段から放出された
部品は、次に、制御又は取得の目的で後続の運搬
手段の操作手段により処理されるのであるが、こ
れは製品自体に損傷を与えるのみならず後段の運
搬の均一性の観点からも不利を招く、さらに、操
作手段の均一な環状運搬速度があらゆる場合に適
用されていたため、一つの運搬手段から他の運搬
手段へ製品を移動する又は進行させる等のデリケ
ートな取扱い作業及び、製品自体と種々の部材を
制御又は取得するさらにデリケートな作業等のハ
ンドリングが、個々の運搬部材の操作手段への送
入段階においてとりわけ、高速運転を妨げる要因
となつていた。

本発明の目的は、直線、螺線、円形、及び弓形
の任意のタイプで間欠的に連続する混合形態の経
路に沿つて、かつ、製品にほどこされるべき作業
の種類に応じて異なる速度において、連続運動で
運ばれる製品の操作手段によるハンドリング（取
扱い）のための方法とその装置を提供することで
ある。

上記の方法と提供によれば、処理又は取扱われ
るべき製品又は物品の連続列のうちの単一の製品
又は物品は、たとえば、操作手段への送入の段階
においては十分に制御されるように、まず低速度
にて経路の直線部分沿いに運搬され、 次に、上記操作手段の制御下に入つたのち、
徐々に速度をあげて弓形路ぞいに運ばれて、分離
され個々の作業にふりわけられ、次に、後続の操
作々業のため異なる速度で再び直続部路沿いに進
む。そして、処理対象の製品に何工程のどういつ
たタイプの操作作業が必要であるかによつて上記
の工程を繰返すものである。

上記の様にして、一つの運搬部材の操作手段か
ら別の運搬部材の操作手段へ処理するべき製品又
は物品を移動又は進行させる作業を、直線路の一
部分に沿つて、運搬速度の実際の値とは関係な
く、完全に相対速度をキヤンセルし、減速して
も、行うことができる。

加工、機械加工、処理、組立て、包装等の特定
の操作々業を連続運動により運行される操作手段
により行うため、製品又は物品をハンドルするた
めの、本発明による方法は、上記の操作手段によ
り、処理対象の上記製品又は物品が間挿的に連続
する。任意のタイプの直線、螺線、円形、及び弓
形部分から成る混合形態の経路沿いに、製品にほ
どこされるべき作業のタイプに応じて異なる速度
で、連続運動において運行されることを特徴とす
る。

上記の方法を実現するための本発明にかゝる装
置は、連崎運動において一つ又はそれ以上の運搬
部材と関連して運動自在の支持構造、及び、上記
操作手段を、任意のタイプの直線、螺線、円形、
弓形部分から成る混合形態の経路沿いに、間挿的
に連続して、かつ、製品にほどこされるべき作業
のタイプに応じて異なる速度において、連続運動
させるため、個々の運搬部材と関連して上記操作
手段を運動させるための駆動手段から成ることを
特徴とする。

本発明によれば、連続運動の運搬部材は、放射
状支持案内を持つ車輪の形態をとることが好まし
く、その上に支持機構を持つ上記操作々業手段が
滑動自在に搭載されており、この支持機構と関連
して、該手段を、混合形態から成る上記経路沿い
に異なる速度で伴走できるように、連続運動をす
る対応する運搬手段の回転軸から離れたり近よつ
たりさせるために、個々の放射状支持案内ぞいに
動かすための手段がついている。操作手段を個々
の放射状支持案内沿いに動かすための上記手段
は、たとえば、通常の駆動カムタイプであつて
も、又は有段タイプのモータ、又はその他同様の
手段であつてもよい。

添付の図面は、本発明にかゝる方法及び該方法
を実行するための装置の好ましい実施例を示す
が、これは単に例示の意味であつて、何ら限定的
な意味を持たない。

本発明にかゝる、連続運動をする操作手段によ
り加工、機械加工、処理、組立て、包装等の特定
の作業を製品又は物品にたいしてほどこすための
製品又は物品をハンドリングする（取扱う）ため
の上記の方法は、上記の操作手段により処理する
べき製品又は物品を、任意のタイプの直線、螺
線、円形、弓形部分から成る混合形態の経路沿い
に間挿的に連続し、かつ製品にほどこすべき作業
のタイプに応じて異なる速度で運行させることか
ら成る。

第１〜４図の実施例で示すように操作各段階に
応じて上記の方法を実現するため、加工、機械加
工、処理、組立て、包装等の特定の作業をほどこ
すために本発明にかゝる異なる速度で混合形態か
ら成る経路沿いに対象製品を運行させるための操
作手段は、上記の図においてブロツクの形態で図
示してあり、連続運動する運搬部材は、上記ブロ
ツクが滑動自在に運行できるように案内手段とし
てスポークを持つ車輪の形で図示されている。

第１〜３図の実施例中、上記の連続運動する運
搬部材二つは、平行な軸３，４の周囲を反対の方
向に回転するスポークつき第１の車輪１、第２の
車輪２の形で示されている。スポークつき車輪１
は、10本のスポーク１ａがついており、スポーク
つき車輪２には12本のスポーク２ａがついてい
る。番号５で示す操作手段としてのブロツクの一
つはスポークつき車輪１と２の回転軸３と４と平
行した軸５ａの周りに回転し、スポークつき車輪
１の10本のスポーク１ａの各本により滑動自在に
運行され、一方同様な操作手段としてのブロツク
６は、スポークつき車輪２の12本のスポーク２ａ
の各本により滑動自在に運行される。後者のブロ
ツク６は、上記のスポークつき車輪１と２の回転
軸３と４と平行な軸６ａの周りを回転自在に、ス
ポークつき車輪２の各スポーク２ａ沿いに放射状
に滑動自在にとりつけられた対応支持アーム７の
遊離している端に、とりつけられている。

第４図に示す実施例中、連続して運動する二つ
の運搬部材がスポークつき第１の車輪８、図第２
の車輪９の形態をとり、、平行な軸１０と１１の
周りを反対方向に回転する。このスポークつき車
輪８と９は、それぞれ、24本のスポーク８ａと９
ａがついており、２本のスポークつき車輪８と９
の対峙する回転軸１０と１１と平行する各軸５′
ａの周囲を回転する同等の対応するブロツク５′
がこれにより滑動自在に運行される。スポークつ
き車輪９の対応するスポーク９ａ沿いに放射状に
滑動自在に動く個々のアーム７′の遊離端にスポ
ークつき車輪８と９の相対する回転の上記軸１０
と１１と平行する個々の軸６′ａのまわりに回転
自在に６′がとりつけられている。

本発明によれば、反対方向に回転する二対のス
ポークつき車輪１，２及び８，９の回転速度は、
個別ブロツク５，６及び５′，６′が所定の一ケ所
又はそれ以上の放射状位置において、後述のよう
にして付加される放射状運動と組合せて、同じ前
進速度で反対の方向に回転するように、適当に選
択される。

処理対象の製品の集合は単一列で等間隔で車輪
１又は８に近い場所で、公知のたとえば米国特許
第3155221号による装置により行い、次に、公知、
たとえば前記米国特許第3155221号による装置又
は米国特許第3747737号による装置を使用して、
単列で、連続回転運動をする、スポークつき車輪
１の単一ブロツク５又はスポークつき車輪８のブ
ロツク５′へと製品を移動させる。この際、製品
は各軸５ａ又は５′ａの、周囲の均一の方向と整
合された配置で、矢印Ｆの方向へ列を組んで前進
し、この時の速度は各車輪１，８の回転軸３又は
１０からの距離が短いため低速である。

車輪１，８の連続回転運動の間、スポークつき
車輪１，８の各滑動支持スポーク１ａ，８ａに沿
つてブロツクを放射方向に転置することにより、
ブロツク５又は５′へ移動される製品は互いに間
隔をおいて配置され、対象製品にほどこされる作
業の数とタイプにより決定される所定の混合経路
に沿つて動くにつれ速度を高速に上昇させる。

きわめて重要なことだが、車輪１と８から各関
連車輪２，９への製品の移送は、対応するブロツ
ク５，６及び５′，６′が、それ自体は何ら相対的
運動をすることなく所定の速度で経路の直線部沿
いに上記の各車輪によつて共に動かされることに
より、行われる。（第１〜４図参照） 車輪１，８のブロツク５，５′から車輪２，９
のブロツク６，６′への移動又は移送が完了する
と、製品は車輪２，９の上記ブロツク６，６′に
より後段の作業のため所定の経路にそつて運搬さ
れ、次に、矢印Ｆ１の方向へ放射されるか、ある
いは、車輪１，８から車輪２，８へ移行するため
前述のごとき方法でさらに別の作業のため別の運
搬車輪へと前進される。

一例を第１図に示すごとく、車輪１において各
ブロツク５の経路は、まず、製品を操作部材５へ
と送入するための低速の直線部と、ややこれより
高速の弓形部分と運搬車輪１の上記操作手段５か
ら運搬車輪２の操作手段６へと上記製品を移動又
は進行させるための中程度の速度の運搬車輪２の
ブロツク６と同じ直線部を持つ第三の部分とから
成る。他方、車輪２については、ブロツク６の経
路は、車輪１のブロツク５と共通の直線部分に加
えて、上記共通直線部の速度よりも高速のやや弓
形をなす第二の部分と、同じく弓形の車輪１の共
通直線部分と同じ速度の、処理ずみ製品放出段階
用の第三の部分とから成る。

第２図に示す変形例において示した経路は第１
図のものと類似しているが、弓形部分が車輪１に
対する車輪２の放射方向の位置を異なるものとす
る機能のため、長さが結果的に違つたものとなつ
ている。

第３図に示す変形例において、車輪１と２の配
置は第２図のものと同じであるが、車輪２の経路
が、車輪１と２に共通の直線部と同じ車輪２の放
出部との中間の直線部よりさらに成る。

第４図の別の実施例では、車輪８，９の配置は
第１図に示す例と同様であり、車輪９の経路は第
３図に示すものと同じである。

本発明にかゝる第１〜第４図に関し実施例につ
いて説明した方法を実行するための装置を、第３
図に示す方法を自動で実際に行うための機能的例
をあげて、第５〜７図に概略を示す。

この例示の装置は、水平隔壁１３により上下に
載置された二つの中空部分、下側部１４と上側部
１５とに内部で区分された、支持脚１６がついた
水盤状のブロツク又はケーシング１２より、主と
して成る。この水平隔壁１３により後述の方法に
より回転自在にとりつけらた二つの垂直シヤフト
１７と１８は、互いに並行であり、下端を下側中
空部１４中から突出させ、その上端は上側中空部
１５の内側にのびている。

垂直シヤフト１７と１８の下端上に、下側中空
部１４の内側に歯車１９と２０がそれぞれ締付け
られている。上記歯車１９と２０は、互いに噛み
合つており（図示しない）、モータと減速ギヤに
より公知の何らかの方法によつて自動駆動され
る。

中空部１５の内側で水平隔壁１３の上にのびる
上記シヤフト１７と１８の一部分には該水平隔壁
１３上に公知の方法で固定されたブロツク２１，
２２が各々はめこまれている。

このブロツク２１，２２の上側に突出するシヤ
フト１７，１８の上端には、各シヤフトに車輪２
３，２４が締付けられている。

この車輪２３，２４は、各シヤフト１７と１８
上に締付固定するためのハブ２５，２６、外側リ
ング又はリム２７，２８及び各ハブ２５，２６と
対応するリム２７と２８との間を接続するための
上下に載置した。一連のスポーク２９，３０とか
ら構成されている。

車輪２３の上・下に載置される一連のスポーク
２９は10本あり、車輪２４の同様なスポーク３０
は12本あり、これは装置の実施例を示す第３図及
び第１〜４図につき説明した方向の実施例を示す
第１〜２図と一致させてある。

車輪２３の二つの上下に載置された10対のスポ
ーク２９の上に、垂直面について片寄つている管
状部３２より成るスライダー３１が滑動自在にと
りつけられており、二個の上下に載置されたスポ
ーク２９は方向づけられ、スポーク自体の上部と
下部に所定の分量だけ突き出している。上記管状
部３２中には回転自在のシヤフト３３が嵌合して
おり、上方は上方管部３２の外側で上記のブロツ
ク５，５′を具現するヘツド３４までのびており、
下方は、下方管状部３２より突出してレバー３５
の端面に固定されている。このレバー３５の他端
には、操作手段の角変位の制御手段としての固定
ブロツク２１のカム溝３７に係合する遊びカム従
車ローラ３６が取付けられている。（第５〜６図
参照）一方、下方管状部３２の端にはアーム３８
が頭部を形成し、この遊離している一端に操作手
段の方向角の制御手段としての遊びカム従車ロー
ラ３９がついており上記と同じ固定ブロツク２１
の第２カム溝４０中へ係合している。（第５〜６
図参照） 車輪２４の二つの上下に載置されたスポーク２
本３０から成る12対の各スポーク対の上には、ス
ライダー４１が滑動自在にとりつけられ、それは
車輪２３のスライダー３１と同様に、垂直面につ
いて片寄つている管状部４２を所有し、二個の上
下に載置されたスライドスポーク３０は方向づけ
られ、スポーク自体の上部と下部に所定の分量だ
け突き出している。上方管状部４２にはアーム４
３が連合しており、この内部は中空部４４を持
ち、その遊離端は軸方向が中空で垂直方向に下向
きに曲折している部分まで続いている。上記管状
部４２中にはシヤフト４５が回転自在に係合さ
れ、その上端のアーム４３の空胴部４４内にはベ
ベルギア４６が締付けられ、下端は下方管状部４
２から突出していてレバー４７の端面に固定され
ている。レバー４７の端面には、固定されたブロ
ツク２２のカム溝４９と係合する遊びカム従車ロ
ーラ４８が載置されている（第５〜６図参照）。
一方、この下方管状部４２の端には、アーム５０
が頭部を形成し、その遊離端には同じ固定ブロツ
ク２２の第２カム溝５２と係合する遊びカム従車
ローラー５１が載置されている。ベベルギア４６
はベベルギア５３と係合し、中空部４４の内部で
アーム４３に回転自在に取付けられたシヤフト５
４の一端上に締付けられている。シヤフト５４の
他端上にはベベルギア５５が締付けられてあり、
アーム４３の垂直方向下向きに曲折した部分の中
空中に軸承されたシヤフト５７に締付けられたベ
ベルギア５６と係合しており、その頭部５８が前
記のブロツク６，６′を具現するものである。

車輪２３のスライダー３１と連結するシヤフト
３３の前記頭部３４、及び、車輪２４のスライダ
ー４１と連結するシヤフト４５の端面を運動的に
構成し、第１〜４図に示す本発明にかゝる方法の
実施例として上述したブロツク５，５′及び６，
６′を具備する頭部５８とは、第１〜４図に前述
する車輪１，２及び８，９による連続運動で動く
上記操作手段と実際上同一である。こうした操作
手段は、ほどこされるべき操作々業とタイプと処
理対象と製品に適したものであればいかなるタイ
プの掴み具及び／は加工又は機械加工具、たとえ
ば、磁気部材、ベンチ具等でもよく、本発明に
かゝる混合部分より成る経路と合致して連続運動
で運行される回転の軸に平行する各個の軸の周り
へ方向づけうる構造のものであればよい。

第５〜６図を示す実施例につき説明する装置を
具備する第７図の構造変例は、次の点につき前記
の第５〜６図の実施例の構造と異なつている。即
ち、車輪２３，２４のスライダー３１と４１の管
状部分３２と４２は、第５〜６図による実施例が
ただ１本のアームしかなかつたのに対し、各自２
本のアーム５９，６０、及び６１，６２を具備す
る。さらに、垂直の円筒伸長部１３ａと１３ｂの
ついた水平隔壁１３を具備し、これはブロツク１
２の中空部分１５の内側を上方にのびる軸方向空
洞部から成り、中空内部でシヤフト１７と１８を
回転自在に軸承している。上記アーム５９，６
０，６１，６２には公知のタイプの有段減速ギヤ
モータが連結され、その伝導モータシヤフトには
対応するピニオン６４が締付けられている。車輪
２３，２４の各スライダー３１，４１の部分を形
成する二つの減速ギヤのうちの一つ６３に属する
上記のピニオンの一つ６４は、たとえば車輪２
３，２４のスライダー３１，４１と連結する上方
スポーク２９，３０から成る（歯つき）ラツク２
９ａ，３０ａと係合している。一方、他方の減速
モータ６３の他方のピニオン６４は車輪２３のス
ライダー３１に属するシヤフト３３及び車輪２４
のスライダー４１に属するシヤフト４５の下端に
締付けられる、対応する歯車６５と係合してい
る。

上述のとおり、操作頭部３４，５８と連合し、
各スライダー３１と４１を載置する二つの車輪２
３と２４の対向し連続する回転運動に伴走する、
二つの歯車１９，２０の間の歯車比は、互いに操
作上関連する上記操作頭部３４，５８の一つ又は
それ以上の所定の半径上位置において、上記スラ
イダー３１，４１の所定の放射状の運動と組合せ
て、これら二つの車輪が同じ速度かつ反対の方向
へ回転できるようにして選択してあるから、第
５，６，７図に実施例を示して説明した装置を使
用すれば、第１〜４図に示した実施例により説明
した本発明にかゝる方法が、操作手段自体及び／
又は製品間の相対運動を一切生ずるこのなしに、
工業的かつオートメーシヨンで実現できること
は、明白である。

本発明にかゝる、ユニークな技術的実際的解決
法によつて実現された方法と装置を工業的規模で
利用することにより得られる技術上の利点は、一
定時間当りのサイクル数をベースとして現在使用
されているこの種機械の技術／商業的生産性を考
えると、一目瞭然である。自動的に本発明にかゝ
る方法とそれを実施するための装置においては、
処理対象の製品が、個々の処理作業の期間中にお
いても、常に連続運動で運搬されており、この方
法によれば操作手段を従来の数より多く具備する
装置も可能となることを思いおこせば、時間当り
操作サイクルと同じ数のサイクルを使つても、生
産性を上昇させることが可能なことが理解でき
る。それ故、製品を常に連続して運行させ一刻た
りとも停止させないことにより、単一時間当りの
サイクル数を増加させ、均一に生産性を上昇させ
ることができる点も、自明である。それ故、たと
えば公知の均一生産を行うための操作手段が連結
した車輪が毎分50回転するものとすれば、本発明
によれば、その回転車輪の回転数を連続的に増加
させ単位当りの生産性を上昇させることも可能で
ある。

同速度で連続回転運動を行い直線路に沿つて操
作上結合関係にあるスライダー３１，４１の放射
状の運転に関しては、カムが使われる場合、この
カムの作動輪郭形態は通常の設計内において決定
されることに言及するだけで十分であろう。

実施例により上記に説明した方法及びその装置
を実際に実用化する際、当然のことながら、本発
明の範囲から生ずる技術上の必要性、さらには任
意のタイプの直線、螺線、円形、弓形部から成
る、間挿的に連続する混合形態経路ぞいに製品に
ほどこされるべき操作々業のタイプに応じて異な
る速度で、連続して順次運搬される製品を処理す
るという通常の意味から生ずる必要性により示俊
されるその他すべての実施例をも含まれることは
明白である。

【図面の簡単な説明】

第１図は異なる形態の部分及び異なる速度から
成る、本発明にかゝる運動経路を実現するための
方法の第一実施例の概略図である。第２図は、上
記の第一実施例の変形例を示す。第３図は、上記
方法の第二実施例である。第４図は、上記第二実
施例の別の例である。第５図は、第３図による方
法を実行するための装置の好ましい実施例の平面
図である。第６図は、第５図の装置の縦方向の断
面図である。第７図は、第６図に示した装置の縦
方向の同様な断面図であるが、構造上やゝ変更が
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 次の各工程、 回転軸の周囲を回転する第１車輪の上に等角度
   間隔に配置された複数の操作手段を前記車輪の回
   転に伴つて移動させることにより操作手段への製
   品の送入の間に操作手段が直線的な経路部分を描
   くようにして製品を操作手段に送入する工程と、 その工程後に、第１車輪を回転させて少なくと
   も一つの弓形の部分を含む別の経路に沿つて操作
   手段及び製品を弓形に流す工程と、 その工程後に、第１車輪が回転している間、操
   作手段を該車輪の軸に平行な該操作手段の軸の周
   りに回転させて、前述とは別の直線的な経路に沿
   つて所定の向きに維持しながら操作手段を車輪の
   放射方向に移動させる工程と、 前記工程において第２の車輪を前記第１の車輪
   の軸と離れて平行な第２の回転軸の周りに回転さ
   せ、第２の車輪に配置された操作手段を変位さ
   せ、第２の車輪の操作手段が第１の車輪の操作手
   段の直線的な経路部分に沿つて並べる一方、第２
   の車輪の操作手段を第２の車輪の軸に平行な各操
   作手段の軸の周りに角変位させて直線的経路に沿
   つた第２の車輪の操作手段を所定の向きに維持さ
   せ、それにより製品を第２の車輪の操作手段へ移
   動する工程と、 その工程後に、第２の車輪の回転を続けること
   により、第２の車輪の操作手段及びその製品を少
   なくとも一つの曲線を含む別の経路に沿つて変位
   させる工程、 とからなる連続運動で運搬される操作手段に製品
   をハンドリングするための方法。 ２ 等角度間隔に配置され、複数のスポーク等の
   案内手段が設けられた第１回転軸の周りに回転可
   能な第１の車輪と、 該案内手段に沿つて概ね放射方向に移動可能
   で、かつそれぞれが回転軸に平行な各軸の周りを
   角変位可能な操作手段と、 第１回転軸に平行な第２回転軸の周りを回転可
   能であり、等角度間隔に配置された概ね放射方向
   のスポーク等の案内手段が設けられた第２の車輪
   と、 前記第２の車輪の案内手段に沿つて変位可能で
   あり、第２回転軸に平行な各軸の周りを回転可能
   な操作手段と、 前記第１、第２の車輪の間で決定される製品の
   経路移送部分において、第１、第２の車輪の各操
   作手段が第１、第２車輪間の製品の移送のための
   位置合わせ動作を行うよう車輪を各回転軸の周り
   で逆向きに連続的、同期的に回転させる手段と、 案内手段に沿つた操作手段の変位と各操作手段
   の軸の周りの操作手段の方向角とを制御して、一
   方の車輪により移送経路の第１の概ね直線的な部
   分を決定し、車輪の操作手段が該手段の上の製品
   の送入のため所定の向きを維持し、両車輪の操作
   手段が直線状の経路と両車輪の操作手段間の製品
   の送入の間維持されるべき所定の向きとを決定
   し、その際に移送経路が、製品がそれに沿つて移
   送の前後に両車輪に搬送されるべき弓形部分を含
   むことを特徴とする連続運動で運搬される操作手
   段により製品をハンドリングするための装置。 ３ 前記案内手段に沿つた操作手段の角変位の制
   御手段が、各回転軸を囲む各カム溝及び該操作手
   段に結合され該カム溝と係合するカム従車ローラ
   を含むことを特徴とする請求の範囲第２項記載の
   装置。 ４ 前記操作手段の方向角の制御手段が、車輪の
   各々に連結され各回転軸を取り囲む別のカム溝及
   び該操作手段の各々と結合され該カム溝と係合す
   る別のカム従車ローラを含むことを特徴とする請
   求の範囲第３項記載の装置。 ５ 前記操作手段の方向角の制御手段が、回転軸
   の各々を取り囲む各カム溝と各操作手段とそれぞ
   れ結合し、各カム溝と係合する各カム従車ローラ
   を含むことを特徴とする請求の範囲第２項記載の
   装置。 ６ 前記操作手段の案内手段に沿つた変位の制御
   手段が、各操作手段を移動するためのラツク−ピ
   ニオン機構と、該機構の各々につき各ピニオンを
   駆動するためのモータを含むことを特徴とする請
   求の範囲第２項記載の装置。 ７ 前記操作手段の方向角の制御手段が、各モー
   タと、該モータを各操作手段に運転可能に結合す
   る歯車とを有することを特徴とする請求の範囲第
   ６項記載の装置。 ８ 前記操作手段の方向角の制御手段が、各モー
   タと、各モータを各操作手段に運転可能に結合す
   る歯車装置とを含むことを特徴とする請求の範囲
   第２項記載の装置。 ９ 前記両車輪を連続的、同期的に回転させる手
   段が、車輪に運転可能に結合された相互に噛み合
   う一対の歯車であることを特徴とする請求の範囲
   第２項記載の装置。 １０ 前記一方の車輪の操作手段が、前記経路の
   移送部分において製品を第１、第２の車輪の間を
   移送するための操作手段の動作の間、他方の車輪
   の操作手段上に張出し、さらに各操作手段の軸の
   方向角を制御するために、一方の車輪の操作手段
   と結合するベベルギアを有することを特徴とする
   請求の範囲第２項記載の装置。