JPH035760A - 感光体 - Google Patents

感光体

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JPH035760A
JPH035760A JP13955689A JP13955689A JPH035760A JP H035760 A JPH035760 A JP H035760A JP 13955689 A JP13955689 A JP 13955689A JP 13955689 A JP13955689 A JP 13955689A JP H035760 A JPH035760 A JP H035760A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規なアゾ顔料を含有する感光層を有する感光
体に関する。
従来の技術 感光体の感光層を構成する材料として、従来よリセレン
、硫化カドミウム、酸化亜鉛等の無機光導電性材料が知
られている。
これらの光導電性材料は数多くの利点、例えば暗所で電
荷の逸散が少ないこと、あるいは光照射によって速やか
に電荷を逸散できることなどの利点を持っている反面、
各種の欠点を持っている。
例えば、セレン系感光体では、製造する条件が難しく、
製造コストが高く、また熱や機械的な衝撃に弱いため取
り扱いに注意を要する。硫化カドミウム系感光体や酸化
亜鉛感光体では、多湿の環境下で安定した感度が得られ
ない点や、増感剤として添加しt;色素がコロナ帯電に
よる帯電劣化や露光による光退色を生じるため、長期に
渡って安定した特性を与えることができないという欠点
を有している。一方、ポリビニルカルバゾールめとする
各種の有機光導電性ポリマーが提案されてきたが、これ
らのポリマーは、前述の無機系光導電性材料に比べ、成
膜性、軽量性などの点で優れているが、未だ充分な感度
、耐久性および環境変化による安定性の点で無機系光導
電性材料に比べ劣っている。近年、これらの感光体の欠
点や問題を解決するため、種々の研究開発が行なわれて
いるが、光導電性機能の電荷発生機能と電荷輸送機能と
をそれぞれ別個の物質に分担させるように積層型あるい
は分散型の機能分離型感光体が提案されている。このよ
うな機能分離型感光体は、各々の物質の選択範囲が広く
帯電特性、感度、残留電位、繰り返し特性、耐刷性等の
電子写真特性において、最良の物質を組合せることによ
る高性能な感光体を提供することができる。また、塗工
で生産できるため、極めて生産性が高く、安価な感光体
を提供でき、しかも電荷発生材料を適当に選択すること
により感光波長域を自在にコントロールすることができ
る。例えば、電荷発生材料としては、フタロシアニン顔
料、シアニン顔料、多環キノン顔料、ペリレン顔料、ペ
リノン顔料、インジゴ染料、チオインジゴ染料、あるい
は、スクワリック酸メチン染料などの有機顔料や染料、
セレン、セレン・砒素、セレン・テルル、硫化カドミウ
ム、酸化亜鉛、アモルファスシリコンなどの無機材料が
知られている。しかしながら、このような感光体にあっ
ても静電特性全般を満足するものは容易に得られず、感
度に関してもまだ十分とは言えず、−層の感度向上が望
まれるところである。
本発明は以上の事実に鑑みて成されたもので、その目的
とするところは静電特性全般に優れ、特に感度と繰り返
し特性に優れた感光体を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、導電性支持体上に、下記一般式[I]で示さ
れるアゾ顔料を少なくとも含有する感光層を有する感光
体: Cpx−N=N−A−N−N−Cpy    [11[
式中、Aは結合基を介して結合していてもよい芳香族炭
化水素基または複素環基を示し、CpxおよびCpyは
フェノール性OH基を有するカップラー残基であり、互
いに異なり、Cpxは下記一般式1口または[I[I]
で表わされるカップラー成分である:  −N 弐基、複素環基を形成する残基であり、置換基を有して
もい;R1はそれぞれ置換基を有してもよい、アルキル
基、アラルキル基、アリール基または複素環基;Xは酸
素、イオウまたは置換基を有してもよい窒素原子を示す
]; ′Z′ [式中、Zはベンゼン環と縮合して縮合多環式基、複素
環基を形成する残基であり、置換基を有してもよい;R
2、R1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アル
コキシ基、ニトロ基、置換スルホン基、N−置換されて
もよいカルバモイル基、もしくはスルファモイル基、ま
たは置換されてもよいC−アシルアミノ基、もしくはフ
タルイミジル基を示し、R8とR3は一体となって環を
形成してもよい。]に関する。
さらに本発明は、導電性支持体上に、下記一般式[I]
:で示されるアゾ顔料を少なくとも含有する感光層を有
する感光体: Cpx−N=N−A−N−N−Cpy    [1]E
式中、Aは結合基を介して結合していてもよい芳香族炭
化水素基、または複素環基を示し、CpxおよびCpy
はフェノール性OH基を有するカップラー残基であり、
互いに異なり、Cpxは下記一般式[IV]〜[VI]
で表わされるカップラー成分である;0 Ar3  Ar。
1式中、Ar+、Arz、Ar3、Ar4、Ars、A
r6は、水素原子、それぞれ置換基を有してもよい、ア
ルキル基、アラルキル基、アリール基、縮合多環式基、
複素環基を示す。]に関する。
本発明の一般式[I]で示される化合物は、通常の方法
により容易に合成することができる。
すなわち、一般式[■〕; HEN  A  NHI         [■][式
中、Aは結合基を介して結合していてもよい芳香族炭化
水素基、または複素環基を示す。]で表わされるジアミ
ノ化合物のN−モノアシル化合物を常法により亜硝酸ナ
トリウム−塩酸を用いてジアゾ化し、生じたジアゾニウ
ム塩を第1カツプリング成分である一般式[nl−[V
T]で示される化合物上をカップリングさせ、一般式[
■Jで表わされるモノアゾ化合物を得、ついで一般式[
■]の化合物を加水分解することにより、一般式[ff
]で表わされるアミノアゾ化合物を得る; Cpx−N=N−A−NHR4[■] [式中、Cpx、Aは[I]と同意義、R1はアシル基
を示す。] Cpx−N −N  A  N Hz      [X
II[式中、Cpx、Aは[I]と同意義。]続いて、
アミノアゾ化合物を常法により亜硝酸ナトリウム−塩酸
を用いてジアゾ化し、生じたジアゾニウム塩をアルカリ
の存在下で第2のカップリング成分Cpyとカップリン
グさせることにより、一般式[I]で表わされるジスア
ゾ化合物を得る。
また、一般式[X]で表わされるテトラゾニウム塩を一
般式[I[]〜[VI]で示される適当なカップラー成
分とこれとは異なるカップリング成分Cpyとカップリ
ングさせることによっても合成することができる。
Y−−Nz”  A−Nx” Y−[X]反応における
反応溶媒としては、水、水とジメチルホルムアミドの混
合液、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、
ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド等の塩基
性溶剤、メタノーノ呟エタノール、イソプロパツール等
のアルコール類が適当であり、塩基の存在下、30°C
以下の温度で1〜10時間反応させることにより得るこ
とができる。
カップラー成分[1]〜[VI]はいずれも公知の方法
により合成でき、また、一般に市販のカップラーも使用
することができる。
一般式[nlで表わされるカップラー成分は一般式[n
lで表わされるヒドラジド化合物と、場合によっては置
換された酸塩化物によってアシルまたはベンゾイル化し
、縮合環化することにより合成することができる。
一般式[III]で表わされるカップラー成分は、下記
一般式[11[]で表わされるカルボン酸ハロゲニド化
合物と; γ [式中、Zは[I[I]と同意義、Xはハロゲン原子を
表わす。] 一般式[XII[]で表わされるアントラニル酸アミド
とを縮合させるか、 3 1式中、R1、R1は[111]と同意義。1または一
般式[XIV]で表わされるカルボン酸アミドを Z゛ [式中、Zは[III]と同意義。] 一般式[XV]で表わされるイサト酸無水物と縮合させ
ることにより得られる。
[式中、R2、R1は[I[I]と同意義。1一般式[
IV]で表わされるカップラー成分は、一般式[XVI
]で表わされるヒドロキシ−ナフタレン=1.8−ジカ
ルボン酸無水物とヒドラジンより合成されるヒドラゾン
化合物等と、 一般式[X■]で表わされるカルボニル化合物等とを縮
合させることにより得られる。
[式中、Ar、、Ar2は[I]と同意義。]一般式[
V]で表わされるカップラー成分は、ヒドロキシ−ナフ
タレン−1,8−ジカルボン酸無水物とヒドラジンより
合成させる一般式[XVI[[]で表わされるヒドラゾ
ン化合物等と、 [式中、Arm、Ar、は[I]と同意義。]一般式[
VI]で表わされるカップラー成分は、形成[XVI]
で表わされる3−ヒドロキシ−ナフタレン−1,8−ジ
カルボン酸無水物と一般式[Xnlで表わされるヒドラ
ジン化合物を縮合させることにより得られる。
一般式[XII]で表わされるカルボニル化合物を縮合
させて得られるアジン化合物[XX]を縮合環化させる
ことにより得られる。
Ar、CH,C−Ar4 1              [X II][式中、
Ar、、Ar、は[1]と同意義。]/ Ar2 [式中、Ar+、Ar、は[I]と同意義。]本発明に
用いられる一般式[nlおよび[111]で表わされる
カッグラ−成分としては、具体的には以下のものが挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
[11 [2] [3] [4] [5] [6] 「13」 「14」 [7] [8] [15] [16] [19] [20〕 [21] [22] 本発明に用いられる一般式[IV]、 [V]および [VI]で表されるカップラー成分としては、具体的 には以下のものが挙げられるが、 これらに限定さ れるものではない。
[23] [25] [31] [33] [35] [24] [261 [32] [34] [36] [371 [39] [41] [531 [38] [40] 〔42〕 [541 [43] [45] [47] [55] [57] [59] [44] 〔46〕 〔48] [56] [58] [60] [61] [63] [65] [62] [64] [66] Cpyで表されるカップラー成分としては、具体 的には以下のものが挙げられるがこれらに限定されるも
のではない。
ここで、一般式[I]のアゾ成分となるAとしては、例
えば、下記に示すような様々なものを使用することがで
きるが、得にこれらのものに限定されるものではない。
[式中、Rはハロゲン原子、水素、アルキル基またはア
ルコキシル基を表す。nは、0またはlの数字を表す。
] 本発明の感光体は前記一般式[1]で表わされる異種カ
ップラーを両端に持った構造を有するアゾ顔料を1種ま
たは2種以上含有する感光層を有する。
各種の形態の感光体は知られているが、本発明の感光体
はそのいずれの感光体で有ってもよい。
例えば、支持体上にアゾ顔料を樹脂バインダーあるいは
電荷輸送媒体中に分散させて成る感光層を設けた単層感
光体や、支持体上にアゾ顔料を主成分とする電荷発生層
を設け、その上に電荷輸送層を設けた所謂積層感光体等
がある。
本発明のアゾ顔料は光導電性物質として作用し、光を吸
収すると極めて高い効率で電荷担体を発生し、発生した
電荷担体はアゾ顔料を媒体として輸送することもできる
が、電荷輸送材料を媒体として輸送させた方がさらに効
果的である。
単層型感光体を作製するためには、アゾ顔料の微粒子を
樹脂溶液もしくは、電荷輸送化合物と樹脂を溶解した溶
液中に分散せしめ、これを導電性支持体上に塗布乾燥す
ればよい。この時の感光層の厚さは3〜30μm1好ま
しくは5〜20μmがよい。使用するアゾ顔料の量が少
な過ぎると感度が悪く、多過ぎると帯電性が悪くなった
り、感光層の機械的強度が弱くなったりし、感光層中に
占める割合は樹脂1重量部に対して0.01〜3重量部
、好ましくは、0.2〜2重量部の範囲がよい。
また、それ自身バインダーとして使用できる電荷輸送材
料、例えばポリビニルカルバゾールなどの場合は、アゾ
顔料の添加量は電荷輸送材料1重量部に対して0.01
〜0.5重量部使用するのが好ましい。
積層型感光体を作製するには、導電性支持体上にアゾ顔
料を真空蒸着するか、あるいは、アミン等の溶媒に溶解
せしめて塗布するか、顔料を適当な溶剤もしくは必要が
あればバインダー樹脂中を溶解させた溶液中に分散させ
て作製した塗布液を塗布乾燥した後、その上に電荷輸送
材料およびバインダーを含む溶液を塗布乾燥して得られ
る。
このときの電荷発生層となるアゾ顔料層の厚みは4μm
以下、好ましくは2μm以下がよく、電荷輸送層の厚み
は3〜30μm1好ましくは5〜20μmがよい。
電荷輸送層中の電荷輸送材料の割合はバインダー樹脂1
重量部に対して0.2〜2重量部、好ましくは、0.3
〜1.3重量部である。それ自身バインダーとして使用
できる高分子電荷輸送材料の場合は、他のバインダーを
使用しなくてもよい。
本発明の感光体はバインダー樹脂とともに、ハロゲン化
パラフィン、ポリ塩化ビフェニル、ジメチルナフタレン
、ジブチルフタレート、〇−ターフェニルなどの可塑剤
やクロラニル、テトラシーアノエチレン、2.4.7−
ドリニトロフルオレノン、5.6−ジシアツベンゾキノ
ン、テトラシアノキノジメタン、テトラクロル無水フタ
ル酸、3,5ジニトロ安息香酸等の電子吸収性増感剤、
メチルバイオレット、ローダミンB1シアニン染料、ピ
リリウム塩、チアピリリウム塩等の増感剤を使用しても
よい。
本発明において使用される電気絶縁性のバインダー樹脂
としては、電気絶縁性であるそれ自体公知の熱可塑性樹
脂あるいは熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂や光導電性樹脂
等の結着剤を使用できる。
適当な結着剤樹脂の例は、これに限定されるものではな
いが、飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリ
ル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、イオン架橋オレフ
ィン共重合体(アイオノマー)、スチレン−ブタジェン
ブロック共重合体、ポリカーボネート、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、セルロースエステル、ポリイミド、
スチロール樹脂等の熱可塑性樹脂;エポキシ樹脂、ウレ
タン樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、メラミン
樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、熱硬化アクリル
樹脂等の熱硬化性樹脂;光硬化性樹脂:ポリビニルカル
バゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセン
、ポリビニルピロール等の光導電性樹脂である。これら
は単独で、または組合せて使用することができる。
これらの電気絶縁性樹脂は、単独で測定して1x l 
Q 12Ω・cm以上の体積抵抗を有することが望まし
い。
電荷輸送材料としては、ヒドラゾン化合物、ピラゾリン
化合物、スチリル化合物、トリフェニルメタン化合物、
オキサジアゾール化合物、カルバゾール化合物、スチル
ベン化合物、エナミン化合物、オキサゾール化合物、ト
リフェニルアミン化合物、テトラフェニルベンジジン化
合物、アジン化合物等色々なものを使用することができ
るが、例えばカルバソール、Nニエチルカルバソール、
N−ビニルカルバソーJ呟N−フェニルカルバソール、
テトラセン、クリセン、ピレン、ペリレン、2−7エニ
ルナフタレン、アザピレン、2.3−ベンゾクリセン、
3.4−ベンゾピレン、フルオレン、1.2−ベンゾフ
ルオレン、4−(2−フルオレニルアゾ)レゾルシノー
ル、2−p−アニソールアミノフルオレン、p−ジエチ
ルアミノアソヘンゼン、カシオン、N、N−ジンチル−
p−フルオレンアゾアニリン、p−(ジメチルアミノ)
スチルベン、1.4−ビス(2−メチルスチリル)ベン
ゼン、9−(4−ジエチルアミノスチリルセン、2.5
−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−1.3.5−
オキサジアゾ−J呟1−フェニル−3〜(p−ジエチル
アミノスチリル)−5−(p−’;エチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、l−7二二ルー3−7エニルー5−ピ
ラゾロン、2−(m−ナフチル)−3−フェニルオキサ
ゾール、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジ
ニチルアミノベンズオキサゾール、2(p−ジエチルア
ミノスチリル)−6−ジニチルアミノベンゾチアゾール
、ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)フ
ェニルメタン、1,l−ビス(4−N,N−ジエチルア
ミノ−2−エチルフェニル)へブタン、NIN−ジフェ
ニルヒドラジノ−3−メチリデン−10−エチルフェノ
キサジン、N,N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリ
デン−10−エチルフェノチアジン、1.1.2.2−
テトラキス−(4−N。
N−ジエチルアミノ−2−エチルフェニル)エタン、p
−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N,N−ジフェニ
ルヒドラゾン、p−ジフェニルアミノベンズアルデヒド
−N.N−ジフェニルヒドラゾン、N−エチルカルバゾ
ール−N−メチル−N−フェニルヒドラゾン、p−ジエ
チルアミノベンズアルデヒド−N−σーナフチルーN−
7エニルヒドラゾン、p−ジエチルアミノベンズアルデ
ヒド−3−メチルベンズチアゾリノン−2−ヒドラゾン
、2−メチル−4−N,N−ジフェニルアミノ−β−フ
ェニルスチルベン、a−フェニル−4−N,N−ジフェ
ニルアミノスチルベン、4.4’ビスジエチルアミノテ
トラフエニルブタジエン等を挙げることができる。
これらの電荷輸送物質は単独または2種以上混合して用
いられる。
なお、以上のようにして得られる感光体にはいずれも必
要に応じて中間層(接着層またはバリア層)および表面
保護層を設けることができる。
中間層に用いられる材料としては、ポリイミド、ポリア
ミド−ニトロセルロース、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアルコールなどのポリマーをそのまま、または酸
化スズや酸化インジュウムなどの低抵抗化合物を分散さ
せたもの、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素な
どの蒸着膜等が適当である。
また中間層の膜厚は、lpm以下が望ましい。
表面保護層に用いられる材料としては、アクリル樹脂、
ボリアリール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹
脂などのポリマーをそのまま、または酸化スズや酸化イ
ンジュウムなどの低抵抗化合物を分散させたもの、酸化
アルミニウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素などの蒸着膜など
が適当である。
また、有機プラズマ重合膜も使用できる。有機プラズマ
重合膜は、必要に応じて酸素、窒素、ハロゲン、周期律
表の第3族、第5族原子を含んでいてもよい。
また表面保護層の膜厚は、5μm以下が望ましい。
本発明の感光体に用いられる導電性支持体としては、銅
、アルミニウム、銀、鉄、亜鉛、ニッケル等の金属や合
金の箔ないしは板をシート状またはドラム状にしたもの
が使用され、あるいはこれらの金属を、プラスチックフ
ィルム等に真空蒸着、無電解メツキしたもの、あるいは
導電性ポリマー酸化インジュウム、酸化スズ等の導電性
化合物の層を同じく紙あるいはプラスチックフィルムな
どの支持体上に塗布もしくは蒸着によって設けられたも
のが用いられる。
本発明のアゾ顔料を用いた感光体の構成例を第1図から
第5図に模式的に示す。
第1図は、基体(1)上に光導電性材料(2)と電荷輸
送材料(3)を結着剤に配合した感光層(4)が形成さ
れた感光体であり、光導電性材料として本発明のアゾ顔
料が用いられている。
第2図は、感光層として電荷発生層(5)と、電荷輸送
層(6)を有する機能分離型感光体であり、電荷発生層
(5)の表面に電荷輸送層(6)が形成されている。
電荷発生層(5)中に本発明のアゾ顔料が配合されてい
る。
第3図は、第2図と同様に電荷発生層(5)と、電荷輸
送層(6)を有する機能分離型感光体であるが、第2図
とは逆に電荷輸送層(6)の表面に電荷発生層(5)が
形成されている。
第4図は、第1図の感光体の表面にさらに表面保護層(
7)を設けたものであり、感光層(4)は電荷発生層(
5)と、電荷輸送層(6)を有する機能分離型感光体で
あってもよい。
第5図は、基体(1)と感光層(4)の間に中間層(8
)を設けたものであり、中間層(8)は接着性の改良、
塗工性の向上、基体の保護、基体からの感光層への電荷
注入性改善のために設けることができる。
以下、本発明を実施例を用いて説明する。なお、実施例
中「部」とあるのは得にことわらない限り「重量部」を
表すものとする。
合成例1 次に本発明で用いるアゾ顔料の合成例について示す。
化合物カップラー[19コを用いたものの製造方法は下
記の通りであり、本発明のその他の一般式[1]で示さ
れる化合物は下記の製造法に従って、略同様に製造する
ことができる。
4−アセチルアミノ−3,3′−ジクロロベンジジン2
.9部を2N塩酸50m(2に分散し、この液を0〜5
°Cに保ちながら、10%亜硝酸ナトリウム水溶液6部
を10分間滴下し反応させてジアゾ化した。滴下終了後
、30分撹拌した。次にカップラー化合物[191を3
.0部、ジメチルホルムアミド100+ffiに溶解し
、トリエチルアミン1゜9部を加えて、この溶液を前述
のジアゾ化溶液に0〜5℃に保ちながら、30分で滴下
した。滴下終了後、3時間撹拌させた。生じたモノアゾ
化合物を塩析し、十分水洗した後、18%塩酸lo。
rxQに分散させ、還流下4時間熱撹拌した。
加水分解により生じたアミノアゾ化合物の塩酸塩、沈澱
を濾取し、2N塩酸501112に分散し、この液を0
〜5°Cに保ちながら、10%亜硝酸ナトリウム水溶液
6部を10分間で滴下し、反応させて′ジアゾ化した。
滴下終了後、30分撹拌した。
次にカップラーとしてす7トールAS2.7部をジメチ
ルホルムアミド100WIQに溶解し、トリエチルアミ
ン1.9部を加えてこの溶液を前述のジアゾ化溶液に0
〜5℃に保ちながら30分で滴下した。滴下終了後、さ
らに3時間撹拌させた。生じた沈澱を濾取し、DMF5
00mgに分散させ、室温にて3時間撹拌した後、再び
結晶を濾取し、さらにこの操作を2回繰り返した。その
後、結晶を十分水洗、乾燥し、ビスアゾ顔料5.3g(
収率64%)を得た。
元素分析値: 合成例2 4−アセチルアミノ−3,3′−ジクロルベンジジン中
に2.99(0,01モル)を2N塩酸50m(2中に
分散し、撹拌しながらこの分散液を温度5°Cに冷却し
、これに亜硝酸ナトリウム0.7gを20yxQの水に
溶解せしめた水溶液を滴下して加え、滴下終了後、さら
に1時間の間、冷却下で撹拌を行いジアゾ化した。
その後、カップリング剤として[70]で表わされる化
合物2.7gをジメチルホルムアミド100raQに溶
解し、トリエチルアミン1.9gとともに前述のジアゾ
化溶液に0〜5°Cに保ちながら、30分で滴下した。
滴下終了後、3時間撹拌させた。
生じたモノアゾ化合物を塩析し、十分水洗した後、■8
%塩酸100m12に分散させ、還流下、3時間加熱撹
拌した。
加水分解により生じたアミノアゾ化合物の塩酸塩を濾取
し、2N塩酸50mQ中に分散し、撹拌しながらこの分
散液を温度5°Cに冷却し、これに亜硝酸ナトリウム0
.7gを20mQの水に溶解せしめた水溶液を滴下して
加え、滴下終了後、さらに1時間の間、冷却下で撹拌を
行ないジアゾ化した。
次に、カップラーとして[39]で表わされる化合物4
.9gをジメチルホルムアミド100mffに溶解し、
トリエチルアミン1.9gとともに前述のジアゾ化溶液
に0〜5℃に保ちながら、30分で滴下した。滴下終了
後、3時間撹拌させた。得られたジスアゾ顔料を濾取し
、さらに十分水洗し、ジメチルホルムアミド500mQ
に分散させ、室温にて3時間撹拌したのち、濾取し、さ
らにこの操作を3回繰り返した。
その後、結晶を水洗し、乾燥後ジスアゾ顔料6゜19(
収率59.7%)を得た。得られた結晶は赤紫色結晶で
あった。
元素分析値: 実施例1 カップラー[19]とナフトールAS[70]より得ら
れる本発明のビスアゾ化合物 0.45部、ポリエステル樹脂(バイロン200:東洋
紡績社製)0.45部をトクロヘキサノン50部ととも
にサンドグライダ−により分散させた。
得られたビスアゾ化合物の分散物を厚さ100μmのア
ルミ化マイラー上にフィルムアプリケーターを用いて、
乾燥膜厚が0.3g/m”となるように塗布しiこ後乾
燥させた。このようにして得られた電荷発生層の上にp
−ジフェニルアミノベンズアルデヒド−N、N−ジフェ
ニルヒドラゾン7部およびポリカーボネート樹脂(K−
1300:音大化成社製)7部を1.4−ジオキサン5
0部に溶解した溶液を乾燥膜厚が16μmになるように
塗布し、電荷輸送層を形成した。
感光体をまず暗所で−6,5KVのコロナ放電により帯
電させた時の初期表面電位VO(V)および次いで照度
5 luxの白色光を露出し、表面電位が初期表面電位
V0の半分に減衰するために必要な露光量を半減露光量
E l/2(lux−see)、および1秒間暗中に放
電した時の表面電位の減衰率DDR1(%)を求めた。
結果を表2に示した。
実施例2〜lO AおよびCpx、 Cpyを表1のものを使用して製造
した顔料を用いた以外は実施例2と同様に感光体を調製
し、評価を行なった。結果を表1中にまとめた。
実施例11〜20 AおよびCpxlCpyを表1のものを使用して製造し
た顔料を用い、電荷輸送材としてa−フェニル−4’−
N、N−ジフェニルアミノスチルベンを用いた以外は実
施例1と同様にして感光体を作製した。これらの感光体
のVo、El/2、DDR,を測定し、結果を表2中に
まとめた。
実施例21〜33 AおよびCpx、 Cpyを表1のものを使用して製造
した顔料を用い、電荷輸送材として4,4′−ビスジエ
チルアミノテトラフェニルブタジェンを用いた以外は実
施例1と同様にして感光体を作製した。これらの感光体
のvo、El/2、DDR,を測定し、結果を表2中に
まとめた。
表2 表2(続き) 実施例34 カップラー[39]とカップラー[70]より得られる
本発明のビスアゾ化合物 0.45部、ポリエステル樹脂(バイロン200東洋紡
績社製)0.45部をシクロヘキサン50部とともにサ
ンドグライダ−により分散させた。得られたジスアゾ化
合物の分散物を厚さ100μmのアルミ化マイラー上に
フィルム7プリケーターを用いて、乾燥膜厚が0.3g
/m”となるように塗布した後乾燥させた。このように
して得られた電荷発生層の上にp−ジフェニルアミノベ
ンズアルデヒド−N、N−ジフェニルヒドラゾン7部お
よびポリカーボネート樹脂(K−1300:音大化成社
製)7部を1.4−ジオキサン50部に溶解した溶液を
乾燥膜厚が16μmになるように塗布し、電荷輸送層を
形成した。
感光体をまず暗所で−6,5KVのコロナ放電により帯
電させた時の初期表面電位VO(V)および、次いで照
度51uxの白色光を露光し、表面電位が初期表面電位
v0の半分に減衰するために必要な露光量を半減露光量
E l/2(lux−see)および1秒間暗中に放電
した時の表面電位の減衰率DDR+(%)を求めた。
実施例35〜43 AおよびCpx%Cpyを表3のものを使用して製造し
た顔料を用いた以外は実施例1と同様に行なった。結果
を表4中にまとめた。
実施例44〜53 AおよびCpxlCpyを表3のものを使用して製造し
た顔料を用い、電荷輸送材としてα−フェニル−4’−
N、N−ジフェニルアミノスチルベンを用いた以外は実
施例1と同様にして感光体を作製した。これらの感光体
のVo、El/2、DDR,を測定し、結果を表4中に
まとめた。
実施例54〜66 AおよびCpx、 Cpyを表3のものを使用して製造
した顔料を用い、電荷輸送材として4.4′−ビスジエ
チルアミノテトラフェニルブタジェンを用いt;以外は
実施例1と同様にして感光体を作製した。これらの感光
体のvo、E1/2、DDR,を測定し、結果を表4中
にまとめた。
表4 表4(続き) 比較例1〜7 電荷発生材料として(a)〜(g)に示すものを使用す
るようにし、それ以外については実施例1の場合と同様
にして、電荷発生層と電荷輸送層とが積層されてなる積
層型感光体を作製し、評価した。
結果を表5中に示した。
発明の効果 本発明の一般式[I]で表されるビスアゾ化合物を含む
感光体は、静電性、得に感度に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明に係わる感光体の模式図であっ
て、第1図、第4図、第5図は導電性支持体上に感光層
を積層してなる分散型感光体の構造を示し、第2図、第
3図は導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送層を積層
してなる機能分離型感光体の構造を示す。 l・・・導電性支持体、2・・・光導電性材料、3・・
・電荷輸送材料、4・・・感光層、5・・・電荷発生層
、  6・・・電荷輸送層7・・・表面保護層、  8
・・・中間層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、導電性支持体上に、下記一般式[ I ]で示される
    アゾ顔料を少なくとも含有する感光層を有する感光体: Cpx−N=N−A−N=N−Cpy[ I ][式中、
    Aは結合基を介して結合していてもよい芳香族炭化水素
    基または複素環基を示し、CpxおよびCpyはフェノ
    ール性OH基を有するカップラー残基であり、互いに異
    なり、Cpxは下記一般式[II]または[III]で表わ
    されるカップラー成分である; ▲数式、化学式、表等があります▼[II] [式中、Zはベンゼン環と縮合してして縮合多環式基、
    複素環基を形成する残基であり、置換基を有してもい;
    R_1はそれぞれ置換基を有してもよい、アルキル基、
    アラルキル基、アリール基または複素環基;Xは酸素、
    イオウまたは置換基を有してもよい窒素原子を示す]; ▲数式、化学式、表等があります▼[III] [式中、Zはベンゼン環と縮合して縮合多環式基、複素
    環基を形成する残基であり、置換基を有してもよい;R
    _2、R_3は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
    アルコキシ基、ニトロ基、置換スルホン基、N−置換さ
    れてもよいカルバモイル基、もしくはスルファモイル基
    、または置換されてもよいC−アシルアミノ基、もしく
    はフタルイミジル基を示し、R_2とR_3は一体とな
    って環を形成してもよい]。 2、導電性支持体上に、下記一般式[ I ]:で示され
    るアゾ顔料を少なくとも含有する感光層を有する感光体
    : Cpx−N=N−A−N=N−Cpy[ I ][式中、
    Aは結合基を介して結合していてもよい芳香族炭化水素
    基、または複素環基を示し、CpxおよびCpyはフェ
    ノール性OH基を有するカップラー残基であり、互いに
    異なり、Cpxは下記一般式[IV]〜[VI]で表わされ
    るカップラー成分である;▲数式、化学式、表等があり
    ます▼[IV] ▲数式、化学式、表等があります▼[V] ▲数式、化学式、表等があります▼[VI] [式中、Ar_1、Ar_2、Ar_3、Ar_4、A
    r_5、Ar_6は、水素原子、それぞれ置換基を有し
    てもよい、アルキル基、アラルキル基、アリール基、縮
    合多環式基、複素環基を示す。]
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