JPH0357596A - スクリュー式脱水機における目詰り防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、汚脱等の脱水に用いられるスクリュー式脱
水機の改良に関する。

〔従来の技術〕

スクリュープレスは古くからよく知られており、特許と
しても、例えば、特公昭５１−２１）８７号、特公昭６
１−４９０３９号がある。これらは何れも円筒状のケー
ジ内にスクリュー軸を設けて汚泥等を搬送しながら加圧
して脱水するものであり、特公昭５エー２１）８７号の
ものは、脱水したケーキの水分むら等を防止して効率の
よい脱水を行なうこと狙いとするものであシ、特公昭６
１４９０３９号は、汚泥に振動を加えることによって、
脱水性の向上を図るとともに、ケージが目詰りするのを
防止せんとするものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

然しなから、従来のスクリュープレスの最大の問題点は
ケージが目詰りする点にある。汚泥等を脱水する場合、
その脱水性を向上させようとする場合、汚泥に対する加
圧力、加圧時間等は、その汚泥等の性質、性状に応じて
対応できるが、枦過時における枦材の目詰りを解消する
手段には未だ決定的なものがない。特に、スクリュープ
レスでは、前述特公昭６１−４９０３９号のように振動
させることによって枦材（ケージ）からケーキを剥離さ
せる程度のものしかなく、この手段では高粘性を有する
剥離困難なケーキでは、目詰りを解消し得す、結局、作
業を中断しての洗浄によって目詰りの解消を行なってい
る。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、上述のような従来の問題点を次のような手
段を講じることによって解決したものである。

（１） 円筒状に構成したスクリーンドラム内に、その周面に搬
送用の螺旋翼を巻回したコーン状の送り軸を回転自在に
支架し、その一端から供給される汚泥等を他端に向って
圧送し寿がら脱水するようにしたスクリュー式脱水機に
おいて、上記スクリーンドラムを微速で回転させると共
に、その回転周辺部に目詰り除去装置を設けた。

（２）　　上記請求項（１）におけるスクリーンドラム
の回転方向を送り軸の回転方向と逆方向としてケーキに
対して多方向から加圧し、脱水効果の向上を図った。

（３）　　上記請求項（１）におけるスクリーンドラム
の一部を炉液受槽内に浸漬して、その浸漬部分に対して
超音波を発射することができる装置を炉液受槽内に設け
た。

〔作用〕

上述のような手段を講じることによって、次のように間
顆点を解決した。すなわち、 （】】　　スクリーンドラムを回転するようにしたこと
によって、その回転周辺部に設けたケーキの剥離装置で
目詰りしたケーキ才３よび目詰りせんとするケーキを機
械的に掻き落すことが可能となり、少なくとも薄厚のス
クリーンを用いたスクリュープレスでは、連続してケキ
を掻き落し乍らの運転が可能となった。

〈２）１た、スクリーンドラムの回転を送り軸と反対方
向に回転させることによって螺旋翼で加圧されながら送
られてくるケーキに対して多方向からの加圧力を増大さ
せ脱水性を向上させた。

（３）　　また、上記ドラムスクリーンの一部をＰ液受
槽の枦液中に浸漬させ、炉液受槽内にドラムスクリーン
の浸漬部分に対して超音波を発射することができる装置
を設けることによって、スクレーパー等によって剥離で
きない粘性の高いケーキをＰ液を媒体として伝播される
超音波によって破砕して剥離し、目詰りが解消できるよ
うになった。この操作においても、スクリーンドラムが
回転しているので、超音波装置を一筒所に備えておけば
、スクリーンドラムの全周面に照射でき、全周面の目詰
りを防止できるものである。

以下、図面に基づいてこの発明を具体的に説ｆＩＡする
。

〔実施例〕

第１図において、符号１は周面に金網等を張って構或し
たスクリーンドラム、２はその表面に螺旋翼３を設けた
送り軸でスクリーンドラム１内に回転自在に支架してあ
る。そして、この送り軸２の一端は供給パイプ４に接続
されていて、その接続ハイプに設けた供給口５がスクリ
ーンドラム１内で開設されてＩ／１る。また、螺旋翼３
を設けた部分の送り軸は円錐状に構或されていて、上述
供給口５から遠ざかるにしたがってスクリーンドラム１
の内面との間隙が狭くなるように構或してある。

このように構成した送り軸１は軸受６および７によって
支持されており、モーター８によって駆動されるように
してある。尚、符号９は送り軸２に設けたスプロケ，ｈ
であり、符号１０は推力受、符号１）は推力受支持用の
油圧シリンダーである。

次に、前述のスクリーンドラム１は、その一端を駆動軸
２およびフロ１２によって支持されるとともに、その他
端の外周部にはリングギャー１３が設けてあり、これに
噛合するピニオン１４がモーター１５に設けられていて
、回転するようにしてある。そして、図示のものでは、
送り軸２０回転方向に対して反対方向に回転するように
してある。

尚、符号Ｊ６は、送り＠２に固定したスクリーンドラム
１の推力受である。また、符号１７は枦液受皿であって
スクリーンドラム１のー＠ＪＰ液Ｆに浸漬するようにし
てあり、符号１８は枦液受皿の枦液内に設けた超音波発
進子である。

このように構或したスクリュー脱水機では、凝集剤を添
加した汚泥が給泥口５からスクリーンドラム１内に供給
σれ、送り軸２の回転に伴なって、その螺旋翼３で送ら
れ、送りＭ２のテーパ−周面とスクリーンドラム１の間
隙が狭くなるにしたがって徐々に加圧され、スクリーン
ドラム１によって枦過脱水されて、枦液は枦液受皿１７
を経て機外に取出すことができ、炉過脱水されて生じた
ケキはスクリーンドラム１右端の開口１９から機外に取
出すことができる。この加圧枦過操作時において、従来
のスクリュー式脱水機ではスクリンドラム１０目の中に
ケーキが押込れ、短時間の運転で目詰りを起し、この目
詰り解消のために頻繁に運転を中断しなければならなか
ったのであるが、この発明に係る装置は、スクリーンド
ラムｌが回転するとともに、その一部カ枦液受皿内に浸
漬宮れて、その浸漬部分に超音波を照射できるようにし
てあるので、粘性の高Ｖ′−目詰りし易いケキであって
も超音波を照射することによって目詰りした部位のケー
キを破砕し、目詰り物を除去することができる。この操
作は、スクリーンドラム１が回転しているので、浸漬部
分において回転してくる部位に順次行なわれ、結局スク
リーンドラム１の全周面の厨詰り物を除去することがで
きる。

以上は、目詰りしやすく且つ除去しにくいケーキの場合
であるが、目詰りしても比較的簡単に除去できるケーキ
の場合は、枦液や超音波装置を用いることなく、高圧空
気等をスクリーンドラム１の外周面に吹きつければよい
。この場合も、スクリンドラム１が回転するように構或
してあるので、高圧ジェター等を一箇所に設けておけば
、全周面を清浄することができる。１た、このスクリー
ンドラムを回転するようにした構或は、目詰り物を除去
する上で効果があるに留らず、その回転方向を送り軸２
のそれと反対方向にすることによって、スクリーンドラ
ム１と送り軸１との間のケーキは螺旋翼とスクリーンド
ラムとによって強力に混練することができ、脱水性が向
上する利点も有する。

〔発明の効果〕

以上の説明で明らかなように、この発明に係るスクリュ
ープレスは、外筒のスクリーンドラムを内側の送り軸に
対して回転するようにすることによって、従来、この種
スクリュープレスで最大の問題であったスクリーンドラ
ムの目詰りを解決するとともに、移送されるケーキに対
して、これを混練して異方向から加圧できるようにし、
脱水性を向上させたものであり、汚泥処理得らる利益は
著大なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係るスクリュー脱水機の概略の縦
断側面図で一部を模式的に示している。 第２図は、第１図のＡ−Ａｍに沿っての断面図である。 １スク リ ンドラム ２送り軸 ３螺旋翼

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）円筒状に構成したスクリーンドラム１内に、その
   周面に搬送用の螺旋翼３を巻回したコーン状の送り軸２
   を回転自在に支架し、その一端から供給される汚泥等を
   他端に向って圧送しながら脱水するようにしたスクリュ
   ー式脱水機において、上記スクリーンドラム１を微速で
   回転させると共にその回転周辺部に目詰り除去装置を設
   けたことを特長とするスクリュー式脱水機における目詰
   り防止装置。
2. （２）請求項（１）におけるスクリーンドラム１の回転
   方向が送り軸２の回転方向と逆方向であるスクリュー式
   脱水機における目詰り防止装置。
3. （３）請求項（１）において、スクリーンドラム１の一
   部が濾液受槽内に浸漬されており、その浸漬部分に向っ
   て超音波を照射できる装置が炉液受槽内に設けてあるス
   クリュー式脱水機における目詰り防止装置。