JPH04251696A - 連続加圧ろ過機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】　 【産業上の利用分野】この発明は、汚泥等をろ過濃縮し
て減量するとともに、事後の脱水等の処理を容易にする
ための連続加圧ろ過機の改良に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来のこの種ろ過装置としては、特開平
２−２２９５１０号発明がある。この発明では、円筒型
のタンク内にスクリーンドラムを回転自在に縦設し、そ
のスクリーンドラムの周面のスクリーン部分をタンクの
内面に設けた螺旋状のスクレーパーに近接させている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記の発
明は、スクリーンドラムの周面に張設したフィルターに
よる一面のろ過であり、スクリーンドラムが目詰まりし
たときには、螺旋状のスクレーパーによって目詰まり物
を掻き取るようにしており、このスクレーパーでは、ス
クリーンの目に詰まったものまでは完全に除去できない
。 【０００４】 【課題を解決するための手段】この発明は、内外２個の
スクリーンドラムを用いて、これらのドラム間に原液押
出し用のリボンスクリューを設けて原液を加圧搬送しな
がら、内外２個のスクリーンドラムによって両面で原液
の液分を分離するとともに、スクリーンが目詰まりした
ときには、運転しながら外側スクリーン、内側スクリー
ン共に高圧流体で洗浄可能にし、連続運転ができるよう
にしたものである。 【０００５】すなわち、この発明の要旨とするところは
、一端にジャケットを設けた同心状の２個の円筒体でス
クリーン支持体を構成し、この支持体を回転自在に支架
するとともに、上記同心状の２個の円筒体の中間室には
、その外周縁が前記外筒の周部に張設したスクリーンの
内面に摺接し、その内周縁が前記内筒の周部に張設した
スクリーンの外面に摺接して回転するリボンスクリュー
を設け、このリボンスクリューを設けた中間室の一端を
原液の供給室に、他端を前記ジャケットに連通させ、さ
らに、前記外筒のスクリーンの外周面及び内筒のスクリ
ーンの内周面に臨ませて高圧流体の噴出ノズルを配設し
たものである。 【０００６】 【作　　用】この発明は、上述のように構成してあり、
中間室に供給された原液は、スクリューによって加圧搬
送される間に内筒と外筒との両面のスクリーンによって
ろ過され、濃縮ケーキはジャケット内に、ろ液は機外に
取出される。従って、従来のこの種ろ過装置に比較して
倍加した能力を発揮することができる。 【０００７】また、このようなろ過運転をして内外のス
クリーンが目詰まりしたときには、これらを高圧水等の
高圧流体で以て洗浄して除去することができ、このとき
、高圧流体がろ過方向に対して逆方向から吹きつけられ
るので、従来のスクレーパーの如く、目詰まりを助長さ
せることがない。また、この洗浄に際してスクリーンド
ラムが回転しているので、噴射ノズルを固定して設けて
おいて自動的に洗浄することができる。また、この洗浄
操作は、ろ過目的によっては、ろ過運転を継続しながら
できる。以下、図面に基づいてこの発明を具体的に説明
する。 【０００８】 【実施例】図ー１において、符号１はスクリーンの支持
体であり、外筒１ａとこの外筒１ａと同心状の内筒１ｂ
とから成っており、フレーム２，２に回転自在に支架さ
れていて、その一端にはジャケット３が装着され、その
他端には、原液の供給室１ｃが形成されている。 【０００９】次ぎに、符号４は、外筒１ａと内筒１ｂと
の間に形成された中間室を１ｄに装入されたリボンスク
リューであり、図ー２に示すように構成されている。す
なわち、その前端（図中左端）と後端（図中右端）にデ
ィスク４ａ及び４ｂが取付けてあり、ディスク４ａには
、内筒１ｂが嵌入する内孔４ｃと原液が通過する通孔４
ｄが開設してあり、ディスク４ｂには、ベアリングメタ
ル５が固定されている。また、ディスク４ａとディスク
４ｂとは数本のスポーク４ｅで連結してあり、これらス
ポーク４ｅは、スクリューを貫いて補強の役割を果たし
ている。このように構成したリボンスクリュー４は、そ
の一端に固定したベアリングメタル５が支持体１に形成
した供給室１ｃに外挿されていてモーター６で駆動され
るようにしてある。また、符号１ｆは、支持体１のカバ
ーである。 【００１０】また、符号１ｅは、外筒１ａ及び内筒１ｂ
の周部にそれぞれ張設したスクリーンであり、図３及び
図４に示すように、メタルメッシュとパンチングメタル
を重ねて構成してあり、外筒１ａには内面側に内筒１ｂ
には外面側に張設してある。７は、外筒１ａのスクリー
ン１ｅに近接させて設けた洗浄管、８は、内筒１ｂのス
クリーン１ｅに近接させて設けた洗浄管、７ａ、及び８
ａはノズル、９は、高圧流体の供給ポンプである。また
、図１において、符号１０は、内筒１ｂからのろ液の取
出管、１１は、その吸引用の真空ポンプである。尚、図
中符号１２は、支持体１駆動用のモーター、１３は、圧
力検知器を示すものである。 【００１１】この発明に係る装置は、上述のように構成
されており、原液供給管１４から供給室１ｃを経て中間
室１ｄに供給された原液は、リボンスクリュー４の回転
によって、中間室１ｄ内を図中左方に送られ、この間に
外筒１ａ及び内筒１ｂのスクリーン１ｅによって液分が
分離され、外筒からのろ液は受け皿１５に滴下し、内筒
１ｂ内のろ液は真空ポンプ１１によって機外に取出され
る。一方、液分を分離されたケーキは、リボンスクリュ
ー４の終端のディスク４ａの通孔４ｄを経てジャケット
３内に排出され、取出管１６から機外に取出される。 【００１２】そして、このようなろ過運転をして、スク
リーン１ｅが目詰まりしたときには、供給ポンプ９を駆
動してノズル７ａ，８ａから高圧流体を噴射させること
によってスクリーン１ｅを洗浄し、目詰まりを解消する
ことができる。このスクリーンの洗浄に当たって、この
発明では外筒１ａ及び内筒１ｂが回転するので高圧流体
を送るだけでスクリーン１ｅを均一で且つ自動的に洗浄
することができる。尚、このスクリーン１ｅを洗浄する
に当たって、内外筒を同時に洗浄することなく、各別に
洗浄してもよいのは勿論であり、また、高圧流体源を別
にして、洗浄流体も内外別種の流体、例えば、外筒１ａ
を高圧水、内筒１ｂを高圧空気で洗浄してもよい。 【００１３】さらに、このスクリーンの洗浄操作は、原
液の処理目的によってろ過運転をしながらでも、また、
ろ過運転を一度中断して洗浄してもよい。すなわち、汚
泥等の原液を加圧して押込み、内外のスクリーン１ｅで
液分を分離濃縮する場合には、洗浄水が濃縮原液中には
いるおそれが少なく、これに対して、ろ液の採取を目的
とする場合には、ろ液中に洗浄流体が混入するからであ
る。尚、このスクリーン１ｅを洗浄する時期については
、図１のように中間室１ｄの圧力検出器１３によって、
中間室１ｄの圧力が一定以上になると供給ポンプ９が作
動するようにすると自動運転が可能である。 【００１４】さらに、支持体１の回転方向に対して、リ
ボンスクリュー４を逆転するようにしておくと、支持体
１とリボンスクリューを逆転するようにしておくと、支
持体１とリボンスクリューとで原液に対してせん断力を
作用させることができ、液分の少ない圧搾ケーキを得た
い場合に効果的である。 【００１５】 【発明の効果】このように発明に係る装置は、搬送され
てくる原液を内外筒の二面のスクリーンで効率的に固液
分離をすることができるとともに、内外筒を回転するよ
うにしたので、これらのスクリーンが目詰まりしたとき
には、洗浄流体を送るだけでこれらを自動的に洗浄でき
るものであり、従来のこの種ろ過機の課題を解消し得た
ものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係るろ過機の主要部の縦断側面図で
ある。

【図２】この発明に係るろ過機に装備するリボンスクリ
ューの斜面図である。

【図３】この発明に係る支持体の外筒の一部の横断面図
である。

【図４】この発明に係る支持体の内筒の一部の横断面図
である。

【符号の説明】

１　　支持体 １ａ　　外筒 １ｂ　　内筒 １ｃ　　供給室 １ｄ　　中間室 １ｅ　　スクリーン ３　　ジャケット ４　　リボンスクリュー ７ａ　　ノズル ８ａ　　ノズル

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　一端にジャケット３を設けた同心状の
   ２個の円筒体でスクリーン支持体１を構成し、この支持
   体１を回転自在に支架するとともに、上記同心状の２個
   の円筒体１ａ，１ｂの中間室１ｄには、その外周縁が前
   記外筒１ａの周部に張設したスクリーン１ｅの内面に摺
   接し、その内周縁が前記内筒１ｂの周部に張設したスク
   リーン１ｅの外面に摺接して回転するリボンスクリュー
   ４を設け、このリボンスクリュー４を設けた中間室１ｄ
   の一端を原液の供給室１ｃに、他端を前記ジャケット３
   に連通させ、さらに、前記外筒１ａのスクリーン１ｅの
   外周面及び内筒１ｂのスクリーン１ｅの内周面に臨ませ
   て高圧流体の噴出ノズル７ａ，８ａを配設してなる連続
   加圧ろ過機。
2. 【請求項２】　　請求項１において支持体１とリボンス
   クリュー４の回転方向を互いに逆方向とした連続加圧ろ
   過機。