JP3149424B2 - 遠心脱水機のスクレーパー装置 - Google Patents

遠心脱水機のスクレーパー装置

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JP3149424B2
JP3149424B2 JP12715595A JP12715595A JP3149424B2 JP 3149424 B2 JP3149424 B2 JP 3149424B2 JP 12715595 A JP12715595 A JP 12715595A JP 12715595 A JP12715595 A JP 12715595A JP 3149424 B2 JP3149424 B2 JP 3149424B2
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screw blade
scraper
cylindrical screen
screen
centrifugal dehydrator
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環 小野
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Ishigaki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下水汚泥等の脱水を
する遠心脱水機のスクレーパー装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遠心脱水機で下水汚泥を脱水する
ことはよく知られている。すなわち、この遠心脱水機で
は、高速で回転する円筒スクリーン内に汚泥を供給し
て、固形分と液分とに分離し、円筒スクリーンの内面に
集まった固形分を円筒スクリーン内で回転するスクリュ
ー羽根で搬送し、円筒スクリーンの一端から機外に取出
すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来のス
クリュー羽根では、これを常時円筒スクリーンの内面に
接触させると接触部が摩耗する等の問題があり、円筒ス
クリーンの内面との間にクリアランスを設けている。こ
のため、スクリーン内面に固形物が積層して目詰りを生
じ、スクリーンの脱水機能を低下させている。
【0004】この発明は、上述のような従来の課題を解
決したものであって、その要旨とするところは、遠心脱
水機において、外筒スクリーン内に支架したスクリュー
羽根の外周面に、そのスクリュー羽根の母線方向に複数
本のスクレーパーを配設し、そのスクレーパーをスクリ
ュー羽根の外周方向に等間隔に配列するとともに、スク
リュー羽根に対してその半径方向に可動自在に装着した
ものである。
【0005】
【作用】この発明に係る装置は、上述のように構成して
あるので、スクリュー羽根を高速で回転させると、スク
レーパーが遠心力によって、遠心方向に移動して円筒ス
クリーンの内面に接触し、固形物を掻き取って同時に回
転しているスクリュー羽根で搬送し、機外に取り出すこ
とができる。
【0006】このとき、スクレーパーが、スクリュー羽
根の半径に可動自在に装着してあるので、スクリュー羽
根の回転に伴なって円筒スクリーンの内面に押し付けら
れ、積層せんとする固形物を完全に除去することがで
き、円筒スクリーンの目詰りによる固液分離効率の低下
を防止することができる。
【0007】また、スクレーパーがスクリュー羽根の母
線に沿ってその円周方向に複数本等間隔に設けてあるの
で、スクリュー羽根を高速で回転させてもバランスよく
円筒スクリーン内面に接触し、スクリュー羽根の外周面
が摩耗するのを防止できるのは勿論、スクレーパー自体
が偏摩耗するのを防止することができる。以下、図面に
基づいてこの発明を具体的に説明する。
【0008】
【実施例】図1は、この発明に係る遠心脱水機の要部の
縦断側面図であり、図中、符号1はその周部にスクリー
ン1aを張設した円筒スクリーン、2は、その内部に同
心状に支架したスクリュー軸であり、その外周面に巻回
したスクリュー羽根2aの外周部をスクリーン1aの内
面に接近させてある。
【0009】符号3は、スクリュー羽根2aの外周部に
装着したスクレーパーであって、スクリュー羽根2aの
母線に沿って複数本設け、また、図2に示すようにスク
リュー羽根2aの周方向に等間隔に配設するとともに、
スクリュー羽根2aに対してその半径方向に可動できる
ようにしてある。
【0010】図3は、スクレーパー3のその取付部分の
詳細を示すものであり、スクリュー羽根2aの外周部に
は、その母線方向に沿う溝2bが配設してあり、その溝
2b内には、半径方向に移動自在に可動片4が設けられ
ている。
【0011】上記のスクレーパー3は、その下面を支持
バー5で支持され、この支持バー5と一体にビス6で前
述可動片4に取付けられている。また、スクレーパー3
の円周方向の左右にはエッジ部3aが形成してある。
尚、図1において、矢示イは供給汚泥を示し、符号Sは
分離されたケーキを示し、符号6はモーター、7はカバ
ー、8はろ液の受皿、9はケーキSの排出管を示すもの
である。
【0012】この発明に係る装置は上述のように構成さ
れており、円筒スクリーン1内に供給された汚泥は、円
筒スクリーン1の回転に伴なって、その内面部に押し付
けられ、スクリーン1aによって液分が分離され、ケー
キSが内面に積層する。
【0013】積層したケーキSは、円筒スクリーン1と
僅かの回転差で回転しているスクリュー羽根2aによっ
て出口へと搬送され、排出管9より機外に取出される。
このケーキSを搬送するに当って、この発明に係る装置
では、スクレーパー3がスクリュー羽根2aに対してそ
の半径方向に可動自在にしてあるので、スクリュー羽根
2aの回転に伴なう遠心力によって円筒スクリーン1の
内面に押し付けられ、そのエッジ部3aで積層せんとす
るケーキを剥離してスクリーンが目詰りするのを防止
し、常時効率のよい脱水作業をすることができる。ま
た、スクレーパー3はケーキSを掻き取る際ケーキに剪
断作用を与えて含水率を低下させることができる。
【0014】また、このスクレーパー3は、スクリュー
羽根2aが形成する仮想円筒体の母線に沿って複数本そ
の円周方向に等間隔に設けてあるので、スクリュー羽根
2aがバランスよく回転し、円筒スクリーン1およびス
クリュー羽根2aを高速で回転させても振動したり、偏
摩耗したりすることがなく、装置の寿命を永く保つこと
ができ、この点でも効率のよい脱水作業をすることがで
きる。
【0015】
【発明の効果】このように、この発明は、遠心力を利用
した汚泥等の脱水機において、スクリュー羽根に設ける
スクレーパーをその半径方向に可動自在にすることによ
って、円筒スクリーンの内面に積層せんとするケーキを
適確に剥離して、スクリーンの目詰りを防止し、常時効
率のよい脱水作業をすることができる。また、運転上
も、スクレーパーをスクリュー羽根が形成する円筒面の
母線に沿ってその円周方向に等間隔に配列したので、バ
ランスがよく、高速で回転させても、振動や偏摩耗が生
じることがなく、運転保守管理が容易であり、この点で
も効率のよい脱水作業をすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る装置の概略の縦断側面図であ
る。
【図2】図1のX−X線に沿っての断面図である。
【図3】この発明に係るスクレーパーの取付部の拡大横
断面図である。
【符号の説明】
1 円筒スクリーン 2a スクリュー羽根 3 スクレーパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B04B 3/04 B04B 11/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠心脱水機において、円筒スクリーン1
    内に支架したスクリュー羽根2aの外周面に、そのスク
    リュー羽根2aの母線方向に沿って複数本のスクレーパ
    ー3を配設し、そのスクレーパー3をスクリュー羽根2
    aの外周方向に等間隔に配列するとともに、スクリュー
    羽根2aに対してその半径方向に可動自在に装着してな
    る遠心脱水機のスクレーパー装置。
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