JPH0357345B2 - - Google Patents

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JPH0357345B2
JPH0357345B2 JP21351490A JP21351490A JPH0357345B2 JP H0357345 B2 JPH0357345 B2 JP H0357345B2 JP 21351490 A JP21351490 A JP 21351490A JP 21351490 A JP21351490 A JP 21351490A JP H0357345 B2 JPH0357345 B2 JP H0357345B2
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JP
Japan
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elastic ring
ring
cylindrical
fitted
vibration
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JP21351490A
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転軸に生起される捩り振動を吸収
するためのトーシヨナルダンパの製造方法に関す
る。
〔従来の技術〕
従来から、第3図に示すように、2枚の金属板
12,12を貼り合わせて断面略コ字形のハブ1
1を形成し、前記ハブ11のコの字の内側に、断
面略コ字形のゴム製弾性リング13と金属製振動
リング14を抱持したトーシヨナルダンパが知ら
れている(実開昭50−145991号)。
上記トーシヨナルダンパは、つぎの方法によつ
て製造されるものである。すなわち、まず、金属
板12,12のそれぞれを図上破線で示すように
成形し、この2枚の金属板12,12の間に振動
リング14を遊嵌して金属板12,12同士を溶
接し、振動リング14を2枚の金属板12,12
の中央位置に維持しつつ弾性リング13をモール
ドし、その後、金属板12,12を図上実線で示
すように深く折り曲げる。また第2の方法とし
て、振動リング14と弾性リング13を第4図に
示すような形状にモールドし、これを2枚の金属
板12,12の間に挟んで金属板12,12同士
を一体化する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の製造方法には、つぎの問題がある。
すなわち、弾性リング13をモールドするに際し
て、第1の方法では金属板12,12と振動リン
グ14を、第2の方法では振動リング14を、成
形型のキヤビテイ内へ組み込むものであるため、
この分、作業に手数がかかるとともに、形状や大
きさを異にする複数種類のダンパを製造するたび
にその形状や大きさに見合つた別の成形型を用意
しなければならない。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は以上の点に鑑み、上記従来技術にみら
れる不都合を解消することを目的とするものであ
つて、この目的を達成するため、金属板製のハブ
に円筒部を設け、前記円筒部の外周側に円筒形に
成形したゴム製の弾性リングを嵌着し、前記弾性
リングの外周側に振動リングを嵌着し、前記円筒
部の軸方向両端部をそれぞれ外径方向に折り曲
げ、前記折り曲げにより前記弾性リングの軸方向
両端部をそれぞれ外径方向に折り曲げ、かつ前記
円筒部の軸方向両端部の間に前記弾性リングの軸
方向両端部と前記振動リングとを挟み込むことと
した。
〔作用〕
ハブの円筒部の外周側に予め円筒形に成形した
弾性リングを嵌着し、該弾性リングの外周側に振
動リングを嵌着し、前記円筒部の軸方向両端部を
それぞれ外径方向に折り曲げて弾性リングの両端
部と振動リングをカシメ固定する。弾性リング
は、これを円筒形に単体成形するものである。
〔実施例〕
つぎに本発明の実施例を図面にしたがつて説明
する。
第2図は当該製造方法によつて製造されたトー
シヨナルダンパの完成状態を示し、該トーシヨナ
ルダンパはつぎの方法によつて製造される。
すなわち、第1図に示すように、断面略L字形
の2枚の金属板2,2を互いに貼り合わせて円筒
部3,3を有するハブ1を形成し、前記円筒部
3,3の外周側に円筒形に成形したゴム製の弾性
リング5を嵌着し、前記弾性リング5の外周側に
振動リング7を嵌着し、前記円筒部3,3の軸方
向両端部4,4をそれぞれ外径方向に折り曲げ、
前記折り曲げにより前記弾性リング5の軸方向両
端部6,6をそれぞれ外径方向に折り曲げるとと
もに、前記円筒部3,3の軸方向両端部4,4の
間に前記弾性リング5の軸方向両端部6,6と前
記振動リング7とを挟み込む。したがつて、当該
製造方法によれば、弾性リング5を予め単体成形
するものであるため、該弾性リング5を成形する
に際して他の部品を成形型に組み込む必要がな
い。また弾性リング5の形状や大きさが同じであ
る限り、他の部品の形状や大きさを異にする複数
種類のダンパを製造する場合に1つの成形型を共
用することができる。弾性リング5は円筒形に単
体成形され、極めて単純な形状であることから成
形型のキヤビテイ形状も単純なものとなる。
〔発明の効果〕
本発明のトーシヨナルダンパの製造方法は以上
説明したように、弾性リングを円筒形に単体成形
するものであつて、次の効果を奏する。すなわ
ち、第1に、弾性リングを成形するに際して金属
板や振動リングなど他の部品を成形型に組み込む
必要がなく、この分、作業が簡単になる。従来技
術のように弾性リングの成形に際して金属板や振
動リングを成形型に組み込む場合は一般にゴムを
加硫接着し、これに伴い金属板や振動リングに接
着剤を塗布する作業などが付随するが、本発明に
よればこれらの作業を一切省略することができ
る。第2に、弾性リングの形状や大きさが同じで
ある限り、他の部品の形状や大きさを異にする複
数種類のダンパを製造する場合に1つの成形型を
共用することができる。第3に、弾性リングを円
筒形に単体成形するため、成形型のキヤビテイ形
状を単純なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る製造方法の手順
を示すダンパの半裁断面、第2図は完成状態を示
すダンパの半裁断面図、第3図は公知のダンパの
半裁断面図、第4図は公知のダンパの部分断面図
である。 1……ハブ、2……金属板、3……円筒部、
4,6……軸方向端部、5……弾性リング、7…
…振動リング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属板製のハブ1に円筒部3,3を設け、前
    記円筒部3,3の外周側に円筒形に成形したゴム
    製の弾性リング5を嵌着し、前記弾性リング5の
    外周側に振動リング7を嵌着し、前記円筒部3,
    3の軸方向両端部4,4をそれぞれ外径方向に折
    り曲げ、前記折り曲げにより前記弾性リング5の
    軸方向両端部6,6をそれぞれ外径方向に折り曲
    げ、かつ前記円筒部3,3の軸方向両端部4,4
    の間に前記弾性リング5の軸方向両端部6,6と
    前記振動リング7とを挟み込むことを特徴とする
    トーシヨナルダンパの製造方法。
JP21351490A 1990-08-10 1990-08-10 トーショナルダンパの製造方法 Granted JPH03103638A (ja)

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JPH03103638A JPH03103638A (ja) 1991-04-30
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JPH03103638A (ja) 1991-04-30

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