JPH0356790A - 冷凍サイクルにおける管材の接合方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、冷蔵庫、自動車用空調器、一般建築物用空調
器、店舗のショーケースなどの熱交換器の冷凍サイクル
における管材の接続方法に関する． 〈従来の技術〉 従来より、熱交換器の冷媒流路は、多数の屈曲部を有す
る金属製の管材により構成されている。

上記した管材の内部に流す冷媒には、その用途によって
種々のものが使用され、揮発性の高い媒質が使用された
りする場合もあり、管材自体は勿論、管材の接続部にお
いても高い気密性や液密性、および物理的強度が要求さ
れている．また、冷媒と管材との接触面積を向上させる
ため、内面に長さ方向に沿って複数の溝部を形成した溝
付管材が使用される場合らある。

そこで、従来より、上記したような管材の接続は、例え
ば実開昭６２−１８９５７２号公報で示すように、適宜
なスリーブを２本の管材の端部内に挿着して溶接する方
法が採用されている．く発明が解決しようとする課題〉 しかし、上記したような方法では、管材の内面に形或さ
れた溝部の深さが大きいと、溶融させる金属が大量に必
要であり、特に溶接部が薄い場合や溶接幅が狭い場合に
は、得られる接続部の気密性や物理的強度が、極めて信
頼性に欠けるちのであった。また、直管にＵ字管を接続
して蒸発器を構成する場合，接続部が極めて多いので接
続作業に極めて手間を要する． く課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、第１管材の端部
を雄部とし、第２管材の端部を拡径して雌部を形成し、
上記第１管材の雄部と第２管材の雌部とを嵌挿させると
ともに雄部と雌部との間に耐熱性のリング材を装着し、
雄部と雌部との間隙に熱硬化性樹脂を充填して加熱硬化
させることにより第１管材と第２管材とを接続するよう
にしたことを特徴とする冷凍サイクルにおける管材の接
続方法に関するものである。

また、．内面に長さ方向に沿って複数の溝部を形成した
管材の接続においては、雌部に外方に隆出する嵌合溝を
形成し、雌部に雄部を嵌挿させるとして溝部が存在しな
い嵌合溝に耐熱性のリング材を装着し、雄部と雌部との
間隙に熱硬化性樹脂を充填して加熱硬化させることによ
り第１管材と第２管材とを接続するようにしたことを特
徴とする冷凍サイクルにおける管材の接続方法に関する
ものである。

く実施例〉 以下に本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。

第１図は、熱交換器の一部を示すもので、フィンｌを多
数設けた直管２をＵ字状の連結管３で接続して蛇行状の
熱交換器を構成する． 上記したＵ字状の連結管３を第１管材とし、長尺な直管
２を第２管材とし、その接続構造を第２図に示す。

まず，第１管材３の端部を雄部４とし、第２管材２の端
部を拡径して雌部５を形或し、雄部４に耐熱性のリング
材６を装看する。

そして、第２管材２の雌部５に第１管材３の雄部４を嵌
挿し、リング材６と雄部４の外面、およびリング材６と
雌部５の内面を密着させる．上記した状態において、雌
部５の開放端縁から熱硬化性樹脂７を注入して雄部４と
雌部５との間隙内に充填する。その際、熱硬化性樹脂７
は、リング材６によって管材内部に滴下したり流入する
ことがない． 上記した熱硬化性樹脂７としては、加熱により三次元架
橋反応するような樹脂であれば特に限定するものでなく
、また適宜に添加剤を加えてもよいが、反応により体積
収縮や発泡を生じる樹脂や組成物は適当ではなく、管材
の内部を通過する冷媒等の影響を考慮して耐低温性の良
好なエボキシ樹脂等を使用することが望ましい。

そして、上記した熱硬化性樹脂７を加熱して硬化させる
のであるが、加熱により熱硬化性樹脂７が硬化すると、
雄部４、雌部５及びリング材６が一体的に固定され、高
い物理的強度で両管材を接続することができ、しかちリ
ング材６及び熱硬化性樹脂７が両管材の接続部を気密、
液密に閉塞するものである． 尚、本発明において使用するリング材６は、上記したよ
うな加熱においても溶融したり、収縮したりすることの
ないような耐熱性材料より作製されるものである． 次に、第３図、第４図に示す本発明の他の実施例は、第
１管材３゛及び第２管材２゜は内面に長さ方向に沿って
複数の溝部８を形成した溝付管材である． この実施例では、上記した第１管材３゛の端部を雄部４
゜とし、第２管材２゜の端部を拡径して雌部５゜を形成
する． また、上記した雌部５゛の後方には、プレスなどにより
溝部８が漬れて存在しない環状の嵌合溝９を周設し、雄
部４゛に耐熱性のリング材６を装着して第２管材２゜の
雌部５゜に第１管材３゛の雌部４゛を嵌挿すると、雄部
４゛に装着したリング材６が畑部５゜の嵌合’ｔＭ　９
の内部に嵌着さわる。

上記した状態において、リング材６と雄部４の外面とが
密着し、且つリング材６と雌部５　の嵌合溝９の内面と
が密着するので、雌部５゜の開口端縁から熱硬化性樹脂
７を雄部４゛と雌部５゛との間障に注入して充填すると
、両管材の内部に流入したり滴下することがない。

そして、前記したようにｐＪｌ１硬化性樹脂７を加処工
程において硬化して、両管材を高い接続強度と気密性、
液密性を有する接続をすることができるのである。

以上本発明を図面の実施例に基づいて説明したが、本発
明は上記した実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載の構成を変更しない限りどのようにでも
実施することができる．〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、特殊な技術を用
いなくても極めて簡単に２本の管材を接４ 続することができる。

また、本発明により接続された管材の接続部は、雄部と
雌゛部との間隔内に熱硬化性樹脂を充填してなるもので
あるため、従来の様に溶接による接続や接着剤による接
続と比較して極めて簡単な作業となり、しがち高い気密
性、液密性及び物理的強度を有するものとなる。

さらには、本発明の接続方法には、内面が平滑な管材で
６溝付管材でも使用することができるので、実用的価値
の高いものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の実施例を示すもので、第１図は熱交換
器の一部を示す平面図、第２図は管材の接続状態を示す
一部を欠截した側面図、第３図は本発明の他の実施例の
接続状態を示す一部を欠截した側面図、第４図は第３図
のＩＶ　−　ＩＶ線における断面図である． （符号の説明） ２・・・第２管材、３・・・第１管材、４・・・雄部、
Ｓ・・・雌部、６・・・リング材、７・・・熱硬化性樹
脂。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１管材の端部を雄部とし、第２管材の端部を拡
   径して雌部を形成し、上記第１管材の雄部と第２管材の
   雌部とを嵌挿させるとともに雄部と雌部との間に耐熱性
   のリング材を装着し、雄部と雌部との間隙に熱硬化性樹
   脂を充填して加熱硬化させることにより第１管材と第２
   管材とを接続するようにしたことを特徴とする冷凍サイ
   クルにおける管材の接続方法。
2. （２）第１管材の端部を雄部とし、内面に長さ方向に沿
   って複数の溝部を形成した第２管材の端部を拡径して雌
   部を形成し、上記雌部には外方に隆出して内面の溝部が
   存在しない環状の嵌合溝を形成し、雌部に雄部を嵌挿さ
   せるとともに嵌合溝内に耐熱性のリング材を装着し、雄
   部と雌部との間隙に熱硬化性樹脂を充填して加熱硬化さ
   せることにより第１管材と第２管材とを接続するように
   したことを特徴とする冷凍サイクルにおける管材の接続
   方法。