JPH0356084Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0356084Y2
JPH0356084Y2 JP1986203568U JP20356886U JPH0356084Y2 JP H0356084 Y2 JPH0356084 Y2 JP H0356084Y2 JP 1986203568 U JP1986203568 U JP 1986203568U JP 20356886 U JP20356886 U JP 20356886U JP H0356084 Y2 JPH0356084 Y2 JP H0356084Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
tightening
slip
ring
slip device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986203568U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63107213U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986203568U priority Critical patent/JPH0356084Y2/ja
Publication of JPS63107213U publication Critical patent/JPS63107213U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0356084Y2 publication Critical patent/JPH0356084Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はタイヤ用滑り止め具の締付装置に関
する。
(従来の技術) 従来、タイヤに巻回された状態のタイヤ用滑り
止め具の外側縁に沿つて装着して滑り止め具をタ
イヤに対して締付ける締付装置には第6図にて示
した特願昭61−158339号(特開昭63−13804号公
報)がある。
この締付装置Bは、ゴム等を用いて形成したも
ので、リング31の外周から所要本数の連結腕3
2を突設し、該連結腕32の外端に作動リング3
3を同一体に設けて構成してある。これを第7図
に示す如く、タイヤC周りに巻回した滑り止め具
Dに装着する際には、同滑り止め具D外側縁に沿
つて付設した各掛止フツク34に、輪状のゴムバ
ンド35と共に作動リング33を掛止して用いる
ものであり、作動リング33を拡げた際に強い弾
力を生じる特性を有し、滑り止め具Dが走行中に
生じる遠心力でもつて拡がつてしまうのを防止し
て、タイヤに対する密着力を保つと共に、滑り止
め具Dが芯ずれ現象を起こすのを防止している。
滑り止め具Dの芯ずれ現象とは、無理な走行を
した際に生じた過大な荷重によつて滑り止め具D
がタイヤから浮き上がり中心部が径方向へ大きく
ずれてしまう現象であり、この芯ずれ現象が酷く
なると径方向へずれた滑り止め具DがタイヤCの
内側へ落ち込むと同時に、タイヤCの外周部が同
滑り止め具Dの外側の開口部36が飛び出してし
まう様にして脱落することがある。
したがつて滑り止め具Dの開口部36を覆う様
に前記の締付装置Bを装着するものであつて、そ
の締付装置Bは、上記状態においてタイヤ外周部
が開口部36より飛び出るのを防止し、仮に滑り
止め具Dが芯ずれ現象によつて大きくずれてしま
つた場合にも、滑り止め具Dの脱落を防止し、危
険を回避するものである。
(技術的課題) 本考案は前述した締付装置の改良考案であり、
その技術的課題は、遠心力による拡がりを防止す
る機能と、滑り止め具外側開口部からタイヤ周面
部が飛び出すのを防止する機能とを向上させるこ
とであり、これによつて、タイヤに対する滑り止
め具の密着性を高め、且つ又芯ずれ現象による滑
り止め具の脱落をより確実に防止せしめることを
目的とするものである。
(技術的課題を解決する為の手段) 本考案が上記した技術的課題を解決する為に講
ずる手段は、先端にフツク部を備え且つ基端には
タイヤ外周面に装着したタイヤ用滑り止め具の外
側縁に取付及び取外し自在に掛止する取付部を設
けた所要数の掛止金具と、弾力を生じながら伸縮
する部材を用いて引き伸ばした状態で上記各掛止
金具のフツク部に取付ける小径状の締付リング
と、非伸縮性部材を用いて締付リングより大径に
形成し各掛止金具のフツク部内で保持する外リン
グとで構成したものである。
(作用及び効果) 以上の手段によれば、装着時において、各掛止
金具における長めのフツク部に小径状の締付リン
グを掛止した後、同各掛止金具の基端に設けた取
付部を、タイヤ外周面に装着した滑り止め具の外
側縁に沿つて順次掛止すると、これら掛止金具の
フツク部に掛止された締付リングが弾力を生じな
がら拡げられ、非伸縮性で大径状の外リングが上
記各フツク部にて保持される。
上記締付リングの弾力は各掛止金具を介して滑
り止め具の外側縁をタイヤ中心へ向けて引き込
み、滑り止め具をタイヤに対して密着せしめる。
走行中、滑り止め具に生じる遠心力が締付リン
グの締付力を上回ると、滑り止め具が拡がり始
め、タイヤに対する密着力も低下し始めるが、各
掛止金具のフツク部に非伸縮性の外リングが掛か
り、それ以降遠心力が増大しても滑り止め具は拡
がらず、タイヤに対する密着力は最低必要限度が
保たれる。
また、締付バンド及び外リングは滑り止め具外
側の開口部を塞ぎ、芯ずれ現象が生じた際に上記
開口部からタイヤ外周部が飛び出るのを伸びるこ
となく抑止する。
本考案は以上の如きものであるから、滑り止め
具に大きな遠心力が加わつた際にも、滑り止め具
の拡がりを初期の状態のままに保ち、タイヤに対
する滑り止め具の密着力を常時必要値以上に保つ
ことができる。従つて、滑り止め具のずれを無く
すことができ、このずれに伴なつて生じる滑り止
め具の切断や脱落等を防止することができるもの
である。
また、滑り止め具の外側開口部が所定以上に拡
がるのを防止すると共に、この開口部を締付リン
グと伸びることのない掛止金具及び外リングによ
つて塞いだので、芯ずれ現象が生じて滑り止め具
の外側開口部からタイヤ外周部が飛び出そうとし
た際にも、そのタイヤの飛び出しを上記掛止金具
と外リングとによつてしつかりと抑止することが
でき、芯ずれ現象によつて生じる滑り止め具の脱
落を確実に防止することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
図中Aは締付装置であり、第5図にて示す如き
タイヤ用の滑り止め具Dを、第2図にて示す様に
タイヤC周りに巻回して取付ける際に、滑り止め
具Dの外側縁に装着し、同滑り止め具Dをタイヤ
Cに対して締付けるものである。
上記締付装置Aは、滑り止め具Dの外側縁に掛
止する掛止金具1と、掛止金具1のフツク部1a
に掛止する締付リング2と、同フツク部内で保持
する外リング3とで構成されている(第1図)。
掛止金具1は先端部をU字状に折り曲げて長め
のフツク部1aを形成し好ましくは外リング3の
外れ防止部を形成すると共に、基端側にはタイヤ
Cの外周に装着した滑り止め具Dの外側縁に取付
け及び取外し自在に掛止する取付部1bを形成し
てあり、所要数、例えば5本用意するものであ
り、滑り止め具Dの外側縁に取付けることによつ
てその開口部より内側に突出する。
締付リング2はゴムやスプリング等の様に、弾
力を生じながら伸縮する部材を用いて形成するも
ので、第1図に示した締付リング2の場合ゴムを
用いて成形している。なお、締付リング2は第2
図に示す様に、各掛止金具1を滑り止め具Dの外
側縁に掛止させ、そのフツク部1aに取付けた
際、適度に引き伸ばされて拡開する程度の小径状
の直径に形成するものである。
外リング3は金属ワイヤーや高張力性繊維から
成るロープ等の非伸縮性部材を用いてリング状に
形成して成り、第2図に示す様に、装着状態にお
いて各掛止金具1のフツク部1a内で若干遊動す
る状態で保持される程度の直径にするものであ
る。
第5図にて示した滑り止め具Dはネツト型の滑
り止め具であり、斜め格子状に成形したネツト本
体D′の一端には連結帯4,4を設けると共に、
他端には上記連結帯4,4を差し入れて連結する
連結部5,5を形成し、且つ同本体D′内側縁に
沿つて非伸縮性の締付ロープ6を付設し、外側縁
には掛止金具1を掛止する為の掛止フツク7が等
間隔にて取付けて構成してある。
滑り止め具DをタイヤCに取付ける際には、該
滑り止め具DをタイヤC周面に巻回し、連結帯
4,4を連結部5,5内に差し入れて両端を連結
し、さらに内側の締付ロープ6の両端を連結しネ
ツト本体D′の内側を締付けておく。
締め付け具Aは2本の輪状ゴムバンドFと併用
するものである。このゴムバンドFは滑り止め具
Dの外側縁に付設した各掛止フツク7に沿つて順
次掛止し、これによりタイヤCは巻回した滑り止
め具DをタイヤCに対して正確にセツトすると共
に予備的に締付けるものである。
その後、締め付け具Aの各掛止金具1のフツク
部1aに締付リング2と外リング3を掛止した
後、各掛止金具1の基端取付部1bをそれぞれ対
応する掛止フツク7に掛止して締付リング2を引
き伸ばす。
これにより、第2図に示す如く、締付リング2
が引き伸ばされて略5角形に拡開されると共に、
外リング3は各掛止金具1のフツク部1a内で保
持される。
拡開された締付リング2の弾力は各掛止金具を
介して滑り止め具Dの外側縁をタイヤC中心へ向
けて引き込み、滑り止め具Dをタイヤcに対して
密着させる。
走行中、滑り止め具Dに生じる遠心力が締付リ
ング2と2本のゴムバンドFの締付力を上回る
と、各掛止金具1が外周方向へ移行し、滑り止め
具Dが拡がつてタイヤに対する密着力が低下し始
める。
しかし、各掛止金具1のフツク部1aに非伸縮
性の外リング3が掛り、以後遠心力が増大しても
滑り止め具Dは拡がらず、タイヤCに対する密着
力も必要最低値が保たれるものである。
また、5本の掛止金具1と締付リング2、及び
外リング3は滑り止め具Dの外側開口部を塞ぎ、
芯ずれ現象が生じた際に上記開口部Eからタイヤ
Cの外周部が飛び出るのを確実に防止し得るもの
である。
尚、上記締付装置Aはラダー型の滑り止め具
(不図示)にも無論使用可能であり、また、ゴム
バンドFと併用せずに単体若しくは複数個重ねて
用いても良いものである。
さらに、締付装置Aにおける掛止金具1の形状
と使用数、締付リング2の部材、直径、太さ等は
使用条件や目的に応じて設定するもので、上述し
た条件に限るものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した締付装置を示す正面
図、第2図は同締付装置の装着状態を示す正面
図、第3図は第2図の−線断面図、第4図は
滑り止め具が拡がつた状態を示す正面図、第5図
は滑り止め具を示す一部切欠正面図、第6図は従
来の締付装置を示す正面図、第7図は従来の締付
装置の装着状態を示す正面図である。 図中、A……締付装置、C……タイヤ、D……
滑り止め具、1……掛止金具、1a……フツク
部、2……締付リング、3……外リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端に長めのフツク部を備え且つ基端にはタイ
    ヤ外周面に装着したタイヤ用滑り止め具の外側縁
    に取付及び取外し自在に掛止する取付部を設けた
    所要数の掛止金具と、弾力を生じながら伸縮する
    部材を用いて引き伸ばした状態で上記各掛止金具
    のフツク部に取付ける小径状の締付リングと、非
    伸縮性部材を用いて締付リングよりも大径に形成
    し各掛止金具のフツク部内で保持する外リングと
    からなるタイヤ用滑り止め具の締付装置。
JP1986203568U 1986-12-27 1986-12-27 Expired JPH0356084Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986203568U JPH0356084Y2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986203568U JPH0356084Y2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63107213U JPS63107213U (ja) 1988-07-11
JPH0356084Y2 true JPH0356084Y2 (ja) 1991-12-16

Family

ID=31169020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986203568U Expired JPH0356084Y2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0356084Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS454887Y1 (ja) * 1965-08-05 1970-03-07
JPS5353204U (ja) * 1976-10-09 1978-05-08

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751123Y2 (ja) * 1978-11-29 1982-11-08

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS454887Y1 (ja) * 1965-08-05 1970-03-07
JPS5353204U (ja) * 1976-10-09 1978-05-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63107213U (ja) 1988-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0356084Y2 (ja)
JPH0356085Y2 (ja)
JPH0140724Y2 (ja)
JPH0313362Y2 (ja)
US3195205A (en) Band attaching means for pipe clamp having malleable jaws
JPH0443362Y2 (ja)
JPS63247108A (ja) タイヤ用滑り止め具の緊締装置
JPH021124Y2 (ja)
JPH0356083Y2 (ja)
JP2551152Y2 (ja) タイヤ用滑り止めネット
JP2794525B2 (ja) 緊締バンド伸び防止索条を備えたタイヤ滑止め具
JPH07322Y2 (ja) タイヤ用滑り止めネット
JP2551886Y2 (ja) タイヤ用滑り止め具の外側締付け部材
JPH043841Y2 (ja)
JPH0516480Y2 (ja)
JPS63291710A (ja) タイヤ用滑り止めネットの締付方法
JPH0635689Y2 (ja) タイヤ用滑り止め具の締付装置
JPH084326Y2 (ja) タイヤ用滑り止めネットの締付装置
JP2888277B2 (ja) タイヤ用滑り止め装置
JPH0544608U (ja) タイヤ滑り止め装置のサイド締結具
JP4041871B2 (ja) プーリー固定工具
JPH0421684Y2 (ja)
JPH0611202Y2 (ja) タイヤ滑止具の連結具
JPH0635688Y2 (ja) タイヤ滑り止め具の締付器具
JPS607542Y2 (ja) パラボリツクアンテナの被覆装置