JPH0443362Y2 - - Google Patents

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JPH0443362Y2
JPH0443362Y2 JP1987077515U JP7751587U JPH0443362Y2 JP H0443362 Y2 JPH0443362 Y2 JP H0443362Y2 JP 1987077515 U JP1987077515 U JP 1987077515U JP 7751587 U JP7751587 U JP 7751587U JP H0443362 Y2 JPH0443362 Y2 JP H0443362Y2
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JP
Japan
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tire
slip device
ring
outer ring
inner ring
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JP1987077515U
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JPS63185703U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はタイヤ用滑り止め具の締付装置に関す
るものである。
<従来の技術> 従来、タイヤに巻回された状態のタイヤ用滑り
止め具をタイヤに対して密着させるべく締付ける
には、第8図に示す如くゴム等の伸縮性を有する
ゴムバンド21′を用いていた。
このゴムバンド21′を使用する方法を説明す
ると、先ず滑り止め具B′をタイヤCのまわりに
巻回して同滑り止め具B′両端を連結すると共に、
滑り止め具B′の内側縁を締付けロープにて締付
け、次いで同滑り止め具B′の外側縁を輪状にゴ
ムバンド21′で締付けている。
第8図で示す様に、滑り止め具B′は、その外
側縁をゴムバンド21′による締付け固定をして
いる為、走行中タイヤCが高回転になるにつれ
て、滑り止め具B′に加わる遠心力が増大するの
でゴムバンド21′が伸び、滑り止め具B′がタイ
ヤCから浮き上つたり横ずれしてしまい、滑り止
め具B′が芯ずれ現象を起こす危険性があつた。
滑り止め具B′の芯ずれ現象とは、無理な走行
をした際に生じた過大な荷重によつて滑り止め具
B′がタイヤCの径方向へ大きくずれてしまう現
象であり、この芯ずれ現象が酷くなると径方向へ
ずれた滑り止め具B′がタイヤCの内側へ落ち込
むと同時に、タイヤCの外周部が同滑り止め具
B′の外側の開口部22から飛び出してしまう様
にして脱落することがある。
<考案が解決しようとする技術的課題> 本考案が解決しようとする技術的課題は、走行
中における滑り止め具の遠心力による拡張を防止
する機能と滑り止め具の外側開口部からタイヤ周
面部が飛び出すのを防止する機能を具備させると
共に、この両機能をより強力にすることにある。
<技術的課題を解決するための手段> 上記課題を解決するために本考案が講ずる手段
は、タイヤ外周面に装着したタイヤ用滑り止め具
の外側縁に沿つて取付ける外リングの内側に適宜
な大きさの内リングを同心円状に配置すると共に
外リングと内リングとを連結腕で連結して構成
し、外リングを伸縮性を有する部材で形成し、内
リングと連結腕の一方または双方を非伸縮性の部
材で形成したことを特徴とする。
<作用> 以上の手段によれば、装着時において、タイヤ
外周面に巻回して取付けた滑り止め具の外側縁に
沿つて外リングを取付けると、伸縮性のある外リ
ングが拡開し、内リングと連結腕が外リングを同
リング中心へ向けて引き込むと共に、滑り止め具
をタイヤに対して密着させる。
走行中に生じる遠心力が増大すると、外リング
と滑り止め具とが拡がろうとする。これに伴なつ
てタイヤに対する滑り止め具の密着力が低下し始
めるが、一方または双方が非伸縮性の内リングと
連結腕がこの外リングの拡開に抗してこの外リン
グを強くタイヤ中心に引き込み、滑り止め具のタ
イヤに対する密着力を堅固に保持する。
また、連結腕及び内リングは装着状態における
滑り止め具外側開口部を塞ぎ、特に連結腕は芯ず
れ現象が生じた際に開口部からタイヤ外周部が飛
び出るのを伸びることなく抑止する。
<考案の効果> 本考案は叙上の如く構成したため、滑り止め具
に大きな遠心力が加わつた際にも、一方または双
方が非伸縮性である連結腕と内リングとが滑り止
め具の拡がりを強く抑止し、タイヤに対する滑り
止め具の密着力を堅固に保持することができる。
従つて、滑り止め具のずれを無くすことができ、
このずれに伴なつて生じる滑り止め具の切断や脱
落等を防止することができるものである。
また、滑り止め具の外側開口部が所定以上に拡
がるのを防止すると共に、この開口部を一方また
は双方が非伸縮性である内リングと連結腕によつ
て塞げるので、芯ずれ現象が生じて滑り止め具の
外側開口部からタイヤ外周部が飛び出そうとした
際にも、そのタイヤの飛び出しを上記内リングと
連結腕とによつてしつかりと抑止することがで
き、芯ずれ現象によつて生じる滑り止め具の脱落
を確実に防止することができる。
依つて所期の目的を達成し得る。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図中A1乃至A5は締付装置であり、第3図にて
示す如きタイヤ用の滑り止め具Bを、第2図にて
示す様にタイヤC周りに巻回して取付ける際に、
滑り止め具Bの外側縁に装着し、同滑り止め具B
をタイヤCに対して締付けるものである。
第1図に示した締付装置A1は滑り止め具Bの
外側縁に取付ける外リング1と、外リング1と同
心させて設ける内リング2と、上記外リング1と
締付けリング2とを連結する連結腕3とから構成
しいている。
外リング1はゴムまたは適宜な合成樹脂やスプ
リング等の様に弾力を生じながら伸縮する部材を
用いてリング状に形成するものであり、その直径
はタイヤCに装着した滑り止め具Bの側縁に取付
して適宜な力でこの側縁をタイヤC中心に向けて
締付けるものとする。
内リング2は、ナイロン繊維等引張力に強い高
張力性繊維やワイヤー等の芯材201を内設した
部材を用いて上記外リング1よりも適宜に小径に
形成するものである。
連結腕3は、外リング1と同様前述した伸縮性
を有する部材で形成し、内リング2の外側に複数
を放射状に配置し、外リング1と内リング2とを
一体状に連結せしめているものである。
上記した如き連結腕3で両リング1,2を連結
すると、伸縮性を有する外リング1は第2図にて
示す様に連結部が内側へ引かれるが、同外リング
1と非伸縮性の内リング2とは、等間隔をおいて
定めた外リング1の連結位置と、これに対応する
内リング2の連結位置とを連結腕3に連結するこ
とにより、正確に同心させるものである。
第3図にて示したBはネツト型の滑り止め具で
あり、斜め格子状に形成したネツト本体b1の一端
には連結帯4,4を設けると共に、他端には上記
連結帯4,4を差し入れて連結する連結部5,5
を形成し、さらに同本体b1内側縁に沿つて非伸縮
性の締付ロープ6を付設し、外側縁には締付装置
A1を掛止して取付ける為の掛止フック7が等間
隔にて取付けて構成してある。
滑り止め具BをタイヤCに取付ける際には、該
滑り止め具BをタイヤC周面に巻回し、連結帯
4,4を連結部5,5内に差し入れて両端を連結
し、さらに内側の締付ロープ6の両端を連結しネ
ツト本体b1の内側を締付けて置く。
締付装置A1は適宜数の輪状のゴムバンドDと
併用するものである。このゴムバンドDは上記状
態の滑り止め具Bの外側縁に付設した各掛止フッ
ク7に沿つて順次掛止し、これにより滑り止め具
BをタイヤCに対して正確にセツトすると共に予
備的に締付けるものである。
その後、締付装置A1の外リング1を前記ゴム
バンドDと同様に各掛止フック7に沿つて掛止し
て行く。
而して非伸縮性の内リング2は第2図にて示す
如く伸びようとする外リング1に抗して伸縮性の
ある各連結腕3を介して外リング1を中心方向へ
引き込むことにより、滑り止め具BをタイヤCに
対して強く密着させる。
走行中遠心力が増大すると、外リング1と滑り
止め具Bとが拡ろうとする。これに伴つてタイヤ
Cに対する滑り止め具Bの密着力が低下し始める
が、非伸縮性の内リング2が伸縮性を有する連結
腕3を介して外リング1の拡開に強く抗し、外リ
ング1をタイヤC中心に引き込んで滑り止め具B
をタイヤCに強く密着させた状態で保持する。
また、連結腕3と非伸縮性の内リング2は滑り
止め具Bの外側開口部Eを塞ぎ、芯ずれ現象が生
じた際に上記開口部EからタイヤC外周部が飛び
出るのを確実に防止し得るものである。
第4図に示す締付装置A2は、外リング1と内
リング2を伸縮性を有する前記部材で形成し、連
結腕3のみを前記した芯材301を内設した非伸
縮性の部材で形成したものである。
第5図に示す締付装置A3は、連結腕3と内リ
ング2の両者を非伸縮性の上記部材で形成したも
のであり、タイヤCに装着された滑り止め具Bに
取付けた際、伸縮性のある外リング1をより強く
タイヤC中心へ引き込むと共に前述したタイヤC
外周部の飛び出しを防ぐ力も大きくなる。
第6図に示す締付装置A4は、第1図に示した
締付装置A1において、連結腕3の数を適宜に減
少させたものである。
第7図に示す締付装置A5は内リング2を二重
に形成すると共にこの第1内リング2aと第2内
リング2bとを内連結腕3aで連結し、第2内リ
ング2bを外連結腕3bを介して外リング1に連
結したものであり、第1内リング2aのみを非伸
縮性の前記部材で形成している。この様に内リン
グや連結腕の数を適宜に増加させることにより、
滑り止め具Bの締付力やタイヤ外周部の上記飛出
防止機能をより高めることができる。この場合内
リング及び連結腕のどの部位を非伸縮性に形成し
てもよい。
而して上述した締付装置A1乃至A5は、走行時
においても一方または双方を非伸縮性の部材で形
成した内リングと連結腕によつて伸縮性を有する
外リングを強くタイヤ中心に引き込んで滑り止め
具をタイヤ外面に強く密着させると共に確実にタ
イヤ外周部の飛出防止機能を発揮する。
尚、本考案において締付装置はラダー型の滑り
止め具(不図示)にも無論使用可能であり、ま
た、ゴムバンドと併用せずに単体、若しくは複数
個重ねて用いても良いものである。さらに、締付
装置における外リングの部材、締付リングの部
材、直径、太さ、及び連結腕3の長さ、構成は使
用条件や目的に応じて設定するもので、上述した
条件に限るものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した締付装置を示す正面
図、第2図は同締付装置の装着状態を示す正面
図、第3図は滑り止め具の平面図、第4図乃至第
7図は相互に異なる他の実施例の締付装置を示す
正面図、第8図は従来の滑り止め具の締付方法を
示す正面図である。 図中、A1,A2,A3,A4,A5……締付装置、B
……タイヤ用滑り止め具、1……外リング、2…
…内リング、3……連結腕。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伸縮性を有する部材で外リングを形成し、この
    外リングの内側に適宜な大きさの内リングを同心
    円状に配置すると共に外リングと内リングとを連
    結腕で一体状に連結して飛出防止機能を構成し、
    該内リングと連結腕の一方または双方を非伸縮性
    の部材で形成したタイヤ用滑り止め具の締付装
    置。
JP1987077515U 1987-05-23 1987-05-23 Expired JPH0443362Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987077515U JPH0443362Y2 (ja) 1987-05-23 1987-05-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987077515U JPH0443362Y2 (ja) 1987-05-23 1987-05-23

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Publication Number Publication Date
JPS63185703U JPS63185703U (ja) 1988-11-29
JPH0443362Y2 true JPH0443362Y2 (ja) 1992-10-14

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ID=30925591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987077515U Expired JPH0443362Y2 (ja) 1987-05-23 1987-05-23

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JP (1) JPH0443362Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813845U (ja) * 1971-06-23 1973-02-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813845U (ja) * 1971-06-23 1973-02-16

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JPS63185703U (ja) 1988-11-29

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