JPH0355069B2 - - Google Patents

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JPH0355069B2
JPH0355069B2 JP61181597A JP18159786A JPH0355069B2 JP H0355069 B2 JPH0355069 B2 JP H0355069B2 JP 61181597 A JP61181597 A JP 61181597A JP 18159786 A JP18159786 A JP 18159786A JP H0355069 B2 JPH0355069 B2 JP H0355069B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、拡声による同時双方向性通話を可
能とする電話機用のスピーカフオンの送受話回路
に関するものである。
[従来の技術] 拡声による通話機能を有する電話機は、手を離
した状態で、あるいは、また多人数のものが通話
に参加し得るなど、利点の多い通話手段である。
しかしながら、これまでこの種の電話機(スピ
ーカフオン)としては、交互通話方式のものが実
用化されている。
これは、相互に接近するスピーカとマイクロフ
オンとを同時に駆動させると、受話情報を放射す
るスビーカと送話情報を受けるマイクロフオンと
の間で音響的な結合が発生し、所謂ハウリングが
発生するためである。
すなわち、同時双方向通話のスピーカフオン通
話時に送信系、受信系が共にオンになつているた
め、スピーカから出力される受話信号が必ずマイ
クロフオンに入力され、これが再び送話信号とし
て相手方にエコーとして出力され、またバランシ
ングネツトワーク回路におけるバランス喪失によ
り送話信号がスピーカからの出力されてしまい
(サイドトーン)、共に広義のハウリングとして通
話品質を著しく劣化させる原因となつている。
このため、これまで実用化されているスピーカ
フオンでは、上述のように送受話系を所謂半二重
通話系ないし疑似二重通話系に変更しているのが
現状である。
しかしながら、これら技術手段は、電話回線の
有する本来的な完全二重通信システムという優れ
た利点が全く損なわれてしまつている。会話は、
元来、同時双方向性を有してこそ、通話者間で微
妙なニユアンスの差異をも伝達し得るのである。
そこで、同時双方向通話が可能なスピーカフオ
ンとして、従来次のような提案がなされている。
すなわち、 イ スピーカ室とサブマイクロフオン室との接続
面にはスリツトを設け、スピーカからの音響信
号をこのスリツトを通してサブマイクロフオン
が受信し得るようにする。
ロ メインマイクロフオンとサブマイクロフオン
にそれぞれスピーカから入力された音声信号を
作動アンプに入力し、両信号の同相成分を除去
してハウリングを防止し、メインマイクロフオ
ンから通話者の音声のみを送出する。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の技術には、次のよう
な問題点がある。
イ サブマイクロフオンを設けることによりその
分コスト高になると共に、回路が複雑化する。
ロ ハウジングにサブマイクロフオン室を形成し
なければならず、ハウジングの構造が複雑化
し、設計製造に困難性を伴う。
ハ 作動アンプを駆動するために格別に電源を設
ける必要があり、コスト上昇を招く。
この発明は、これらの問題点に着目してなされ
たもので、安価かつ簡単な構成にてハウリング発
生を防止し得る電話機用スピーカフオンの送受話
回路を提供することを目的とする。
[発明の概要] この発明は、スピーカと一対のマイクロフオン
とを同一のハウジング内に収めた電話機にして、
第1マイクロフオンをして、スピーカからの音響
信号をハウジング部材を介し入力可能に配置し、
第2マイクロフオンをして、音声による送話信号
及びスビーカからの音響信号を空中伝播により入
力可能に配置し、第2マイクロフオンの入力信号
の位相を反転後に第1及び第2マイクロフオンの
入力信号を相殺してから高域フイルターを介して
送出する送話回路部を有する電話機用スピーカフ
オンの送受話回路において、回線からの受話信号
および送話回路部の前記高域フイルタからの送話
信号の高低域周波数を除去する第1のフイルタ
と、前記高域フイルタからの送話信号の低域周波
数を除去する第2のフイルタと、第2のフイルタ
の出力信号の位相を反転する位相制御回路と、位
相制御回路および第1フイルタの出力信号を混合
し相殺してからスピーカより音響信号として出力
する出力回路部とを備え、前記第1のフイルタか
らの出力信号に含まれる送話信号成分を除去して
スピーカへ出力するようにし、スピーカからの受
話音を良好なものとすることができるようにした
ものである。
[発明の実施例] 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は、この発明に係る電話機用スピーカフ
オンの送受話回路の一実施例の概略構成を示す全
体回路図である。
図において、Aは第1のマイクロフオン1、第
2のマイクロフオン2、第1の位相制御手段とし
ての位相制御回路3、非反転アンプ4、調整混合
手段としての可変抵抗器5、高域フイルター7
a、反転アンプ6からなり、通話先へ送話信号を
出力する送信回路部である。
Bは、第1のフイルター8、第2のフイルター
7b、パワーアンプ9、位相制御回路16、オー
トゲインコントロール(A.G.C)10、スピーカ
11などで構成され、通話先からの受話信号を出
力する出力回路部である。12は受話信号と、送
話信号との分離を行うスピーチネツトワークIC、
13は2線−4線交換を行うバランシングネツト
ワーク、14はダイオードブリツジである。
上述の構成において、第2のフイルター7b
は、低域周波数に対し有効なものを使用してい
る。また、第1のフイルター8は、バンドパスフ
イルターが使用され、低域及び高域の周波数に対
して有効である。
第2図は、第1のマイクロフオン1、第2のマ
イクロフオン2、スピーカ11等を収納するハウ
ジング17の外観斜視図である。第1のマイクロ
フオン1は、スピーカ11からの音響信号のみ
を、ハウジング17自体を伝播手段として入力す
るように、ハウジング17内の空中伝播及びハウ
ジング自体を伝播手段として入力するようにハウ
ジング17内部に直付けされている。
送話信号が入力される第2のマイクロフオン2
は、ハウジング17内において、遮蔽板2aによ
り音響的に完全に遮蔽されており、スピーカ11
からの音響信号は、ハウジング17外の空中伝播
によつてのみ入力されるようになつている。
次に、該実施例における作用を説明する。
ハウジング材等を伝播手段として第1のマイク
ロフオン1に入力されたスピーカ11からの音響
信号は、電気信号(受話信号)に変換されて位相
制御回路3に入力され、ここで、位相のずれが補
正されると共に、180°反転されて非反転アンプ4
を介して可変抵抗器5の一端に入力される。
一方、第2マイクロフオン2には、送話者から
の送話信号と共に、スピーカ11からの音響信号
が入力され、ここで、それらが混合された電気信
号となつて出力される。そして、この送受話混合
信号は、アンプ6により、第1のマイクロフオン
から可変抵抗器5に入力されるスピーカ11から
の受話信号とほぼ同レベルに調整されて出力され
る。そしてさらに、この可変抵抗器5の両端に入
力された第1及び第2のマイクロフオンからの各
出力信号は、可変抵抗器5の動作により完全にレ
ベルがバランスした状態で、互いに相殺され、送
話信号のみが取りだされる。
可変抵抗器5から取りだされた送話信号は、さ
らにフイルタ7aに入力され、ここで不要な高帯
域成分が除去された後、スピーチネツトワーク1
2等を介して回線に送出される。
一方、出力回路部Bのフイルター8には、通話
先からの受話信号と、側音効果によつて出力回路
部Bへ回り込んだ送話回路部Aからの送話信号と
が混合された信号が入力される。このフイルター
8はバンドパスフイルターであり、このフイルタ
ー8によつて上記混合信号からは、不要な高低域
周波数成分が除去される。
また、フイルター7bには、フイルター7aか
ら出された送話信号が出力され、不要な低域周波
数成分がカツトされて必要とする中・高域周波数
帯域成分のみが位相制御回路16に入力される。
そして、位相制御回路では、入力された送話信号
の位相を調整した後、さらに、位相を180°反転さ
せて、前述のフイルター8から出力される送受話
混合信号と混合される。ここで、位相制御回路1
6から出力された反転送話信号のレベルと、フイ
ルター8から出力された送受話混合信号に含まれ
る送話信号成分のレベルとは、フイルター7aと
7b間に挿入された可変抵抗器15によりほぼ同
一に設定されているため、送受話混合信号に含ま
れる送話信号成分は、位相制御回路16から出力
される反転送話信号と相殺される。
なお、このようにして相殺される送話信号と反
転送話信号とのレベル合わせは、前記可変抵抗器
15を調整することにより行うことができる。す
なわち、フイルター8から送出される送話音信号
成分と、位相制御回路16から出力される反転送
話音信号は、それぞれ信号経路の周波数特性など
が相違するため、可変抵抗器15を調整すること
で、各々異なる曲線を描いて変化する。従つて、
各々の曲線の交叉する点に前記可変抵抗器15の
抵抗値を設定すれば、両信号のレベルを合致させ
ることができる。
以上により、スピーカ11には、バランシン
グ・ネツトワーク(B・N)の崩れによる送話信
号の出力回路部への廻り込み分が入力されること
はなくなり、必要とする中・高域周波数帯域内の
受信信号成分のみが入力される。このため、スピ
ーカからは、送話音やノイズの含まれない良好な
受話音のみを出力することができる。
また、上記のような適正な受話音のみがスピー
カ11から出力されることにより、送話回路部に
おける受話音の相殺除去も適正になし得るため、
ハウリングの発生を確実に抑えることができる。
さらに、この実施例では、スピーカ11に入力
される信号が、オートゲインコントロール回路1
0によつて適正な範囲のレベル、すなわち、第1
及び第2のマイクロフオンから出力される各信号
の相殺をなし易い範囲のレベルの受話信号となる
ため、より優れたハウリング防止効果を得ること
ができる。
[発明の効果] 以上述べたように、この発明によれば、拡声に
よる同時双方向性通話システムにおいて、ハウリ
ングの発生を適正に防止でき、良好な通話性能が
得られる一方、受話信号の周波数帯域を通話に必
要十分な範囲に特定することにより、回線電源の
みで、通話が可能となり安価に使用できるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る一実施例の概略構成を
示す全体回路図、第2図はハウジングの外観斜視
図である。 A……送信回路部、B……出力回路部、1……
第1のマイクロフオン、2……第2のマイクロフ
オン、3……位相制御回路、7a……高域フイル
ター、7b……第2のフイルター、8……第1の
フイルター、10……AGC回路、11……スピ
ーカ、16……位相制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スピーカと一対のマイクロフオンとを同一の
    ハウジング内に収めた電話機にして、 第1マイクロフオンをして、スピーカからの音
    響信号をハウジング部材を介し入力可能に配置
    し、第2マイクロフオンをして、音声による送話
    信号及びスビーカからの音響信号を空中伝播によ
    り入力可能に配置し、第2マイクロフオンの入力
    信号の位相を反転後に第1及び第2マイクロフオ
    ンの入力信号を相殺してから高域フイルターを介
    して送出する送話回路部を有する電話機用スピー
    カフオンの送受話回路において、 回線からの受話信号および送話回路部の前記高
    域フイルタからの送話信号の高低域周波数を除去
    する第1のフイルタと、前記高域フイルタからの
    送話信号の低域周波数を除去する第2のフイルタ
    と、第2のフイルタの出力信号の位相を反転する
    位相制御回路と、位相制御回路および第1フイル
    タの出力信号を混合し相殺してからスピーカより
    音響信号として出力する出力回路部とを備え、前
    記第1のフイルタからの出力信号に含まれる送話
    信号成分を除去してスピーカへ出力することを特
    徴とする電話機用スピーカフオンの送受話回路。
JP18159786A 1986-07-31 1986-07-31 電話機用スピ−カフオンの送受話回路 Granted JPS6337748A (ja)

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JPH01272355A (ja) * 1988-04-25 1989-10-31 Matsushita Electric Works Ltd ハンドフリーテレホン
JP3226121B2 (ja) * 1992-10-30 2001-11-05 ソニー株式会社 通話装置

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JPS56100596A (en) * 1980-01-14 1981-08-12 Victor Co Of Japan Ltd Howling suppression control device
JPS583430A (ja) * 1981-06-30 1983-01-10 Nec Corp まわり込信号抑圧装置

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